スポーツ
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スポーツ 2010年10月09日 13時30分
巨人の中大・沢村囲い込み作戦
巨人が28日のドラフト会議で157キロ右腕の中大・沢村拓一を単独1位指名で獲得するために、一本釣り作戦を開始した。8日付けのスポーツ報知が1面で「巨人、沢村獲り」と報じたのが、その手始めだ。 「沢村の意中の球団が巨人であることがわかった。他の11球団に指名された場合はメジャーか浪人も考えている」。スポーツ報知の記事のこの部分に巨人の狙いがにじみ出ている。グループのスポーツ紙を使って、沢村1位指名を検討している球団に手を引かせようと紙爆弾を投下、強烈なけん制球を投げているのだ。 実は、スポーツ報知の報道前日には、日刊ゲンダイが巨人の沢村獲りを報じている。巨人OBの中大・高橋善正監督が評論家時代に在籍していたことのある夕刊紙だけに、信憑性のある記事だった。こちらは、巨人と友好関係にはないので、巨人の肩を持つことはないが、高橋監督の意向も沢村の巨人入りにあるのではないかという、裏読みはできる。 これまで巨人のドラフト1位候補はベールに包まれていた。ロッテ、ヤクルトが1位指名を公言している人気ナンバーワンの早大・斎藤佑樹、同じく早大の実力派ナンバーワンの呼び声が高い大石達也、そして、中大の沢村、大学球界ビッグ3の中の誰かからという漠然とした情報が流れていただけだ。 それが、ここへきて沢村一本に絞り込み、囲い込み作戦を急展開させている。早大・斎藤だけでなく、大石もオリックス、阪神、ソフトバンクなどが1位指名する動きを見せており、重複指名を避けられなくなっている。投手陣の崩壊でリーグ4連覇に失敗した巨人としては、即戦力投手の獲得は最大かつ急務の補強ポイントになっている。それだけに、単独指名できる即戦力投手を確実に獲得したいという切実な思いがある。ビッグ3の中では、沢村が一番一本釣りしやすい状況にある。 巨人と中大には他球団が簡単に食い込めない強力なコネクションがあるからだ。高橋監督が巨人OBというだけに止まらない。アマ球界関係者はズバリこう言い切る。 「今でも絶対的な力を持っている中大・宮井総監督の娘さんが元巨人スカウト部長の中大OBの末次さんの奥さんという、これ以上ない太いパイプがあるからね。阿部、亀井という中大出身の選手は、もちろんスカウト部長だった末次さんが獲得している。末次さんは今の中大の高橋監督とも仲も良い。囲い込みをやられたら、他球団は大苦戦するだろう」。 巨人にとってさらに追い風になるのは、今季のセ・リーグ新人王確実のドラフト1位・長野久義の存在だ。日大時代に日本ハムに指名されたが、「巨人以外に行かない」と拒否して社会人のホンダ入り。今度はロッテに指名されたものの、「初志を貫徹したい」と再び入団拒否。巨人は単独1位指名で獲得して成功した実例がある。それだけに、沢村が「巨人以外には行きません」と言い出したら、第二の長野になる恐れがあり、他球団とすれば、及び腰にならざるを得ないだろう。 巨人のシナリオ通りに沢村の一本釣りが成功するのか。勇気ある球団があえて沢村を1位指名してくるのか。10・28ドラフトの見所の一つになってきた。
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スポーツ 2010年10月08日 11時00分
田中正直のウェブランニングクリニック 「第51回 レースの2週間前!(2)」
今回は、レースまでの調整法でもフルマラソンで3時間30分以内を狙う方向けのメニューをご紹介します。 これまでの練習経過や個人差がありますが、私はこの調整方法で多くの方のパフォーマンス向上に微力ながらも貢献してきたように思っております。 持っている実力を100%発揮するということは、プロであっても難しいことなのはビッグ大会を見てると良くわかります。オリンピックや、その選考会に一生懸命練習し、調整してきます。しかし、有力選手が30kmあたりで画面からいなくなるなんてことはよくあります。 速い市民ランナーになればなるほど調整段階で、とるべき疲労を取らずにいる方が多いように思います。 2週間は最後の追い込みの日です。ハーフマラソンを入れたり、20kmで最後の距離走をします。後半落ちないようなペースで、最後は全力に近い追い込みをしても大丈夫でしょう。 