スポーツ
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スポーツ 2018年07月19日 17時10分
ネット上には疑問の声 猛暑もお構いなしに試合が行われる高校野球
猛烈な暑さに見舞われている、ここ最近の日本列島。全国各地で35℃以上の猛暑日となる地域が続出し、18日には岐阜県多治見市、美濃市で最高気温が40℃を突破。熱中症に襲われる人も日に日に増え続けている。 環境省「熱中症予防情報サイト」の「日常生活に関する指針」には、気温が35℃以上ならば「運動は原則中止」、31℃から35℃ならば「激しい運動や持久走など体温が上昇しやすい運動は避ける」と明示されている。本来であれば、記録的な暑さが続く今の時期に野外で運動することは控えるべきであろう。 ただ、そんなことはお構いなしとばかりに、炎天下に多くの人間を放り込んでいるスポーツもある。高校野球もその1つだ。ここまで雨による中止・延期はしばしば行われているが、暑さによって中止となった試合はない。 異常気象の中で試合をすれば、当然その弊害は出てくる。実際に各地の試合では、球児や観客が熱中症に見舞われる例が頻発している。このままでは、球場内で命を落とす人が出るのも時間の問題だろう。 暑さから球児たちを守る手段としては、日程の変更やナイトゲームでの試合開催など、やれることは多々あるように思われる。しかし、大会の運営組織である日本高等学校野球連盟(高野連)からは、現時点で暑さへの対応策は出されていない。 十分な対応がなされないまま、来る日も来る日も酷暑の中試合が行われている高校野球の現状。こうした状況に疑問を抱いている人は多く、ネット上では「正気の沙汰じゃない、絶対におかしい」、「最優先されるべきは何よりも人命だろ」、「昔と今じゃ気温も違うだろうに…」といった声が挙がっている。また、中には「死者が出るまでこのままだろうね、生贄になる子がかわいそう」といった辛辣なコメントも見受けられる。 夏の全国高校野球大会は、今年で100回の節目を迎える。その記念すべき年を「不十分な対応で死者を出した年」とするのか、それとも「人命を守る英断を下した年」とするのか。答えは言うまでもないだろう。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年07月19日 06時00分
W杯後も投稿のない山口蛍のツイッターに批判が殺到していた? 原因はベルギー戦か
W杯を終え帰国したサッカー日本代表メンバーは、それぞれSNSでファンに感謝するコメントを投稿している。長友佑都はベルギー戦終了後に自身のツイッターで「ありがとう。やりきった。(中略)いっぱいのエネルギーを送ってくれた皆さんに心から感謝します」とメッセージ。香川真司は感謝の気持ちを込めたメッセージ動画を、ブログで公開している。 そんな中、SNSを全く更新していない日本代表メンバーがいる。MFの山口蛍だ。山口は6月13日、自身のツイッターとインスタグラムでW杯への意気込みを投稿しており、そこには「自分を信じて頑張ってください」「悔いのないW杯になるよう全力で!応援してます」などファンからの熱いメッセージも寄せられていた。しかし6月19日に写真のみの投稿をしたのを最後に、更新が止まっている状態だ。 その約1か月も前の投稿には、現地時間7月2日のベルギー戦直後にコメントが殺到していた。「最後の(決勝点を献上した)カウンター、全力で防げたはずでは?」「あの場面で棒立ちだったのはさすがにない」「途中出場であのプレーは…間違いなく戦犯」「あれは他の代表メンバーに失礼」といった、山口への批判が多数見受けられた。コメントはなかなか途切れることがなく、その後1週間ほどは続いていた。 この批判は、ベルギー戦の後半残りわずかという場面で、ベルギーの高速カウンターを止められず決勝点を奪われたことが原因のようだ。その際の山口の対応を巡っては「ファウルをしてでも止めるべきだったのでは?」