スポーツ
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スポーツ 2018年07月16日 17時00分
全裸写真流出に窃盗…巨人選手に不祥事が続く理由とは?
巨人選手の不祥事が止まらない。篠原慎平投手、河野元貴捕手の全裸写真がSNS流出した騒動に加え、柿澤貴裕元選手が阿部慎之助、菅野智之、ケーシー・マギー、坂本勇人の各選手ら主力のユニフォームやバットなど計110点を盗み、買取業者に販売したとして、窃盗容疑で逮捕された。次から次へと不祥事が起こっている。 読売巨人軍の発表によると、柿澤元選手は今年5月から6月にかけて、読売ジャイアンツ球場(川崎市)のロッカールームに置いてあった主力選手のグローブやスパイク、バットなどを12回にわたって盗み、売却していた。 6月下旬にインターネットオークションサイトに選手のユニフォームが出品されているのを別の選手が発見し、事態が発覚。球団が調査に乗り出した結果、防犯カメラに柿澤元選手の姿が映っており、球団が事情を聞いたところ、窃盗を認めたという。 柿澤元選手は「消費者金融に借金があり金に困っていた」などと動機を話している模様。なお主力選手の道具を多く盗んだことについては、「金になると思った」と説明しているようで、かなり計画的な犯行だったとみられる。 プロ野球選手が金に困り、味方選手の用具を盗んで金にするとは、前代未聞の行為。ネットユーザー、プロ野球ファンから、怒りの声が上がっている。 なぜここまで柿澤元選手は借金を重ねることになったのか。一部報道によると同選手は楽天イーグルス時代から消費者金融に借金していたという。今年の推定年俸は500万円だが、その使い道は、高級車の維持費や、妻と住む部屋の家賃や食費だった模様。それに加えて借金返済にも金が必要で、生活が困窮。暴挙に及んでしまったのだという。 500万円という年俸は24歳のサラリーマンであれば高い部類と言えるが、プロ野球選手としてはかなり安い。周囲には2軍でも1000万円を超える選手がおり、当然ながらベンツやBMWなど高級車を乗り回す。そんな様子を見て、彼も「負けたくない」と感じ、生活水準を落とすことができなかったものと思われる。 なお、現在のところ柿澤元選手の結婚相手が借金について把握していたのかどうかは分かっていない。 「巨人は昨今、野球賭博事件に加え、山口俊投手の飲酒暴力事件、篠原、河野両選手による全裸動画流出騒動など、不祥事続きの状況。コンプライアンスを学ぶ勉強会も開催していたようですが、全く効果がありません」と野球関係者は嘆く。 「篠原、河野両選手の問題に関しては今年いっぱいの無期限活動休止となりましたが、一緒にいたとされる主力の坂本勇人選手は『先に帰った』ということで、厳重注意で終わっている。実際のところ、本当に先に帰ったのかどうかは分かりません」という。 巨人の処分には、選手によって差がありそうだ。「野球賭博事件でも関与を疑われた有力若手選手はおとがめなしといいます。黙っていても戦力外になりそうな選手だけ失格処分となったらしいです。高木京介投手は一軍で通用する貴重な左腕であることもあり、復帰できる処分となっていましたし、山口俊投手も本来なら解雇でもおかしくない事件です」(同) 野球関係者は「結局一軍の選手や期待されている選手なら、球団がもみ消してくれるという雰囲気がチーム内にあるそう。本来ならキャプテンでチームの模範となる立場でありながら篠原、河野両選手と一緒にいた坂本選手にも厳重注意だけではなく、罰金や出場停止など重い処分を課すべきでしょう」と続ける。 「結局いつまでも主力選手に甘いためか、体質は変わらないでしょう。誰であろうと厳しい処分を課さない限り、体質は変わらないのでは」(同) 「巨人選手なら犯罪はもみ消される」、そんな時代はもう終わっている。(佐藤俊治)
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スポーツ 2018年07月16日 15時00分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「佐々木健介」北斗晶との結婚で真の一流選手に覚醒
