スポーツ
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スポーツ 2018年09月14日 06時15分
いよいよ射程圏内へ 首位西武と2位ソフトバンクのゲーム差が「3」に
射程圏内に入ったといって、差し支えはないだろう。 12日に行われたプロ野球5試合。パ・リーグ首位の西武が敗北し、2位のソフトバンクが勝利したことにより、そのゲーム差は「3」まで縮まった。 3連勝中のソフトバンクは、6位楽天と対戦。1回表に柳田悠岐のタイムリーで幸先よく1点を先制すると、その後は柳田(ソロ)、甲斐拓也(2ラン)、長谷川勇也(2ラン)にホームランが飛び出すなど打線が好調。15安打13得点の猛攻で、今季最後の楽天戦を13‐2の勝利で締めくくった。 首位堅持のため負けられない西武は、4位オリックスとこちらも今季最後の対決。しかし、前日に10安打7得点を記録した自慢の打線が、この日は4安打無得点と完全に沈黙。投手陣もステフェン・ロメロ(ソロ)、吉田正尚(ソロ)に一発を浴びるなど16安打7失点と打ち込まれ、0‐7で痛恨の黒星を喫してしまった。 先月11日時点では、「11.5」もの大差がついていた両チーム。しかし、そこから西武が「12勝12敗1分」と貯金を増やせない一方で、ソフトバンクは「21勝4敗」という驚異的な猛追を披露。みるみるうちにゲーム差がなくなり、とうとうその数字は「3」にまで縮小した。 優勝争いが白熱の様相を呈し始めたことを受け、ネット上には「ソフトバンクの逆転あるかも」、「3ゲームまで縮んだし、これは直接対決次第だな」、「面白すぎて目が離せん」といったコメントが寄せられている。10年ぶりの優勝を目指す西武が逃げ切るのか、それとも大逆転でソフトバンクが2連覇を達成するのか。ファンの興味は尽きないことだろう。 メットライフドームを舞台に、15日から3連戦を戦う両チーム。お互いの意地がぶつかりあうこのカードは、3戦とも大きな注目を集めることは間違いない。 ちなみに、西武に関しては、その前日の14日に楽天との試合が組まれている。勝利でゲーム差を「3.5」としておけば、最悪3連敗でも首位を維持できるため、こちらも必ずものにしたいところだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年09月14日 06時00分
このタイミングは偶然? またしてもスポーツ界に勃発したパワハラ問題
筆者に限らず、「また?」という印象を抱いた人も多いかもしれない。 日本のウエイトリフティングを代表する団体である「日本ウエイトリフティング協会」。この団体の会長を2016年9月から務めている三宅義行氏が、パワハラを行っていたのではないかということが一部メディアによって報じられた。 報道内容によると、今回の一件は今月1日に開かれた協会の常務理事会で発覚。会議に参加していた理事の1人が、三宅氏に対する告発文の存在を明らかにしたことがきっかけであったという。とある女子選手によって、数年前に提出されたこの告発文には、当該選手が三宅氏から受けた数々の仕打ちが記載されているとのことだ。 また、その後の各メディアによる続報では、2015年夏に当時副会長の三宅氏、当時の専務理事、当該選手の指導者、所属先の社長の4人で話し合い、三宅氏が謝罪の意を示したということも伝えられている。一見すると決着がついているようにも思われるが、これに関しても「パワハラを隠蔽したのでは」という指摘がされている。 1968年メキシコ五輪で銅メダルを獲得するなどの実績を誇り、現役引退後は自身の娘である三宅宏実を2012年ロンドン五輪(銀メダル)、2016年リオ五輪(銅メダル)の2大会でメダルに導いた三宅氏。その“重鎮”に浮上した疑惑を受け、協会側は今後の調査を検討する方針を示している。 アメフト、レスリング、ボクシング、体操といった競技でパワハラ問題が勃発している昨今のスポーツ界。こうした流れもあってか、今回の一件を受けたネット上には、批判や疑問の声と共に「ニュースつけるたびにパワハラ問題のことばっかで飽きた」、「次はどのスポーツですか?」、「もう日本のスポーツ界なんなの」といった辟易のコメントも少なからず見受けられている。 2年後の2020年に、スポーツの祭典である東京オリンピック・パラリンピックを控えている日本。しかし、肝心のスポーツ界がこんな調子では、先が思いやられるばかりだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年09月13日 17時45分
【DeNA】遅れて登場!“ハマのカブレラ”細川成也が今年も秋風を熱風に変える!
