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V逸ソフトバンク、3大“チョンボ”にファン激怒! 主力の怠慢守備は工藤監督にも責任あり?

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松田宣浩

 24日に行われたソフトバンク対楽天の一戦。この試合中に今宮健太、松田宣浩、柳田悠岐のソフトバンク3選手が見せたプレーが、多くのファンの怒りを買っている。

 この日はソフトバンクが敗戦し、ロッテと対戦する西武が勝利すれば、西武の2年連続リーグ優勝が決まるという状況。西武の優勝阻止、そしてチームの逆転優勝のためには絶対に負けられない試合だった。

 その重要な一戦に臨んだソフトバンクは、4回表にデスパイネが36号ソロを放ち1点を先制。しかし6回裏、楽天の先頭・ブラッシュの打球を遊撃・今宮がエラー。これで出塁を許すと、その後2死一塁からウィーラーに痛恨の19号2ランを浴び試合をひっくり返された。

 また、続く7回裏1死一、二塁の場面では、重盗阻止を狙った捕手・高谷裕亮の送球を三塁・松田が後逸しこの間にランナー1人が生還。さらにこの直後、浅村栄斗が放った大飛球を、中堅・柳田はホームランと思い込んだのか全力で追わず。その後打球がフェンスに直撃してから、慌てて処理に向かう有り様だった。

 中盤以降にミスが続発したチームは、結局「2-4」で楽天に敗戦。西武が「12-4」でロッテに勝利したため、昨年に続き2年連続でリーグ優勝を逃すことが決定した。

 重要な一戦で出てしまった不甲斐ないプレーに、ネット上のファンからは「優勝を争うチームとは思えないお粗末さ」、「主力がエラーで足引っ張るならそりゃ勝てんわ」、「この大一番で怠慢守備とか最初から諦めてただろこいつら」といった批判が殺到。

 また、今後控えるポストシーズンについても、「今の状態で出ても恥をかくだけ」、「選手がこんな体たらくなのに勝つとか無理無理」、「むしろ惨敗して一から出直した方がいい」といった声が数多く挙がっていた。

 この日のミスは、3選手のせいだけではないという見方もある。まず、背景に「諦めムードがあった」と指摘するネットの声もある。この試合でV逸が決定したソフトバンクだが、もし勝利していたとしても西武が26日の楽天戦に勝てば同じくV逸。また、仮に西武が負けたとしても、28、29日のオリックス戦で連勝しないと逆転優勝は不可能だった。もしかしたら、この圧倒的不利な状況がチーム内に「どうせ勝っても結果は同じ」といった類の諦めを生み、それが結果として土壇場でのミスや怠慢プレーにつながってしまったのかもしれない。

 また、中には「首脳陣への不満・求心力低下が、チームの士気を下げていたのでは?」と見る向きも。チームを率いる工藤公康監督は今回の一件で「ポカする選手を使った監督も悪い」、「2位以下は最下位と一緒、責任取ってさっさと辞任しろ」とファンから総スカンを食らっているが、9月に入ってから2度選手に自らの指示を拒否されてもいる。ひょっとすると、この推測も的を得ている部分があるかもしれない。

 ただ、その原因がいずれにせよ、土壇場でのミスが敗戦、そしてV逸決定につながったのは紛れもない事実。昨年はリーグ2位から日本一までたどり着いたチームだが、この調子ならば今年は早々に敗退に追いやられる可能性は高いと言わざるを得ない。

文 / 柴田雅人

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