スポーツ
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スポーツ 2018年08月01日 16時00分
御嶽海 平成生まれ日本人初の優勝で警戒される出羽海一門の動き
まさに家貧しくして孝子顕る。3横綱に加えて目玉の新大関・栃ノ心まで休場してしまい、どうなることかと心配された大相撲名古屋場所。だが、関脇・御嶽海(25)が千秋楽を待たず、14日目に初優勝を決めた。 平成生まれの日本出身力士の優勝は初めてで、初土俵から21場所は史上3位のスピード優勝。また出羽海部屋からは昭和55年初場所の三重ノ海以来、38年ぶり。長野県勢としては、あの生涯でたった10敗しかしなかったという伝説の力士、雷電以来、なんと208年ぶりだ。 郷里の長野では、新聞の号外まで出るなど、周囲は大変な盛り上がりよう。 「すごく緊張した。周りの声援を聞いて優勝しなきゃいけないって感じになって。なんとか優勝できました」 栃煌山を破って優勝を決め、インタビュールームに呼ばれた御嶽海は、こう言って声を詰まらせ涙をこぼした。 そんな中、やはり最も喜んでいたのは、名門中の名門と言われる出羽海部屋の関係者かもしれない。師匠の出羽海親方(元幕内小城ノ花)も、こう言って声を上ずらせていた。 「嬉しいですね。(4年前に)関取が1人もいない状態で部屋を継承して、こんなに早く優勝力士ができるなんて」 この御嶽海は、平成26年に出羽海親方が部屋を継承した翌年、すでにアマ相撲の強豪、和歌山県庁に就職が決まっていたところを、出羽海親方が「なんとか部屋を再興させたい。力を貸してくれ」と頭を下げてスカウトした逸材だけに、喜びもひとしおだ。 そんな出羽海部屋の関係者が歓喜に沸く一方で、「さあ、出羽一門の強引な動きが始まった」と警戒する大相撲関係者もいる。 「このところ、出羽一門は人材に恵まれず、目玉はもうトウが立った豪栄道だけで、非常に肩身の狭い思いをしてきました。ところが、ここにきて栃ノ心が大関になり、本家の出羽海部屋からも御嶽海が出てきた。いかに出羽一門が新しいスターの誕生を恋焦がれていたか。御嶽海の優勝が大詰めだった13日目、14日目の相手が一門の豪栄道、栃煌山だったことでも分かるでしょう。おそらく御嶽海の大関取りがかかる来場所は、さらに見えすいたことが起こる可能性がある。心配です」 李下に冠を正さず——。やっと開花した期待の星は、公明正大に育てましょう。
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スポーツ 2018年08月01日 06時00分
日本開催!世界バレー女子大会 闘将・中田久美監督、伝説のアツい“放送事故”とは
いよいよ9月29日、『2018世界バレー女子大会-JAPAN-』が開幕する。今年は日本が開催国とあって、全日本チーム「火の鳥NIPPON」への応援にも熱が入りそうだ。 昨年3月、絶対的エースだった木村沙織が引退し、日本代表は不安なスタートを切った。しかし、昨年就任した中田久美監督の育成や采配が功を奏し、2017年8月に開催されたバレーボールアジア選手権女子大会では、10年ぶり4度目の優勝という素晴らしい結果を残した。女子バレーを牽引する闘将・中田監督とはどんな人物なのだろうか。 中田は、当時最年少の15歳で全日本代表入り。翌年に強豪チーム「日立ベルフィーユ」に加入し、センタープレーヤーからセッターに転向してスタメン入り。日本リーグの全勝優勝に貢献して新人賞に輝いた。21歳のとき、右膝前十字じん帯を断裂する大怪我を負った。無理を押して出場した1988年ソウル五輪で金メダルを手にすることはできなかった。 27歳で引退してからはモデルに転身し、翌年に結婚するも3年後に離婚。30代に入りいったん現役復帰し、再び引退を表明してからはスポーツキャスター、タレント業などで活躍した。41歳で再びバレーボールの世界へと戻ることを決意。単身イタリアに渡り、2年間コーチ修行に専念した。その経験が買われ、45歳で久光製薬スプリングスのコーチに就任。翌年には監督となり、1年目で同チームを6年ぶりのVプレミアリーグ優勝へと導いた。 こうと決めたら実現するまで真っすぐに突き進む中田。その姿勢は、周囲に“恐い”というイメージを植え付けていた。そのイメージを決定づけた有名なエピソードがある。 2004年6月、アテネ五輪代表権を得た代表選手とスポーツキャスターとして活動中だった中田が『すぽると!』