などと議論が起きており、ネット上では山口を“棒立ちだった”と揶揄する声が多くあがっていた。 また、決勝トーナメント進出を決めたポーランド戦後に“(ベルギー戦では)今日休んだ選手がやってくれると思う”と発言をしたことにも、ファンはがっかりしたようだ。しかしながら、そうした批判の意見に対して「サッカーを知らない人たちの言葉は気にしないでください」「落ち込んでる暇はない。切り替えて頑張って!」「色んな意見があるけど、私は応援し続けます」と山口を擁護するコメントも上がっている。 GK川島永嗣ほど目立ったバッシングではなかったものの、ネット上では批判を浴びていた山口。自身のSNSを更新しないのは、批判の声が収まるのを待っているのだろうか。W杯を終えた今どのような発信をするのか、次の投稿が待たれる。記事内の引用について山口蛍の公式ツイッターより https://twitter.com/hotaru10crz長友佑都の公式ツイッターより https://twitter.com/yutonagatomo5
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スポーツ 2018年07月18日 21時15分
WWE US王座奪取の中邑真輔、初防衛戦はランディ・オートン乱入で不完全燃焼
世界最大のプロレス団体WWEの『エクストリーム・ルールズ』(日本時間16日、アメリカ・ペンシルベニア州ピッツバーグ)でジェフ・ハーディーが保持するWWE USヘビー級王座に挑戦した中邑真輔は、試合前にローブローを放ち、ゴングと同時にキンシャサを放つと3カウント。まさかの秒殺でスマックダウン昇格後、初タイトルを獲得した。中邑とジェフのリターンマッチは、日本時間18日のスマックダウン(ペンシルベニア州ウィルクスバリ)で早くも実現した。 中邑はあくびをしながら、リターンマッチを主張するジェフに対して、「悲しいピエロだ。涙を隠すためにペイントしているんだ。今夜またピエロを泣かしてやる」と挑発した。 中邑は2日前と同じく、序盤にいきなりローブローを狙った。これをかわされると今度は片足のバック・スタバーから低空のキンシャサを叩き込んだ。しかし、簡単に負けられない前王者のジェフはカウント2で返し続ける。試合終盤になると中邑は勝機と見たのか、キンシャサを繰り返し狙った。これをジェフはかわし、ツイスト・オブ・フェイトから必殺のスワントーンボムを放った。「中邑ピンチ」と思われたその時だ。突如ランディ・オートンが乱入してジェフの足を引っ張り、試合は中邑の反則負けとなった。東京公演のときと同様に、WWEのタイトルは反則やリングアウトでは王座移動しない決まり。中邑は王座を守った。 オートンはその後も場外でジェフを滅多打ちにし、耳元で「どうしてか知りたいか」とささやいてから、ジェフを引っ張り上げると実況席からエレベートDDTを決めてジェフをKOした。オートンは場外にいた新王者の中邑とにらみ合い。オートンはリング上にいたジェフの股間にストンピングを放ってそのままリングを後にした。 試合後、中邑はオートンの登場について「ナイスではない」と戸惑いの表情を浮かべていた。この日もオートンのジェフに対する襲撃に中邑が加担しなかったことをみると、中邑とオートンが合体するとは考えづらい。ベルトを“持っていない”ジェフをつけ狙うオートンの動きは、ベルトを“持っている”中邑にとっても不気味な存在だろう。 またタイトル奪取が期待されていた日本人女子スーパースターのアスカは、これまでアスカの影武者に変装したり、スプレー攻撃などでスマックダウン女子王者カーメラに加担し続けたジェームス・エルズワースの介入にこの日も手を焼いた。隙をついてカーメラに背後から攻撃され、ケージに叩きつけられ3カウント。アスカはまたもやタイトル奪還に失敗した。文 / どら増田写真 / ©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.