新日本プロレスやWJでトップを張った佐々木健介だが、そのしょっぱい言動によりファンから“塩介”とけなされた時期もあった。真のトップレスラーへの劇的変化は、鬼嫁の内助の功があってのことだった──。 「無理偏に拳骨と書いて兄弟子と読む」 “厳しい上下関係の元で弟子を鍛える”ことを表現した古い相撲界の言葉である。今なら体罰や暴力として裁判沙汰にもなりそうだが、こうしたしごきが日常的に行われていた時代が確かにあった。 かつての新日本プロレスの道場における稽古もまた、これに似たものだったという。 「あまりに理不尽な厳しさから、若き日の藤原喜明はコーチ役の山本小鉄を『いつか殺してやる』と、夜中にナイフで刺す練習までしていたといいます」(プロレスライター) 何千回ものスクワットを課すような根性論がまかり通る特訓は、いわゆる科学的トレーニングとはかけ離れており、今なら「膝を壊す」と即座にストップされそうなものだが、しかし、これによって身についたものもある。 新日の選手に特有の、ぶ厚い肉体もその一つだ。 「ボディービルダーとはまた違う正しい筋肉の塊で、対抗戦では他団体の選手たちが『まともに当たればそれだけで壊されるんじゃないか』と、危惧していたと聞きます。普段はプロレスを馬鹿にしている人でも間近でその体を見れば、迫力に圧倒されてとても軽口など叩けませんよ」(同) その代表的な1人が佐々木健介だ。長州力に憧れてジャパンプロレスに入門した健介だが、身長が低く学生時代のスポーツ歴にも目立つものがないため、長州は当初「しごいて辞めさせてしまえ」との考えだったという。 しかし、しごきを「プロレスの稽古とはそういうものだ」と素直に受け入れた健介は、これに耐え抜き、人並み外れた肉体とパワーを手に入れた。 のちに新日道場のコーチを務めたときや自身の道場を開いたときには、過剰な指導ぶりを教え子たちから非難されることになるが、それは健介自身が通ってきた道であり、常軌を逸した鍛錬がプロレスラーにとって必要不可欠と信じてのことだったに違いない。 健介の素直さは、ファイトスタイルにも顕著である。直線的に攻め立てる師匠・長州譲りのハイスパート・レスリング。若手時代はそれもがむしゃらさの表れと評価されたが、中堅どころになると話は違ってくる。勝つときは一方的、負けるときはあっさりでは、プロレスの醍醐味を欠き味気ない。 「UWFインターナショナルとの対抗戦における垣原賢人戦が象徴的で、U側の次期エース候補とされた垣原に見せ場を譲るにしても、健介はまったく試合をつくることができなかった。垣原の好き勝手にさせた揚げ句に膝十字であっさりギブアップでは、新日ファンは納得がいかないし、勝った垣原の株も上がりません」(同) 格付け的には三銃士の次とされ、ホーク・ウォリアーのパートナーとしてパワー・ウォリアーのギミックを与えられるなど、会社からの期待は大きかったが、肝心なファンの支持が高まることはなかった。 そんな健介の転機となったのが1995年、北斗晶との結婚だった。 「nWoの人気に隠れがちでしたが、1997年にIWGP王座を戴冠した頃にはずいぶんと試合内容がよくなった。中でも2000年、全日本プロレスの川田利明との頂上決戦は、負けたとはいえゴールデンタイムの中継にふさわしい好試合となりました。この変化の裏には、きっと天才的なパフォーマーだった北斗のアドバイスがあったのでは?」(スポーツ紙記者) もっともマイクパフォーマンスにはまだ難があり、2001年にはスコット・ノートンに敗れてIWGP王座を失冠し、藤田和之に対する「正直、スマンかった」の迷言でファンからの失笑を買っている。名実ともにトップスターとなったのは、新日、WJを経て、フリーになってからのことだった。 「所属団体のしがらみがなくなり、北斗がセコンドに付くようになったことが大きかった。レッスルワンでの長州戦や藤田とのIWGP戦(チョークスリーパーをかけている藤田の肩がマットにつき、スリーカウントで健介が勝利)など、不可解な試合もありましたが、即座に北斗が怒鳴り込むなどして責任を相手側に押し付け、健介の格が落ちることを防ぎました。本当に見事な機転ですよ」(同) 嫁が出しゃばることを嫌がる男は多かろうが、そこは生来の素直さゆえか、健介は北斗プロデュースにより気は優しくて力持ち的なキャラが確立する。 これに伴い2007年には全日の三冠王座、2008年にはプロレスリング・ノアのGHCヘビー級王座を獲得。先のIWGP王座を含めて、史上初となる国内三大メジャー団体の頂点を極めるまでに至ったのであった。佐々木健介1966年8月4日、福岡県福岡市出身。2014年2月11日引退。身長180cm、体重115kg。得意技/逆一本背負い、ノーザンライト・ボム。文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
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スポーツ 2018年07月16日 06時50分
雨が多かったプロ野球前半戦 各球団の中止回数は?
