スポーツ
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スポーツ 2010年04月05日 13時30分
「時代」を彩った男と女・あの人は今 元プロボクサー・カシアス内藤さん
アリスの名曲『チャンピオン」』のモデル、沢木耕太郎『一瞬の夏』でも知られる元プロボクサー・東洋太平洋ミドル級王者のカシアス内藤(本名・内藤純一)。 60歳となった現在は、横浜市中区で念願のジムを開いて練習生、選手の指導に当たっている。咽頭がんを患いながらも、人生の壮絶ファイトを真っ向勝負で戦う内藤に魅了される若者が後を絶たない。 内藤の人生は山あり谷ありだった。49年、黒人米兵と日本人女性の間に生まれた内藤は神奈川・武相高校でボクシング部に入部、すぐに頭角を表しミドル級高校チャンピオンとなった。将来を嘱望された内藤は引く手数多だったが、“家2軒分の契約金”をくれるジムを辞退して、エディ・タウンゼント氏の指導を懇願。68年、船橋ジムからプロデビューした。偉大な世界王者モハメド・アリの本名カシアス・クレイにあやかった「カシアス内藤」のリングネームでサウスポーの強打者として連勝街道を邁進した。無敗のまま70年、20歳で日本ミドル級王者に、翌71年には東洋太平洋同級王者の座を手にした。 順調な戦績に、ついに日本にも重量級の世界王者誕生かと期待されたが、敵地・韓国で柳済斗への世界初挑戦に失敗し初黒星を喫した後は精彩を欠く一方となってしまった。 当時のボクシング担当記者は述懐する。「彼は本当に優しい性格。それゆえに、格下の相手に対しても攻めきれず、攻撃の手を止めてしまったりしたんです。世界挑戦に敗れてからは下降の一途。期待の星だった内藤が、勢いのある選手のかませ犬となっていってしまいました。見ていてこれほど切ないことはなかった」。 74年に一旦引退し、4年後に電撃復帰し再び連勝し、翌年8月、東洋王座決定戦に挑んだが2回KO負けし79年末に引退した。その後は自身のジムを持つことを夢見ながらも大工、トラック運転手、水道屋、銀座のフィットネスジムのトレーナーなど職を転々として家族を養ってきた。しかし、04年末期の咽頭がんと宣告されてしまう。 「ところが、内藤はこの宣告を人生のプラスへと変えていきました。宣告されたときは声帯と舌を取り、食事は点滴という治療を提示され余命3か月を覚悟したようですが、内藤はここで攻めのファイトを選択しました。いつか自分のジムを持ち後進を指導するというエディ氏との約束を果たすためにも手術は受けずに抗がん剤と放射線治療のみを選んだのです。声が出なければ指導はできませんから。作家・沢木さんの呼びかけもあって引退後25年にして念願のジムを開設しました。オープンはエディさんの命日、ジム名にも「E&Jカシアス・ボクシングジム」としてその名を入れるこだわりようでした。エディ氏との約束、家族、たくさんの友人の真剣な支えがあって内藤は奇跡的にがんを抑圧。宣告から7年経った今も情熱的に練習生、選手を指導しています」(前出記者) 現在、ジムには下は小学低学年、上は68歳と幅広い年齢の練習生が汗を流しにくる。目的はそれぞれだが、20代後半のある青年は「最初は軽い体力づくりのつもりで入会したのですが、会長の人柄にひかれてボクシングが大好きになった。ボクサーとしては若くない年齢だけど、先日プロテストを受け無事にライセンスを取得しました。秋にはデビューしたいと思います。会長と接していると不可能なんかないと思うし、自分に自信がつく。まさに自分の人生の師です」と語る者もいる。名曲、名文学に描かれるほどの人柄は、誰の心にも響くものを持っているのだ。 また、内藤の大きな支えのひとつには長男・律樹くん(18)の存在もある。父親譲りの素質を開花させ高校3冠を達成。ロンドン五輪を目指しているが、将来的には父の果たせなかった「世界王者になる」と宣言する頼もしい存在だ。内藤自身も長男に対しては「自分の現役時より何倍も強い。絶対チャンピオンになれる」と太鼓判を押す。世界チャンピオンは親子二代の夢。息子と共に世界のベルトを掴まずしてがんに負けるわけにはいかない。
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スポーツ 2010年04月05日 13時00分
世界に拡散する地下プロレス…ネパール、香港で繰り広げられた“世界地下行脚”を追う!(2)
