スポーツ
-
スポーツ 2009年09月12日 15時00分
全日本プロレス 征矢 もう一度長州への弟子入り懇願
全日本の征矢学が、かつての師匠・西村修と犬猿の仲にある長州力への弟子入りを再度熱望した。 征矢はあす13日の後楽園大会で西村と一騎打ち。すでに西村からは絶縁状を叩きつけられているが、「恨みとか後悔はありません。魂のこもったラリアートを叩き込んで恩返しがしたい」と無我とは対極に位置する技で決別するという。 皮肉なことに、征矢が謀反を決意するきっかけとなったのは、西村の過剰なまでの“長州アレルギー”。「西村さんがいつも長州さん、長州さんって話をするから、自分の中で無我よりも長州イズムの方に興味が湧いてきてしまったのかも」。 8・30両国国技館大会では長州に土下座直訴を無視されたものの、「ずっと待っているだけじゃ何も起こらない。会う機会があったらもう一度弟子入りを志願します」と右腕をグルグルと回してアピールした。
-
スポーツ 2009年09月12日 15時00分
戦極 小見川 室伏ばり怪力手に入れる
戦極フェザー級GP準優勝の小見川道大が11日、都内の吉田道場で会見。「戦極〜第十一陣〜」(11月7日、東京・両国国技館)参戦が決まり“五輪アスリート特訓”を敢行することを明かした。 今年のフェザー級GP決勝で金原正徳に惜しくも敗れた小見川。あと一歩およばなかったGPの雪辱を晴らすため、この日は「投てきの練習をやってみたい」と、新たな練習でパワーアップする意向を示した。 ただの投てき練習ではない。アテネ五輪ハンマー投げ金メダリスト室伏広治の恩師で日大教授の小山裕三氏に指導を受ける予定で、「パンチ力とかが上がる」と室伏ばりの怪力を手にするつもりでいる。 次戦の対戦相手は未定だが「日沖とやりたい」と、フェザー級GP参戦時から対戦を熱望してきたグラップラー日沖発を指名した。 また、この日は國保尊弘代表がデビュー戦に注目が集まる北京五輪柔道金メダリスト石井慧について、「ニューイヤーという形が一番いい」とし大みそかないしは1・3での出場を言明していた。
-
スポーツ 2009年09月11日 15時00分
ハマの大魔神 横浜監督に急浮上
横浜ベイスターズの来季監督にOBでハマの大魔神といわれる佐々木主浩氏が急浮上してきた。田代富雄監督代行は最下位に低迷したままで解任は決定的。佐々木氏自身もすでに身辺を整理し「ソノ気」になっているという。その周辺を徹底調査していく。 横浜の球団側としては、田代監督代行を来季も続投させたいのが本音だ。2軍監督として若手育成に取り組んできたのだから、そのまま1軍で手腕を発揮してくれれば、万々歳だし、人望もある。田代監督代行の恩師に当たる関根潤三氏(元大洋監督)はこう言い切る。「キャンプをやっていないんだから、田代には全く責任はないよ。途中から監督をやらせる方の責任でしょう。キャンプをやって初めて責任うんぬんになる」 今季の不成績の責任はあくまで前任の大矢明彦監督にあり、田代監督代行の手腕を問うなら、キャンプから指揮を執らせるべきだという来季続投論者だ。 問題は、シーズンが終わったときの成績と内容だろう。最下位は仕方なくても、若手選手の台頭などファンが来季に期待できるものが残せるかどうかだ。 田代監督代行には「もともと2軍監督で若い選手を育てる方が向いている。2軍監督が天職だ」という意向があるから、2軍監督へ戻すという選択肢もある。現時点ではその可能性が高い。 田代監督代行の続投が消えれば、OBの佐々木氏が本命に浮上してくる。“ハマの大魔神”から“シアトルのダイマジン”として、メジャーのシアトル・マリナーズで大活躍。その後、横浜復帰に際して、親会社のTBSが将来の監督候補含みで破格の待遇で迎え入れている。 3年間、総額18億円という異例の契約条件に球界関係者は驚きを隠せなかった。「力が衰えている佐々木に何でそんな大金を出すのだろう」と。 しかし、TBS側には、現役を辞めても将来の監督候補として囲う意味があっての大金投資だった。実は崩壊した第2次大矢政権が誕生する時にも、佐々木監督案は検討されたが、時期尚早として見送られている。だが、機は熟したと、現在は佐々木氏本人も意欲を示している。 7月中旬に北海道苫小牧で開かれた競走馬のセリに参加。エスアール・コーポレーション代表として優良馬を4頭せり落としたが、マスコミに騒がれることを嫌った。 