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スポーツ 2018年07月18日 20時45分
WWEが元タッグ王者、マサ斎藤さんをロウで追悼!新日本は19日に追悼セレモニー開催
世界最大のプロレス団体WWEは日本時間17日、主力ブランドのロウをニューヨーク州バッファローで開催し、全世界に生中継で配信した。番組冒頭では、14日に急逝したマサ斎藤さんの訃報を伝え、故人を偲んだ。マサさんは1967年に分裂や解散騒動で不安定だった日本マットに見切りをつけて渡米すると、NWA、WWF(現WWE)、AWAの70年代から80年代にかけて、世界3大メジャー団体と言われていた各団体を渡り歩き、ヒールのタッグプレイヤーとして、ローカルタッグは総ナメ。メジャータイトルではNWA世界タッグ、WWFタッグを獲得するなど、途中、師と仰ぐヒロ・マツダさんの誘いから新日本プロレスにフリー軍団として参戦したこともあったが、アメリカを拠点に活動していた期間が長く、WWFでトップのポジションを確保すると、長州力を呼び寄せ維新軍結成に向けたデモンストレーションも行っている。AWAに転戦後もWWFに移籍する直前のハルク・ホーガンと抗争を繰り広げており、アンドレ・ザ・ジャイアントと抗争したキラー・カーンとともにアメリカマット界のジャパニーズレインメーカーとして、全米のプロモーターを潤していた。WWEでは、WWFタッグ王座を2度戴冠したことも高く評価されているだけに、今後殿堂入りする可能性も十分にあるだろう。日本でも、かつてマサさんが追い続けたアントニオ猪木が「巌流島の闘いは忘れられない」と追悼のコメントを出すと、マサさんと同じくアメリカのメジャー団体でトップヒールだったグレートムタの化身である武藤敬司が「お互いにアメリカマットで活動していたこともあり、一番話が合う大先輩だった。豪傑な中に繊細な心を持ったマサさんは、とてもチャーミングな方だった。お元気になられたら(プロレスリング)マスターズにもお声掛けしようと思っていただけに…悲しい」と追悼のツイート。他にも明治大学で同級生だった坂口征二新日本プロレス相談役ら、マサさんと関わりがあった選手や関係者から、突然の死を悔やむ声が止まらない状況だ。17日には、AbemaTVでも追悼番組を放送し、パーキンソン病の震えと戦いながら、2016年12月2日に、大阪で開催された上井文彦氏のプロデュース興行のリングに立ち、武藤扮する海賊男に襲撃されながらも、奇跡的に自分の足で立ち上がり、海賊男をキックで制裁するまでを、復帰に向けたリハビリから密着したドキュメンタリーの再放送が、大きな反響を呼んだ。引退まで所属をしていた新日本プロレスでは、19日の後楽園ホール大会の試合前に、急遽マサさんの追悼セレモニーを行うことを発表。10カウントゴングでマサさんを追悼する。このように、マサさん逝去のニュースは日本のみならず、世界のプロレスファンや関係者も驚かせた。それだけマサさんが世界的なレスラーだったということである。文 / どら増田写真 / ©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.
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スポーツ 2018年07月18日 19時01分
オフシーズンの高梨沙羅 垣間見えた私生活
短いながらもオフシーズンの真っ最中にある女子スキージャンプの第一人者、高梨沙羅。彼女の「私生活」はどんなものか。 「自分で料理をしたり、気分転換で買い物に出掛けることもありますが、実際に買うのは生活の必需品。洋服やアクセサリーは最低限しか持っていないようです」(大会関係者) 社会人となったが、もちろんスキー競技がメイン。オフの間も海外に行き、個人で強化合宿を行う予定だという。基本的に集団よりも1人で練習することを好むタイプでもある。そんな中で垣間見せた読書家の一面。読書量が多いのは長時間の移動、自身を見つめ直す時間を大切にしているからだろうか。 少し前になるが、高梨はテレビ番組でオススメの1冊、愛読書を紹介していた。『嫌われる勇気』――。自己啓発書で、「心理学の3大巨頭」の1人とされるアルフレッド・アドラーがまとめたものだ。青年と哲学者の対話形式で悩みや苦難を乗り越えるための心構え等が綴られている。 「『嫌われる勇気』は2013年の暮れに発売され注目された自己啓発書です。テレビで取り上げられたり、高梨もオススメの1冊として紹介するなどして、そのたびに火がつき、じりじりと売り上げを伸ばしてきました。ドラマにもなりましたが、インパクトの強いタイトルです」(文芸誌編集者) 高梨は「すべての悩みは対人関係にある」「特定の人の期待を満たすために生きてはならない」とする同書に感銘を受けているようだ。 「高梨は平昌五輪で銅メダルを獲得しましたが、通算54勝目を果たすまで17−18年シーズンは14戦続けて優勝ナシでした。勝てないジレンマ、国民の期待が大きいが故のバッシング。こうしたものに悩んでいたのでは」(スポーツ協会詰め記者) この後、連勝して前人未到の55勝目を飾った高梨のスキー人生は、これからも自分との戦いが続く。「愛読書を聞かれてマンガの話をするタレント、アスリートも多いだけに、高梨はマジメな性格なのでしょう」 (同・記者) 『嫌われる勇気』には続編がある。『幸せになる勇気』だが、高梨は特にこちらについては触れていないようだ。ということは、いまだ哲学者に人生を問う青年に自分を重ねているのだろう。
