レアードはメジャーリーグのニューヨーク・ヤンキース、ヒューストン・アストロズなどを経て、2015年から来日し、日本ハムの外国人主砲として4シーズン在籍し、131本塁打を記録。2016年には39本塁打を放ち本塁打王、ベストナイン、日本シリーズのMVPも獲得している。本塁打は4年連続30本以上、打点も昨年こそ65打点に留まっていたが、2017年シーズンまでは3年連続で90打点以上を記録しており、打率は2割台ながら、出塁率は4年連続で3割を超えているため、日本ハムはウィンターリーグ終了まで残留交渉を続けていたが、ロッテの獲得への熱意が条件面も含めて上回ったということだろう。
「千葉ロッテマリーンズに入団が出来ることを大変光栄で、楽しみに思っています。家族と共に千葉での生活を楽しみにしています。このチャンスを頂けたことに大変を感謝しています。2019年、優勝しましょう。ぜひ、チャンピオンフラッグを千葉に掲げましょう。私はマリーンズの日本一に貢献できるように頑張ります!!」
日本ハムではホームランを打った際に寿司を握るパフォーマンスで、人気を得ていたレアードだが、ロッテでも人気が出るのは間違いない。そんな中、年が明けてから沈黙を守っていたロッテの“キモカワ”キャラ謎の魚が、今年初めて、ツイッターを更新した。
「明けましておめでとうございます。実家に帰省していてノンビリしていましたが、ビックニュースが飛び込んできたので思わずツイートしました。レアード選手、ようこそ千葉へ。千葉の海で獲れる魚はうまいのでぜひ楽しみにしていてください。グフフフ。おっと、私を寿司ネタにするのはやめてね。骨は多いし、硬いし、シャリとの相性も悪いし・・・。だから、ダメよ、ダメ、ダメ。グフフフフ」
レアードにはぜひ、謎の魚をネタにして握っていただきたい。ドラフトでは大阪桐蔭高校の藤原恭大外野手を獲得するなど、レアードの加入により、攻撃型の野球が出来る環境は整ったといえる。井口資仁監督が思い描く積極的な野球が就任2年目で結果を残せるのか。日本で5年目を迎えたレアードの活躍が鍵を握ることになる。
取材・文 / どら増田
写真 / ©︎千葉ロッテマリーンズ