ボノに高田モンスター(M)軍が放った刺客タイガー・ジェット・シン組を撃破されてから一夜明けたこの日、インリン様は憤っていた。前夜の「ハッスル28」ではマーくんことマーク・ハントと第三勢力を形成しつつあるボノに、とうとうモンスター軍法第18条による処刑宣告が下された。この事態にインリン様はすぐさま抹殺に向けた危険な2大シングル戦のカードを用意した。
まず前半戦となるのが「ハッスル・ハウスvol.34」(3月17日、東京・後楽園ホール)での川田戦。インリン様は「実はきのうモンスターKがすべての栃木県民を代表してボノを潰すと頼んできたの。怒りに震えていたわ」と、これまでボノから「栃木の田舎っぺ」呼ばわりされてきた川田の怒りを利用し、ボノ抹殺の指令を託した。
続いて「ハッスル29」(3月20日、グランキューブ大阪)では高田総統の指名によりサップがボノ抹殺を執行することが正式決定。サップは過去にもK-1のリングでボノちゃんによく似た曙という選手を2003年の大みそかに、わずか178秒でKOしている実績の持ち主だけに、“タイマン”なら抹殺は必至といえそうだ。
「ただのシングルマッチ2連戦と思ったら大間違いよ」と怪気炎をあげたインリン様。果たしてマーくんなしのボノに勝ち目はあるのだろうか。