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スポーツ 2018年07月18日 17時20分
ここを乗り切れば期待大 御嶽海が越えなければならない“鬼門”の11日目
白鵬、鶴竜、稀勢の里の3横綱、新大関栃ノ心といった面々が休場という不測の事態に見舞われている大相撲7月場所。先が読めない群雄割拠の状況の中、優勝に向け連勝街道を快走しているのが関脇御嶽海だ。 初日の阿炎戦から9日目の大翔丸戦まで、無傷の9連勝を飾っていた御嶽海。17日に行われた10日目の取組では初顔合わせの輝と対戦したが、立ち合いからの突きの応酬にひるむことなく圧力をかけ、最後は寄り切りで撃破。三役では自身初となる、2ケタ10勝目の白星を手にした。 さらに、前日まで星の差1つで御嶽海を追走していた朝乃山が、この日北勝富士に敗れ2敗に後退。結びで高安が魁聖に敗れ3敗目を喫したことで、大関陣とも3差がついた。今後の戦いに向けて、これ以上無い追い風が吹いている状況だ。 “鬼の居ぬ間に洗濯”とばかりに、着実に星を伸ばしている御嶽海。初優勝へ、そしてその先の大関昇進へ、好角家たちの期待も否応なしに高まっていることだろう。 期待通りの成績を残すのか、それともここから失速するのか。もちろん、御嶽海は前者のルートを辿りたいだろうが、それには自身にとって“鬼門”となっている11日目をどうにかして乗り切ることが求められてくる。 実は、今年3場所の11日目において、御嶽海は0勝3敗とただの1度も勝利を掴むことができていない。昨年の6場所では4勝2敗という成績であったのだが、どういうわけか今年は非常に苦しんでいるのが現状だ。 また、今年の御嶽海は、11日目に敗戦すると必ず12日目にも敗れている。もし先の3場所と同じく今日から連敗を喫するとなると、星の差2つのリードもあっという間に水泡に帰してしまう。せっかくの大チャンスをものにするためには、是が非でも白星を掴み取らなければならない。 11日目に激突するのは、現在7勝3敗で勝ち越しにリーチをかけている魁聖。過去4戦全敗のこの難敵を下し、御嶽海は賜杯への道を進み続けることができるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年07月18日 15時10分
ロッテ買収説に進展?地元愛が強すぎて現場とスポンサーが衝突
衣料品通販サイト「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」を運営するスタートトゥデイの前澤友作社長(42)が、自身のツイッターで衝撃発言をした(7月17日)。<【大きな願望】プロ野球球団を持ちたいです> これを受け、各メディアがざわついた。同社は千葉ロッテマリーンズの本拠地の命名権を取得している。「買収相手はロッテ球団か!?」と噂され、ロッテ球団の山室球団社長が慌てて否定コメントを出したのだ。記者団は「過去、売却の話をしたことは?」と続けたが、こちらも「球団経営について話したことは一切ない。交渉のテーブルに乗ることもない。(本社グループの)総意として受け取っていただいていい。絶対、売却はありえない。今後についてもない」と強く断言した。最後に山室社長は「引き続き一緒にやっていきたいパートナー」と付け加えたが、同日のロッテ球団のスタッフは試合が始まってもムッとした表情を浮かべたままだった。「有名企業の社長にある人が、自身の発言力の大きさを知らないはずがありません。何かしらの狙いがあってのことでしょう」(ベテラン記者) 新規参入があるとすれば、2011年に横浜ベイスターズの経営権を取得したDeNA以来となる。野球協約によれば、次年度の19年から球界に参入するには、今年11月末までにオーナー会議の承認を得なければならない(緊急は認める)。本気で球団を買収するつもりがあるのなら、7月半ばでの公表は「地固め」をするには丁度いいのかもしれない。過去、本当に球団が買収されたとき、すでに取引銀行を交えた大半の話はまとまっている。今回のロッテ球団の対応を見る限り、「不意打ちを食らった」ようであり、本当に下交渉はなかったのではないだろうか。 しかし、その書き込みには気になる文言もあった。<シーズンオフ後に球界へ提案するためのプランを作ります> 球界を盛り上げるためのアイディアを持っているというわけだ。NPB関係者がこう続ける。「本当に球界に参入したいのなら、プロ野球界に13番目の球団を作るよりも、既存のチームを買収したほうがいい。新潟、四国、静岡、沖縄など、まだ12球団がフランチャイズ化していない地方都市を本拠地にすればいいとする意見もありますが、こちらは厳しい。