スポーツ
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スポーツ 2018年10月01日 21時15分
RIZIN台風で逆取り開催も神興行に!美憂はKIDに捧げる勝利!大砂嵐はサップに敗戦
『RIZIN.13』▽9月30日 さいたまスーパーアリーナ 観衆 27,208人(超満員) 運営サイドの対応は早かった。台風24号の影響で、首都圏のJR在来線が20時で運転を取りやめると発表したのが試合開始1時間前の14時頃。今大会はRIZIN史上最多となる観客動員が見込まれていた。前回大会で、地上波生中継に合わせて休憩時間を1時間設け、待たされたファンからの批判を受けた榊原信行実行委員長が「今回はそういうことがないように会場のお客さんをファーストに考える」と明言した経緯もあり、今回は2試合予定されていた生中継を断念し、中盤以降の試合順を変更した。 かつてゴールデンで生中継されていた時代のプロレスや相撲巡業で見られた「逆取り(さかどり)」を実行し、関係者はメインイベントの那須川天心対堀口恭司を「19時までに終わらせるように演出面などで対応していきたい。われわれとしては大会自体を19時に終わらせるのが目標。生中継は諦めます」と大会開始直前に発表。試合中も「本日JR在来線が20時をもって運転を取りやめると発表しております」というアナウンスを入れており、大会を強行したが運営側の誠意は十分に伝わったと思う。 9月18日に弟・山本KID徳郁さんを亡くした山本美憂だが、オープニングで行われたKIDさんの追悼セレモニーでは、美憂の息子・山本アーセンが「ノリが死ぬ時はみんなの記憶から消える時です。だから、どうかノリのことを心の中に入れておいてください。みんなの声を天まで届けよう」と立派にスピーチした。2016年の大晦日では「何も分からなかったから、何もできなかった」というアンディ・ウィンとのリベンジマッチに臨んだ美憂は、この2年間でKIDさんらコーチ陣からの指導で、MMAファイターとして成長を遂げていた。前回はスタンディングでの打撃狙い一辺倒だったが、今回はグラウンドにも踏み切っていた。これで効果的にポイントを稼ぎ、最終ラウンド試合終了間際に腕十字固めが決まった瞬間に終了のゴングが打ち鳴らされた。すると美憂は倒れながら天に向けて指をさした。試合は3-0で美憂が判定勝ちを収めた。 KIDに勝利を捧げることができた美憂は試合後「勝てて良かったですけど、スタンドの打撃がうまくいってなかったのと、セコンドの声は聞こえていたのに試合になると体が動かない。悔しいですね。今までずっと反省会をしてました」と苦笑い。「前回は狙ってくるのも分からなかったけど、今回は対応できたと思う。立ち技で圧倒したかったですね」と悔しさをにじませた。ファンの声援については「私のこともそうなんですが、みんながKIDを愛してくれてたことがうれしかった」と笑顔。今後は「一戦、一戦、強くなることしか考えてない」と意気込んでいた。なおKIDさんのお別れ会は11月4日に青山葬儀場で行われることが発表された。 今年の3月に自動車事故を起こして大相撲から引退、ジョシュ・バーネットに弟子入りし、格闘家への転向を表明していた大砂嵐が、“野獣”ボブ・サップと対戦した。序盤はど迫力の肉弾戦になり、場内は沸いていたが、サップの頭をカットするまで追い込んだにもかかわらず、サップに背を向けて攻撃を避けるなど、大砂嵐もサップもスタミナが明らかに切れており、立っているのが精一杯の状態に、場内は違った意味で沸いた。試合終了と同時にサップが大砂嵐に抱きついたこともあり、コミックマッチ色の強い試合になってしまった。試合はサップが3-0で判定勝ち。国内のMMAマッチで久々の勝利を収めている。 試合後、サップは「きょうの勝利は今年亡くなった韓国のプロレスラー、ジャガー・リー(かつて新日本プロレスに参戦していた故・大木金太郎さんの弟子)に捧げたい」と述べると大砂嵐について「すごくいい選手だった。自分も若い時は試合開始から飛ばしたことがあったけど、彼はスモウの圧力を増やせばいい。きょうは私のような大きな選手とも試合ができた。