スポーツ
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スポーツ 2010年09月20日 12時30分
不可解な巨人・長野の二軍落ち
甲子園での阪神3連戦を前にして突然二軍落ちになった新人王当確の巨人・長野久義(25=ホンダ)。中日、阪神との激烈なペナントレース大詰めの時期になぜ二軍落ちさせる必要があるのか。原辰徳監督の危機管理に疑問の声があがっている。 長野に代わって一軍に昇格したのが、プロ入り23年目の大道典嘉(40)だ。「プレッシャーのかかるここ一番は、修羅場をくぐり抜けてきたベテランが頼りになる」というのは球界の常識だし、右の切り札的な代打として起用するのだろう。それはいいが、なぜ代わりに長野を二軍に落とす必要があるのか。降格要員は他にいくらでもいるだろう。 不可解な原人事に巨人OBがズバリと切り込む。「長野はドラフト1位として、期待以上の活躍をしてきた。これからがペナントレースの正念場で、長野にとって、一番貴重な体験ができる時だ。なぜそんな重要な時期に二軍に落としてしまうのか。ワケがわからない。チームに危機感を植え付けるためとか、もっともらしい理由をつけるのだろうが、全くピント外れだ。原流の危機管理は、言いやすい、扱いやすい選手に厳しくするだけで、ラミレスや小笠原といった主力には何も物が言えない」。 確かに指摘する通りで、投手陣でやり玉に挙がるのは、いつも内海だ。「論外だ」と酷評したりして言いたい放題だ。昨年も開幕前のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表、サムライジャパンに抜てきしたのに、シーズンに入り期待を裏切ったと激怒。「ニセ侍」発言をして、物議を醸している。 「原の良さは選手の欠点をあげつらわず、長所を伸ばすところにあったのに、昨年WBCで世界一、7年ぶりの日本一奪回で大監督扱いされて、何か勘違いしている。選手を酷評して人気を呼んだノムさん(野村克也氏=現楽天名誉監督)の物まねでもしているんじゃないか」。球界大物OBの1人はこう一刀両断する。 V9戦士だった巨人OBが、川上哲治監督を引き合いに出して、さらに具体的に原流管理の問題点を明かす。「川上さんがミーティングで、あえて長嶋さんを名指しで叱ってチームを引き締めたのは有名な話だし、主力に厳しくしてこそ意味がある。ヤクルト戦でまずい守備を見せたラミレスや、小笠原がミスしたときに厳しく注意してこそ効果がある」。 お説ごもっともで、巨人・渡辺恒雄球団会長から「V9超えのV10」指令を出されている原監督とすれば、V9監督・川上氏を目標にする必要があるだろう。が、V9超えどころではなく、リーグ4連覇が大危機を迎えている原監督とすれば、そんな余裕はないかもしれない。手近で物の言いやすい選手に当たり散らすしか、ストレスを解消する方法がないのか。 が、首位に立つ相手は転んでもただでは起きない、したたかな中日・落合博満監督だ。浮き足立てば、足元を見られ、すくわれる。長野の二軍落ちを知って、ニンマリしているのではないか。
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スポーツ 2010年09月18日 13時00分
あとわずか! 調布のプロレス団体『STYLE-E』、初の新木場進出!!