(フジテレビ系・2016年4月終了)で共演した時のこと。選手たちは五輪出場の決定を受けたばかりで、終始お互いの顔を見合わせてキャッキャと浮かれモード。中田のイライラは徐々に募っていった。選手たちは相変わらずとはしゃぎ続け、生放送の枠の中で試合を振り返るVTRへと切り替わった直後、中田は「てめえらこの野郎!」と選手たちに激怒。その声をマイクが拾ってしまい、VTRとともに流れてしまった。映像がスタジオに戻ると、選手たちの様子は一変し静まり返っていたのだ。 また、タレントとしても活動していた関係でテレビのトーク番組に出演する機会も多かった中田。前述した久光製薬スプリングス監督時代に『ナンだ!?』(テレビ朝日系・2007年9月終了)に出演。“チームをまとめるコツ”について尋ねられた中田は、しっかりと選手の意見を聞くことが大切だと強調。しかし、選手に指導して「でも…そうじゃなくて」と絶対に自分の非を認めない選手には「“でも”じゃねえんだよ!」と怒鳴りつけていたというエピソードを語っていた。とはいえ、こうした“恐い”イメージは選手を委縮させてしまわないのだろうか。 「中田監督は、選手たちの特徴を膨大なデータで解析するような完璧主義でもありますが、それと同時に気遣いの人でもあると言われています。通常、監督は試合中にコートに近いところで選手たちに指示するものですが中田監督は立ち上がりません。これは選手を不安にさせないために意図的に行われているそうです。過去にテレビ番組の生放送で激怒したのも、スタッフへの気遣いなのかもしれません」(スポーツライター) 日本バレーボール協会は東京五輪をみすえた長期計画のもと、中田を指揮官にすえた。バレーボール界からの信頼も厚いといえる。完璧主義ゆえに厳しい部分も想像に難くないが、だからこそ結果にも期待できそうだ。 また、日本代表チームの状況はTwitter 上の「TBSバレブー」のアカウントからも確認することができる。7月28日の投稿でアメリカ遠征最後の強化試合は3-1で日本が勝利したと報告されており、世界選手権に向けて幸先の良いスタートを切ったようだ。
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スポーツ 2018年07月31日 21時45分
新日本、今シリーズ復帰の邪道が再び欠場へ!
新日本プロレスはCHAOSの邪道が左足を負傷し、『G1クライマックス28』のアンダーガードを欠場すると発表した。邪道は今シリーズの開幕戦(7.14大田区総合体育館大会)で、昨年10月以来の復帰戦に臨んだばかり。前回は腰痛が原因で長期欠場して心配されていただけに、復帰戦が発表された時、ファンからは祝福の声が上がっていた。 復帰戦となった7.14大田区大会では第1試合で後藤洋央紀とタッグを組み、トーア・ヘナーレ&成田蓮と対戦。一発ずつ雄叫びを上げる逆水平チョップを連発したかと思いきや、フラフラとなってから前のめりでバッタリとダウンするなど、久々の邪道ムーブメントにファンは大きな拍手と歓声を送っていた。試合は後藤が成田からピンフォールを収めて快勝。試合後、邪道は「お前のおかげや。エンジョイできたよ。サンキュー、ありがとう」と後藤に感謝していた。 復帰第2戦の7.16北海きたえーる大会では、矢野通とのタッグで、ザック・セイバー・Jr.&TAKAみちのくと対戦。この試合も矢野がTAKAを丸め込んで勝利を収めたが、試合後の邪道はご機嫌斜め。「喋ることなんてねーよ、バカヤロー」と言って控室に向かった。その後、試合出場はない。この2試合で負傷したのだろうか。 邪道は、8.2福岡市民体育館大会、8.5エディオンアリーナ大阪大会、8.10、8.11日本武道館大会への出場が発表されていたが、いずれも欠場となり、外道が代役として出場することになった。 タイトル戦線から離れてしまったとはいえ、邪道の職人芸あふれるプロレスを愛するファンは多い。邪道は新日本にとって欠かせない選手の一人。今回はまだケガの詳細が発表されていないのが気がかりなところだが、怪我が完治したらまたリング上で雄叫びを上げ、バックステージで毒を吐いてもらいたい。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2018年07月31日 21時15分
師匠、長与千種の参戦から32年、里村明衣子がWWEの女子トーナメントにエントリー!
