スポーツ
-
スポーツ 2018年07月26日 18時00分
阪神 夏の甲子園+豪雨災害+台風で悪魔の20連戦へ
ペナントレース後半戦のスタートは、宿敵・巨人との3連戦だった。「借金3」からの再スタートとなった金本阪神にとって負けられない戦いに変わりはないが、敵は相手チームだけではなかった。近年、例のない「20試合以上の連戦」を覚悟しなければならないのだ。 「球宴前の3連戦(7月9、10、11日)が中止となった時点で、阪神スタッフは右往左往していました。7月19日、セ・リーグの営業担当者が集まって話し合うことまではどうにか決まりましたが、阪神側が妙案を持っていたわけでもなければ、結論を先延ばししただけ。金本知憲監督(50)にとって致命的なダメージとなりそう」(在阪記者) 西日本一帯が記録的な豪雨に見舞われた。これを受けて8日のDeNA戦前、次カードを主催する広島球団から阪神に一報が入った。9日からの3連戦を中止にすると…。豪雨災害に伴う被災者の心情や交通事情を考慮したのだ。当然の判断ではあるが、今年の阪神は「天」にも見放されている。 前半戦、12球団でもっとも少ない74試合しか消化できなかった。雨天中止が続き、予定していた11試合が流れてしまったのだ。 「この11試合を10月初旬までに消化しなければなりません。8、9月は連戦に次ぐ連戦です」(同) 19日の担当者会議では、その11試合をどう消化させるかが話し合われた。妙案なんかない。他球団の移動休日に組み入れる以外、方法はないのだ。 「最悪、24連戦という計算でした(8日時点)。ここまで来ると、他球団も阪神サンに同情しています」(在京球団スタッフ) 他球団も譲歩するつもりでいたが、長期連戦は避けられない。クライマックスシリーズ、日本シリーズの日程もある。11月には日米野球も開催されるため、日程を遅らせたくない。 「8月は夏の甲子園大会で長期遠征となります。宿泊ホテルの快適さにより肉体的負担は昔ほどではないものの、9月に本格的な台風シーズンを迎えます。屋根のない甲子園は天候に左右されやすい。豪雨、甲子園大会、台風の三重苦ですが、営業的にダブルヘッダーはやりたくない。1枚のチケットで2試合分となれば、売上げは半分。お客を入れかえるとしても、短時間で混乱を起こさないようにするのは難しく、警備上の問題もあります」(同) 意地悪な言い方だが、このまま首位広島の独走を許した場合、阪神には「雨に負けた」の言い訳もできてしまう。金本監督は悩めるエースの藤浪晋太郎、若手投手らでローテーションを補充するつもりだが、リーグワーストの打線のテコ入れ策は持っていない。 ロサリオは完全に見放され、現有メンバーに喝を入れるだけ。チーム打率2割4分3厘はリーグワースト。救援投手への負担も大きい。 「ロサリオの不振でナバーロを緊急獲得したが、関連グッズは在庫の山。予算オーバーの収支は赤です。打たなくても『ロサリオを使え』が営業の本音」(在阪記者) 金本監督は長期連戦について「鍛えてきたから大丈夫」と言ったそうだが、勝負どころの9月に強行日程となれば、故障者も続出するだろう。 チームは崩壊寸前だ。
-
スポーツ 2018年07月26日 17時30分
ロッテ藤岡貴裕と日本ハム岡大海のトレードが成立!トレード期限直前の電撃発表
千葉ロッテマリーンズの藤岡貴裕投手と、北海道日本ハムファイターズの岡大海外野手のトレードが成立した。26日、両球団が発表した。トレードや育成からの支配下登録を含む補強期限が今月の31日と迫っている中、パ・リーグで優勝、CS争いを展開している両チームが、知名度の高い選手同士のトレードを成立させたことは異例だ。両チームだけではなく、プロ野球ファンの多くが驚きを隠せないようで、ネット上ではこのニュースが大きな話題になっている。 藤岡は2011年に横浜(現DeNA)、楽天との3球団競合の末、ロッテに東洋大学から入団。即戦力左腕として1年目から順調なスタートを切ったが、その後なかなか勝ちきれず。