2010年9月18日土曜日、調布にある一つのプロレス団体が大きな賭けに出ようとしている。 団体の名前はSTYLE-E。立ち技・寝技等様々なスタイルを持つU-FILE CAMPの一つ。Eは「Entertainment」の頭文字。毎月第三土曜日に常打ち会場である「西調布格闘技アリーナ」にて定期興行を行っているが、毎月100名以上の観客が詰め寄るほど。地道な努力を積み重ねてきたSTYLE-Eは、人気団体の一つに数えられる。次のステップは新木場1st Ring。普段の倍以上の観客を動員しない事には満員にはならない。勝負を賭けるSTYLE-E、全試合の注目点を記してみようと思う。 メインイベント。大日本プロレスやFREEDOMS等、どちらかと言うと「デスマッチファイター」の名が通っている感のある竹田誠志(たけだまさし)だが、出身はこのSTYLE-Eである。 現在STYLE-E認定無差別級王者に君臨する竹田。そのベルトの2度目の防衛戦が当日の最終試合として行われる。迎え撃つ挑戦者は敵対する勢力の一つである獅子一色(ししいーそう)の安部捨丸(あべすてまる)。 安部がタイトルに挑戦するまでにはかなりの困難があった。 今年3月、旗揚げ6周年記念大会のメインイベントで当時の王者であり、獅子一色を率いる「獅子王」大家慶次郎(おおかけいじろう)を破りタイトルを奪取した竹田に対し、真っ先に突っかかって行ったのは誰あろう、安部捨丸だったのだ。安部は竹田の持つ無差別級のベルトに照準を絞り、虎視眈々と狙っていくはずであった。ところが、翌月タッグマッチながら行われた竹田との直接対決に自らがフォールを奪われてしまう失態を演じてしまう。パートナーであった高梨岩兵衛(たかなしいわべえ)は安部がこのまま沈んではいけないと感じ、自らとの一騎打ちを申し出る。 しかし、その高梨は練習中に負った怪我がもとで長期欠場に追い込まれてしまう。高梨の思いを受けた大家が代わりに安部と対戦、獅子がわが子を千尋の谷に突き落とすが如く怒濤の試合で完勝する。突き落とされた安部に対して大家はそこから這い上がって来いと告げ、獅子一色の絆の強さを観客に見せ付ける。 だが、運命とは皮肉なものである。その大家も怪我で長期欠場となり、同胞である趙雲“骨”子龍(ちょううんほねしりゅう)までも短期間ではあるが欠場してしまう緊急事態に。獅子一色はもはやこれまでかと思わせたが、残された安部は無差別級王座挑戦権を勝ち取り、遂に大舞台への道程にたどり着いた。 竹田は仲間である佐々木大輔(ささきだいすけ)との選手権試合に勝利し、初防衛を飾っている。だがその竹田も悠々と王者の座に座っていたわけではない。王者としてSTYLE-Eを牽引してきた重責、その一つの目的地が新木場でのメインイベントである。 竹田、安部共に簡単に負けるわけにはいかない。男の意地と誇りを賭けた勝負が繰り広げられる。 STYLE-Eの旗頭である田村和宏(たむらかずひろ)は、セミファイナルでZERO1の大谷晋二郎との一騎打ちに望む。『西調布一熱い男vs.世界一熱い男』と銘打たれたこの試合。試合に臨む大谷はこう言っている。 「『胸を貸して欲しい』って気持ちで来るんならね、申し訳ないけど叩き潰しますよ」 「周りの皆さんはどう思っているか知らないですけど、僕は『対抗戦』だと思っていますからね」 世界一熱い男、大谷晋二郎の気持ちをどう田村は受け止めるのか。そして試合当日、リングの上で両者が向かい合った時、どんな宇宙が広がるのか。 長く説明する必要は無いと思う。ただ純粋に二人のプロレスラーによる熱を感じ取って欲しい。 第4試合、STYLE-Eのもう一人の男である柴田正人(しばたまさと)の出場するタッグマッチ。ベストパートナーであるプロレスリング・アライヴの末吉利啓(すえよしとしひろ)と組み、怨敵である獅子一色の猿飛恭介(さるとびきょうすけ)&服部祥一(はっとりしょういち)と対戦する。 人質に取られているスパーク青木を救い出すためには、10分以内に勝利しなければならない柴田&末吉。猿飛・服部共に忍術の使い手ということもあり、そう簡単に勝利を掴むことはできないであろう。現在になお現存する忍術と、STYLE-E内で屈指の実力を誇る名タッグの対決も見逃せない所だ。 『西調布MINORU組合』なるユニットを率いていた藤田MINORUは、8月大会で若手トリオに敗れた事によりユニットを解散。