世界最大のプロレス団体WWEが主催する女子トーナメント『メイ・ヤング・クラシック 2018』に、センダイガールズプロレスリングの代表で、今年デビュー23周年を迎えた里村明衣子がエントリーすることが明らかになった。 『メイ・ヤング・クラシック』は昨年から開催され、WWE所属選手だけでなく、世界各国の女子選手とスポット契約を結んで行われる大会だ。昨年はスターダムから移籍したカイリ・セイン(宝城カイリ)がこの大会でWWEマットデビューし、見事優勝を果たしている。今年も6月に行われた東京公演でWWEと契約したことが発表された元・スターダムの紫雷イオも、同トーナメントにエントリー。WWEマットのデビュー戦を行うことが決定している。 今回の里村の参戦はスポット契約枠だが、2016年に飯伏幸太がWWE主催の『クルーザー級クラシック』トーナメントにエントリーした際には、NXTに出場し、『ダスティ・ローデス・タッグクラシック』にもエントリー。クルーザー級のトーナメントでは準決勝で敗れてしまったが、WWEにスポット参戦を果たしている。WWEは里村を「日本のレジェンド」として紹介しており、トーナメントでのパフォーマンスが評価されれば今後のスポット参戦もあるだろう。 世界12カ国の32名で優勝を争うトーナメントには、里村、イオの他、すでに、スターダムの前ワールド・オブ・スターダム王者のトニー・ストーム、元WWEディーバス王者のケイトリン、NXT所属で2年連続の出場となるリア・リプリー、日本のテレビ番組『SASUKE』の米国版である『アメリカン・ニンジャ・ウォリアー』を女性として初めて制覇したケーシー・カタンザロ、12年のキャリアを誇る実力者ニコール・マシューズ、英国の団体プログレスの現女子王者ジニーらのエントリーが決定している。 WWEの現場監督であるトリプルHは「私たちはメイ・ヤング・クラシックを再び開催できること、そして世界中から集まった32人の女子トップタレントによる世界的なショーケースをお見せできることにとても興奮しています」と語る。「昨年の大会はWWEの女子改革における重要な標石となりました。そして今年のイベントがさらなる壁を突破することになるでしょう」とコメントした。 先日のロウではビンス・マクマホン代表、トリプルHとともに登場したステファニー・マクマホンが「女子革命はファンのハッシュダグ“#GiveDivasAChance”から始まった。そして彼女達はメインイベントを務めるようになり、ディーバからスーパースターとなり数々のバリアを壊してきた。そしてまた新たな歴史を作ることになるわ」と喜んだ。「私たちは(米国時間)10月28日にWWE史上初となる、50人を超える女子スーパースターのみによるPPV『エボリューション』を開催します」と発表。史上初の女子スーパースターのみによるPPV(ビッグマッチ)の開催をぶち上げ、世界のユニバース(ファン)を驚かせた。 『メイ・ヤング・クラシック 2018』の決勝戦は『エボリューション』の中で行われることが発表され、ロンダ・ラウジー、シャーロット・フレアー、アレクサ・ブリス、サーシャ・バンクス、カーメラ、ナイア・ジャックス、日本人スーパースターのアスカ、殿堂入りしているレジェンドのトリッシュ・ストラタス、リタらが参加することも明らかになっている。WWEならではの華やかな大会になりそうだ。もちろん今大会も日本をはじめ全世界に生配信される。 『クルーザー級クラシック』が軽量級ブランド205 Liveを新設する伏線となったように、今回の流れは女子で新たなムーブメントを起こしたいというWWEの野望が見え隠れしている。 今から32年前、1986年の3月に里村の師匠・長与千種はライオネス飛鳥とクラッシュギャルズとしてWWE(当時はWWF・文中はWWEに統一)に1週間参戦。MSG(マジソン・スクエア・ガーデン)のリングにも上がり、ダンプ松本&ブル中野の極悪同盟との黄金カードを直輸入。その模様は全日本女子プロレス(全女)を中継していたフジテレビ系列でも放送された。 WWEではその後、山崎五紀&立野記代のJBエンジェルスが、1988年1月に日本人初のWWE世界女子タッグ王者になり、メインに出場するなど人気を得た。また若手時代にWWEマットを経験したブルは、WWEをサーキットしている途中、一時帰国した全女の東京ドーム大会(1994年11月)で日本人初のWWE世界女子王座を奪取している。長与たちのWWE参戦で、全女とWWEの関係が密接になり、のちに後輩たちがWWEで活躍するキッカケになったのは事実だ。 現在、日本人の女子が活躍する道を切り開いたのはアスカであるのは言うまでもない。しかし、最初に道を切り開いた長与の愛弟子・里村がスポットとはいえWWEに参戦するのはとても興味深い。プロレスは長く見続けた方が楽しめるという一例と言ってもいいだろう。 そういった意味でも、里村の試合がどのように評価されるのかが気になるところ。トーナメントの行方に注目したい。文・写真 / どら増田
