スポーツ
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スポーツ 2010年10月05日 15時00分
スーパーFMW電流爆破記念興行第2弾(1)「高レベルのお笑いプロレス」「遺恨が続く日米女子プロ対決」
スーパーFMW電流爆破記念興行第2弾が10月2日、新木場1st Ring(東京都江東区)で開催された。場外乱闘あり反則ありデスマッチありの過激な試合が目白押しであった。 第1試合は「西口プロレスVS真・下町プロレス全面抗争」で、よしえつねお&マザーコングと小島イケル&ブルース・レイのタッグマッチである。最初に西口プロレスが入場。よしえはファンにアピールしながら、マザーコングはお馴染みの灯油缶を持って登場した。続いて真・下町プロレスの入場で、小島は競泳水着一丁で登場した。レイは格好良くジャンプしてリングインしようとしたが、着地で足を痛めて笑いをとる。レイの不真面目さと小島の変態的な格好に対して、西口プロレス側は「真面目にやれ」と抗議した。 アントニオ猪木をオマージュする下町ダァー!が特別レフェリーを務め、特別レフェリー紹介時には猪木のテーマ曲である「炎のファイター」が流れた。 試合は、よしえとレイの対決で始まった。レイが手技足技を繰り出して攻撃するが、あまり効いていない。逆に攻撃したレイが足を痛める始末である。よしえがラリアットで反撃し、レイをリングに沈める。「メガネを取りなさい」と宣言して、レイのサングラスをむしり取り、リングの外に投げる。レイは体勢を立て直し、ロックアップになる。そのまま両選手はどんどん接近し、密着して「Yes, Fall in Love.」というお笑いのオチで終わった。 両陣営とも選手を交代する。マザーコングが攻撃するが、小島はオマージュする芸人・小島よしおのネタ「大丈夫、大丈夫」や「そんなの関係ねぇ」で返す。再び選手交代した辺りから混戦模様で、二人がかりで攻撃するシーンも見られた。 西口プロレス優勢の展開であったが、連携ミスが命取りになった。マザーコングが十八番の灯油缶攻撃を始めるが、よしえにぶつけてしまう。灯油缶の打撃ダメージで弱っているところをレイがフォールし、真・下町プロレスが勝利した。 「西口プロレスVS真・下町プロレス全面抗争」はスーパーFWMで定番の前座試合であるが、今回はタッグマッチとして出場選手を絞った点が特徴である。出場選手が多いと、持ちネタを順番に披露するだけで終わる危険がある。その点、今回はレスリングと笑いの両方が楽しめる試合であった。 第2試合は雫あき&猪熊ユカとウルフ・スター☆&ブラックドッグの男女タッグマッチである。試合は雫とウルフのつかみ合いで始まった。最初は雫がロープに押し出されるも、体勢を立て直してタックルする。寝技に持ち込むが、ウルフに返され、さらに逆転するという攻防を繰り返す。最後は雫がロープをつかむ。レベルの高い攻防に観客から拍手が寄せられた。 ここで雫は猪熊に交代する。ウルフの蹴りで猪熊は倒れる。ウルフと交代したブラックドッグも攻撃を続けるが、猪熊の反撃に遭う。交代した雫が「この野郎」と叫び、豪快な投げ技でブラックドッグをリングに沈める。男性部員しかいない学生プロレス出身の雫は、男性選手相手に豪快な攻撃を繰り出すところが魅力である。 ウルフは猪熊の妨害に遭いながらも、それを振り切って、ブラックドッグを救援するために乱入する。ここで雫は猪熊とタッチし、リング上では猪熊とブラックドッグの対決になる。一方で雫はウルフに椅子を投げつけるなど場外乱闘を始めた。最後に猪熊がブラックドッグにフォールを決めて、雫あき&猪熊ユカ組が勝利した。 第3試合は羽沙羅&ヘイリー・ヘイトレッドと米山香織&チェリーボムの日米混合女子プロレスラーのタッグマッチである。これまでのタッグマッチでは選手の入場曲はタッグ毎であったが、この試合では一人ずつ紹介され、入場曲がかかった。羽沙羅、チェリーボム、ヘイリー、米山の順で入場した。 羽沙羅の入場時は赤のテープが舞った。会場には「恐竜プリンセス」「小悪魔ヒロイン」と書かれた羽沙羅の垂れ幕が掲げられており、羽沙羅の人気を感じさせる。北米でアイドル的人気を誇るチェリーボム入場時には会場から「セクシー」の掛け声がかかった。 リングインした両チームの選手が向き合うが、中でもヘイリーと米山が睨み合う。何しろ両選手は10月10日に『JWP Revolution』で対決する予定である。この試合は両選手にとって前哨戦になった。 試合はヘイリーとチェリーボムの対戦で始まった。ヘイリー優勢のまま、羽沙羅の交代。羽沙羅もキャメルクラッチを決めるなど、攻撃を続ける。チェリーボムのパンチが炸裂するなど反撃もあったものの、羽沙羅優勢のまま米山に交代。ここで形勢が逆転し、米山が攻撃する。羽沙羅はヘイリーと交代し、ヘイリーと米山の間で激しい戦いになる。 その後は選手の乱入や場外乱闘で混戦模様となる。基本的にリング上は羽沙羅対チェリーボム、場外はヘイリー対米山の構図となった。リング上の戦いは羽沙羅が優勢だったものの、反則気味の攻撃にレフェリーからの静止もしばしばであった。遂に羽沙羅は鞭を持ち出し、チェリーボムの首を絞めて反則負けになった。収まらない羽沙羅はレフェリーにも攻撃した。 羽沙羅とチェリーボムの退場後、リングに上がったヘイリーは米山を挑発する。米山もリングに上がって乱闘を行い、両選手ともスタッフに羽交い絞めされて強制退場となった。不完全燃焼に終わった闘志は『JWP Revolution』で爆発するだろう。(『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』著者 林田力)
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スポーツ 2010年10月05日 10時00分
「毎週火曜はTruthの日」。ガッツワールド、STYLE-Eとの対抗戦を制す!
