スポーツ
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スポーツ 2019年01月25日 12時05分
勝負を分けたVAR 日本がベトナムを下しアジアカップ4強入り
24日に行われたサッカー・アジアカップ準々決勝。ベトナムと対戦した日本は1−0で勝利を収め、見事に今大会一番乗りとなる4強入りを決めた。 武藤嘉紀に代わり北川航也が起用された以外は、ラウンド16サウジアラビア戦と同じスタメンとなった日本。ベトナムのカウンターに遭う場面もあったものの、ボールを支配しながら相手ゴールへ攻勢を強めていく。 前半24分、柴崎岳のコーナーキックに合わせた吉田麻也がヘディングでシュート。これがゴールネットを揺らし、日本が先制に成功したと思われた。しかし、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)により吉田のハンドが取られたことで、主審の判定は一転してノーゴールへと覆った。 先制点を挙げられないまま、0−0で前半の戦いを終えた日本。準々決勝から導入された“文明の利器”に、図らずもそっぽを向かれた形となってしまった。 しかし、エンドが変わった後半12分、そのVARが今度は日本に味方する。相手DFがペナルティエリア内で堂安律を倒したプレーが、一度は流された後、VARによりファウルの判定に。PKを得た日本は、倒された堂安がこれを確実に決め、均衡を破る先制点を奪取した。 その後、劣勢のベトナムに反撃されつつも、最後まで得点は許さなかった日本は1−0で勝利。翌25日の試合で中国に3-0で勝ったイランと、28日の準決勝で対戦する。 優勝した2011年カタール大会以来、2大会ぶりの4強進出となった日本。今回の一戦を受け、ネット上には「とりあえず前回の壁は越えられてよかった」、「いくつか不安もあったけど、なんだかんだ無失点で凌いだのは素晴らしい」、「あと2戦勝ち切ってアジアの頂点に立ってほしい」といったコメントが寄せられている。 一方、中には「VAR様様の試合だったなあ」、「個人的なMOM(man of the match)は間違いなくVARだな」、「次戦以降もVARがカギになりそう」といったコメントも。試合中2度に渡って登場したVARが、勝負を分けた一因だと考えている人も多いようだ。文 / 柴田雅人 ※試合日付は日本時間
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スポーツ 2019年01月25日 06時00分
WWEヒデオ・イタミ、クルーザー王座奪取を宣言!アスカの視線はレッスルマニアへ!
世界最大のプロレス団体WWEは日本時間23日、軽量級ブランド205 Liveを配信。日本人スーパースターのヒデオ・イタミ、戸澤陽、そしてアメリカ人マスクマン、カリストによるトリプルスレット戦を行った。 次回PPV『ロイヤルランブル』(日本時間28日)で行われるフェイタル4ウェイWWEクルーザー級選手権試合の前哨戦となったこの試合。現王者のバディ・マーフィーが見守る中、3選手はクルーザー級ならではのスピーディーな攻防を展開。マーフィーは試合に介入したが、戸澤がトペ・スイシーダで排除。しかし、必殺のダイビング・セントーンをかわされて自爆した。その隙にヒデオがカリストをドロップキックで蹴散らすと、続けて戸澤にドラゴンスリーパーの体勢から強烈なヒザを叩き込み3カウントを奪取した。 試合前「誰のためでもないぞ。自分のためにクルーザータイトルは俺がもらう」と意気込んでいたヒデオだが、タイトル戦線で言えば後からWWEに入ってきた中邑真輔や戸澤陽からは遅れを取っており、ようやくつかんだPPV出場だ。それも4大PPVの『ロイヤルランブル』という目立つ舞台でベルトを巻いて、世界最大のビッグイベント『レッスルマニア35』に進みたいところ。