スポーツ
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スポーツ 2018年07月25日 11時30分
4連敗のオリックス、借金生活突入に福良監督「ズルズルいくわけにはいかない!」
オリックス 1-7 埼玉西武▽24日 12回戦 オリックス4勝7敗1分けメットライフドーム 観衆 15,990人 怪我人が続出する中、何とか踏ん張って貯金生活を維持していたオリックス・バファローズ。しかし、20日からの千葉ロッテ(ZOZOマリン)で3連敗を喫したことで、借金が「0」になり、勝率が5割に。24日からは首位・西武と、27日からは2位・日本ハムとそれぞれビジターで3連戦(計6連戦)に突入。移動日はあったが、ZOZOマリンからの9試合は厳しいロード。連日の猛暑により、マリンとメットライフのグラウンドは半端ない暑さとなっており、練習を終えた選手たちからは「暑い」「ヤバイ」といった声が多く聞かれていた。 連敗を止めるべく、カード頭の先発に復帰した“エース”金子千尋は3回、メヒアに7号2ランを浴びると、4回には外崎修汰の内野ゴロの間に1点。さらに7回、この日2打数2安打と打たれていた森友哉に10号2ランを打たれてしまい6回1/3を投げて、8安打5失点でKO。打線も西武の先発、多和田真三郎を前にこの日昇格し、2番でスタメン起用された宮崎祐樹が6回に3号ソロを放つも、散発の5安打でこの1点止まり。金子は(4勝)6敗目。オリックスは、6月1日以来の借金生活突入となる。 試合後、福良監督は「金子は悪くなかったと思うけどね。きょうはボールは良かったと思う。辛抱できなかった。野手が打ってあげないと。もうちょっと打ってほしいですね。(怪我人が離脱していることは)チャンスですからね」と金子のピッチングを評価する一方、打線に関しては奮起を促した。さらに、借金生活に突入したことを伝えられると、「明日からやっていくしかない。踏ん張っていかないと。ズルズルいくわけにはいかないから」と前を向いた。 この日勝てば自身の勝率も5割になった金子は「援護というか、先に点を取られてしまっていますから。2本ホームランを打たれてしまっている。意識しすぎてランナーを溜めてもいけないですけど、だからといってホームランを打たれてもいけないので」と険しい表情で自身の投球を振り返り、「きょうは何としても勝ちたかった。申し訳ない気持ち」と悔しさを口にし、バスに乗り込んだ。 今年のオリックスはズルズルいかない安心感のようなものが芽生え始めていたが、4月5日からの5連敗以来となる大型連敗、しかもAクラス争いを繰り広げているこの時期の連敗は、ここ数年見られてきた「ズルズルいく」最大の危機かもしれない。まずは25日の試合で、連敗ストッパーと借金返済の仕事を予告先発のディクソンに託す。文・取材・写真 / どら増田、垪和さえ
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スポーツ 2018年07月25日 06時00分
女子バレー、監督・中田久美も元日本代表・大山加奈も絶賛する“若手選手”に注目
元バレーボール選手の大山加奈が24日、TBSの『2018世界バレー女子大会』公式サイト内のブログを更新。「2年後の今日、東京オリンピック開幕!」というタイトルで、この2年が選手たちにとって“勝負”になると現役選手を激励した。自身の公式ブログでも、バレーボール関連のイベント報告などを行っている。 大山と言えば、バレーボールの名門校である下北沢成徳高校出身。在学中の2001年に全日本代表に初選出され、翌年2002年に代表デビューを飾った。さらに2003年のワールドカップでは、大山と同じ19歳だった栗原恵と“メグカナ”の愛称で人気を集めた。2010年に現役を引退して以降は、解説者やコメンテーターとしても活躍している。 そんな大山は、6月3日の投稿で“期待している選手”について言及。その選手とは、大山と同じ下北沢成徳高校出身の黒後愛だった。春の高校バレーで2連覇、さらに2年連続でMVPを獲得するなど、“ポスト・木村沙織”と言われる選手である。バレーボール全日本女子監督の中田久美も、4月に開かれた会見で、新エースとして黒後の名前を挙げていた。今、最も注目されている選手ということだろうか。 しかし、黒後への期待は今に始まったことではない。というのも、将来が期待されるスポーツ選手を応援するドキュメンタリー番組『ミライ☆モンスター』(フジテレビ系)で、黒後は過去に4回も特集されているのだ。