「今、僕はすごく大事な時期なんで、あんまり新聞に大きく載りたくないんですよ。『佐々木は馬ばかり買って何をやっているんだ』って思われるから」という理由からだ。「大事な時期」とは、横浜監督として球界復帰に関しての事以外は考えられない。「佐々木が来季横浜監督の本命なのは間違いない」とテレビ局関係者が断言する。 41歳の佐々木氏が横浜監督就任となれば、同期のKKコンビ、清原和博氏、桑田真澄氏の監督としての現場復帰にも大きく影響してくるだろう。日本球界の監督の世代交代が一気に加速することが予想されるからだ。 現在の12球団監督の最年少は、昨年日本一になり、正力松太郎賞を受賞した44歳の西武・渡辺久信監督。さらに46歳の広島・ブラウン監督、47歳のソフトバンク・秋山幸二監督と続く。佐々木氏が12球団最年少監督になるかどうかも注目されることになる。 これに対し、12球団最高齢監督で、今季限りで楽天を去る74歳の野村克也監督が、一時期、来季横浜監督の最有力候補視されたこともあるが、現時点では9割方消えたといえる。 前出のテレビ局関係者がその舞台裏を明かす。「ノムさんにはサッチー(沙知代夫人)、団野村、克則(楽天コーチ)と、もれなく野村ファミリーが付いてくるからね。余計な金がかかる。お金のないTBSには無理だよ」と。 テレビ局が大喜びで放送している野村語録を考えれば、TBSが親会社の横浜監督は適材適所かと思われた。が、結局はお金のかかる野村ファミリーには手が出せないとなったわけだ。 「ハッキリ言って、74歳の野村監督はボケ始めてきている。もう監督は無理だ」と厳しい指摘をする球界OBがいる。監督業にも定年はあるのだろう。 来季の横浜監督はどうやら佐々木氏でほぼ決まりとなりそうである。
-
-
スポーツ 2009年09月11日 15時00分
長州直撃 みのる発言に反発
「いまのプロレスはオープンキッチン」。長州力がプロレス界に問題提起を投げかけた。全日本プロレスの8・30両国大会において、全日本期待の星・征矢学が長州に弟子入りを志願。長州は無言でその場を去ったが、本人に征矢を受け入れる気持ちはあるのだろうか?そして長州の考えるプロレスの在り方は。 −−8・30両国大会で征矢選手が、土下座をして長州さんに弟子入りを志願しましたが、長州さんとしては彼を受け入れるつもりですか? 「僕はどっちでもいいですよ。スタンスは変わらない。藤波さんのところのドラディション、佐山のリアルジャパン、新日本であろうが、誰と組んでも誰とやっても構わない。ただね、時代遅れなことはしない方がいいですよ。プロレス界が大変なときに、土下座した者がマスコミに載って反響を呼ぶようなことはまったくないですよ」 −−征矢選手は覚悟を決めて師である西村修選手から離れたわけですが、ちなみに、長州さんを全否定する西村選手の凄まじい怨念については、どう受け止めていますか? 「俺個人のストーリーはないですよ。自分で何か課題をつけてああだこうだとやるというのは、ここ何年かはないですよ」 −−両国では船木誠勝選手がプロレス復帰を果たしましたが、全日本のリングで船木選手との接点が生まれてくれば、またなにか面白いものが生まれるんじゃないかという期待もありますが、船木との接点は入れ違いですよね。 「やっぱりね、人生のいたずらみたいなもので、そういうめぐり合わせがあったらあったでどうなったか分からないし、なかったからこういう状態でいるんだろうし。組まれれば僕は誰とでもやるけど、流れの中に自分から入っていくというのはないですね」 −−船木選手の宿敵の鈴木みのる選手は、以前に「ラリアットプロレスは20年前に終わっている」と発言していて、明らかに長州さんを意識した発言だと思うのですが。 「やっぱり自分のスタンスは変えられるものではない。自分の持っているものでいままでリングに上がってきて、それはいわゆる『引かない』ですよ。でも彼の言うように、すべてが終わっているのかもしれないし(笑)」 −−それはないと思います。 「いや、本当ですよ。謙遜でもなんでもない。やっぱりいろんなケガもしてきたけど、三沢君のような事故が起きるし、やっぱり無事にリングを下りて無事に終わりたいというがありますよね」 −−征矢選手に限らず、いまのプロレス界は若い選手たちが頑張っていますよね。 「ウン、若い奴は頑張っているよね。ただ意味合いは違うけど、征矢君の四角いパンツは好きじゃない。