スポーツ
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スポーツ 2009年11月26日 15時00分
野球 「スカパー! ドラマティック・さよなら賞」表彰式
今季から制定された「スカパー! ドラマティック・さよなら賞」の表彰式が25日、都内のホテルで行われ、7年ぶりの日本一に貢献した巨人の亀井義行とロッテの井口資仁が受賞した。 同賞はシーズンを通してもっともインパクトのあるサヨナラ本塁打&安打を打った選手を対象にセ・パ両リーグから1名ずつ選出される。 亀井は、4月25日の中日戦で両リーグ唯一の代打逆転サヨナラホームランを放ったことが受賞理由。ほかにもシーズン3本のサヨナラ本塁打を記録するなど、勝負強さを発揮した。 受賞した亀井は「本当に光栄に思います。あの一本で僕の人生が変わりました」と笑顔で語った。一方、井口は4月16日の楽天戦で両リーグを通じての満塁サヨナラホームランをかっ飛ばし、受賞。「来年もドラマティクな試合を見せたいですし、連続で受賞したいです」と連続受賞に意欲を見せていた。
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スポーツ 2009年11月25日 15時00分
WBC世界フライ級タイトルマッチまであと4日 2年に及ぶ因縁ついに決着
いよいよ4日後に迫ったWBC世界フライ級タイトルマッチ(29日、さいたまスーパーアリーナ)。誰もが待ち望んでいたビッグマッチがついに実現する。王者・内藤大助(宮田)と挑戦者・亀田興毅(亀田)は、2年前から続く因縁に終止符を打つことになる。世紀の一戦「かつしかダービー」を制すのは果たして!? 今年のボクシング界で一番の注目カード、内藤VS興毅。この2人の関係は2年前にさかのぼる。 当時、日本同級王者だった内藤がポスターを製作し、日本人と対戦しない興毅を挑発。その後、内藤は世界王者となり、初防衛戦の相手に亀田家を指名した。そして、2007年10月、次男大毅の挑戦を退け、V1を達成。それから2人は対照的な道を歩くことになった。 一夜にして国民的ヒーローとなった王者内藤は、今回が6度目の防衛戦。これまで自身が持つ最年長防衛記録を更新し続けてきた。 今回の試合に向け、北海道、千葉、長野の3カ所で走り込み合宿を敢行。内藤は「スタミナ強化を重視してきた。35歳という年齢も考えて、毎回毎回(走る量が)増えていってる気がするんだよね」と語るように、その体力は衰えることを知らない。 野木丈司トレーナーの指導のもと、週休2日制のトレーニングメニューをこなし「バッチリ。トレーナーの言うことは大事。すべて100%言うことを聞いてる」と順調に調整は進んでいる様子だ。 体力面での充実はもちろん、精神面の向上は目を見張るものがある。これまで興毅から度重なる挑発を受けても動じなかった。「注目されれば、されるほど弱かったけど、あん時(大毅戦)の方がプレッシャーかかってたのかなって気はする」(内藤) 宮田博行会長は「自信がつきましたよね。元々いじめられっ子で、自信が無いからイジメられてましたから。『自分が出来る』っていう決断が出来るようになりましたね。石橋をたたいても今までは渡らなかったのが、チャンピオンと呼ばれるようになってから渡るようになりましたからね」と太鼓判を押す。 体力、精神面で充実の一途をたどる王者。日本人相手に無敗を誇る“日本人キラー”として死角はなさそうだ。 一方、3階級制覇を目指す前WBAライトフライ級王者の興毅は、ここまでたどり着くのに2年の歳月を要した。昨年末に一度内藤との対戦の話が持ち上がったが、交渉面で折り合わず破談となっていた。 WBA王者のデンカオセーンのマネージャー二重契約問題など、曲折を経てようやくつかんだ2度目の世界挑戦。だが、興毅は「通過点。レベルの違いを見せつけたる」と揺るぎない自信を示す。 奄美大島で走り込み合宿、鳥取では大リーグで活躍するイチローを指導しているトレーナーにも弟子入り。初動負荷理論を学んだ。フィリピンから新たにスパーリングパートナーも招へいし、100Rのスパーリング。やることはすべてやった。 「1本目のベルト(ライトフライ級)は判定やったから2本目はKOで。前半戦で仕留める。いい試合して2階級制覇したい」と宣言している。 