もっと格闘技の試合を積めばいいと思う」とエールを送った。 大砂嵐は「思ってたイメージと違った。大晦日でリベンジしたい」と悔しげ。「自分の状態と調子を見てて、相手が見えてなかった。調子は良かったけど、まだまだ勉強したい」と反省した。「試合は勝てたと思う。ただテイクダウンした時、ボブがうまかった。スタミナが難しかったですね。もっと勉強して練習して勝ちます」と振り返った。また入場テーマ曲にアブドーラ・ザ・ブッチャーの入場テーマ曲『吹けよ風、呼べよ嵐』を使い会場からどよめきが起こったことに話題が及ぶと、大砂嵐はブッチャーを「知らない」とし、「ピンク・フロイドを意識した」と語った。大砂嵐をコーチしているジェフは「勝とうが負けようがこの競技をやり続けたい気持ちがあるかどうか」と話していたが、まさにその通り。第2戦はズンドコ試合にならないように練習しなければ厳しいだろう。 大会終了時間は21時前。オープニングの入場式をはじめ、カットできる演出はとことんカット。煽り映像も前の試合の選手が退場すると間髪入れずに流していた。天心対堀口が終了して会場には半数を大きく上回る1万人弱の観客が残っていたが、ある意味「歴史の証人」として語り継がれる大会になったのは事実。格闘技でここまでの“神興行”は近年なかっただけに、これをキッカケとして大晦日に向け、格闘技界全体が盛り上がるといい。取材・文・写真 / どら増田、舩橋諄
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スポーツ 2018年10月01日 17時45分
「男・村田」は去れども魂は遺る!”背番号25”と共に
☆「男・村田修一」引退 9月28日、東京ドーム球場で行われた巨人対DeNA戦で、村田修一の引退セレモニーが行われた。試合前にはファンに向けてスピーチを、試合終了後には場内を一周。ライトスタンドからはジャイアンツ時代の応援テーマが、レフトスタンドからはベイスターズ時代の応援テーマが流れ、更にはジャイアンツとベイスターズの両チームの選手により、村田の守備位置であった“ホットコーナー”で胴上げされた。チームメイトに愛された男への涙の惜別の儀式は観客、選手ともに心を揺さぶらせた。☆背番号25 村田はプロ入り後、一貫して”25”を背中に背負い続けた。それは今年所属したBCリーグ、栃木ゴールデンブレーブスでも同じ。16年の長きに渡り着けていたことで、代名詞たる番号になっていた。 ホエールズ時代での”25”番の代表的な選手は、2000本安打を達成し、名球会入りを果たしている松原誠。キャッチャーで入団しながら、スラッガーとして4番も務めあげた名選手だった。98年の優勝の際には、池田高校から南海ホークスに進み、テスト入団でやってきた畠山準が着けていた。その後、内川聖一が入団時に背負っていたことは、一年だけだったこともあり意外と知られていない。そして、現在は言わずと知れた“ハマの4番は日本の4番”筒香嘉智が背負っている。村田がベイスターズをFAでチームを去る際に譲り受ける形となった。歴史的にもスラッガーの番号だが、村田、筒香と二代続いた事で、余計その意味合いが濃くなった印象だ。☆熱い男 FAでジャイアンツに移籍しただけに、ベイスターズファンの反感を買うことも多々あった。しかし、内川が2010年にFAでホークスに移った際は、二人いっぺんに主軸が抜けたらと、チームを憂いで残留を決め、諦めムードが蔓延しているチームを変えようと、全力疾走をチームに課し、それを中途入団の中村紀洋に対しても臆せず要求するなど、暗黒時代を抜け出そうと尽力したことは、れっきとした事実。 その姿勢は筒香がしっかり受け継ぎ、ベイスターズは暗黒時代を抜け、現在は戦う集団へと変貌を遂げた。移籍先のジャイアンツでは、岡本和真が25番とサードの座を継ぎ、今シーズン大ブレークを果たした。「男・村田」の遺伝子は、二人のスラッガーがしっかりと伝承する。25のバックナンバーと共に。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2018年10月01日 17時15分
西武、広島にあって巨人にないもの「下位指名選手が育つチームは強い!」