パンツはトランクスで黒い靴にすべき。僕のいまのプロレスの捉え方は、これは別にいまの時代が悪いというわけではなくて、すべてのリングの中が、いま流行のオープンキッチンですね。すべて見えている。選手全員がシェフで、料理を作るところからすべてが見えている。客は安心して見れるよね。でもプロレスというジャンルはちょっと違うね。やっぱり客が安心したらこの世界は面白くないんじゃないかな。ノレンの奥から手だけ出て、出てきた定食に『エッ』と驚いて、それを食べて『誰が作っているんだ』とわからない方が俺はいいと思うんだけどね」 −−そうした問題提起は業界のためになるものですよね。 「それは俺が一人で感じるだけだよ。問題提起とか、そんな偉そうなことは言ってないですよ。ただ、客が安心しているところがもうシンドいというか。それに選手は気付かないと。見る方もワクワクしながら会場に足を運んでほしいという部分がありますから」
-
スポーツ 2009年09月11日 15時00分
格闘技界斜め斬り・三者三様 IGF 選手がテーマを打ち出せ
吉川 今回はアントニオ猪木のIGFを取り上げたいと思います。8・9有明大会でIGFは2周年を迎えたわけですが、いまだに団体のカラーが見えてこない感じですね。 菊池 訳がわかんないんだよな。猪木のことだから何かやりたいというのはわかるけど、IGFで何をやりたいのかが見えてこない。試合を見てもいつも後味が悪くて、肩透かしを食った感じなんだよ。 永島 猪木自身が一番困っているんじゃないかな。結局、自分がやろうとしている方向性とスタッフが噛み合わないところがあると思うよ。 吉川 小川直也、高山善廣、ボブ・サップ、ジョシュ・バーネットという4本柱によるエース争いという図式は見えてきましたが、その極上の素材をまだ十分に活かしきれていないですからね。 菊池 団体としてやっているのか、単発のお祭りとしてやっているのか、そこのところも訳がわからない。テーマの見えない大会だと、レスラーだって張り合いがないよ。 吉川 大会が2、3か月に一度だと、話題が継続しないですし。 永島 要はテーマを決めないから話題が飛び飛びになって切れてしまう。ただ、明確なテーマは猪木ではなく、選手たちが打ち出すべき。新日本の全盛期のスタイルは、フロントがアイディアを出し、それを選手が作り上げていっていた。それが猪木の目指していることだと思う。選手はもっと責任感を持つべきで、現時点では選手がそれに応えられていないんじゃないかな。 菊池 参加している選手は、IGFだけでレスラー生活をしているわけじゃないから、「猪木に呼ばれたんだからしょうがない」とやっている部分もあるんじゃないの。 吉川 猪木といえばストロングスタイル。それがIGFの一つの方向性になるかと思いますが、最近はよく「プロレスも格闘技も一緒」と言いますよね。 菊池 昔は東京プロレス旗揚げ戦の猪木VSバレンタイン戦や、新日本旗揚げ戦の猪木VSゴッチなんかはストロングスタイルの原点とされたけど、団体が大きくなってからは実践してないもんな。振り返れば、猪木がやった一連の異種格闘技戦がストロングスタイルだったんだろうな。でもIGFは異種格闘技戦がメインでもないし。 永島 彼が「プロレスも格闘技も一緒だ」と言っているのは、意味合いが違うんだよね。猪木は別として、選手たちがパフォーマンスをする必要はないんだよ。猪木は「リング上は闘いだ」というテーマを強く打ち出したいのに、試合からは闘いのスピリッツというものが出てきていないように思う。 吉川 選手は心のどこかで、猪木の顔色をうかがっているのかもしれないですね。 菊池 猪木にも問題はあるよ。いまの猪木からは、昔のような「マット界をかき回してやる」という燃えるような野心じゃなくて、大会が成功すればいいという小さな野心を感じるんだ。 永島 そんなことはないですよ。彼は選手から「猪木さんもういいですよ、ここは僕たちに任せてください」と言われることを望んでますから。<プロフィール>菊池孝(きくち・たかし)史上最長のプロレス評論家永島勝司(ながしま・かつじ)本紙統括プロデューサー吉川義治(きっかわ・よしはる)元週刊ゴング編集長
-
-
スポーツ 2009年09月11日 15時00分
IGF 高山 11・3小川に金網要求