ヒデオにとってはここが踏ん張りどころかもしれない。 また同日、カンザス州ウィチタのイントラスト・バンク・アリーナで主力ブランドのスマックダウンが開催された。 オープニングに登場したスマックダウン前女子王者、“ザ・マン”ベッキー・リンチは「“ザ・マン”にとってレッスルマニア35のメインイベントが重要だ!あと5日でロイヤルランブル。タイトルを取り戻すぞ」とスマックダウン女子王座戦に自信を見せると、そこへ現王者のアスカが登場。アスカはベルトを見せつけながら「これはワシのもんじゃ。お前には無理じゃ」とおなじみのドスのきいた“大阪弁”でまくし立てた。 さらにステージからは女子30人ロイヤルランブル戦への参戦を発表している“女王”シャーロット・フレアーも登場。「ロイヤルランブル戦優勝が楽しみだわ!昨年のレッスルマニアでは私がアスカの連勝記録を止めたわね」と笑顔で『レッスルマニア35』での挑戦を表明。すると突如アスカが背後からベッキーを襲撃し、バリケードや解説席を使った乱闘に発展した。 アスカにとって『ロイヤルランブル』での防衛戦は苦戦が予想されるが、シャーロットの挑発により、その先の『レッスルマニア』が見えてきたのも事実。アスカにとって2度目の『レッスルマニア』はチャンピオンとして迎え撃ちたいところ。昨年のリベンジを果たすためにも負けられない闘いが続く!文・どら増田写真・©2019 WWE, Inc. All Rights Reserved.
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スポーツ 2019年01月24日 21時30分
【DeNA】早速有言実行か?!ラミレス監督の“MUST CHANGE“
ラミレス監督が21日、新潟で行われたトークショーで、現時点での開幕スタメンオーダーを発表し、ラミレス野球の象徴の一つであった「8番・ピッチャー」を、スタンダードな「9番・ピッチャー」に変更すると報道された。昨シーズンあれだけこだわっていた戦法を、簡単に変える決断をしてみせた。 昨年の10月9日、神宮球場で勝利を挙げたベイスターズだが、同日の甲子園球場でジャイアンツがタイガースに勝利したため、クライマックスシリーズ進出の夢ははかなく消えた。試合後の囲み取材で、ラミレス監督は「僕が全ての決定をしてきた。監督の責任」と自らを責めた。そして、同11日には正式に来季も指揮を取ることが決定。その際にもコーチとのコミュニケーション不足を認めるなど、反省点を口にしていた。 奄美で行われた秋季キャンプのスローガンは、いつもの「凡事徹底」に続いて「SOMETHING MUST CHANGE!!」が付いた。これは選手に向けられると共に、ラミレス監督自らにも向けられているようでもあった。オフにはコーチ陣と面談を重ね、「開幕投手とエースは三浦大輔コーチに決めてもらう」と報道されるなど、“意固地”と揶揄された昨シーズンとは違い、反省しアップデートしたと取れる発言が多く見受けられている。 2017年にはリーグ3位ながらもCSを勝ち抜き、チームをあと一歩で日本一に導いたことは紛れも無い事実。データを駆使した成功体験は説得力を持つが、昨年結果が伴わなかったことでスイッチを切り替える。一般管理職でも、なかなか難しい決断である。 今シーズンは“参謀”の青山道雄ヘッドコーチが残留し、新たに“名伯楽”の田代富雄バッティングコーチがチームに加わるが、“ハマの番長”三浦大輔ピッチングコーチは専任として初。また、鶴岡一成バッテリーコーチも初指導となる。未知数な部分も多い組閣の中、彼らとベクトルを同じくできるかも、念願のリーグ制覇のキーとなりそうだ。 目前に迫った春季キャンプ。23日付で日本国籍を取得したラミレス監督は、どのように“CHANGE”し、チームの舵を取るのか。その点も楽しみに注目したい。文・写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2019年01月24日 17時50分