13日、14日のオールスター戦を終え、本日16日からいよいよ後半戦の戦いがスタートするプロ野球。11日までの前半戦を終えた段階で、セ・リーグでは広島、そしてパ・リーグでは西武が首位に立っている。この2球団がこのままペナントを勝ち取るのか、それとも2位以下の球団による逆転があるのか。今後も目が離せない試合が続いていくだろう。 ところで、今年の前半戦は雨によって中止となった試合が多い印象があった。こうした試合は本来移動日や休養日となっている日に振替が行われることになり、それが過酷な連戦を生み出すことにもつながる。今後の各球団の戦いにも、少なからず影響を及ぼしてくるだろう。 では、ここまでの戦いにおいて、各球団はどれだけ雨に振り回されてきたのだろうか。その中止回数をリーグ別に紹介していきたい。 セ・リーグにおいて、最も中止が少なかったのは巨人。中止となったのは5月2日の広島戦のみで、その他の試合は順調に試合を消化している。そこからは中日(4試合)、DeNA、ヤクルト(7試合)、広島(10試合)と続いていく。 そして、15試合の中止で最も多く中止を余儀なくされたのが阪神。前半戦最後の3連戦(対広島)が「平成30年7月豪雨」の影響で全て取りやめとなったことを差し引いても、これは看過できない多さといえるだろう。まだ日程に組み込まれていない試合も少なからず残っており、一部では9月に20連戦を強いられる可能性も指摘されている。 一方、パ・リーグに関しては、日本ハムが2試合で、そこから西武、オリックス、楽天が4試合、ロッテ、ソフトバンクが5試合とそこまで大きな差は広がっていない。セ・リーグに比べて屋内球場を本拠地とするチームが多いのも、中止が抑えられている要因なのかもしれない。 降りしきる雨はチームの戦いに影響をもたらすだけでなく、現地や中継で試合を観戦するファンからも楽しみを奪ってしまう。後半戦は中止回数が増えないことを切に祈りたいところだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年07月15日 21時15分
真壁刀義がスタイルを継承した“超獣”ブルーザー・ブロディ刺殺事件から30年!
“スイーツ真壁”としてワイドショーやバラエティ番組に数多く露出し、お茶の間にも名が知られている新日本プロレスの“暴走キングコング”真壁刀義。真壁は2006年頃から現在のキングコングスタイルになり、首からチェーンをぶら下げて、入場テーマ曲に布袋寅泰がカバーした『移民の歌』を使用している。 最近のファンにはあまり知られていないが、真壁の姿はかつて全日本プロレスと新日本プロレス、そして世界中で大活躍したプロレスラー“超獣”ブルーザー・ブロディのスタイルを継承したもの。真壁の必殺技であるキングコングニー・ドロップはブロディの必殺技でもあった。 「今年はブロディが死んでから30年なんですよ。ブロディが死んだってどうやって知った?」 フミさんこと、プロレスライターでコラムニストの大先輩、斎藤文彦さんが私にこんな質問をしてきた。ナイフで刺されて不慮の死を遂げたのが1988年7月17日だから、日本にそのニュースが伝わったのはその数日後。当時中学3年生だった私は通学路にあるコンビニに並んだ日刊スポーツの表紙を見てから学校に通うのを日課にしていた。同紙の一面でブロディの死を知ったのを今でも鮮明に覚えている。「信じられない」そんな気持ちを抱きながら教室に入り、プロレスファンの友だちに話すとみんなショックを受けていた。私がブロディの死を実感したのは、今ではあり得ない“デスマスク”を週刊専門誌がアップで掲載したのを見たときである。 あのブロディの優しく眠っているような表情は、チェーンを振り回しながら入場し、リング上ではキングコングのように吠えまくり、ドリー・ファンク・ジュニアの息子で当時20歳の素人であるディンク君にキングコングニー・ドロップを見舞い、血を吐かせた恐ろしい過去を持つブロディの面影はまるでなかった。 ブロディが刺殺された経緯については各所で触れられているし、フミさんも30年の区切りとして、過去のインタビューを収録した「ブロディ本」を発刊されたので、それらを見ていただけたらと思う。ブロディは日本だと全日本のイメージが強いが、私は生粋の新日派だった。