“猪木の犬”を黙らせる! 帝王が暴走王に宣戦布告だ。高山善廣が10日に都内のスネークピットで会見を開き、IGF「GENOME10」(11月3日、東京・JCBホール)で持ち上がっている小川直也との一騎打ちに意欲。「どうせ闘うなら金網でいい」と逃げ場のない金網での完全決着戦を提案した。 今年に入って小川との遺恨を深めている高山が、いよいよ暴走王撃破に本腰を入れた。8月興行の直後に小川とのシングル戦が浮上しながらも、一向に正式決定をみないこの一戦。先週2日には、IGF総帥のアントニオ猪木代表に小川が直談判を行い、対戦決定を迫ったばかりだが、しびれを切らしていたのは高山も同じだった。 「猪木さんがオレと小川をやらせるとか、小川が猪木さんにオレとやらせろって言ったとか、いったいどっちなんだよ」。小川との一騎打ちが決まるか、決まらないのか、情報が錯綜する日々。そんな状況からこの日は自ら報道陣を緊急招集し、きっちり「オレは前から小川とやるためにIGFに来たっていい続けてる」と改めて対戦表明した。 ムカついてもいる。これまで小川から「ベルトがなきゃ価値のない男」「チャンピオンだってほざいているうちにやったほうがいい」などと挑発されてきた。暴走王から好き勝手に言われっぱなしの状況。すべて聞き流してきたが、さすがにこの日は黙っていられず、小川を「柔道家を名乗っているしょっぱい男」「猪木さんに乗っかってるおぼっちゃま」と“猪木の犬”を罵った。 「いつも透かすのは向こう。場外場外、反則プレー…。どうせ闘うなら金網でいいんじゃない。オレと小川が金網に入ればいいだけ」。金網のジャングルに閉じ込め、暴走王を逃走できないようにする魂胆だ。12日に北朝鮮から帰国予定の猪木はどんな結論を出すのか。
-
スポーツ 2009年09月11日 15時00分
ノア KENTA 川田を挑発
プロレスリング・ノアの故三沢光晴さん追悼興行(10月3日、大阪府立体育会館)に出場するKENTAが10日、初対決となる川田利明を挑発。四天王時代の“デンジャラスK”での出場を望んだ。 10・3大阪大会で秋山準と“犬猿タッグ”を組み、田上明&川田の聖鬼軍タッグと対戦するKENTA。このメンバーの中で、唯一対戦経験がないのは川田のみ。ほとんど接点のないKENTAだが、今でも忘れられない苦い思い出がある。練習生として入門した当時、川田にあいさつしたが無視されてしまったというのだ。 それだけに「きっちり試合でごあいさつしようかなと。返事してもらえるんじゃないですかね。あの日の無視で時が止まっているので」と不敵な笑みを浮かべる。 ハッスルで活躍するモンスターKよりも“デンジャラスK”川田の印象の方が強い。蹴撃戦も予想されるが「必然的にそうなるでしょうね」と臨むところ。 この日は、都内の同事務所で行われたGHCジュニア・ヘビー級選手権(21日、名古屋国際会議場)の調印式に臨み、「潰すことしか頭にない。血で(青木篤志の)顔を染めたい。流血は不可欠な戦いになると思います」とV3を誓っていた。 なお、シリーズ開幕戦(12日、東京・後楽園ホール)で行われるGHCジュニア・ヘビー級タッグ選手権(金丸義信&鈴木鼓太郎VS中嶋勝彦&宮原健斗)の調印式も行われた。
-
スポーツ 2009年09月11日 15時00分
初代虎減量成功 高山討ちへ
初代タイガーマスクが全盛期に近づきつつある。 リアルジャパン9・11後楽園ホール大会で三冠へビー級王者・高山善廣と一騎打ちを行う初代タイガー。「日本のレスラーの中でも絶頂期にある高山選手とやって、通じないようであれば進退を考えたい」と引退が賭かる大一番に向けて、1か月減量に取り組んできたが、その成果は確実に表れてきている。 初代タイガーはベストコンディションだったスーパー・タイガー時代の96キロまで体を絞るため、北海道の大雪山、栃木・小山でそれぞれ1週間のミニキャンプを敢行。食事面は低カロリー高たんぱく質の鶏のササミを主食とし、炭水化物、糖分の摂取は控えてきた。 トレーニングは、蹴りの威力をより高めることに比重を置き、サンドバックへの打ち込みを集中的に行ったという。起伏の激しい山道のランニングで足腰を鍛えた直したこともあって、リアルジャパン関係者は「蹴りはキレとスピードが確実に増している」と証言する。 また、厳しい練習と食事制限のおかげで100キロあった体重はすで2桁に落ちており、9・11後楽園大会に向けて仕上がりは順調だ。 「去年は脚を壊して不甲斐ない時期もありましたが、現在は体調が実にいいので、高山戦は非常に楽しみ」という初代タイガーに期待だ。
