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残るは5日間の大相撲1月場所 終盤戦の注目点は?

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白鵬

 東京・両国国技館を舞台に、13日から開催されている大相撲1月場所。22日に10日目の取組を終え、残るは終盤戦となる5日間となった。

 稀勢の里が土俵を去り、鶴竜、栃ノ心、御嶽海(11日目から再出場)も休場に追い込まれるなど、波乱の展開が続いている今場所の幕内。そのような中で迎える残り5日間において、注目すべき3つのポイントを以下に見ていこう。

■優勝争い
 現在優勝争いの先頭に立っているのは、初日から負けなし10連勝の白鵬。その白鵬を、星の差2つの玉鷲と千代の国、星の差3つの貴景勝、魁聖、遠藤、矢後が追いかけている。

序盤は際どい相撲で勝ちを拾う取組が目立っていたものの、場所が進むにつれ尻上がりに調子を上げてきている白鵬。昨年秋場所以来となる42回目の優勝に向け、その視界は極めて良好。ここから大崩れするようなことがなければ、賜杯は白鵬の手に渡ることが濃厚だ。

■3大関の行く末
 初日から全員が黒星を喫し、最悪のスタートを切ってしまった豪栄道、高安、栃ノ心の3大関。その後、栃ノ心は5日目から休場し、残る2名も豪栄道が「4勝6敗」、高安が「5勝5敗」と不振が続いている。

 「0勝5敗」(不戦敗含む)から休場となった栃ノ心は、既に3月場所でのカド番が決定。もし他の2名も残り5日間で負け越しとなると、3月場所は3大関全員がカド番。また、場合によってはその次の5月場所で、大関が消滅する可能性もある。

■貴景勝の大関獲り
 先述の通り、今場所「7勝3敗」の貴景勝は、初優勝した先場所と合わせてここまで20勝をマーク。残り5日間の成績次第では、場所後に3月場所での大関獲りが浮上する可能性がある。

 大関昇進の目安とされるのは、「三役で直近3場所33勝以上」。今月1日配信記事でも触れたが、3月場所に勝負をかけたいのならば、ここから2ケタまで星を持っていきたいところだ。

 以上に挙げた3つのポイントが、果たしてどのような顛末となるのか。残る5日間の取組も、ここまでと同じように目が離せないものとなるだろう。

文 / 柴田雅人

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