全日本でスタン・ハンセンとのタッグで大暴れし、ジャンボ鶴田と名勝負を繰り広げたブロディも見ているが、新日本に電撃移籍してアントニオ猪木と“バーニングスピリット”をテーマに闘い続けていたブロディの方が印象に残っている。 私がブロディの技で一番好きだったのは、コーナーから助走して豪快に決めるギロチンドロップ。トップロープからのギロチンドロップは元女子プロレスラーのブル中野が一番の使い手だったと思うが、古舘伊知郎アナウンサー(当時)が「無重力状態」と称したジャンプ力のあるギロチンドロップの使い手は、ブロディの死後、残念ながら現れていない。ブロディのように、分かりやすいプロレスをする真壁が継承するのがベストだと思うが…。直前までニードロップなのか、ギロチンドロップなのか分からないドキドキ感も含めて、見ているファンに対してストレートに怖さを与えてくれた技だと思う。 子どもの頃、夜道で絶対に会いたくないと思っていたのは、アンドレ・ザ・ジャイアントと、ブルーザー・ブロディだった。今の時代に彼らのような怖さがプロレスラーに求められているかどうかは知る由もないが、少なくとも当時の外国人選手はファンから一目置かれる存在だったのは間違いない。それは正規軍(現在の本隊)サイドにいたころのハルク・ホーガンもそうだった。サインや写真撮影に応じてはいたが、近寄りやすい雰囲気は持っていなかった。時代が違うと言えばそれまでだが、取材中に今の時代にブロディがいたら?と考えてしまう自分がいるのも事実である。【どら増田のプロレス・格闘技aID vol.16】写真 / どら増田
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スポーツ 2018年07月14日 06時50分
残るはラスト2試合のW杯 大手ブックメーカーの予想は?
先月14日に開幕し、32か国が戦いを繰り広げてきたロシアW杯。1か月に渡ったそのサッカーの祭典も、残るはベルギーとイングランドが戦う3位決定戦(日本時間14日23時)と、フランスとクロアチアが戦う決勝戦(日本時間15日24時)のみとなった。 大会が閉幕を迎えるということは、ここまで全世界のサッカーファンが話の種にしてきたであろう勝敗予想にも終止符が打たれるということ。では、4年に1度の大会におけるラスト2試合は、一体どのような結末が予想されているのだろうか。例によって、過去2回参照にさせてもらった「bwin」のオッズをここでも確認していきたい。準決勝は、オッズ上優位だったフランスが“的中”、イングランドが“外れ”という結果だった。 まずは3位決定戦から。ベルギーとイングランドが顔を合わせるこの一戦は、現時点でベルギー勝利が「2.15」、イングランド勝利が「3.20」というオッズがつけられている。 決勝を目前にして涙を飲んだ国同士の対戦ということもあり、どちらも少なくない失意の元、戦いに臨むことは想像に難くない。しかし、ベルギーに関しては、この試合に勝てば同国の過去最高成績(4位・1986年メキシコ大会)を塗り替える、新たな歴史を生み出すことになる。こうした事情も、ベルギー優勢のオッズがつけられている理由の1つであるのかもしれない。 続いて決勝戦。1998年フランス大会以来2度目の優勝を狙うフランスと、同国史上初の戴冠を目指すクロアチアによる大会最後の試合は、フランス勝利が「1.91」、クロアチア勝利が「4.50」というオッズになっている。 両国の過去の対戦成績は、フランス側から見て3勝0敗2分(W杯では1勝0敗0分)。さらに、クロアチアはここまで3試合連続で延長戦を戦っており、コンディション面にも一抹の不安を抱えている。こうしたデータを考えると、フランス有利の見方となっているのも、ある意味当然の話なのかもしれない。 泣いても笑っても、これが最後の2試合となるロシアW杯。様々なトピックスが生まれた大会は、最後にどのような光景を我々に見せてくれるのだろうか。決勝戦はNHK総合で15日23時45分から生放送される。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年07月14日 06時45分
【DeNA】「逆輸入左腕」中後はラミレス式マシンガン継投の救世主になれるのか!?
