会見に同席した戦極の國保尊弘代表によると、三崎は3月19日に携帯電話を使用しながら荒川区内で自家用車を運転していたところ、警視庁尾久署員から停止命令を受けたが、これを無視してそのまま逃走。その際に同署員の左手首にサイドミラーが当たったことから、5月に出頭命令が下って逮捕起訴され、今月4日に保釈された。
25日には東京地方裁判所で初公判が開かれ、懲役1年、執行猶予3年の有罪判決。この日の会見に登場した三崎は「このたびはたくさんの方にご迷惑をかけ、お詫び申し上げたいと思います」と陳謝し「練習に早く行きたかったのと、携帯電話ぐらいという安易な考えがあった。今後失ってしまった信頼を取り戻すために、責任を果たしていきたいと思っております」と頭を下げた。
三崎といえば、8・2「戦極〜第9陣〜」(さいたまスーパーアリーナ)で中村和裕と対戦が決まっていたが、カード決定後は公の場に姿を見せず、にわかに失踪説が浮上。今月4日に新宿駅前で、8・2参戦決定済みの選手が一堂に会した会見の際にも姿はなく、対戦相手の中村から「三崎選手に会えると思ってきたんですけど、来てないんで残念」と声が上がっていた。
警察にお縄になっていたことから表舞台に出てこなかった三崎だが、これらの罪はすべて戦いを通じてザンゲするつもり。ただ、次回参戦予定の8・2大会については、来週早々にも13人からなる戦極コミッショナーが緊急会議を開き、出場するか否かを決定する見通しとなった。