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ハッスル 高田総統「ハッスルよさらばだ!!」

 主役が舞台を去る。ハッスルの東京・後楽園ホール大会が25日、開催され、高田モンスター軍を率いる高田総統が衝撃の撤退表明。7・26「ハッスル・エイド2009」(東京・両国国技館)を最後に引退する意向を示した。

 電撃発表はメーン終了後の総統劇場で行われた。モンスター軍ナンバー2のモンスターKこと川田利明が、ハッスル軍のマグナムTOKYOとの一騎打ちに臨むも、25分を超える激闘の末に敗北。聖地・後楽園に降り立った高田総統は「敗北の責任は、すべてトップの私にある」と切り出したのだ。
 続けざまに「もうオマエらとは次のエイドでおさらばだ」と、7・26「ハッスル・エイド2009」(東京・両国国技館)を最後に引責辞任すると言うではないか。すると場内のスクリーンには「さよなら高田総統」と映し出され、詰め掛けた1970人満員のファンからは驚きの声が上がった。
 ハッスル創世記の2004年3月から主役として大会を支えてきた高田総統の引退発言は大マジだ。終いには「この後楽園のバルコニーに立つのもきょうが最後だ」「下々の諸君、いままで本当にアリガト。バッドラックだ!」などと念押しして、強引に総裁劇場を閉めた。

 振り返れば、最近は事あるごとに最終戦争を意味する「アルマゲドン」と予告し、にわかに勇退を匂わせてきた。この日も「ここ数カ月、わたしは何度もアルマゲドンと言い続けてきたが、次のエイドでオマエらにその本当の意味を教えてやる」と発言。最終戦争に腹はくくっている。
 ハッスルは8月興行を開催することが決定済み。旗揚げ当時からファイティングオペラの中心を担ってきた高田総統の引退表明を受け、モンスター軍のみならずハッスルリングは、新機軸を打ち出さなければならない状況となった。

◎小路&HG M軍と決別
 高田モンスター(M)軍として活躍していた小路二等兵が決別を宣言した。さらに、モンスターHGがHGとなってハッスル(H)軍に復帰。M軍との全面戦争に向けて反撃ののろしをあげた。
 この日、坂田亘、アン・ジョー司令長官との3WAYマッチに臨んだ小路。司令長官と結託し、坂田を攻め込んだ。
 だが、セコンドについていた島田工作員に干渉され、リング外で制裁を受けた。それでも、坂田のアシストを受け復帰すると、司令長官を張り手でメッタ打ち。最後は、決別逆十字でギブアップを奪った。
 試合後、小路は「オレは正々堂々と戦いたいだけなんだ。高田モンスター軍には戻らない。オレは二等兵なんかじゃない。小路晃だ」と絶叫。坂田とガッチリと握手を交わし、M軍に三行半を突きつけた。

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