-
スポーツ 2009年09月10日 15時00分
“朝青病”伝染 白鵬よ、お前もか
白鵬よ、お前もか! 大相撲秋場所は13日に初日を迎えるが、横綱・白鵬の周辺が騒々しくなっている。一方の横綱・朝青龍は依然スキャンダルの渦中にいるが、“朝青病”がどうやら白鵬に伝染したようだ。その周辺を探ってみた。 心配がいよいよ現実に。これまでマスコミだけでなく、大相撲界にも“朝青龍は問題児、白鵬は優等生”という色分けができていた。それを裏付けるように、白鵬は言動に気をつけ、朝青龍がトラブルを起こすたびに眉(まゆ)をひそめて見せたものだ。 白鵬はベビーフェースで朝青龍は超ヒールというイメージが定着していたが、ここにきてついに白鵬に“朝青病”が伝染してしまったのだ。 やはり2人は同じ穴のムジナなのか。今年に入って朝青龍の衰えが目に見えて明らかになり、2人の力の差が開くにつれ、白鵬のわがままや独り善がりぶりが際立つようになってきた。 外国人天下の日本の角界だけに、相撲協会は同じモンゴル出身である白鵬への歯止めに必死だ。 「白鵬まで朝青龍みたいになってしまうと、大相撲界は大変なことになる。そうさせないため、先場所中も32回優勝の元横綱大鵬の納谷幸喜さんや北の湖前理事長らが一緒に食事をしながら白鵬に横綱学を伝授しています。いまや、部屋や一門を超えて総がかり状態ですよ」。協会関係者は隠された舞台裏を明かすが、それがなかなか功を奏していないのだ。 11回目の優勝を目前にした先場所千秋楽も、大事な協会あいさつに遅刻し、武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)らを待たせる大失態を演じている。明らかにタガが緩み、恐れていたわがままが頭をもたげてきた証拠だ。 日本人は、稲穂と同じでトップに立てば立つほど頭を下げ、身を律しろ、と教えるが、外国人は逆に自分の力を誇り、胸を張る。白鵬も、しょせんは外国人ということなのかもしれない。 その白鵬の危ない自分流がまた飛び出した。4日朝に行われた横審の稽古(けいこ)総見で、白鵬は11番、朝青龍はたった5番しか稽古せず、「こんな稽古総見は初めてです。白鵬も、朝青龍も(選挙で大敗した)自民党と同じで、国技という名に甘えてあぐらをかいている。そのうちに両国国技館にも閑古鳥が鳴きます」と内館牧子委員(脚本家)に酷評されている。 その翌日、朝稽古を休み、高田川部屋の部屋開きでギャラ付きの横綱土俵入りを披露した白鵬は、「あれはあくまでも稽古だ。見せることは考えていない。見せるのは本場所。オレたちはアマチュアではなく、プロなんだから」と反論した。 しかし、これはヒドい勘違いだ。横審の稽古総見は、お目付け役の横審や協会首脳が横綱、大関ら、上位陣の仕上がり具合をチェックするためにやるもの。つまり、見せるためで、普段の稽古とはまったく性格が違うのだ。 さらに白鵬はプロレス会場で選手の挑発にのり手を出したことで協会からお叱りを受けている。 この朝青龍も顔負けの我田引水ぶりに周囲は改めてビックリ。育ての親の熊ケ谷親方(元幕内竹葉山)は「お前は向こうの横綱(朝青龍)とは違うということを、もっとしっかり教えないと」と険しい表情だった。この白鵬の朝青龍化、果たして防げるのだろうか。 本場所が始まって中盤までにどんな結果が出るか。協会としては看板の横綱2人が批判の対象になるようなことがあれば、それこそ国技としての恥さらしにもなりかねない。◎“ぷよぷよ横綱”本気モード スキャンダル横綱・朝青龍が秋場所を直前に控え、連日の稽古でピッチを上げてきた。春日野部屋への出稽古では頭をつけて前に出る取り口にも鋭さをみせるなど、先日の横審総見での批判に猛反発している。 横審の内館委員に「ぷよぷよ横綱」と辛い毒舌を吐かれたことに対して「オレはオレのペースで仕上げるんだよ。今は何と言われても結果を出せばいいこと」と無視を決め込んでいる。 秋場所こそ、あの強い朝青龍を満天下に示し威厳を取り戻すべく、調整に怠りないが、その前途は洋々とはいかない。
-
-
スポーツ 2009年09月10日 15時00分
体に覚えこませろアプローチ ピッチエンドラン編