10日前は1000×5セットなどのインターバルで筋肉と心肺機能に刺激を入れます。全力を出す必要はありませんので、8〜9割程度の力で走ります。 1週間前は5キロをほぼ全力で1本行います。このタイムで、調子の良し悪しがわかるでしょう。当日のレースの組み立てを考える材料の1つです。 2週間前からこの日まで、ポイント以外の日は10km程度のジョギングで繋ぎます。大会4日前には。1000m×3セットなどで軽い刺激を入れます。前日は5km程度のジョギングに100mを3セットで大会に備えます。 1週間を切ったら、5〜7kmのジョギングで繋ぎます。 このようにポイントで刺激は入れますが、軽めのメニューで調子を整えていくと当日は、いつもより体が軽く感じられるでしょう。【Air Run TOKYO】ランニングクラブの練習会を体験してみたい方は、リアルライブ見たで無料体験できます。参加希望の方は、(airrun@pss1.jp)にメール下さい。 詳細は、【Air Run TOKYO】公式サイト(http://airruntokyo.syncl.jp/)をご覧下さい。写真:レース風景です。
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スポーツ 2010年10月07日 15時00分
楽天・星野監督経済効果早くも188億円
来季の楽天監督に阪神・星野仙一シニアディレクターが就任することで、早くも約188億円の経済効果が考えられるという。関西大学大学院・宮本勝浩教授が試算したものだ。 来季楽天・星野監督決定的情報が流れたとたんにファンからの来季のチケット問い合わせが数多くあり、球団側は確かな手応えを感じているという。最下位に終わった今季は、初めてAクラス入り、2位になった昨年の球団史上最高記録の観客動員120万3169人から約6万人減っている。チケットの売り上げだけで約3億円の減収。最下位でも2年契約であることから、一時はブラウン監督の来季続投ムードもあったが、この減収が解任の決め手になっている。 それだけに、早くも経済効果約188億円試算は、星野監督担ぎ出しを図った楽天・三木谷浩史球団会長をニンマリさせているだろう。野村克也前監督(現楽天名誉監督)が初めてクライマックスシリーズ出場まで実現させた昨年でも経済効果は162億円だったというのだから、星野人気はたいしたものだといえる。 星野監督が阪神を18年ぶりにリーグ優勝させた03年には、関西に1133億円もの経済効果があったと言われている。「補強費など星野はいろいろとお金がかかりすぎる」という理由で白井文吾オーナーから中日監督を解任されて怒り心頭。「見ておれ、クビを切ったワシの本当の力を中日に見せつけてやる」と、いきなり阪神監督を引き受け星野監督は有言実行。18年ぶりのリーグ優勝だけでなく、グラウンド外でも中日球団首脳に対してその実力を見せつけている。 「いやあ、本当に参ったよ。星野が監督でなくなったら、ナゴヤドームの年間ボックスシートのキャンセルが続出したんだよ。あちこちの企業から『星野監督との個人的なお付き合いで年間ボックスシートを買っていきたが、星野監督でなくなったので、もう義理はない』とハッキリ言われてしまった。星野の営業力、交友関係の広さを改めて思い知らされたよ」 当時の中日フロント首脳が顔面蒼白でこう嘆いたものだった。「金はかかるが、その分、球団に対してもお金儲けをしてくれる」というのが、男・星野仙一の実像だ。阪神球団首脳に対しても、甲子園球場に世界的な大企業の広告看板まで取ってきて、驚かせている。星野人脈の強大さを見せつけたのだ。 「もうそろそろ星野シニアディレクターにやめてもらっていいのではないか」という声が阪神サイドで何度かあがったが、実際にここまで肩たたきできなかったのは、星野氏の幅広い人脈、金脈があったからだ。リーグ優勝して勇退した03年オフから年俸1億円といわれる阪神オーナー付きシニアディレクター職に止まっていた星野氏だが、ついに現場復帰するのも、金がらみだろう。 阪神を優勝させてユニホームを脱いだ後は、「講演料の相場が3倍、1回300万円に跳ね上がった」と言われたものだが、北京五輪日本代表監督として惨敗を喫したことから、現在は講演会も激減しているという。楽天監督として成功、もう一度「星野仙一」のブランド力をアップさせる必要に迫られているのだ。招いた楽天・三木谷球団会長、招かれた星野監督。どちらもハッピーエンドの結果になるか。来シーズン、見てのお楽しみだ。