東京、大阪、名古屋、札幌、福岡への移動がたいへんです。かつて新潟がプロ野球参入の動きを見せましたが、名古屋、大阪への移動手段が制限されるため、諦めています。その点では既存の球団を買おうとする発想は間違っていません」 スタートトゥデイがどんなプランを温めているのかは謎だが、地元愛は強いのは本当だ。まず、前澤社長は千葉県鎌ヶ谷市の出身で、本社を千葉市内に設けている。これはファッション業界では珍しいことで、千葉市内の幕張地区に住む社員には「幕張手当」を出している。本社を構えるだけではなく、社員が住所を移せば、彼らは住民税などの税金も地元に納めることになり、地元商店でも買い物をすることになるからで、同社関係者によれば、その手当は月額5万円とのこと。ちょっと信じがたい額ではあるが、「前澤社長はマリンスタジアムの命名権を取得する前の11年1月、個人的に施設運営基金に1億円を寄付しています。また、その16年12月からの命名権にしても、2度目の挑戦での取得でした」(ロッテ関係者) との情報も聞かれた。地元愛というか、地元のロッテ球団を愛している実業家でもあるようだ。 ロッテグループは本社幹部の諸々で“揺れた時期”もあった。山室球団社長の「交渉のテーブルにも着かない」発言が本当なら、こうした危機を乗り越えてのプロ野球チーム経営継続の決意である。前澤社長の熱意は歓迎したいが、ロッテ球団との関係に亀裂が生じなければいいのだが…。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2018年07月18日 12時20分
川島永嗣、“戦犯”からW杯後“歴代最高キーパー”へ 長友、本田らも「異常な風当たりの強さ」に警鐘
サッカー日本代表の川島永嗣が16日、自身のインスタグラムを更新。『Global Athlete Project』というスクールイベントに参加し、子供たちから手作りの金メダルのプレゼントを受けたと報告した。 川島と言えば、W杯ロシア大会のコロンビア戦、セネガル戦で立て続けにミスを犯し、「ミスが多すぎる」「川島は戦犯」「もう川島を出すな」など日本中から批判を浴びた。ファンだけにとどまらず、西野朗監督もセネガル戦後の会見で川島について「厳しい状況ではなかったのに、ああいう判断をしてしまった。非常に残念ではある」と厳しい評価を下す場面も見られた。 しかし一方で、同じ日本代表として戦っていた長友佑都は、『彼(川島)に救われた試合は本当に多い。ゴールキーパーはすごく難しいポジションで、ひとつのミスで批判されたりする。僕はずっと一緒にプレーしてきましたが、助けてもらってきたので、その批判は自分のように悔しかったです』とコメントしたことを6月29日掲載の「サッカーダイジェストweb」が報じている。 6月25日掲載の「デイリー」によると本田圭佑も、自身は叩かれることに感謝している部分や楽しんでいる部分があるとしながら、『そうじゃない人もたくさんいるから、それはちゃんとみんなが守ってあげないといけないと僕は思っているんで…(中略)上げ下げを楽しむのは僕だけにして』と発言し、自分以外は叩かないでほしいと願い出ていた。その際、川島の名前は出さなかったものの、コメントの裏には川島への思いがあったことにファンは気付いていただろう。 実際、こうした日本代表メンバーの言動に「川島のことをかばってるんだね」「川島がメンタルやられてるのを見てられなかったのかな」「本田かっこいい、もう川島を責めるのはやめよう」「長友と本田は自分たちがチームの矢面に立ってメンバーを守ろうとしてるのかも」という反応が多く見られた。 また今大会中、川島への異常なまでの風当たりの強さに、元U-20ホンジュラス代表GKコーチの山野陽嗣が『川島に対するような評価をされたらGKのやりがいがない。これではGKをやろうという子供は消える』と警鐘を鳴らす一幕も。山野は自身のツイッターで、『結果で見るなら川島選手はずば抜けて日本人GK歴代最高』『(川島批判について)他のGKが川島選手を実力で超えるしかない』など、川島の実績についても冷静に発信していた。代表メンバーから信頼されているだけでなく、プロの目から見ても川島には信頼を集めるだけの実績が伴っているということだろう。 前出の川島の投稿には「お疲れ様でした!川島さんの笑顔が見られて嬉しいです」「息子は川島さんのような選手になりたいと言っています」「川島選手は素晴らしいキーパーだと思います」など、好意的なコメントが続々と寄せられた。W杯を終えた今、川島に対する世間の目は穏やかに戻りつつあるようだ。記事内の引用について川島永嗣公式インスタグラムより https://www.instagram.com/eijikawashima01/山野陽嗣公式ツイッターより https://twitter.com/yoji_yamano
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スポーツ 2018年07月17日 21時45分
新日本、ジェイの大暴走でCHAOSも内紛か?ファレの選択はバレットクラブOG!
