スポーツ
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スポーツ 2018年08月02日 21時15分
RIZIN視聴率低迷に関係者が危機感を募らせる!スポーツ中継と地上波の関係
7月29日にさいたまスーパーアリーナで開催された総合格闘技イベント『RIZIN.11』は、17,912人の観衆を集めた。会場は大いに盛り上がったが、フジテレビ系列の中継の平均視聴率は6.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)にとどまった。 裏番組の日本テレビ系『世界の果てまでイッテQ!』に引退を控える安室奈美恵が出演し、21.5%の高視聴率を叩き出したことも原因のひとつと言われている。ただ、わざわざ1時間の休憩を設けた上で実施した目玉カード・浅倉カンナ対RENAの瞬間最高視聴率も9.6%にとどまったという。「10%は目指したい」と話していた榊原信行実行委員長が危機感を募らせる気持ちが伝わってくる。 RIZINとフジテレビの契約内容に関しては知る由もないが、発表されている通り、今年の大晦日までは中継を継続するのは間違いないだろう。RIZINはその“猶予期間”中に、来年以降も中継する価値があると思わせる“爪痕”を残さなければならない。 ファンの間からは「なぜ地上波にこだわるのか?」「BSやCSで十分」といった意見も多数聞かれるが、現在、テレビ朝日系列で毎週土曜日の深夜に30分枠で『ワールドプロレスリング』を全国中継している新日本プロレスの木谷高明オーナーはかつて「地上波(キー局)と他では放映権料の桁が違う。あと下手にBSでやると『BSでいい』と局に思われてしまう。30分でも地上波の番組を持っている価値は大きいんです」と強調していた。その後、新日本はテレビ朝日との関係をさらに強化し、ストリーミング配信サイト「新日本プロレスワールド」を成功させ、地上波打ち切りの噂は一切出なくなった。 かつてのPRIDEは高額なファイトマネーが発生していた。PRIDEが軌道に乗るとともにファイトマネーを高騰させた選手も多い。外国人選手が大会の目玉だったため、地上波打ち切りに伴い開催が困難になり、最終的に試合のライブラリーも含めてUFCへ売却している。フジテレビがRIZINの中継で、かつて放送したPRIDE時代の映像を流せないのはこのためだ。もしライブラリーを使えるなら、惜しみなくVTRを使い、かつての格闘技ファンを取り戻そうとしたのではないだろうか。 現在のRIZINは那須川天心とRENAという“日本人男女ツートップ”を軸に、堀口恭司、矢地祐介、そして今大会で感動を呼んだ五味隆典らレジェンドと、浅倉カンナ、山本美憂らジョシカク(女子格闘技)の選手ら、日本人選手を中心に試合を組んでいる。今回は天心が欠場し、RENAも連敗するなど軸が崩れた大会となったが、RENAに連勝したカンナの支持率はさらに上がっている。カンナをいかに育てていくのかは、地上波を続けていく上で重要な課題と言ってもいいだろう。 かつて、視聴率が低迷したバレーボールの日本代表戦は、日本バレーボール協会、フジテレビ、ジャニーズ事務所がスクラムを組むことで、ゴールデンタイムでの地上波中継を継続することに成功している。今では手堅く高視聴率が取れる人気コンテンツとして、他局でも定期的に中継されるようになった。最初の頃はジャニーズのパフォーマンスが終わると席を立っていたジャニーズファンも最後まで試合を観戦するようになった。「会場に女子中高生を集めたい」というバレーボール協会の狙いも当たっている。 選手のキャッチコピーをはじめ、フジテレビのスポーツエンターテイメントの原点はバレーボール中継にある。その流れは、F1、K-1、PRIDE、柔道、体操、フィギュアスケート、そしてRIZINへと引き継がれているのだ。