スポーツ
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スポーツ 2019年01月16日 06時00分
“格闘王”前田日明氏が藤原喜明らUWF系トリオのセコンドに!藤波辰爾&長州力と対峙!
プロレスリングマスターズは、元格闘家の“格闘王”前田日明氏が、2.15後楽園ホール大会で、藤原喜明、長井満也、冨宅飛駈のUWF系トリオのセコンドにつくと発表した。 前田氏にとって藤原は新日本プロレス、UWFで行動をともにした兄貴分。第2次UWFが分裂しリングス、藤原組に袂を分かってからも2人の関係は友好で、リングスに藤原が上がったこともある。 長井は前田氏の弟子。リングスジャパン設立時は第2次UWF分裂後、高田延彦氏率いるUWFインターナショナルに所属するもすぐにリングスへ移籍。前田氏と長井の2人だけで活動していた。1997年に対戦後、方向性の違いから、長井はリングスを退団。以降、K-1など格闘技の大会に出場していたが、自らを「格闘家」を主張する前田氏とは違って「プロレスラー」と言い続けできた長井は全日本プロレスや、新日本プロレスに所属。現在は藤波辰爾のドラディションに所属している。公の場で両者が揃い踏みしたことはここ20年ない。それがプロレスのリングで実現するというのが興味深い。 対戦相手は、前田氏と激闘を繰り広げてきた藤波辰爾と、因縁のある長州力、そして新日本プロレスの後輩、獣神サンダー・ライガーが名を連ねている。 新日本時代に激闘を繰り広げてから前田氏と友好関係が続いている藤波は、前田氏とのトークショーなどで「必ず再び前田をリングに上げます」と復帰へのラブコールを送り続けていた。 長州とは1987年11月の試合中、前田氏が顔面を蹴り上げて欠場に追い込み、新日本から解雇され第2次UWFを旗揚げするキッカケになった因縁がある。その後、両者は和解しているが、昨年テレビ番組の企画で行われた『たたいて・かぶって・ジャンケンポン』の企画で、長州が過度に前田氏をピコピコハンマーで叩き、ハンマーを破壊。前田氏が一瞬キレる場面があった。当時のプロレスファンからは「30年越しの長州の復讐」としてSNS上で話題になった。この企画で同じく被害に遭った武藤敬司プロデューサーが前田氏にオファーを出したものと思われる。 長州のファイナルマッチは今年の6月。両者がリングで対峙するのは、これが最後になる可能性が高い。平成の最後に2人の因縁が完全清算されるのか?しかも舞台は顔面蹴りが起こった後楽園ホールだ。古くからのファンにとっては注目の“再会”になるだろう。取材・文 / どら増田写真 / ©︎プロレスリングマスターズ
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スポーツ 2019年01月15日 22時10分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「武藤敬司」素顔とギミックを両立させた “プロレスリング・マスター”
大谷翔平の“二刀流”が大きな話題を呼んだ昨年のスポーツ界だが、プロレスにおける二刀流でその筆頭に名前が挙がるのは、もちろん武藤敬司&グレート・ムタということになるだろう。 武藤とムタの両方でIWGP王座と三冠王座を獲得するなど長きにわたって実績を築き、また、プロレスファンから高い支持を得たのは、ひとえにその飛び抜けた才能によるものと言えよう。 「身体能力の高さはもちろんながら、動きの一つ一つに華があるんですね。言葉にするのは難しいのですが、とにかくリングに上がれば、それだけで観客の視線を一身に集めてメインイベントの雰囲気を醸し出す。そんな選手はなかなかいるものではありません」(プロレスライター) 武藤&ムタが共存できたのも、その天才性の賜物であろう。「例えば、大仁田厚のグレート・ニタなどは、ちょっと奇矯な動きをしたところで、観客からは『いやいや、あんた大仁田じゃん?』とあざ笑われたりもする。それを感じさせないのが武藤&ムタのすごいところです」(同) 日本人トップスターの武藤とアメリカ産トップヒールのムタでは、あくまでも別のキャラクターであって、毒霧などの反則技はもちろんのこと、ステップひとつを取ってみてもまったく異質のものである。なので、同じムーンサルトプレスを使ったときにも、ガラリと違った印象となる。 それをいかにもキャラを装った風ではなく、自然にやってのけるからファンも違和感なく受け入れられる。 アメリカにおけるギミックで人気を獲得した日本人レスラーには、TAJIRI(田尻義博)やKENSO(鈴木健想)、ザ・グレート・カブキ(高千穂明久)、キラー・カーン(小澤正志)、そしてジャイアント馬場(ババ・ザ・ジャイアント)がいるものの、いずれも素顔との両立を目指すことはなかった。 そもそも、そんなことはできるわけがないというのが常識的な考え方であり、それをやってのけた武藤が型破りなだけなのだ。★ネガティブ面の転嫁による得失 武藤がパワーアップしてムタに変身するわけではなく、それぞれ独立したキャラクターであることも、また二刀流が成功した要因であろう。 仮に“武藤が敗れた相手にムタとなってリベンジする”というパターンを定番としていたならば、ムタが負ければもう後がなくなってしまうが、建前上は別物なのだからそういう問題は生じない。