「何としても優勝したい」 長友佑都、劣勢でもチームの士気を盛り返す“ベテランの存在感”
UAEで行われているAFCアジアカップ。日本代表の不動の左サイドバックとして長友佑都が3度目のアジアカップを戦っている。 大会前の合宿から強いリーダーシップを発揮し、「何としても優勝したい」とアジア制覇に向けて強い想いも見せている。若いメンバーが増えた中でベテランとして発揮する存在感は頼もしい限りだ。 主力を休ませた今大会グループリーグ3戦目のウズベキスタン戦を除き、過去2大会から途中交代なしで全試合に出場を果たしてきた。■優勝の記憶、そして苦い経験も 長友にとって初のアジアカップとなった2011年大会では、前年のワールドカップ南アフリカ大会をともに戦った本田圭佑、長谷部誠、川島永嗣らとともに日本の4度目のアジア制覇に大きく貢献した。準決勝の韓国戦、決勝のオーストラリア戦はともに延長にもつれ込むも、スタミナを切らすことなく左サイドを支配し続ける。オーストラリア戦、延長後半の李忠成の決勝ゴールも駆け上がった長友の正確なクロスから生まれた。 大会からおよそ半年後には当時所属していたイタリアセリエAのチェゼーナから名門インテルへ完全移籍を成し遂げる。この際、「ようこそアジアチャンピオン」 とイタリア国内で報じられたという。 しかし、ベスト8で敗退した2015年は精彩を欠いた。 グループリーグを3戦全勝で迎えた準々決勝のUAE戦。この試合も長友はフル出場するも、延長戦に入り疲労から右太ももを負傷。後半までで既に3人の交代枠を使い切っていたため、ハビエル・アギーレ監督(当時)は動きのままならない長友のポジションをトップ下へ移す決断に出た。 UAEゴールに30本を超えるシュートを浴びせ続けたが勝ち越すことができず、PK戦で敗退。長友の負傷がそのまま勝敗に響いた結果となった。■ベテランとしての役割を果たして 同じくベテランの吉田麻也とともに、3大会連続出場となった今回のアジアカップ。 1月21日に行われたベスト16での対サウジアラビア戦、ノックアウトステージ8試合の内唯一、優勝経験国同士の顔合わせとなったこの試合では精力的な動きを披露するとともに、積み上げてきた経験を感じさせるシチュエーションが見られた。 序盤から出足が早く主導権を握るサウジアラビアに対し、日本が攻め込まれる場面が目立ったこのゲーム。前半16分には長友からの強いバックパスをGKの権田が蹴り損ね、タッチラインを割ってしまう場面があった。失点にはつながらなかったものの、後の権田のプレーに響き、さらに試合の流れを完全に奪われかねないベテランのミス。長友は周囲に対し非を認めるしぐさを見せる。 その1分後、同じようにGKにバックパスを送るシーンが訪れる。ここで長友は勢いを弱めるだけでなく、権田の利き足である右足へボールを送った。権田はストレスなくそのボールを前線につなぎ、攻撃の起点としての役割を果たす。 劣勢の中、チームの士気を盛り返し、仲間の自信も取り戻すために、確実なプレーを通してメンバー全員にメッセージを伝えたように感じられた。 そしてその直後、日本のセットプレーからこの試合で唯一のゴールとなる冨安健洋の決勝点が生まれた。(佐藤文孝)
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スポーツ 2019年01月24日 17時40分
日本ハム・清水優心捕手開幕絶望でトレード画策? 交換相手と噂されているのは…