☆2年目のジンクス 細川成也。2016年ドラフト5位指名の2年目外野手。昨年のシーズン終盤の10月に一軍昇格し、高卒新人としてプロ野球史上初となる“初出場2戦連続ホームラン”の離れ業をやってのけ、勢いそのままにCSでもタイムリーヒットを放つなど大活躍。今シーズンは更なる飛躍を期待され、キャンプでも一軍に残るも、調子が上がらず不振に陥り、シーズンインしてからのファームの試合でも、バットにボールが当たらない状況に。一軍からお呼びがかかるどころか、ファームでもゲームに出られない日々が続いた。☆9月に開眼 ファームでじっくりと調整を続け、9月の日本ハム戦で2試合連続のバックスクリーン弾を放って見せる。すると、9月11日に遂に念願の一軍昇格し、即スタメン起用される「ラミレスマジック」の期待に応え、今季初打席で先制のタイムリーヒットをセンター前に放つ。これが勝利打点となり、難攻不落のカープ・ジョンソンに久々の土をつけた。 翌日の試合もカープ先発九里の低めの変化球をすくい上げ、バットの先ながらもレフトスタンドへ運ぶ豪快弾をかっ飛ばし、先制点を挙げた。その後の打席でも、2アウト1‐2塁のチャンスで、フルカウントから低めの変化球を見極めフォアボールを奪いチャンスを広げる役目を果たす。守備でもセンターに入り、難しい詰まった打球を捕球寸前のところまで喰らい付くなど、チームに貢献したい気持ちも見られた。残念ながら勝利には結びつかなかったものの、「大物」感漂う内容だった。☆右の大砲 ベイスターズは前身のホエールズ時代から、右の大砲がチームの顔になることが多い。古くはホエールズ時代の桑田武、松原誠、“オバQ”田代富雄などがいる。ベイスターズになってからは多村仁、先日引退を発表した“男”村田修一、その後輩でバットを豪快に投げる“歌舞伎投げ”の吉村裕基ら、大勢の大物がいる。右の大砲の遺伝子を継ぐ、弱冠20歳の細川のフルスイングで、大混戦のCS争いを制する一発を期待せずにはいられない。取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2018年09月13日 17時15分
オリックス東明大貴「攻めのピッチング」に打線も奮起、今季最後の神戸で獅子粉砕!
オリックス 7-0 埼玉西武(25回戦)※オリックス9勝14敗2分け▽12日 ほっともっとフィールド神戸 観衆 15,491人 オリックス東明大貴の“天然マイク”が帰ってきた! 2016年3月31日以来、実に896日振りの勝利を手に入れた東明は、久々にヒーローインタビューに登場すると、開口一番「勝てて良かったです!」と実感のこもった声で喜びを表現した。かつて東明のヒーローインタビューといえば“天然マイク”が話題となっていたが、「ファンの皆さんに忘れられてると思ってたんですけど…」と自虐的に語るとスタンドから「お帰り!」との声が飛び、「お久しぶりです!」と切り返しスタンドは大爆笑。“天然マイク”の復活に神戸のファンは酔いしれた。 きのうの試合まで33イニング連続無得点だったオリックス打線に福良淳一監督も「何とか打ってもらわないと」とボヤいていたが、4回2死の場面で西武の先発、榎田大樹から、打撃好調の宗佑磨が二塁打を放つと、光GENJIの『パラダイス銀河』が流れる中、若月健矢がバッターボックスへ。若月は「しゃかりきコロンブスに行きました」と『パラダイス銀河』の歌詞にかけて話していたが、前進守備の右中間を破るタイムリー三塁打で、37イニング振りの得点が入り先制する。 福良監督は「若い宗、若月がよく打ってくれた。あの1点でみんなも楽になったんやないですか」と評価していたが、5回にはロメロに21号ソロ、吉田正尚に22号ソロと大砲2人にも一発が飛び出し、二塁手の“クールなルーキー”福田周平がファインプレーを連発するなど、攻守にわたって若い力が活躍。 東明は「肘の状況も心配だったし、中5日ということを配慮して」(福良監督)5回で降板したが、東明の持ち味であり、ルーキーイヤーから自身が掲げている「攻めのピッチング」で、強力西武打線を相手に89球、3安打、1四球、無失点の好投。