当日に中継すると「テレビで見ればいいよ」と思われてしまい、会場の動員数に影響が出るのも確か。ただ、やはり今は地上波で中継することが大事だろう。選手を知ってもらうことが最優先であるべきだ。 新日本プロレスも東京ドーム大会がテレビ朝日系のゴールデンタイムで中継されていた時代は、ビッグマッチが頻繁に組まれ、演出も今より派手だった。今ではかなり少なくなってしまった地上波でのプロ野球中継だが、「きょうは何で週末なのにナイターなの?」という場合はだいたい、地上波(主にNHK)が放送する日であることが多い。このような事例を見てもスポーツ中継にとって、地上波放送は一度捕まえたら離せない…いや離してはいけない大きな資金源であるのがよく分かる。 地上波のキラーコンテンツとなるように、RIZINには頑張ってもらいたい。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2018年08月02日 17時40分
【DeNA】7月も2つ負け越し…カード初戦に勝てないベイスターズ
☆エース不在 ペナントレースにおいて「カードの初戦を取る」事は重要な意味を持つ。通常プロ野球の日程は変則でない限り、月曜が休みとなっており、火曜日と金曜日がカードの第一戦になる。今季のベイスターズはそこが圧倒的に取れていない。雨で連戦にならなかったカードを除くと、10勝21敗1分と大きく負け越している。これは軸になるエースピッチャー不在の影響が、数字に表れている証拠だ。これでは大きな連勝が続けられないので、チームは波に乗れない。7月もトータル9勝11敗で、カード頭は2勝のみで敗戦は5。先発で勝利投手となったのは20日の東克樹だけだった。☆期待の井納もファーム送り そこでラミレス監督は、中継ぎで結果を出せなかった井納翔一を先発再転向させ、ファームで調整中にノーヒットノーラン達成。復帰戦となった7月8日のタイガース戦で6回途中無失点で勝利投手となり、昨年カード頭を任される事の多かったベテラン右腕にかかる期待は大きく、井納、東、ジョー・ウィーランドの3本を軸にローテーションを回せるかに思えた。しかし、東が指の皮が剥がれ登録抹消。頼みの井納は2戦連続で結果を出せず、再びファーム送りとなった。 開幕投手の石田健大、昨年二桁勝利を挙げた今永昇太もファームで調整中。勝ち星には恵まれていないが、先発でそこそこ投げてくれていたエディソン・バリオスも、打球を足に当ててから二軍落ちしている。現状ウィーランド、浜口遥大、平良拳太郎、京山将弥でローテーションを回すしかない。☆チーム一団で これから試練の夏本番を迎える。しかも8月は、ぎっちりと27試合が組まれ、ドーム球場は14−16日のナゴヤドーム3戦のみ。後は灼熱の横浜スタジアムで17試合、神宮球場で6試合となっている。ロードは31日の甲子園球場だけだが、今年は梅雨明けも早く気温も異常に高いので、コンディション維持も大変になって来る。前半戦からフル回転のリリーフ陣は、特に心配だが、去年はカープ戦での「3連戦3連続ミラクルサヨナラ勝ち」で勢いがついた8月。打撃陣、投手陣、首脳陣そしてファン。一団となって、現状を打破したい。取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2018年08月02日 17時20分
「絶対に辞めないでください!」スペインサッカー“放送危機”のWOWOWに激励の声