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スポーツ 2010年10月07日 10時30分
天龍源一郎に見せた三冠王者・諏訪魔の男気! 9・29日天龍プロジェクト第4弾『NEVER SO』
緊急事態だった。9月8日のリアルジャパン・後楽園ホール大会で古傷の膝を悪化させ、今大会を欠場せざるを得なくなってしまった天龍源一郎。看板のいない天龍プロジェクトを救ったのは、誰あろう現三冠ヘビー級王者である全日本プロレスの諏訪魔であった。トリプルメインイベント第3試合、天龍プロジェクト認定世界6人タッグ選手権試合の挑戦者チームとして結成された諏訪魔&嵐&石井智宏組。王者組である関本大介&高山善廣&後藤達俊組が入場する際、ベルトを持って一緒に入場したのはNOSAWA論外。館内からの大きな声援が巻き起こる中、諏訪魔の男気を見せ付けるような試合が始まった。 先発したのはいきなりリーダー同士、諏訪魔と関本であった。両雄の対戦は未だかつて記憶にない。手四つの体勢からフィンガーロックでお互い押し込む。関本のトーキックを皮切りにショルダータックル合戦が始まる。これを制したのは三冠王者・諏訪魔。ド迫力のヘビー級戦士達が交わしたリング上での会話に館内は興奮のるつぼと化した。 チーム・ゴールドのセコンドに就いたNOSAWAがリング外から諏訪魔を挑発する。気を取られた瞬間、王者チームは諏訪魔を場外に叩き落す。挑戦者組のセコンドに就いていた征矢も思わずエプロンに駆け上がる程、NOSAWAの挑発は度を越えていた。だがこれも王者組の策略。石井がローンバトルを強いられる結果となってしまう。 串刺しラリアットからのブレーンバスターで高山を投げきった石井、諏訪魔に交代するとフライング・ショルダータックル。再度串刺しラリアットを叩き込んでフロント・スープレックス。帝王・高山の巨体がぶん回された。ジャーマンを狙った諏訪魔だったが、高山のフロントハイキックで反撃に遭う。そこからチーム・ゴールドの参謀役と言ってもいい後藤達俊がラリアットから得意のバックドロップ! フォールに入る後藤だが石井がカット。諏訪魔を引きずり起こした関本がホイップ、後藤のカウンターのラリアット。そして再びバックドロップを炸裂させる! 大ピンチに陥った諏訪魔だが何とか肩を上げていく。天龍が見つめている前で無様な姿は見せられない諏訪魔。 ここから試合は荒れ模様に。セコンドに就いていたNOSAWAがリング外から諏訪魔の顔面をかきむしる。劣勢に立たされた挑戦者チームだが、流れを変えたのは後藤に決めた石井のブレーンバスター。諏訪魔がNOSAWAを場外にたたき出すと、嵐はボディースラムからフロッグ・スプラッシュ。連続攻撃を食らってダメージの大きい後藤に対し、諏訪魔は対角線をダッシュして叩き付けたラリアット! ガッチリと片エビ固めで押さえ込み、見事天龍の目の前で6人タッグのベルトを奪取してみせた。 天龍からベルトを受け取った諏訪魔だが、「天龍さん! ここで初防衛戦をやらせて下さい!」とアピールする。対戦相手はセコンドとして目障りだったNOSAWA論外、そして関本大介&後藤達俊。『何が起こるかわからない』天龍プロジェクトのメイン後に行われたボーナストラック。奪取後数分で始まった新王者組の初防衛戦は、挑戦者組の奇襲から幕を上げた。 NOSAWAが諏訪魔を挑発、チョップを打ち込んでくるよう言い放つが、一発の逆水平であえなくダウン。ショルダータックルで吹っ飛ばされると関本にタッチ。一発のエルボーから始まったラリー、諏訪魔がぐらつくと関本はロープに飛んでラリアット! 前の試合での借りを返した。捕まってしまった諏訪魔だが、関本のブレーンバスター狙いを逆に叩きつけて逆転。走りこんできた石井が関本にラリアットを狙う。かわされるがバックを取る石井、エルボーで振りほどいた関本がダッシュ。ロープの反動で攻撃を仕掛けようとするが逆に石井のパワースラム。ド迫力のチョップ合戦からラリアット合戦へ移行する両雄、打ち勝ったのは関本だった。しかし石井もコーナーへのホイップを切り返し、ラリアットから滞空時間の長い雪崩式ブレーンバスターへ。ダメージを受けた関本に嵐が追い討ちをかける。