2シーズン振りの勝利を中継ぎ陣に託すと、6回から山田修義、岸田護、吉田一将、山本由伸、澤田圭佑が無失点リレー。“神童”由伸はカットボールが151キロを計測するなど、久々の登板ながらさらなる成長の跡を見せている。打線も今季最多となる16安打を記録。3試合連続完封負けのうっ憤を晴らし、ほっと神戸での今シーズン最終戦を東明の今シーズン4試合にして初勝利という最高の形で締めてみせた。 前日とは別チームのような試合運びを見せたチームに、福良監督は「良かったです。ホントに」と満面の笑顔。続けて、「何とか東明に勝ちをつけてあげたかった。東明は攻めのピッチングができていたし、素晴らしかったですね。ここまで苦しかったと思うけど、ここからだと思います」と896日振りの勝利をあげた東明に労いの言葉と今後に向けたエールを送った。東明も「最後まで自分のピッチングを見せます」と故障組が復帰しても、最後まで先発ローテを譲らない思いだ。 「今日のようなゲームができれば、いい勝負ができると思う」 14日から札幌ドームで9.5ゲーム差の3位日本ハムと4連戦を行う。ここでは由伸と同級生の高卒2年目、榊原翼が初先発を予定しており、オリックスにとっては今シーズン最後の意地の見せどころとなるだろう。今シーズン神戸での戦績は4勝7敗(誤審試合の1敗を含む)と大きく負け越してしまったが、最終戦はチームもファンも笑顔で終わることができた。見事に復活勝利を収めた東明大貴に感謝したい。文・写真 / どら増田、垪和さえ
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スポーツ 2018年09月13日 06時15分
元メジャーリーガーの選択「プロ野球よりもアマチュア」
プロアマ間の交流が発展したからか、それとも、プロ側の人材流出か…。 千葉ロッテ、メジャーリーグ・メッツなどで活躍した小宮山悟氏(52)が来季から母校の早稲田大学野球部の監督に就任する。現監督が今秋のリーグ戦で任期を終えるため、同OB会・稲門倶楽部から小宮山氏の推薦があった。学校側も「小宮山氏が来てくれるのなら」と快諾し、満場一致で決定した。「早稲田の野球部の歴史をひもとくと、プロ野球経験者(森茂雄氏=故人、後楽園イーグルス選手兼監督)が監督を務めた時代もありましたが、メジャーリーグ経験者が指揮を執るのは初めてです」(スポーツ紙記者) 話題性だけではない。小宮山氏の卓越した野球理論は野球中継でもお馴染みだ。「将来はマリーンズの監督に」と言うロッテファンも少なくなかった。ロッテは井口資仁監督が指揮を執り始めたばかりだ。「監督・小宮山」の誕生はまだ先の話と解釈されていた。 「6月に早大側が小宮山氏と接触し、意志確認をしたそうです。また、今の時期は次年度のプロ野球中継の解説契約を更新するので、在野の解説者が現場復帰するか否かが分かるんです。小宮山氏はいろいろと勘繰られるのを嫌って、大学側と発表の時期を調整していました」(前出・同) ロッテ側も内々に“早大帰還”を聞かされていたようだ。将来の監督候補を流出したショックよりもエールのほうが多く聞かれた。しかし、こんな声も聞かれた。「小宮山氏が古巣ロッテにこだわらないのであれば、監督、コーチに招聘したいと思うプロ野球球団は少なくなかったはず。他球団がこれまでオファーを出さなかったのは、ロッテに遠慮していたからです」(プロ野球解説者) 2011年から4年間だが、早大でコーチ指導していた。また、02年オフに話は遡るが、ニューヨークメッツを解雇された小宮山氏は、「1年間の浪人生活」を選択した。プロ野球に復帰するための浪人だが、単なる充電期間ではなかったのだ。早大時代の恩師に当たる石井連蔵元監督(故人)が「時間と経済的な余裕があるうちに学び直せ」とアドバイスを送り、その間、小宮山氏は早大のスポーツ科学研究科にも通っていた。