23日、北海道日本ハムファイターズは清水優心捕手(22)が、徳島県内の病院で「腰椎椎間板ヘルニア及び嚢腫の手術」を受け、無事成功したと発表。実戦復帰までは3か月程度を要する見込みで、開幕戦の出場は絶望的となった。 清水は昨年86試合に出場。今季は正捕手獲得に向け勝負の年と目されていたが、2018年シーズンオフに腰痛が悪化。両足に力が入らない状態となったため、出術を受ける決断をしたという。捕手は試合中つねに「立つ・座る」を繰り返すだけに、腰痛が完治しないということになると、選手生命をも脅かしかねない故障といえるだろう。 日本ハムとしては正捕手候補を失った形で、頭の痛い話。当面はベテランで実績のある鶴岡慎也が出場するものと見られるが、高齢だけにフル出場は不安が残る。23歳の石川亮や、2017年にDeNAから移籍した黒羽根利規、實松一成捕手兼2軍バッテリーコーチなどが控えており、盤石ともいえるが、長期的な目で見た場合、有力な若手捕手が欲しいところだ。 そこで密かに噂されているのが、斎藤佑樹投手を交換要員とした大型トレード。吉田輝星投手が入団し、清宮幸太郎選手も抱える日本ハムで、「かつてのスター」斎藤は人気・実力ともに“お荷物”となっていることから、「客が呼べるうち」に移籍させてしまおうというのだ。 野球関係者はこう話す。 「斎藤はストレートに力もなく、コントロールもアバウト。なんとかフォークボールで目先を変えて抑えるスタイルで すが、もはや二軍でも通用しておらず、先はないと言っても過言ではない。若い捕手が欲しい状況となれば、真っ先に売るのでは」 そんな斎藤を引き取る球団はあるのだろうか?前出の関係者はこう見る。 「巨人ですよ。2017年のドラフトで捕手を2人獲得した挙げ句、2018年オフには炭谷銀仁朗を西武から獲っている。さらに、阿部慎之助も捕手に戻ると言っていますからね。捕手は飽和状態にある。 トレードの第一候補は小林誠司でしょう。正捕手は原辰徳監督の母校である東海大相模・東海大出身の大城卓三が有力で、控えに炭谷・阿部。二軍には宇佐見真吾と岸田行倫がいて、いずれも打撃の力は小林より上。 特に大城は高校・大学・社会人と強打の捕手で鳴らしており、昨年もその片鱗を見せています。小林の出る幕はありません。それに小林は前首脳陣から冷遇されており、続く可能性が高い。 巨人は今季、丸佳浩や炭谷、岩隈久志を補強したものの、人気選手とは言えず、話題性に乏しい部分があり、出てくる話題といえば原監督のことばかり。仮に斎藤が入団するとなれば、話題性は抜群でしょう。斎藤プラス野手1人と小林なら、釣り合いが取れるのでは」 清水故障離脱でにわかに騒がしくなった日本ハムの編成事情。ついに斎藤がトレードに出されてしまうのか、注目したい。文・櫻井哲夫
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スポーツ 2019年01月24日 16時00分
折原昌夫が交通事故!所属団体がジャイアント馬場没20年追善興行欠場を発表
ジャイアント馬場没20年追善興行(2月19日、両国国技館)の「ジャイアント馬場メモリアルバトルロイヤル」に追加参戦選手として発表されていた全日本プロレスOBでメビウスの折原昌夫が不運に見舞われた。22日に行われたイベント終了後、乗車したタクシーが追突事故に遭ったため同大会を欠場することになったと所属団体のメビウスが23日、発表した。 メビウスによると、22日に行われたイベント折原会終了後、新宿二丁目よりタクシーに乗り自宅へ帰る途中、後ろから白のバンに追突され、その反動で頭を強く打ち付け軽い脳神経を起こし、救急車で病院に搬送されたという。現在は意識もはっきりしており、自宅へ戻っているそうだが、首へのダメージがあることから、欠場に至ったと説明している。25日午前中の段階で同興行実行委員会からの発表はないが、折原の欠場は決定と言っていいだろう。 折原は過去に首を手術をしており、その結果、長年の懸念であった「腰痛が治った」そうだが、常に首に爆弾を抱えてきたこともあって、当面は試合出場だけではなく、イベントへの出演も休止するとのこと。