裏投げからフェースロックに行くがNOSAWAカット。タッチを受けた諏訪魔が飛び込むが関本はパワースラム。NOSAWAとのダブルブレーンバスターからシャイニング・ウィザードとジャーマンの合体攻撃。NOSAWAが諏訪魔を丸め込んでいくがカウント2で跳ね返す。もう一度ツープラトンのクローズラインを狙うが、逆に諏訪魔が関本&NOSAWAへのラリアットで反撃。 入ってきた後藤も含め、三人を次々とラリアットでなぎ倒す諏訪魔。最後は嵐&石井のフォローを受け、諏訪魔がフロントハイキックからラストライド! 手四つの体勢でNOSAWAを押さえ込んでピンフォール。異例の初防衛を飾る。 諏訪魔の男気に感動した天龍。試合後改めてベルトを手渡すと、「このベルトは天龍さんにお返しします」と諏訪魔。全日本プロレスの後輩として、自分の意思を継いでくれる後継者として、天龍は改めて諏訪魔を認めたのであろう。全試合が終了し、囲み取材の席でも天龍は上機嫌だった。時折茶目っ気たっぷりの笑みを見せる等、今大会の成功、そして諏訪魔の参戦に心から感謝していたのであろう。次回大会は天龍の膝の具合によると語っていたが、熱い戦いを目前で見せ付けられて血がたぎったのだろう、天龍の目にはまだ明日が見えていた。 トリプルメインイベントと銘打たれたこの大会、IJ選手権はHIROKIがトランスレイヴからの片エビ固めで王者・タイガーシャークを破って王座奪取。三度目の正直、デビュー10周年という節目の試合に勝利したHIROKIは喜びを爆発させた。復活したIJタッグ選手権試合は、折原昌夫&ブラック・タイガーが円華&忍を破って戴冠。折原は「このベルトを他団体に持ち込んでやる!」と宣言。再びIJタッグのベルトに光が戻ってきたのか。 天龍源一郎の負傷欠場、平日の夜開催、更に当日は別の興行が行われた事もあり苦戦を強いられてしまったが、新宿FACEは大勢の観客で賑わった。会場にはニコラス・ペタス、アントニオ小猪木等も来場。天龍とのツーショット写真撮影会や様々なグッズの当たる「天龍くじ」等、ロビーの物販も好調であり、改めて天龍源一郎が現在まで残した軌跡の大きさを感じさせる。次回大会は天龍自身の膝の回復具合を見てとなるが、まだまだ天龍はプロレス界に元気を取り戻そうと張り切るだろう。今を生きる天龍源一郎に幸あれ−−。(Office S.A.D. 征木大智)◆天龍プロジェクト第4弾『NEVER SO』2010年9月29日(水)会場:東京・新宿FACE(観客385人)<特別試合 天龍プロジェクト認定世界6人タッグ選手権試合 時間無制限1本勝負>(王者組)○諏訪魔&嵐&石井智宏(14分14秒 体固め)(挑戦者組)関本大介&後藤達俊&●NOSAWA論外※ラストライド 第2代王者組が初防衛に成功<トリプルメインイベントIII 天龍プロジェクト認定世界6人タッグ選手権試合 時間無制限1本勝負>(挑戦者組)○諏訪魔&嵐&石井智宏(16分17秒 片エビ固め)(王者組)関本大介&高山善廣&●後藤達俊※ラリアット 初代王者組が二度目の防衛に失敗、諏訪魔組が第2代王者組となる。<トリプルメインイベントII 天龍プロジェクト認定IJタッグ選手権試合 時間無制限1本勝負>折原昌夫&○ブラック・タイガー(18分14秒 エビ固め)円華&●忍※BTボム 折原&ブラック・タイガー組が第16代王者になる。<トリプルメインイベントI 天龍プロジェクト認定IJ選手権試合 時間無制限1本勝負>○(挑戦者)HIROKI(11分31秒 片エビ固め)●(王者)タイガーシャーク※トランスレイヴ 第16代王者が6度目の防衛に失敗、HIROKIが第17代王者となる。<第3試合 女子シングルマッチ 30分1本勝負>○井上京子(9分49秒 エビ固め)●佐藤綾子 ※パワーボム<第2試合 シングルマッチ 30分1本勝負>○田島久丸(9分03秒 片エビ固め)●ベアー福田 ※ブレーンバスター<第1試合 シングルマッチ 30分1本勝負>○百田光雄(8分24秒 体固め)●土方隆司 ※バックドロップ詳しくは天龍源一郎オフィシャルサイト http://www.tenryugenichiro.com/ まで。
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スポーツ 2010年10月07日 09時30分
もう「喝だっ!」が聞けない…大沢親分胆のうがんで死去