セ、パ両リーグともペナントレース優勝チームが決まり、他チームはクライマックスシリーズ進出に切り換えた。混戦状態にあるセ・リーグは3位争いが熾烈になっている。そんな”Aクラス確保”に必死なチームから聞こえてくるのは、「投手が足らない」「若手が出てこない」の言葉…。だが、セ覇者の広島は今季3連覇を果たす前に25季も優勝から遠ざかっており、埼玉西武も08年以来の胴上げだった。プロ野球界にとって、主な戦力の補強は3つ。それは、トレード、FAなどの外部補強と外国人選手、そして、ドラフト会議だ。 今季の覇者、広島と西武にはこの戦力補強において、一つの共通点がある。ドラフト指名選手を見極める眼力に長けている。今さらだが、広島は「育成のチーム」としての定評もある。かといって、他球団にも目利きと称される敏腕スカウトはいる。他球団との差は、育成にあるのではないだろうか。 ライバル球団のスタッフがこう言う。「とくに広島がそうなんですが、下位指名の選手の選び方に特徴があるんです。『様子見』の選手を獲ってくるというか」 様子見。ドラフト候補のなかには、「指名にするかどうか」「支配下枠か、育成か」のボーダーライン上にいる選手も少なくない。前者の場合は、「もうちょっと、様子を見てから」と言って、次年度以降に指名を繰り越す。「素質はあるのだが、プロで通用するかどうかを見極める実績がまだ欠ける」という意味合いもあるそうだが、広島、西武は「素質が開花してからでは、他球団との競合になってしまう」とし、その年のうちに下位で指名してしまうのだ。つまり、指名してから育て直すのだ。 また、育成に関しても両球団にも特徴があった。「担当スカウトが新人合同練習やキャンプにも顔を出し、『あの子はこういうふうに言わないとダメだから』『練習の意義、目的を考えるので、一人にさせてやる時間を作ってやって』と、二軍コーチに選手の性格を改めて伝えています。とくに、クセの強い選手に対してはそうしています」(球界関係者) 1位指名だが、マエケンこと前田健太を指名した06年、広島は二軍育成を早々と決めていたが、プロ一年目の07年は単に体を鍛えさせていたわけではなかった。前田を一軍の先発ローテーション同様、常に等間隔で先発登板させていた。「西武の4番を任されている山川穂高は13年に指名されました。打撃力はピカイチでしたが、守備難で体重100㎏強の巨漢です。他球団は起用法が制限されるとし、指名回避でした」(前出・同) しかし、守備難は少しずつ克服され、今日に至っている。長い目で見て、新人を育てる姿勢が重要となってくる。「巨人、阪神はドラフトで好選手を指名していますが、見切るのも早い。即戦力と称される完成した選手ばかりを集めています」(ベテラン記者) ドラフト下位指名選手も戦力になるチームは強い。今年のドラフト会議は例年以上に高校生の指名が増えると予想されている。だが、高校卒選手の大半は即戦力ではなく、育成のための長い時間が必要となる。レギュラー選手がベテランと呼ばれる年齢になったころ、若手が一人前になっている。これが、チーム補強の理想像だ。巨人は広島、西武の育成ビジョンを見倣うべきだろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2018年10月01日 17時00分
スポーツ界「パワハラ」裏にある血みどろ権力闘争③
次に告発される団体が… 体操協会は10月25日からカタールのドーハで開かれる世界選手権に挑む。「塚原夫婦抜き」の協会メンバーが選手を見事にサポートすれば、たとえ第三者委員会が「両者ドロー」の裁定を下したとしても、「騒動の責任」を協会幹部は迫るかもしれない。 次なる問題は、朝日生命クラブ対日体大の覇権争い。「朝日生命には、塚原夫婦のパワハラに関して契約者からもクレームが寄せられています」(スポーツ紙記者) 朝日生命側は塚原夫婦との関係を考え直しているとの報道もあった。イメージ重視の保険業界ゆえに関係者は「本気みたいだ」という。「第三者委の委員長は朝日生命との利害関係を否定していました。でも、その調査メンバーが塚原夫婦のパワハラを一部でも認めたら、今度は体操協会と朝日生命が結託して、塚原夫婦を遠ざけますよ」(関係者) 日大のアメフト部は、新体制による再スタートが切られた。内田前監督に悪質タックルを指示された当該選手は、被害選手側に連絡を入れ、「アメフトをやりたい。許してくれますか」と聞いていた。被害選手側は快諾したが、復帰の場所は日大ではないのだ。「チアリーディングでは、被害女子学生がまだ苦しんでいる。学校が彼女の名誉を回復させるよう、チア部に働きかけないからです。また、残された部員たちは指導者をいきなり失い混乱しています」(日大関係者) 近く、定例の理事会が開かれるため、ここで田中壽英理事長の処遇も話し合われるそうだ。「まだまだ別の団体がパワハラで告発されそう」(前出・体協詰め記者) 海外メディアも相次ぐ日本のパワハラを報じている。国際オリンピック委員会(IOC)も疑義を抱いていることだろう。このまま終わることはなさそうだ。
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スポーツ 2018年10月01日 12時20分
貴乃花親方騒動でワイドショーを席巻する“貴闘力無双”にネットは称賛の声
日本相撲協会から退職の意向を示した貴乃花親方のニュースが連日取り沙汰されているが、そんな中で注目を浴びているのが、二子山部屋で兄弟弟子だった元・関脇貴闘力の鎌苅忠茂氏の発言だ。 貴乃花のニュースを受けて、鎌苅氏は『ワイドナショー』(フジテレビ系)、『あさチャン』(TBS系)、『スッキリ』(日本テレビ系)など、連日ワイドショー番組に出演。貴乃花親方の心中を代弁するかのように、「逃げたわけじゃないけど、そうせざるを得なかったんでしょう。腹に据えることがたくさんあったのでは」とコメントした。 ほかにも『スッキリ』MCの加藤浩次から、貴乃花親方が5つの一門に入れない状態について「(わざと)行き場所をなくすようにしたのでは?」と問われた際には、「ありますよね」と返答。すぐさま後悔したかのように「こんなこと言うと協会の人間から怒られそう」とつぶやいた。加藤から「誰に怒られるんですか?」と詰め寄られると「“子どもイジメるよ”って言われたら何も言えない」と三男で名横綱大鵬の孫でもある幕下の納谷に影響が及ぶことを示唆。続けて「正直、自分がクビになる時も“子どもが相撲取りになるんだから静かにしろよ”って言われて、今まで我慢していた」と語った。 「“圧力はかけていない”という相撲協会に対し、“口では何とでも言える”など、こうした鎌苅氏の発言に『ワイドナショー』にレギュラー出演している松本人志からは、“自白剤飲んでいます?”と驚かれていたほどです。積年の恨みがあったのではないでしょうか」(スポーツライター) 鎌苅氏のぶっちゃけ具合について、SNSでも「貴闘力さん頑張ってほしい」「貴乃花親方の味方」「言えない闇がまだありそう」などと称賛の声が多くあり、一時期Twitterにトレンド入りすることもあった。 鎌苅氏は、2010年に日本相撲協会から解雇されており、しがらみもないため、ある程度業界の裏話をすることはできる。これから貴乃花親方に動きがある限り、“貴闘力無双”は続くだろう。彼が言うことが事実であれば、今回の騒動は、相撲協会の悪しき体制を改善するチャンスである。子どもたちに夢を与える大相撲に対して、これ以上批判の声が増えないことを願うばかりだ。
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スポーツ 2018年10月01日 12時00分
張本氏、日本相撲協会と貴乃花親方問題に「私はよく内容を知っている」と発言するも濁す
