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沖縄で危険ドラッグの「ゾンビたばこ」まん延、中国系マフィアによる輸入か

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危険ドラッグのリキッド(厚生労働省の公式ホームページより)

沖縄県内の10~20代を中心に、危険ドラッグ「ゾンビたばこ」の吸引で逮捕者が相次いでいる。小刻みに震えながら立ち上がる吸引者の姿がまるでホラー映画に登場する「ゾンビ」のようであることからそう呼ばれている。27日放送のTBS系「ひるおび」がレポートした。

電子たばこで吸引できるリキッド状のものが出回っており、吸い始めると意識が飛んで体が浮いた心地になるという。しばらくすると手足がガクガクと震え、頭の中で言葉を浮かべても、うまく発することができなくなる。

これらの症状を引き起こすのは国内未承認の医薬品成分エトミデートで、今年5月16日付で指定薬物になった。医療等の用途以外での製造、輸入、販売、所持、使用等は禁止されている。エトミデートは1964年にベルギーで開発され、海外で麻酔導入薬や鎮静剤として使用されている。

法科学研究センターの雨宮正欣所長は「政府も危機感を持っており、麻薬の指定は時間がかかるので、すぐに指定薬物にした。早い対応だ」と話す。さらに、その危険性については「中枢神経を抑制し意識がもうろうとしたり手足がけいれんする。一時的に陶酔感が得られるが常習性が高く死に至る可能性もある」と指摘する。

なぜ、沖縄なのか。ジャーナリストの石原行雄氏はこう話す。

「中国で密造されたものが海路で沖縄に密輸されている可能性が高い。中国系マフィアが密輸していたが、タイやシンガポールなど近隣国の規制強化で新たな市場として日本に来たのではないか」

若者を中心に広がったのは、1回分数百円と他の薬物に比べて安く、手を出しやすいからだ。針を刺したりしないので抵抗感も薄く、電子タバコなので持ち歩いても怪しまれにくいということもある。SNSを中心にファッショナブルな感覚で見せられていることもあり、沖縄だけでなく本土にも入ってきている可能性は高い。「エトミデートや笑気麻酔といったワードで検索すると沖縄の売人はすぐに出てくるが、沖縄以外の売人も散見される」(石原氏)

海外人脈を持つ暴力団からの流通経路が沖縄にあるのではないかと見ている捜査関係者もいるようで、暴力団の資金源にされる前にこの危険ドラッグは根絶すべきである。

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