復帰のための練習、解説、そして“学生”。のちにロッテに再入団できたが、復帰後しばらくは“学生選手”として、週に一度、研究室に顔を出していたのである。こうしたグラウンド外の活動を聞くと、かなり濃密な野球人生を送っていたことが分かる。また、そんな充実感を与えたのも早大ということになる。「小宮山氏はどちらかといえば、バレンタイン元監督の影響を強く受けた選手と位置づけられています。現ロッテはバレンタイン氏との関係は希薄なので、井口が先に監督に選ばれました」(球界関係者) 就任会見では、「メジャー経験者として初のアマチュア監督」という点にも質問が集中した。しかし、小宮山氏はクールにこう切り返してみせた。「100年、200年と経てば、そういう人ばかりになっているでしょう。だから、どうだ、と…」 そういう時代になるのかもしれない。だが、日本の頂点であるはずのプロ野球界では、メジャーリーグ経験者の指揮官は井口監督だけだ。かといって、メジャーリーグを経験したから監督が務まるというものでもない。どんな野球人生を送ってきたか、そして、野球以外の知識、教養、経験を持っているかが問われる。そう考えると、プロ野球界は貴重な人材を喪失してしまったのではないだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2018年09月12日 22時00分
塚原帝国が完全崩壊 「朝日生命体操クラブ」被害者の会結成へ
またスポーツ団体の不正、パワハラ問題が発覚した。今度は日本体操協会だ。しかも、今回は“18歳の少女”がたった1人で決起したことで、権力者に泣かされた過去の被害者たちは支援グループを結成しつつある。 「今後の展開次第では、彼女は2年後の東京オリンピックに出場できなくなるどころの騒ぎではなく、選手生命を断たれるかもしれません。彼女が戦う相手がいかに強大であるか、知らない者はいません。だから、彼女に味方したいという関係者が続出したんですから…」(体協詰め記者) 8月29日、体操の宮川紗江選手(18)が東京の弁護士会館で会見を開いた。先に発表された速見佑斗コーチ(34)の処分が「おかしい」というのである。 ことの経緯は、7月11日、その速見コーチの暴力的な指導が日本体操協会に通報された。協会は本人を含めた聞き取りを行い、8月13日に「無期限の登録抹消」処分が下され、同20日、速見コーチは地位保全の異議申し立てを行った(同31日に取り下げ)。「この時点では『また暴力指導か!?』と言うだけだったんです」(同) だが、同コーチの被害者であるはずの宮川選手が会見を開き、様相が変わった。「確かに暴力的な指導はあったようですが、それは『気の弛み=大怪我』を防ぐためのもので、パワハラではないと。衝撃的だったのは、今回の処分は塚原夫妻による“仕組まれた罠”だったという証言でした」(同) 日本体操協会の塚原光男副会長(70)は五輪3大会に出場し、5つの金メダルを獲得した体操界のレジェンドである。妻の千恵子さん(71)もメキシコ五輪代表選手で、現在は同女子強化本部長の要職を務めている。朝日生命体操クラブも指導しており、光男氏は総代、千恵子本部長は女子監督の肩書を持っている。「処分発表前に強化合宿があり、そこで宮川は塚原夫妻に呼び出され、『暴力指導があったと言え』と脅されたそうです。しかも、朝日生命への移籍を勧められた、と」(スポーツ紙記者) 塚原夫妻は宮川の会見を否定したが、朝日生命クラブへの引き抜きは、過去にも多々行われていたそうだ。「'91年全日本選手権では、朝日生命選手と他クラブ選手の採点があまりにも偏っていたため、半数以上の女子選手が途中棄権するボイコット事件があったのは有名です」(同) 宮川は体操界の最大権力者に反旗を翻したわけだ。 それを知ったロンドン五輪代表の田中理恵や、北京、ロンドン五輪代表だった鶴見虹子といったOGたちが「紗江を助ける」「応援する」とツイッターを通じて表明。タレントに転向した森末慎二氏も宮川擁護の発言をしている。