リアルジャパン9・11後楽園ホール大会で三冠へビー級王者・高山善廣と一騎打ちを行う初代タイガー。「日本のレスラーの中でも絶頂期にある高山選手とやって、通じないようであれば進退を考えたい」と引退が賭かる大一番に向けて、1か月減量に取り組んできたが、その成果は確実に表れてきている。
初代タイガーはベストコンディションだったスーパー・タイガー時代の96キロまで体を絞るため、北海道の大雪山、栃木・小山でそれぞれ1週間のミニキャンプを敢行。食事面は低カロリー高たんぱく質の鶏のササミを主食とし、炭水化物、糖分の摂取は控えてきた。
トレーニングは、蹴りの威力をより高めることに比重を置き、サンドバックへの打ち込みを集中的に行ったという。起伏の激しい山道のランニングで足腰を鍛えた直したこともあって、リアルジャパン関係者は「蹴りはキレとスピードが確実に増している」と証言する。
また、厳しい練習と食事制限のおかげで100キロあった体重はすで2桁に落ちており、9・11後楽園大会に向けて仕上がりは順調だ。
「去年は脚を壊して不甲斐ない時期もありましたが、現在は体調が実にいいので、高山戦は非常に楽しみ」という初代タイガーに期待だ。