春の高校バレーで2連覇を果たす前から、すでに注目されていたことになる。そんな黒後のインスタグラムには「黒後選手を番組で見てからバレーボールを始めました。今私はバレー部のキャプテンです」「バレー部の娘とミライモンスターを毎回見ていました。愛ちゃんの今後の活躍が楽しみ」といったコメントが多く見受けられる。同番組で黒後の存在を知った人も多かったようだ。 来月8月には“アジア版オリンピック”とも称されるアジア大会、そして9月には世界バレー女子大会が開催される。黒後はパワフルなスパイクを得意としているが、中田監督は、21日の『Volleyball Channel』(BSフジ)のインタビューで「世界のトップレベルでは、パワーだけでは通用しない。そのパワーをテクニックにどう生かしていくのかが、黒後のこれからの課題」と辛口コメントを残している。これも2年後の東京オリンピックを見据えてのことだろう。この夏、エースの最有力候補と言われる黒後から目が離せない。記事内の引用についてTBS公式サイト内「パワフルカナのLOVE世界バレー」よりhttp://www.tbs.co.jp/sebare/ooyama_blog/o54.html
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スポーツ 2018年07月24日 21時15分
新日本G1、Aブロック序盤はオカダが笑顔の巻き返し!みのるが連勝のジェイを制裁!
新日本プロレス真夏の最強決定戦『G1クライマックス28』は、序盤の7大会を終えた。各地で札止め、満員を連発し、会場は活気に満ちあふれている。 Aブロックは各選手が4試合を消化し、棚橋弘至、ジェイ・ホワイト、EVILの3選手が3勝1敗でトップに。真壁刀義、マイケル・エルガン、オカダ・カズチカ、鈴木みのるが2勝2敗で追う展開だ。期待のYOSHI-HASHI、ハングマン・ペイジは善戦しているが、1勝3敗と厳しい闘い。バレットクラブOGのバッドラック・ファレは1勝3敗。ファレはユニットを立ち上げた当時に原点回帰し、反則を繰り返して、優勝候補のオカダからは白星を挙げるなど優勝より存在感をアピールすることを優先させている。3つの負けはいずれも反則負けであることから、Aブロック唯一の厄介者と化している。 思わぬ連敗スタートで心配されたオカダだが、同門のジェイに敗れた翌日は、反則暴走で負けたことについて「同じユニットだから許す」と発言。セコンドの介入でファレに敗れた後も「どんな勝ち方だろうが負けは負け。こっからしっかり勝って、勝って、勝って勝って勝って勝って勝って、何回勝つか?ずっと勝って、とりあえず笑顔で!」と前向きだった。 オカダは今回のG1のテーマに「笑顔」を掲げている。これまでの豪華なガウンではなく、外道とともにかわいいイラストが描かれたTシャツを着て、風船を持ちながら笑顔で入場し続けている。髪の色も金から赤に変わった。現在は色が抜けてピンク系。今年の1.4東京ドーム大会で「自分自身も変化をしないとつまらない」とタイツをパンタロンに変えて以来の大イメージチェンジを果たした。 オカダはペイジ戦で連勝を止めると、続く真壁にも勝利し勝率を5割に戻した。リング上では珍しく「何も話すことはない」とかつての天龍源一郎さんのような発言をしてファンを驚かせた。ただ、インタビューブースでは「『頭がおかしくなって終わり』って言われたくないですから。風船持って遊んでるだけ、そんなふうに思われたくないからね。風船持って、遊んで、頭おかしくなって、勝って、カッコよくて、優勝します」とイメチェンへの批判を受け止めつつ、優勝宣言した。 たび重なる反則や暴走ファイトで、開幕からオカダ、棚橋、エルガンを相手に3連勝したジェイだが、鈴木みのるには“高校デビュー”ならぬ“G1デビュー”したジェイのヒールファイトは通じなかったようだ。ジェイはそれまでの3戦のように序盤から場外の鉄柵や、リングのエプロンに叩きつける荒々しい攻撃で、主導権を握ろうとした。しかし、リングに戻るとみのるの関節技地獄に捕まり、動きを止められてしまう。みのるの執拗な関節技や打撃により、G1では初めてジェイの弱い部分を露呈してしまった。 最後はジェイが急所を殴ろうとしたところを、鈴木が両手でブロック。ジェイの顔面に強烈なエルボーを放つと、一気にゴッチ式パイルドライバーを炸裂させ、3カウントを奪取。わずか10分でジェイの連勝を止めて見せた。 