試合は1点ビハインドのカープが、2回表にメッセンジャーから下位打線の連打でチャンスを作る。そして、磯村が投手強襲の同点タイムリーを放つと、菊池涼介が勝ち越しタイムリー。
さらに、カープは2アウト満塁と攻め立て、3ボール2ストライクから松山がインコースの際どいボールを選び、押し出しのフォアボール。
この判定に、メッセンジャーが激怒。これまでにも際どい球をボール判定されていたこともあり、怒りが爆発したようで、何事か叫びながらマウンドを降り、球審の白井審判に駆け寄る。
すると、白井審判はメッセンジャーを睨みつけるような顔で、退場のコール。そして、マイクを持ち、「球審の白井です。メッセンジャー投手を暴言で退場といたします」と説明。
納得の行かない香田勲男投手コーチは手を広げて不満をアピールし、金本知憲監督が白井審判に猛抗議。しかし、ここでも白井審判は金本監督を威圧するかのような態度で接する。
白井審判が英語を理解しているかどうかは不明だが、一部には日本人でも理解できるような差別用語を飛ばした、などと噂されている。
今回の判定はビデオで見る限り、正しい可能性が高いが、普段から誤審の多い審判として知られているうえ、選手に対する態度が「高圧的」と批判を受けることが多いだけに、ネットユーザーからは「また白井か」「態度が悪すぎる」など、怒りの声が噴出することになった。
「白井審判は中堅ですが、以前から選手に対する威圧的な態度が問題視されています。かつては、楽天の山崎武司選手(当時、現・解説者)と喧嘩寸前の揉み合いになったこともありましたし、二軍戦では明らかなボールをストライクと判定し、平田勝男二軍監督(当時)に厳しく批判され、居直ったような態度をとったこともあります。
正確な判定が続いているなら文句も出ないのですが、白井審判の場合、明らかな誤審が多く、選手が彼の判定に疑問を持っています。正確性を欠いた審判がクレームを受けて居直っているわけですから、印象は当然良くない。
今年から監督が審判にビデオ判定を要求できる『リクエスト』が導入されたため、誤審の機会は減ると思いますが、ストライク・ボールは適用外。当然これからも同じようなことは起きるはず。
大変な職業であることは理解できますが、抗議を受けて感情的になる審判は不適切です。白井審判には、もう少々大人になってもらいたい」(野球ライター)
「正確で当たり前」の審判は大変な職業だろうが、「感情的」になることは、控えてもらいたいものだ。