08年秋に東京・両国国技館で開催された伝説の興行『プロレスEXPO』。このイベントの設立に“重要人物”として深く関わっていたのが、“ネパールの力道山”ことヒマラヤン・タイガーであった。そして『プロレスEXPO』は2年の歳月を経て、ヒマラヤン・タイガーの本国ネパールで、この3月に満を持して開催…というのが、これまでにプロレスファンに伝えられてきた“定説”であった。 しかし、定説は覆された。世界のプロレスの祭典・『プロレスEXPO』と誰もが信じていたイベントの正体は、暗黒渦巻く地下プロレス『EXIT』だったのである! 何を隠そう、当のヒマラヤン・タイガーが、地下プロレス主催組織WUW(World Underground Wrestling)の大幹部だったのだから…! “世界の屋根”ヒマラヤで開催されながら“地下”プロレスであるという、この上ないパラドックスをはらんだ今回の闘い。地下組織WUWの長、イワノフ・ロゴスキーJr.からの招集メールに導かれてネパールへ飛んだのは、富豪2夢路と、“スモー・キク”こと梅沢菊次郎だった。 これまでの地下プロレスの闘いのすべてには、必ず重要な意味が含まれていた。例えば、昨年の春に開催されたオーストラリアでの地下プロレスには、「南半球の最果てに、日本伝統の“サムライ・アート”を伝播する」という目的があったのだ(なぜ、地下組織の長イワノフJr.が日本の伝統にこだわるのかは、後日必ずご説明申し上げよう!)。今回の闘い、そして夢路たちがネパールに召還されたことにも、必ずや重要な意味が隠されているはずなのだが…。 3月11日、富豪2夢路と梅沢菊次郎は、成田空港を出発し、香港、バングラデシュを経由してカトマンズ空港へ降り立つ飛行機へ乗り込んだ。 途中、8千メートル級のヒマラヤの山々が、機上の夢路の眼下にそびえる。 「そこに行けばどんな夢も叶うというよ 誰も皆行きたがるが遙かな世界 その国の名はガンダーラ…」 世界一の絶景を眺めながら、夢路は少年時代に聴いた昔のヒット曲を思い浮かべていた…。 長旅の末、カトマンズ空港に到着した夢路と梅沢。 ネパールで二人は、国賓のような手厚い待遇でもてなされた。 ホテルも食事も、飛びっきりの一級品。“スモー・キク”梅沢は、ネパールの食事とよほど相性がよかったのか、120キロの体重がなんとネパール上陸後5キロ増量し、125キロとさらに貫禄を増していた! 夢路は、ご馳走を食いまくる梅沢を横目で見やりながら、ある言葉を思い出していた。 「食事などは豪華! 食わせて造血し、より地下ファイトギャンブルの血の饗宴を彩ってゆく…!!」 昭和の劇画王・梶原一騎による、闇に埋もれた“地下の大作”『カラテ地獄変 牙』の一説である。 そう、この食事ともてなしにも、必ずや何かの意味が託されている。そしてその糸を引いているのは、“ネパールの力道山”ヒマラヤン・タイガーなのだ…! ヒマラヤン・タイガーのネパールでの威光は、われわれ日本のプロレスファンに想像がつかないスケールのものだった。 夢路と梅沢の宿泊費と食費、その他諸々の滞在費は、すべてヒマラヤン・タイガー持ち。 カトマンズの街の誰もがヒマラヤン・タイガーの名を知り、そして誰もがヒマラヤン・タイガーのことを、目を輝かせて誇らしげに語る。そして街中の至る所に、ヒマラヤン・タイガーのポスターが…。 日本のファンは、「ヒマラヤン・タイガー」と聞けば、一昨年に両国国技館と靖国神社で失笑を浴びた彼の姿しか知らない。 しかし、本国での想像を絶するカリスマぶりこそが、“ネパールの力道山”ヒマラヤン・タイガーの真の姿なのである。 ただ、カトマンズで見たヒマラヤン・タイガーの人気は、彼の凄さを知るにあたっては、ほんの氷山の一角に過ぎなかった。 富豪2夢路と梅沢菊次郎は、3月13日のカトマンズのリングで、ヒマラヤン・タイガーの真の恐ろしさを知ることとなるのである…!!地下プロレス『EXIT』公式サイトhttp://www7.plala.or.jp/EXIT/梶原劇画で伝承された「地下プロレス」が、この日本に存在した! 闇の闘いを伝える『EXIT』とは何か!?http://npn.co.jp/article/detail/97320773/世界に拡散する地下プロレス…ネパール、香港で繰り広げられた“世界地下行脚”を追う!(1)http://npn.co.jp/article/detail/54205265/(山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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スポーツ 2010年04月05日 09時00分
六大学OB対決の日本シリーズなるか?