武藤は武藤、ムタはムタとしてそれぞれにストーリーが成立することで、ファンからすると単純に楽しみが2倍になるし、マッチメーカー側からしても使い勝手がいい。 プロレスに限った話ではないが、人気商売を長く続けるうちには必ずマンネリという壁にぶち当たる。しかし、武藤はムタとの使い分けによってこれを避けることにもなった。 とはいえ、そのことは必ずしもプラスばかりであったとも言い切れない。同じ闘魂三銃士である橋本真也などは、常にスランプに見舞われてきた印象もあるが、それを乗り越える姿を見せることで共感を呼び、このことが熱心なファンの獲得にもつながった。「武藤の場合、素顔の武藤がスランプとなってもムタを登場させることでリカバリーしてきた面がある。これは常にベストなファイトを見せるという意味で、プロとしては素晴らしいことには違いないのですが、ファンへの求心力という意味ではどうだったか」(同) 武藤を“天才”“プロレスリング・マスター”と褒めたたえ、その試合を心待ちにするファンは多いものの、その一方で“信者的なファン”の数となると橋本の方が上回りそうだ。 また、ムタはアントニオ猪木に対してさえ反則放題をやってのけ、また、柔道から転向直後の小川直也にも完勝しているが、それはあくまでもムタとしての実績であって、武藤のキャリアとは直接には関係してこない。 『WRESTLE−1』でのボブ・サップ戦やハッスル参戦など、きっと素顔の武藤ではやりたくなかったであろう試合をムタに任せることは、武藤の履歴に傷をつけないという意味ではよかったかもしれないが、しかしながら、あえてそういう試合に挑むことが、プロレスラーとしての奥深さにつながることも往々にしてある。 つまりネガティブな要素をムタに負わせたことが、逆に武藤本人のレスラーとしての幅を狭めてしまった部分もありそうで、いやはやプロレスとはなんとも難しいものである。武藤敬司***************************************PROFILE●1962年12月23日、山梨県富士吉田市出身。身長188㎝、体重110㎏。得意技/ムーンサルトプレス、シャイニング・ウィザード。文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
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スポーツ 2019年01月15日 21時30分
全日本プロレスOBのロスインゴSANADA&BUSHI、鈴木軍タイチが馬場追善興行参戦!
『ジャイアント馬場没20年追善興行〜王者の魂〜』(2月19日、東京・両国国技館)の実行委員会は追加カード2試合を発表した。新日本プロレスからロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのSANADA&BUSHI、鈴木軍のタイチ、ヤングライオンの海野翔太の参戦が決定した。 SANADAとBUSHIは武藤敬司体制の全日本プロレス出身、タイチはプロレスリング・ノア設立に伴い大量離脱に見舞われた全日本に入団し、川田利明の付き人を務めていた。海野の父であるレフェリーのレッドシューズ海野は全日本出身。いずれも全日本とは縁が深い選手だ。 SANADA&BUSHIは、ジェイク・リー(全日本)&岩本煌史(世界ジュニアヘビー級王者)、海野&吉田綾斗(K-DOJO)と3WAYタッグマッチを行う。全日本プロレスの「オールタイム同窓会」の要素が強い大会であるだけに、ロスインゴ勢と全日本勢が意地をぶつけ合うのは必至。ここに若い2人が割って入ることができるのか期待したい。 タイチは、ジャイアント馬場さんが社長の時代に全日本へ入団した金丸義信(全日本OB)、そして武藤全日本で元WWE戦士とともに、外国人ユニットRO&Dを率いていたTAKAみちのくとの鈴木軍トリオで参戦。全日本の重鎮・渕正信、藤原組から参戦する藤原喜明のカール・ゴッチ門下生コンビに、期待の若手青柳優馬(全日本)を加えたトリオと対戦する。藤原と鈴木軍の遭遇というのも十分に楽しめそうだ。 さらに、「ジャイアント馬場メモリアルバトルロイヤル」への追加選手として、こちらも全日本OBである菊地毅、垣原賢人、井上雅央、本田多聞の4選手の参戦が決定した。キム・ドク、百田光雄、MEN’Sテイオー、相島勇人、TARU、土方隆司ら全日本マットと縁があった選手たちと、全日本にとって新春の風物詩だったバトルロイヤルを両国国技館で開くのは感慨深いものがある。 これで5試合が決定。新日本のIWGPヘビー級王者となった棚橋弘至や、全日本三冠ヘビー級王者の宮原健斗、ノアの丸藤正道、そして大物OBの大仁田厚らの参戦が既に決まっているが、まだメインイベントのカードは発表されていない。当日は“黒い呪術師”アブドーラ・ザ・ブッチャーの引退セレモニーもあり、試合数は7程度。残るカードや追加参戦選手、OBの発表を期待したい。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年01月15日 15時30分
ロッテが元日本ハムのレアードを獲得!「私を寿司ネタにしないで」謎の魚も歓迎!