元プロ野球選手・元日本ハム監督で野球解説者の大沢啓二さん(78歳)が7日、胆のうがんで死去した。大沢さんは、最近までTBSテレビ日曜「サンデーモーニング」のご意見番としてレギュラー出演していて、先月26日と3日は休んでいた。まさに死の直前までお茶の間に元気な姿を見せていたが…。 テレビ関係者によると「体調が悪かったのは周囲も気がついていたが、本人は最後まで病気について話すことはありませんでしたね。周囲に心配をかけたくなかったんでしょうね。大沢親分という愛称だけのことはある」。親しい者以外にはがん闘病を隠していたそうだ。 監督時代は退場監督として知られ、べらんめえ口調で「親分」の愛称として親しまれた。テレビ番組では「喝だっ!」「アッパレやろう!」で始まるお得意の論調で人気だった。共演の張本勲氏(70)は「アッパレ!」で追悼してほしいものだ。
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スポーツ 2010年10月06日 17時30分
マッチポンプ・ナベツネの大罪
TBSから住生活グループへの横浜球団身売り事件に関し、巨人・渡辺恒雄球団会長は罪作りなマッチポンプ役を果たしている。その大罪は許されない。 横浜球団の身売り情報を週刊誌がすっぱ抜いた9月30日夜、巨人・渡辺会長はこう語っている。「残念だけど、TBSも事情があるし、こういう不況でしようがないよね。だけど、だいたいわかっている。ハゲタカファンドとか。ああいうのみたいなのが買ったら、えらいことになる。まともな実業家がね…(買ってほしいという意味か)」 厳しい現状では、TBSの横浜球団身売りも仕方なしと言い放ち、過去の自分の手柄を強調して見せた。「かなり無理してベイスターズを大洋からTBSに変えるのに、オレがオーナーの時尽力したんだよ。(預かり保証金など総額)30億円もパーにして。本当は協約違反なんだよ」 TBS側にしたら「ふざけるな」と言いたいだろう。TBSがマルハから横浜球団から買ったのは、買いたいからではなく、巨人・渡辺オーナーから押しつけられたからだ。マルハとニッポン放送が横浜球団の売買に関し合意。都内のホテルで記者会見まで開いたのに、渡辺オーナーが突然横やり。「フジサンケイグループは、ヤクルトの株も持っている。2球団にまたがって株を持つのは、野球協約違反だ」と騒ぎだし、白紙に戻させてしまったのだ。 「一度は了解したはずなのに、ナベツネさんはなんで心変わりしたのか。どうなっているのか」。マルハとニッポン放送は茫然自失。突然はしごを外した渡辺オーナーは、横浜球団の株を持っていたTBSに対し、「同じマスコミだし、TBSが買えばいいんだ」と無茶ぶり。TBSは仕方なく買わされたというのが真相だ。預かり保証金25億円など総額30億円の加盟料をとらなかったのは、さすがの渡辺オーナーにも無理矢理買わせたTBSへの罪の意識が多少なりともあったからだろう。 それなのに、今度はTBSと住生活グループが横浜球団売買の交渉中の最中、新潟への本拠地移転の勧めとは、開いた口がふさがらない。そのマッチポンプぶりはひどすぎる。こう堂々と語っているのだから。 「横浜スタジアムは株主が相当がめついんだよ。使用料も広告も全部もっていかれてしまう。(本拠地球場を)変えれば、今度のオーナー会社もまともな球団運営ができると思う。そういうことをやらないと。考えているだけじゃダメだ」 正義の味方ヅラして横浜スタジアム側を一刀両断。新潟移転を絶賛したのだ。 「球場はいいでしょう。巨人も今年(試合を)やったし。新潟日報が50万(部)ある。50万以上ある県紙はそうたくさんない。47都道府県でも。選択肢としてはいいんじゃないかな。ああいうところを使って。成功した例もある。日本ハムだって北海道に行って成功した。そういうことは、いいですよ」 TBS側も住生活グループ側も本拠地移転など一言も口にしていないのに、大きなお世話の渡辺発言で新潟への本拠地移転話が一人歩きしてしまったのだから、たまらない。渡辺球団会長の許されない大罪。天罰が下ってもおかしくないだろう。
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スポーツ 2010年10月06日 14時00分
楽天イーグルスの新監督レースがもたらす結果は元・阪神の監督対決?