パ・リーグの話題をさらっている、岡田彰布新監督率いるオリックスの快進撃。セ・リーグの方では、契約切れの3年目の高田繁監督が指揮を執るヤクルトが目を引く。3年目の由規、故障から復活した村中、さらにルーキー12球団初勝利一番乗りの中沢(トヨタ)の若手トリオが光っている。気の早い話だが、オリックス・岡田監督vsヤクルト・高田監督の日本シリーズとなると、久々の復権で六大学関係者は大喜びだろう。 今年のドラフトの目玉の1人、斎藤佑樹が早大の100代目の主将になり、騒がれたが、オリックス・岡田監督も経験者だ。千葉の習志野高校出身の掛布雅之氏と違って、岡田監督が現役時代から阪神でエリートコースを歩んできたのも、早大主将というキャリアが生きている。「高校が地元の名門の北陽高校、大学も名門の早大でそれぞれ主将という経歴があるから、入団時から阪神電鉄本社の首脳陣が『岡田は将来の幹部候補生』と一目置いていた」と、阪神関係者の間では語り継がれている。六大学の中でも名門中の名門の早大出身のオリックス・岡田監督。 一方、ヤクルト・高田監督は御大の愛称で知られた故・島岡吉郎監督の根性野球が今でも受け継がれている名門・明大出身だ。 しかも、「あのスパルタ教育で知られる島岡さんから一度も鉄拳制裁を受けたことがない奇跡の人」という、伝説の人でもある。島岡イズムを継承している、あの鉄拳野球の星野仙一氏(元中日、阪神監督)も、先輩・高田監督には頭が上がらない。 明大と言えば、今年初めて早大を抜いて志願者数大学日本一になったことでも話題になっている。昨年まで11年間首位の座を守り続けていた早大関係者はショックを受けている。そんな経緯もあるだけに、オリックス・岡田監督vsヤクルト・高田監督の日本シリーズが実現すれば、母校の名誉をかけた戦いにもなり、大いに盛り上がるだろう。 しかも、六大学出身監督同士の対決となると久々だという経緯もある。なんと1983年、西武・広岡達朗監督(早大)が巨人・藤田元司監督(慶大)に勝った、早慶OBシリーズ以来、27年ぶりの快挙になるのだ。 明大OBvs早大OB監督の激突となると、1954年に中日・天知俊一監督が西鉄・三原脩監督を下し、球団史上初の日本一を手にして以来、56年ぶりということになる。母校愛で盛り上がるのは、高校野球だけではない。プロ野球のペナントレースも、こういった角度から楽しめる。
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スポーツ 2010年04月03日 15時00分
トラ内部情報 城島が活躍しても「やっぱり矢野!」の声
城島が活躍すればするほど、矢野の評価は高まって行く…。 新・正捕手の城島健司(33)は開幕第2戦でサヨナラアーチを放つなど、存在感を見せつけている。移籍当初は城島の加入に批判的な声も聞かれたが、結果を出すことで全ての雑音を封じたようだ。しかし、それ以上に評価を高めているのは、レギュラーを外された矢野燿大(あきひろ=41)だという。 「開幕戦、真弓(明信)監督は代打の代打で、矢野を送りました。昨季までなら、最初に代打起用した桧山(進次郎)のメンツも考え、『代打の代打』なんて采配はなかったはず。まあ、代打層がさほど厚くなかったチーム事情もありましたが」(ライバル球団スコアラー) 実績のある矢野が控えていることで、攻撃面でも相乗効果が見られる。 矢野が人望を高めている理由はそれだけではない。盛り立て役に徹しているからである。 「今春のキャンプでもっとも声を出していたのは、矢野でした。テレビカメラは城島ばかりを追い掛けていたけど」(前出・同) 確かに、矢野は内・外野の連携プレー、サインプレーの練習時、もっとも声を出していた。