千葉ロッテマリーンズは、北海道日本ハムファイターズを自由契約となり、去就が注目されていたブランドン・レアード内野手を獲得したと15日発表した。昨年78本と12球団ワーストだった本塁打数を補うため、広島東洋カープからFA権を行使した丸佳浩外野手の獲得に乗り出したが、丸は読売ジャイアンツに入団。球団は「一発が打てる助っ人外国人」の補強に切り替えて、日本ハムとの交渉が難航していたレアードを調査。今回の獲得に至った。 レアードはメジャーリーグのニューヨーク・ヤンキース、ヒューストン・アストロズなどを経て、2015年から来日し、日本ハムの外国人主砲として4シーズン在籍し、131本塁打を記録。2016年には39本塁打を放ち本塁打王、ベストナイン、日本シリーズのMVPも獲得している。本塁打は4年連続30本以上、打点も昨年こそ65打点に留まっていたが、2017年シーズンまでは3年連続で90打点以上を記録しており、打率は2割台ながら、出塁率は4年連続で3割を超えているため、日本ハムはウィンターリーグ終了まで残留交渉を続けていたが、ロッテの獲得への熱意が条件面も含めて上回ったということだろう。 「千葉ロッテマリーンズに入団が出来ることを大変光栄で、楽しみに思っています。家族と共に千葉での生活を楽しみにしています。このチャンスを頂けたことに大変を感謝しています。2019年、優勝しましょう。ぜひ、チャンピオンフラッグを千葉に掲げましょう。私はマリーンズの日本一に貢献できるように頑張ります!!」 日本ハムではホームランを打った際に寿司を握るパフォーマンスで、人気を得ていたレアードだが、ロッテでも人気が出るのは間違いない。そんな中、年が明けてから沈黙を守っていたロッテの“キモカワ”キャラ謎の魚が、今年初めて、ツイッターを更新した。 「明けましておめでとうございます。実家に帰省していてノンビリしていましたが、ビックニュースが飛び込んできたので思わずツイートしました。レアード選手、ようこそ千葉へ。千葉の海で獲れる魚はうまいのでぜひ楽しみにしていてください。グフフフ。おっと、私を寿司ネタにするのはやめてね。骨は多いし、硬いし、シャリとの相性も悪いし・・・。だから、ダメよ、ダメ、ダメ。グフフフフ」 レアードにはぜひ、謎の魚をネタにして握っていただきたい。ドラフトでは大阪桐蔭高校の藤原恭大外野手を獲得するなど、レアードの加入により、攻撃型の野球が出来る環境は整ったといえる。井口資仁監督が思い描く積極的な野球が就任2年目で結果を残せるのか。日本で5年目を迎えたレアードの活躍が鍵を握ることになる。取材・文 / どら増田写真 / ©︎千葉ロッテマリーンズ
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スポーツ 2019年01月15日 06時00分
新日本、棚橋弘至は2.11大阪でジェイと、内藤哲也は2.3札幌でタイチと初防衛戦決定!