楽天イーグルスの新監督就任レースもいよいよ大詰めだ。 来年の契約更新が既定路線と思われていたブラウン監督はあっさり1年で解任となり、楽天本社に対して批判する声がネット上を中心に大きく上がっている中、次期監督として、阪神タイガースのオーナー付シニア・ディレクターを務める星野仙一氏(63)に正式要請することになった。 星野氏以外に各報道で新監督候補に挙がっていたのが西武の監督を務めたこともある東尾修、桑田真澄といったビッグネームである。そして大穴となる存在となるのは、元オリックスのレオン・リーだった。しかし楽天は星野氏の知名度と人気、カリスマ性、そして実績を評価して今回の決断に至ったのだろう。この報道が出た後、ネット上ではブラウン監督の解任が決まった時以上にコメントが荒れていた。否定的な意見が飛び交っていた理由は、星野氏が采配した日本代表が北京五輪で惨敗したことや、阪神タイガースの監督に就任した時のように「ノムさんが積み上げたチームの基礎」を当てにしているといった姿勢が見られることから来るものだろう。 また、楽天による計画性の無い監督交代劇を何度も見せられてきたことも大きいと思われる。 阪神の監督に就任した時と違って逆風が強い中で、あえて監督を引き受けるとしたらその意気込みに期待しようではないか。過去がどうであろうと思惑がどうであろうとチャレンジすることに意味がある。それから先は1年後の2011年の秋にわかることだ。 オリックス、岡田監督との元阪神の監督対決も非常に楽しみである。さて、結果はどうなるのだろうか。
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スポーツ 2010年10月06日 11時00分
田中正直のウェブランニングクリニック 「第50回 レースの2週間前!(1)」
今回は、レースまでの調整法をご紹介します。 夏場にしっかり走った人も、初レースの人も、レース2週間前の過ごし方や練習方法で結果に大きな違いが出てきます。持っている実力を100%発揮するということは、プロであっても難しいことです。ただいくつかのことに気をつけることで、100%の力を発揮できる確率は高まります。個人差がありますので何度も経験し自分なりの調整方法をみつけられると良いと思います。 2週間でパーフォマンスアップすることはないので、レース2週間前に心がけることは、 (1)疲労をしっかり抜く (2)体調を崩さない(風邪など) (3)規則正しい生活をする まず、(1)の疲労をしっかり抜く。 しっかりトレーニングが積めた人は、走る距離を少なくし筋肉の疲労を少なくします。2週間に2〜3回は、呼吸器系や筋肉に刺激を入れるトレーニングはしますので、まったく走らないというのではありません。 (2)の体調を崩さない。極限までトレーニングすると抵抗力が弱くなり、風邪をひきやすくなるので注意して下さい。また、1週間前から生ものはひかえるようにした方がリスクは少なくなるでしょう。 (3)の規則正しい生活。当たり前のことですが、寝不足や偏った食事などは体には良くありませんので、できる限り寝て体調を整えましょう。 また、前日、当日の食事は消化が良く、効率的にエネルギーとなる食事を心がけます。やはり炭水化物を中心とした食事がフルマラソンの場合には良いです。パンやパスタを前日、当日の朝に食べます。 次回はタイムを狙う方向けの具体的なトレーニング方法をご紹介します。【Air Run TOKYO】ランニングクラブの練習会を体験してみたい方は、リアルライブ見たで無料体験できます。参加希望の方は、(airrun@pss1.jp)にメール下さい。 詳細は、【Air Run TOKYO】公式サイト(http://airruntokyo.syncl.jp/)をご覧下さい。写真:レース風景です。
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スポーツ 2010年10月06日 10時00分
スーパーFMW電流爆破記念興行第2弾(2)「デスマッチのカオス」