23歳の誕生日を迎えたばかりの興毅。2階級制覇を達成し、2009年を最高の形で締めくくることができるか。 「世紀の一戦」を放送するTBSでは、試合当日と翌日はボクシング一色となりそうだ。29日には14時から直前番組を放送し盛り上げる。翌30日の21時からは世紀の一戦の舞台裏となるドキュメンタリー番組を放送する。この試合の勝者は、翌日の生放送番組からのオファー殺到が予想され、“TBSジャック”するというビッグボーナスも得られるだけに、負けられない戦いとなりそうだ。◎レパード玉熊がズバリ予想 元WBA世界フライ級チャンピオンの玉熊幸人氏は世紀の一戦を「まったくの五分五分」と予想。その上で勝負の分かれ目をいくつか挙げた。 興毅選手は、小さい時からやっているんできれいなボクシングをしますね。ファイターとして打ち合うこともできるし、アウトボクシングもできる。器用な選手です。 でも、打ち合いをやったら内藤選手の方がキャリアがあるので、クリンチでうまく逃げられたりされると思います。逆に離れると左右のフックがあるので警戒しなければなりません。 勝敗を左右するのは、パンチの力だと思います。パワーは五分。内藤選手は、いろんなところからパンチが当てられるのでKOするとすれば内藤選手。アウトボクシングでポイントを稼いでいけば興毅選手だと思います。(写真=KOか判定決着か? 亀田興毅と内藤大助の世紀の一戦は日本中の注目を集める(写真は合成))
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スポーツ 2009年11月25日 15時00分
WBC世界フライ級タイトルマッチまであと4日 内藤 興毅の“罠”にはまる
WBC世界フライ級タイトルマッチ(29日、さいたまスーパーアリーナ)で激突する王者内藤大助(宮田)と同3位の亀田興毅(亀田)が24日、都内で予備検診に臨み、ともに異常なし。両陣営の配慮で鉄のカーテンに覆われ、接触は一切なかった。世紀の一戦に向け静かに闘志を燃やす両者だが、実はこれは興毅の“儀式”であったことが判明。したたかに勝利の方程式を完成させた。 これまで丁々発止の舌戦を繰り広げてきた両者。公開練習では一際手の内を明かさず、駆け引きを繰り広げてきた。 タイトルマッチが近づくにつれ緊張感が高まる中、両陣営合意のもと、混乱を避けるため、時間をずらして予備検診が行われた。検診終了後はTBS関係者が完全ガード。会見も別々に行われ、終了するまで両選手がバッティングすることはなかった。 6度目の防衛戦となる内藤は「プレッシャーはあるよ。けど、(それに)負けるようじゃダメ。お客さんの期待に応えないとね」と自信に満ちた表情で語った。 一方、2階級制覇を狙う興毅は「順調ですね。リングで強い方が勝つ。あとは結果を出すだけ」と言い切った。 調印式まで対面せず一時“休戦”状態となったが、実は亀田にとってみればこれも作戦のウチだという。 JBC関係者が言う。「別々にやることは1週間くらい前に決定しました。興行主が宮田プロモーションさんの方なので、そちらから連絡がありました。異例と言えば異例かもしれませんが、亀田側の意図かもしれませんね。ランダエタ戦、デンカオセーン戦もそうでしたから」 思い起こせば、大毅の世界戦の予備検診も大毅は東京、デンカオセーンは大阪で別々に行ったことが記憶に新しい。それ以前の世界戦も同じように検診での接触を避けてきた。こと興毅に関しては未だに負け知らず。いわば「亀田流のルーティンワーク」といったところ。 世紀の一戦まであと5日。すでに内藤は亀田の術中にはまっているのかもしれない。
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スポーツ 2009年11月25日 15時00分
「ビバ!メヒコ メキシコ通信局」次代のニューヒーロー・ソンブラ