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スポーツ 2018年07月31日 17時40分
RIZIN.11で感じたヘビー級ファイターの可能性
7月29日にさいたまスーパーアリーナで行われた「RIZIN.11」は、大会前から大きな話題となっていたメインイベントの浅倉カンナvsRENAや、五味隆典のおよそ4年ぶりとなるKO勝利で盛り上がりを見せた。 他に2試合が組まれたヘビー級の試合では、期待の日本人ファイター・シビサイ頌真が初出場するなど、これまでになかった華やかさと熱気を生んだ。■リング上に激しさと「重み」を2007年まで開催され、日本格闘技界の象徴的イベントとなった「PRIDE」ではヘビー級中心だったことがファンから絶大な支持を得た理由の一つと言える。エメリヤーエンコ・ヒョードルやアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ、ミルコ・クロコップ、ヴァンダレイ・シウバといった体重100㎏前後のファイター達がさまざまな個性を発揮し、毎年のようにヘビー級のグランプリやタイトルマッチが行われ、リング上の熱は止まることがなかった。その後、PRIDE消滅により有力なヘビー級選手はアメリカをはじめとする海外へと戦いの場を求め現在に至っている。今回のRIZIN.11では4人の重量級の選手が参戦。それぞれが独自の存在感を放ち、今後に向けての期待を大いに感じさせる試合を見せてくれた。 ともに初参戦となったシビサイ頌真とボルドプレフ・ウヌルジャルガルの試合では終始グラウンドの展開が続いた。120㎏の体重を誇るウヌルジャルガルが上になってイニシアチブを握り、シビサイも1R終盤には見事なスイープで体勢を逆転させるなど技術の高さを披露した。とはいえ、やはり体重差はいかんともしがたく(シビサイは108㎏)、ウヌルジャルガルは終始試合をコントロール。アームロックや重さのあるパウンドでダメージを与え続けたウヌルジャルガルが判定で初勝利をつかんだ。判定時には会場からブーイングが上がったものの、ヘビー級ならではとも言える重量感あふれるグラウンドの攻防には新鮮さがあり、見ごたえは十分だった。■RIZIN初期から支えるヘビー級ファイターたち 第8試合のイリー・プロハースカvsブルーノ・カッペローザは壮絶な打ち合いに。試合時間はわずか1分41秒だったものの、両者ともスタンディングでの打撃戦に挑み、ともにダメージで足をふらつかせる場面も見られ、首相撲からの膝蹴りが繰り出されるなど激しい内容となった。結局、熱戦を「チェコの怪鳥」プロハースカが制した。両者は2015年の年末に開催されたRIZIN旗揚げ戦にも出場。へビー級トーナメントを争う2人はともに打撃がベースのファイトスタイルだ。カッペローザは格闘大国ブラジル出身で、最近ではブラジル国内を主戦場とし、プロハースカはこれまでに石井慧や藤田和之といった日本人ファイターをKOで下している。実力・実績ともに申し分のない両者の試合は五味隆典の試合の後に組まれ、今大会の「核」にしようと込められた期待を決して裏切ることはなかった。 この試合後には大相撲から転向した大砂嵐がリング上でマイクを握り、9月大会の参戦へ向けファンにあいさつしている。彼は年齢も26歳と若く、重量級ファイターとして大きな期待が向けられていることは言うまでもない。 有力選手を海外から獲得する難しさは変わらないが、ヘビー級の隆盛なくして日本格闘技界の復活はあり得ない。多くの才能が輝きを放つ中・軽量級や、大会のメインを張るまでに飛躍した女子部門の他、RIZINをさらに盛り上げていくためにはヘビー級戦線の活性化が何よりも求められる。(佐藤 文孝)
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スポーツ 2018年07月31日 17時30分