ダイナマイトバンプ代表・茜ちよみの歌謡ショーを挟み、第4試合はミスター・ポーゴと鮎川れいなの対決である。ゴングが鳴る前から鮎川が攻撃を始めた。鮎川は攻撃を繰り出すものの、あまり効いていない。唯一効いた攻撃は股間への攻撃で、しばらくポーゴは股間を押さえていた。 その後はポーゴの攻撃が続く。鮎川をロープまで追い込み、チェーンを持ち出して鮎川の首を絞める。ここでもレフェリーの静止を無視して凶器攻撃を続け、ポーゴの反則負けで終わった。首を絞められた鮎川はリングから落ち、場外でグッタリしていた。しばらくの間、観客は皆不安になったが、反応を取り戻し、スタッフに抱きかかえられて退場した。ポーゴはマイクを持ち、「世界一強いニューハーフだと認めてやる」と宣言した。 今回の興行では2試合連続で反則勝ちとなった。前回のスーパーFMW興行(8月20日)ではリングアウト裁定が連発された。興行によって勝負の決着に傾向が出るようで興味深い。反則勝ちという結末は観客にとって肩透かしであるが、原則として反則なしのデスマッチの危険性を改めて実感させることになる。メインイベントを盛り上げる材料になる。 第5試合はアメリカスヘビー級王座決定戦で、松本トモノブとジ・ウインガーが対戦した。試合開始に先立ち、スーパーFMWの嶋田俊昭会長によるタイトルマッチ宣言が行われた。会場からは松本コールが起きた。それにジ・ウィンガー選手が反応し、松本コールをした観客に向かって行こうとし、「怖い」との声が出た。 試合冒頭では松本選手がロープまで押す。その後のロックアップでも松本選手が優勢であった。しかし、両者の攻防が続くと、表面的には一進一退であったが、松本のダメージが大きいことは明らかになった。ジ・ウインガーは反則気味の攻撃でレフェリーに何度も止められる。会場からは「チェックを厳しく」との声が飛ぶ。最後はジ・ウインガーがコーナーからダイブし、そのままフォールを決めた。 ベルトを獲得したジ・ウインガーに対し、松本は悔しがりながらも握手を求めた。両選手の握手に会場から拍手が寄せられる。松本コールをしていた観客も「ジ・ウインガーありがとう」と発言し、ジ・ウインガーと握手していた。 第6試合はメインイベントの有刺鉄線ボード画鋲ラダーデスマッチで、ターザン後藤&鶴巻伸洋&ナカタ・ユウタと極悪海坊主&宮本裕向&佐瀬昌宏が対決した。試合開始直後から場外乱闘も勃発するカオス状態になった。大人数のデスマッチでは毎度のことであるが、今回はカオス状態に一層拍車がかかった。 逃げ回る観客も場外乱闘というショーを構成する一要素であるが、今回は右側でも左側でも場外乱闘が勃発し、観客にとって逃げ場に困ることも少なくなかった。リング上の大部分を有刺鉄線ボードや画鋲や梯子が占めており、まともなバトルをするためには場外に行くしかない面があった。場外乱闘するために選手が観客に向かって「おら、どけよ」と叫ぶこともあった。選手にとっても、やり難さがあったかもしれない。 今回のデスマッチの特徴は前回のデスマッチに使われた有刺鉄線ボードと画鋲に加え、新たな凶器としてラダー(梯子)が登場した。リング中央に設置されたラダーは脚立であったが、立てるのではなく、畳んで寝かせていた。それが梯子をめぐる攻防ではなく、凶器としての使用する意図であることを雄弁に示していた。ただし、今回初めて登場したもので、使い慣れていないためか、ラダーは試合後半になってから使われ始めた。 試合中盤になると、リング上ではターザン後藤が佐瀬を攻撃する構図が中心となった。ターザン後藤がフォークで佐瀬の顔面を突き刺し、ラダーを振り回した。反対にターザン後藤が投げられて、有刺鉄線ボードにぶつけられるシーンもあった。これは前回のデスマッチでも見られたが、今回は有刺鉄線に髪の毛が絡まり、それを取るのに四苦八苦していた。凄惨なデスマッチの中で、髪の毛に絡まった有刺鉄線を取っている姿は微笑ましくもあった。 その間、戦線離脱を余儀なくされたターザン後藤であったが、レフェリーの協力もあって有刺鉄線を取り終わり、戦いに復帰する。宮本への攻撃後は、改めて佐瀬を攻撃し、画鋲の海に沈めた。再び宮本を攻撃するが、今度はターザン後藤が画鋲の海に沈められた。その後、ターザン後藤の呼びかけでリングの中に椅子が投げ入れられる。ここでも佐瀬が攻撃対象で、椅子の上に投げつけられた。最後はターザン後藤がフォールを決めて勝利した。 試合終了後、ターザン後藤は「俺達がデスマッチを見せつけてやる」とマイクで叫び、切腹のパフォーマンスを行った。観客からは「もう止めて」の悲鳴が上がった。そして観客がリングサイドを取り囲み、バンバンとリングを叩くFMWのフィナーレで興行は幕を閉じた。(『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』著者 林田力)