ミスをした中堅、若手のもとに走り、丁寧に助言を送るシーンも見られた。そういう姿を見ると、「阪神の正捕手は、やっぱり矢野で…」と思ってしまうのと同時に、“元上司”岡田彰布・オリックス監督の「使わないのなら、トレードでウチが獲る」発言が重なってくる。在阪球団職員の1人がこう言う。 「矢野も新天地を求めることを考えた時期があったそうです。岡田監督は『まだレギュラーでやれる』と矢野にエールを送る意味合いもありました。ソフトバンク、横浜、ヤクルトなど捕手を補強したいチームは、少なくありませんからね」(同) それでも、矢野は阪神残留を選択した。星野仙一シニアディレクターの影響である。城島獲得に動いたのもそうだったが、矢野を引き止めたのも星野SDだった。 「レギュラーを外されたときに、本当の人間性が問われる」 この言葉で、矢野は残留を決めたという。「人間性が問われる」と言われ、ベンチスタートの多くなりそうな今季こそ、チームのために尽くそうと思った。阪神の開幕好スタートは矢野のおかげかもしれない。 こんな情報も囁かれている。 「星野SDは強かな人ですよ。キレイゴトだけじゃありませんよ。矢野に将来の監督の約束手形を切ったなんて話もないわけじゃない」(関係者) しかし、阪神ナインが矢野を信頼し、真弓監督も戦力として必要と思っているのは本当だ。現在の矢野の姿を見ていると、指導者としての資質は十分にある。城島もヒーローインタビューで少し遠慮がちな言動に徹しているのは、矢野の影響だろう。
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スポーツ 2010年04月03日 12時00分
仰天!? 野村予想の大当たりと大外れの裏側
楽天名誉監督の野村克也氏の「楽天は5位。本当は最下位と言いたいところだが、名誉監督に就任したからな」という予想は、もっかのところ大当たり。その一方で「城島はダメだ。捕手として失格」とダメ出しした阪神・城島健司に関しては大外れ。攻守にわたる大活躍で、城島はチームの快進撃の原動力になっている。 大当たりと大外れの野村予想。それも当然だろう。論理的で説得力のある野球論を売りにする野村氏だが、実は好き嫌いが激しく、感情でものを言う人だからだ。楽天に関しては昨年2位に押し上げたのに、敷かれていた勇退の既定路線に乗せられ、続投させてもらえなかった恨みがいまだにあるのだ。「広島でBクラス続きのブラウンがなんでワシの後の監督なんや」という感情論からの5位予想。それがたまたま当たっただけ。 「監督、名誉監督なんだから、仙台の試合に行った方がいいですよ。仙台のファンが熱烈歓迎してくれますよ。『やはり野村監督でないと勝てない』と」。野村氏の取り巻きからこう言われ、仙台へ行くタイミングを計っているという。 仙台のファンの熱烈復帰コールを背にして、名誉監督から監督復帰というシナリオを、早くも夢見ているのかもしれない。が、完全に大外れの城島への感情的予想を見れば、そう簡単には事は運ばないだろう。世間はそれほど甘くはない。野村氏の城島嫌いの根は深い。 「なんでONばかりが騒がれるんや」と、野村氏が現役時代から毛嫌いしている巨人・長嶋茂雄終身名誉監督、ソフトバンク・王貞治球団会長、永遠の国民的スーパースターのONが、城島にとっては憧れの師匠だからだ。王球団会長がホークス時代の城島の育ての親であることは広く知られているが、長嶋氏もアテネ五輪日本代表監督として、日本代表の「4番・捕手」に抜擢してくれた恩人だ。城島は「天下のONの下で野球をやれたのは、オレくらい。本当に感謝感激している」という熱い思いを持ち続けている。 それだけでも、野村氏にとって不愉快だろうが、城島はこう歯に衣着せぬ発言をしている。