世界一への貢献が理由?元阪神、オリックスのボーゲルソンがサンフランシスコ・ジャイアンツの球団殿堂入り選手に
2006年オフに来日し、阪神(2007‐2008)やオリックス(2009)でプレーした投手であるライアン・ボーゲルソン(日本時代の登録名はボーグルソン)。もしかしたら、「そんな選手いたなあ」と懐かしさを感じるファンもいるかもしれない 日本時代は3年合計で11勝14敗と、思うような成績を残せなかったボーゲルソン。しかし、そんな助っ人右腕が、この度母国アメリカで栄誉の殿堂入りを果たすことになったようだ。 29日に更新された、サンフランシスコ・ジャイアンツの公式ツイッター。そこには、今回球団から殿堂入り選手として表彰されることとなった3名の選手が刻まれたボードの写真が掲載されているのだが、その中には昨年現役を引退したばかりのボーゲルソンの名前も含まれていた。 2009年にオリックスを自由契約になった後、マイナーリーガーとして母国に帰還したボーゲルソン。その後、2011年にジャイアンツでメジャー昇格を果たすと、2015年まで同チームでプレーを続けている。 中でも、特に活躍が目立ったのが2012年。この年のボーゲルソンはレギュラーシーズンで14勝9敗・防御率3.37の好成績を残すと、続くポストシーズンでも4試合で3勝0敗・防御率1.09と大活躍。チームの2年ぶり世界一の立役者となった。ちなみに、この活躍もあってか、ボーゲルソンは翌年の第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のアメリカ代表メンバーに選出されてもいる。 今回掲載されたボードの中にも、前述のボーゲルソンの活躍はしっかりと記載されている。また、今回同じく選出されたマット・ケイン、ブライアン・ウィルソンの両投手も、それぞれチームの世界一に大きく貢献している。このことを考えると、今回の表彰は世界一への貢献が大きな理由となっているようだ。 先のツイートにおいて、ジャイアンツは「#ForeverGiant」というハッシュタグを用いている。その言葉通り、ボーゲルソンの活躍もファンの間で永らく語り継がれていくことになりそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年07月31日 17時00分
「これはあっぱれ!」 78歳・張本勲氏が放ったヒットにネット上は感嘆の声
1959年から1981年までプロ野球選手として活躍し、現在は解説者・評論家として活動している張本勲氏。ユニフォームを脱いで30年以上が経過している張本氏だが、その打棒はまだまだ錆びついてはいないようだ。 30日に行われた「サントリードリームマッチ2018」。1995年にスタートし、今年で23回目を迎えたこのイベントは、毎年多くの元プロ野球選手たちが一同に集結し、往年のプレーでファンを沸かせる“夢の球宴”として知られている。 ツイッターでもトレンド入りを果たすなど、多くの注目が集まっていたこの試合。張本氏も“GM”として参加していたのだが、8回裏にその名前が球場にコールされる。場内も盛り上がりを見せる中、史上初の3000本安打も達成したかつての安打製造機はバッターボックスに入った。 相手投手の齊藤明雄氏(元大洋・横浜)が投じたボールを、右方向に弾き返した張本氏。すると、その打球は一・二塁間を抜けライト前へ。御年78歳の張本氏が放った見事な“球界最年長ヒット”に観客からはどよめきに近い歓声が挙がり、試合の模様を伝えていた実況も「あっぱれです!」と賛辞の言葉を口にしていた。 今回の試合では、佐野慈紀氏(元近鉄他)、小田幸平氏(元中日他)、和田一浩(元西武他)、審判2名による“ハゲ5人衆コント”や、2008年北京五輪をほうふつとさせるG.G.佐藤氏(元西武他)の落球、更には下柳剛氏(元阪神他)による怒りのグラブ投げなど、会場が沸いたシーンがいくつも誕生している。 ただ、その中でもやはり張本氏のヒットはセンセーショナルな出来事であったようで、ネット上には「これはあっぱれ!」、「普通当たらんし走れんよこれ」、「78歳でヒット打つ張本さんは一体何者なんだ…」といった感嘆の声が挙がっている。 毎週日曜の『サンデーモーニング』(TBS系)でのコメントが、ネット上で議論になることもしばしばの張本氏。だが、今回ファンの前で披露した姿は、間違いなく“あっぱれ”だといえるだろう。文 / 柴田雅人写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2018年07月31日 11時40分