一度死んだ身となり、妖怪になって生まれ変わった。その名も『西調布妖怪組合』。 アミゴの親父、砂かけCHANGOを率い、新たなる戦いの場へとその身を投じる藤田MINORU、いや、ミミミのMI太郎こと藤田MI太郎。 対するは獅子一色、趙雲が今まで参戦した同胞(はらから)の「駆動“愛”兼続(くどうあいかねつぐ)」、「独眼竜・潤(どくがんりゅうじゅん)」を連れての登場となる。 佐々木大輔とガッツワールドのダイスケによる『東京のDAISUKE』が、名古屋からの刺客である久保田ブラザーズと対戦する第2試合。 8月大会で再デビューを果たした玲央(れお)、新木場大会デビューの那須晃太郎(なすこうたろう)が登場するオープニングマッチ。 旗揚げ7年目を迎えているSTYLE-Eだが、正直まだ全国的には知られていない団体である。この新木場大会をきっかけに、広く全国のプロレスファンに知られるようになってもらいたい。 調布から、全国へ。これがSTYLE-Eを愛する者達の思いなのかも知れない。(Office S.A.D. 征木大智(まさきだいち))◆『初上陸!STYLE-Eワールドin新木場!〜みんなで行こう1st Ring〜』2010年9月18日(土)開場:18:30/開始:19:00会場:東京・新木場1st Ring<メインイベント STYLE-E認定無差別級選手権試合 60分1本勝負>(王者)竹田誠志 vs.(挑戦者)安部捨丸<セミファイナル “This is STYLE-E”〜西調布一熱い男vs.世界一熱い男〜シングルマッチ 60分1本勝負>田村和宏 vs. 大谷晋二郎【ZERO1】<第4試合 スパーク救出大作戦!〜忍法『爆破の術』を阻止せよ〜制限時間10分>柴田正人&末吉利啓【アライヴ】vs.猿飛恭介&服部祥一with獅子丸※10分以内にスパーク青木を助けられないと青木は爆破されてしまう<第3試合 獅子一色vs.西調布妖怪組合〜伝説の妖怪・ミミミのMI太郎現る〜6人タッグマッチ 30分1本勝負>趙雲“骨”子龍&駆動“愛”兼続&独眼竜・潤vs.藤田MI太郎&アミゴの親父&砂かけCHANGO<第2試合 東京の「DAISUKE」vs.名古屋の悪双子 タッグマッチ 30分1本勝負>佐々木大輔&ダイスケ【ガッツワールド】vs.ヤス久保田&ヒデ久保田【スポルティーバ・エンターテイメント】<第1試合 STYLE-Eフレッシュファイト〜那須晃太郎デビュー戦〜6人タッグマッチ 20分1本勝負>山田太郎【666】&吉野達彦【ガッツワールド】&那須晃太郎vs.高尾蒼馬【DDT】&妻木洋夫【ユニオン】&玲央【チケット情報】スーパー西調布シート(イス席1列目&2列目・西調布風サイン入りジョイントマット付き)5000円西調布シート(自由席)4000円/小中高生自由席1000円(当日は500円増し)プレイガイド(自由席のみ):チケットぴあ Pコード816-251その他、詳細はSTYLE-Eオフィシャルサイト http://www.style-e.net/ まで。(写真はSTYLE-E8月大会のものです)
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スポーツ 2010年09月17日 13時30分
田中正直のウェブランニングクリニック 「第47回 第2回Air Run TOKYO EKIDEN」
今回は、9月11日(土)に開催しました、Air Run TOKYO EKIDENについてのレポートです。 この大会は、6月にも開催した形式と同じで、皇居の桜田門を発着にし、5km3区間でタイムを競いました。 参加チームは50チームですので、150人がエントリーしました。前回と違うのは、男子チームはなく、女子の部と混成の部のみで開催し、1区は必ず女性というキマリにしました。女性が楽しめる大会を目指し、華やかさ重視で企画しました。 前回同様、スポーツボランティアのプロチームの皆さんと、陸上競技の審判免許を持った方々に大会運営のご協力をして頂きました。受付、走路観察、計測など円滑に進められ、無事に終えられたことに感謝の気持ちしかありません。 1区には、Air Run TOKYOでコーチを務める、元ワコールの湯田友美さんや元世界陸上代表平塚潤さんも参加して下さり大いに盛り上がりました。 大会の様子は、前回よりも人数が少なかったのでアットホームな感じがあり楽しんで頂けたと思います。 記録を狙う個人レースよりも、仲間と楽しむ!といった雰囲気が強いので、常に笑い声が多く聞こえます。ランニングを楽しんで頂ける場をこれからも提供していけたらと思っています。【Air Run TOKYO】ランニングクラブの練習会を体験してみたい方は、リアルライブ見たで無料体験できます。参加希望の方は、(airrun@pss1.jp)にメール下さい。 詳細は、【Air Run TOKYO】公式サイト(http://airruntokyo.syncl.jp/)をご覧下さい。写真:スタートの様子と大会風景の写真です。