試合後、みのるは「貴様はな、やっと一人で歩き始めた小僧にしか過ぎないんだよ。誰にケンカ売ってんだよ。そのお前のスイッチブレードとやらで喉を掻っ切ることか?後ろから仲間を襲うことか?違うよ」とジェイを諭した。さらに胸を叩きながら「本物のケンカは何に対してでも折れないここだ!ここ!貴様なんかにな、オレが折られてたまるか」とジェイを叱咤した。 みのるも、棚橋、真壁を相手に連敗していただけに、YOSHI-HASHIに続いて、大物食いをしてきたジェイに勝って勝率を5割に戻せたのは大きい。一方のジェイはこれで勢いが止まるのか?次回は27日の浜松大会でYOSHI-HASHIと対戦する。 首位の棚橋はジェイに敗れたものの「過去は変えられない!ここ何年か、ずっとパッとしなかった棚橋も変えられない!ならばどうする?最高の今を見せてやるよ!」と気持ちを切り替えた。ペイジには完勝したが「オレに預けろよ」とペイジの実力を評価し、ペイジも「棚橋とは友好的な試合がしたかった」と試合後に述べている。棚橋は開幕戦で膝を痛めつけられたものの、みのるに勝っているのが大きい。27日の浜松大会では真壁と対戦する。 Aブロックの不気味な存在はやはりEVILだろう。EVILは開幕戦ではエルガンに力負けしてしまったが、その後はYOSHI-HASHI、真壁に連勝。ファレ戦は反則勝ちを収めて3連勝を収めている。因縁の棚橋とは8.2大阪大会、オカダとは8.5福岡大会で、ジェイとは8.10日本武道館大会でそれぞれ対戦する。この3試合を勝ち越せるかどうかが鍵になりそうだ。27日の浜松大会では、この日が誕生日のペイジとの対戦が組まれており、足もとを救われないよう気をつけなければならない。療養中の盟友、高橋ヒロムの思いも背負って参戦しているだけに、決勝進出を目指すEVILにとって負けられる試合はひとつもない。 7.27浜松、7.30高松、8.2福岡、8.5大阪の中盤戦は、どんなドラマが待ち受けているのだろうか?取材をしていて驚いたのだが、イメチェンしたオカダは棚橋よりも明るさを放っていた。そして何よりあか抜けていたのがとても印象的で、今年のG1は絶対王者時代とは違う形で勝負してやろうという気概を感じた。笑顔のオカダは一度見ておいたほうがいいと思う。取材・文 / どら増田写真 / 舩橋諄
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スポーツ 2018年07月24日 17時30分
同時日本一なら史上初?共に首位を走るカープとサンフレッチェ
共に広島県を本拠地とするチームである、プロ野球・広島東洋カープとサッカーJ1・サンフレッチェ広島。どちらのチームも近年複数回の優勝を飾るなど実績を残しているが、今シーズンも現時点ではそれぞれ好調な戦いぶりを展開している。 20日から22日にかけて行われた2位巨人との3連戦を全勝し、ゲーム差を8にまで広げた広島。2位以下の追撃を難なく跳ね返し続けるなど、独走態勢は揺るぎなく、早ければ27日にも球団史上最速となる優勝マジックが点灯する可能性も出てきた。 他5球団を圧倒する広島の戦いに、ネット上では早くも白旗を挙げる人も少なくない。現在チームはセ・リーグ2連覇中だが、その数字が“3”となる可能性は日に日に大きくなっているようだ。 カープに負けじと、こちらも首位を走っているのがサンフレッチェ広島。22日に行われた最下位名古屋グランパスとの一戦では、痛い引き分けを喫したものの、それでも2位のFC東京とは勝ち点差7がついている。降格スレスレの15位となった昨シーズンの悔しさを晴らすため、今後も着実に勝ち点を積んでいきたいところだろう。 仮にこのまま首位を守り切ると、カープは3年連続9回目の、そして、サンフレッチェは2015年以来3年ぶり4回目のリーグ優勝となる。また、同じ県を本拠地とするプロ野球・サッカーのチームが同時優勝するとなれば、2010年の中日・名古屋グランパス以来史上2度目の例となる。 ちなみに、プロ野球側の優勝を「リーグ優勝」ではなく「日本一」と捉えた場合、前述の例は対象外となる(中日が日本シリーズでロッテに敗れたため)。つまり、広島がここ2年惜しくも逃している日本一を手中に収めることができれば、晴れて史上初の快挙が成し遂げられることにもなるのだ。 先の「平成30年7月豪雨」では県内各地に甚大な被害が発生するなど、予期せぬ天災に見舞われた広島県。その土地の名を冠する2チームは、県民に勇気と感動をもたらす栄冠を勝ち取ることはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年07月24日 17時20分