来年はデビュー30周年を迎えるだけに、“元祖”スパイダージャーマンや、ムーンサルトプレスができるような万全な状態でメモリアルイヤーを迎えたいところ。折原がキャリアをスタートさせた全日本の“同窓会”的な要素が強い今大会への欠場は残念ではあるが、今は折原の1日も早い回復と復帰を祈るばかりだ。 ジャイアント馬場メモリアルバトルロイヤルには、キム・ドク、百田光雄、菊地毅、垣原賢人、井上雅央、MEN’Sテイオー、本田多聞、相島勇人、TARU、土方隆司らが出場し、レフェリーはマイティ井上が務めることが発表済み。今後も全日本に縁がある選手の追加参戦が期待される。文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年01月24日 12時35分
勝つには勝ったが…御嶽海が選択した強行出場の是非
「まさか再出場とは…」。恐らく、このようなことを思った相撲ファンも多いに違いない。23日の大相撲1月場所11日目の結びで、白鵬に土をつけた御嶽海のことである。 5連勝して迎えた6日目(対妙義龍戦)で左ひざを負傷し、翌7日目から休場を余儀なくされていた御嶽海。しかし、手負いの小結は4日間の休場を経て11日目に再出場を果たし、ここまで10連勝中の横綱を下す大立ち回りを演じてみせた。 67年ぶりに「休場明け力士が横綱を撃破する」一番となったこの取組に、国技館の観衆は大歓声を送り、取組の詳細を伝える各メディアの記事にも「快挙」や「復活」といった景気のいい言葉が多数登場。もちろん、筆者にもそうした気持ちが無いわけではないが、その一方で「無理をする必要があったのか」という思いも捨て切れない。 確かに、今回の1勝は自身だけでなく、今場所にとっても非常に大きな1勝ではある。独走ムードが加速していた白鵬に土がついたことで、同日に9勝目を挙げていた玉鷲とは星の差1つに。12日目の直接対決の結果次第では、優勝争いの更なる激化も期待できる。 ただ、実際に取組をご覧になった方には分かるだろうが、御嶽海は行司から懸賞を受け取る際、そして花道を引き揚げる際に、明らかに左足をかばっている。今回の取組で怪我がさらに悪化したか、そもそも相撲が取れる状態ではなかったという何よりの証拠だろう。 今場所現役を退いた稀勢の里は、2017年3月場所で負った怪我が最後まで尾を引いた。また、その稀勢の里との優勝争いで古傷を悪化させた照ノ富士(当時大関/現三段目)は、大関のみならず関取の座からも陥落して久しい。この両者のような悲劇が、御嶽海を襲わない保証はどこにもない。 「出場できる」と本人が判断した以上、外野はその判断を尊重すべきなのかもしれない。しかし、末永い活躍を願う一ファンとしては、やはり今場所は治療のために休んでほしかったというのが正直なところだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年01月24日 06時00分
新日本&CMLLルチャの祭典は今年も裏切らず、後楽園ホール3DAYS連続札止めで幕!
新日本プロレスとメキシコの老舗団体CMLLによる合同シリーズ『NJPWプレゼンツCMLLファンタスティカマニア2018』が、18、19、21日の後楽園ホール3DAYSで閉幕した。 今年は大阪、愛媛、京都、岐阜、幕張、東京の6都市で8大会が開催されたが、後楽園大会3日間を含む5大会で札止め、2大会で満員マークが付く盛況ぶり。関係者の話によると「毎年、チケットの売れ行きが早くなっている」とのこと。8度目の開催ということや、メキシコのルチャ・リブレが昭和時代から日本のプロレス界では人気ということもあり、会場は普段の新日本とは違う意味で熱気に包まれていた。 今回は新日本からCMLLに武者修行していたナマハゲ、風神、雷神といった“レアキャラ”も参戦。毎年ルード(悪役)モードで顔にハーフペイントを施すIWGPヘビー級王者の棚橋弘至、メキシコが第2の故郷でこのシリーズでは空中殺法を披露するオカダ・カズチカは不出場。