前回のTruth#7に事を発したガッツワールドvs.STYLE-Eの全面対抗戦。STYLE-E側は田村和宏、竹田誠志、柴田正人というトップ3に加えて新人の那須晃太郎というメンバー。対するガッツワールドはダイスケ、吉野達彦の正規軍に加えてデビルワールドの梁和平社長&ガッツ石島代表。双方ともに負けられない一戦は、4対4のイリミネーションマッチという形で行われた。 GWCシングルのベルトを掲げ、コールを受けた石島。次の瞬間、STYLE-E勢が奇襲攻撃を仕掛けた! 四方に戦場を移し暴れまわる。リング内では吉野と那須が激しくやりあっている。吉野がカウンターのドロップキックを放つと、リング内にはダイスケと竹田が上がる。GWC認定6人タッグ王者の盟友であり、ダイスケ復帰戦のパートナーも務めた竹田だが、対抗戦となると話は別。団体のエース同士の戦いは、まずドロップキックの相打ちで引き分けに終わる。 続いてはガッツ石島と柴田正人。何度もこのフレーズを使って申し訳ないが、在京インディー界屈指のヘビー級レスラーによるぶつかり合いはド迫力。ラリアットで先制した石島だったが、ブレーンバスターであっさりと逆に投げられてしまう。心理的に柴田が少し優位に立ったか。 しんがりを務めるは梁和平と田村和宏。気のせいか、田村が梁に攻撃する際、「まさし!」「ちょううん!」「ほね!」という意味不明なキーワードが聞こえてきたような。一瞬の隙を突いた前方回転からの膝十字固めを田村が極めた瞬間、ガッツワールド勢が一斉にカットに入る。STYLE-E勢が梁一人をリングに残して場外にたたき出すと、連係プレーで梁を攻め込む。串刺し4連発から田村・竹田・那須による低空ドロップキックの編隊飛行から柴田のランニング・ボディープレス。さすがにダメージを受けた梁だが、竹田のボディーへのソバットで形勢逆転。 今度はダイスケ&吉野による連携。ダイスケのジャンピング・エルボードロップと吉野のジャンピング・ダブルニードロップが同時に竹田に襲い掛かる。更に吉野の延髄斬りからダイスケがブレーンバスターで繋ぐ。 竹田をバックハンドエルボーでぶっ倒した石島だが、その竹田を敢えて相手側コーナーに投げ「ちっこいの(田村)出て来い!」と挑発するが、出てきたのは柴田。そんな柴田に石島はジャンピング・アームブリーカー。梁に交代し、ニードロップを右腕に落としていく。パワーで復活した柴田は梁を自軍コーナーへ。四人がかりで梁を袋叩きにする。 梁に対して妙に執着心を燃やす那須、ボディースラムからミドルキックを叩き込むが、梁がキャッチ。そこからガッツワールドは那須の左足に集中攻撃。柴田がカットに入ると、那須に対してダイスケのバックドロップ。すると石島が「血を吐き出すかと思った」と試合後に那須が言っていた程のサッカーボールキック。那須もエルボーで対抗するが、珍しい石島のローキック連打で大きく吹っ飛ぶ。 ロープに飛ばした那須に梁と吉野がダブルショルダータックル。更にガッチリと手を握ってダブルのエルボードロップ。しかし那須が踏ん張って自軍コーナーに梁を引きずり込む。両足をコーナーに固定して田村が梁のどてっ腹にドロップキック。ダブルニードロップを叩き込んだ竹田だが、梁のガウディングに後退。ダイスケとのエルボー合戦を制した竹田は柴田にタッチ。逆水平から軽々とブレーンバスターで叩き付ける柴田。田村に交代するとダイスケとのチョップとエルボーのラリー。これを制したダイスケは梁に交代、田村の背中に思いっきり平手を叩き込む。田村がランニング・ローキックを梁の足に叩き込むと、回転して吹っ飛ぶ梁。バックを取る田村、梁はレフェリーにしがみついて急所に一撃。石島のボディースラムからチャイニーズ・フットスタンプ。更にゴリースペシャルの体勢に田村を捕えると、ダイスケに攻撃しろと指令。田村がかわすと梁の後頭部にダイスケのエルボーが…この隙に田村がラ・マヒストラルから腕固めへ。梁が最初の退場となる。 4対3となるとSTYLE-E勢が俄然有利になる。石島を捕まえたSTYLE-E勢は集中攻撃。特に竹田のロックボトム、柴田のベイダーアタックからのスティンクフェイスは石島の肉体に相当なダメージを与えた事だろう。しかしただやられているだけではない。梁が試合に介入し、怒った柴田の顔面に水を吹きかける。そのままガッツルラリアットを放った石島、強引に片エビ固めで押さえ込んで柴田を退場させる。 竹田のエクスプロイダーが石島に。勢いに乗ってロープに走ったが、背後から梁が襲う。そのまま退場したはずの梁がスワンダイブ式のチャイニーズ・フットスタンプ。石島はトップロープからの攻撃を狙うがSTYLE-E軍がカット。コーナーに置き去りにされた石島を竹田が襲う。今回のイルミネーションマッチはオーバー・ザ・トップロープ制もあり、落ちたら石島は退場になってしまう。何とか踏ん張ってエプロンに立つ石島。逆に竹田を誘い込むが、那須のドロップキックで落ちてしまう。竹田も吉野のジャンピング・エルボーで転落し両者失格。 ガッツワールドはダイスケと吉野、STYLE-Eは田村と那須が残っている。キャリアの浅い那須に対して集中攻撃を仕掛けるダイスケ&吉野。だが一瞬の隙が命取りとなり、何と吉野が那須にオーバー・ザ・トップロープで場外に落とされて失格となってしまう。ガッツワールドはダイスケを残すのみとなってしまい排水の陣。 ダイスケのエルボーを殺す為、田村は左腕にアームブリーカーから腕固め。那須との連携もそつなくこなし、再度田村の腕殺しがダイスケを襲う。退場となったガッツワールド勢に加えてチェ・餃子マンと山本SANもセコンドに就いている。ダイスケに対して檄を飛ばすセコンド陣。その声が届いたのか、ダイスケは那須にミサイルキックからファルコンアローを放ち3カウント。遂に田村とダイスケの一騎打ちに持ち込んでいく。 エルボーの打ち合いから田村はソバット、コーナーに振られたところをウルトラタイガードロップで反撃する。ランニング・ローキックをダイスケの胸板にぶち込み、再度左腕に攻撃を仕掛けていく田村。途中ダイスケの策略で場外に落とされそうになるが、回転エビ固めからバズソーキックで返す。ミノルスペシャルを切り返したダイスケはロックボトム。更にフロッグ・スプラッシュとたたみ掛けて行くが、待っていたのは田村の両膝。この機を逃さんと田村は腕ひしぎ逆十字から腕固め。ロープに逃れたダイスケはエルボーを連打。田村も倒れこみそうになりながらハイキックを叩き込んでいく。両者ダウンの後、先に立ち上がったのはダイスケ。ブレーンバスターの体勢から放つ変形スタナーを田村に決めると、ダッシュしてスライディングD。渾身の片エビ固めで押さえ込んで3カウントを奪ったのはダイスケだった。何とガッツワールドがSTYLE-Eに勝利したのだった!! 敗れた田村だったが、10月16日から始まるE-1クライマックスにダイスケを強引にエントリーし、最初の試合で、シングルで決着をつけてやると宣言。しかし「このSTYLE-Eのエースが…」の発言に竹田が「チャンピオンは俺だ」と突っぱね、更に柴田が「俺お前(竹田)に勝ってるだろう!」と詰め寄り言い争いになる。そこを一喝したのが何とまた新人・那須晃太郎! 強烈なインパクトを残した那須の今後に大いに期待したい。 その那須は吉野の100番勝負の相手に立候補。次回対戦が濃厚となったが、ミスター雁之助相談役に次の対戦相手のオファーを頼んでいた事をすっかり忘れてしまっていたダイスケ。「(吉野)達彦に喝を入れられる相手」として雁之助が選んだ相手は、大阪プロレスの政宗であった。次回Truth#9で吉野は政宗と対戦、その後那須との対戦が行われる運びとなったが、万が一にも負けられない。 今回の前面対抗戦について少々言いたいことがある。何故ガッツワールド側からSTYLE-Eに乗り込まなかったのか? STYLE-Eは新木場大会を成功させ勢いに乗る団体。そのSTYLE-Eに対抗意識を燃やすのはガッツワールドではないのか。確かにSTYLE-Eの興行にダイスケや吉野がゲストとして最近よく出場しているが、前半戦に組み込まれている為、メインストーリーからは外れている存在。吉野が頭角を現し、ダイスケも久保田ブラザーズとの対戦で名を上げてはいるものの、STYLE-Eのファンにその存在を印象付けているのだろうか。 今回の勝利でダイスケは「STYLE-Eさんとの対抗戦は今回でひとまず終了」とブログで告げている。勿論これはE-1クライマックス出場のためであろうが、もう一度この対抗戦を再燃させなければならないと感じる。ガッツワールドのファンも「今回の試合が一番面白かった」と言っているほど、このイリミネーションマッチは相当なインパクトを残した。