勝ち星・内容で高いハードル 9月場所の御嶽海が臨む大関取り
13勝2敗の成績を残し、大相撲7月場所を制した関脇御嶽海。3横綱1大関が休場という“追い風”を、見事に生かし切った形となった。また、躍進を遂げた今場所の成績を受けて、複数メディアからは次の場所である9月場所が大関取りの場所となるということも報じられている。 5月場所後の栃ノ心以来となる新大関誕生となれば、好角家たちにとっては喜ばしい出来事となることは間違いない。また、他の力士たちにも、非常に大きな刺激がもたらされることだろう。しかし、これがそう簡単な話ではないこともまた事実だ。 「三役直近3場所で33勝」という、大関昇進の大まかな目安。これを額面通りに捉えるならば、5月場所で9勝、7月場所で13勝を挙げている御嶽海には、来場所11個の白星が求められることになる。ただ、御嶽海が三役で2ケタ以上の白星を挙げたのは今回が初めてで、三役以外幕内を合計しても2ケタ以上は今回を含めて17場所中5場所だけ。また、目安をクリアする11勝以上となると、その数は3場所とさらに減少、確率にすると約17.6%となる。これだけを見ても、昇進への道のりが容易ではないことが大いに伺える。 加えて、前述の報道の中では、昇進を判断する阿武松審判部長が相撲内容も重視する意向であるということも合わせて伝えられている。冒頭でも触れたが、今場所は上位陣に休場が相次いだということが大きな理由だろう。 8場所連続休場中である横綱稀勢の里の出処進退は不明だが、恐らく白鵬・鶴竜の2横綱、そして、昇進早々カド番となる大関栃ノ心は9月場所で土俵に戻って来る。この3人に対する御嶽海の過去の対戦成績は、白鵬に2勝6敗(2017年3月場所の不戦勝を含む)、鶴竜に3勝4敗、そして、栃ノ心に2勝5敗。内容面で好印象を植え付けるには、こうした分の悪さも覆さなくてはならない。 勝ち星・内容で高いハードルが課せられている御嶽海の大関取り。気鋭の25歳は、この難題にどのような答えを出すことになるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年07月24日 11時50分
登坂絵莉「東京2020で2連覇目指す」 松島幸太朗らと五輪への決意語る
登坂絵莉(レスリング)、松島幸太朗(ラグビー)が23日、都内で行われた「オメガ東京2020リミテッドエディションズ プレス向け発表会」に出席した。両選手は東京2020オリンピックに向けての決意や、スポンサーでもあるオメガに関連して時間と試合の関係について考えを発表。他に、本発表会には、松田丈志(競泳)、楢﨑智亜(スポーツクライミング)、小川航基(サッカー)も出席した。 前回リオ大会では、試合終了13秒前に勝利を決定づける技を打ち出した登坂。司会者は「試合中に時間は気になるものか」と質問を投げかけた。前回大会を振り返りながら登坂は、「時間は気にしながら試合をしています。あのとき最後に時間を見たのは、残り40秒くらいだったのかな……それからは無我夢中で記憶がない。一つ取れれば勝てる状況だったので、絶対に取ってやるという気持ちだった」と語る。その結果、手にしたのが前回大会は金メダルだったが、金メダルを取って人生は変わったか聞かれると、「変わったのかな、変わったと思います」と戸惑いながら、最も変わった変化については「会いたい人に会えた」と告白。歌手の西野カナと出会えたことが変化だと語った。 故障していた時期について聞かれた登坂は「いつか復活してやる」という気持ちで挑んだことを語り、今も東京2020に向けて努力していることを明かす。レスリングは残り1年ほどで代表選手が決まることに触れ、2020年で2連覇を目指すと力強く語った。 同じく東京2020に寄せる思いを聞かれた松島は「オリンピック種目なので、楽しみの1つ」と語り、2019年に控えたラグビーワールドカップではベスト8位に入るという目標を明かした。「前回大会も惜しい試合だったので、最後の部分で勝ち切れるようになりたい」と、前のめりに気持ちを語った。
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スポーツ 2018年07月24日 06時10分
【DeNA】苦手タイガースにまたも負け越しも…期待したい強力打線復活!