さらに、指導者として体操協会に籍のある池谷幸雄氏までがそれに加わった。「鶴見は朝日生命クラブの所属でした。池谷も今後の活動に影響しかねません。よほど言いたいことがあったのでしょう」(関係者) 特に、千恵子本部長にパワハラを受けたとされる証言は少なくない。「無名選手の証言の方が生々しい。千恵子本部長に嫌われた選手は『邪魔だからウロウロするな』と怒鳴られ、見かねた父母がクラブを変えたいと申し出ると、『ワタシは認めません』と一蹴したらしい。移籍したら大きな大会に出場できなくしてやるというニュアンスに聞こえたようで、そういう告発が体操界の有力者や各メディアに寄せられていた」(TV局スタッフ) 宮川の会見後、体操協会は中立の立場ながら、「18歳の少女がウソをつくとは思えない」とし、第三者委員会による調査を決めた。これを受け、朝日生命クラブに教え子を引き抜かれた団体、無名の告発者たちは、「むしろ、第三者委員会の聞き取りを受けたい」とも話していたほどだ。「光男氏は'91年のボイコット事件の責任を取り、競技委員長職を辞任しています。復権できたのは'08年北京五輪で千恵子本部長が女子監督として団体総合5位の結果を出したからです」(前出・体協詰め記者) 朝日生命クラブはこれまで計24人の五輪選手を輩出。千恵子本部長を絶対的地位に高めた北京大会では、出場6選手のうち、5人が同クラブの所属だった。「一つのクラブから大量に五輪選手が出るなんてあり得ない。過去の引き抜きがいかにえげつないものだったか…」(同) それにしても、日本のスポーツ組織から暴力指導と権力者の横暴がなくならないのはなぜか? スポーツライター・飯山満氏が言う。「前時代的な指導で結果が出ていたからですよ。頂点を極めるためには根性論も必要だと思っている指導者、選手、父母が実は多いんです。選手側も考え方を変えるべきで、現場指導者が組織幹部を兼任するのをやめさせないとダメでしょう」 速見コーチは一転して処分を受け入れた。宮川の指導現場に早く戻るために、苦渋の決断を下したと見る向きの意見が聞かれた。「速見コーチの暴力を通報したのは、千恵子本部長だとの情報もある」(前出・関係者) その通りだとすれば、宮川への引き抜き工作にも合点がいく。 塚原夫婦は宮川選手へ謝罪を表明したが、今後、「被害者の会」はどう動くか。
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スポーツ 2018年09月12日 21時15分
パンクラスとレベルスが完全グループ化で地上波放送も!格闘技業界再編の布石か?
総合格闘技団体パンクラス(酒井正和代表)とキックボクシング・ムエタイなど立ち技を主としている格闘技団体レベルス(山口元気代表)が完全グループ化し、2019年にグループとして15大会を開催すると発表した。 パンクラスは1993年、船木誠勝がプロレス団体として鈴木みのるらとともに旗揚げした老舗団体。2008年からは完全に総合格闘技に舵を切り、2012年から酒井氏が代表を務め、プロレス&格闘技団体スマッシュが合併するような形でパンクラスを運営しているが、鈴木みのるや佐藤光留らは今でもパンクラスMISSON所属として籍を置いている。最近では北岡悟が総合格闘技団体RIZINに乗り込み、独特のキャラクターで名を上げている。 レベルスにはKNOCK OUTスーパーライト級&RISEライト級王者の不可思をはじめ、小笠原瑛作、T-98、K-1に参戦中の日菜太などキック界で活躍している選手が多く所属。ライト級の梅野源治、町田光などキック界のトップ選手も参戦するなど、“全方位外交”でキック界に広いネットワークを持つ。 今後はパンクラスがレベルスの運営も担当する。山口代表は「不可思をRISEさん、KNOCK OUTさんに、小笠原瑛作をKNOCK OUTさんに、日菜太をK-1さんに派遣することに変わりはない」という。