2015年からは先発から中継ぎに転向するも、持ち味である150キロのストレートを活かすことができなかった。今シーズンはまだ一軍に昇格していないが、再生能力に定評のある日本ハムへの移籍はチャンスかもしれない。 藤岡は「正直、驚いています。ここまでの6年半、お世話になった千葉ロッテマリーンズには感謝をしています。新天地であるファイターズで新しい気持ちで頑張りたいと思います」と感謝。「様々な思い出がマリーンズではありますが一番印象に残っているのは長男が生まれた日に仙台で勝ち投手になれたことです。仙台ではプロ初登板、初勝利も挙げられましたし、色々と思い出が残っています」と振り返った。「千葉ロッテマリーンズファンの皆様には、いつもどんな時も大きな声援で後押しをしてもらったことに感謝をしています。皆様の応援を背に投げることが出来て、とても幸せでした。ファイターズで頑張ります。ありがとうございました」とロッテファンに感謝しつつ、新天地での活躍を誓った。 一方の岡大海は、2013年ドラフト3位で入団。1年目は開幕一軍の切符を勝ち取ったが、プロに入ってからの岡は長い間、怪我と戦っている印象が強い。今シーズンは、主に代打や代走で28試合に出場、打率.154、打点7、盗塁5の成績。昨日の楽天戦まで一軍登録されており、仙台遠征中のトレードは青天の霹靂だったことだろう。 岡も藤岡と同じくコメントを発表。「入団から5シーズン、故障が多く思うようにプレーできない時期もありましたが、ファンの皆様からの温かい声援が大きな支えになり、本当に有難うございました」と感謝した。「ファイターズでの一番の思い出は、2016年の日本一をフィールドの上で味わえたことです。チームメートや監督・コーチ、スタッフの方々にも本当に感謝しています。ファイターズという素晴らしいチームで野球ができたことは大きな財産です。今後はファイターズを相手に戦うことになりますが、自分らしさ出して精一杯頑張ってきます」とファイターズファンにメッセージを送った。 両選手とも背番号は未定。ロッテ球団は28日に岡の入団会見を開く予定だ。 他球団も駆け込みでトレードや選手獲得を続々と発表しており、両リーグとも団子状態から抜け出すためにあの手この手で補強を進めている。31日までまだ動きがある可能性は十分にある。文・写真 / どら増田
-
スポーツ 2018年07月26日 17時10分
7.29RIZIN、浅倉カンナとRENAがメインで再戦!民意はどちらを推すのか?
29日にさいたまスーパーアリーナで開催する総合格闘技イベント『RIZIN.11』の全対戦カードと、試合順が決定した。メインイベントは浅倉カンナだ。昨年大晦日に同所で行われた女子スーパーアトム級トーナメントの決勝で、優勝大本命だったRENAを絞め落とし、大番狂わせで優勝している。5.6『RIZIN.10』福岡大会で、カンナの試合後に現れたRENAは、再戦を要望するも「RENAさんはその後試合をやっていない」とカンナは返事を保留した。 するとRENAはホームリングのシュートボクシングが主催する7.6『Girls S-cup』TDCホール大会のスペシャルワンマッチになんとMMAルールで参戦すると発表。ブラジルのエレイン“パンテラ”リアルと対戦した。しかし、エレインが契約体重をオーバーしたこの試合で、RENAは大苦戦。結果は3-0で判定勝ちを収めたが、カンナとの再戦に不安を残した。 試合後、マイクを持ったRENAは「復帰戦、スカッと勝ちたかったですけど、初めて判定までいきました。明日から死に物狂いで練習して29日に向かっていきます!」と述べていたが、RENAにとっては課題が見つかり、カンナ戦に向けて収穫を得たようだ。 『RIZIN.11』のカード発表会見で、榊原信行RIZIN実行委員長は「ジョシカク(女子格闘技)の将来を左右する重要なカード」として、同カードをメインイベントにする意向を示していたが、このたび、正式にメインイベントで行うことが決定した。フジテレビ系列で全国中継も決定。今回も一部の試合を生中継する予定だ。大晦日の一戦を機にカンナの世間的な知名度は一気に増した。