☆理想のスタメン ここまで3勝8敗と大きく負け越している、苦手タイガースとの3連戦。しかし、ベイスターズには待望のホセ・ロペスが帰ってきた。ミスターJulyの桑原将志は絶好調で、筒香嘉智も暑くなるにつれ調子を上げて来た。ラミレス監督も「理想に近いオーダー」と自信のコメントを口にするなど、期待の大きいホームでの三連戦。先発投手陣も東克樹、石田健大、今永昇太の左腕3枚を立て、一気に上昇気流に乗りたいところだった。☆またも負け越し 金曜日の初戦、6月30日以来の登板のルーキー東が、初回に北條に被弾し先取点を許す。しかし、その後はブランクを感じさせないピッチングを披露。6回1アウトを取った時点で、左手人差し指の皮が剥け無念の降板も、被安打2、失点は初回のみの上々のピッチングを披露した。打線は初回、いきなり桑原の先頭打者ホームランで追いつくと、2回にはデッドボール、送りバントから連続タイムリー。盗塁を絡め、再び連続タイムリーと、往年のマシンガン打線を彷彿とさせる攻撃で、4点をもぎ取り試合の主導権を握った。7月に入り絶好調の桑原は、サイクルヒットを達成し、試合は10-3の大勝。大事な初戦を理想的な形で勝利した。 土曜日は前日から復帰のロペスが活躍。1点ビハインドの2回、筒香をランナーに置いて、レフトスタンドへ逆転のツーランホームランを放ち、試合をひっくり返す。しかし、先発石田がピリッとせず、特にベイスターズ戦では深い眠りに付いていたロサリオに2被弾。復帰の糸井にはライトスタンドへ弾丸のスリーランを許し、3回を被安打7、6失点と炎上。被ホームランはリーグワーストの15本となってしまった。打線はネフタリ・ソトのホームランと、桑原、筒香のタイムリーで3点は返したものの、5-7で敗戦。前日の勢いに乗る事が出来ず、後味の悪い敗戦を喫してしまった。 日曜日は前回7回2失点と、復調気配の今永が先発。しかし、この日は初回から制球が安定せず、2フォアボールを与えた後にタイムリーと、苦しい立ち上がり。その後も立ち直る気配を感じさせず、2回にはナバーロに、3回にはロサリオにホームランを打たれ、3回を被安打7、5失点で降板。前日の石田と同じような形で炎上してしまった。打線は今季4戦全敗の天敵メッセンジャー対策として、セカンド・ソト、ライト・梶谷を起用した超攻撃型打線で挑んだ。1点ビハインドの初回にソトが同点弾を叩き込み、策がハマったかのように見えたが、大量得点を得たメッセンジャーは7回を3安打、89球で2失点にまとめる余裕の投球。代わった高橋、谷川から5点を奪ったが、7-11で悔しい敗戦を喫した。☆打線に期待 この3連戦は残念ながら負け越してしまったが、ロペスの帰ってきた打線は明らかに迫力が増した。リードオフマン桑原も打率3割に届きそうな勢いで、優良助っ人ソトの好調も心強い。指揮官から「前半戦のMVP」と評された宮崎敏郎のペースダウンは気掛かりだが、故障者続出だった交流戦時から比べれば、得点力は格段に上がっている。 ここまで強力リリーフ陣の踏ん張りで星を拾ってきたベイスターズ。先発左腕達が調子に乗れないのも誤算。だからこそ、夏場からの苦しい時期、今度は打撃陣がチームを勢いに乗せて行く番。宮崎、筒香、ロペスのクリーンアップトリオは全員打率3割超えでホームラン15本以上放っている。トレードで獲得した伊藤光も打てるキャッチャーだ。打線の爆発で、カープへのコンテンダーとなる。取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2018年07月23日 17時30分
16球団構想再燃?ロッテ入場者100万人突破でも消えない買収説