新日本プロレスは真冬のビッグマッチ、2.2&2.3札幌・北海きたえーる2連戦『THE NEW BEGINNING in SAPPORO 〜雪の札幌2連戦〜』と、2.11エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)大会『THE NEW BEGINNING in OSAKA』の全カードを発表した。 4日の東京ドーム大会でケニー・オメガを破り、8度目のIWGPヘビー級王座を獲得した棚橋弘至はジェイ・ホワイトの挑戦を受ける。昨年のジェイ凱旋帰国後、両者の対戦成績は棚橋の2勝1敗だが、ジェイのモンスター化は止まる気配がないのが不気味なところ。また棚橋は過去、ドーム後のビッグマッチでオカダ、AJスタイルズを相手にし初防衛に失敗しているとあって、2月の防衛戦はちょっとした“鬼門”となっている。棚橋は5日、「分かっていたんですけどね。追われる立場になったら狙われるのは」とジェイに対する警戒心を口にしている。 2.2札幌大会ではついにオカダとのドリームタッグが実現。ジェイ&バッドラック・ファレのバレットクラブ最強コンビと対戦することも決定した。7日の記者会見で棚橋は「対戦相手も非常に強力なタッグチーム。今までのタッグ(6人タッグでのトリオ)の“棚橋&オカダ”の状態から、さらに一歩進めたタッグの形を出さないといけない」とドリームタッグを結成するからには勝ちにいく考えを明らかにしている。 棚橋とオカダは合体以降、6人タッグマッチで1度も勝利に恵まれていないだけに、まずはオカダを沈め、棚橋も昨年から喰らい続けているブレードランナーを攻略する必要があるだろう。棚橋は「ケニーと新日本の関係がどうなっていくのか分からないので」とドーム大会の試合後に熱望していたケニー戦に関しては静観する姿勢を示し、「俺とオカダを組ませたんだから、新日本のキーマンであることには間違いない」と、ジェイを今のうちに叩くことを最優先する構えだ。 また、ドーム大会でクリス・ジェリコを破り、中邑真輔に続く3度目のIWGPインターコンチネンタル王座を獲得した内藤哲也。「このベルトは俺のことを好きだねぇ」と相変わらず王座への思い入れを見せず、ベルトをぞんざいに扱う内藤に、待ってましたとばかりに噛み付いたのが、鈴木軍のタイチだ。 タイチは昨年の『G1クライマックス』、4日の東京ドーム大会にも出場できず、会社へのうっぷんがたまっていた。昨年末には「俺は内藤に頑張ってほしい」と謎のエールを送っていたが、5日の後楽園大会で10人タッグマッチが組まれると、内藤の入場と同時に強烈なイス攻撃を見舞い内藤は戦闘不能に。タイチは場外でも内藤の頭部をイスで攻撃し続けて、最後はブラックメフィストでタイチが内藤からフォール勝ちを奪った。タイチは、得意の憎まれ口で「そんないらねえんだったら、コレよこせよ、俺によ!」と動けない内藤に強烈な挑戦アピールした。 両者は昨年2度シングルで対戦し、内藤が2連勝しているが、1年前の対戦はタイチがヘビー級に転向する決意を固めた試合。後藤洋央紀を破り、NEVER無差別級王座を獲得するなど、実績を積み上げてきたが、ドーム大会に出場できないなど、会社側の“冷遇”が続いたため、実力行使に出たものと思われる。タイチが所属している鈴木軍のボス、鈴木みのるもタイチをサポートする姿勢を見せているだけに、内藤にとってはやっかいな相手かもしれない。 Cody、ヤングバックス、ハングマン・ペイジがアメリカの新団体AEWと契約し、ケニーの再契約も微妙な状況。THE ELITE勢の離脱は避けられない情勢だが、それでもダメージを感じないのは、新日本の層の厚さを証明していると言ってもいいだろう。来年の東京ドーム2連戦へ向けた闘いは既に始まっているのだ。取材・文 / どら増田写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2019年01月14日 22時00分
打者・大谷に新たなプレッシャー リハビリ中は空振りが許されない