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スポーツ 2010年09月17日 12時00分
3年連続90敗!? 田代二軍監督『退団』でチーム崩壊の危機
「今はいい経験をしている。来季はもっと勝てるようになる」−−。阪神に敗れた後、島田誠ヘッドコーチ(56)は、力なくそうこぼしていた。この16日の阪神戦に敗れた時点で、横浜ベイスターズは44勝83敗1分け。残り試合は「16」だから、プロ野球史上初の『3年連続90敗』の不名誉記録は避けられないかもしれない…。 島田ヘッドの言う「いい経験」とは、先発マウンドに送られた新人・加賀繁(25)の粘投を指している。『負け投手』にはなったが、7回3分の2を投げ、自責点はわずか「1」。投球規定回数にも到達し、防御率ランキングでいきなり3位に躍り出た。 「横浜は僅差で競っていても、終盤で持ちこたえられないんです。もしくは、試合序盤で先発投手が釣瓶打ちに遇い、ワンサイドゲームになってしまう。横浜の負けパターンはこの2つのどちらかです」(在京球団スコアラー) 問題はグラウンド外でも起きていた。田代富夫・二軍監督(56=湘南シーレックス)の退団が発表された。田代二軍監督を知る中堅、若手選手もこの一報を聞くなり、「どうして!?」と報道陣に“逆取材”していた。この様相からして、田代二軍監督の退団は本当に知らなかったようである。 「来年は改革2年目。長年の田代監督の育成力は評価していますが、上(1軍)と下(2軍)を変えていかなければなりません」 球団側はそう発表した。 一部報道によれば、二軍改編を田代二軍監督に告げる際、「フロント入りしてほしい」なる言い方をし、本人が固辞したため、退団に至ったそうだ。関係者の1人が内部事情をこう説明する。 「フロント入りの要請を辞退した? 間違いではありませんけど…。田代さんは自分の処遇というか、どうなるかを分かっていたみたいで、最初から辞めるつもりだったと聞いています。球団幹部も田代さんが退団されるのを分かっていたと思います。ファンの反発を恐れ、慰留説得もしたようですが…」 田代二軍監督が球団の現体制への不信感を抱いたのは、昨季の今頃だという。当時といえば、大矢明彦・元監督の途中休養を受け、一軍指揮を代行していた。勝ち星こそ伸びなかったが、同監督代行を知る中堅、若手は「来年は、田代監督のもとで」と再起を誓っていた。しかし、フロントは尾花夫・現監督の招聘を水面下で進めていた。 「一軍監督になれなかったから、球団に不信感を抱いたのではありません。親会社から来た幹部は野球組織を分かっていないというか、選手の気持ちを逆撫でするような…」(球界関係者) 田代氏は二軍監督として踏み止まったが、フロント幹部との考え方の溝を埋めることはできず、今回の退団に至った。 前述の加賀のように、横浜には有望な若手も多い。今季の大敗が「いい経験」と化すか否かは今後次第だが、指導者のクビをすり替える前に、背広組も考え方を改める必要がありそうだ。
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スポーツ 2010年09月16日 16時30分
セの最多勝争いに異変? マエケンと由規が優勝チームを変える
