search
とじる
トップ > スポーツ > 新日本プロレス 永田裕志が本紙に独占寄稿。思いの丈を赤裸々に吐露

新日本プロレス 永田裕志が本紙に独占寄稿。思いの丈を赤裸々に吐露

 脳の異常によりセルリアンブルーのマットから離れている新日本プロレス“ミスターIWGP”永田裕志。欠場騒動後は公の場に姿を現しておらず、その容体が一体どうなのか心配はぬぐえない。そんな状況にもかかわらず、渦中の永田が本紙運動面コラム「セカンドバッグ」(隔週火曜日掲載)の拡大版として特別コラムを寄稿。きょう27日に行われる会見を前に、現在の病状や事の真相、復帰のメドについて思いの丈を赤裸々に明かした。
 先日17日の両国大会の試合前、トレーニング中にめまいを起こし、左手に痺れ、左足に違和感を感じた。そのためトレーナールームに行き、症状を告げると、ドクターストップがかかって欠場する事になってしまった。
 そういえば、5日前にもトレーニング中に同じ症状に見舞われたが、このときはシャワーを浴びて風呂に入ったら治ったので、首の詰まりからくる血流障害かと思っていた。この翌日のひたちなか大会で普通に試合をやって何もなかったので、後藤洋央紀戦に向けて体調を万全に整えたつもりだった。
 後藤戦が決定してからオレ自身この試合をすごく楽しみにしていたので、ドクターに「何とかこの試合だけでもできる注射が何かないものか?」と聞いてみたが、脳の異変からくる症状が予想されたので、まったく聞き入れてもらえませんでした。
 すぐに病院に直行するためタクシーで国技館を出ると、両国駅までチケットを買い求めるファンが長蛇の列となって並んでいた。それを目の当たりにして、本当に残念で悔しい気持ちになったし、自分が情けなかった。自宅近くの救急病院ですぐさまCTとMRIをとってもらったが、これといって異常は見当たらなかった。

 しかし、症状からして何もないことは絶対にないので、翌日は別の病院で再度CTとMRI、そしてMRAもとってもらった。すると、めまいの原因と思われる小梗塞かもしくは出血痕と思われる影が確認された。さらに詳しく診断してもらうため、23日にも別の病院で再び脳を撮影してもらった。
 写真を拡大してみると、梗塞ではなく高血圧性脳出血もしくは海綿状血管腫との判断で1カ月の安静を言い渡された。1カ月後の再々検査で経過をみて復帰に向けての指示を受けることとなったが、ドクターによるとそう重い症状ではなく、復帰はまず大丈夫とのことであった。

 ニュージャパンカップは欠場となってしまい本当に悔しい思いでいっぱいだけど、今後のことを考えてここはゆっくり静養しようと思う。外が暖かくなってきた4月ころからトレーニングを再開し、コンディションづくりや実戦練習をやって勘を取り戻し、復帰は5月辺りを目指して頑張ってみます。
 今回の欠場に際して全国のファンや関係者各位から激励の電話やメール、手紙などいただきまして本当にありがとうございました。復帰しましたら、今まで以上の元気なファイトをお見せできるよう頑張ります。色々とご心配をおかけしました。
(永田裕志)

関連記事


スポーツ→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

スポーツ→

もっと見る→

注目タグ