ただ“本家”ロス・インゴベルナブレスからは、昨年ロスインゴ入りをしたばかりのテリブレが来日し、内藤哲也らハポン勢と結託。小島聡、風神、雷神らと対戦を繰り広げた。 また今回の目玉選手だった初代ミスティコことカリスティコが久々に新日本マットに登場。リンピオ(ベビー)ながら、超越した存在ということもあり、ルードのチームに組み込まれる試合も。ナマハゲらとのトリオで、リンピオのエース、ボラドールJr.、獣神サンダー・ライガー、タイガーマスク、そしてメキシコでもなかなか見られないであろうミスティコとも対戦したのだからたまらない。 CMLLファミリータッグトーナメントでは、日本でもおなじみのドラゴン・リー&ミスティコが優勝。さらに最終日では、ボラドールJr.がカリスティコとのリンピオのスペル・エストレージャ同士によるスペシャルシングルマッチで、雪崩式スパニッシュフライで勝利を収める大金星。昨年は新日本マットへの参戦を重ねていただけに、喜びもひとしおだったようで、喜びを爆発させていた。対戦相手のカリスティコもボラドールJr.の成長を称えて、最後はこのシリーズでは恒例となっているリンピオ、ルードの枠を超えた大円団に、後楽園に集まったファンからの拍手はやまなかった。 試合後、ボラドールJr.はコメントを述べたが通訳が不在。リング上で肩車をした息子のもとへ戻っていった。敗れたカリスティコは「リベンジするため来年の『ファンタスティカマニア2020』に戻ってくる」と再来日を約束している。 今年は一番参戦したかったであろう高橋ヒロムが欠場したが、ナマハゲの“一時帰国”により、来年はカマイタチの参戦に期待が高まるところ。ミル・マスカラス、ドスカラス、カネックらヘビー級選手が活躍した80年代、ユニバーサルプロレスの旗揚げにより、雑誌の中の存在だった軽量級の名選手が来日した90年だ、そして2000年代に入ると、日本のプロレスとメキシコのルチャが融合するようになってきた。ボラドールJr.は今年の新日本マットで台風の目になる可能性を秘めており注目の選手。“鳥人”たちの競演は何度見ても飽きないと改めて確信したシリーズだった。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年01月23日 17時40分
あるゾ!38歳松坂大輔の開幕投手への返り咲き 18歳根尾と20歳差コンビで開幕スタメン?
その可能性は高いと見るべきだろう。 新生・与田中日に関するニュースの主役は、ドラフト1位の根尾昂内野手(18=大阪桐蔭)だ。走攻守全てにおいて一級品、4球団が1位入札した。高卒開幕スタメンを果たせば、88年の立浪和義氏以来となる。 そんな中日ファン以外も注目する黄金ルーキーのせいで、「投手陣の問題」を見落としていた。2019シーズン、39歳を迎える松坂大輔に“開幕投手”の可能性が出てきたのだ。 「いちおう、昨季のチームの勝ち頭ですからね…」(名古屋在住記者) 「勝ち頭」について、説明しなければならない。松坂の昨季の勝ち星は「6」。チーム2位タイだった。しかし、チームトップの13勝を挙げたガルシアが残留交渉でゴネてしまい、退団。矢野阪神に移籍したことで、松坂は同じく6勝を挙げたプロ2年目(昨季)の左腕・笠原祥太郎と並んでトップとなったのだ。 「昨季後半に先発ローテーション入りした高卒2年目の藤嶋、15年ドラフト1位の小笠原、13年のドライチ・鈴木翔などの若手もいます。しかし、小笠原、鈴木翔は故障からの復帰を目指す途中。無理をさせたくはありません」(前出・同) そういったチーム状況を考えると、経験豊富な松坂に『開幕投手』の大役が託される可能性は高い。まして、松坂が先発した試合は観客数も伸びており、中日経営陣もその人気を再認識させられたほど。松坂がNPBで開幕投手を務めることになれば、05年以来となる。松坂と根尾、新旧2枚看板が開幕ゲームで出揃えば、球場は満員御礼。