“球団買収”問題で揺れる千葉ロッテマリーンズが、7月22日の対オリックスで2万6548人の観客を集め、今季主催試合の入場者が100万人を突破した。46試合目での大台到達は、2007年と並び最速だ。「ロッテも観戦者のリピーター率の高い球団です。地元・千葉に定着しているようですし」(スポーツ紙記者) 衣料品通販サイト「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥデイの前澤友作社長(42)が「プロ野球球団を持ちたい」とツイッターで発言したのは、7月17日だった。その後、前澤氏は「シーズン終了後に球界へ提案するためのプランを作ります」と言ったが、具体的な動きは見せていない。 一般論として、過去にこの手の話が明るみに出たときは、決定した後か、御破算になっているかのどちらかだった。しかし、今回はそうではないらしいのだ。「スタートトゥデイは16年12月から10年間、マリンスタジアムの命名権を獲得しています。総額31億円です。この命名権獲得ですが、前澤氏にすれば、2度目の挑戦で得たものでした。10年11月は他社に負けており、でもその2か月後、『個人的に』と、マリンスタジアムの施設運営基金に1億円を寄付しています」(球界関係者) こういう情報を聞かされると、前澤氏の「球団を持ちたい」発言は、売名行為ではなかったことが分かる。「命名権に失敗した10年11月以降、あるプロ野球チームの経営幹部が前澤氏と接触したそうです。球団を買収するつもりがあるのかどうかを尋ね、その時点では、前澤氏は断ったと聞いています」(前出・同) 売却の話を持ちかけたのは、ロッテではないそうだ。時期的に考えて、旧横浜ベイスターズの関係者ではないだろうか。前澤氏は地元愛が強い。「球団を持つのなら、千葉」と決めていたのかもしれない。 また、こんな情報も聞かれた。前澤氏がツイッターで発信する一週間前だった。伊東勤前監督が新聞紙上でロッテ批判を展開している。16年オフ、自身が続投の要請を受ける条件として外国人選手などの補強を強く求めたが、その約束が反故にされた、と。そのコラム記事を指して、「前監督の言葉なら、影響力も大きい。ファンも前監督の言葉を認識しており、『揺さぶり』を掛けるのなら、今が絶好のタイミングだと思ったのではないか」(ベテラン記者) と見る向きもある。 100万人の大台突破を果たした22日、山室晋也球団社長は「例年以上のファンの熱気を感じています」と、朗らかな表情で語っていた。当たり前だが、売却説を否定した17日とは全く違う。「ロッテは累積赤字が40億円近くあったと聞いています。それをコツコツと返済し、今では5億円程度まで減ってきた。これからというときに、今回の一件ですからね。関係者はけっこうショックを受けています」(前出・関係者) 米フォーブスなどの経済誌によれば、スタートトゥデイの社資産は5500億円、前澤氏の個人総資産は3330億円とあった。プライベートジェット機でサッカー・ワールドカップの決勝戦を観戦し、女優・剛力彩芽と交際中…。飛ぶ鳥を落とす勢い、時代の寵児である前澤氏なら、プロ野球チームを買収するのもさほど難しいことではないだろう。だが、プロ野球界は敵対的買収のできる世界ではない。保守的で、連帯感も強い。「ホリエモンこと堀江貴分氏が前澤氏を応援するような書き込みをしています。『16球団構想』の話も出しており、その話を進めるのなら、プロ野球界は4球団を増やさなければなりません。この構想を加速させようとしているのではないか」(前出・ベテラン記者) 近鉄とオリックスの合併騒動に揺れた04年、新潟、金沢、松山などで「招致の会」が発足された。その規模はさまざまだが、自治体はプロ野球チームの誘致を地域振興の目玉に考えたが、既存の守旧球団のなかに入る難しさを知り、頓挫してしまった。だが、今回の“つぶやき”が球界再編の端緒となる可能性は高い。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2018年07月23日 17時20分
オリックス担当記者が分析、福良監督が12球団最多試合登板の吉田一を気遣うチーム事情
