この闘いを取り仕切るのが、フランスに存在する「地下組織」WUW(World Underground Wrestling)であり、その組織の長が、『空手バカ一代』にて、かのマス・オーヤマと死闘を演じたイワノフ・ロゴスキーの実息イワノフ・ロゴスキーJr.であることは、先日のレポートでお伝えした通り。
そして先のレポートでは、18世紀フランスから禁酒法下のアメリカに伝播し、巡りめぐって東京・新宿に出現した地下プロレスの闘いの輪が、昨年はオーストラリア、タイ、ハワイと、ワールドワイドに拡散していったことまでお伝えした。
この地下世界の拡大は、無論地下組織WUWの長、イワノフ・ロゴスキーJr.の差し金に他ならない。そしてイワノフJr.は、この2010年も、地下世界拡大路線を継続することを決めたのである。
そしてその戦場に選ばれたのが、ネパールと香港。
この3月に、ネパールでは“ネパールの力道山”ことヒマラヤン・タイガーが中心となって『プロレスEXPO 2010』、香港では“黄金色の毒蛇”と恐れられる九龍街のドン・KIM IP(キム・アイピー)による立ち技の祭典『I-1』(アイ・ワン)が行われていた。
しかし地下組織WUWは、ネパールの『プロレスEXPO』2連戦を『地下プロレス EXIT-38 EXPO:D』『地下プロレス EXIT-34 EXPO:E』、香港の『I-1』を『地下プロレス EXIT-36 I-1』と強引に命名! WUWは、他組織の大会を「これは地下プロレスである」と、勝手に都合よく曲解しているだけなのだろうか…!?
ところが、答えは否である。
驚くべきことに、“ネパールの力道山”ヒマラヤン・タイガーと、“九龍街の毒蛇”KIM IPは、極秘に裏で、世界的地下組織WUWと繋がっていたのである! そしてヒマラヤン・タイガーとKIM IPもまた、地下組織WUWの長、イワノフ・ロゴスキーJr.の部下であり、イワノフJr.から下される指令の下に動いているのだ…!
この闘いの渦に、日本の地下戦士たちも引き寄せられた。「ネパール地下プロレス」には、富豪2夢路と力士ばりの巨体で“スモー・キク”と呼ばれる梅沢菊次郎、「香港地下プロレス」には“人間狂気”紅闘志也が、フランス地下組織の召集メールを受け取り、長い空の旅を経て参戦した。
そして日本のサムライたちが、“世界地下行脚”で出遭い、見たものは…!? 残念ながら、その全容を一度のレポートでお伝えするのは、到底不可能である。
次回より、ネパールと香港で勃発した驚愕の事実の数々を、一つひとつ紐解いていく。それを見た貴方は、きっとこう呟くことになるであろう。
「誰か教えてくれよ」と…。
地下プロレス『EXIT』公式サイト
http://www7.plala.or.jp/EXIT/
梶原劇画で伝承された「地下プロレス」が、この日本に存在した! 闇の闘いを伝える『EXIT』とは何か!?
http://npn.co.jp/article/detail/97320773/
地下世界に新たなるルーキー・SEIKEN登場 いきなりメインで高岩竜一戦に抜擢! 3・28地下プロレス『EXIT-33 CORE:K』(1)
http://npn.co.jp/article/detail/29828854/
“幻想”の教育を授かって…地下戦士たちの闘いは烈しさを増す 3・28地下プロレス『EXIT-33 CORE:K』(2)
http://npn.co.jp/article/detail/82818271/
(山口敏太郎事務所)
参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou