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戦極 ノアの杉浦貴が2年ぶりの総合挑戦

 「戦極〜第五陣〜」(28日、東京・国立代々木競技場第一体育館)にプロレスリング・ノアの杉浦貴が殴り込みをかける。4日には都内で会見に出席して柔術世界王者との対決に意気込みを語り、必殺の五輪予選スラム葬まで飛び出した。

 現役プロレスラーが久々のMMA参戦だ。20006年4月にパンクラスで行われた野地竜太戦以来、約2年半ぶりの総合マット登場。6月にノアのGHCヘビー級タイトルを奪取できなかったばかりか、タッグ王座からも陥落し「落ち込んでいたので刺激がほしかった」ことから総合挑戦での再起を決意した。
 今年のブラジリアン柔術世界大会を制し、総合初参戦を果たすシャンジ・ヒベイロとの対戦。相手は柔術でホジャー・グレイシーを撃破した実力者だが、杉浦は「ホジャー?わからないです」「すいません、戦極も1度も見たことがありません」とお構いなしだ。
 ついには「試合ではプロレスラーとして、これだけできるんだというところを見せたい。チャンスがあればブン投げる」と自身の必殺技である五輪予選スラム発動も示唆してみせた。
 あくまで同マット参戦は今回限りの意向だが、果たして柔術世界王者相手にとどんな闘いをみせるのか、目が離せそうにない。

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