新日本プロレス真夏の最強決定戦『G1クライマックス28』が14、15の両日、東京・大田区総合体育館での2連戦で開幕した。 14日の対戦カード表を見ると、ケニー・オメガ、ハングマン・ペイジ、高橋裕二郎、チェーズ・オーエンズが「バレットクラブELITE」、バッドラック・ファレ、タマ・トンガ、タンガ・ロアが「バレットクラブOG」と所属表記されていた。先日行われたサンフランシスコ大会であった、タマ・トンガファミリーによる造反劇がさっそく反映された形。チーム名は開幕前日に行われた会見でも明らかになっていなかった。 14日の公式戦では、ハングマン・ペイジとバッドラック・ファレのバレットクラブ“別派対決”が早速実現した。試合の序盤はファレのパワー殺法に対し、ペイジが俊敏性を見せながら、空中殺法を駆使して対抗していた。しかし、試合の途中からロアとタマがファレのセコンドに現れ試合に介入。最後はリング上でレフェリーも突き飛ばして、3人がかりでペイジを襲撃。当然のことながら、ファレの反則負けとなった。 攻撃をやめる気配がないOBを見かねたケニー、オーエンズ、飯伏幸太が救出に入り3人を蹴散らしたが、ファレにとっては順当に行けば白星を獲得できる試合だっただけにもったいない。今年のG1は白星よりも、本来バレットクラブが持っていた凶暴さや、手段を選ばない冷酷さを取り戻すアピールをする方が先決なのだろうか。 15日にIWGP US王者ジュース・ロビンソンを相手に公式戦を行ったタマもロアの介入から勝利を収めている。ファレは「これで、俺がどこの所属か分かったか!バレットクラブOG、ザ・バレットクラブオリジナルだ!バレットクラブELITE?あんなヤツらはフ●ックだ!」と言い放った。タマも「バレットクラブのメンバーになりたいヤツは来ればいい。バレットクラブ、それは俺たちだ。俺たちこそが真実だ。そして、俺たちこそが全てである」とオリジナルメンバーの誇りを強調。OGにはタマが連れてきた石森太二も合流するものと思われる。21日に後楽園ホール大会で行われるケニー対タマの公式戦には注目だ。 内紛問題が起こっているのはバレットクラブだけではない。結束力の強さを誇ってきたCHAOSの“異端児”ジェイ・ホワイトが大暴れした。14日のメインイベントで行われた公式戦初戦で、オカダ・カズチカとの同門対決で、凶器攻撃を含むラフファイトで勝ってしまったのだ。 ジェイは会場が大ブーイングに包まれる中、マイクをつかんだ。「これまでずっと独走状態で強かったオカダ、お前の時代ももう終わりだな。お前ら(ファン)も全員くたばっちまえばいい!」と言い放った。「俺は言ったよな。2018年は俺の年にすると。そして、CHAOSは俺のもの、『G1クライマックス』も俺のものだ!お前らは否応なく俺と、そしてスイッチブレードとともにあるんだ!」とファンも挑発した。 インタビュースペースに現れたジェイは「勝利は最高の気分だ。1月6日から、オカダの下降が始まった。同時に俺の上昇が始まったんだ。そして、俺は次のレベルに上がった」と強調。「オマエら、今の試合を見ただろう?『DOMINION』以来、オカダの下降はとどまるところを知らない。今や“元”新日本プロレスの顔という存在になってしまった。俺こそが、新しい新日本プロレスの顔なんだよ!CHAOSは俺のものだ!『G1 CLIMAX』も俺のものだ!そしてこの団体全てが俺のものになるんだ!」とまくしたて、改めてオカダ超えと“CHAOS乗っ取り”を宣言して引き揚げた。 ダメージからかノーコメントだったオカダは翌15日に「昨日のジェイ。許してやるよ。同じチームだからな。良かったな、同じチームで。まぁ、とりあえずジェイのことは過ぎたことだから」と次のファレ戦に切り替えていた。大切なG1シリーズ中とあって、ジェイのことはひとまず水に流したかったようだ。 しかし、ジェイの奇行は止まらない。今シリーズ、公式戦が組まれていない大会のアンダーカードで、ジェイは「ロッポンギ3K」のYOHと連日タッグ(8.11日本武道館大会ではSHOも加えたトリオ)を組んでいる。ジェイのたび重なるラフ殺法をYOHがなだめたり、ジェイに渡されたイスをYOHが使わなかったりと、試合は常にギクシャクしている。15日の試合では、最後にジェイがカットに入らずYOHを見殺しにした。 ジェイは「なんでなんだ?なんでなんだよ!CHAOSのヤローどもは、YOHもそうだった。誰も俺の言うことを聞かない。俺の言うこと聞いていればいいのに、YOHは今日だってロッキーの言うことを聞く。SHOとオカダの言うことを聞く。俺のことなんか見向きもしない」と嘆いた。「俺の言うことを聞いていれば、これからどんどん強い選手に、良い選手になれるはずなのにな。