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「時代」を彩った男と女・あの人は今 元プロ野球投手・小池秀郎さん

 今年のプロ野球ドラフトで花巻東高の菊池雄星が6球団から1位指名を受けて話題となっているが、かつて8球団から指名を受けた選手がいた。近鉄、中日で投手として活躍した小池秀郎がその人である。

 小池は1969年3月18日、岐阜県羽島市に生まれた。野球をやるために長野県の武蔵工大付属信州工高(現・東京都市大学塩尻高)に野球留学したが、甲子園のマウンドには立てなかった。その後、亜細亜大学へ進学、90年春季リーグで東都大学記録となるシーズン111個の三振を奪った(07年、東洋大の大場翔太が115個で記録を更新)。大学選手権でも優勝。大学通算63試合登板で28勝14敗、防御率1.45。「大学ナンバーワン投手」とのプロ評価で、ドラフト前から「西武、ヤクルト、巨人以外ならプロ拒否」を表明し話題となった。そして8球団から指名を受け、ロッテが交渉権を得たが、それを拒否して松下電器に入社した。

 社会人時代は故障が多く、2年後の92年のドラフトでは“逆指名”をせずに近鉄が1位で指名して入団した。近鉄入団後の4年間は1ケタ勝利に終始したが、5年目の97年には15勝を挙げてパ・リーグの最多勝利投手に輝いた。だが、それ以降も2ケタ勝利は挙げられなかった。2000年に中日に移籍したが活躍できず、02年に近鉄に復帰。以降は投球フォームを変更したり、中継ぎに転向したりしたが思うような成績は挙げられなかった。
 05年には東北楽天に所属したが、この年限りで戦力外通告。プロ通算成績は51勝47敗2セーブ、防御率4.40、奪三振715。06年3月に同じ8球団の指名を受けた野茂英雄の社会人球団NOMOベースボールクラブのコーチ兼投手として入団。08年からは関西メディカル学院でコーチを務め、日本ハム監督・梨田昌孝が代表の芸能事務所に所属している。

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