「継続は力なり」とよく言う。Truthに関してもそうだが、せっかく盛り上がったこの対抗戦、水を差す必要はない。今度はガッツワールドのエースであるダイスケがSTYLE-Eのメインストーリーの輪の中に入っていく。田村も負けられないところであるが、ダイスケはその存在をSTYLE-Eのファンに見せ付けなければならない、正念場であろう。 田村和宏に勝った実績を引っさげて、ダイスケは敵の総本山に乗り込んでいく−−。(Office S.A.D. 征木大智(まさき・だいち))−ガッツワールド事務局より DVDご購入の方、ダイスケの一発芸は正直申し訳ありませんでした。今後はダイスケ・吉野両名にマイクアピールと一発芸も伝授して参りますので宜しくお願い致します。−◆『Truth#8』2010年9月28日(火)会場:埼玉・蕨『イサミレッスル武闘館』(観客60人)<メインイベント ガッツワールドvs. STYLE-E全面対抗戦!〜イリミネーション8人タッグマッチ(時間無制限)>ガッツ石島&梁和平&ダイスケ&吉野達彦(4-3)田村和宏&竹田誠志&柴田正人&那須晃太郎【STYLE-E】※1人残りでガッツワールド軍の勝利。(1)○田村(15分6秒 腕固め)梁●(2)○石島(17分24秒 片エビ固め)柴田● ※ガッツルラリアット(3)○吉野(19分2秒 オーバー・ザ・トップロープ)●竹田○那須(19分2秒 オーバー・ザ・トップロープ)●石島 ※竹田と石島が同時に転落 (4)○那須(21分33秒 オーバー・ザ・トップロープ)吉野●(5)○ダイスケ(26分53秒 片エビ固め)那須● ※ファルコンアロー(6)○ダイスケ(31分32秒 片エビ固め)田村● ※スライディングD<第1試合 シングルマッチ 20分1本勝負>○チェ・餃子マン(8分24秒 逆さ押さえ込み)●山本SAN◆『Truth#9』2010年10月5日(火)開場:19:00/開始:19:30会場:埼玉・蕨『イサミレッスル武闘館』 <メインイベント 吉野達彦〜エースへの道100番勝負〜第8戦 20分一本勝負>政宗【大阪プロレス】 vs. 吉野達彦<セミファイナル タッグマッチ 30分一本勝負>ダイスケ&翔太 vs. ガッツ石島&チェ・餃子マン <第一試合 シングルマッチ 20分一本勝負>山本SAN vs. 梁和平 【チケット情報】◆自由席…2,000円(当日券は500円UP)◆月間パスポート(10月、4大会有効) 自由席…6,000円 指定席…7,000円【Truth 10月の開催予定】『Truth#9』10月5日(火)蕨・レッスル武闘館(19:00開場、19:30試合開始)『Truth#10』10月12日(火)蕨・レッスル武闘館(19:00開場、19:30試合開始)『Truth#11』10月19日(火)蕨・レッスル武闘館(19:00開場、19:30試合開始)『Truth#12』10月26日(火)蕨・レッスル武闘館(19:00開場、19:30試合開始)お問い合わせ:ガッツワールドプロレスリング事務局 info@guts-world.com※前売り券のお問い合わせは、大会前日の23時までにお願いいたします。
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スポーツ 2010年10月05日 08時30分
阪神・藤川もポスティングの仰天情報
日本ハム・ダルビッシュ有、楽天・岩隈久志がポスティング(入札制度)でどのメジャー球団に落札されるか。今オフのストーブリーグ最大の焦点になるが、ここへきて仰天情報がささやかれている。阪神・藤川球児のポスティングだ。 「藤川のポスティングが決まったようだ。ペナントレースが本当の大詰めになる前の早い時期から藤川を2イニング使うなど酷使。最後はその藤川が横浜・村田に逆転3ランを打たれ、5年ぶりの優勝を逃したために、真弓監督に対するサイ配批判が噴出したが、実際のところは違うらしい。ポスティングを認めてもらうために、藤川本人が最後のご奉公ということで、自ら2イニング登板を志願したと聞いているよ」 阪神OBがこう驚きの情報を明かす。藤川のメジャー志向が強く、これまでも球団側に対し、ポスティングでのメジャー入りを要求していた事実は、公然の秘密だ。が、「絶対に出せない」という球団側の拒否でポスティングでのメジャー入りは不可能と思われていた。ところが、今回の仰天情報には、一笑にふせない具体的なプランまである。前出の阪神OBがこう漏らす。 「藤川のポスティングを認めれば、当然のことながらポスト藤川が必要になる。そのために、水面下でヤクルトと契約が切れる林昌勇獲得に動いている。林は藤川に勝るとも劣らない強力なストッパーだからね。林が獲得できれば、藤川の穴は十分に埋まる」 なんとすでにポスト藤川の候補として、ヤクルトの守護神・林獲りに動き出しているというのだ。これだけ具体性のある対案まであるのだから、怪情報として聞き流すわけにはいかないだろう。 が、阪神の林獲りには最大、最強のライバルが立ちはだかる。巨人だ。リーグ4連覇に失敗したのは、投手陣の崩壊が元凶だ。「フロントが投手を十分に補強しなかったからだ」と渡辺球団会長がV逸の原因を明言しており、巨人フロントは血眼になって投手の補強に奔走するだろう。先発不足を補うために、ブレーブス・川上、ドジャース・黒田ら日本人メジャーリーガーの獲得に動こうとしているが、同時にクルーンに代わる新しい抑え補強が急務になっている。そのために、ヤクルト・林獲りに躍起になっているのだ。 そんな巨人と真っ向から争奪戦を展開することになる阪神。西武からFAした清原獲り以来の激烈な獲得合戦が予想される。最後はマネーゲームになるだろうが、果たして勝てるかどうか。 藤川のポスティングが実現するには、巨人を抑えて、林獲りに成功するのが大前提になるだろう。そうしなければ、5年ぶりのリーグ優勝へ大きな期待を抱かせながら最後に失敗して失望させた猛虎ファンが納得しない。藤川がメジャーへ行き、新しい守護神に予定していた林も巨人に取られましたでは、ファンは許さないだろう。 ポスティング期間は11月1日から翌年の3月1日まである。「藤川ポスティングでメジャー入り」という仰天情報が、現実のものとなるかどうか。長期戦になる可能性もある。
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スポーツ 2010年10月05日 06時00分
降ってわいて出た横浜ベイスターズ売却話
プロ野球のシーズンが終盤に入り、一年間の盛り上がりがクライマックスに達しようかという時に残念な話題が出てきた。既に報道されている横浜ベイスターズの売却話だ。 ここ数年は最下位が定位置となり、テコ入れしても まったく効果が無くベイスターズのファンを悲しませる結果しか生まなかった。 以前から売却の噂は出ていたが、具体的な話にはならず噂の域は出なかったのに何故、今のタイミング? と首をかしげるファン、関係者も多いことだろう。赤字を抜きにしてもTBSのヤル気のなさは毎年、批判の的になっていた。 セ・リーグ最下位とはいえ、1プロ野球の球団を抱える以上は、シーズン終盤の盛り上がりをサポートする義務があるはずだ 広告不況によりTV本体が厳しい状況は理解できるが、せめて日本一が決まるまでは待てなかったのだろうか。 TBSは元々、球団経営に携わる予定ではなかったが、あの名物オーナーがしゃしゃり出てきた為に最初から不本意な流れではあった。 約10年間でTBSは巨額の赤字を抱え、手放さざるを得なくなった。この話が持ち上がったことで他11球団にも影響を与えてしまうのは想像に難くない。現に横浜の選手にも動揺が走ってるという話もある。 仮にベイスターズの売却がまとまり、新オーナーに代わった場合に望むことは、長期プランでチーム作りに取り組むことだ。 最下位だろうが何だろうが、何人若手を育てたら来期の監督契約を更新する、といった具体的な数値目標を設定して先を見据えたプランを立てるべきだろう。某チームのように目先の人気取りに惑わされず 確固たるビジョンをファンへ示す義務がある。 本拠地移転の噂も出ているため、まだ状況は不安定きわまりない。 そんな状態のチームから、ドラフトで指名されるかもしれない選手は不安でいっぱいになることだろう。 それ以上に不安になっているのは、どんな状況でも応援し続けてきたファンなのだ。
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スポーツ 2010年10月02日 14時00分
9・26バトラーツ北千住大会、石川雄規とIGF・鈴木秀樹が『刺激的な』初遭遇!!