「開幕して少し経ってから、軽く投げ始めるんじゃないかな」 エンゼルス大谷翔平(24)が12月18日、東京で報道写真展のセレモニーに出席し、“二刀流のメンテナンス”を公表した。「右肘にメスを入れたのが10月1日。過去、大谷と同じトミー・ジョン手術を受けた投手も、約半年後に軽いキャッチボールを再開させています」(特派記者) 通常、同手術を受けた投手は復帰までに1年以上を要するため、'19年シーズン中の“投手・大谷”の復活は難しい。しかし、打者としてなら術後半年で実戦出場が可能だ。そのため、米国ファンは“打者・大谷”に新たな期待も寄せている。「40×40クラブ」入りだ。「40本塁打、40盗塁の達成です。実現すれば史上5人目の快挙。本塁打率が高く、俊足の大谷なら実現できるというわけです」(同) 問題は、打者としてプレーしながら右肘のリハビリを続けていくという“変則的な治療”になることだ。当然、不安視する声も上がっている。「手術した腕が“押し手”なら衝撃が残ってマズいが、左バッターの大谷は右腕が“引き手”になるため問題ない。ただ、『空振りすると影響がある』との経験談も聞かれます」(球界関係者) トミー・ジョン手術を受けるのは投手だけと思われがちだが、野手もいる。その野手たちは、投手よりも早く実戦に復帰できたケースが多いが、「空振りしたときに激痛が走った」と訴える元選手もいるのだ。「ヒドいときはリハビリのやり直し。トミー・ジョン手術は1回しかできず、失敗したら現役生活を諦めるしかない。慎重なリハビリが必要になる」(同) エンゼルスは'18―'19年に投打の有名選手を補強。投手・大谷の代わりと、打者・大谷を休ませるときを想定しての獲得だが、基本的に指名打者でのレギュラー出場が予定されている。「'19年の大谷には“ホームラン量産”の期待も掛かっている。一発狙いで空振りが多くなると、投手としての復帰が遠のく危険性もあります」(前出・記者) 実戦とリハビリ、二刀流のメンテナンスは紙一重だ。100年に1人の二刀流だけに、失敗は許されない。
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スポーツ 2019年01月14日 21時30分
これからの“荒れる”はこっち?嵐が続く直近5年の初場所
大相撲ファンの多くが、一度は耳にしたことがあるであろう「荒れる春場所」。上位陣が崩れることの多い場所のイメージを、如実に表した言葉である。 ただ、直近5年間の場所の結果を見てみると、いずれの場所も横綱ないし大関が“きっちりと”賜杯を獲得。このことを考えると、「荒れる春場所」という言葉も昔の言葉となっているのかもしれない。 一方、それ以外の5場所の中には、今や春場所以上に“荒れる”といっても過言ではない場所があるのはご存じだろうか。それは、現在絶賛開催中の初場所。なぜこのようなことがいえるのか、直近5年の主要トピックを以下に紹介していきたい。■2014年 白鵬が鶴竜を優勝決定戦で下し、28度目の優勝を記録。ただ、その裏では稀勢の里(当時大関)が右足親指の怪我で千秋楽を休場。結果、「7勝8敗」で自身初のカド番となり、ここまで続けてきた連続出場記録も「953」で途切れることとなった。■2015年 白鵬が13日目に稀勢の里(当時大関)を破り、前年に続き初場所を制覇。これまで大鵬(元横綱)が保持していた最多優勝記録「32回」を、44年ぶりに更新する偉大な優勝となった。■2016年 初日から12連勝を記録するなど好調だった琴奨菊(当時大関)が、「14勝1敗」で自身初優勝。これは日本人としては2012年夏場所の旭天鵬(元関脇/2005年に日本国籍を取得)以来、そして、日本出身力士としては2006年初場所の栃東(元大関)以来となる出来事となった。■2017年 前年の年間最多勝力士である稀勢の里が、「14勝1敗」で涙の初優勝。場所後に第72代横綱に昇進し、角界に貴乃花(元横綱)以来となる和製横綱が誕生することとなっている。■2018年 一時は怪我で大きく番付を落としていた栃ノ心(当時平幕)が、苦難を乗り越え賜杯を手中に。この好成績も一因となり、5月場所後にはめでたく大関に昇進してもいる。 直近5年を対象とすると、春場所以上に荒れ模様となっている初場所。「荒れる初場所」という新語が誕生するのも、時間の問題なのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年01月14日 17時40分
“キック界の王子”白鳥大珠が、“フジテレビ内定”ウザ強ヨシヤにKO勝ちも「ウザかった」