榊原委員長の名言“ハートウオーミング”交際を報じられた良き相方、“神童”那須川天心(今大会はロッタン戦のダメージが癒えず欠場)の存在もある。昨年の大晦日から、ジョシカクの風はカンナに吹き続けている。 「絶対に負けられない一戦。楽しんで頑張りたい」 カンナに意気込みを聞くと、“誰か”の大一番前と似たような発言が聞かれた。続けて「もう一回勝って、もっと上に行きたいですね」とさらなる高みを目指す考えを示した。本人は「そうですか?うれしいです」とおどけていたが、今年のカンナを見ていると、昨年には見られなかったオーラが感じられるようになった。RENAとは別の意味で「私もカンナちゃんみたいになりたい」という子供たちや学生が増えていると思う。女子のスポーツ競技において、若い同姓のファンを増やすことは競技人口の増加に繋がる。 榊原委員長が話していたように、そういう意味でもこの一戦は「ジョシカクの未来」を左右する大一番になるのは間違いない。勝敗も気になるが、観衆がどちらの選手を推すのかも重要なテーマになってくるだろう。取材・文・写真 / どら増田
-
-
スポーツ 2018年07月26日 15時00分
【DeNA】浜口遥大が待望の初白星!指揮官期待のキーマンが連敗ストッパーに!
⚫中日ドラゴンズ3-4横浜DeNAベイスターズ◯<ナゴヤドーム>☆10度目の正直 ベイスターズ期待の2年目左腕が、10度目にして待望の初勝利を挙げた。初回にロペスのタイムリーで1点をプレゼントされるも、先発浜口遥大は立ち上がりからランナーを許す苦しいピッチングで、2回には昨年新人王を争った京田に逆転打を浴びてしまう。その後も毎回ランナーを背負うも粘り強く投げ抜き、6回を100球ジャスト、被安打7、3フォアボールでお役御免。その後リリーフ陣の踏ん張りで、嬉しい今季初白星を手に入れた。☆二年目のジンクス ラミレス監督も語っていた「難しい2年目」。いきなり10勝を挙げたルーキーイヤーを超えるべく、自主トレでは高速スライダーや、解禁された2段モーションを試すなど、準備は怠っていなかった。しかし、キャンプ中に発症した左肩違和感から歯車が狂い始め、戦列復帰は5月12日までずれ込んだ。及第点のピッチングはするものの、勝ち星からは見放され続けた。7月1日のカープ戦では、連続押し出しの記録を残してしまいファーム行きを命じられると、7月9日には専属キャッチャーの高城俊人がオリックスにトレードのニュースも飛び込んでくる。2年目のジンクスとは言えぬ、予期せぬ事が立て続けに起こった。☆指揮官、そして周囲の期待 指揮官から「後半戦のキーマン」と指名された浜口。ワインドアップを取り入れ、高速スライダーも有効利用し、プロ初勝利を挙げたナゴヤドームで、やっと今季初白星をゲットした。思えば、今季キャップのデザイン変更された際のモデルも浜口。横浜駅には特大ポスターがお目見えした。スローガンの"VICTRY is within US"も、浜口の日本シリーズのあわやノーヒットノーランの好投からインスピレーションされたものだった。 石田、今永、井納が序盤に崩れ、嫌な形での3連敗。チーム今季最大借金7の状況での連敗ストッパーとなった浜口。東も左指の負傷の為一旦抹消され、先発陣は苦しい状態。日本シリーズでチームに息を吹き返させた爆発力を持った左腕が、苦しい夏場にやっと"開幕"した。取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
-
スポーツ 2018年07月26日 12時40分
「相撲ダメだな」元横綱朝青龍、横綱全員不在の7月場所に“物言い” SNSでは賛否