あいにくの空模様となってしまった9月26日ではあったが、北千住にある「1010ミニシアター」には180人のバトラーツファンが集まり、会場内は熱気が漂っていた。それもそのはず、8月8日の蕨大会で発表された通り、IGFの鈴木秀樹がバトラーツに初見参。今大会のメインで石川雄規とのタッグ対決が決定しているからである。 鈴木秀樹といえばビル・ロビンソン主宰のスネーク・ピット出身。カール・ゴッチの弟子である石川との対戦はいわば「時を越えた『神様』と『人間風車』の戦い」。加えてパートナーも豪華であったこのタッグマッチ、石川にはスーパータイガー、鈴木には矢野啓太が就く。期待に胸を膨らませながら観客は北千住に集まった。 先発は石川と矢野。鈴木のはやる気持ちを制して先に出た矢野だったが、待ちきれない鈴木はカット時ロープ越しのキックを石川に放っていく。更に次のカットに入った時は必要以上に強烈なストンピング。思わず怒ったタイガーがロープ際まで鈴木を追いかけていく程。 ヨーロピアンヘッドロックの体勢のまま矢野は鈴木にタッチ。いよいよ石川と鈴木が対峙する。足首の取り合いから鈴木はスタンドでヘッドロック。コーナーに押し込んだ石川がいきなりエルボーを鈴木の首筋に何発も叩き込む! お返しのかち上げるエルボースマッシュによろめく石川、タイガーとタッチを交わす。 タイガーも容赦なく鈴木にキックをぶち込んでいく。お返しとばかりに鈴木はタイガーの手に噛み付く。鈴木は矢野にスイッチ、打撃で優位に立ったタイガーがランニング・ローキックを矢野の胸板にぶち込んでいく。関節の取り合いからタイガーが石川にタッチ、コーナー際で矢野の顔面を踏みつける石川だったが、その足首を掴んで逆襲に転じる矢野。一瞬の隙を見逃さない矢野のテクニックは恐ろしいものである。 エルボースマッシュで倒れた石川の顔面を踏みつけ、喉笛に地獄突きを放つ矢野。苦しんだ石川だったが、鈴木にチェンジされた瞬間目の色が変わる。胴タックルからテークダウンさせ、バックに回ってフェースロック。レフェリーの注意を逸らし、ロープ越しにカットをしようとした矢野だったが、この日は松井幸則レフェリーであったために未然に防がれてしまう。スタンドに戻った石川と鈴木、至近距離での張り手・頭突き・エルボー・ナックルが乱れ飛ぶ。石川の気持ちを逆なでするかのように張り手をひょいとかわしていく鈴木、「舐めんじゃねえぞ」とコーナーに押し込んだ石川は膝を叩き込む。鈴木もエルボーからフライングメイヤー、そしてジャンピング・ダブルニードロップ。転んでもただでは起きない石川は鈴木の足首を捻っていく。替わったタイガーも鈴木の足を攻め込んでいく。 ピンチを脱した鈴木は矢野にタッチ。突進してタイガーのボディーにヘッドバットを叩き込む。控えの石川を場外に蹴散らしておいてエルボースマッシュを連打する。ロープに飛んでフライングフォーアームズ。啓ちゃんボンバーを狙った矢野だったが、かわしたタイガーは逆回し蹴り。 石川が出てくると、矢野の首と腕を同時に極めるテレホン・アームロック。鈴木がカットに入ると矢野はお返しのクロック・ヘッドシザース。ロープに逃れた石川はフロント・スリーパーからアンクルホールド。立ち上がろうとする矢野のバックを取るが、逆にバックを取り返した矢野がワンハンド・バックブリーカー。至近距離からのドロップキックを石川に叩き込む。飛ばされた勢いで石川はコーナーに。タイガーとタッチ。矢野も鈴木と交代する。 タイガーは鈴木をコーナーに追いやると右ハイキック! たまらずダウンする鈴木。その後もロープ際での逆回し蹴りを食らいもう一度ダウンする。立ち上がってきた鈴木にタイガーは打撃のコンビネーションからタイガーネックチャンスリー! アームロックからチキンウイング・フェースロックに移行する。これには矢野がニードロップをタイガーの額に叩き込んでカットに入る。息を吹き返した鈴木は人間風車を炸裂させた!! そこから腕ひしぎ逆十字に持ち込もうとするが、石川がカットに入った矢野ごと倒れ込んで未然に防がせる。 コーナーに追い込んだ鈴木にローリングソバット、膝蹴りをぶち込むタイガー。石川に替わると膝蹴りからピロー・アームロック。そこからグラウンドで鈴木を翻弄した石川。試合終盤というのに鈴木の大きな体をコントロールする姿に観客も感嘆の声を上げる。ロープ越しのアームブリーカーで鈴木の腕に決定的ダメージを与えた石川は延髄斬り一閃! 腕固めから腕ひしぎ逆十字固めに入る。両手をクラッチして防いでいた鈴木だったが、タイガーがそのクラッチした部分に蹴りを入れると、そのまま石川が絞り上げる。たまらずギブアップの意思表示をする鈴木。 初対決は石川に軍配があがったものの、石川も鈴木もまだやり足りないとばかりにお互いアピールする。 「鈴木君! 元気だなぁ、デカブツ! てめぇみたいのを待ってたんだよ!! だが! まだまだお遊びだ。お・あ・そ・び、It's Play。まだ俺の氷山の一角だ、今日なんて。全部知りたければ、来月またおいで。鈴木君よぉ。シングルでやってやろうじゃねぇか!!」 遂に石川が叫ぶ。歓喜する観客。次回10月24日、場所は同じ北千住で両者のシングル対決が実現する可能性が濃厚になってきた(石川雄規ブログ『情念の部屋』にて決定が伝えられた)。 対して鈴木は「おじさんレスリングできるか? とりあえずヘッドバットとエルボーだったね。藤原さんとこで練習しといで」と挑発する。鈴木もシングルマッチを受ける気満々だろう。 挑発を受けた石川は「ハイ! 出直して参ります!!」とお返し。両者の気持ちは同じ方向に向いている。 試合後石川は「若い世代で、でかくてちゃんと練習して、動ける。面白かった! で、正直、辛い!!」と鈴木を評価する。対する鈴木は「物足りなかったですね。もう少しやりたかったです、石川雄規と。こっちは体力有り余ってるんで、今度は体力つぶししてやろうかと」静かに語ったが、その内に秘められた闘志を隠すかのようであった。 バトラーツを牽引する石川と、IGFの若い力鈴木の遭遇は鮮烈であり、また見るものを引き寄せる力を持っている。互いを認め合い、次回行われるシングル対決が俄然楽しみになってきた。果たして両者によるタイマン対決では何を魅せてくれるのか。燃える情念が勝るか、蛇が情念を食い破るのか。 それにしても大勢の観客で賑わった当大会。やはりバトラーツを観戦するファンの方々は一味違う感じがする。長い間バトラーツを応援するファンの気持ちが改めてわかり始めた気がするのだ。(Office S.A.D. 征木大智(まさき・だいち))◆『格闘探偵団バトラーツ 9月大会』2010年9月26日(日)会場:東京・北千住『シアター1010ミニシアター』(観客180人=超満員)<メインイベント バトラーツルールタッグマッチ 30分1本勝負>○石川雄規&スーパータイガー【リアルジャパン】(21分29秒 腕ひしぎ逆十字固め)●鈴木秀樹【IGF】&矢野啓太<セミファイナル バトラーツルールシングルマッチ 30分1本勝負>○澤宗紀(17分40秒 TKO勝ち)●佐々木恭介 ※お卍固め→レフェリーストップ<第3試合 バトラーツルールタッグマッチ 30分1本勝負>○タイガーシャーク【リアルジャパン】&三州ツバ吉【BUMPMAN】(17分36秒 TKO勝ち)臼田勝美&●焙煎TAGAI【西口プロレス】 ※右ハイキック→レフェリーストップ<第2試合 バトラーツルールシングルマッチ 30分1本勝負>○山本裕二郎【チーム太田光】(9分50秒 ピロー・アームロック)●佐藤智也【レスリング・ドリーマーズ】<第1試合 Bルールシングルマッチ 15分1本勝負>○NARITA【成田吉駿=チーム竜司】(11分07秒 アームロック)●竹嶋健史※バトラーツルール=勝敗はKO・TKO・ギブアップのみで決する。フリーダウン・フリーエスケープ制。※Bルール=打撃無しのグラップリングルール。両者の合計エスケープ数が5になるとエスケープ不可能となる。◆『格闘探偵団バトラーツ 10月大会』2010年10月24日(日)開場:12:30/開始:13:00会場:東京・北千住『シアター1010ミニシアター』【決定カード】石川雄規 vs. 鈴木秀樹【IGF】(石川雄規ブログ『情念の部屋』に掲載)詳細は格闘探偵団バトラーツオフィシャルサイト http://www.battlarts.asia/ まで。