セ・リーグ最多勝投手のタイトル争いが中日、巨人、阪神の命運を変えそうだ。ドラゴンズのチェン・ウェイン投手(25)がチームトップタイとなる12勝目を挙げたのは、9月14日の対広島戦。これを受け、最多勝投手候補を抱えるチームは、残り試合のローテーションを変更する可能性も高まってきた。 セ・リーグ投手成績表では、最多勝争いは13勝の前田健太投手(22)を筆頭に、12勝が4人(15日時点)。前述のチェン、中日・吉見一起(25)、巨人・東野峻(24)、阪神・久保康友(29)が前田を追い掛けており、「11勝・石川、10勝・村中、由規のヤクルト3投手にも逆転の可能性がある」(プロ野球解説者の1人)と予想されている。 残り20試合を切った今、彼らはローテーションの間隔を狭め、“強行登板”してくるだろう。そんな『個人タイトル争い』優先の展開が如実に表れるのが、4位以下のBクラスチームでもある。 「中日、巨人、阪神の上位3チームにとって、下位チームとの『取りこぼし』は優勝争いをするうえで、致命傷にもなりかねません。マエケン、ヤクルト3投手が優勝チームを決めることになりそう」(プロ野球解説者の1人) マエケンこと前田健太は、男性週刊誌のインタビューで「防御率のタイトルが欲しい」とも語っていたが、ここにきて、「最多勝も!」と言い直している。広島の残り試合は「16」。先発登板のチャンスは4回あるかどうかだろう…。 「野村(謙二郎)監督はローテーションを崩さずに、ここまで戦ってきました。だから、ブキミなんですよ」(前出・同) ローテーション通りに行けば、前田は16日の対中日戦後、ヤクルト(23日)、同(30日)での先発登板が予想される。しかし、雨天中止などによる10月の組み換え試合日程を見てみると、10月6日に阪神戦、同7日に巨人戦が控えている。中6日の現ローテーションを守れば、マエケンの4度目の先発は巨人戦となるが、野村監督が10月9日の現・最終試合に備え、「勝ち星が付く場面で投げさせたい」と考えれば、マエケンの先発は6日の阪神戦に前倒しされるだろう。 「23日のヤクルト戦までに2勝できなければ、30日の巨人戦ではなく、1日前倒しして29日(ヤクルト戦)に先発させるかも。一方、中日はチェンと吉見がともに緊張感を持ちながら最後まで投げる形になるので、首脳陣としては理想的な展開です。この時期、下位チームは個人タイトルを援護するしかありませんから…」(同) 個人タイトル獲得のため、チームが必要以上の援護射撃をするのは宜しくない。ただ、広島の場合、前田の先発ローテーションを縮めれば、「今村猛(清峰高)をもう1度テストできる」など、来季を見据えた前向きな投手起用ができるので、ファンの反発も起こらないだろう。 「クライマックスシリーズ進出に一縷の望みを残す4位・ヤクルトは、14日の巨人戦に松井光を先発させました。翌15日に先発した由規の先発を前倒し作戦も予想されていましたが、小川代行は無理をさせませんでした。『CS進出の天王山はもっと後に来る』と考えたのでしょうが、結果的に次の中日戦に館山、村中を先発させることも可能となりました。中日はこの18日からのヤクルト3連戦が1つの山場になりました」(球界関係者) 中日がヤクルトとの3連戦を戦う間、2位・巨人は3位・阪神との直接対決を迎える。中日が最多勝争いに残った村中と、昨季の最多勝・館山に足元を救われるようなことになれば、『由規の温存策』が、巨人、阪神の勝ち越した側を利する結果ともなる。しかも、中日のローテーション上では、このヤクルト3連戦にチェンも吉見も出て来ない。もちろん勝ち越せば、優勝の確率はグッと高まるのだが…。最多勝争いを演じる下位チームの先発投手たちがペナントレースの行方を左右することは間違いないようだ。
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スポーツ 2010年09月16日 11時30分
パ・リーグ新人王該当者なしの大危機
リーグの看板スターコンビ、日本ハム・ダルビッシュ有、楽天・岩隈久志が、今オフにポスティング(入札制度)でダブル・メジャー流出の危機に直面しているパ・リーグに追い打ちだ。ニュースターの登竜門になる新人王が10年ぶりに「該当者なし」になりそうだからだ。 セ・リーグの新人王は、巨人・長野久義(ホンダ)という当確候補がいる。開幕当初はパ・リーグにも大本命がいた。驚異のスタートダッシュで球界に新風を吹き込んだ、西村監督率いるロッテの原動力になった荻野貴司(トヨタ自動車)だ。西村監督が「菊池(雄星=現西武)でなく、どうしても荻野をドラフト1位に指名したい」と球団側に懇請して、獲得した秘蔵っ子は、攻走守に期待通り、いやそれ以上の大活躍をした。が、よりによって最大の売り物の足を骨折して、長期リタイア。