有料契約者を対象に、様々な分野の番組を放送しているWOWOW。これまで、その中にはサッカーのスペインリーグ「リーガ・エスパニョーラ」も含まれていたが、これが消滅の危機に見舞われている。 先月31日に更新された、WOWOWのツイッターアカウントの1つ「WOWOWサッカー」。そこには、「『スペインサッカー リーガ・エスパニョーラ 2018-2019シーズン』は、権利元の都合により放送未定となりました。放送決定し次第、改めてご案内させて頂きます」という一文が記載されている。 また、上記の内容はWOWOWの公式サイト上でも確認することができる。リーガ開幕に向けての関連番組は予定通り放送するとのことだが、肝心のシーズンが放送できないとなれば、これらの番組への興味もいくらか損なわれてしまうことは避けられないだろう。 国際サッカー歴史統計連盟(IFFHS)が発表する世界リーグランキングにおいて、8年連続で1位に選出されているリーガ・エスパニョーラ。リオネル・メッシ(バルセロナ)をはじめとした各国のスター選手や、乾貴士(ベティス)、柴崎岳(ヘタフェ)といった日本人選手が戦う非常に注目度の高いリーグだ。その魅力的なコンテンツを失うことが、WOWOW側に非常に大きな損失をもたらすことは想像に難くない。少々話が逸れるが、10年に渡って保持してきたJリーグの放映権を2016年末に失った「スカパー!」では、その後約10万人の解約者が出たという。Jリーグでこれだけの影響が出たことを考えると、今回の一件はそれ以上の数字になる可能性も少なくないだろう。 複数サッカーメディアでも、既に報じられているWOWOWの窮状。この一件を受けて、前述ツイートのコメント欄には「絶対に辞めないでください!」、「リーガ=WOWOWなんです!負けないで!」、「頑張れWOWOW!!!俺たちのWOWOW!!!」といった激励の声が数多く寄せられている。 8月17日に開幕を控える中、少なからず衝撃をもたらしている今回の一件。今後どのような経緯をたどっていくことになるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年08月02日 17時00分
「私は誰でしょう!?」日本相撲協会公式ツイッター出題のクイズが話題
先月29日の岐阜県を皮切りに、その日程がスタートした大相撲夏巡業。北は北海道から南は滋賀県まで、全国津々浦々を巡るスケジュールが組まれており、今月26日の最終日までそれは続いていく。 記録的な猛暑がなかなか衰えを見せない中、稽古やファンサービスに精力的に取り組んでいる力士たち。日本相撲協会公式ツイッターは、その模様を逐一ツイートしてくれているのだが、今月1日のツイートの中には、これまでに無かったユニークな内容が含まれている。 午後16時32分から50分の間に投稿された16本のツイート。そこでは「私は誰でしょう!?」という言葉と共に、うちわで顔を隠した人物が動画で登場。数秒の間の後に自らの正体を明かし、最後は大相撲9月場所の前売り開始日(8月4日)の告知で締めくくられている。 突如として始まったこの人物当てクイズには、総勢15名が出題者として登場している。クイズという性質上、誰が登場しているのかについての詳細は割愛させていただくが、現役の横綱を筆頭にバラエティ豊かな面々が顔を揃えており、中には力士以外の人物も含まれている。 ちなみに、筆者がこのクイズに挑戦してみたところ、正解できたのは15名中7名。またこの内、声だけで判別できたのは4名で、あとの3名は体格や着ている浴衣を含めないと判断ができなかった。もちろん筆者の力不足もあるだろうが、全問正解するというのはかなりハードルが高いのではといった印象だ。 全てのツイートを合計すると、確認時点で「いいね」が7864件、「リツイート」が1379件記録されている一連のクイズ。本日以降も出題が続けられるのかについては明らかにされていないが、前述の通りなかなかの反響を呼んでいるということを考えると、今後新しい問題が追加される可能性もあるのかもしれない。 好角家たちにとって、長年培った相撲愛が大いに試される場である「私は誰でしょう!?」クイズ。“利き力士”に自信があるという方は、ぜひ一度挑戦してみてはいかがだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年08月02日 16時00分