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スポーツ 2010年10月02日 10時00分
9・24『SMASH.8』(3)華名、『禁断の対決』を口に、そして朱里とタッグ結成へ…
SMASHのリングでもう一つ注目すべき事がある。それは「おんな模様」 開花したのはSMASH.4でのメインイベント、朱里vs.華名戦からと言っても過言ではない。SMASH所属である朱里には様々な包囲網が敷かれていた。 第2試合、朱里と対戦して心が通じ合ったNEOの野崎渚が華名と対戦する。「ひよこちゃん(野崎)のスイッチを押す」と公言していた華名、後から入場する華名をじっと睨みつけている野崎。 ゴングが鳴り、ロープ際に押し込んだ野崎に華名がローを放ち先制。ロープワークの中、野崎がスリーパーに捕らえる。そこからヘッドロックに移行するが、華名は背後に回ってアームロック。首を取って野崎を投げるとすかさずチキンウイング・アームロック。流れるように極めていく華名。片足タックルで野崎をテークダウンさせると間髪入れずにアキレス腱固めで絞り上げ、体勢が変わると逆片エビ固め。野崎の表情が苦悶になる。 スタンドの状態となり華名はなおもローキック、胸板へのチョップで野崎を攻める。耐えた野崎はダブルハンドチョップで反撃。コンビネーションからのソバットを叩き込むとロープに走る華名。野崎は逆襲のフロントハイキック。ラリアットをかわしてもう一発華名の顔面目掛けて放つ。雄叫びを上げて気合を入れると、渾身の力を込めてスリーパーで華名を絞め上げる。胴絞めも加えて絞め上げていくが、華名はレッグロックで反撃。そのまま野崎の足首を捻り上げるアンクルホールド。何とかロープに逃れようとする野崎だが、再度華名がリング中央に引きずり戻すとタップアウト。苦しい表情の野崎に対して華名は涼しい表情のまま勝ち名乗りを受け去って行った。 第4試合に組まれたのは朱里とKAORUによる「ハードコアマッチ」。KAORUは戦前「朱里をハードコアに触れさせてみたい。やってみない事には何も進まない」と告げている。朱理は竹刀を持参して入場する。ところがKAORUが入場時に持ち込んだのはラダーとぶ厚い机の破片を一枚。まだ足りないとばかりに、なおも武器がしこたま入っているバケツを持ち込むと、朱里の顔がひきつる。 試合が開始され、最初は通常の流れになっていたが、KAORUが机の破片を手に取ると戦況は一変する。容赦なく破片で朱里をぶっ叩くKAORU。破片をリング中央にセットし、その上にブレーンバスター。この試合形式はさすがにKAORUの独壇場といえる。 場外に朱里を落としたKAORUは、エプロンに朱里の額を叩きつけたり、鉄柱にぶつけていく。場内に戻る際、朱里もパイプ椅子を持ち出して反撃しようとするが、イスと破片のチャンバラではKAORUの勝ち。それならばと朱里はKAORUの持ち込んだラダーを使おうとするが、あっさりと奪い取られてしまい、振り回すラダーに巻き込まれてしまう始末。ラダーをセカンドロープにセットしボディーアタックを狙ったKAORUだが、寸前で朱里がかわすとけたたましい音と共にKAORUが自爆する。更にてこの原理を利用したラダーによる攻撃でKAORUの顎を砕く朱里。そのままトップロープに駆け上りダイブするが、KAORUの地対空ミサイルが待っていた。 KAORUはラダーを立てかけてその上からのダイブを狙う。「(ラダーを)おさえろ!」と言うKAORUの言葉だったが、セコンドが慣れていないせいか、もたついている隙に朱里が後方に投げ捨てる。それでもなお攻撃の手を休ませないKAORUは松葉杖を使う。朱里のローキックの前に、「本来の松葉杖の使い方」をリング内で披露したKAORU、これはご愛嬌か。続いてスチールバケツで朱里を一撃! そしてデッキブラシを取り出し朱里に一撃を加えようとするが、持ち込んだ竹刀で受け止める。デッキブラシを払い落とすと竹刀でめった打ちにする朱理。 攻勢に出た朱里、ラダー最上段からの攻撃を仕掛けようとするが、KAORUが雪崩式ブレーンバスター。そこから再びラダー最上段からのムーンサルトを決めてピンフォール勝ち。全盛期のウェポンが乱れ飛ぶハードコアマッチに比べるとやや物足りない感じもしたが、きっちりとKAORUがハードコアのいろはを教え込んだ感じが見られた。 「事件」が起こったのはその第4試合の後。KAORUがマイクで朱里に対し「朱里、楽しかったか? またやろうよ」と告げている最中、華名がリング内に駆け込みKAORUを急襲! 倒れている朱里を介抱し「朱里は私のもんじゃボケ! コラァ!!」と叫び、二人でリングを後にした。館内からのブーイングも全く無視して控室に戻っていく華名と朱里。一人残されたKAORUは「『私の朱里』って何? 朱里はどう思ってくれたのやら…またいつか帰って来たいと思います!」と告げてリングを後にした。 囲み取材において、華名はアイスリボン・さくらえみのインタビューについて言及。 「『東スポ大賞を取りたいから頑張りました』と、全く意味合いが違うんです! そんなレスラー、全く興味がありません。ただ、興味は無いですけど、SMASHに乗り込んで来るんやったら、必ず高橋奈苗を連れて来い。(私の)パートナーは朱里。これで高橋奈苗を連れて来られへんのやったら、私はJCBで朱里と闘います。 JCBに(高橋奈苗を)連れて来い。そもそも、プロレスラーという基準、評価基準が試合でないと言ってたけど、会場で『朱里vs.華名』を見てないんでしょう。何を言うてんねん! って話。朱里戦が終わって、こんなに話題になって。試合が伴っていなかったら、こんなに話題にならないですよ。 せいぜいマスコミや色んな人に好かれて、さくら贔屓してもらえばいいんじゃないですか。 まあ私は一瞬の光で突き進んでいきますよ。一瞬の光にもならない選手は、どうするんですか? JCBで待ってると伝えて下さい」 こう言い残して華名は朱里を連れて去って行った。 この会見をじっと見つめていたTAJIRI。試合後の総括内では「面白ければ何でもやればいい。JCBに高橋奈苗を連れてきたらいいんじゃないですか? 全然、いつでもOKですよ、僕としては」と告げた。 遂に「禁断の対戦」を公言した華名。過去の因縁はおわかりになる方が多いはず。パンドラの箱を開けた後、もう後戻りはできない。一瞬の光を輝かせ、次の道に進むのは誰か。そして、ここまで言われてしまったさくらえみはどう動くのか。JCBホールに向かうもう一つのベクトルからも目が離せない状況になってきた−。(Office S.A.D. 征木大智(まさき・だいち))◆『SMASH.8』2010年9月24日会場:東京『新宿FACE』(観客600人=超満員札止め)<第2試合 シングルマッチ 時間無制限1本勝負>○華名(5分11秒 アンクルホールド)●野崎渚【NEO】<第4試合 ハードコアマッチ時間無制限1本勝負>○KAORU(9分48秒 片エビ固め)●朱里 ※ラダー最上段からのムーンサルト・プレス◆『SMASH.9』2010年10月30日(土)開場:18:00/開始:19:00会場:東京『新宿FACE』※詳細・お問い合わせはSMASHオフィシャルサイト http://www.smashxsmash.jp/ まで。
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スポーツ 2010年10月01日 18時00分
TBS身売り問題の今後