☆苦しんだロッテ時代 2011年ロッテからドラフト2位の高評価を得て、近畿大学からプロへの道に進んだ中後悠平。150キロを越えるストレートと、切れ味鋭いスライダーを投げ込む変則左腕。奪三振率も高いが、フォアボールも多い荒れ球ピッチャーで、ルーキー2勝をあげるも、それ以降は目立った活躍はできず、2015年ロッテから戦略外通告を受けてしまう。☆不思議な巡り合わせ NPBでの現役続行を目指す中後だったが、トライアウトでもお呼びが掛からず、BCリーグへの入団を決意。しかし、この模様を密着取材していたテレビ番組「プロ野球戦力外通告」(TBS系)を見ていたメジャースカウトが興味を持ち、なんとアリゾナ・ダイヤモンドバックスへのスプリングトレーニングを経て、マイナー契約を結ぶという異例の展開。2016年〜17年はマイナーながら好投を続け、あと一歩でメジャー昇格まで行きながらも結局は夢叶わず、2018年6月に自由契約となってしまった。☆ベイスターズ入団 そこで手を上げたのがベイスターズ。ここまで混戦セ・リーグを、強力リリーフ陣の踏ん張りで勝ち星を拾って来た。左腕は砂田毅樹とエドウィン・エスコバーの二枚で回しているが、登板数はいずれも30試合を越えてきた。エスコバーは外国人枠の問題も付きまとい、ファームにも田中健二朗しか名前は出て来ない。先発左腕はいるが、中継ぎ候補がいないのが現実だ。高田GMはこのポジションにはまって欲しいとの期待から獲得した。アメリカではいわゆる「揺れるボール」を会得したという。ラミレス監督も「球数を減らす為に有効なボール」と話しており、他のピッチャーの参考にもなりそうだ。また、右の三上朋也、左の中後の「左右千手観音投法リレー」は是非見てみたい。 9日のイースタンで日本球界復帰後初登板を果たし、1イニング無失点と無難な投球を見せた。近々一軍合流の話もあり、後半戦の始めから戦力になる可能性は十分ある。双子の兄がベイスターズファンで、妻は神奈川出身。これまた不思議な縁が重なった。野球の本場アメリカでベースボールを経験し、テスト入団した苦労人。28歳の「逆輸入左腕」が苦しい台所事情の救世主となってくれることを期待したい。取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2018年07月13日 21時15分
新日本プロレス真夏の最強決定戦『G1クライマックス』がいよいよ開幕!優勝予想は?
新日本プロレス真夏の最強決定戦『G1クライマックス28』(G1)が14、15の両日、大田区総合体育館2連戦を皮切りに開幕する。A、B各ブロックから10選手、計20選手が参加。各ブロックで総当たりリーグ戦を行い最高得点を獲得した選手が、最終日の8月12日に開催される日本武道館大会で対戦、勝者が今年の“夏男”となる。優勝すると、IWGPヘビー級王座戦(2019年1月4日、東京ドーム)への挑戦権を得る。挑戦権利証が入ったジェラルミンケースが贈呈されるのが慣例になっているが、現IWGPヘビー級王者のケニー・オメガが優勝した場合はどうなるのか定かではない。 今年も最終日を含めて全19大会開催されるG1だが、開幕の大田区2連戦をはじめ、19〜21日は後楽園ホール3連戦、8月4、5日はエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)2連戦、そしてラストは8月10〜12日の日本武道館3連戦と、後楽園以外は大会場での連戦が組まれている。強気の日程と言っていいだろう。初出場はジェイ・ホワイトと、バレットクラブのハングマン・ペイジのみ。昨年と組み合わせは変わっており、新鮮な顔合わせも多い。四天王時代の全日本プロレスのチャンピオンカーニバルのように、これだけのメンバーなら試合内容に外れはないだろう。会場を満員にできるという主催者側の自信が伝わってくる。 気になる優勝争いだが、8.10武道館の棚橋弘至対オカダ・カズチカ、8.11武道館のケニー・オメガ対飯伏幸太の2カードが大きな鍵を握っているのは間違いない。パッと見ればこの勝者同士が決勝で当たると予想するファンも多いのではないだろうか。 私は両国国技館に座布団が舞った第1回からG1を見ているが、G1ほど予想どおりいかない大会はない。これは第1回の優勝者・蝶野正洋の場合も同様だった。蝶野は戦前、大穴と言われていた。しかも当日に橋本真也と決勝進出者決定戦で激戦を繰り広げ、疲労困憊だったのだ。前日に当時最強だったビッグバン・ベイダーからムーンサルトプレスで完勝した武藤敬司を、蝶野が普段使わないパワーボムで破るとは誰もが思っていなかった。座布団を投げるだけの価値のある番狂わせから始まったのが、G1という大会なのだ。 武道館では10日にジェイ・ホワイトと対戦するEVIL、ファレと対戦する鈴木みのる、11日に今年のニュージャパンカップでザック・セイバーJr.と対戦する内藤哲也、ジュース・ロビンソンとのチャンピオン対決に臨む後藤洋央紀が気になるところ。