中日以外のプロ野球ファンも注目するはずだ。 「いや、中日の開幕戦は敵地・横浜です。地元名古屋でのゲームは第2節の4月2日になるので、松坂は温存されるのではないか」(球界関係者) 相手チームの主催試合に協力する必要はない。しかし、開幕3連戦と第2節の対戦チームを見て、こう予想する声も聞かれた。 「開幕戦がDeNA、第2節が広島。松坂と同じく6勝の笠原は、うち3勝が広島から挙げたもの。笠原は『広島キラー』なので、第2節まで温存すべきは、松坂ではなく、笠原のほうです」(プロ野球解説者) 笠原をDeNA戦で使ってしまうのは、もったいない。その笠原の第2節までの温存論を主張する先のプロ野球解説者は、こうも語っていた。 「阪神に移籍した西勇輝なんですが、中日移籍を念頭に入れたFA宣言だったと聞いています。中日が方針を一転して『先発投手の外部補強は必要ない』と決め、水面下で断りを入れたようです。ということは、与田新監督が若手投手の底上げを確信しているのではないか」 ベテランの岩瀬仁紀投手が引退した。松坂は「投手陣のまとめ役」も務めなければならない。 そんな松坂が開幕戦で勝利すれば、中日投手陣も活気づくはずだ。 「現在、松坂の通算勝利数は170。200勝を達成したいのなら、19年シーズンで結果を出さないと、若手に先発枠を奪われてしまいます」(前出・同) 松坂も“開幕投手”を意識して調整を進めたほうが良さそうだ。根尾の開幕スタメンもあり得るだけに、中日の開幕戦は興味深いものになるだろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年01月23日 11時55分
残るは5日間の大相撲1月場所 終盤戦の注目点は?
東京・両国国技館を舞台に、13日から開催されている大相撲1月場所。22日に10日目の取組を終え、残るは終盤戦となる5日間となった。 稀勢の里が土俵を去り、鶴竜、栃ノ心、御嶽海(11日目から再出場)も休場に追い込まれるなど、波乱の展開が続いている今場所の幕内。そのような中で迎える残り5日間において、注目すべき3つのポイントを以下に見ていこう。■優勝争い 現在優勝争いの先頭に立っているのは、初日から負けなし10連勝の白鵬。その白鵬を、星の差2つの玉鷲と千代の国、星の差3つの貴景勝、魁聖、遠藤、矢後が追いかけている。序盤は際どい相撲で勝ちを拾う取組が目立っていたものの、場所が進むにつれ尻上がりに調子を上げてきている白鵬。昨年秋場所以来となる42回目の優勝に向け、その視界は極めて良好。ここから大崩れするようなことがなければ、賜杯は白鵬の手に渡ることが濃厚だ。■3大関の行く末 初日から全員が黒星を喫し、最悪のスタートを切ってしまった豪栄道、高安、栃ノ心の3大関。その後、栃ノ心は5日目から休場し、残る2名も豪栄道が「4勝6敗」、高安が「5勝5敗」と不振が続いている。 「0勝5敗」(不戦敗含む)から休場となった栃ノ心は、既に3月場所でのカド番が決定。もし他の2名も残り5日間で負け越しとなると、3月場所は3大関全員がカド番。また、場合によってはその次の5月場所で、大関が消滅する可能性もある。■貴景勝の大関獲り 先述の通り、今場所「7勝3敗」の貴景勝は、初優勝した先場所と合わせてここまで20勝をマーク。残り5日間の成績次第では、場所後に3月場所での大関獲りが浮上する可能性がある。 大関昇進の目安とされるのは、「三役で直近3場所33勝以上」。今月1日配信記事でも触れたが、3月場所に勝負をかけたいのならば、ここから2ケタまで星を持っていきたいところだ。 以上に挙げた3つのポイントが、果たしてどのような顛末となるのか。残る5日間の取組も、ここまでと同じように目が離せないものとなるだろう。文 / 柴田雅人
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