週刊誌が火を付け、一般紙が後追いして球界を揺るがしているTBSの横浜球団身売り問題。もっか交渉中の住生活グループとの話が無事にまとまればいいが、最悪の場合、04年のシーズン中に勃発した球界再編、1リーグ制度への移行騒動再燃は避けられなくなる。 TBSの横浜球団身売り問題は今に始まったわけではない。ここ数年、身売り情報が流れては立ち消えになるという繰り返しだった。「買い手があるのならば、今すぐにでも売りたいが、こんな弱い球団では買う企業も出てこないし、実際に売れないのだから」。TBS関係者がこう嘆く悲惨な状況だった。 それだけに、住宅設備メーカーの「INAX」、建材メーカーの「トステム」、住宅関連企業の「東洋エクステリア」を傘下にする持ち株会社「住生活グループ」との身売り交渉にかけるTBS側の期待は大きいだろう。が、もし値段が折り合わずに決裂となったら、TBS、横浜球団だけの問題に止まらない。球界再編の動きが再燃するのは間違いないからだ。 「どうしても身売りがうまくいかなければ、買い手がつかなくても球団を手放してしまえばいい」。TBS関係者の間からは、こんな物騒な声まで出ているという。そもそもTBSは持ちたくて球団を持ったわけではない。マルハから横浜球団を買収しようとしたのは、ニッポン放送で、一度は正式な球団売買の記者会見までしている。それをひっくり返したのが当時巨人のオーナーだった渡辺恒雄・現巨人球団会長だ。 「フジサンケイグループはヤクルトの株も持っている。2球団にまたがるのは野球協約違反だ」と異議を唱え、「同じマスコミのTBSが球団を持てばいいんだ」と、TBSの横浜球団買収をごり押し。TBSは仕方なく受け入れた経緯がある。それだけに、球団経営に消極的で「なんでTBSは本腰を入れた球団経営をしないのか」と球界OB、関係者から常に批判され続けている。そのTBSが今回の住生活グループとの交渉に失敗して居直り、球団を丸投げしたら、球界はパニックに陥る。 「この大不況の最中だけに、一番怖いのは球団を投げ出されてしまうことだ。大リーグ機構(MLB)は財力があるので、実際に緊急措置として破綻した球団保有をしたことがある。が、NPBには絶対に無理だ」。球界関係者は、球団丸投げの非常事態が起こることを何よりも恐れているからだ。 だから「球界への新規参入のハードルを低くするべきだ。25億円の預かり保証金など廃止した方が良い」という声が強い。この預かり保証金制度は、オリックスが阪急ブレーブスを球団買収したことが契機になっている。「オリエントリースからオリックスへと本社の企業名を変更するPR効果を狙っての球界参入だから、知名度が広まったら2、3年後にすぐに身売りするのではないか。球団身売りがコロコロ行われてはたまらない。そういうことを阻止するためには、高額な預かり保証金を取り、最低でも10年間は球団を保持しないと返却しないという制度が必要だ」ということで、預かり保証金制度を作ったのだ。 マルハからTBSが横浜球団を買収した際には、ごり押しした手前、巨人・渡辺球団会長が旗振り役を務め、特例として預かり保証金はなしとなっているが、ダイエーから球団を買ったソフトバンクは支払っている。今回、この預かり保証金25億円がネックにならない保証はない。そして、TBSの球団丸投げ→球界再編再燃という最悪のシナリオも完全否定できない。NPB関係者、11球団のオーナーたちは、TBSと住生活グループの今後の交渉を固唾を呑んで見守るしかないのが現実だ。
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スポーツ 2010年10月01日 14時30分
あわやリング破壊! 猛者揃いのタッグ戦はカオスの大乱闘 9・26地下プロレス『EXIT-50 BULLFIGHT』
8・22に文化の街・高田馬場に初上陸した地下プロレス。新戦場『ALAISE』にこしらえられたリングは、なんと四方3メートル。クロスに組まれた鉄鎖の隙間から、観客はワインを飲みながら目の前の闘いを食い入るように覗き込む。リングと客席の距離は、それこそ血と汗がそのまま観客の顔めがけて飛び散るような近さ。『ALAISE』もまた、「これぞ地下!」というべきエッセンスがぎっしりと詰まった濃密な戦場なのだ。【第1試合 時間無制限一本勝負】 “頭突き世界一”富豪2夢路 vs “求道妖怪”入道 “夢道コンビ”による、いつぞやのCORE STADIUM以来の師弟対決。前回瞬殺された入道だが、この1年間で積み重ねてきた成長を、夢路兄貴に思いきり叩きつけたいところ。その期待通りに入道は、得意のセントーン、グラウンドでは腰に爆弾を抱える夢路をキャメルクラッチで追い込むなど、確かな成長の跡を見せる。 そしてスタンドでの打撃戦…。夢路の怖すぎる怒号と張り手に、入道は何度もぶっ倒されるが、「アー!」と咆哮し自ら頭突き勝負を挑む! 夢路に頭突きをブチ込むたびに、その倍の衝撃音の“世界一の頭突き”をこれでもかと被弾し続ける入道。ダウンの末のアームロックで敗れた入道だったが、その成長とド根性だけは、誰もが認めるものを見せつけた。 試合後夢路は入道を讃え、拳と拳を突き合わせ「カンパーイ!」と絶叫。これは、入道を“カンパイ・ボーイズ”の一員として認める証なのか…!? カンパイ・ボーイズとは、ネパールでの闘いにおいて、夢路と梅沢菊次郎のコンビに、ネパールの国民によって敬意をもって与えられたチーム名である。入道も“カンパイ・ボーイズ”ということは、今後、夢路・梅沢・入道の3人が“チーム”として地下世界で動くことを意味するのだろうか…? 目が離せなくなってきた。【第2試合 地下日本阿吽選手権 時間無制限一本勝負】 [阿の帯]“銀座の鉄人”三州ツバ吉 vs[吽の帯]“格闘僧侶”日龍 過去に幾度も熱戦を繰り広げ、ついには「第2代地下日本阿吽王者」として、コンビで王座の帯(ベルト)を巻くことになった三州と日龍。 彼らが腰に巻く「阿吽王座」だが、これが実は並のタッグチャンピオンベルトではない。狛犬に仁王像に沖縄のシーサーと、阿吽をモチーフにした二体の像は数多く存在するが、通常口を開く「阿」の像は、口を閉じた「吽」の像よりも上位な存在とされている。この地下日本阿吽王座とて例外ではなく、「阿」の帯が上位、「吽」が下位とされるのだ。時にはコンビ同士で、阿と吽の上下関係逆転を賭けて一騎打ちが行われる特殊極まりないチャンピオンベルト、それが阿吽の帯なのである。 日本地下マットの様々な歴史的局面に居合わせ、その都度幾度も闘ってきた彼ら二人の対決は、この日もグラウンド中心に“阿吽”のスイングを見せる。常連客の檄にテンション急上昇の三州は、打撃に闘いをスイッチし、試合をなお白熱させる。 試合は延髄斬りの連発からスリーパーで三州の勝利。8・29富士山頂で“日本最高峰のタイトルマッチ”を行った両者の“頂上決戦”は三州に凱歌、阿の帯の防衛に成功した。【第3試合 時間無制限一本勝負】 “人間狂気”紅闘志也&“兇悪獣”ナイトキング・ジュリー vs “地下の悪童”ジョータ&“革命王子”矢野啓太 どの組み合わせもたまらなく魅力的でたまらなく危険な、メインのタッグ戦。 「肉しか信じない!」と言わんばかりに獰猛にリング上を蹂躙せんとする紅&ジュリーの“新・顔面狂気コンビ”の野生の猛攻に、時には激しく立ち向かい、時にはクレバーにスカして攪乱する硬軟自在の闘いで抵抗するジョータ&矢野。気づけばリングを取り囲むクロス状の鎖は破壊され、リングはすっかり収拾不可能な状況と化している…! 9・12『EXIT-46 ANNIVERSAIRE』の激闘をきっかけに、猛烈なライバル意識を燃やし合うジュリーとジョータは、この日も火の出るようなシバき合いを見せたが、今戦ではジュリーがジョータに伝家の宝刀・ベアハッグで勝利。この因縁、どこまで続く!? その他のトピックとしては、9・12で鮮烈デビューを飾った“ネパールの蹴撃王”モハン・ドラゴンも、またしても“ヒマラヤン・タイガーのテーマ”に乗って朗々と登場。“暗黒鉄仮面”ロス・フェイスをパートナーに、鮮やかなミット打ちパフォーマンスで観客を魅了。 