また10月21日に開催される『パンクラス300』大会からREBELSルールの試合が2試合組み込まれる。地上波への露出を図り、運営に関しては資本提携も視野に入れているそうだ。当面は両ブランドを存続させながら、RIZINのようなMMAもキックも見られる総合格闘技団体になるよう構築し、最終的には合併する流れになりそうだ。 その第1弾として2019年2月17日に『パンクラス レベルス リング(仮称)』スタジオコースト大会を開催する。パンクラスが所有するデカゴン(10角形ケージ)ではなくリングが舞台だ。この大会はムエタイ・キックボクシング専用大会にするという。各団体のトップ同士の対抗戦や各階級のトーナメントなど、多様な形でイベントを開催する予定で、関係者は「選手を育成する各団体に還元できるよう、必ず団体名を明確に打ち出して対抗戦形式でやることを軸に展開する」としている。『パンクラス レベルス リング.(仮称)』は年間3大会開く予定だ。 パンクラスは地上波のTOKYO MXやAbemaTVなど、メディアとの関係が強い。酒井代表は「10月21日『パンクラス300』大会でレベルスルールの試合を行います。デカゴンでキックボクシングやムエタイを行うのは初めて。試合はTOKYO MX地上波で生放送される予定です。このようにゴールデンタイムでの試合生中継や、選手の紹介特番など、レベルスに足りなかった部分を強化していきます。ちなみにキックボクシング・ムエタイの試合が地上波で生中継される事はTOKYO MXでは初だと思います」とコメント。現在MXではKNOCK OUTが毎週レギュラー放送をしているが、生中継には至っていない。 さらにMXは『パンクラス レベルスグループ』とタッグを組み毎週月曜日午後8時から放送するスポーツ情報番組『BE◆BOP SPORTS』の番組内で、次世代スポーツ格闘技アスリートを発掘する企画『パンクラス レベルス トライアウト』(仮称)というコーナーをスタートすると発表した。現役有名格闘技コーチが赤と青に分かれ、有望アマチュア選手を指導。各チーム1選手が残るストーリーを展開し、決戦は同局パンクラス地上波生中継で放送する企画。勝者には賞金が与えられ、プロ契約を交わすこともできるという壮大なメディアミックスだ。 10月からはMMA版として石渡伸太郎と北岡悟がコーチとしてガチバトルを展開。両選手がアマチュア選手を指導し、11月25日パンクラス大会で決戦を行う。11月下旬からはムエタイ版として梅野源治と不可思がコーチとしてガチバトルを展開。決戦は2019年2月17日「パンクラス レベルス リング(仮称)」スタジオコースト大会で行われる。 来年3月にはシンガポールの世界最大規模の格闘技団体ワンチャンピオンシップ(OC)が大手広告代理店の電通と提携し、初の日本大会を開催する。KNOCK OUTの木谷高明オーナーも「(OCは)RIZIN、K-1よりも脅威」と話す。今回、両団体がグループ化したのはこうした背景も影響しているとされる。OCと交流があるという酒井代表や山口代表は「格闘技業界の流れに変化がある時期」(酒井代表)にグループ化することで、今後予想される世界規模の格闘技業界再編の動きをにらみ、布石を打ったものと思われる。 酒井代表はかつてプロレス団体を経営したり、近年では元Hey!Say!JUMPの森本龍太郎をマネジメント(今春に契約終了)していた。幅広い人脈と、スポンサー獲得には定評がある。選手のメディア露出を増やすことは、存在を知ってもらうにはベストな手法。新日本プロレスはそうしてV字回復し、世界にも通用する団体に成長した。今後、パンクラス レベルスグループが、格闘技界でRIZIN、K-1に続く第3勢力になるのか。タレントは多いだけに可能性は十分にある。今後の動きを注視していきたい。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2018年09月12日 18時30分
大坂なおみ「歓喜を奪ったブーイング」に米国の新聞が激怒!
