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実に4年ぶり!9月場所出場の3横綱が初日から3日連続で“安泰”

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 11日に3日目の取組が行われた大相撲名古屋場所。初日から2連勝を飾っていた白鵬、鶴竜、稀勢の里の3横綱は共に白星を挙げ、その連勝を「3」に伸ばした。

 この日3横綱の先陣を切った白鵬は、自身の土俵入りで太刀持ちを務める魁聖と対戦。立ち合いすぐに左の前みつを取ってペースを握ると、最後はがっぷり四つからの右下手投げで勝負あり。昨年11月場所以来となる優勝へ向け、確実に星を積み重ねている。

 続いて土俵に上がった鶴竜は、7月場所4日目に土をつけられた勢と激突。先場所と同じく立ち合いから相手の圧力に引いてしまうものの、今回は左によけながらの突き落としで逆転。度々指摘されている“悪癖”が顔を出しつつも、白星までは手放さなかった。

 結びの一番で登場した稀勢の里の相手は、初顔合わせとなる豊山。相手の突っ張りを凌ぎ左上手を引くも仕留めきれず、逆に土俵際まで追い詰められたが、この土壇場で飛び出たのは前日と同じ引き落とし。物言いの末、薄氷の3勝目をマークした。

 全員が休場(白鵬、鶴竜は途中休場)した先場所から一転、今場所は初日から3日連続で“安泰”を継続している3横綱。残る取組は12番とまだまだ先は長いが、とりあえずは順調な滑り出しでスタートしたといっていいだろう。

 3横綱全員が初日から3連勝を記録したのは、2014年9月場所の白鵬、日馬富士、鶴竜以来4年ぶりのこと。その後、白鵬は12日目まで、鶴竜は8日目まで連勝街道を走り続けたが、その一方で、日馬富士は4日目(対嘉風戦)にまさかの反則負けを喫すると、5日目からは「右目窩内壁骨折」により途中休場を余儀なくされている。

 ちなみに、3横綱が初日から4連勝となると、千代の富士、北勝海、大乃国が最終的に「11」まで連勝数を伸ばした1989年3月場所以来、およそ29年ぶりの出来事となる。更新を期待するのはさすがに酷だが、この記録に近づけば近づくほど、今場所が更なる盛り上がりを見せることは間違いないだろう。

文 / 柴田雅人

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