新人王レースから脱落してしまったのだ。 代わってシーズン途中から大きな期待をかけられたのが、3年目の日本ハム・中田翔だ。主力の高橋信二の故障リタイアのチャンスを生かし、ホームランを量産。あっという間に二ケタ近くまで打ち、新人王の最有力候補に名乗りを上げた。 大阪桐蔭から入団したルーキーイヤーの沖縄・名護キャンプではスポーツ紙の1面を連日飾った期待の金の卵がようやく孵化かと、再び脚光を浴びたが、いつの間にかしりすぼみ。中田同様に一時期ホームランを量産、「左のおかわり君」「球界の遼君」と言われる西武・坂田遼という、ニュースター候補も出てきたが、いかんせんデビューの時期が遅すぎた。 投票権を持っている、プロ野球担当5年以上の記者たちは「今年のパ・リーグの新人王は誰がいる? 該当者なしで仕方ないよなあ」とため息をついているのが現実だ。スター選手のメジャー流出以上に深刻な事態といえる。 オリックス・イチローがポスティングで初めてマリナーズ入りした際に、当時ダイエーの監督だった王貞治氏(現ソフトバンク球団会長)は、こう言い切っており、今も持論としている。「必要以上に悲観的になる必要はないよ。スター選手がいなくなるということは、若手にはチャンスだ。新しいスターは出てくるものだし、我々が育てればいいんだからね」と。 その言葉通りで、その後、平成の怪物と呼ばれた西武・松坂大輔が、ポスティングでレッドソックス入りしても、地元密着型をモットーにしたパ・リーグ球団人気はしっかり根付いている。楽天・田中将大に代表されるように、次代のスターが育っているからだ。 ダルビッシュ、岩隈がメジャーへ行っても、代わりのフレッシュな人材が出てくれば問題はない。王氏が強調しているスターの新旧交代はむしろ球界を活性化するからだ。が、10年ぶりの「新人王該当者なし」という事態は、ある意味でダルビッシュ、岩隈のメジャー流出以上に深刻な問題なのだ。 岡田彰布監督になってオリックスから、ホームランダービートップを走る新主砲のT-岡田と、最多勝レーストップの新エース・金子千尋という投打のニュースターが誕生している。他球団も新しい看板スター育成が急務になる。
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スポーツ 2010年09月15日 17時45分
オリックスCS進出へついに 出たぁ! 札束ニンジン作戦
3位のロッテに1.5ゲーム差(14日現在)と迫り、クライマックスシリーズ(CS)進出を目指すオリックスが、ここへきてニンジン作戦に踏み切ったようだ。監督賞と球団の勝利ボーナスを倍付けにして、札束をぶら下げてナインの奮起を促そうというのだ。 ある在阪球団関係者は話す。「12日にオリックスナインに通達があったみたいやね。倍額という噂ですわ。そりゃあ気合いも入るわね」 選手会長・日高剛捕手(33)から通達された内容は、厳冬更改で知られる球団にしては耳を疑ってしまうような大盤振る舞い。1試合あたり岡田彰布監督(52)のポケットマネーから支払われている10万円の監督賞が20万円になり、球団の勝利給も50万円から100万円に増額されたもようだ。 そもそも、この「ニンジン作戦」、他球団でもここ一番の大事な試合でよくおこなわれている。前出の球団関係者は「よく大判振る舞いしていた球団は王貞治前監督(70=現球団会長)時代のソフトバンクホークスやったね。もっとも、王さんのポケットマネーから増額されたぶんは支払われていたみたいやけど」と話す。 その効果なのか!? 14日の西武との3連戦初戦を3-2の接戦でモノにしたオリックス。18日からは日ハムとの4連戦。さらにロッテとの直接対決も4試合残るなど、CS進出に向けて残り11試合(15日現在)、過酷な日々が続く。オリックスの「ニンジン作戦」は成功するか。
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スポーツ 2010年09月15日 16時30分
千葉ロッテを悩ます『斎藤佑樹』の外れ1位候補
