K-1のリングでサム・グレコ、バダ・ハリら数々の強豪を打ち破って“ローリング・サンダー”の異名を持つグラハムに対し、藤田は大胆不敵にKO予告をぶっ放した。
「一撃で倒せる技を練習してきた」。ファスとともに研究した結果、編み出されたという新たな武器について藤田は「名前も言ってしまうとバレちゃうので」と多くを語ろうとはしなかったが、「一発で結果を出せるものをつかめた」とよほど手応えがあるのか、自信の表情を浮かべていた。
「コンディションはいい」の言葉通り、褐色に日焼けした肌で久々の日本に降り立った藤田。「国内外から様々なオファーがあったが、その中で戦極が一番熱意があった」と参戦理由を語り「新イベントなので盛り上げたい」と闘志を燃やす。
一撃必殺のニューブローを携え、返ってきた藤田。新・野獣伝説が幕を開けそうだ。