ボノちゃんはどこに行ってしまうのか。17日のHハウスで奇襲を受けたボノちゃん。この日は入場時のサップに奇襲を仕掛け、場外で大立ち回りを演じ、試合の主導権を握った。
場外で激しくサップを攻め立てたボノちゃんは、リングに戻っても大暴れ。会場からどよめきの声が上がるほどの強烈なラリアートをたたき込み、さらにはエルボードロップでサップを攻め立てた。しかし、けなげにサップを倒そうとするボノちゃんの純粋な心を大人たちが踏みにじった。
サップのボディースプラッシュがレフェリーに誤爆して失神。その場はサブレフェリーが入ったことで事なきを得たが、ボノちゃんがボディープレスを決めフォールに入ると、高田モンスター軍が乱入してサブレフェリーを拉致してしまう。代わって島田二等兵がレフェリーに入って試合を裁くことになった。
だが、往年の悪徳レフェリーのごとき、島田レフェリーはボノちゃんのフォールに対するカウントは超スロー。逆にサップが両足飛びのドロップキックからバックドロップでカバーに入ると、超高速でアッという間に3カウント。場内の大ブーイングを尻目に勝利を収めたM軍は、さらにボノちゃんを袋たたきにした。
追い打ちをかけるように高田総統はボノちゃんに完全抹殺を宣告。あまりの理不尽な仕打ちの数々についにボノちゃんがキレた。「お前ら全員、4月シリーズでオヤジ狩りしてやる!」。とうとうボノちゃんの口からは犯罪予告が飛び出してしまった。
ハッスル(H)軍による共闘の申し出も相変わらず袖にしたボノちゃんは、夜の街へと姿を消した。
会場となったグランキューブ大阪の近辺にはなぜか警察車両が3台、パトランプを点灯させていた。付近には警棒を手にした警察官たちが何やら無線でやり取り。まるで犯罪に手を染めようとするボノちゃんに対して緊急配備を敷いたかのような物々しさだ。
一人ぼっちで理不尽な大人たちに立ち向かうために鬼と化すボノちゃん、その反撃が始まりそう。体重21万5000グラムの赤ちゃんによる恐怖のオヤジ狩りがスタートする。