今夏の甲子園大会でベスト4進出の原動力ともなった成田高校・中川諒投手が『プロ志願届』を提出した。同校の先輩・唐川侑己に憧れ、切磋琢磨してきたのは有名だが、この志願届提出により、地元・千葉ロッテマリーンズは“辛い選択”を迫られそうだ。 「斎藤佑樹(早大)の1位入札に参加するのは決定事項です。石川晃・球団副社長が公言したわけですから、それを撤回することはまず考えられません」(メディア陣の1人) 『外れ1位』、そして、2位以下の指名順位が問題になるという。 千葉県の高校野球界には、プロ注目の有望選手がもう1人いる。『阿部(慎之助)2世』とも称された強打の大型捕手・山下斐紹君(習志野高校)である。山下君の素質は早くから伝えられていたが、彼に興味を示す球団は千葉ロッテだけではない。在阪球団スカウトはこう分析する。 「昨年のドラフト会議で捕手を指名しなかった球団全てが山下君をマークしていると言っても過言ではありません。捕手の育成は非常に難しい。実戦で経験を積ませないといけないし、言い方を換えれば、育成の場にも限りがあるから、同年代の捕手を何人も指名することはできないんです。山下君以外にも将来性を感じさせる高校生捕手もいましたが…」 千葉ロッテには正捕手・里崎智也がいる。だが、来季は35歳となり、後継者育成も急がなければならない。昨年オフ、ソフトバンクで戦力外通告を受けた的場直樹(33)、横浜から斉藤俊雄(26)を獲得したのは「里崎に万が一のあった場合」に備えるためで、田中雅彦、金澤岳、青松敬鎔、宮本裕司といった20代半ばから後半の捕手を4人も抱えているのは、里崎の後継者を懸念している証拠でもある。 地元・千葉県出身の有望捕手となれば、やはり放っておくことはできない…。 「中川君は飛躍的に成長した投手なんです。春季大会(千葉県大会)の時点で、甲子園での活躍は全く予想できませんでした」(前出・同) ある在京球団スカウトも「プロで下半身をもう1度作り直せば面白い」と、中川君を評価していた。捕手・山下、投手・中川両君とも将来性はバツグンだが、即戦力ではないようだ。再三伝えられているが、今秋のドラフト会議は大学生投手の『当たり年』である。千葉ロッテも斎藤佑樹以外の即戦力投手を大学球界から獲得するつもりでおり、そうなると、地元千葉県出身の有望高校生との兼ね合いが難しくなっている。 「広島は2位指名から『高校生』を大量獲得するとの情報も飛び交っています。マエケン(前田健太)の育成に成功し、昨年指名した今村猛(清峰高)が一軍で勝ち星を挙げるのも、そう遠くはないでしょう。中川が上位で一本釣りされることだって、考えられます。オリックスは岡田(彰布)監督が捕手の補強を強く訴えています。中日、ヤクルト、広島、阪神、西武も指名順位を繰り上げてくる可能性がある」(前出・在阪球団スカウト) 地元出身の有望株を他球団にさらわれたくない…。もちろん、斎藤以外の即戦力投手も欲しい。 「千葉ロッテは昨季、バレンタイン前監督の去就問題でファンとフロントが衝突しています。この問題は解決済みですが、中川、山下両君を逃すようなことになったら…」(前出・メディア陣の1人) ファンとの共存を最優先に考えた場合、千葉ロッテは斎藤以外の即戦力投手の指名を諦めなければならないだろう。
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スポーツ 2010年09月15日 14時30分
田中正直のウェブランニングクリニック 「第46回 第1回宮ヶ瀬湖24時間リレーマラソン4」
今回は、8月28日から2日間開催された、第1回宮ヶ瀬湖24時間リレーマラソンの最終回です。 35度の気温も夜には、25度以下に落ちて女性は長袖の方も見られます。しかし、大会は熱く続いています。Air Run TOKYOチームは、12時〜朝6時まで関家良一さんが走ります。 一人で6時間走!!予定では1km5分ペースで走るので72km走る計算です。さすがウルトラチャンピオン。安心して私は、仮眠に向かいました。 朝5時に起きて、レースを見に行きます。目の前を、何と西田隆維が走っていきます。夢か? 慌てて西田コーチに聞くと、4時半くらいに関家さんの交代したとのことでした。朝早くから慣れないイベントやレースの雰囲気に疲れがきたのでしょう。冷静な男が熱くなりすぎてしまったようです。しかし、56kmは走ってくれました。 6時からは予定通りの順番で朝練習がてら走っていきます。その他の人は、選手への炊き出しの配布をお手伝いして大会に貢献します。最後は、西田隆維コーチが24時間のゴールに飛び込み、長く続いたリレーマラソンが幕を閉じました。 