「野村さんや森さんの暗いイメージで、少年野球で捕手をやろうとする選手が少なくなっている。僕が捕手のイメージを明るく変え、子供たちが捕手をやりたくなるようにしたい」と。 そんな経緯があり、野村氏の城島バッシングが続いているのだ。日本代表が連覇した昨年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でも「ワシなら城島は使わん。自己本位のリードをするからや」など酷評している。怒った城島が「あの人は1点も取られないリードをしたんでしょ」と反撃。結果は正直で正捕手・城島の貢献度は大だった。それだけに、野村氏は腹立たしく、今度はメジャー帰りで阪神入りした城島にケチをつけているのだ。「知将」「名監督」などと言われている野村氏だが、その素顔は好き嫌いの激しい74歳の感情家だ。
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スポーツ 2010年04月02日 16時00分
世界に拡散する地下プロレス…ネパール、香港で繰り広げられた“世界地下行脚”を追う!(1)
先日のリアルライブ初レポート以来、マニアの間で「これは何だ!?」「誰か教えてくれよ…」と、謎が謎を呼んでいる地下プロレス『EXIT』。 この闘いを取り仕切るのが、フランスに存在する「地下組織」WUW(World Underground Wrestling)であり、その組織の長が、『空手バカ一代』にて、かのマス・オーヤマと死闘を演じたイワノフ・ロゴスキーの実息イワノフ・ロゴスキーJr.であることは、先日のレポートでお伝えした通り。 そして先のレポートでは、18世紀フランスから禁酒法下のアメリカに伝播し、巡りめぐって東京・新宿に出現した地下プロレスの闘いの輪が、昨年はオーストラリア、タイ、ハワイと、ワールドワイドに拡散していったことまでお伝えした。 この地下世界の拡大は、無論地下組織WUWの長、イワノフ・ロゴスキーJr.の差し金に他ならない。そしてイワノフJr.は、この2010年も、地下世界拡大路線を継続することを決めたのである。 そしてその戦場に選ばれたのが、ネパールと香港。 この3月に、ネパールでは“ネパールの力道山”ことヒマラヤン・タイガーが中心となって『プロレスEXPO 2010』、香港では“黄金色の毒蛇”と恐れられる九龍街のドン・KIM IP(キム・アイピー)による立ち技の祭典『I-1』(アイ・ワン)が行われていた。 しかし地下組織WUWは、ネパールの『プロレスEXPO』2連戦を『地下プロレス EXIT-38 EXPO:D』『地下プロレス EXIT-34 EXPO:E』、香港の『I-1』を『地下プロレス EXIT-36 I-1』と強引に命名! WUWは、他組織の大会を「これは地下プロレスである」と、勝手に都合よく曲解しているだけなのだろうか…!? ところが、答えは否である。 驚くべきことに、“ネパールの力道山”ヒマラヤン・タイガーと、“九龍街の毒蛇”KIM IPは、極秘に裏で、世界的地下組織WUWと繋がっていたのである! そしてヒマラヤン・タイガーとKIM IPもまた、地下組織WUWの長、イワノフ・ロゴスキーJr.の部下であり、イワノフJr.から下される指令の下に動いているのだ…! この闘いの渦に、日本の地下戦士たちも引き寄せられた。「ネパール地下プロレス」には、富豪2夢路と力士ばりの巨体で“スモー・キク”と呼ばれる梅沢菊次郎、「香港地下プロレス」には“人間狂気”紅闘志也が、フランス地下組織の召集メールを受け取り、長い空の旅を経て参戦した。 そして日本のサムライたちが、“世界地下行脚”で出遭い、見たものは…!? 残念ながら、その全容を一度のレポートでお伝えするのは、到底不可能である。 