昨年の大晦日は『RIZIN.14』に目が行きがちだったが、朝9時からはさいたまスーパーアリーナ・メインアリーナで『RIZIN平成最後のやれんのか!』を開催し、主催者側の予想を上回る7,468人の動員に成功した。地上波では『RIZIN.14』としてダイジェスト放送されていたが、セットも15時開始の『RIZIN.14」と全く同じものを使用。オープニング映像も同じだった。観客は完全入れ替え制となっていたが、『やれんのか!』を第1部、『RIZIN.14』は第2部と捉えている選手が多かった。今大会、選手の入りは朝7時というタイトなスケジュールだった。 そんな中、RIZIN初参戦でインパクトを残したのが、RISEで活躍中の“キック界の王子”こと白鳥大珠と、REBELSで活動し、フジテレビへの入社が内定したウザ強ヨシヤのキックボクシングマッチ。新日本プロレスのオカダ・カズチカに雰囲気が似ていることから、“キック界のレインメーカー”の呼び声の高い白鳥は、ステージで両手を広げて、さいたまスーパーアリーナの空気を満喫しながら入場。ヨシヤは“ウザ顔”で白鳥と視線を合わせようとするが、白鳥は視線を一切合わせないまま試合開始のゴングが鳴った。 試合は2R、膝蹴りで白鳥が2度ダウンを奪い優位に立つも、3R、ヨシヤのワンツーが白鳥の顔面に入り、スタンディングダウンを奪われる。白鳥はこれがキック復帰後初のダウン。鼻血を出した白鳥だが冷静さを取り戻し、見事な飛び膝蹴りを決めて、3R1分43秒、KOで白鳥がRIZIN初参戦で初勝利を飾った。ヨシヤが粘り好勝負となり、試合後両選手には大きな拍手が送られた。 インタビュールームに現れた白鳥は「試合は反省ばかり。満足は一切していない」と苦笑い。それでも、RIZIN参戦を志願していただけに「念願のRIZIN、大晦日に出られたのはすごく嬉しいし感謝したい」と王子スマイルを見せた。 「『圧倒的に倒す』『格の違いを見せる』『2R以内に倒す』を有言実行しようと決めてたんですけど、まさかダウンもらうとは思ってなくて。効いてはいなかったんで、焦りはしなかったんですけど、もっとキレイに、もっとスマートに勝つ予定だった」と試合を振り返った。ダウンした場面については「ちょっとした気の緩みですね。油断したというか、狙いすぎましたね。自分がもらうとは思ってなかったですし、復帰して(から)クリーンヒットをもらってないんで、ビックリしちゃった感じですね」という。「それよりもセコンドの(那須川弘幸)会長を真っ先に見ちゃって」と、会長の顔色を伺ったことを明らかにした。 ヨシヤからのアピールに関しては「顔は絶対見ないようにしようと思って、胸から下を見るようにして。こちらで顔見たら表情も変えてて。もともとそうしてくることは分かってたんで、イライラすることもなかったんですけど、はたから見たらそのペースに乗っちゃってたのかなと。自然とウザかったですね(笑)」と手を焼いたようだった。白鳥はこれで来月3日、RISE後楽園ホール大会のメインで秀樹と行うRISEライト級王座決定戦に弾みをつけた。 一方のヨシヤは「ウザさの部分ではオレが勝っていました」と笑いを取ると「自分でも(試合の)動画をちょっと見たんでしけど、超ウザかったですね。でも、結果は負けてしまったので残念です。でも、試合の中で相手をイライラさせてやろう、雑になったところを攻めようっていうのは作戦ですね。ただウザいだけじゃなくて作戦です」と試合を振り返った。 フジテレビへの入社と同時に引退するという話も出ているが「自分とも相談しながら、ゆっくり決めて行きたいです。12月は連戦が続いたので、ゆっくりお正月は休みたいです」とポツリ。フジテレビでの仕事内容に関しては「仕事の内容は、まだ決まってなくて。自分としてはバラエティに行きたいと思っている。(RIZINじゃない?)フジテレビでは、RIZINはバラエティなんですよ、スポーツじゃなくて。周りからは、お前は営業だと言われてますけど。そこは、ウザくないように(笑)。営業として好かれるようにやって行きたいです」と最後までインパクトを残した。ちなみにこの試合の煽り映像では「ウザくていいのか?フジテレビ」という場内大爆笑の場面もあり、最初から最後まで楽しめる試合だった。取材・文 / どら増田写真 / 山内猛
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スポーツ 2019年01月14日 17時30分
自主トレで決まる?巨人・菅野は真のエースになれるのか
