search
とじる
トップ > スポーツ > DREAM ミルコ・クロコップの対戦相手に新鋭・水野竜也を起用した裏事情

DREAM ミルコ・クロコップの対戦相手に新鋭・水野竜也を起用した裏事情

15日にさいたまスーパーアリーナで旗揚げする「DREAM.1」の追加カードが11日、都内のホテルで発表され、注目のミルコ・クロコップの対戦相手には田村潔司の愛弟子、水野竜也が決定した。だが、この大抜てきの裏には主催者サイドの思惑が見え隠れ。旗揚げ戦での“茨城旋風”を見越し、ある計画が浮上している。
 大会8日前には異例のミルコの対戦相手の公募を行ったDREAM。この日、国内外10人のオファーの中から田村の主宰する「U-FILE CAMP」の新鋭・水野をぶつけることを明らかにした。
 「一生に一度あるかないかのチャンスなので志願しました」と決意表明した水野は「柔道時代から培った押さえ込みで固めて、関節技、締め技を狙っていきたい。ミルコも人間ですからミスや一瞬のスキはあると思うので、そのスキをつきたい。勝ちにいくつもりです」と必勝を誓った。
 一方、笹原圭一イベントプロデューサー(EP)は「将来性があり、総合格闘技の未来を託すことができる選手」と参戦経緯を説明。さらに「今回は旗揚げ戦ということで新しい価値観を見い出してほしい」と大金星を期待していた。

 メジャーマット初参戦となる水野にいきなり“ミルコ狩り”という大役を任せたDREAM。その背景には別の意図もチラついている。
 笹原EPが興奮気味に語る。「一イベントで茨城出身の選手が(桜井“マッハ”速人、石田光洋、川尻達也、宮田和幸、水野竜也)これだけ出るのは今までにないんじゃないですかね?茨城はすごいんです。柔道、レスリングが強い学校もありますし」。茨城県は隠れた格闘技人材の宝庫であると指摘した。
 その上で「久しぶりの地上波中継で注目を浴びれば、地元に住んでる子どもたちは、そこを目指すようになる。第二、第三のマッハが出てくることも十分あり得ますよ。“茨城革命”が起こるかもしれません」。旗揚げ戦での茨城県民たちの活躍次第では、今後も“格闘王国”茨城の人材発掘に力を入れていくという。
 DREAMの舞台で持ち上がったアメリカンドリームならぬ、イバラギアンドリーム計画。旗揚げ戦での茨城県民たちの活躍に懸かっている。

関連記事


スポーツ→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

スポーツ→

もっと見る→

注目タグ