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スポーツ 2010年10月05日 18時00分
楽天・星野政権は岩隈のポスティング落札金で誕生
4日夜、楽天・三木谷浩史球団会長が阪神・坂井信也オーナーとトップ会談。阪神・星野仙一オーナー付きシニアディレクターを来季監督に招請する許可を取ったことで、楽天の星野政権誕生が決定的になった。「あのお金にシビアな楽天がよく大金のかかる星野監督を決断したな」と球界関係者が首をひねるミステリーにも実は裏があったのだ。 星野監督誕生となれば、3年契約、総額6億円程度は最低でもかかるだろうし、コーチ陣招請にもそれなりの経費がかかる。一部では早くも星野チルドレンの関川浩一氏、楽天・仁村徹二軍監督の兄・仁村薫氏、種田仁氏らのコーチ招請情報が流れているが、それだけでは済まないだろう。星野氏の阪神監督、北京五輪日本代表監督時代、それぞれチーフ打撃コーチ、ヘッドコーチを務めている田淵幸一氏(現阪神OB会会長)ら大物の入閣も予想されるからだ。星野政権に大金がかかることは間違いない。 が、楽天には切り札があった。エース・岩隈久志のポスティング(入札制度)でのメジャー入りを認めたことから、まとまった落札金が入ってくるからだ。西武・松坂がレッドソックス入りした際に日米球界を仰天させた「60億円」などという、破格の金額になることはなくても、ある程度の金額にはなるだろう。 実際にどの程度の落札金が見込めるのか。メジャーリーグ関係者は「ダルビッシュが一時期、松坂の60億円を上回るのでは…と言われたが、メジャーも日本人メジャーリーガーのバブルの時代は終わっている。まだ24歳で将来性のあるダルビッシュで松坂の半分の30億円くらいと予想されている。29歳の岩隈の場合は、5億円から10億円の間の落札金に落ち着くだろう」と相場を予想している。 しかし、一部のメジャー球団では「ダルビッシュよりも岩隈の方が実力は上」という評価があるという。ムダなボール球を何よりも嫌うメジャーだけに、ダルビッシュ以上に精密なコントロールを持っている岩隈が高く評価されているというのだ。 となれば、「5億円から10億円の間」と予想される岩隈の落札金がさらに跳ね上がる可能性もある。最低でも5億円なら星野監督1人分。10億円となれば、コーチ陣を含めた星野政権まるごとの経費をカバーした上で、残りを補強費に回せることになる。10億円以上、15億円から20億円にでもなれば、補強費までかなりカバーできる。 「星野監督、桑田監督、東尾監督などといろいろな名前が挙がっているが、また楽天のアドバルーンじゃないか。結局は、佐藤義則投手コーチか仁村徹二軍監督の内部昇格になるのではないか。金のかかる野村監督を無理矢理勇退させ、格安のブラウン監督を招請した球団だからね。球界参入時も、中畑監督、掛布監督などとネームバリューのある候補をスポーツ紙にドンドン書かせておいて、結局は一番地味で金のかからない田尾監督だった。中畑なんか『福島生まれで東北を愛する俺だから、正式な話がきたら引き受けようと思っていたのに、名前を使われただけだった』と怒ったくらいだからね」 球界OBが過去の楽天監督人事を引き合いに出して、今回も「星野監督、桑田監督、東尾監督などはダミーでは…」と疑ったのも無理はない。が、岩隈のポスティングの落札金という隠れ資金があったのだ。 それでも星野氏を良く知る球界関係者は星野政権の前途を危ぶむ。 「阪神監督の時に、『絶対に優勝させてみせます』と確約して、数十億円といわれる巨大な補強費をケチな久万オーナーから引き出し、就任2年目で18年ぶりに優勝させたが、最後は衝突している。『もう1年同じように大金を使った補強をすれば、ずっと勝ち続けられる』と直談判したが、優勝したとたんに久万オーナーはケチに逆戻り。怒った星野が健康問題を表向きの理由にして、あと1年契約が残っていたのに、勇退してしまった。あわてた球団側がオーナー付きシニアディレクターというポストを新設して、阪神からの退団を食い止め、現在に至っている。三木谷球団会長も星野監督の大金のかかる大型補強要求にビックリ仰天するでしょう。岩隈資金の残りでは全然足らないでしょう。2人の蜜月がいつまで続くか保証の限りではない」 確かに説得力を持つ今後の波乱予想だ。星野政権が誕生しても一安心できないどころか、ますます目を離せなくなる。
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