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女子ボクシング 18歳“女子大生ボクサー”初東上

 平成生まれの“現役女子大生ボクサー”黒木優子が、関東初上陸。26日、“格闘技の聖地”後楽園ホールで、全国デビューを果たすことになった18歳の素顔に迫った。

 黒木は、昨年17歳でプロテストに合格。12月には、JBC女子史上最年少となる17歳8カ月でプロデビュー戦を行い、現役女子高生ボクサーとして注目を集めた。
 通算戦績は1勝1敗。着実に力をつけ、今回の“東京デビュー”にこぎつけた。「(これまでは)自分以外の試合を見たことがないので。たくさんいて、緊張します」と初々しさを感じさせる。
 今年の冬季国体スキー競技(ジャイアントスラローム)に出場するなど元々潜在能力は高い。中学2年の頃からボクシングを始め、最初はボクササイズが目的だったのが、次第にプロへの想いが強くなった。高校3年の4月にプロテストを受験し、見事合格した。

 プロボクサーとしての顔をもつ彼女だが、現在は中村学園大学短期大学部食物栄養学科で栄養士の資格を取得すべく、勉学に励んでいる。将来の夢はボクサーと栄養士の両立だ。
 趣味はケーキやクッキーなどのお菓子作りで「作るのが専門で、食べないで友達にあげてしまう」という。
 短大とボクサーという“二足のわらじ”を履きながら活躍している黒木。今回の対戦相手の柴田直子は2戦2勝と無敗を誇り10歳も年上の選手。それでも「自分が練習したとおりいけば大丈夫だと思います」と自信を見せる。
 果たして現役女子大生ファイターは、格闘技の聖地デビュー戦でどんな試合をみせてくれるのか。

◎菊地は調整順調
 女子プロボクシング初のOPBF東洋太平洋女子ライトフライ級王座決定戦に出場する菊地奈々子は計量を一発でパスした。
 昨年12月に行われたWBC同級暫定王座戦以来の再起戦に向けて、これまで国立競技場内にあるトレーニングジムで筋力を強化。週1から週2、3度足を運ぶようにした。菊地は「メーン(イベント)に恥じない試合をしたい」と初代王座奪取に気合十分だった。

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