名横綱の目には、どこか物足りなく映ったのだろうか。 8日から22日にかけて行われた大相撲7月場所。関脇御嶽海の初優勝で幕を閉じたこの場所に、ツイッターで“物言い”をつけたのが元横綱朝青龍のドルゴスレン・ダグワドルジ氏だ。 千秋楽から2日後の24日に、「名古屋場所優勝誰!?」という質問ツイートを投稿したダグワドルジ氏。多くの人がコメント欄に御嶽海が優勝した旨を書き込んでいたため、恐らく質問の答えは瞬時に判明したことだろう。 しかし、その後朝青龍氏は「えーありえない!!」、「相撲ダメだな!!」というツイートを連投。今場所の結果について、納得のいかない部分があったということを伺わせている。 ダグワドルジ氏の一連のツイートに対し、コメント欄には「何があり得ないんですか?」、「御嶽海頑張ってましたよ」、「なんで後輩の活躍を素直に喜べないのか」といった反発の声が寄せられている。一方、中には「まあ気持ちもわかりますよ」、「横綱が誰もいなくて…」、「豪栄道・高安にはもうちょっと頑張って欲しかったですね」と一定の理解を示すコメントも見受けられた。 改めて説明するまでもないとは思うが、今場所は白鵬(4日目から)、鶴竜(6日目から)、稀勢の里(初日から)の3横綱が揃って休場。横綱不在は2006年夏場所以来12年ぶり、3横綱不在となると1999年春場所以来19年ぶりとなる異常事態であった。 加えて、場所前最大の注目力士であった新大関栃ノ心も、7日目から無念の休場。さらに、本来ならば休場者に代わって優勝争いを牽引すべきだった豪栄道(10勝5敗)、高安(9勝6敗)の2大関も、共にカド番を脱出するのが精一杯。こうした状況を考えると、ダグワドルジ氏が疑問を持つのも致し方ない部分があるのかもしれない。 全ての力士に万全の状態でいてほしいという思いは、恐らくダグワドルジ氏もファンも同じ。次の9月場所では、全員揃い踏みの熱戦を切に願いたいところだ。文 / 柴田雅人記事内の引用ツイートについてAsashoryu第68代横綱朝青龍の公式Twitterよりhttps://twitter.com/Asashoryu
-
-
スポーツ 2018年07月26日 11時35分
W杯の影響がこんなところにも?初訪日のドイツ外相がまさかの「ハンパナイ」
閉幕から早くも10日あまりが過ぎた2018ロシアW杯。ベスト16入りを果たした日本代表の戦いは各方面で話題を集めたが、その影響は意外なところにも及んでいたようだ。 25日、日本を初めて訪問したドイツのハイコ・マース外務大臣。午前10時頃の到着以降、河野太郎外務大臣との会談や増上寺の訪問などのスケジュールをこなし、その後、政策研究大学院大学での講演に臨んだ。 先の「平成30年7月豪雨」へのお見舞いから、講演をスタートさせたマース外相。その後は当然、政治・外交面について話が及ぶのかと思いきや、話題は先のロシアW杯へ。日本代表へ賛辞を述べた後、最後にマース外相が口にしたのが「ハンパナイ」という単語であった。 高校時代の大迫勇也の活躍に、端を発したフレーズである「大迫半端ないって」。大会期間中に多くの日本国民に認知されたこの言葉は海をも超えたようで、マース外相も「大迫勇也選手のおかげで、私たちは新しい表現を覚えました」と述べている。 もちろん、「ハンパナイ」以降のマース外相は、両国間の関係や世界情勢について至って真面目に講演を行っている。ただ、サッカーとはおおよそ無縁の場におけるこの発言は“まさか”であったようで、ネット上には「どこまでいくんだこのセリフ」、「おもしろい人だな」、「これがサッカー外交か」といった驚きの声が寄せられている。 また、今回の講演について報じているNHKニュースの公式ツイッターは、発言部分を個別にピックアップした記事も公開している。既に全日程を終えて機上の人となっているマース外相だが、色々な意味で半端ない反響を呼ぶ初訪日となったようだ。 ちなみに、マース外相による今回の講演全文及びに訪問中の足取りは、ドイツ大使館の公式ツイッターが「#マースでございマース」というユーモラスなハッシュタグの元、逐一ツイートを投稿してくれている。もし、「ハンパナイ」発言でマース外相に興味を持たれた方がいたら、そちらもチェックされてみてはいかがだろうか。文 / 柴田雅人
-
スポーツ 2018年07月25日 18時30分
新日本G1、Bブロック飯伏の連勝を止めた“日大レスリング部出身”矢野の悪質タックル!