メキシコ・マット界の次代のニューヒーローとして、いま最も注目を集めているのがラ・ソンブラ。まだ来日経験はなく、日本では無名の存在だが、まだ見ぬ強豪としてこの男の名前を覚えておいてほしい。ソンブラは1989年11月3日生まれで、20歳という若さながら、キャリアはすでに3年になる。父ブリジャンテにルチャリブレを教わり、伯父にエルモロ、エスパント・ジュニアといったスペル・エストレージャーを持つサラブレットは、メキシコ・マット界では早くから期待されてきた。 そして今年、ソンブラは大ブレークを果たした。ミスティコ&ボラドール・ジュニアとのトリオは「スカイチーム」と呼ばれ、ルチャの殿堂アレナメヒコのメーンイベントに出場するようになると、ボラドールとのコンビでCMLL世界タッグ王座を奪取。トップルードで格上のアベルノ&メフィストを破ったことで、名実ともにメーンイベンターの仲間入りをした。さらに、今年はNWA世界ウエルター級王座、ナショナルトリオ王座を保持していた期間もあり、一時は三冠王に輝いていた。 得意技は三角飛びのトルニージョで、変幻自在の空中殺法はすでにスーパースターのミスティコを超えているという声もある。また、9月から1カ月間CMLLに参戦していたライガーは、印象に残った選手にソンブラの名前を挙げており、その実力は一級品だ。 新日本プロレスの菅林社長は、23日の後楽園大会でCMLLと業務提携を結んだことを発表。日本に呼んでみたい選手の1人にソンブラを挙げていたが、CMLLのルード(悪党)でもっとも新日本向きの選手がウルティモ・ゲレーロなら、リンピオ(善玉)はソンブラになる。本人も新日本参戦を熱望しており、新日本ジュニア新世代の田口隆祐、プリンス・デヴィットとは組んでよし、闘ってよしのライバル関係が築けるはず。一日も早い来日が待たれるところだ。(写真=CMLL年間最大イベントではスパイダー・バージョンのマスクで登場。上半身はペイント)
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スポーツ 2009年11月25日 15時00分
SJカップ出場の男色ディーノがチン発言
ジュニアのソムリエ・男色ディーノが「第5回スーパーJカップ」で、プリンス・デヴィットを丸裸にする。 SJカップは12月22日&23日に後楽園ホールで開催されるが、かねて出場をアピールしていたディーノは、正式にエントリーが決まり「ようやく私の心の中の叫びが伝わったわ」と満足げ。 なぜJカップにこだわるのかについては、男色ならではの理由があった。 「昔から思っていたのよ。ジュニアの一番を決めるというなら、なぜ私を呼ばないのか。ジュニアといえば私。いいジュニアを持っているし、ジュニア・ソムリエよ。私が査定しなければ何も始まらないわ」 ジュニア違いも甚だしい。言うまでもなく、SJカップのJはジュニア・ヘビー級を指すものだが、ディーノは男性のシンボルと解釈。認識の違いを正すと「片腹痛いわ。ジュニアにはそういう意味しかないのよ。ジュニア違い? 私のジュニアに謝ってほしいわ」と語気を荒らげ、自分の考え方がノーマルであることを強調した。 SJカップには16人の選手が参加、トーナメントでジュニアのナンバーワンを決めることになるが、ディーノは闘いたい選手にデヴィットの名前を挙げている。 「デビちゃんのジュニアは日本人離れしていると聞いたから、もう興味津々。デビちゃんとやるまでは負けられないけど、1回戦で当たれれば言うことはないわ」と、すでにデヴィットの研究には余念がなく、戦う前に相手を丸裸にするつもりである。 「ほかのメンバーは、あまり興味はない」というディーノだが、ソムリエという立場から、邪道&外道には厳しい目を向け、「彼らのジュニアはおそらく粗末。私としては参加してほしくなかったわ」と表情を曇らせた。
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スポーツ 2009年11月25日 15時00分
新宿プロレス エスパー伊東がプロレスデビュー
12月3日に新宿FACEで復活をする新宿プロレスのリングで、怪奇芸人・エスパー伊東がプロレス・デビューをすることになった。エスパーは8人参加のバトルロイヤルに出場する。 参加メンバーは男盛、一宮章一、男色ディーノ、佐野直、レザーフェイス、X(未定)、そして同大会のプロデュースを手掛けるのはアントキの猪木という顔触れ。アントキの猪木は新宿プロレスとハッスルのリングで試合を経験済みで、さほど不安はないが、エスパーは完全なるド素人。 体は針金のように細く、体力があるわけでもない。試合では高能力の技(ネタ!?)を駆使するしかなさそうだが、レスラーに通用するかはなはだ疑問。 果たして、エスパーは無事、リングから生還できるのだろうか!?