自主トレとは“チームの勢力図”を表すものでもあるようだ。「菅野(智之=29)がチームをまとめていくようですね」(スポーツ紙記者) 菅野は6億5000万円で契約更改を終え、日本人史上最多額を勝ち取った。実績が評価されてのことだが、その菅野に託された新たな課題が“派閥作り”でもあるようだ。 「どの球団もそうですが、この時期、ベテラン級の主力選手は後輩たちを引き連れて自主トレに出掛けます。ひと昔前、その自主トレグループの大きさがチーム内の勢力を表していました」(前出・同) 菅野のオフは短い。12月半ば、自主トレでハワイに向かっており、お供をしたのが後輩の宮国椋丞、桜井俊貴、中川皓太など。現地で阪神にFA移籍した西勇輝とも合流すると話していた。 「少し前の巨人では、投手陣は内海哲也のグループが最大で、野手では阿部慎之助が仕切っていました。その前は高橋由伸がまとめていました。菅野はその両方にかわいがられ、今では菅野と坂本勇人がまとめています」(前出・同) 若手が先輩選手に付いていくのは、技術的なアドバイスを受けられるからだ。声を掛けられた若手は「期待されているんだな」と喜ぶ。また、先輩のほうから伸び悩んでいる若手に「一緒に来い」と声を掛けることも少なくないそうだ。「何とかしてやろう」との思いからだが、驚いたのは、グループの親分たちのキップの良さ。プロ野球解説者にも確認したが、若手の渡航費や食事代、宿泊代、施設利用費、現地で雇うトレーナー代なども全て“親分の奢り”だという。自身の分を含めてだが、10人以上で海外に練習をするとなれば、その費用は1000万円近く掛かる。それを気前良く支払ってくれるのだから、後輩たちにすれば、「センパイ、付いて行きます!」となる。そうやって、主力選手は自身の派閥を拡大していくのだそうだ。 40代のプロ野球解説者がこう言う。 「近年では主力級の選手がワリカンで後輩たちの分を支払っています。ポジションが重複する後輩、同じ学校やグループ校の先輩後輩、出身地などで派閥が形成されていきます」 しかし、近年では違うパターンがここに加わった。侍ジャパンの影響だろう。他球団の選手とも一緒に自主トレをするようになった。年長のプロ野球解説者は「秘密漏洩」の懸念もしていたが、今のところ、そういった報告はない。選手がオトナなのだろう。 もっとも、なかにはベテランになってもチームをまとめるのができない者もいる。 「17−18年オフ、菅野は畠世周、桜井らの若手を連れて自主トレをしています。でも、彼らは活躍できませんでした。菅野は阿部、坂本らの野手組と合流して食事をした際、先輩たちに野球の質問をしようとしない若手を叱っていました」(チーム関係者) 菅野グループから“新戦力”が出ていない。宮國、桜井、中川らが一軍戦力として定着できなければ、菅野の指導力も問われそうだ。もっとも、菅野は現役選手であって、指導者ではない。だが、2億円の増額には「若手を牽引してほしい」の願いも込められていたのではないだろうか。内海、長野久義を他球団に流出させ、杉内俊哉も引退した。まとめ役が務まるベテランが少なくなった今、背番号18を新たに背負った菅野には、やらなければならないことが増えた。今年は後輩の成績も気にしなければならないようだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年01月14日 06時00分
独占直撃!新日本プロレス、メイ社長に“業界初”東京ドーム2連戦開催の真相を聞く!
新日本プロレスは4日の試合前に、今年前半の主要大会日程を発表した。 2.2&2.3北海きたえーる大会、2.11大阪府立体育会館大会、3.23&24アオーレ長岡大会、4.6アメリカ・ニューヨーク、マディソン・スクエア・ガーデン大会、4.20愛知県体育館大会、5.3&5.4福岡国際センター大会、6.5両国国技館大会、6.9大阪城ホール大会が決定。今年の『G1クライマックス29』はアメリカ・テキサス州ダラスのアメリカン・エアラインズ・センターで7.6に開幕する。G1の海外開催はもちろん史上初のことだ。 G1開幕戦の後、日本では7.13&7.14大田区総合体育館大会、7.15北海きたえーる大会があり、最後は昨年と同じく8.10、8.11、8.12日本武道館大会3連戦で締める。また8.31にはイギリス・ロンドンのザ・カッパーボックスに初進出。イギリスでの自主興行も新日本の長い歴史において初めてのことだ。さらに、来年の1.4東京ドーム大会、1.5後楽園ホール大会の開催が発表された。その途中に、映像が真っ暗になり… 「覚悟は出来ているか?」 という煽りが。その後に、2020年1.4&1.5に東京ドーム大会を2日連続で開催するとサプライズ発表されたのだ。これにはしばらくどよめきが止まらなかった。