新日本プロレス真夏の最強決定戦『G1クライマックス28』は、序盤の7大会を終え、Bブロックは各選手が3試合を消化した。IWGPヘビー級王者ケニー・オメガが唯一の3連勝で単独トップに立つ。石井智宏、飯伏幸太、内藤哲也、SANADAが2勝1敗で続き、NEVER無差別級王者の後藤洋央紀、矢野通、タマ・トンガ、ザック・セイバーJr.が1勝2敗。IWGP USヘビー級王者のジュース・ロビンソンはまさかの3連敗で、残り試合は一つも落とせない状況だ。 首位を走るケニーは、昨年、一昨年のG1決勝で対戦した内藤、後藤を相手にそれぞれ充実した内容で勝利。7.21後楽園大会で行われた3戦目は、タマ・トンガが相手だった。 タマはアメリカ・サンフランシスコ大会で再び一つになりかけていたバレットクラブから造反。弟のタンガ・ロア、父のキング・ハクとともに、オリジナルメンバーの魂を持つ「バレットクラブOG」を結成したのだ。バッドラック・ファレも合流し、タマはBブロックで、ファレはAブロックで、それぞれ暴れている。2人は勝負度外視で存在感をアピールしようと反則負けの山を築く。ケニーは残るメンバーとバレットクラブELITEを率いることになったが「バレットクラブのことをハッキリさせようじゃないか」とタマ戦をバレットクラブの「清算試合」と位置づけていた。 しかし、タマにそんな気持ちはさらさらない。というより、ケニーよりも切り替えができているのだろう。この日もロア、ファレを介入させるなど反則三昧で試合をぶち壊し、反則負けを喫した。試合後もケニーへの攻撃をやめない3人に対して、ハングマン・ペイジ、チェーズ・オーエンズ、そして飯伏が救出に入り、OG勢を蹴散らした。 試合後、タマは「俺たちはこれで元に戻った。俺たちこそがバレットクラブだ。俺にはこの問題を正す責任があった」と改めてケニーらと決別すると宣言。ケニーも「俺はここにいるボーイズを連れて、俺のユニットを大事にしていく」と気持ちを整理したようだ。 矢野はリングアナに「日大レスリング部出身」とわざわざ言わせておきながら、最初の2試合は「クリーンファイト」に徹し、日大のイメージアップ貢献に向けて、ラフファイトを封印していた(というより、させてもらえなかった)が、結局2連敗スタートとなった。初戦では石井に急所蹴りを食らい、敗れるなど本末転倒な展開が続いていた。 しかし、3戦目は違った。「勝たなきゃ意味がない!勝ちしか意味がないんだよ!相手をぶっ壊してでもな、勝たなきゃ意味ねーんだよ!俺はそうやって教わったんだ、バカヤロー!」と戦前に本音をチラつかせながら臨んだ相手は2連勝中の飯伏幸太だった。この日の矢野は試合中、観客に「やってられねーんだよ」と悪態をつくなど、普段の矢野に戻っていた。最後は飯伏の攻撃をくぐり抜けた矢野が急所を殴り、飯伏が無防備になると、なんと矢野は背後から“悪質タックル”を炸裂させ、ひるんだ飯伏を丸め込んで3カウントを奪取。飯伏の連勝を止めるとともに、念願の公式戦初勝利をゲットしている。 試合後、インタビューブースに現れた矢野は「俺は、アマチュアレスリング、及び、日大精神を忘れてないはずだ。忘れてないんだ! 忘れてないんだ!」と叫んだ。2戦目までは保身に走っていたが、今後も悪質タックルを使う可能性は十分考えられる。敗れた飯伏は「矢野さんの罠にハマりましたね。あれはタックルだったんですか?背後からのタックル、ありなんですか?」と報道陣に逆質問。「プロレスならアリ」と伝えられると「じゃあ、完敗ですね。矢野さんのスタイル的に完勝ですね。またやります。リベンジ、リベンジ」と股間を押さえながら控室に入っていった。 その他の試合では、SANADAが真田聖也名義の時代に得意としていた回転足折り固めをザックに決めて2連勝。内藤は、パートナー不在時に“組まされていた”ジュースを相手に完勝。後藤と石井のCHAOS同門対決は、大激戦の末、垂直落下式ブレーンバスターで石井が勝利した。試合後は2人とも話せる状態ではなく、ノーコメントで控室に向かった。 BブロックはAブロックに比べると今後の展開は予想がつかない。この後は、7.26新潟、7.28愛知、8.1鹿児島、8.4大阪と続く。中盤戦で誰かが突き抜けるのか?猛暑の中、序盤から激戦が続いているだけに、選手のコンディションも心配されるが、地方のファンにもG1の熱波を届けてもらいたい。取材・文 / どら増田写真 / 舩橋諄
