次回PPV『ロイヤルランブル』(日本時間28日)で行われるフェイタル4ウェイWWEクルーザー級選手権試合の前哨戦となったこの試合。現王者のバディ・マーフィーが見守る中、3選手はクルーザー級ならではのスピーディーな攻防を展開。マーフィーは試合に介入したが、戸澤がトペ・スイシーダで排除。しかし、必殺のダイビング・セントーンをかわされて自爆した。その隙にヒデオがカリストをドロップキックで蹴散らすと、続けて戸澤にドラゴンスリーパーの体勢から強烈なヒザを叩き込み3カウントを奪取した。
試合前「誰のためでもないぞ。自分のためにクルーザータイトルは俺がもらう」と意気込んでいたヒデオだが、タイトル戦線で言えば後からWWEに入ってきた中邑真輔や戸澤陽からは遅れを取っており、ようやくつかんだPPV出場だ。それも4大PPVの『ロイヤルランブル』という目立つ舞台でベルトを巻いて、世界最大のビッグイベント『レッスルマニア35』に進みたいところ。ヒデオにとってはここが踏ん張りどころかもしれない。
また同日、カンザス州ウィチタのイントラスト・バンク・アリーナで主力ブランドのスマックダウンが開催された。
オープニングに登場したスマックダウン前女子王者、“ザ・マン”ベッキー・リンチは「“ザ・マン”にとってレッスルマニア35のメインイベントが重要だ!あと5日でロイヤルランブル。タイトルを取り戻すぞ」とスマックダウン女子王座戦に自信を見せると、そこへ現王者のアスカが登場。アスカはベルトを見せつけながら「これはワシのもんじゃ。お前には無理じゃ」とおなじみのドスのきいた“大阪弁”でまくし立てた。
さらにステージからは女子30人ロイヤルランブル戦への参戦を発表している“女王”シャーロット・フレアーも登場。「ロイヤルランブル戦優勝が楽しみだわ!昨年のレッスルマニアでは私がアスカの連勝記録を止めたわね」と笑顔で『レッスルマニア35』での挑戦を表明。すると突如アスカが背後からベッキーを襲撃し、バリケードや解説席を使った乱闘に発展した。
アスカにとって『ロイヤルランブル』での防衛戦は苦戦が予想されるが、シャーロットの挑発により、その先の『レッスルマニア』が見えてきたのも事実。アスカにとって2度目の『レッスルマニア』はチャンピオンとして迎え撃ちたいところ。昨年のリベンジを果たすためにも負けられない闘いが続く!
文・どら増田
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