本田真凜 JAL所属契約で問われる“人気”と“実力”の両翼の強度
7月22日から25日までフィギュアスケートの全日本シニア合宿が、長野県軽井沢町で行なわれ、24日には氷上に本田真凛(16)の姿も見られた。 平昌オリンピック出場の夢を奪われた16歳の再起が心配されるが…。7月10日、日本航空(JAL)は、フィギュアスケートの本田真凜と所属契約を交わしたことを発表した。大手広告代理店関係者によれば、企業としてのPR効果はスキージャンプの高梨沙羅(クラレ)よりも大きいというが、夢の舞台での表彰台はまだ先になりそうだ。 「もともと、JALはスポンサー契約をして本田を応援してきました。7月にアイススケート部を立ち上げ、その所属選手として改めて契約を結び直したのです。とはいえ、本田の練習拠点はアメリカのままです」(体協詰め記者) 本田は'16年の世界ジュニア選手権を制覇。昨季からシニアに参戦したが、平昌冬季五輪出場は果たせなかった。原因は、本番で実力を発揮できないメンタル面での弱さとされるが、それだけではない。 「五輪出場を逃した後、それまで関西大学高等部に通っていた本田は、3月末に青森山田高校(普通科スポーツコース)に転校、4月からは練習拠点をアメリカに移し、浅田真央も指導を受けていたラファエル・アルトゥニアン氏の師事を仰いでいる。五輪前、そのルックスのよさからスポーツニュースなどはこぞって彼女を取り上げ、ファンが急増。執拗な追っかけや待ち伏せもあったと聞いています。そのため以前から『環境を変えたい』と悩んでいた。そうした中途半端な状況も、五輪代表選考がかかった全日本選手権の成績が振るわなかった要因とも見られています」(フィギュア雑誌記者) JALに所属した本田は今後、国内予選スタートの場が大阪から東京に変わる。 「平昌五輪で4位入賞を果たし、コーチも同じ(濱田美栄氏)だった宮原知子(関西大学)とは、距離を置くことになる。アイドル扱いされてきた本田と、地味で努力家タイプの宮原はよく比較されるのですが、現状で本田は宮原に大きく引き離されています。“脱関西”によって変わることができるか。まさに転機を迎えている」(同) 現状、平昌冬季五輪女子4位の宮原知子、世界選手権2位の樋口新葉ら強豪が待ち受けている。マリンの両翼は上昇気流に乗れるか。
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スポーツ 2018年08月02日 11時41分
オリックス、楽天戦連敗で振り向けば最下位…どころじゃない大ピンチ!
オリックス 2-4 東北楽天(16回戦)※延長12回 オリックス6勝9敗1分け▽1日 京セラドーム大阪 観衆 14,526人 先月29日の北海道日本ハムファイターズ戦(札幌ドーム)で、連敗を8で止めたオリックス・バファローズだが、31日から本拠地である京セラドーム大阪に戻って行われている最下位、東北楽天ゴールデンイーグルスとの3連戦に2連敗し、最下位・楽天とのゲーム差(1日現在)は2.5ゲームまで縮まってしまった。ただ幸いなことに、CS進出圏内である3位のソフトバンクとは3ゲーム差とまだ射程圏内にいるのは安心材料だが、主砲のロメロが本来の姿を取り戻した矢先、前日31日の試合中に右脇腹に違和感を感じて病院へ。検査の結果、右腹直筋損傷グレード1と診断され1日に登録抹消された。 オリックス打線は、中島宏之、T-岡田、そしてロメロがいずれも好調になってきたところで戦線離脱をしている。同じく離脱していた小谷野栄一は先月の27日から一軍に復帰しているが、本来の力はまだ発揮されず。その代わり伏見寅威らこれまで控えを務める機会が多かった若い選手が台頭し、“繋ぐ野球”をしながらここまで踏ん張っていて、1日には再昇格したマレーロが特大アーチを放ったが、ここに来てロメロの離脱は痛い。