-
スポーツ 2018年07月25日 18時00分
伊調馨vs吉田沙保里 階級刷新で激突する遺恨バトルの行方
オリンピック4連覇の伊調馨(34)が、10月13日開幕の全日本女子オープン選手権での復帰を検討している。再来年の東京五輪出場を目指すなら、来年までに世界大会にコマを進めておかなければならない。期限ギリギリでの復帰となるが、その前に立ちはだかるのが、「霊長類最強女子」と言われた吉田沙保里(35)となりそうだ。 「レスリングは、東京五輪から階級が刷新されます。女子は50、53、57、62、68、76㎏級となる。伊調は58、63㎏級で頂点に立ったが、53㎏を目指すことになるでしょう」(体協詰め記者) 伊調はこれまでも体重が足らずに出ていたという。しかし、そうなると53、55㎏級で世界を極めた吉田が狙う階級とぶつかる。 「国内大会ではまだ従来の階級が使われます。2人が現役を続けるのなら、直接対決は東京五輪までのいずれかの世界大会で実現しますが、まずは吉田の進退が注目です」(同) 吉田は至学館大学副学長で、レスリング部のコーチでもある。同大学といえば、パワハラで問題となった栄和人氏が指導者復帰して、すぐに解任されている。 後任は近く発表されるが、吉田はその有力候補の1人だ。 「東京五輪を目指すのなら、吉田も伊調同様、来年の世界大会に出ておかなければなりません。監督兼任の選択もあり得ますが、吉田は後輩からの人望も厚い。同大学には軽量級の強豪選手も多いので、吉田の愛弟子が伊調と対戦する可能性も高い」(関係者) 6月の明治杯では、伊調と同じくパワハラ被害者である田南部力コーチの娘、夢叶が59㎏級に出場。決勝まで勝ち上がれば至学館OGの川井梨紗子とぶつかるため、この間接遺恨に注目が集まったが、準決勝で夢叶が敗れた。 「伊調が57㎏級を避けるのは、この川井がいるからです。また、伊調と吉田の不仲説は以前から囁かれていた。直接対決でオトシマエを付けるか、それとも教え子たちによる代理戦争になるか。関係者らも2人の選択に興味津々ですよ」(スポーツ紙記者) 遺恨バトルの行方やいかに。
-
スポーツ 2018年07月25日 17時30分
金本監督が決断!FA補強で弾き出されるあのベテラン
首位広島に6連敗を喫し、リーグで最も消化試合数が少ない金本阪神までが「自力V消滅」の危機に陥った(7月24日時点)。しかし、この敗退が阪神を「決断」させたようである。 「好投手が出てくると、著しく得点能力が落ちます。フロントは本拠地で負け越していることを懸念しており、現場が求める打線の強化を受け入れる方向です」(在阪記者) 同日は広島の左腕・ジョンソンに苦しめられ、7回途中まで散発5安打に抑え込まれた。最も多く試合をする本拠地・甲子園で、15勝24敗1分けでは、観客動員数に影響してくる。金本知憲監督(50)は相手の先発がエース級だと、打撃優先の打線で臨むことが多い。その打線が得点を挙げられないのだから、今オフは大胆に選手を補強していく。阪神フロントはそんな雰囲気になっていた。 「今オフ、国内FA権を取得した選手で去就が注目されているのは、広島の丸(佳浩=29)です。本人は去就についてひと言も発していませんが、こちらはライバル巨人も注目しているともっぱらです」(プロ野球解説者) 昨年オフ、その権利を行使しなかった中田翔(29=日本ハム)もいる。しかし、一連の打線低迷を受け、阪神は「もう一人の大物」の調査も進めていた。西武内野手、浅村栄斗(27)だ。浅村も去就を明確にしていないが、こんな情報も聞かれた。 「大阪府の出身で、大阪桐蔭から西武に入っています。