テニスの全米オープン女子シングルスで初優勝を飾った大坂なおみ。4大大会のシングルスで日本選手が優勝するのは、男女を通じて初めての快挙だったが、試合中から観客の大きなブーイングを受けていた大坂は「少し悲しかった。全員が彼女に勝ってほしかったのは知っている。少し申し訳なく感じた。勝ったことは本当にうれしかったけど、同時に残念がっている人がたくさんいることも知っていた」などと語っていた。 このブーイングの原因は対戦相手のセリーナにあった。セリーナは去年9月に娘を出産し、今年3月、アメリカのカリフォルニア州で行われたツアー大会でおよそ1年2カ月ぶりにツアーに復帰。4大大会となる全仏オープンで4回戦進出、続く4大大会、ウィンブルドン選手権では準優勝を果たしており、復帰後の初優勝を望むセリーナファンが会場を埋め尽くしていたのだ。 観客が浴びせるブーイングに対し、セリーナは「この試合は大坂選手にとって記念になるものなので、ブーイングを向けるのはやめてもらいたい。大坂選手はすばらしい試合をしたので優勝の名誉にふさわしい」と述べたが、米タブロイド紙『ニューヨーク・ポスト』は「USオープンは恥を知るべき、これ以上にスポーツマンらしくない出来事があったか思い出すのに苦労する」と、セリーナとテニス協会と観客をぶった切り。「ナオミは勝つべくして勝った、この試合から何か盗まれたものがあったとしたら、それはナオミの歓喜の姿だ」と報じ、ブーイングと運営を一刀両断した。 この記事に対しては、《NYポストの記事、すごくいい。日本のメディアは大坂選手が勝ったことだけニュースにしてるけど、彼女が表彰台で流した涙が歓喜の涙だけだと思ってんのかね?》《ほんとう…こういうコメントができるから、アメリカはすごい国だと尊敬するわけで》 などと、賛同のコメントが多く寄せられた。 また、米大手放送局NBCの看板番組『トゥデー』に生出演した大坂の動画がユーチューブにアップされると、「ナオミは勝利者だ。称賛に値する。ナーバスになるところもすごくキュートなんだ」「あまりに美しく純粋だ」「この若き女性の謙虚さはアメージングだ。頑張って」 などと、大坂への称賛の声が上がった。 大坂は13日に帰国する予定だが、きっと満面の笑みを見せてくれるに違いない。
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スポーツ 2018年09月12日 17時45分
オリックス、神戸で自滅の惨敗に福良監督「申し訳ない」打線は33イニング連続無得点!
オリックス 0-7 埼玉西武(24回戦)※オリックス8勝14敗2分け▽11日 ほっともっとフィールド神戸 観衆18,455人 ついに負のスパイラルが止まらなくなってきた。 オリックスは今シーズン西武と最後の2試合を11日からほっと神戸で開催した。今月の1日、2日には京セラドーム大阪で西武に2連勝しているだけに、今回も初戦から首位イジメをしたかったが…。 オリックス先発は松葉貴大。松葉は3回、先頭の斉藤彰吾に四球で出塁を許すと、続く秋山翔吾に19号2ランを浴びて先制を許してしまう。5回には松葉の牽制に秋山が引っかかったものの、一塁手のT-岡田が二塁に悪送球。まさかの暴投に三塁がガラ空きになってしまい、秋山は三塁まで進塁。その直後、源田壮亮に投じた高めの球を外野に運ばれ犠牲フライで追加点を与え、松葉は5回を99球、5安打、3四球、3失点の内容で降板。三振は7つも取るなど好投した回もあっただけに、勿体ないピッチングになってしまった。降板後、「先頭にフォアボールを出して、直後にホームラン。前回登板と同じミスです。反省しなければいけません」と振り返っていたが、同じ神戸で行われた5日の東北楽天戦でも、先頭打者を四球で出塁させ、ホームランを打たれており、これには福良監督も「(松葉は)毎回一緒」と憤りを隠せなかった。 福岡でのソフトバンク2連戦で連続完封負けをしているオリックス打線に対して、西武は対オリックス5戦負けなしの多和田真三郎が先発。この多和田を相手に、宗佑磨、中島宏之、小田裕也が2安打ずつ放つなど、多和田から7安打、2四球と出塁する場面は作っていた。しかし、要所を締めるピッチングを前に得点に繋がらず、あっさり終わってしまうイニングも目立った。 