昨年もロメロの離脱中に大型連敗をして、優勝争いだけではなく、CS争いからも突き放されてしまっただけに不安が過ぎってしまう。 8連敗中、7月25、26日の埼玉西武ライオンズ戦(メットライフドーム)は、連夜に渡る延長戦で“新守護神”増井浩俊がサヨナラ打を2日連続で打たれて敗れたが、今回の楽天戦2連敗は“オリの鉄人”吉田一将が2日続けて敗戦投手になっている。一将は1日が49試合目の登板で、12球団の投手の中で最多の試合出場。6月は14試合に登板し防御率0.00だったが、7月は12試合に登板し、防御率は8.38と大きく崩れている。44試合登板の増井も5月は防御率0.00、6月は0.66だったことを考えると、7月は3.86と打たれている。首脳陣はこうした中継ぎ陣の疲労に予防線を張る意味で“オリの神童”山本由伸を先月27日に抹消。シーズン途中にBCリーグ福井ミラクルエレファンツから獲得した元阪神の岩本輝を昇格させ中継ぎで起用し、岩本は期待に応えるピッチングを披露している。また、この楽天戦では、開幕から先発ローテーションを守りながら、3か月以上勝ち星がない“太陽の逸材”山岡泰輔がブルペン入り。1日の試合では延長11回に登板し初ホールドを記録している。「手を打っていくしかないですね」 福良淳一監督がこのようなコメントをしている通り、投手も野手もあの手この手を使っているのは確か。しかし、手を尽くし過ぎて投打が噛み合わないことも最近は目立つようになってきた。1日の試合では、先発のアルバースが好投も10勝目はまたもやお預けに。アルバースは6月26日の西武戦で9勝目を挙げてから、足踏み状態が続いている。「同点から勝ち抜けないですね」という監督の言葉も今年たくさん耳にしているが、1日の試合で延長戦は14試合目。成績は3勝7敗4分けで3分けを挟んで7連敗中。この日も4時間ゲームと長丁場の敗戦は堪えるものがある。 借金は今季最多タイの「6」になり、2日の試合も敗れるようなことがあれば、好調の楽天とのゲーム差は1.5になり、振り向けば最下位どころの話ではなくなってしまう。逆に勝てば3位のソフトバンクと最大でも3ゲーム差で、3日からの3連戦(福岡ヤフオクドーム)に乗り込むことができるだけに、中継ぎ陣と同じく、ロメロの離脱により古傷を抱える吉田正尚の負担も心配だが、シーズン終盤までCS争いを繰り広げるためにも、ファンが批判を上回る大きな声援を送ることで、チームには何とか踏みとどまってもらいたい。2日の試合の予告先発は、オリックスがディクソン、楽天は美馬学が発表され、18時試合開始予定だ。文 / どら増田写真 / 垪和さえ
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スポーツ 2018年08月01日 21時15分
止まらぬ新日本の勢い!G1最終戦8.12武道館大会は、高額設定もあっという間に完売!
新日本プロレスの勢いが止まらない。7月19日にはNHKの『クローズアップ現代+』で棚橋弘至がスタジオに、獣神サンダー・ライガーや木谷高明オーナーらがVTRでそれぞれ出演。試合映像を織り交ぜながら、NHKの武田真一キャスターとともに、昨今のプロレス人気について検証していた。テレビ朝日が放映権を持つ新日本の試合映像が、NHKで放映されるのは一昔前までは考えられなかったことである。ユニットまでも紹介していたのには驚いた。 現在、新日本は真夏の最強決定戦『G1クライマックス』で地方に遠征している。シリーズ終盤は、8日の横浜文化体育館大会で首都圏に戻り、10日からの日本武道館3連戦でフィナーレを迎える。 「今年は両国国技館ではなく、日本武道館。ここを成功させたら、東京ドームを満員にするぐらいの価値があるんじゃないですか」 武道館3連戦について木谷オーナーに話を聞くと、自信ありげに語ってくれた。新日本は観衆を原則的に実数で発表している。