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スポーツ 2009年11月25日 15時00分
「時代」を彩った男と女・あの人は今 元プロ野球投手・小池秀郎さん
今年のプロ野球ドラフトで花巻東高の菊池雄星が6球団から1位指名を受けて話題となっているが、かつて8球団から指名を受けた選手がいた。近鉄、中日で投手として活躍した小池秀郎がその人である。 小池は1969年3月18日、岐阜県羽島市に生まれた。野球をやるために長野県の武蔵工大付属信州工高(現・東京都市大学塩尻高)に野球留学したが、甲子園のマウンドには立てなかった。その後、亜細亜大学へ進学、90年春季リーグで東都大学記録となるシーズン111個の三振を奪った(07年、東洋大の大場翔太が115個で記録を更新)。大学選手権でも優勝。大学通算63試合登板で28勝14敗、防御率1.45。「大学ナンバーワン投手」とのプロ評価で、ドラフト前から「西武、ヤクルト、巨人以外ならプロ拒否」を表明し話題となった。そして8球団から指名を受け、ロッテが交渉権を得たが、それを拒否して松下電器に入社した。 社会人時代は故障が多く、2年後の92年のドラフトでは“逆指名”をせずに近鉄が1位で指名して入団した。近鉄入団後の4年間は1ケタ勝利に終始したが、5年目の97年には15勝を挙げてパ・リーグの最多勝利投手に輝いた。だが、それ以降も2ケタ勝利は挙げられなかった。2000年に中日に移籍したが活躍できず、02年に近鉄に復帰。以降は投球フォームを変更したり、中継ぎに転向したりしたが思うような成績は挙げられなかった。 05年には東北楽天に所属したが、この年限りで戦力外通告。プロ通算成績は51勝47敗2セーブ、防御率4.40、奪三振715。06年3月に同じ8球団の指名を受けた野茂英雄の社会人球団NOMOベースボールクラブのコーチ兼投手として入団。08年からは関西メディカル学院でコーチを務め、日本ハム監督・梨田昌孝が代表の芸能事務所に所属している。
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スポーツ 2009年11月24日 15時00分
全日本 武藤 アメリカ進出へ
2年連続の台湾興行を成功させた全日本プロレスが23日、太平洋圏進出を検討していることが分かった。これまでの台湾に加え、さらなるマーケット拡大とプロレス布教のため、新たな土壌を求め動き出す。武藤体制に移行してから積極果敢な策に打って出る全日本。だが、これはある野望に向けた足がかりに過ぎない。 昨年から台湾に進出している全日プロ。2年目となる今年は、年末恒例「世界最強タッグ決定リーグ戦」の開幕戦を行うなど、着実に“上積み”を重ねている。 武藤社長は「去年は伍佰(ウーバイ)の力を利用してだったけど、今年は自分たちの力だけだったからね。2日間を通しての総観客数は去年の2割増しだって聞いてるよ」と海外進出の手応えは十分だ。 アジア進出の基盤を築き、3年目となる来年はさらなる飛躍が期待される。かねて「海を越えるって非常に大変なこと。でも、来年は香港でも出来ればいいよな。それと台北だけじゃなく台南、高雄も行きたいよ」(武藤社長)とツアー化構想を口にしており、活動範囲は広がる。現在は年に一度の台湾巡業だが、年に2回への増加も検討されている。 今年は台湾だけでなく、国内でも長崎の五島列島を巡業するなど、全日プロの“新規開拓事業”は日に日に拡大中。これは武藤社長の「より多くの人にプロレスを見せたい。知ってもらいたい」という理念に基づいている。 それだけに全日プロが狙っている土壌は何もアジア圏だけではない。内田雅之取締役は年内にもグアム、サイパンなどを視察する予定で「すべて前向きに検討したい」と太平洋圏への進出も見据えている。 早ければ来年にも実現する可能性があり、成功させれば「全米進出」という夢も見えてくる。