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ロッテ・佐々木に詰め寄った審判、物議を醸したトラブルは過去にも 「なんやその態度は!」阪神監督を激怒させた不可解判定

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佐々木朗希

 24日に行われたロッテ対オリックス戦。「6-3」でロッテが勝利したが、試合結果以上に話題となったのが球審・白井一行審判の“詰め寄り”だった。

 「3-0」とロッテ3点リードの2回裏2死一塁。マウンド上のロッテ・佐々木朗希は打席のオリックス・安達了一にカウント「0-2」から外角ストレートを投じたがボール判定となり、この間に一走・杉本裕太郎が二盗に成功。ピンチを背負った佐々木は苦笑いを浮かべた。

 すると、白井審判はこの佐々木の表情が不服に映ったのか、マスクを外しながらマウンド上の佐々木に詰め寄る。これを見た捕手・松川虎生がすぐに制止に入り、後を追うように井口資仁監督も白井審判に声をかけ、なだめたことなどからこれ以上のおおごとには発展しなかったが、試合後の報道では白井審判は詰め寄った理由などについてはノーコメントを貫いたと伝えられている。

 >>ロッテ・佐々木、球審の詰め寄りは溜まった怒りの爆発? 球団側は制止に入った捕手にも苦言か<<

 試合が一時中断した白井審判の詰め寄りに、ネット上では「ちょっと苦笑されたぐらいでケチつけに行くなんて短気過ぎるだろ」、「何が不満だったのか知らんが、試合を止めてまでやることじゃない」「12年前の阪神戦から精神面が全く変わってない」といった批判が相次いだ。

 白井審判が話題となったのは今回が初めてではなく、2010年8月10日の二軍・阪神対中日戦で起こした騒動も蒸し返されている。「1-1」と両チーム同点の5回裏2死一、三塁。マウンド上の中日・川井雄太が打席の阪神・坂克彦に対し、カウント「0-1」から外角スライダーを投じる。この球は捕手・田中大輔がミットを地面につけながら捕球するなど明らかなボール球だったが、白井審判はどういうわけかストライクと判定した。

 すると、これを見た平田勝男監督は「なんでストライクや今のが!」と叫びながらベンチを飛び出すと、そのまま白井審判に詰め寄り「クソボールやないかあんなん!」と激怒。詰め寄られた白井審判は険しい表情を浮かべながら平田監督に背を向けたが、これを受けた平田監督は「なんやそのふてくされた態度は! テレビお前見てみい、テレビをじゃあ!」とさらに激高した。

 場内が騒然となる中、なおも「あかんやろ! 選手一生懸命やっとんのにおい!」、「勘違いしたらあかんよ勘違いしたら!」と白井審判にまくしたてた平田監督。当時、ネット上でも「平田監督からキレられたのも当然、リプレイ見ても完全なボール球だったし」、「審判も人間だからミスをすること自体は仕方ない、でも指摘に対して居直るような態度をとるのは理解できない」と、白井審判の判定や態度を問題視する声が多数寄せられた。この騒動の際も、試合後の報道では白井審判がこの件についてコメントや謝罪を口にしたとは特に伝えられなかった。

 今回の白井審判の詰め寄りについて26日、NPB・井原敦事務局長は「試合中に指導、注意をすることがあるが、今回の場合は別の方法があったと考えて対応するべきだったという指摘をして、当該審判も深く理解をした」と審判部から報告を受けた旨を説明したという。一方で、「何らかの処分をするような対象とは考えていない」と白井審判に処分を下す予定はないことも明かしている。

文 / 柴田雅人

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