お約束満載!レジェンドが今年も魅せた!『ドリームマッチ』MVPは“ハマの番長”三浦大輔
7月30日、『サントリードリームマッチ』が東京ドームで行われた。1995年から“夢や感動を伝えたい”との想いから行われているイベントで、今年で23回目を数える。往年のスタープレーヤーが勢ぞろいし、熱い戦いが今年も繰り広げられた。 今年も昨年に引き続き、山本浩二率いる「ザ・プレミアム・モルツ球団」と田尾安志率いる「ドリーム・ヒーローズ」が対戦。昨年は4点差をひっくり返し、モルツが勝利をあげた。☆さすがのプレー 連勝を狙うモルツは、三浦大輔と谷繁元信の横浜バッテリー、雪辱を果たしたいヒーローズは桑田真澄の先発で幕を開けた夢の試合。序盤こそ山崎武司、関本賢太郎、岩村明憲らがホームランをかっ飛ばし、鈴木尚広の足と谷繁の肩の勝負、門倉健の剛速球など、「さすが元プロ」と観客を唸らせるプレーを見せた。☆スタンド沸かせるスターのエンタメ しかし、ヒーローズのマウンドに下柳剛が上がった辺りからエンターテインメント色が強くなる。関本のトンネルや、レフトのG.G.佐藤の落球で下柳がキレて帽子を叩きつける“いつかどこかで見た光景”も見られた。 例年の”お約束”ピッチャー佐野慈紀、キャッチャー小田幸平、バッター和田一浩のピッカリコントも健在。審判も交えての”頭を使った光の共演”に、スタンドは大爆笑。ちなみに佐野は一年間、生える部分のみ髪を伸ばし、しかもパーマまであてる気の入れようだった。☆趣深い対決の数々 その他にも、ランディ・バース対槙原寛己の因縁の対決、山本昌対山崎武司の元ドラゴンズラジコン仲間対決、山本浩二対池谷公二郎のカープ対決、中村紀洋対小田幸平の「紀洋打法」物まね対決など、ここでしか見られないマッチアップが続いた。☆若い者にはまだまだ負けない リビングレジェンドも溌溂とした姿を披露。“浪速の春団治”に乗って登場した川藤幸三は口に「プレモル」を含むと、バットに吹きかけるパフォーマンスのあと、渾身のフルスイングを見せる。負けじと、“球界のご意見番”張本勲もライト前ヒットを放ち大ハッスル。スタンドのオールドファン達に元気を届けた。☆MVPはハマの番長 試合は12-6でプレミアムモルツ球団が勝利。MVPには試合前「二段モーションで頑張ります」と意気込んでいた、ハマの番長・三浦大輔が受賞。先発で1回を無失点の好投、バットでも横浜大洋の大先輩・齊藤明雄からヒットを放つ大活躍で「緊張した」と振り返りながらも、初出場にして栄冠を手にした。 真剣勝負あり、エンターテインメントありの野球の楽しさがいっぱい詰まった楽しいイベント。時間を過ごした44,883人の観客は、「来年もその先も、ずっと続けて欲しい」と大満足して帰路についていた。取材・文・写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2018年07月30日 16時45分
インディープロレス界“希望の18歳”井土徹也「僕が勝つことで中高年に刺激を与えたい」
GOING-UPプロレス『middle edge シリーズ vol.2』東京・王子BASEMENT MON☆STAR 『中高年に元気を与えたい』がコンセプトのGOING-UPの旗揚げ3戦目が、台風が過ぎ去り暑さが蒸し返す北区王子のBASEMENT MON☆STARで行われた。 第1試合では元・FMWの黒田哲広と、闘龍門出身のアミーゴ鈴木が中高年ベテランタッグを結成し、マスクドミステリー&若手の室田渓人と対戦した。黒田とアミーゴは若い室田を集中攻撃し、中高年ベテランタッグが勝利した。 第2試合ではイケメン中高年、新納刃がヒートアップの若手イケメンレスラー飯塚優と新旧イケメン対決を繰り広げた。サンボ殺法を得意としている飯塚だが、新納のテクニックには通用せず。得意の蹴りも新納の前蹴りに遭い、吹っ飛ばされる場面があった。この試合も中高年の新納が快勝している。 middle edge勢が連勝する中、第3試合ではバッファロー&渡辺宏志が登場。前日にヒートアップユニバーサル王座の2度目の防衛に成功した兼平大介と、GOING-UPの若い力を引っ張る大谷譲二が、旗揚げ戦以来のタッグを結成して対決した。中高年と新世代の真っ向勝負となったこの試合は中高年タッグに苦戦しながらも、譲二がスライディングDで渡辺から完全なピンフォールを奪い、新世代タッグが勝利を収めた。 