第2試合・阿吽選手権の試合前には、予測不能ラッパー・PRIMALが今戦も国歌斉唱に登場…なのだが、リングインの途端、即興で国を憂うラップをかまし続ける。自らのテンションを最高潮まで昇せあげたところで、間髪入れずまったくオリジナルなアレンジの(!)君が代を歌いあげた。彼もまた、“地下の住人”としての爪痕を、確実に現場に刻み込み続けている。 全試合結果は以下の通り。◆地下プロレス『EXIT-50 BULLFIGHT』2010年9月26日(日)開始:14:00会場:東京・高田馬場『ALAISE』<第一試合>○富豪2夢路(7分37秒 アームロック)●入道<第2試合 地下日本阿吽選手権>○[阿の帯]三州ツバ吉(9分01秒 スリーパーホールド)[吽の帯]●日龍※「阿」の帯を有する三州が勝利したため、帯の異動はなし。<第3試合>紅闘志也、○ナイトキング・ジュリー(15分56秒 ベアハッグ)●ジョータ、矢野啓太※試合はすべて時間無制限一本勝負。KO、ギブアップのみで決着。 地下プロレス『EXIT』公式サイトhttp://www7.plala.or.jp/EXIT/梶原劇画で伝承された「地下プロレス」が、この日本に存在した! 闇の闘いを伝える『EXIT』とは何か!?http://npn.co.jp/article/detail/97320773/世界に拡散する地下プロレス…ネパール、香港で繰り広げられた“世界地下行脚”を追う!(1)http://npn.co.jp/article/detail/54205265/世界に拡散する地下プロレス…ネパール、香港で繰り広げられた“世界地下行脚”を追う!(2)http://npn.co.jp/article/detail/71648266/世界に拡散する地下プロレス…ネパール、香港で繰り広げられた“世界地下行脚”を追う!(3)http://npn.co.jp/article/detail/84212018/世界に拡散する地下プロレス…ネパール、香港で繰り広げられた“世界地下行脚”を追う!(4)http://npn.co.jp/article/detail/58713392/世界に拡散する地下プロレス…ネパール、香港で繰り広げられた“世界地下行脚”を追う!(5)http://npn.co.jp/article/detail/14756242/灼熱の日比谷公園に突如出現した“ネパール地下プロレス”!! …誰か教えてくれよ!http://npn.co.jp/article/detail/34428935/仰天! 「地下プロレス」が「霊峰富士山頂」にて「日本最高峰プロレス」!!http://npn.co.jp/article/detail/23287014/(山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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スポーツ 2010年10月01日 10時00分
9・24『SMASH.8』(2)嗚呼、キム・ナンプンよ、カゲマングロよ…
前回の『SMASH.7』に登場した外国人選手。全ての選手に共通したのは「外国人ならではのオーラ」だった。だが、『SMASH.8』に登場した外国人選手の中に、人気のあるもう一つの要素が込められていた。それは「胡散臭い外国人」。様々なギミックを付け加え、初来日するということでかなり煽っての登場となった外国人選手。ところが蓋を開けてみると「とんだ一杯食わせ物」という存在が過去にも多く見られた。 セミファイナルに登場したFCFの「カゲマングロ」。暗黒のマスクを被り、黒い拳法着を身にまとった彼からはまさに「闇の戦士・カゲマングロ」を想像させた。リングアナのSUNAHOが「一度口に出すと癖になる」、TAJIRIはtwitterのつぶやきの末尾に必ず「カゲマングロ」とつけてしまうほど、名前だけで相当なインパクトを与えた。 そのTAJIRIはKUSHIDA・小路晃を引き連れて大原はじめ&ジェシカ・ラブ&カゲマングロのFCF勢と対戦。先発はKUSHIDAと噂のカゲマングロ。いきなりリング中央で「カゲマングロぉー!!」と雄叫びをあげる。「???」という表情のKUSHIDAであったが…ロープワークの中、リープフロッグから華麗にヘッドシザース・ホイップを決めたかと思えば、KUSHIDAの腹部に拳をたたきつけるカゲマングロ。奇妙なポーズから繰り出す拳に館内からはやんやの歓声が上がる。 ジェシカは大好きな大原と一緒にタッグを組むのが嬉しくて仕方ないような様子。しかしSMASH軍は小路にスイッチ。「空飛ぶオカマ」と「最後の日本男児」の異次元対決が繰り広げられる。パワーで勝る小路に対し、館内からは「もっと優しくやってやれよー!」との声が飛ぶ。小路のコーナーへの突進を艶やかにかわしたジェシカは、自分の股間を小路の顔面にあてがっていく。座っている小路の唇を奪おうとするが、さすがに慌てて逃げる小路。 そしてTAJIRIと大原が対戦。前回の対戦では「あんなに当たりの強い大原は初めて見た」と称していたが、今回は逆に大原を試しているような感じがしたTAJIRIの試合運び。FCF何するものぞといわんばかりに、三人の攻撃をあえて受けていた様子であった。 目立ってしまったのはFCF軍の連携ミス。特にカットプレーのタイミングが少々ずれているようだった。さすがに初めて組むトリオ。加えてジェシカは試合を忘れてしまい大原にキスを迫る場面も見られる程。そのあおりを受けてカゲマングロの攻撃は失敗に終わってしまう等、ちぐはぐな場面が多く見られた。 カゲマングロが意地を見せたのは、TAJIRIのバズソーキックをかわして決めたジャーマン・スープレックス。何とか自軍の流れを作りたかったが、コーナーに登ったところでKUSHIDAがキック。あえなく場外に落ちてしまうカゲマングロ。しかしジェシカが流れを止めずTAJIRIに決めたスワントーン・ボムはお見事。試合後のTAJIRIも「ジェシカはブレがない」と称えていた。試合はカゲマングロがTAJIRIのバズソーキックの前にあえなく轟沈してしまった。 カゲマングロの「珍活躍」をかき消すかのように、試合後大原とKUSHIDAが場外でもみあう場面も見られた。試合後TAJIRIは「KUSHIDAも今の状態ではヤバい」と喝を入れる。そんなKUSHIDAは10月3日からアメリカのOVW(Ohio Valley Wrestling)に短期遠征を行い、SMASH.9でOVW現役王者とのタイトルマッチが組まれる事になった。 第3試合、すっかりSMASHではお馴染みとなったキム・ナンプンが登場。今回連れてきたパートナーはキムいわく「肉!」と明瞭な表現なケニー・ラッシュ。一方、女性選手との対戦を嫌ったリン・バイロンがゴーレム・ナイトとタッグを結成。TAJIRIいわく「ナウシカとオームみたいなタッグ」。 いきなりキムがマイクを握り、ゴーレムをなじる。「お前ホントにイスラエルから来たのか? 新宿で夜遊んでいそうな外人じゃないか!」。更にリンに対しては「お前は俺のものだ!」となんとも嬉しくないお誘いをかけていた。 ゴーレムとラッシュの大型外国人同士のぶつかり合いに館内から歓声が起こる。そんな中ゴーレムを抑えるキム、ラッシュがロープに走ってエルボーパッド…開始早々同士討ちを演じてしまう。「やってられないよ!」とパイプ椅子を持つキムとラッシュ。だがキムの「座れ!」の一言でイスに座る両者。お互いに座って話せばわかる、とでも言いたいのか? ちゃんと話し合った結果(とは言っても2〜3秒だが)改めてリングに戻る両者…仲間割れはしなかった。 「私はアクションスターになりたい! その為に怪物のようなヤツとやりたいの!」と常々言っているリンにとってラッシュは格好の相手。さすがに体格差は大きく、ラッシュのネックハンギング・ツリーに捕まってしまう場面も見られたが…ゴーレムのフォローを得た合体スイングDDTを決める等、キム&ラッシュを翻弄する場面も見られた。 