30日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、張本勲氏が日本相撲協会からの「引退」を表明した貴乃花親方に、意味深なコメントを行った。 番組では、貴乃花親方が引退表明記者会見で「協会から圧力をかけられた」と話し、それを受けた元横綱大乃国の芝田山親方が「そのような事実がない」と話す様子が放送され、「真実はどこにあるのか」と問題提起するVTRが流れる。 さらに、相撲好きとして知られる唐橋ユミが手作りフリップで経緯を説明する。関口宏から「一言ありますか?」と聞かれた張本氏は、 「いやあ根が深いんですよ。私はよく内容を知っているし、大ファンですから。一言でいえばね、協会も貴乃花も残念です。両方とも言い分あるんですね。ですから早く片付けないとね、相撲ファンがガッカリしますから」と指摘する。さらに、 「今日は時間がないから言わないけどね、今度詳しい話を教えてあげますよ。根が深い」とコメント。関口が「そういうこと言うと、視聴者は『今日言ってくださいよ』って感じになるけど言えないんですか?」と食い下がるが、張本氏は、 「今日は時間がないから、野球教室が待ってるから」として、含みを持たせたものの、多くを語らなかった。 この様子に視聴者は騒然。「張本氏は一体、何を知っているのか」「爆弾を持っているのかも」と期待する声が。一方で、「どうせ何もない」「引っ張っているだけ」と冷めた声もあった。 張本氏の言う日本相撲協会と貴乃花親方の「根が深い問題」とは何なのか。今後の放送でぜひとも明かしてもらいたいものだ。
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スポーツ 2018年09月30日 21時45分
新日本、軍団再編の動きはスーパー・ジュニアタッグリーグが関係か?
23日の新日本プロレス神戸ワールド記念ホール大会のエンディングで事件が起こった。CHAOSのジェイ・ホワイトは『G1クライマックス28』から不穏な動きを見せていたが、棚橋弘至のみならず、同門のオカダ・カズチカ、ロッキー・ロメロ、YOSHI-HASHIにも攻撃を与えた。外道が現れ、オカダを救出するかと誰もが思ったが、外道はジェイから椅子を奪うと、オカダに椅子を振りかざす暴挙。あまりにもショックな造反劇に会場は一瞬静まり返った。 この日は「一歩踏み出す勇気」という謎めいた発言を続けていた内藤哲也が「もしかしたら失敗するかもしれない。でも失敗を恐れていたら何も起こらない。今こそロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンが一歩踏み出すときでしょう」と近々何らかの行動を起こすことを示唆した。 “ジェイの乱”でCHAOSが分裂状態に陥っただけではなく、現在のところ本隊と鈴木軍以外のユニットも何かしら問題を抱え、不穏な動きを見せている。その裏には10月16日に後楽園ホールで開幕する次期シリーズ『Road to POWER STRUGGLE 〜スーパー・ジュニアタッグリーグ2018〜』のスーパー・ジュニアタッグリーグがあるのではないだろうか?実際、バレットクラブOGは石森太二のパートナーを募集しているとタマ・トンガが明言。ロスインゴも高橋ヒロムが長期欠場中のため、BUSHIのパートナーが不在の状況だ。 内藤は「今のロスインゴを見て」という言葉を付け加えており、新メンバーを加入させる可能性は十分にあり得る話だ。ただ、ロスインゴのメンバーはそれぞれが何らかの“つながり”を持ったメンバーだけで築き上げてきただけに、まったく“つながり”がないメンバーを入れることが「踏み出す勇気」なのかどうかは分からない。いずれにせよ、このタッグリーグに合わせて、バレクラOGとロスインゴに新メンバーが加入する可能性は高いと見ていいだろう。 新日本の軍団再編がここまで広がりを見せたのは、長い歴史において初めてと言ってもいい。来年の1.4東京ドームで輝くにはどうしたらいいのか?レスラーたちが頭を使った結果が、このような形に現れていると思われる。 すべての道は東京ドームにつながっているのだ。【どら増田のプロレス・格闘技aID vol.25】
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スポーツ 2018年09月30日 17時00分
スポーツ界「パワハラ」裏にある血みどろ権力闘争②