このとき、約4万人の観客に加えてCSや生配信で視聴していたファンがこれを一斉にツイッターで発信。しばらくトレンドで「東京ドーム2連戦」が1位となった。 昨年、木谷高明オーナーに話を聞いたとき「新国立競技場でやるなら東京ドーム2連戦をやったほうがインパクトがある」と話していたが、まさかこんなに早く実現するとは思わなかった。発表後、木谷オーナーに話を聞くと「あぁやるんだという感じ。僕なら怖くてできない(笑)」という。この発言を聞いて、これは昨年5月に新日本の代表取締役社長兼CEOに就任し改革に着手してきたハロルド・メイ社長が主導したに違いないと確信。大会終了後、メイ社長を直撃した。 メイ社長は「声援のすごさや動員を見ても新日本プロレスの復活が証明された大会だった」と今大会を総括。「これは全選手、社員の頑張りはもちろんなんですが、何よりプロレスを愛してくれるお客様が支えてくれたのが大きい」と続けた。 来年の東京ドーム2連戦に関しては「昨年の武道館3連戦の成功でイケるなと思ったのは事実」としながら「ダブルドームというのは、お客様の支えがなければできない。新日本プロレスはコンテンツが揃ってますから、新日本プロレスワールド(生配信サイト)やファンクラブの会員もすごく伸びていて、支えていただけるやり方をもっと強化することで、ファンのみなさんに恩返ししたいんですよ。やはり生で見ていただける機会を増やしていきたい」と続けた。 来年の日程については「1月4日が土曜日で、5日の日曜日も東京ドームでやれば、『行ってみようかな?』とか『4日は行けないけど5日なら行ける』という方もいらっしゃるでしょうし、地方からの遠征もしやすくなるんじゃないですか。僕は外国人なので、海外重視と思われがちなんですが(笑)。実際に今年はMSGやダラス、ロンドンでもやりますけど、日本のマーケットにはまだまだ伸びしろがあると思っているんです」とした。 リクエストが多い京セラドーム大阪など、東京ドーム以外のドーム球場に関しても「前はやっていたことなので、今後考えていく可能性は充分にあります。全てはここまで支えてくれたファンのみなさんへの恩返しなんですよね」と続けた。 メイ社長は、東京ドーム2連戦が「ファンへの恩返し」であると強調した。オランダ出身のメイ社長だが、タカラトミーを社長としてV字回復させたキレ者。しかし、本当に日本人と話しているかのような流暢な日本語を話し、ファンだけではなくマスコミとも積極的にコミュニケーションを取るので、好感度が高い。後楽園ホールなど可能な会場では、社長との写真撮影会が行われており、毎回長蛇の列ができている。ハロウィンが近くなると変装までして写真撮影に応じていた。社長と写真を撮ると特製のシールがプレゼントされる。ファンは毎回大喜びだ。 「僕は経営者として、常にどういうお客様がいらしているのかを把握しておきたい。あの撮影会は僕にとってもすごく必要なことで、いつもみなさんからエネルギーをいただいている。最近はお子さんのファンが増えてきてるなと感じてますね。ご家族で来られる方も増えてきた」と手応えを口にする。「きょう(1月4日)新日本プロレスが世界のトレンドで3時間1位だったんですよ。僕、スクショして保存しましたから(笑)。これはすごいこと。今の新日本プロレスは地上波向きだと思うので、またゴールデンタイムで放送してもらえるように、働きかけていきたいですね」 メイ社長が就任したとき、ファンやマスコミの間では疑問の声もあったが、メイ社長は自分からファンやマスコミと接し「新日本をさらに強化してくれる社長」として認められつつある。今回の東京ドーム2連戦決定で、そのイメージは盤石なものになったのではないだろうか。1年前には東京ドーム2連戦など考えられなかった。 あの木谷オーナーですら「私なら怖くてやらない」と言っていることを、メイ社長はビジネスマンの嗅覚で「イケる」と思ったという素晴らしいバイタリティの持ち主。デジタルだけではなく、アナログな一面も持ち合わせているのが強い。この日、IWGPヘビー級王座を奪還した棚橋弘至は「僕が何とかします!」と東京ドーム2連戦に向けて言い切った。東京ドーム2連戦には選手を露出する機会を増やす効果もあり、選手のモチベーションが上がるのは間違いない。 2020に向けて、今年の新日本プロレスの攻勢はさらに進むことだろう。取材・文 / どら増田写真 / 舩橋諄
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