結局リンがラッシュにプランチャを見舞って釘付けにしている中、ゴーレムのラリアット一発でフォールを奪われてしまったキム…リンにちょっかいを出そうとしても倍以上のお返しを食らう等、いいところなく敗れてしまった。 試合後はお約束のような仲間割れ、そして「今度は私のような『イケメン』を連れてきます!」と宣言して去って行ったキムであった。 今回の「トホホ」はキムとカゲマングロであっただろう。だがキムのトホホっぷりは観客も認めるところ。逆にそのキャラクターは愛される結果になっている。次回の来日時に「イケメン」を連れてくるのかは不明だが、今後もSMASHのリングに「イマ、ナンプン!?」「キム・ナンプン!!」の掛け合いは続くことであろう。 TAJIRIが試合後の総括で「とんだ一杯食わせ物でしたね」と称されてしまったカゲマングロ。FCFからの刺客の中で正直言って不合格の烙印を押されてしまったのかも知れない。キャラクターとファイトスタイルがかみ合っておらず、何となく中途半端な印象だけが残ってしまったようだ。 世界には知られざるプロレスラーが数々存在するが、胡散臭いレスラーもそれと同じく存在している。SMASHにはそのキャラクターを定着させた男、キム・ナンプンが存在する。カゲマングロよ、めげずにもう一度来日し新たな姿を我々の前に見せてくれ!! 第2試合終了後、大家健が矢郷良明から託された手紙と「菓子折り」を持参してリングに登場。富山県民の素晴らしさを絶叫している際、こちらも富山県民の小路晃が入ってくる。「お前は富山の恥だ!」と張り倒した小路は「俺がSMASHの門番としてこのリングを守る!」と叫び、一手に引き受ける様相を見せた。 オープニングマッチでは大分AMWのジ・アッチィーがSMASH初参戦、児玉ユースケと対戦したが、児玉のスクールボーイの前に敗北を喫している。児玉はプロ入り嬉しい初勝利を飾る事ができた!!(Office S.A.D. 征木大智(まさき・だいち))◆『SMASH.8』2010年9月24日会場:東京『新宿FACE』(観客600人=超満員札止め)<セミファイナル 6人タッグマッチ 時間無制限1本勝負>○TAJIRI&KUSHIDA&小路晃(13分44秒 片エビ固め)大原はじめ&ジェシカ・ラブ&●カゲマングロ※バズソーキック<第3試合 タッグマッチ時間無制限1本勝負>○ゴーレム・ナイト&リン・バイロン(6分51秒 片エビ固め)●キム・ナンプン&ケニー・ラッシュ ※ラリアット<第1試合 シングルマッチ時間無制限1本勝負>○児玉ユースケ(5分49秒 エビ固め)●ジ・アッチィー【AMW】◆『SMASH.9』2010年10月30日(土)開場:18:00/開始:19:00会場:東京『新宿FACE』【決定カード】<OVW選手権試合>(10月30日現在のOVW王者)vs.(挑戦者)KUSHIDAその他の詳細・お問い合わせはSMASHオフィシャルサイト http://www.smashxsmash.jp/ まで。
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スポーツ 2010年09月30日 19時00分
来季楽天監督候補の面々とその可能性
最下位でも2年契約のために続投と見られていた楽天・ブラウン監督が突然解任され、スポーツ紙各紙がいっせいに後任候補の名前を挙げ、大にぎわいだ。監督候補の面々の現状と就任の可能性を探る。 やはり名前が挙がったかと言っていいのが阪神・星野仙一オーナー付きシニアディレクターだ。今春、講演会などで「もう一度、監督として勝負したい」と宣言。監督としての復帰が注目されていただけに、当然出てくる名前だ。昨年、野村克也・前楽天監督(現楽天名誉監督)の後任候補として騒がれたこともある。ワンマン経営者の楽天・三木谷浩史球団会長とのパイプもあり、有力候補の1人であることは間違いない。 「話はきていないが、まだ忘れられていないということだろう。ありがたいことだ」と、星野氏が語るのは当たり前だ。現場復帰に意欲を示しているのだから。問題は星野氏招請には大金がかかることだ。現在、阪神から年俸1億円近くもらっており、監督として呼ぶには、年俸2億円くらいはかかるだろう。さらに星野ファミリーと言われるスタッフの招請にかかる経費もばかにならない。 「楽天が大金を惜しまずに、本気でやる気があるかどうかにかかっている。ノムさんの後任にブラウンを招いたのも年俸6000万円と格安だったのが大きな理由の一つだからね」と球界関係者が言い切る。フレッシュな候補として名前が挙がっている全国区人気の桑田真澄氏の場合も、三木谷会長との個人的なラインから浮上している。メジャー帰り監督第1号という話題性があるし、楽天本社は英語を公用語にするというからピタリだが、星野氏と同様に金銭的な問題が焦点になってくるだろう。 ポスト野村として一時期最有力候補に名前の挙がった東尾修氏(元西武監督)の名前も出ているが、こちらも西武監督として2度リーグ優勝しているキャリアがあるだけに、それなりの待遇が必要になってくる。ネームバリューのある監督候補だけでなく、佐藤義則投手コーチ、仁村徹二軍監督という内部昇格情報があるのは、お金がかからないからだ。 「楽天は金銭的にシビアな企業だから、大金のかかる大物監督は呼ばないだろう。ノムさんで懲りているからね。エース岩隈のポスティングを認めようとしているのも、落札金が手にはいるからだ。来年、海外FA権を手にされてメジャー入りされたら、1円にもならないからね」。 球界OBがこう語るが、確かにある面で核心を突いている。佐藤投手コーチか仁村二軍監督の内部昇格ならば、余計な出費はいらない。多少の契約金と年俸アップで済むだろう。実は、この2人は星野氏とのつながりがある。佐藤投手コーチは、03年に星野氏が阪神を18年ぶりにリーグ優勝させた時の投手コーチだし、仁村二軍監督も中日・星野監督の時に中日の二軍監督を務めた間柄だ。 「星野氏は仁村に惚れ込んでおり、二軍監督に据えたのも将来、中日の一軍監督にするプランを持っていたからだ。が、白井オーナーになり、星野氏自身が中日監督を解任され、実現しなかったが…。現在、楽天で仁村が二軍監督をやっているのも、星野氏が三木谷会長とのホットラインで押し込んだからという話まである」。中日OBはこう明かす。 星野氏が監督に就任すれば、新政権の核になる投手コーチと二軍監督は、佐藤投手コーチと仁村二軍監督で、すんなりおさまることになる。もし、条件面で折り合わず、星野氏が監督に就任しなければ、三木谷球団会長への星野氏のお墨付きでどちらかが内部昇格という線もあり得る。そう考えていくと、楽天の来季監督人事のキーマンは、星野氏とも言える。
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野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
スポーツ
2025年07月25日 23時30分
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豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
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宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
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2025年07月14日 17時00分
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元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分