スイッチブレードに仲間入りすれば、もっともっといい選手になれるのに」と憤りを隠せない様子だったが、表情を見ると、不思議と怒りのようなものが見られなかった。 CHAOSを乗っ取りたいのであれば、バレットクラブの内紛騒動のように、ある程度“ジェイ派”を作る動きがあってもいいが、そんな様子もなし。これは不気味だ。もともとジェイがオカダとともに出席したCHAOS入りの会見の時から不穏なムードはあった。ただ、これがCHAOS結成当初であれば、ジェイの行動は全く問題なしではあった。CHAOSはもともと武闘派のイメージが強いヒールユニット。あの中邑真輔ですら試合に乱入し、勝敗に影響をもたらす介入を繰り返していたのだ。 ともあれ、ジェイが現在のCHAOSに合わないのはハッキリしている。G1終了後に何だかの動きはあるだろう。ジェイをCHAOSに誘った責任もある。G1が終わればジェイの真意を確かめる意味も込めて、オカダが再度シングル戦を望むのではないだろうか。 G1終了後、軍団内抗争が活発化するかもしれない。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2018年07月17日 21時15分
新日本G1大荒れのAブロック、4年ぶり無冠で出場のオカダ・カズチカ連敗スタート!
新日本プロレス『G1クライマックス28』Aブロック▽14日 大田区総合体育館 観衆 3,907人(札止め)▽16日 北海きたえーる(北海道立総合体育センター) 観衆 6,489人(札止め) 4年ぶりに無冠でG1クライマックス(G1)に臨んだオカダ・カズチカが、まさかの連敗スタートだ。6月の大阪城ホール大会でケニー・オメガに敗れIWGPヘビー級王座を明け渡したオカダ。タイトルを再び奪取するためにもG1優勝は譲れないところ。実際、無冠で出場した2012、2014年は優勝しており、IWGPヘビー級王座の挑戦権を得ている。 しかし、14日の初戦ではCHAOSにオカダ自ら誘ったジェイ・ホワイトとの同門対決で、反則を駆使した暴走ファイトの前に敗戦。16日の2戦目では、今シリーズからバレットクラブOBとして名を連ねているバッドラック・ファレと対戦した。 もともとタイトルマッチを除けば、オカダにとってファレは相性が悪い相手。バレットクラブOBは、バレットクラブのオリジナルメンバーとして原点回帰を目指しているのか、結成当初によくあった試合への乱入、介入、反則行為が多く見られる。実際、ファレの初戦は普通に試合をすれば勝てるであろうハングマン・ペイジだったのにもかかわらず、タマとタンガ・ロアがレフェリーを突き飛ばしたため、反則負けを喫している。 この日もロアが最初からセコンドに入った。このあたりは想定内だったのか、オカダもトペ・コンヒーロで場外の2人をまとめて倒すなど、ロアを逆に利用しながら試合を進めていたが、レフェリーがダウンした隙に、タマがリング上のオカダの背後に現れ、ガン・スタンを決めると、ファレが楽々とオカダを担ぎ上げバッドラック・フォールで3カウントを奪った。 15日の前哨戦後に、オカダは「勝ちたいねぇ。負けてばっかりだけど、やっぱり、勝ちたい。勝たなきゃつまんないでしょう。オカダが勝たないと、新日本プロレス観に来たなって気にならないでしょう。ドロップキックを見ても満足できない。レインメーカーを見ても満足できない。勝たなきゃ満足できないでしょう」と語っていた。大会前日会見では髪を赤く染めて「笑顔をテーマに闘いたい」とも話していたが、武闘派と化した2人に連敗したことにより、笑顔を出す余裕はなくなってしまった。8.10日本武道館大会での棚橋弘至戦まで優勝戦線に残れるのか?厳しい船であるのは間違いない。 エース棚橋は、14日の初戦で苦手の鈴木みのると対戦。古傷の膝から足首を狙われ、関節技を6分以上にわたって浴び続けるなど大苦戦するも、一発逆転のハイフライアタックからハイフライフローを決めて辛勝。試合後はインタビュースペースで「痛い」と嘆いたが、その後、大の字になりながら「痛くない!」と言い聞かせて立ち上がり、控室に戻った。 16日の2戦目は、オカダ相手に暴走勝利を収めたジェイが相手だった。今年の1.4東京ドーム大会ではジェイの凱旋試合の相手を務め完勝した棚橋だが、ラフファイトに磨きをかけたジェイの成長は著しかった。みのるが痛めつけた膝に的を絞りながら的確な攻撃をするジェイに棚橋は防戦一方。ただ「ワンチャン」狙いの棚橋は、ジェイが場外から椅子を取り出した隙をついて逆転を狙った。