追い込まれた“権力者”たち ウエイトリフティング協会は、三宅義行会長を始めとする幹部に法政大学の出身者が多い。内規違反を指摘した古川氏は慶応大学を指導してきた。駅伝の渡辺元監督にしても、日体大が再起のチャンスを与えたのは、同大学のOBだからだという。いまだ続く体操協会のゴタゴタにしても、塚原夫婦の朝日生命対日体大の覇権争いのような構図にすり変わってしまった。「スポーツ団体のトップになると、どんなうま味があるのかと聞かれれば、まず金銭的な儲けはありません。でも、名誉職なのでなりたい人はゴマンといます。自分の生きてきた競技の世界のトップになるということは、ある意味で支配者になるようなもの。現役引退後、指導者になったOBがミスをした選手を罵倒し、殴るのは、自分が支配者になったと錯覚しているのでしょう」(飯山氏) パワハラで失脚した権力者の中には、すでに捲土重来を期して動き始めた者もいた。「ボクシングの山根明前会長(78)はすべての役職を追われたが、個人視察で海外の大会会場に向かっている。国外のボクシング有力者との関係をさらに強化してくれば、日本のアマチュア選手が海外の大会に出場する際にまた口出ししてくるでしょう」(関係者) ボクシング連盟は9月8日に臨時総会を開き、宮崎県連の内田貞信氏(45)を新会長に選出した。「不動産などの事業をされている人なので、マスコミにも腰が低い」(前出・体協詰め記者) その一方で「大丈夫か?」と懸念する声も出ていた。内田氏自ら会見で明かしたのだが、強要、恐喝で逮捕された過去があり、'15年には高裁で「懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決」を受けている。新理事メンバーは了承済みとのことだが、ボクシング連盟の告発は、助成金の不正流用や反社会的勢力との交友だった。「日本オリンピック委員会の橋本聖子副会長にも最高顧問就任を打診しているそうです」(同)「奈良判定」なる試合中の不正を正すだけでは組織刷新とはいかないようだ。“権力者”といえば、体操協会の塚原夫婦は作戦変更を余儀なくされた。「第三者委員会による調査が決まると、塚原夫婦はダンマリを決め込みました。しかし、光男副会長(70)はテレビ、千恵子強化本部長(71)は週刊誌に出て、自らの釈明を始めた。誤算だったのは、光男氏のほうです。最初に出演したフジテレビ系の番組では宮川紗江選手サイドの所属企業との二重契約問題を明かし、世論の見方も少し変わったんですが、次に出演した日本テレビ系の番組出演は完全に失敗でした。出演の理由を問われ、騒動を収めるためと答えたところ、『当事者が喋ったら、また騒ぎになるのでは?』と返され、そのあとは非難されっ放し。光男氏は『二度とテレビには出ない』と怒っていました」(体操関係者) 塚原夫婦は第三者委員会の調査終了までの間、体操協会から「職務停止」を通達された。通達がされた9月10日が、宮川選手の19歳の誕生日だったのは、単なる偶然か…。テレビ出演での誤算を知ったからか、宮川サイドの弁護士は第三者委のメンバー変更要求の追撃も行った。「第三者委の委員長を務める弁護士は、朝日生命が株主となっている企業の顧問弁護士です。日本大学のアメフト問題では日大が選んだ弁護士グループが公平な調査報告をし、内田正人前監督を排除にまで追い込みましたが、宮川サイドの言い分にも一理あります」(同)
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スポーツ 2018年09月29日 21時30分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「ブルーザー・ブロディ」プロレスに殉じたインテリジェント・モンスター
ブルーザー・ブロディがプエルトリコの地で非業の死を遂げてから30年。鋼のごとき巨躯から溢れ出るパワー。その超獣ギミックとは裏腹に理論家の面も持ち合わせ、己のスタイルを生涯貫いた“これぞプロレスラー”と呼ぶにふさわしい1人であった。 ※ ※ ※ 現役プロレスラーの死はファンにとって実に切ないものである。試合を見たことのない、名前もよく知らない選手であったとしても、その訃報に接したときには、どこか胸が詰まるような気分になる。 なぜかといえば、多くの死の原因がプロレスの構造そのものに由来しているからではなかろうか。 例えば、試合中のリング禍。他の格闘系競技ならば、相手の技はかわせばいい。