ただ、ここは棚橋弘至対飯伏幸太の決勝になると予想し、優勝には棚橋弘至を推したい。 棚橋の衰えを心配する声も多いが、先日近くで体を見た時、さらにビルドアップされ、試合のキレも“あの頃”をも上回る動きをしていてビックリした。これはあくまでも私感だが、オカダとのIWGP戦で敗れはしたものの、あと一歩まで追い込んだことが棚橋の自信になっているのではないか。あの日敗れた悔しさを持ち続け、あの日の課題をクリアした結果、より強靭な肉体とキレのある動きを取り戻したのだと思う。引退をチラつかせていたアントニオ猪木が藤波辰爾と60分フルタイムドローの試合後に自信を取り戻したときの感覚と似ているのかもしれない。 というのも、私としては棚橋とケニーのIWGP戦を東京ドームで見てみたい気持ちがあるのだ。この2人はインターコンチネンタル王座をめぐって抗争になりかけたが、棚橋の怪我で頓挫した経緯があり、本格開戦には至っていない。 また来年の1月4日は金曜日なので、現在の新日本の勢いを考えればファンが大挙して押し寄せるのは確実な情勢だ。「俺の力で4万人入れたい!」と今年の1.4ドーム大会の会見後、悔しそうに叫んでいた棚橋。それを成し遂げるにはG1に優勝するしかない。もちろんそう簡単にはいかないのも事実だが、予想したり、あれこれ妄想するのはプロレスの楽しみ方のひとつ。この記事を読んで、みなさんも優勝予想をぶつけ合ってもらえたらと思う。取材・文 / どら増田写真 / 舩橋諄
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スポーツ 2018年07月13日 19時00分
長友『素直にリスペクト』 アンチも多かった槙野智章、W杯でイメージアップ
11日、サッカー日本代表の槙野智章が自身のインスタグラムとツイッターを更新。W杯ロシア大会を終えて5日に帰国したばかりだが、同日の天皇杯3回戦(浦和レッズ対松本山雅戦)に出場したことを報告した。 槙野と言えば、2000年にサンフレッチェ広島ジュニアユースに入団後、トップチームでも06年からプレーし、2010年まで同クラブに在籍した。2年間ドイツ・ブンデスリーガの強豪クラブ・1.FCケルンでプレーした経験もある。2010年、2014年とW杯日本代表メンバーからは惜しくも落選していたが、今回初のメンバー入りを果たした。プライベートでは、以前タレントの水沢アリーとの熱愛が報じられ世間を騒がせたが、今年2月に女優の高梨臨と入籍している。 今大会ではチームの主力とみられていた槙野。しかし第1戦のコロンビア戦で、大会直前に活躍した昌子源選手にスタメンの座を奪われることに…。その悔しさは計り知れない。しかし、そんな状況でも腐ることなく、積極的に声を出し、控え選手をまとめるなどして、陰でチームを支えていたという。 そんな槙野の姿に長友佑都選手は、『素直にリスペクトの気持ちが出てきたし、今後、彼に大きなチャンスが絶対来るなと。僕は彼の行動を見ていて思いました』とコメントしたことを、7日掲載の「Football ZONE web」が報じている。さらに長友は、槙野に対して『後輩だけど、人として尊敬できる』と語ったという。 こうした長友のコメントを受け、ネット上では『試合に出られなくて悔しかったはずなのに…チームのサポート役に徹してたんだ。誰にでもできることじゃないと思う』『槙野選手を見る目が変わった』『積極的に声を張ってた槙野は、日本代表メンバーのメンタルに大きく貢献したと思う』『今回のW杯で槙野選手のファンになった』という声が続々と上がっている。長友のツイッターでも、メンバーと笑顔で写る槙野の姿が公開されており、チームの盛り上げ役であることがうかがえる。 槙野は、以前試合中に接触した相手選手に顔面キックを食らわせ“あれは故意では?”などと批判を受けたこともある。その影響が残っているのか、これまで槙野のイメージはあまり良いものではなかった。しかし、今大会での槙野のムードメーカー的な言動、行動は、世間の見方を少し変えたようだ。スタメンの座は奪われたものの、槙野にとって収穫の多い大会であったことは間違いない。
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スポーツ 2018年07月13日 17時40分
DeNAから移籍の高城「コミュニケーションを取る!」オリックスが新入団選手会見