次回より、ネパールと香港で勃発した驚愕の事実の数々を、一つひとつ紐解いていく。それを見た貴方は、きっとこう呟くことになるであろう。 「誰か教えてくれよ」と…。地下プロレス『EXIT』公式サイトhttp://www7.plala.or.jp/EXIT/梶原劇画で伝承された「地下プロレス」が、この日本に存在した! 闇の闘いを伝える『EXIT』とは何か!?http://npn.co.jp/article/detail/97320773/地下世界に新たなるルーキー・SEIKEN登場 いきなりメインで高岩竜一戦に抜擢! 3・28地下プロレス『EXIT-33 CORE:K』(1)http://npn.co.jp/article/detail/29828854/“幻想”の教育を授かって…地下戦士たちの闘いは烈しさを増す 3・28地下プロレス『EXIT-33 CORE:K』(2)http://npn.co.jp/article/detail/82818271/(山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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スポーツ 2010年04月02日 15時15分
ビデオ判定の茶番劇
31日、東京・内幸町のコミッショナー事務局で、開幕以来、セ、パ合わせすでに3件もあった本塁打のビデオ判定に関し、審判が改めて検証の場を持った。が、そもそもお金をかけられないビデオ判定など無理があり、こっけいなだけだ。 公式戦での適用第1号は、27日の巨人対ヤクルト2回戦(東京ドーム)でのヤクルト・ガイエルの中超えの一打。審判はフェンス上部に当たったと判定したが、ビデオ判定の結果、本塁打となった。セでは続いて28日の阪神対横浜3回戦(京セラドーム)で横浜・カスティーヨの右翼への一打に審判は二塁打の判定。ビデオ判定になったが、「映像が1つの角度からだけではハッキリしない。オーバーフェンスしているようには見えなかった」ということで、二塁打に。 パ初のビデオ判定は、28日のロッテ対日本ハム3回戦。ロッテ・西岡の右翼際への飛球が本塁打とされたが、日本ハム・梨田監督が「ファウルに見える」と抗議。ビデオ判定の結果、本塁打とされた。 開幕早々、早くも3件もあったビデオ判定に関し、審判が集まり、検証した結果、「球場によって違う映像機材の統一が必要」ということを、4月5日のセ、パ理事会に要求することを決めた。同時に「監督の抗議でビデオ判定をするのではなく、責任審判員が必要だと判断した時にする」という基本方針を再度確認した。 が、「映像機材の統一」など、大リーグに知られたら、恥ずかしい低レベルの話だ。大リーグは総額4、5億円かけて30球場にビデオ判定のための装置を置き、その結果を1カ所で見られ、専門家が判断するシステムになっており、迅速な判断ができるようになっている。財政難の日本では、映像は主にテレビ局のものに頼り、ビデオレコーダーは各球団が家電量販店で買い、映像を見るテレビは球場によって違う。しかも、各球場の審判室で控え審判が操作して、審判たちが見て判断する。「ビデオコーダーの機種の統一、映像をテレビもブラウン管ではなく、見やすい液晶画面にしてほしい。サイズも審判室で見るので、あまり大きすぎない、適度なものを」という要求なのだから、大リーグと比べたら、赤面してしまう。 巨人の旗振りで始まったビデオ判定だが、必要な費用が捻出できないのならば、百害あって一利なし。格好だけ大リーグの物まねをしても意味がない。辞めた方が良い。大リーグと日本プロ野球界のスケールの差、懐具合の格差を思い知らされるだけで、スター選手のメジャー流出に拍車をかけるだけだ。