東京ドームが札止めになったとしても、かつてのように5万、6万というざっくりとした数字にはならないという。ちなみに昨年の両国3連戦は、初日が7,495人(札止め)、2日目が7,495人(札止め)、升席(1マス4人がけ)を設けた最終戦は10,280人(札止め)と、計25,270人の動員に成功している。今年の1.4東京ドーム大会の観衆が34,995人だったことを考えると、12,000人から15,000人を動員できる武道館3連戦で札止めになれば、東京ドームの動員数を超える計算になる。 さらにすごいのが、最終戦のチケット料金だ。公式戦の最終戦が行われる初日と2日目の料金は、5,500円(2階スタンドB)〜15,500円(ロイヤルシート)という価格設定であるのに対し、優勝決定戦が行われる最終日は、ロイヤルシートが30,000円!最安値の2階スタンドBですらも9,000円という強気な設定となっている。プロレス女子に話を聞くと「懐は厳しくなりますが、今年のG1は今年しか見られないので価値はあると思います」と話してくれた。どの大会よりも先に最終戦のチケットを購入したという。 武道館大会に関しては、ケニー・オメガ対飯伏幸太がある2日目のチケットが残りわずか。最終日は既に完売した。横浜大会と武道館初日に関しても札止めに向けて、順調にチケットが売れているそう。新日本は11、12日の武道館大会に関しては、若干数ながら立見指定券(5,000円)の前売券を追加販売すると決定した。 「2019年から1月4日が週末になるので、東京ドームを札止めにするには最大のチャンス」と木谷オーナーが話していたが、2019年は金曜日、2020年は土曜日と1月4日が週末に当たるため、正月休みが長くなる可能性も高い。悲願の東京ドーム札止めも現実的な目標になってくるだろう。そのための伏線として、お盆の武道館3連戦はぜひとも札止めにしたいところ。今年のG1はツアーグッズも爆発的に売れている。過去28回の中で最大の利益を上げる可能性が高い。 しかし、内藤哲也がよく口にしているように、地方も含めて会場を埋めなければ、かつてのような全国的なブームを巻き起こすことができない。7月30日現在、19大会中11大会を終えて、札止めが6大会、満員が3大会。浜松大会と、高松大会は満員マークを付けられなかったが、昨年に続いて愛知県体育館大会(7.28)を札止めにできたのは大きい。名古屋はテレビ朝日と同じ時間に地上波がネットされている。その効果も大きいのだろう。 大阪城ホールのように再び名古屋レインボーホール(日本ガイシホール)でもビッグマッチを開催してもらいたい。今年のG1は、優勝戦線とは別に観客動員数にも注目していきたいと思う。取材・文 / どら増田写真 / 舩橋諄
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スポーツ 2018年08月01日 19時01分
中国爆買いサッカーにトドメを刺すイニエスタの一言
バルセロナFCからやってきた世界的名手、アンドレス・イニエスタの存在感は、やはり別格だ。 「7月22日に開催されたイニエスタのデビュー戦、ヴィッセル神戸対湘南ベルマーレの試合は、クラブの公式発表によれば、神戸のホームゲームでは今季最多の26146人。指定席は完売で、当日に自由席が追加されました」(スポーツ紙記者) そのイニエスタは7月28日に“一時帰国”してしまった。クラブや選手たちの話を集約すると、今回の帰国と8月初旬の再来日は当初の予定通りとのことだが、神戸戦でひともうけしようともくろんでいたアウェー側のクラブは「だったら、最初から知らせてくれよ」と愚痴の1つも言いたい心境だろう。 「前売りの払い戻しが殺到するのも覚悟しているそうですが、帰国中のイニエスタの発言次第では、Jリーグは“スター軍団”に好転するかもしれませんよ」(専門誌記者) 近年、年俸が高騰して契約先を失った元代表選手といえば、中国リーグ移籍が既定路線。