オリックス・バファローズは9日と12日に、大阪・舞洲にある選手寮、舞洲青濤館で入団会見を行った。 9日には元阪神で、BCリーグ福井ミラクルエレファンツから移籍した岩本輝投手が、12日にはメジャーリーグ、ホワイトソックス傘下3Aから獲得したドン・ローチ投手と、横浜DeNAベイスターズから伊藤光捕手、赤間謙投手とのトレードで入団した高城俊人捕手、白崎浩之内野手が入団会見を行った。 長村裕之球団本部長が「阪神時代とは違ってパワーピッチャーになっていた」と評価していた岩本は、後藤駿太、塚原頌平、山崎福也、小林慶祐、福田周平らオリックスには同級生が多い。本人は「タイガース時代よりスピードが上がっている」とセールスポイントをあげるとともに、「色々なコーチに指導していただいたことが、今自分にはまってきていると思います」とこれまで支えてくれた恩師への感謝の言葉を述べていたが、既に一緒に練習をしているという山崎福也は「とても真面目でいいやつですよ」と話していた。前半戦にフル回転した中継ぎ陣の救世主になってもらいたい。 ファンやマスコミからマリオという愛称がつけられた髭に特徴があるローチは、3Aで今シーズン16試合に登板し9勝2敗、防御率も2.65と好成績を残している。チームメイトとなるロメロら、日本で活躍している外国人選手とも交流があるそうで、今回の移籍が決まり、日本のプロ野球に関して情報収集はしっかりやっているようだ。長村本部長は「ボールのキレと多彩な変化球、精密なコントロールを武器に、先発として期待している」となかなか完投ができない先発陣として起用することを明言。ローチも「長いイニングを投げられるということ」をセールスポイントにあげて、即戦力としてチームに貢献したいとアピールしていた。外国人枠の関係からディクソンと競わせるものと思われる。 そして最後は、DeNAからトレードでやって来た高城と白崎だ。高城は6月の交流戦で京セラドーム大阪に遠征で来ており、3試合中2試合でスタメンマスクを被り、浜口遥大、今永昇太の両左腕を好リード。高城がスタメンだった試合の結果は1勝1敗に終わったが、オリックス打線がDeNAバッテリーに封じ込められた印象が強い。高城は「今年、交流戦で試合をやらせてもらって、ピッチャーが良くて、野手も勢いのあるチームだというのが印象的でした」と交流戦の時に感じたオリックスのイメージを話すと、続けて「いいピッチャーがたくさんいるので、しっかりコミュニケーションを取っていきたい」とDeNA時代はムードメーカーとしてみんなから愛されていた己のスタイルを、新天地でも貫いていく気持ちを明らかにした。長村本部長から「同じポジションの若い選手との競争になる」と言われた白崎は「僕は実績がないので、いっぱい練習してアピールして、チームの勝利に貢献したい」と力強くコメント。2人とも「優勝を狙えるチーム」という言葉を口にしており、昨年、両選手が日本シリーズを経験しているのは、今年優勝争いの射程距離に入っているオリックスにとって大きい。高城、白崎にとっても、違った形でソフトバンクにリベンジする機会が与えられたという意味では、モチベーションに繋がるのではないだろうか。 高城はポジションが被るが、若月健矢捕手をはじめ、“オリの神童”山本由伸投手ら、オリックスの選手とも交流が多いので、性格的にもチームに溶け込むまでに、時間はかからないだろう。白崎も吹っ切れた明るい表情を見せていたことから、ドラフト1位として眠っている才能が新天地で開花することを期待したい。 なお、背番号は高城が22、白崎が2、ローチが42、岩本が91となった。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2018年07月13日 17時30分
優勝戦線異常あり?2連覇中の横綱鶴竜が序盤5日でまさかの2敗
8日に初日を迎えた大相撲7月場所。12日の取組を以って序盤5日間の戦いが終わり、13日からは中盤戦に入っていくことになる。 場所前に優勝候補として数多く名前が挙げられていたのは、2場所連続優勝中の横綱鶴竜と、今場所を新大関として迎えた栃ノ心の2名。栃ノ心に関しては、ここまで5戦全勝と下馬評通りの成績を残している。しかしその一方で、鶴竜はここ2日間不甲斐ない相撲が続いている。 11日に行われた4日目の取組。ここまで3連勝を飾っていた鶴竜であったが、この日は前頭2枚目の勢に敗戦。立ち合いから勢の圧力に屈し、土俵際では、これまで幾度となく指摘されてきた“悪癖”である引きも出てしまうなど、今後への不安を禁じ得ない相撲内容であった。 敗戦から一夜明けた12日の5日目。この日前頭3枚目の阿炎と対戦した鶴竜は、立ち合いから阿炎のもろ手突きを受けつつも下がらずに前進。そのまま前に出続けていれば、何事も無く4勝目を手にしていたはずだった。 しかし、土俵際の阿炎が少し足を滑らせたことにより、鶴竜は引きでわざわざ相手を懐に呼び込んでしまう。この悪手で阿炎の逆襲を受けた鶴竜は、為すすべなくそのまま土俵外へ。前日に感じられた不安が、余りにも早く現実のものとなってしまった。 序盤の5日間で2敗を喫した鶴竜。3連覇に向けて、黄信号が点灯してしまったと言わざるを得ないだろう。平幕力士でも突くことができる弱点を、上位陣がみすみすと見逃してくれるはずもない。 ここから優勝戦線に踏みとどまるためには、当然のことながら安易な引き技を出さないということが必要不可欠。ただ、勝負所で引き技を出すという鶴竜の残念な癖は、今に始まった話ではない。短時間での修正が可能かと言われると、首をかしげざるを得ないというのもまた悲しい事実だ。 白鵬の休場により、今年3回目の1人横綱となっている今場所の鶴竜。綱の責任を果たせぬまま、このまま優勝戦線から姿を消してしまうのだろうか。文 / 柴田雅人