オリックス・バファローズは、2位の北海道日本ハムファイターズには2勝1敗と勝ち越したものの、千葉ロッテマリーンズには3連敗。ソフトバンクとともに4位タイに転落。貯金もいよいよ底をついてしまった。 24日からは、このシチュエーションを想定していたかのように、首位・埼玉西武ライオンズ(メットライフドーム)、2位日本ハム(札幌ドーム)のビジター6連戦が待ち受けている。先月末もまったく同じ並びで、西武から日本ハムに続くビジター6連戦を行っており、西武とは1勝1敗1分け、日本ハムには2勝1敗の結果を残している。6月から7月にかけて怪我人が続出している中、5割を維持しているのは2014年以来の大健闘と言えるが、今週の6連戦は勝ち越せるか否かによって、今後の優勝争い、CS進出(Aクラス)争いに与える影響は大きいので、全力で踏ん張らなければならない。▼7月16日〜22日 オリックス戦績【対 北海道日本ハム 京セラドーム大阪】7月16日●西勇輝 1-4 有原航平○7月17日○ディクソン 11-0 マルティネス●※完封7月18日○澤田圭佑(先発は金子千尋) 2-3 村田透●【対 千葉ロッテ ZOZOマリンスタジアム】7月20日●比嘉幹貴(先発はアルバース) 7-8× 内竜也○(先発は酒居知史)※延長10回7月21日●山岡泰輔 1-2 ボルシンガー○7月22日●吉田一将(先発はローチ) 3-7 涌井秀章○※86試合41勝41敗4分け。首位・西武と6.5ゲーム差のパ・リーグ4位タイ。 先週の明るい話題といえば、“Mr.ナックルカーブ”ディクソンの完封勝利に尽きるだろう。12球団で唯一先発ピッチャーの完投がなかっただけに、ディクソンの復調は後半戦の大きな力になる。146球の力投を今後に繋げてもらいたい。打線では、“ラオウ”杉本裕太郎が17日に今シーズン2本目となる2号満塁ホームランを放ち、右の日本人大砲の片鱗を見せつけた。また、大学の後輩でもある吉田正尚は自身最多となる13号、14号と2本のホームランを2試合連続でスタンドに叩きこんでいる。大城滉二もチーム事情から、セカンドより不慣れな外野を守る機会が増えたが、身体能力の高さが伺える好プレーには、福良監督も「素晴らしい」と高評価。打率も.270前後をキープし、出塁率は.335と、出塁率.331の福田周平との1、2番コンビも定着してきた。 心配なのは、中継ぎ陣に疲れが見え始めたこと。22日に1アウトも取れずにKOされた“7回の男”吉田一将は、この日がなんと44試合目の登板。全試合の半分以上は投げていることになる。チームはもちろん、12球団でも登板試合数は最多だ。先月の横浜DeNAベイスターズ戦から、不調の黒木優太に代わり、セットアッパーに任命されると、主に7回を任され、“オリの神童”山本由伸、“新守護神”増井浩俊とともに勝ちパターンの一角を担っている。「仕方ない。3連投で可哀想なことをした。ここまで頑張ってくれてるだけにね」 22日の試合後、福良監督はKOされた吉田一に対して気遣うコメントを出した。福良監督が中継ぎピッチャーに対して「可哀想」と口にするのは異例なこと。ロッテとの3連戦では、“投げる闘争心”近藤大亮も回跨ぎを含む3連投。由伸は20日の試合で勝ち越され救援に失敗している。12球団屈指の中継ぎ陣から話を聞くと「暑さにやられている」という話を話す選手が多かった。“さわちゃん”の愛称で親しまれていた澤田圭佑も脇腹を痛めて戦線離脱。ここまで中継ぎ陣に依存せざるを得なかった歪みが表に出始めている。 ファームで調整中の黒木や、小林慶祐といった昨年ルーキーイヤーに活躍した実績のある2人の再昇格が待たれるところだ。また、春季キャンプを一軍で過ごし、今シーズンファームで15試合にリリーフとして登板し、防御率0.00をキープしている鈴木優を思い切って上げてみるのも面白い。