中国リーグが希望額を出すからだ。 「でも、実際に中国リーグ入りした元代表選手たちは、そこでの生活をあまり気に入っていません。中には移籍を後悔している選手もいるのです」(同・記者) 理由はいくつかある。中国は都市部と地方で、インフラの差があり過ぎる。ホテルなどの衛生面はもちろんだが、買い出しにも苦労させられているという。 「農薬を使い過ぎて形がイビツになったり変色している野菜が平然と並べられていたそうです。『身長が伸びる』などとデタラメなことを言って売っていた品物もあるとか。中国の治安、衛生面の悪さは欧州選手の間でも話題になっています」(同) 今、Jリーグ本部では外国人選手枠に関する“意見交換”が始まっている。3人+アジア人枠1人+Jリーグとの提携国枠1人で、1クラブ最大5人となっているが、「撤廃、もくしは拡大して」という意見が出始めているという。各国の一流選手が「中国よりも安全で衛生的な日本で」と考え始めていることはJリーグ本部にも届いているからで、外国人選手枠を拡大しなければ、せっかくのビジネスチャンスも逃してしまうというわけだ。もちろん、資金力が乏しい地方クラブから反対する声も出ているようだが…。 ともあれ、帰国中のイニエスタが「日本での生活は快適だ」と一言いえば、成り金の中国リーグは失速し、Jリーグは大きな転機を迎えることになる。巡り巡って日本サッカーのレベルアップへとつながることを大いに期待したい。
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スポーツ 2018年08月01日 17時20分
球界では5年ぶり 中日・京田陽太が演出した“2点”犠牲フライ
ノーアウト・1アウトの時に打者がフライ・ライナーを打ち、三塁ランナーが生還した際に記録される犠牲フライ。一般的には、アウト1つと引き換えに1点をもぎ取る“最低限の仕事”というイメージが強いだろう。しかし、31日のプロ野球では、そのイメージとは異なる形の犠牲フライが記録された。 愛知・ナゴヤドームで行われた中日対阪神の一戦。0‐1で1点ビハインドの3回裏、中日はノーアウト2塁から武山真吾のタイムリーで同点に。さらに、その後1アウト満塁の絶好機を作り出すと、3番打者の大島洋平に勝ち越しの一打を託した。 相手投手の岩貞祐太が投じた2球目を、センターに大きく打ち上げた大島。これにより、3塁ランナーのオネルキ・ガルシアは悠々と本塁に生還した。中日が大きな1点を追加したこの場面だが、ここまでは至って普通の犠牲フライが放たれただけであった。 しかし、この後2塁ランナー京田陽太が見せた好走塁により、この場面は普通ではなくなる。滑り込みながらフライを捕球した俊介の返球が遅れた隙をついて、京田は2塁から一気に本塁へ突入。阪神側の中継プレーが間に合わなかったことで、大島の打球は“2点”犠牲フライとなった。 この一連の流れに加え、1塁ランナー荒木雅博の2塁への進塁も演出した京田の好走塁。試合をチェックしていたファンからは「は?犠牲フライで2点?」、「脚力もそうだけど、状況判断もすごいな」、「非常にレアな場面を見せてもらった」といったコメントがネット上に寄せられている。 “2点”犠牲フライが記録されたのは、2013年9月14日のロッテ対西武戦の7回表以来およそ5年ぶりのこと(ロッテ・鈴木大地が記録)。この時も、2塁ランナー角中勝也の激走が、世にも珍しい記録を生む原動力となっていた。 5年前の角中と同じく、素晴らしい走塁で魅せた今回の京田。記録の珍しさから“珍プレー”とも称されているようだが、“スーパープレー”という表現の方がしっくりくるのではないだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年08月01日 17時10分
元巨人・村田修一が引退表明 アノ球団がギリギリまで獲得を検討していた!