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ハッスル ボノちゃんの非行がエスカレート。川田&サップに言いたい放題だ
2008年03月08日 15時00分
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スポーツ
ドラゴンゲート 鷹木信吾が積年の恨みを込めて石森太二にヘリコプター葬を予告
2008年03月08日 15時00分
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スポーツ
新日本プロレス 後藤洋央紀が棚橋弘至戦に向けて“三種の神器”を開発
2008年03月08日 15時00分
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スポーツ
新日本プロレス 中西学がNJC初制覇に向け、自爆覚悟の人間魚雷発射予告
2008年03月07日 15時00分
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スポーツ
全日本プロレス 中嶋勝彦&土方隆司がジュニア・タッグリーグ制覇に向けて、新技を完成させた
2008年03月07日 15時00分
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スポーツ
ノア 知られざる方舟の裏番
2008年03月07日 15時00分
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スポーツ
ゼロワンMAX ネパールの国民的英雄ヒマラヤン・タイガーの素顔の一部が明らかに
2008年03月07日 15時00分
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スポーツ
戦極 今秋にも実現か。戦極五輪計画
2008年03月06日 15時00分
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スポーツ
戦極 吉田秀彦がジョシュ・バーネットに完敗
2008年03月06日 15時00分
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スポーツ
戦極 五味隆典が完全復活。戦極のエース襲名へ
2008年03月06日 15時00分
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スポーツ
戦極 藤田和之が完勝で遺恨清算へ
2008年03月06日 15時00分
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スポーツ
戦極 三崎和雄が激勝。今後も継続参戦へ
2008年03月06日 15時00分
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スポーツ
戦極 瀧本誠がまさかの一本負け
2008年03月06日 15時00分
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スポーツ
戦極 メンズエステの悪影響? 川村亮がスベッた
2008年03月06日 15時00分
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ノア GHCヘビー級王者の森嶋猛が珍マニフェストを掲げた
2008年03月06日 15時00分
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戦極 藤田和之とピーター・グラハムが試合前日に大乱闘。新遺恨のぼっ発だ
2008年03月05日 15時00分
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ノア 小橋建太が苦渋のタッグリーグ戦断念
2008年03月05日 15時00分
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戦極 ジョシュ・バーネットが吉田秀彦を3種のデスロックで絞殺する!?
2008年03月04日 15時00分
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ゼロワンMAX 田中将斗が胸に秘める野望とは?
2008年03月04日 15時00分