ゴルフの王道・アプローチの練習も2回目。アプローチの練習はたくさん練習して体に覚えこませることが一番。練習あるのみです。アプローチが自分の思うような高さ、距離で打てるようになるとゴルフがどんどん面白くなっていきます。ポイントポイントを押さえてきっちり練習していきましょう。 今週はピッチエンドランの練習をします。これはもっともポピュラーで使用頻度の高いアプローチショットです。これが安定して打てれば、スコアアップは間違いありません。石川遼選手もそうですが、アプローチのうまい選手が上位にくる傾向があります。アプローチの重要性がよく分かりますよね。◎構え ボールを真ん中か、少し右に置いて軽く左足体重にしてハンドファーストで構えます。右に少し置くとダウンブローに打つことができます。(1)◎スイング バックスイングでは少しコックを使い、クラブフェースがシャットする(閉じない)ように気をつけましょう。この時肩は自然に動かします。この自然の動きが大切なのです。無理に動かすのは危険ですよ。(2) ダウンスイングからインパクトにかけてはバックスイングで作った腕の形を崩さずに肩の動きだけで下ろしてあげましょう。この時、バックスイングと同じリズムで下ろせるようにしましょう。(3)◎ポイント ピッチエンドランは同じ打ち方でクラブを替えることにより異なった距離を打つことが可能です。一本のクラブで色々な距離を打つこともいいですが、一つの打ち方で色々な距離を打ち分ける練習をしましょう。(4)◎注意点 体を開いて構えすぎない。ボールを右足の外側に置かない。左手首がインパクトで手の甲側に折れないようにすることを気をつけて下さい。(5)◎読者からの疑問・質問 大募集 ゴルフに関する質問・疑問を大募集します。採用されたものは紙面で小倉プロが直接答えます。どんなささいなことから、聞きたくても直接プロに聞けなかったことまで何でもOK。 はがきに住所、氏名を明記し、〒135-0063 東京都江東区有明1-1-7 リアルスポーツ「小倉プロに聞け」係まで。または、リアルスポーツ・ホームページの「お問い合わせ」欄からの応募も可。<プロフィール> おぐら・だいご 1974年7月14日生まれ、東京都出身、血液型A型、ゴルフ歴12年。2007年日本プロゴルフ協会入会、アメリカのジム・マクリーンゴルフアカデミーに2年半留学、現在は都内を中心に活動中。生徒の中にはWBCで活躍した青木選手を含む有名人も多数。内外読者のみ都内出張レッスン承ります! ご応募はEメールで。up-golf@ezweb.ne.jp
-
スポーツ
ハッスル消滅!? 小川H軍休止宣言
2006年12月27日 15時00分
-
スポーツ
大みそかボビー弟と対戦 金子賢 前田道場入り
2006年12月14日 15時00分
-
スポーツ
珍指令 KID 秒殺禁止
2006年12月12日 15時00分
-
スポーツ
生還小橋に捧ぐ 三沢 GHC奪還
2006年12月11日 15時00分
-
スポーツ
猪木 緊急提言 想定外プロレスをやれ!
2006年12月05日 15時00分
-
スポーツ
1・4東京D「レッスルキングダム」 新日本 全日本“乗っ取り”へ秘策 長州3冠戦出撃
2006年11月16日 15時00分
-
スポーツ
復活1・4東京D大会へ秘策 新日本最終兵器サイモン猪木 IWGP挑戦!?
2006年11月07日 15時00分
-
スポーツ
来春ビッグマッチ パンクラス芸能人最強決定戦 坂口憲二 今田耕司 押尾学
2006年10月31日 15時00分
-
スポーツ
大みそか参戦ほぼ決定 芸能人対決 金子賢vs押尾学
2006年10月10日 15時00分
特集
-
岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
芸能
2025年08月05日 23時00分
-
野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
スポーツ
2025年07月25日 23時30分
-
-
豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
-
宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
-
元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分