ソフトバンク、オリックスも熱視線を送っています」(前出・在阪記者) 浅村はセカンドを任されているが、内野ならどこでも守れる。昨季も全試合に出場し、2割9分1厘と好成績を残し、今季も3割2厘(5位)と当たっており、66得点はリーグトップだ(同時点)。この右のスラッガーが獲得できるのなら、大きな戦力となる。 「一方で、阪神は矛盾する動きも見せています。故障で戦線を離脱した上本(博紀=32)に対し、残留の下交渉を開始しています」(球界関係者) 上本はシーズン序盤、低迷する打線において唯一爆発し、存在感を見せつけたが、左ヒザを故障してしまった。6月半ばに手術を終えて退院しているが、本格的な練習はまだ再開していない。阪神フロントには昨年オフ、守備の名手・大和をFA流出させてしまった反省もあり、早々に動き始めたのだろう。上本にフロントの誠意が伝わったとすれば、浅村と上本、セカンドのポジションで重複してしまう。浅村は内野ならどこでも守れる。また、上本も外野守備の練習に加わったこともあり、両方をスタメンで使おうと思えばいくらでもその方法はある。 「糸原、北條、大山。金本監督が育てたいとする若手の内野手がいます。4番を任せている陽川は守備に難があり、今は無理をして三塁を守らせていますが、本来なら、一塁か外野で固定したいと思っています」(前出・プロ野球解説者) 福留孝介は来季42歳になる。糸井嘉男も7月31日に37歳の誕生日を迎える。3年以上先のことも考えれば、ポジションの重複は一時的なことなのかもしれない。近年、阪神は外国人選手の補強が巧くいっていない。同じ補強ならば、国内FAにシフトしたほうが得策かもしれない。 「国内FAで浅村を獲りにいくとなれば、厳しい立場に置かれるのは鳥谷と西岡。鳥谷は打撃不振とはいえ、『まだできる』というのが、OBたちの一致した意見です」(前出・同) ジョンソンに抑え込まれた24日、何人かの阪神OBは「右方向への打撃を意識しすぎたのか、全員おかしな振り方をしていた」という趣旨のコメントを出していた。好投手からは長打は出にくい。コンパクトスイングで右方向を狙う作戦は間違っていないが、その意識が強すぎて選手が萎縮してしまうのは良くない。金本監督はどういう指示の出し方をしたのか…。補強の是非を検討する前に、鳥谷を始め、現有戦力を活かす方法も考えるべきではないだろうか。(スポーツライター・飯山満)
-
-
スポーツ 2018年07月25日 14時00分
ファンの胸を打つ力投 ロッテのプロ4年目・岩下大輝がプロ初登板
24日に行われたロッテ対ソフトバンクの一戦。共に3位を争うチーム同士の試合で、ロッテのプロ4年目・岩下大輝がプロ初登板を果たした。 2014年のドラフトで3位指名を受け、プロの門を叩いた岩下。しかし、プロ1年目のオフに右ひじ靭帯の怪我によりトミー・ジョン手術を、更に昨年オフには腰椎椎間板ヘルニアの手術を受けるなど、予期せぬ回り道を強いられていた。 そんな苦労人がようやくたどり着いた、1軍マウンドの晴れ舞台。しかし、野球の神様は、またしても岩下に試練を与える。“延長12回裏1点リード”、“登板時刻は23時台半ば”、“ブルペンに控え投手0”、“先頭打者はソフトバンク4番のデスパイネ”といった過酷な要素が揃う場面に、岩下は放り込まれたのだ。 プロ初登板の投手が迎えるにしては、あまりにも荷が重すぎるこのシチュエーション。緊張と重圧に飲まれ、チームの逆転サヨナラ負けを演出してしまう可能性もあっただろう。だが、岩下は味方のエラーもあり1失点こそ喫したものの、自責点・四球共に0で1イニングを完投。「ナイスピッチング」と言って全く差し支えない、堂々の投球を披露した。 岩下が見せた踏ん張りは、多くのロッテファンの胸を打っているようで、ネット上には「とんでもない場面だったけどよく頑張った!」、「岩下の力投が最大の収穫だわ」、「本当によくやってくれた、ありがとう」といった労いの声が多く挙がっている。 また、こうした声の大きさからか、ツイッターのトレンドランキングでは、「プロ初登板」というワードがランクインを果たしている。21歳の右腕が残したインパクトの大きさを証明する、何よりの証拠といっても過言ではないのかもしれない。 星稜高校(石川)時代には、9回裏に8点差を逆転した夏の県大会決勝戦(対小松大谷)で2ランホームランを放ってもいる岩下。痺れる場面にも臆することのないその豪胆さで、これからの未来を切り開いていってほしいところだ。文 / 柴田雅人