危ない場面にわざわざ自分から踏み込む必要はない。 だが、プロレスではそうはいかず、相手の技はできるだけ派手に受けてみせ、そのことによって試合を盛り上げることをファンだけでなく、プロモーターなど関係者からも望まれる。 勝つためだけならば自分の勝ちパターンに専念すればいいのだろうが、観客にいっそうのインパクトを与えるためには、危険を承知でより見栄えのする技を披露し、これまで見せたことのない技にも挑戦しなければならない。 また、体調がすぐれないからといって、自分の名前でチケットを売っている手前、安易に休場することもできない。一見すると試合とは関係なさそうな病死や自殺でも、その原因がプロレス興行のためであることは多い。「今のように薬物使用が問題視されていなかった頃は、多くの選手がリング上で見栄えのする体を作ろうと、気軽に筋肉増強剤を使用していたし、連戦による体の痛みを抑えるため、麻薬成分にも似た効果絶大のペインキラー(鎮痛剤)を常用していた。ハイテンションで試合に臨むため、興奮剤を使う選手も珍しくなかった」(プロレスライター) そうした薬物の乱用は肉体のみならず、時に精神までむしばむことになり、これらが相まって病死や自死の原因となったケースは、決して少なくない。「派手な技にしても薬物にしても、それで観客にアピールするのは自分の格上げやギャラアップのためであり、自己責任との見方は当然あるでしょう。しかしこれも、そんな選手たちをファンが喜んで受け入れ、もてはやすからこそともいえ、その意味においてレスラーとファンは一種の共犯関係にあるのでは?」(同) そうしたプロレスを取り巻く事情を無意識のうちに感じ取っているからこそ、ファンはプロレスラーの死を切なく受け止めることになるわけである。★長州の技を受けない“不穏試合” 1988年7月、プエルトリコ興行の控室で、ブルーザー・ブロディはレスラー仲間のホセ・ゴンザレスにナイフで刺殺された。 その後、法廷においては現場に居合わせた関係者のすべてが証言を拒否。その結果、真相は不明のままとなり、プエルトリコの地元びいきもあってか、ゴンザレスは“正当防衛”で無罪とされた。 一般にはプロモーターとの契約トラブルが直接の原因といわれ、ほかにも舐めた態度への制裁説(ブロディはトップヒールとしてのプライドが高く、用意されたアングルを受け付けなかった)、ゴンザレスの私怨説(ブロディが小柄なパワーファイターを蔑視して、対戦時にもまともに相手をしなかった)などともいわれるが、いずれにしてもブロディの個人的事情を優先した結果であって、先に記したリング禍などとは別種のものにみえる。 日本でも'85年、両国国技館におけるプロレスこけら落としの全日本プロレス大会では、長州力の技をまったく受けない“不穏試合”を行ったり、同年に移籍した新日本プロレスではIWGPタッグリーグ決勝戦をボイコットするなど、ブロディ絡みのトラブルは多くあった。「両国の記念大会のメインイベントに選ばれたのが、自分でなくロード・ウォリアーズであったことや、かねてから評価していない小型パワーファイターの長州力が相手だったこと、IWGPタッグでは負けブックを提案されたことに対し、それぞれ不満に感じてのことだったと思われます」(同) 全日から新日への移籍も、全日がさまざまな選手を新日から引き抜いたことが、自身のメインイベンターとしての価値をおとしめる行為と考えてのことだった。 そうして見るとプエルトリコでの惨劇も、ブロディの「自分がトップでありたい、あるべきだ」というわがまま勝手が招いたもので、自業自得と受け取る向きもあるだろう。「ただ、それはブロディ自身の信じる“プロレス道”を貫いてのこと。正しいと信じる確固たるスタイルがあって、ほかの誰かが何を言おうとも、ブロディはそれを曲げることができなかったのです」(同) 言うならば頑固職人であり、そうした意味ではやはりブロディの死もまた“プロレスに殉じたもの”といえるのではなかろうか。ブルーザー・ブロディ***************************************PROFILE●1946年6月18日〜1988年7月17日。米国ミシガン州出身。身長198㎝、体重140㎏。得意技/キングコング・ニードロップ、ワンハンド・ボディスラム。文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