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ハッスル ジャイアント・バボがM軍残留。怨敵池谷銀牙に牙をむく
2008年03月18日 15時00分
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ハッスル 雨降って地固まる。解散危機に瀕していたレイザーラモンが和解
2008年03月18日 15時00分
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ノア 小橋建太がマシンガンチョップ封印
2008年03月18日 15時00分
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パンクラス 佐藤光留が総合格闘技最終戦直前に“餃子の呪縛”に見舞われた
2008年03月18日 15時00分
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全日本プロレス チャンカンに向けて早くも佐々木健介包囲網。西村修、諏訪魔が動き出した!
2008年03月17日 15時00分
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DREAM 疑惑のエルボーの判定に4つの案が浮上。青木真也&J.Z.カルバン両者とも準々決勝進出も!?
2008年03月17日 15時00分
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スポーツ
新日本プロレス 長州力が中邑真輔戦に向けてサソリデモ敢行
2008年03月17日 15時00分
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スポーツ
ハッスル 天才カンフー少年が参戦! 中国4000年の秘技がさく裂する!?
2008年03月17日 15時00分
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スポーツ
DREAM いよいよきょう開戦! HERO'S VS PRIDE
2008年03月15日 15時00分
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DREAM なぞの韓国人ファイター出現!
2008年03月15日 15時00分
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スポーツ
ドラディション 吉江豊が新日本プロレス、長州力&蝶野正洋らレジェンド壊滅宣言。さらには師匠・藤波辰爾にも下克上
2008年03月15日 15時00分
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リアルジャパン 龍虎対決に思わぬ落とし穴。猛虎のコカンが…
2008年03月14日 15時00分
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DREAM 青木真也 VS J.Z.カルバン激闘必至
2008年03月14日 15時00分
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パンクラス メイド服レスラーがプロレス界に殴り込み!
2008年03月14日 15時00分
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ゼロワンMAX 4・6新ホールこけら落とし興行でゼロワンVS新日本プロレス新章突入へ
2008年03月14日 15時00分
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スポーツ
DDT 新ブランドでUWF再興へ
2008年03月14日 15時00分
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リアルジャパン 期待の新星サミー・リー・ジュニアが鮮烈デビュー
2008年03月14日 15時00分
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日ハム中田翔 米国留学説浮上
2008年03月13日 15時00分
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全日本プロレス 新遺恨がぼっ発! 3冠王者の佐々木健介に、諏訪魔が噛み付いた
2008年03月13日 15時00分