-
スポーツ
新日本プロレス 中邑真輔が蝶野正洋に逆査定宣告
2008年03月19日 15時00分
-
スポーツ
戦極 第二陣にヒクソン・グレイシーを超える大物参戦決定。ホジャーが新たな神話の扉を開ける
2008年03月19日 15時00分
-
スポーツ
戦極 中尾“KISS”芳広の参戦が決定。吉田秀彦、藤田和之にケンカ状を叩きつけた
2008年03月19日 15時00分
-
スポーツ
全日本プロレス 渕正信取締役がチャンピオン・カーニバルを予想。本命に佐々木健介、キーマンに諏訪魔を指名
2008年03月19日 15時00分
-
スポーツ
パンクラス 引退表明から一転、リング復帰する金原弘光。決意の影には長渕剛
2008年03月19日 15時00分
-
スポーツ
ハッスル ボノちゃん崖っぷち。大阪で公開処刑!?
2008年03月18日 15時00分
-
スポーツ
ハッスル 川田利明が歌でも勝利。魅惑の腰フリダンスを披露
2008年03月18日 15時00分
-
スポーツ
ハッスル ジャイアント・バボがM軍残留。怨敵池谷銀牙に牙をむく
2008年03月18日 15時00分
-
スポーツ
ハッスル 雨降って地固まる。解散危機に瀕していたレイザーラモンが和解
2008年03月18日 15時00分
-
スポーツ
ノア 小橋建太がマシンガンチョップ封印
2008年03月18日 15時00分
-
スポーツ
パンクラス 佐藤光留が総合格闘技最終戦直前に“餃子の呪縛”に見舞われた
2008年03月18日 15時00分
-
スポーツ
全日本プロレス チャンカンに向けて早くも佐々木健介包囲網。西村修、諏訪魔が動き出した!
2008年03月17日 15時00分
-
スポーツ
DREAM 疑惑のエルボーの判定に4つの案が浮上。青木真也&J.Z.カルバン両者とも準々決勝進出も!?
2008年03月17日 15時00分
-
スポーツ
新日本プロレス 長州力が中邑真輔戦に向けてサソリデモ敢行
2008年03月17日 15時00分
-
スポーツ
ハッスル 天才カンフー少年が参戦! 中国4000年の秘技がさく裂する!?
2008年03月17日 15時00分
-
スポーツ
DREAM いよいよきょう開戦! HERO'S VS PRIDE
2008年03月15日 15時00分
-
スポーツ
DREAM なぞの韓国人ファイター出現!
2008年03月15日 15時00分
-
スポーツ
ドラディション 吉江豊が新日本プロレス、長州力&蝶野正洋らレジェンド壊滅宣言。さらには師匠・藤波辰爾にも下克上
2008年03月15日 15時00分
-
スポーツ
リアルジャパン 龍虎対決に思わぬ落とし穴。猛虎のコカンが…
2008年03月14日 15時00分
特集
-
岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
芸能
2025年08月05日 23時00分
-
野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
スポーツ
2025年07月25日 23時30分
-
-
豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
-
宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
-
元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分