セミファイナルでは、IWA熱波軍の松田慶三が、ヒートアップ10.31とどろきアリーナ大会で引退する近藤“ド根性”洋史とシングル対決。同じ神奈川県出身の両者だが、松田が大和を、近藤が相模原を、とそれぞれ地元愛を背負って闘った。千両役者の松田は終始試合のペースを離さなかったが、近藤の諦めない気持ちが観客にも伝わり好勝負に。最後は慶三ロックボトムの前に散ったが、松田が称賛すると一緒に熱波パフォーマンス。松田がリングを降りると譲二が現れ近藤と対戦することを表明し、次回8.19王子大会での対戦が決定した。 メインイベントは前回、藤原秀旺&松崎和彦のアライヴァルに敗れた“鬼将軍”ガッツ石島&“インディー希望の18歳”井土徹也が務めた。相手は松崎と、謎のマスクマン、秀・ザ・イルミナティ、スーパー・ドクター・秀の3人だった。2対3のハンディキャップマッチとなったこの試合で、序盤にドクターはガッツの口の中に何やら錠剤を押し込んだ。これを飲んでしまったガッツは松崎の垂直落下式ブレーンバスターを食らってKOされ戦闘不能に。井土が3人を相手にすることになってしまった。 この日の松崎の動きは良かった。伝統芸能の呼び声も高いジャンピングネックブリーカードロップなどを惜しみなく披露。これにイルミナティの立体殺法や、ドクターの心臓マッサージ式フォールや聴診器を使ったチョーク攻撃を食らいまくったのだからたまらない。 しかし「ワンチャン狙ってました」と井土は言う。ブレーンバスターから、打点の高いドロップキックで形勢を逆転すると、赤コーナーにもたれかかりながらガッツが蘇生した。タッチを受けたガッツはパワーファイトで3人を寄せつけない。最後はタッチを受けた井土がガッツのジャンピングハイキックから、きれいなジャーマンスープレックスホールドを決めてイルミナティから3カウントを奪った。 前日のヒートアップ板橋大会でも6人タッグながら格上の伊東優作から3カウントを奪っており、井土の連夜の金星に王子はおおいにわいた。試合後に攻撃をやめないアライヴァルを見かねたミステリーが、ガッツ&井土の助っ人として登場。次回大会ではミステリーを加えたトリオを結成し、藤原、松崎、イルミナティと6人タッグマッチに臨むことになりそうだ。 「GOING-UPは中高年に元気を与える団体ですけど、僕は勝ち続けることで、中高年に元気と刺激を与えられるようになりたい」と井土は力強く語る。「ガッツさんには練習も見てもらっていて、前よりもドッシリとした試合ができるようになってきたと思います。藤原秀旺は僕が取らなきゃいけない相手。僕が勝たなきゃ意味がないんですよ。僕が上に行くためにも秀旺には絶対勝ちます」と井土は言い切った。 井土には「将来はメジャーな存在になりたい」とビジョンを描いているだけに「この年齢で止まってる余裕はないんです」と言った。「インディーの希望」ではなく、「プロレス界の希望」と呼ばれるのが本望なのだろう。 次回からこの抗争に入ることになったミステリーは「若いやつらが活躍してるところを見ると、負けられねぇなって気持ちになるんだよね」と井土や譲二の活躍が背中を押したことを認めている。 またGOING-UPのプロデューサーでもあるガッツは「まだ所属になる前に徹也を見たとき、潜在能力があると思った。井土、兼平は体が大きいから、育ててみたいなと思ったんですよ。まさか本当に教える立場になるとは思ってなかったですけどね」と笑う。「譲二みたいに中高年と闘うことで、元気を与える方法もあるけど、きょうの徹也はオレが眠ってた間、1人でチームを守ってくれたわけでしょ?だから18歳の徹也が中高年と組んでも、元気になるというか、刺激を受けたり、勇気をもらったり、助け合う気持ちが芽生えたりもするんですよね。GOING-UPは譲二と徹也の競争の場でもあると思うので、そこも楽しんでもらえたら嬉しいです」と満足げ。若い力への期待感を口にした。 この団体のキーマンは中高年ではなく、大谷譲二や井土徹也なのかもしれない。2人がこの団体で目指す方向性は同じだが、ガッツが話するように、ベクトルは違う方向なのが面白い。どちらが先に中高年ファンの心をつかむのか見守っていきたい。取材・文 / 増田晋侍写真 / T-サモハン
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スポーツ 2018年07月30日 16時35分
【DeNA】5年連続勝ち越しなるか!?横浜夏の一大イベント!「YOKOHAMA STAR NIGHT 2018」開幕!
