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ロッテ・佐々木朗希、因縁の巨人へのリベンジは厳しい? 前日練習で露呈した不安要素とは

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佐々木朗希

 佐々木朗希対巨人。6月3日、千葉ロッテの予告先発投手は「令和の怪物」だ。その舞台となる東京ドームでそれが発表された時、球場全体がどよめき、拍手も送られた。

 巨人・原辰徳監督も試合後(2日)のインタビューで「佐々木対策」について質問されていた。

 「その日の試合に直接関係のない質問が出るのは、異例なこと。原監督も読売系列のインタビュアでなければ答えなかったかも」(スポーツ紙記者)

 主催チーム側も対佐々木の一戦を盛り上げようとしていたのだろう。

 >>ロッテ・佐々木、中6日登板に重大“リスク”アリ? 巨人・阪神戦にぶつける井口監督の思惑は<< 

 しかし、佐々木フィーバーがシーズン終了まで持続できるかどうかは、井口資仁監督の采配次第となってきた。

 「千葉ロッテはパ・リーグ5位。最下位の日本ハムとのゲーム差も1・5まで縮まってきました。クライマックスシリーズにも進出できなければ、ファンの注目はほかに移ってしまいます」(球界関係者)

 交流戦に向け、佐々木攻略法を探る偵察部隊を送ったのは、阪神、巨人、DeNAだけ。「対戦の可能性のある3球団」に制限されるのは当然だが、こんな情報も聞かれた。

 「佐々木は、先週金曜日・5月27日の対阪神戦で投げていますが、巨人、DeNAは2回目の偵察を見送ったとも聞いています。セの上位チームも、今のところ、下位低迷の千葉ロッテは日本シリーズで対戦する可能性が低いので、佐々木はノーマークです」(前出・同)

 ならば、こんな見方もできる。千葉ロッテの中盤戦以降の巻き返しに期待したいが、ノーマークに近い佐々木が、巨人、DeNAに“快投”を演じる可能性はむしろ高まったのではないだろうか。

 当の佐々木だが、予告先発が発表された2日は、チームに帯同して、神宮球場やその周辺の施設で調整を行っていた。

 キャッチボールに時間を割く前日の調整ぶりはいつも通りだが、「ちょっと緊張している」との声も聞かれた。

 「阪神戦は千葉ロッテ主催ゲームだったので、指名打者制でしたが、巨人戦は違います。打席に立つことになりますから」(チーム関係者)

 バント練習も行っていたが、打撃に関する不安はちょっと深刻だ。

 「一応、打撃練習もさせてみたんですが、途中で左(打席)に変えてみたり…」(同)

 佐々木は右投げ右打ちだ。大船渡高校時代、バッティングが苦手そうな雰囲気はなかったが? 途中で左打ちを試したのは、本来の右打席で打てず、テストしてみようと思ったからだ。右で打てないヤツが左で打てるはずがない。

 「佐々木は今年のオープン戦で(3月18日)、巨人相手に投げています。5回途中5失点でKO。四球を連発した後、岡本和真に一発を打たれています」(ベテラン記者)

 その舞台も東京ドームだった。佐々木が緊張気味な理由はこの辺にもあるようだ。

 巨人打線にリベンジを果たせば、チームも勢いづく。シーズン終盤まで主役であり続けるためにも、好投しなければならない。まずは岡本との第一打席に注目だ。(スポーツライター・飯山満)

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