内田取締役は「1回やるだけでは意味がない。恒例化させないと。3年やったら定着したとみてもいいんじゃないの」と長期での契約を検討している。 すでに全米進出に先駆けてか、来年1月にはグレート・ムタがロサンゼルスにある団体に出場する予定だ。 それでも、武藤社長は台湾以外の海外進出について「ピン(ひとり)よりはアイツらと一緒に苦労を分かち合ってやりたいよな。(全日本プロレス)全体で行きたいってのはあるよ」と団体での進出を望んでいる。 アメリカ進出が実現すれば、武藤全日本にとって新たな“勲章”となる。テリトリー拡大へ着実に歩みを進めていく。◎相棒・船木 21年ぶり“長州征伐” 武藤が船木誠勝との黄金連携で長州力&征矢学を下し、リーグ戦2連勝。開幕ダッシュに成功した。 21日の最強タッグ開幕戦でTARU&ジョー・ドーリングを破り、勢いに乗る武藤組。先発を買って出た船木は約21年ぶりに対戦する長州と一進一退の攻防を繰り広げた。リキラリアート、サソリ固めなど必殺技の応酬にも冷静に対処すると、武藤との連続串刺し攻撃で逆襲。 さらにソバットをたたき込むとひざ蹴り、バックドロップでたたみかけ、最後は三角絞めで征矢にトドメをさした。 船木との同期タッグで最高のスタートをきった武藤は「調子いいね。(船木は)青いオーラというか、炎が出てたよ」とパートナーを絶賛。 それでも船木は「今回は優勝しないといけないので、遊んでいられないですね。自分には時間がないので、優勝しないと次につながらない」と初出場初優勝に向けて気を引き締めていた。
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スポーツ 2009年11月24日 15時00分
全日本 曙が大醜態
曙が完膚なきまでにたたきのめされた。プロレス参戦以来、順調にキャリアアップしてきた元横綱が、23日に後楽園ホールで行われた世界最強タッグ決定リーグ戦初戦で、かつてない醜態をさらしてしまった。 曙は浜亮太とのアジアタッグ王者コンビで出陣。ブードゥー・マーダーズ(VM)のTARU&ジョー・ドーリングと公式戦で激突したが、相手は10・24博多大会でアジアタッグ初防衛に成功している相手、油断がなかったといえばウソなる。 試合開始直後には、場外戦で右肩を鉄柱で強打し、いきなり大ダメージを追ってしまう。また、TARUに「豚足」呼ばわりされ、感情的になるものの、曙の心身のバイオリズムの乱れは顕著で主導権をつかみきれない。 普通に考えれば、VMが勝利を目指すならば、チームリーダーの曙でなく浜に的を絞るところだが、博多大会のリベンジに燃えるTARUは「それでは収まりがつかない」と、セコンドのVMのメンバーも試合に介入させ、集中砲火を浴びせていく。そして最後はドーリングが210キロの曙を豪快に持ち上げ、デスバレーボムで3カウントを奪った。 博多大会でも同じ技を決められている曙だが「あの時より威力が増している」と証言。実際に深手を負い「首が痛い…」とうなだれた。 ドーリングのデスバレーボムの餌食になった経験を持つ浜は「普通の人ならダメージを心配する必要はないでしょうけど、自分の体重がモロに首にかかってしまう」と曙の体を気遣った。 「まだ初日なんで」と巻き返しを誓う曙だが、首の負傷に加え、これまで経験のない、完ぺきに投げ捨てられてのフォール負けというショックが尾を引かないか心配される。◎ケア&みのる初勝利 そのほかの公式リーグ戦では、世界タッグ王者の太陽ケア&鈴木みのるが諏訪魔&河野真幸を撃破し、初勝利。太陽ケアが復活ののろしを上げた。台湾カップ1回戦では河野に敗れ、最強タッグ開幕戦では小島聡&ゾディアックに苦杯をなめたケア。この日もケガから完全に癒えていない左腕を狙われた。 それでも、痛みに耐えながらフロントネックロックで反撃。最後はTKO34thで河野をごう沈。リベンジを果たした。◎ファン感謝デーカード発表 年末恒例の「ファン感謝デー」(12月13日、後楽園ホール)の一部対戦カードとして、F-1タッグ選手権、武藤敬司&神奈月VS越中詩郎&ケンドーコバヤシ、カズ・ハヤシVS浜亮太、船木誠勝VS菊タローが発表された。◎和田城功引退試合 和田城功がリキプロ来年の1・17新宿FACE大会で、アニマル浜口ジムの先輩でもあるZERO1の大谷晋二郎と引退試合をすることを発表した。