優と同期の左腕、齋藤綱記がまずまずの投球内容を披露しているだけに、150キロを超えるストレートを一軍のマウンドでも投げてもらいたい。 先発陣では勝ち星は付いていないが、“エース”金子千尋、“オリの逸材”山岡泰輔が完全復調まであと一歩のところまで来ている。“開幕投手”西勇輝も球数は投げられるピッチャーなだけに、この3人を軸に完投試合を増やしていければ、中継ぎ陣の負担も減り、優勝争いができるチームとして現実味を帯びてくるのだと思う。 前半戦は新外国人左腕アルバースとルーキーの田嶋大樹といった新戦力が先発陣を引っ張ってこの位置にいるだけに、もともといた戦力が本来の力を発揮すれば12球団ナンバー1の投手王国になる。あとは打線の奮起に期待するしかないが、今のオリックスは若い選手が中心なだけに、経験が足りないが故のミスもかなりあるかもしれないが、ミスを恐れない怖いもの知らずだからできる積極的なプレーが毎試合のように見られるようになった。打線に関してもシーズンが佳境に入ったときに、小谷野栄一ら経験のある選手が戻ってくれば層はかなり厚くなる。 宮内義彦オーナーがオフになると毎年のように話している「現有勢力の底上げ」は着実にできている。だからこそ、これだけの怪我人を出しながらも、この時期に5割の戦いができているのだ。今週の6連戦はチームにとって今シーズン最大の踏ん張りどころ。パ・リーグを10月まで楽しめるキーパーソンはオリックスだというところを、灼熱のメットライフドームから示してもらいたい、取材・文 / どら増田写真 / 垪和さえ
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スポーツ 2018年07月23日 12時00分
「T・A」合体! 高橋大輔“復帰”に浅田真央“解説”でエール
バンクーバー五輪銅メダリストの高橋大輔がカムバック宣言した。目標は今年12月の全日本選手権出場だが、そのためには10月の近畿ブロック選手権、11月の西日本選手権を勝ち抜かねばならない。「1年間の限定」と言うが、引退&カムバックとなれば、平昌五輪前の浅田真央と重なる。 高橋は2013年シーズンより競技生活から離れている。 「高橋は、復帰したいと思ってから浅田(真央)にも相談したそうです。バンクーバー五輪時のコーチやスタッフに打ち明けてからなので、浅田に連絡した時は決心を固め、事後報告のような形になったと聞いています」(芸能プロ関係者) 第一報を聞かされたとき、浅田は驚いたというが大賛成。エールも送ったそうだ。 「高橋が順調に全日本選手権に勝ち上がれば、浅田もバックアップの決心をするはず。これまでは『解説は苦手』とフィギュアの大会から距離を置いていましたが、バンクーバー、ソチの2大会をともに戦った盟友として、視聴者に訴えたいこともあるでしょう」(体協詰め記者) 高橋は10歳近い年下の羽生結弦や宇野昌麿には勝てないとも言い切っていたが、30歳をすぎても成長できることを証明したいという。そんな高橋の演技を語れるのは、やはり浅田だけだ。 「今シーズンからジャンプによる加点よりも、演技力に重点が置かれる審査基準に変わります。もともと高橋は演技力に定評のあったスケーターですし、善戦できると思います。ただし、演技はジャンプのようにテレビ視聴者に伝わりにくい部分もある。気心の知れた高橋のどこが凄いのかを語れるのは浅田だけ。高橋への応援は惜しまないはずです」(同) 近年のフィギュアスケートは羽生一色。そこに高橋と浅田のレジェンドが加われば、逆に新鮮味もある。浅田はアイスショーのツアーの真っ最中だが、12月からは高橋の強力な助っ人になるに違いない。「T・A」最強の合体が見られる可能性大だ。 シンプルに「スケートがやりたかったんです」と言い切る高橋。限界に挑戦する華麗なステップが、再びリンクで見られそうだ。
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