私たちは、12位に相当する記録でゴールしたそうです。 24時間走ると決めたものの、メンバー不足で大変な部分もありましたが、ゴール後はやはり達成感があり良いものです。景品もすごく良いものがありました。素晴らしい自然の中、大会主催者、ボランティアのみなさんのお陰で無事大会を終えられたこと感謝しております。【Air Run TOKYO】ランニングクラブの練習会を体験してみたい方は、リアルライブ見たで無料体験できます。参加希望の方は、(airrun@pss1.jp)にメール下さい。 詳細は、【Air Run TOKYO】公式サイト(http://airruntokyo.syncl.jp/)をご覧下さい。【Air Run TOKYO】監修・ランニングアカデミー第47回は、『第2回Air Run TOKYO EKIDEN報告』写真:西田隆維のゴール・大会風景、入賞景品の写真です。
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スポーツ 2010年09月15日 08時00分
岩隈入札メジャー行きで楽天、佑ちゃん指名
楽天・岩隈久志投手(29)の入札によるメジャー行きが現実味を帯びてきた。田中将大との二枚看板の消滅危機に、楽天の早大・斎藤佑樹獲りの可能性が一気に高まってきた。 スポーツ各紙が報じた「楽天・岩隈、入札メジャー入り」。その根拠は信憑性がある。楽天の本拠地・Kスタ宮城へ視察に訪れているインディアンス、ダイヤモンドバックス、メッツなどのメジャー球団スカウトたちの中から「今オフ、メジャーに行くと聞いている。そのために準備している」という声があがっているからだ。すでにメジャー側は今オフ岩隈獲得の準備を進めているというのだ。 今季が3年契約の2年目の岩隈だが、楽天関係者によると「メジャー移籍を希望した場合は、3年目の契約を破棄して入札する」仰天付帯条件があるという。来オフには海外FAの権利を獲得する岩隈だけに、十分にあり得る話だ。海外FAでメジャー入りされてしまえば、楽天にはなんのメリットもない。それならば、今オフ、入札にかけ、多額な落札金をもらった方が賢明だからだ。 それでも今季、歴代9位の通算100勝スピード記録を作り、3年連続5度目の二ケタ勝利をあげている岩隈が抜ければ、戦力的、人気面共にチームにとってダメージは大きい。それでなくとも4年ぶりの最下位が濃厚なだけに、「岩隈を手放してどうするんだ」と楽天ファンからも大ブーイングが起こるだろう。 ファン離れを回避するためには、岩隈に代わるファンを引きつける、インパクトのある新戦力が必要になってくる。それが、佑ちゃんこと早大・斎藤だ。開幕したばかりの大学最後の秋季リーグ戦にはドラフト1位指名を公言しているヤクルト、ロッテをはじめプロ各球団のスカウトが大挙して押しかけている。 「実力的には、4年になって伸び悩んでいる」と厳しい評価を受ける一方で、人気面で観客動員の目玉になる商品価値は依然として衰えていない斎藤だけに、「最後はヤクルト、ロッテ以外に何球団が1位指名してくるかわからない」というのが、ウソ偽りのない現状だ。 そんな中で、「新しいスターが欲しい巨人も結局、斎藤を1位でいくのではないか」という観測と同時に、楽天の1位説情報が急浮上しているのだ。「最大の注目球団は楽天だ。岩隈が入札でメジャー入りすることが既定路線ならば、間違いなく斎藤を1位に指名するだろう。ワンマン経営者の三木谷球団会長が『甲子園のスーパースターコンビの結成だ。甲子園の決勝戦で日本全国を熱狂させた田中と斎藤のコンビ復活なら、言うことはないだろう』という指令を出したと聞いてている」 こういう衝撃的な情報が球界の水面下で流れている。田中とのドリームコンビを結成できるのは、12球団の中でも楽天しかいない。もちろん単独1位指名はあり得ないから、ロッテ、ヤクルトとの競合は避けられないし、巨人が参戦する可能性もある。が、横浜、オリックス、日本ハムと田中の1位指名を重複しながら、見事当たりクジを引き当てたように、楽天はクジ運が強い。斎藤クジで競合しても、勝てる可能性は十分にある。エース・岩隈の入札メジャー入り情報と密接に関連してくるドラフトでの早大・斎藤獲りの動き。最下位濃厚なだけに、楽天のオフは激動する。
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