☆今年のユニフォームは「スパンコール」 横浜DeNAベイスターズは、7月31日〜8月2日の読売ジャイアンツ戦を「YOKOHAMA STAR NIGHT 2018」として開催する。ビジター応援席以外の観客に選手が着用するスペシャルユニフォームをプレゼントし、スタンドを青く染める圧巻の風景はすっかりおなじみとなった。今年のユニフォームのテーマは「スパンコール」。横浜の星空をモチーフにしており、「プラネタリウムみたいできれい」と評判も良い。先行発売しているユニフォームの売れ行きも好調だ。☆屈辱の7連敗スタート 「STAR NIGHT」はDeNA球団発足から間もない2012年から開かれている目玉イベント。しかし初年度のジャイアンツ戦は、内海や村田にやられて3連敗。翌年のドラゴンズ戦も逆転負けや打撃戦での敗戦を重ねて3連敗を喫し、配られたブルーのサイリウムが次々にグラウンドに投げ込まれる事態に。それを拾い上げ、悲しげに"T"を形どっていた助っ人ナイジャー・モーガンの姿を覚えているファンも、少なからずいるであろう。2014年のスワローズ戦の初戦も井納が打ち込まれ、大敗を喫すると「このイベントは呪われているのでは」などと噂されるほどだった。☆流れが変わった4時間ゲーム しかし次戦、1点差リードで迎えた9回のピンチで、エンジェルベルト・ソトが踏ん張り、4時間ゲームを何とかものにして悲願のスターナイト初勝利。スタンド、ベンチともに、なんだか優勝でもしたかのようなお祭り騒ぎとなった。3戦目は台風の影響でスタンドの階段が川のようになった。しかし、ドル箱カードを流したくない執念があったのか、開始時間を1時間半も遅らせて決行。結果はいい方に転び、前日の勢いそのままに快勝。カード勝ち越しを決めた。 DeNAはここから2015年スワローズ戦、2016年ドラゴンズ戦と、ともに2勝1敗の勝ち越し。昨年のドラゴンズ戦も台風の影響で3連戦の開催が危ぶまれた。ユニフォームのデザインがアメダスの降雨量表示に似ていたため、「ユニフォームのたたり」などとやゆされたが、中止は1戦のみで済んだ。戦績も1勝1引き分けで、4年連続の勝ち越しとなった。☆2012年以来のジャイアンツ戦 今年は久々のドラゴンズ、スワローズ以外のジャイアンツが相手だ。2015年、昨年に続き平日開催であるにもかかわらず、チケットも発売早々にソールドアウトした。今年は横浜駅のデパートとホテルでライブビューイングも行われ、そちらも大好評。横浜はかつて夏の風物詩だった神奈川新聞主催の花火大会が警備の問題で休止。今では市民の夏のお楽しみが「STAR NIGHT」になっているのではと思わんばかりの盛り上がりを見せている。そんなファンのためにも勝ち越し、いや「STAR NIGHT」初の3連勝を飾ってもらいたい。写真・取材・文 / 萩原孝弘
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