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スポーツ 2009年11月24日 15時00分
Fカップで2冠王の女子レスラー・大畠美咲
来春3月に引退する風香の後ガマを狙い、若手女子レスラーによるポスト風香争奪戦が今後の見所になっているが、中でも風香自身から妹分のお墨付きをもらっているのが、現在ジュニア2冠王に君臨する大畠美咲だ。 大畠は2年前に解散したJDスターに入門。中学時代は不登校児童だった経緯があり、どちらかといえば内向的な性格だった。スポーツ歴もなく目立った存在でもなかったが、風香の試合を動画で見たことがきっかけで、女子プロレスの門をたたいたという。 今では休刊になった週刊ゴング誌が、以前にサムライTVと提携して「週刊ゴングTV」なる番組を制作。その番組内の女子プロレスラー・オーディションに合格し、JDスターでデビューを果たした。風香同様、タレント活動に興味を持っていた大畠だが、JDスター時代はプロレスの基礎を学ぶので精いっぱい。プロレス以外の活動にチャレンジする機会は皆無だった。 だが、2007年夏にJDスターが突然の解散。所属選手はバラバラになった。風香は事務所に残りプロレス続行をいち早く表明したが、次に自らの意向をハッキリさせたのが大畠だった。吉田万里子が主宰する「息吹」をマネジメントするエス・オベーション入りを決めたのだ。 その決断には、同世代の仲間である松本浩代の存在が大きかった。息吹の生え抜きである松本とは、後に3Sというタッグチームを結成。パワーで松本に劣る大畠は、スピーディーな返し技とサブミッションを身につけることで対抗した。 また、「息吹」での大畠は、先輩選手にトコトンくらいついてみせた。なかでも木村響子を追い、一度はフォールを奪うほどに成長。さらに、他団体の同世代に対するライバル意識は強く、対抗戦向きの熱きファイターにまで成長した。 2009年5月31日、後楽園ホール。大畠が松本と並ぶ日が訪れた。その日、松本の保持していたJWP認定ジュニア&POPの2冠王座に挑戦。辛勝ながら2本のベルトを奪取したのだ。POP王座は、プリンセス・オブ・プロレスリングという名称で、初代王者はあこがれの風香であった。その後、自信をつけた大畠はジュニア2冠王者の道を歩み続けている。風香祭で大畠とタッグを組んだ風香は「あの前転が一回もできなかった大畠さんが、今や勢いに乗るジュニアの2冠チャンピオンというのは感無量です。芸能活動をやりたいという欲もあると思うので、それがかなえられるといいですね」という。 次回のタイトル防衛戦の相手はセンダイガールズの水波綾に決定している。12月20日、里村明衣子が復帰する仙女の大会のセミファイナルに抜てきされたのだ。実力派として堅実なレスリングを遂行する水波は、もっともベルトに近い選手である。この水波戦が大畠にとっては最大の正念場。 12月でデビューしてから3年が経つ大畠。もう新人の枠ではなくなるだけに、さらなる飛躍が望まれるが、意外にもEカップともFカップとも思える肢体にちまたで注目が集まっている。ポスト風香はボディーも武器にすることが必須。大畠の隠れた魅力がベールを脱ぐ日は近い。
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来春ビッグマッチ パンクラス芸能人最強決定戦 坂口憲二 今田耕司 押尾学
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