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ドクター林の元気があれば何でもできる レスラーの事故死は防げる

 なんと、あの三沢選手がバックドロップを受けてそのまま帰らぬ人になってしまったのだ。後に発表された死因は「頸髄(けいずい)離断」。頸髄から心臓などに神経が行っているため、それが切れてしまうと心停止するのは当然のことだ。以前より首が悪いということは聞いており、恐らく頚椎の椎間板ヘルニアと思われるが、そのため頸髄が弱っていたと推測される。そこに加えて社長としての付き合い、ストレスなどで睡眠時間も無いような生活をしていたようなので、過労から受身を取りそこなったのではないか。そして脆弱化していた頸髄が一発の技で切れてしまったのではないか。

 プロレス技というのは危険極まりないものがあり、レスラーは死と隣り合わせで試合をしているといっても過言ではない。レスラーは体力を過信せず、技が危険になればなるほど日々のトレーニングを怠らず、試合前には節制して良いコンディションで試合に臨んでほしいと思う。そして、体調が悪いと思ったら休んでほしい。それが不慮の事故から身を守ると共にお客さんに一層の感動を与えるものだと確信する。

<プロフィール>
ドクター林 本名 林雅之 千葉市出身 秋田大学医学部卒業 東京都江戸川区で弘邦医院開業 プロレス、格闘技のリングドクターも務めている

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