6回から継投に入った投手陣だが、山川穂高、中村剛也といった右の大砲封じのために起用された比嘉幹貴が、連続ヒットを許す。今シーズンは2014年に火消し役として大活躍した時のようなキレが戻ってきていただけに、この結果は大誤算。ここで左の栗山巧を迎えたところで、ベンチは左腕の山田修義ではなく、近藤大亮をマウンドに送るが、栗山がT-岡田のトンネル(エラー)により、1点を追加されると、呉念庭、秋山にもタイムリーを打たれて、この回、西武打線に打者一巡の4失点を喫してしまう。7回からは澤田圭佑が2イニング、吉田一将が1イニングをパーフェクトピッチングで、西武打線の猛攻を止めたが、今のオリックスに7点差は重すぎた。 最終回、完封を意識したのか吉田正尚の四球、中島、小田の連続ヒットで、1死満塁のチャンスも、若月健矢が併殺打に打ち取られてゲームセット。オリックスは3試合連続完封負けをするとともに、33イニング連続無得点、借金は今シーズン最多の9にまで膨れ上がってしまった。3位の日本ハムとは10ゲーム差に広がり、5位の千葉ロッテとのゲーム差も0になるなど、勝率は昨年を上回っているが、Aクラスとの差は昨年と変わらなくなってきている。 “もうひとつの”本拠地、ほっと神戸での今シーズンの戦績も3勝7敗(誤審試合の1敗を含む)と、あと1試合を残し大きく負け越した現状に、指揮官は「守備のミスもあったり、こんなにたくさん入ってもらったのに申し訳ない」と肩を落とすしかなかった。今のチームがファンに見せるべき姿は、最後の意地を感じさせる試合であり、全力プレーである。「最後まで諦めなければ何が起こるかわからない。可能性が完全になくなるまでは諦めない」とチーム全体で掲げているだけに、これ以上の惨敗劇は避けたいところ。12日の今シーズン神戸ラストゲームは、チームもファンも最後に笑顔が見られるような試合をしてもらいたい。文・写真 / どら増田、垪和さえ
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スポーツ 2018年09月12日 17時15分
実に4年ぶり!9月場所出場の3横綱が初日から3日連続で“安泰”
11日に3日目の取組が行われた大相撲名古屋場所。初日から2連勝を飾っていた白鵬、鶴竜、稀勢の里の3横綱は共に白星を挙げ、その連勝を「3」に伸ばした。 この日3横綱の先陣を切った白鵬は、自身の土俵入りで太刀持ちを務める魁聖と対戦。立ち合いすぐに左の前みつを取ってペースを握ると、最後はがっぷり四つからの右下手投げで勝負あり。昨年11月場所以来となる優勝へ向け、確実に星を積み重ねている。 続いて土俵に上がった鶴竜は、7月場所4日目に土をつけられた勢と激突。先場所と同じく立ち合いから相手の圧力に引いてしまうものの、今回は左によけながらの突き落としで逆転。度々指摘されている“悪癖”が顔を出しつつも、白星までは手放さなかった。 結びの一番で登場した稀勢の里の相手は、初顔合わせとなる豊山。相手の突っ張りを凌ぎ左上手を引くも仕留めきれず、逆に土俵際まで追い詰められたが、この土壇場で飛び出たのは前日と同じ引き落とし。物言いの末、薄氷の3勝目をマークした。 全員が休場(白鵬、鶴竜は途中休場)した先場所から一転、今場所は初日から3日連続で“安泰”を継続している3横綱。残る取組は12番とまだまだ先は長いが、とりあえずは順調な滑り出しでスタートしたといっていいだろう。 3横綱全員が初日から3連勝を記録したのは、2014年9月場所の白鵬、日馬富士、鶴竜以来4年ぶりのこと。その後、白鵬は12日目まで、鶴竜は8日目まで連勝街道を走り続けたが、その一方で、日馬富士は4日目(対嘉風戦)にまさかの反則負けを喫すると、5日目からは「右目窩内壁骨折」により途中休場を余儀なくされている。 ちなみに、3横綱が初日から4連勝となると、千代の富士、北勝海、大乃国が最終的に「11」まで連勝数を伸ばした1989年3月場所以来、およそ29年ぶりの出来事となる。更新を期待するのはさすがに酷だが、この記録に近づけば近づくほど、今場所が更なる盛り上がりを見せることは間違いないだろう。文 / 柴田雅人
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