松坂世代の一人である村田修一内野手が今季限りでの現役引退を表明した。37歳、独立リーグ、ルートインBCリーグ・栃木でプレー。昨季オフ、戦力外を通告され、独立リーグ入り後もNPB復帰の道を模索していたが、ついに叶わなかった。移籍・新規契約を結ぶ7月31日にその可能性が断たれ、8月1日の会見となった。「一週間くらい前かな、村田から球団(栃木)に連絡があって、8月1日に会見場を押さえてほしいとの申し出がありました。覚悟していたんだと思います」(独立リーグ関係者) 独立リーグでの成績だが、打率3割5分2厘、本塁打9、打点44。25日の武蔵戦まで3試合連続アーチを放つなど絶好調だった。同関係者は、「レベルが違う。NPBや日本代表チームで4番を務めた人は、打球音からして違う」と評していた。 独立リーグ最終戦の9月9日の群馬戦までは現役を務める。本人は覚悟を決めていたようだが、12球団は“眼中ナシ”というわけではなかった。水面下で獲得を検討したチームも実際にあったようだ。「古巣のベイスターズですよ。どれくらい真剣に検討したかは分かりませんが、獲得候補リストに村田が最後まで残っていたと聞いています」(球界関係者) 村田はDeNAが経営母体となった今日のベイスターズは知らない。だが、古巣側が村田獲得を検討した理由はいくつかある。DeNAが経営母体となって以来、チームOBを大切にするようになったが、それだけではない。「連日の猛暑」も影響していた。 「DeNAは8月に27試合を予定しています。でも、うち24試合が屋外球場なんです。横浜スタジアムでは17試合が組まれていますが、どうも、今年のDeNA投手陣は本拠地での成績が良くない。チーム防御率が4点台後半なので、味方打線の得点能力を高め、投手陣をカバーできる態勢にしないと…」(前出・同) ベイスターズに限らず、8月の投手陣はバテバテだ。昨年8月のチーム防御率は4.25で、一昨年は4.14。昨年は打線が爆発して勝ち越したものの、今年は主砲・筒香へのマークが厳しく、大量得点につながることが少なくなった。この状況を元4番・村田の復帰で打破しようと考えたわけだ。「村田が爆発的な活躍をするとは考えていません。でも、チーム功労者に対する敬意は示すべきだとの意見も出ていました」(同) 前所属の巨人でも、前日は村田の名前が囁かれていたそうだ。31日、先発マウンドに上った内海哲也が4年ぶりとなる完封勝利を収め、チームを支えた同じベテランとして、まさに明暗を分けた格好だ。村田は球団史上初の主将にも選ばれたほどだ。今もメールなどで連絡を取り合う選手は少なくないという。「村田がどんな引退後のライフプランを立てているのか、巨人もその相談に乗る準備はできているようです」(同時点/ベテラン記者) 今季のセ・リーグのペナントレースだが、2位以下のチームがダンゴ状態となっている。そのため、短期的であっても起爆剤を求めがちだが、やはり長期的な視野で考えた場合、外部補強したら、誰か一人の若手を一軍登録から外さなければならない。そこで“損得勘定”がされて、最終的に至る。 功労者に対し、球団がどう応えていくべきか、勝負の世界とはいえ、考え直す必要もありそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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ドラディション ウルティモ・ドラゴンがレジェンド入り熱望。世界規模でのレジェンド増員計画が浮上した
2008年04月01日 15時00分
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スポーツ
ハッスル ボノちゃんピンチ!? M軍が放つ3人目の刺客に2m超えの大巨人
2008年04月01日 15時00分
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スポーツ
ハッスル インリン様が“ハッスル婚”
2008年04月01日 15時00分
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スポーツ
新日本プロレス 中邑真輔が棚橋弘至を破ってIWGPヘビー級王座V2達成。その舞台裏で4・27大阪大会の防衛戦が暗礁
2008年03月31日 15時00分
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スポーツ
新日本プロレス 天山広吉&飯塚高史がIWGPタッグ王座に名乗り
2008年03月31日 15時00分
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スポーツ
ノア 高山善廣、小橋建太狩りに秘策
2008年03月31日 15時00分
特集
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岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
芸能
2025年08月05日 23時00分
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野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
スポーツ
2025年07月25日 23時30分
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豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
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宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
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元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分