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スポーツ 2018年09月29日 17時05分
貴乃花の「相撲解説員」転向をファンが全力拒否する理由
日本相撲協会からの引退を表明した貴乃花親方だが、相変わらず協会ともめている。9月27日、貴乃花の代理人の弁護士が協会を訪れ、弟子ら10人の所属を千賀ノ浦部屋に変更する届けなどを再提出した。 しかし芝田山広報部長は、書類が原本でなくコピーだったという理由で再々提出を要求。芝田山は「これは不備。公益財団法人だからこそ、書類はきちっとした形で行うべき」と説明し、千賀ノ浦親方を協会に呼び戻して説教した。 芝田山広報部長は貴乃花親方の退職の仕方にも、文句をつけている。代理人に任せるやり方に対して、「直接提出に来るべき。第三者がパッと来て、そのままスーッと行っちゃうなんてあり得ない」とバッサリ。 これにはネット上で《書類に不備があっても内々で済ませれば良いことなのに。いちいちマスコミに伝えて、最後の最後まで晒し者にしてる》《何をしてもケチをつけるんだね》《こんなに堂々と大人がイジメを続けていることにドン引き》《一番筋が通ってないのは、相撲協会だけどな!》 などといった、協会に対する批判の声が続出している。 「最後の最後までもめ続けている貴乃花ですが、きちんと辞めれば、NHKの相撲解説の仕事がなんのしがらみもなくできます。現在NHKでは北の富士勝昭氏がメイン解説を務めていますが、76歳と高齢ゆえの体調不安が出ている。そこでNHKは視聴率が稼げる後任の解説者を探しており、人気者の貴乃花はうってつけだというわけです」(スポーツライター) NHK解説委員の刈屋富士雄氏は、貴乃花の引退会見時に「もし協会が『話し合おう』というときには是非、話を聞いてもらいたい。30年来の付き合いとして、これは質問というよりはお願いです」などと熱心に訴えていたことがある。 「とはいえ、貴乃花が数年前に相撲解説をした際に、『放送事故レベル』『話が精神論ばかり&抽象的で意味が分からない』といったツッコミが続出したことがあります。相撲ファンの間では、貴乃花の解説日は“ハズレ”と思われているので、もし解説員になるとしたら、相応の努力はしてほしいところです」(同・ライター) 国民から応援されている貴乃花親方だが、相撲解説だけは応援されないかも?
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桑田と清原の間に大きな格差
2008年09月06日 15時00分
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スポーツ
新日本プロレス 新たな三銃士結成か? 中邑&後藤と棚橋が“合体”
2008年09月06日 15時00分
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スポーツ
新日本プロレス “テンコジ”がG1タッグ参戦名乗り
2008年09月06日 15時00分
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スポーツ
W杯アジア最終予選明日スタート 不安だらけの岡田ジャパン
2008年09月05日 15時00分
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スポーツ
戦極 ノアの杉浦貴が2年ぶりの総合挑戦
2008年09月05日 15時00分
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ゼロワンMAX 田中将斗 怒りの永田狩り宣言
2008年09月05日 15時00分
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日本人選手のメジャー評価暴落
2008年09月04日 15時00分