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野球 日ハム中田翔が巨人・大田に清原化のススメ

 これも2年目の余裕か!? 日本ハムの“怪物”中田翔が1日、イースタンリーグの巨人戦(鎌ヶ谷)で大田泰示との怪物対決に臨んだ。試合では2号本塁打を放った大田に軍配。バットでアピールすることができなかったが、その一方で“後輩”にアドバイスを送っていたことが判明した。2年目の飛躍を遂げた怪物は“肉体改造のススメ”を説いていた。

 やはり中田はただ者ではなかった。
 中田はこの日の巨人戦に4番一塁でスタメン出場。松井秀喜(米大リーグ、ヤンキース)の背番号55を継承した注目のルーキー、大田との怪物対決に注目が集まった。1安打1打点の中田に対し、大田は右越えのソロ本塁打を含む2安打1打点。新旧大物ルーキー対決は後輩に軍配が上がった。
 バットでは先輩として手本を示せなかった中田だが、もうひとつの武器、得意の口で見せた。5回に大田が安打で出塁した際、今後、プロで活躍していくためのアドバイスを送っていたというのだ。

 大田が練習でウエートトレーニングをあまり取り入れていないことを知って、「『(ウエートをトレーニングを)した方がいいよ』と言った」(中田)という。将来、共に球界を代表するスラッガーになるであろうライバルに塩を送る余裕を見せた。
 中田といえば、昨年から肉体改造に取り組んでいる。オフには清原和博氏を指導したケビン山崎氏の主宰するスポーツジム「トータルワークアウト」に足を運び、パワーアップに務めている。
 その成果はすでに実証済み。現在はイースタンリーグで、本塁打、打点の2冠を独走中だ。それだけに「あれだけの背があって、パワーもあるのに…。(ウエートトレーニングをやらないのは)もったいない」とゴリ押し。“清原化”させるべく、ウエートトレーニングの導入を進言した。
 丸刈りに褐色の肌と、いかつい風ぼうにも磨きがかかり、一段と清原氏に近づきつつある中田。かわいい後輩の面倒を見る余裕が出てくれば、念願の1軍昇格はすぐそこだ!?

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