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スポーツ 2010年04月02日 11時00分
遺恨番外編 巨人ゴンザレスが中日戦に燃えるワケ
交流戦明けまで『直接対決』は実現しないようだ。巨人・ゴンザレス(31)は中日のある投手との遺恨対決に燃えている。だが、ローテーションの関係で実現しそうにない。巨人、中日の間で浅からぬ因縁が囁かれているのは説明するまでもないだろう。昨春、中日が第2回WBCへの選手派遣を拒んだのを皮切りに、原辰徳、落合博満両監督ともにお互いを意識したような言動が続いてきた。しかし、その『遺恨』はチーム同士の話であったはず。それが選手間にも飛び火していたのだ。「アイツだけは許せない」−−。ゴンザレスが“敵視”している相手とは、昨季、ヤクルト・館山昌平と最多勝のタイトルを分け合った吉見一起投手(25)のことである。 「吉見は開幕投手を任され(3月26日)、ゴンザレスの初登板は第2戦の27日でした。変則日程となる交流戦を終えない限り、先発ローテーションの組み替えはされません。従って、両投手の直接対決は少なくとも前半戦の間は実現しないでしょう」(関係者) そもそも、ゴンザレスが吉見を“敵視”したきっかけは、『最多勝』のタイトル争いだった。話は昨年10月に逆上る。最多勝争いが館山、吉見、そしてゴンザレスの3投手に絞られた同3日、ゴンザレスが広島戦に勝利し、館山の15勝に並んだ。館山は前日2日の広島戦で敗れている。この時点で、残り試合数の関係から「館山の単独受賞は難しくなった」と思われたが、3日、ゲームセットと同時にとんでもない情報がゴンザレスの耳に飛び込んできた。吉見が5回から救援登板し(横浜戦)、15勝目が転がり込んだというのだ。 「ウソだろっ!?」 ゴンザレスには中日首脳陣が『個人タイトル』を後押ししたことが理解できなかった。『日本特有』と言えばそれまでだが、落合博満監督が温情でリリーフ登板させたのである。 その後、残り試合数の関係で館山、吉見の2人にだけ『勝ち星』が付き、16勝で最多勝タイトルを分け合った。結果、ゴンザレスは敗れた。 当時、ゴンザレスはこうも語っていた。 「スターター(先発投手)として、タイトルを争っていたのに、リリーバーでは事情が異なるじゃないか!?」 吉見の15勝到達から、3日が経過していた10月6日のことである。ゴンザレスがどれがけ怒っていたかが窺える…。首位打者、本塁打王などのバットマンタイトル争いにしても、日本特有の後押しは過去にいくつもあった。外国人選手にはそれが理解できないのではある。『後押し』の是非はともかく、こんな指摘も聞かれた。 「原監督は昨季後半に右肘を痛めたグライシンガーの戦線離脱は想定していました。ゴンザレスには今年も活躍してもらわないと…。原監督が1年を通じてゴンザレスを冷静にさせるため、直接対決を回避させたとも聞いている」(前出・同) 中日を始めとする対戦5チームは、ゴンザレスの研究にかなりの時間を割いたという。個人タイトルの後押しだけでなく、対戦チームの主軸選手の弱点を見つけ、執拗なまでにそれを突いてくるのも『日本特有』のやり方だ。吉見も首脳陣に「投げろ」と言われたから、立場上、「イヤだ」とは返せないだろう。ゴンザレスも分かっているはず。だが、開幕第2戦の不調は、『日本特有』のダメージをまだ払拭できていなかったからだろうか。
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スポーツ 2010年04月01日 16時00分
開幕好調マリーンズは、停滞する千葉県スポーツ界を救えるか?
巨人が圧倒的な戦力差で他球団を凌駕するセ・リーグと対照的に、パ・リーグは相変わらず、どのチームが優勝するかまったく予想のつかない戦国時代が続いている。4月1日現在で、昨季のAクラス球団とBクラス球団の順位がそっくり入れ替わっているのだから、実に痛快ではないか。 特に好調ぶりが目を引くのが、昨季最下位のオリックスと、ブービーだった千葉ロッテ。特にロッテは昨季、年俸が5億円と暴騰したバレンタイン前監督の解雇をシーズン前に決めたフロントと、現場スタッフの対立が深刻化して、チームの雰囲気は年間通して最悪。その悪い雰囲気はファンにも波及し、シーズン終盤にはフーリガン化寸前まで苛立った一部ファンが、それを諫めた西岡剛の応援を拒否するなど、とにかく暗い話題ばかりが続くのが昨季のロッテであった。 ところが今季のロッテは、負の連鎖を昨季ですべて断ち切ったかのように、明るく伸び伸びと戦っている印象がある。 好調の原動力は、3割近いチーム打率を誇る打線だ。やはり、バレンタイン時代の「猫の目オーダー」を卒業して、西村徳文新監督のもとで打順を固定化したのが奏功したのだろう。2005年に日本一に輝いた際、抜群の繋がりと勝負強さで「マリンガン打線」と恐れられた通り、もともと好打者が揃っている打線。やる気の出る環境を正当に与えれば、選手はちゃんとそれに応えるのだ。 中でも打率5割強(4月1日現在)と打ちまくるスピードスター・西岡と、“右打ちの赤星”なる異名を早くも与えられた超俊足ルーキー・荻野貴司の1、2番コンビの活躍が目ざましい。 昨季のマリーンズは内紛続きの末にBクラス、高校野球の県代表は甲子園から早々と姿を消し、サッカーに目を移せばジェフ千葉と柏レイソルは揃ってJ2に低迷と、とかく景気のいい話題が聞こえてこない、最近の千葉県のスポーツ界。まずはマリーンズが混戦パ・リーグを勝ち抜き、かつての「スポーツ王国」に活気を与えられるか?(鶴岡忠克 山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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スポーツ 2010年04月01日 11時00分
プロ野球 来季13球団へ 新規加入チームが決定
プロ野球が来季、13球団になることがきょう1日に発表された。新規加入するのはドバイなどの不動産投資や、アマゾンの農地買占めを手掛けるネタレ・サマダ投資銀行グループ。来季のプロ野球はいままで以上の熱戦が繰り広げられるのは間違いなさそうだ。 2004年の球団合併問題などもあったが、長い間、日本のプロ野球は12球団、2リーグ体制を堅持してきた。しかし、ここにきて、日本プロ野球協会側が英断を下した格好だ。寝耳に水のプロ野球ファンも多いと思われるが、今回の件は水面下で着々と計画が進行していたという。関係者は「ネタレ・サマダ投資銀行グループ側から問い合わせがあったのは昨年の11月でした。そこから多くの問題点をお互い協力しながら解消していきました」と話す。 野球界のOBも絶賛のコメントを出している。「チーム数が奇数になってしまうことが問題との声もあるが、たいしたことじゃない。テレビ局が中継を少なくしていく中、このくらいのことをやらなければ人気回復につながらない」(野球界のOB)。そして、他の12球団からは早くも“要警戒”との声も。「ネタレ・サマダ投資銀行グループはこの世界的な不景気の中で黒字経営を堅持する企業です。資金力は巨人でも足元に及ばないくらい豊富です。うちの4番やエースが引き抜きぬかれる可能性もありますね」(球団関係者)。 ネタレ・サマダ投資銀行グループはきょう1日に都内で緊急記者会見を開いた。会見にはテレビや新聞、雑誌を含む500人以上の報道陣が殺到。ネタレ・サマダ投資銀行グループのルーフル・リプイエCEO(=写真=)は「WBC優勝国である日本で新規チームを結成できることは我々の悲願であった」と涙を流す場面も。また、本拠地は茨城県本多市の本多ホワイトスタジアムに置くことも発表された。「まずは同じ茨城県に本拠地を置く茨城ゴールデンゴールズと試合がしたい。萩本欽一氏に今、アポイントを取っているところだ」と語った。 選手は大学生や社会人を中心にトライアウトで集め、監督はビールを飲みながら巨人戦のテレビ観戦が一番の幸せと語る江戸源五郎氏が就任する予定だという。チーム名はまだ未定であり、今後、CEOのプライベートツイッターで募集するとのこと。記者からの「来季の目標は?」との質問には「私はよく知らないが、まずは最低野球ができるだけの人数を確保すること」と胸を張った。 しかし、今回新規加入するネタレ・サマダ投資銀行グループは本業の不動産投資だけでなく「核兵器開発」や「木星人や火星人の人身売買」などでも荒稼ぎするブラック企業グループとしても世界的に有名であり、倫理的にかなり問題を抱える企業であることも事実。記者会見では、多くの記者からそのことについて突っ込まれる場面もあったが、CEOは「きょうは4月1日だから、問題ない」と涼しい顔で笑っていた。 なお、新規参入チームと現在の12球団が試合をする可能性はまったくないと思われる。
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