対新日プロ対抗戦第1弾となった3・2後楽園ホール大会で負け越してしまったゼロワン勢。2連敗はぜがひでも避けたい。そこで大谷は真壁に狙いを定めた。「(対戦する佐々木義人に)ゼロワンの立場からアイツの弱点、弱いところを全て教えます」。キングコングを丸裸にするハラだ。
大谷は新日プロ時代に真壁の教育係で、デビュー戦の相手も務めている。それだけに真壁のことは酸いも甘いも知り尽くしている。つまり、真壁からの勝利は確実に計算できるというわけだ。
また、“野人”中西学と激突する田中については「真正面からぶつかってほしい。そこに突破口が見えてくる。下手な小細工するとやられる」と特攻作戦を発令した。
作戦参謀に本腰を入れ始めた大谷。ゼロワン勢が反撃ののろしを上げた。