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「毎週火曜はTruthの日」。ガッツワールド、STYLE-Eとの対抗戦を制す!

 前回のTruth#7に事を発したガッツワールドvs.STYLE-Eの全面対抗戦。STYLE-E側は田村和宏、竹田誠志、柴田正人というトップ3に加えて新人の那須晃太郎というメンバー。対するガッツワールドはダイスケ、吉野達彦の正規軍に加えてデビルワールドの梁和平社長&ガッツ石島代表。双方ともに負けられない一戦は、4対4のイリミネーションマッチという形で行われた。

 GWCシングルのベルトを掲げ、コールを受けた石島。次の瞬間、STYLE-E勢が奇襲攻撃を仕掛けた! 四方に戦場を移し暴れまわる。リング内では吉野と那須が激しくやりあっている。吉野がカウンターのドロップキックを放つと、リング内にはダイスケと竹田が上がる。GWC認定6人タッグ王者の盟友であり、ダイスケ復帰戦のパートナーも務めた竹田だが、対抗戦となると話は別。団体のエース同士の戦いは、まずドロップキックの相打ちで引き分けに終わる。
 続いてはガッツ石島と柴田正人。何度もこのフレーズを使って申し訳ないが、在京インディー界屈指のヘビー級レスラーによるぶつかり合いはド迫力。ラリアットで先制した石島だったが、ブレーンバスターであっさりと逆に投げられてしまう。心理的に柴田が少し優位に立ったか。
 しんがりを務めるは梁和平と田村和宏。気のせいか、田村が梁に攻撃する際、「まさし!」「ちょううん!」「ほね!」という意味不明なキーワードが聞こえてきたような。一瞬の隙を突いた前方回転からの膝十字固めを田村が極めた瞬間、ガッツワールド勢が一斉にカットに入る。STYLE-E勢が梁一人をリングに残して場外にたたき出すと、連係プレーで梁を攻め込む。串刺し4連発から田村・竹田・那須による低空ドロップキックの編隊飛行から柴田のランニング・ボディープレス。さすがにダメージを受けた梁だが、竹田のボディーへのソバットで形勢逆転。
 今度はダイスケ&吉野による連携。ダイスケのジャンピング・エルボードロップと吉野のジャンピング・ダブルニードロップが同時に竹田に襲い掛かる。更に吉野の延髄斬りからダイスケがブレーンバスターで繋ぐ。
 竹田をバックハンドエルボーでぶっ倒した石島だが、その竹田を敢えて相手側コーナーに投げ「ちっこいの(田村)出て来い!」と挑発するが、出てきたのは柴田。そんな柴田に石島はジャンピング・アームブリーカー。梁に交代し、ニードロップを右腕に落としていく。パワーで復活した柴田は梁を自軍コーナーへ。四人がかりで梁を袋叩きにする。
 梁に対して妙に執着心を燃やす那須、ボディースラムからミドルキックを叩き込むが、梁がキャッチ。そこからガッツワールドは那須の左足に集中攻撃。柴田がカットに入ると、那須に対してダイスケのバックドロップ。すると石島が「血を吐き出すかと思った」と試合後に那須が言っていた程のサッカーボールキック。那須もエルボーで対抗するが、珍しい石島のローキック連打で大きく吹っ飛ぶ。
 ロープに飛ばした那須に梁と吉野がダブルショルダータックル。更にガッチリと手を握ってダブルのエルボードロップ。しかし那須が踏ん張って自軍コーナーに梁を引きずり込む。両足をコーナーに固定して田村が梁のどてっ腹にドロップキック。ダブルニードロップを叩き込んだ竹田だが、梁のガウディングに後退。ダイスケとのエルボー合戦を制した竹田は柴田にタッチ。逆水平から軽々とブレーンバスターで叩き付ける柴田。田村に交代するとダイスケとのチョップとエルボーのラリー。これを制したダイスケは梁に交代、田村の背中に思いっきり平手を叩き込む。田村がランニング・ローキックを梁の足に叩き込むと、回転して吹っ飛ぶ梁。バックを取る田村、梁はレフェリーにしがみついて急所に一撃。石島のボディースラムからチャイニーズ・フットスタンプ。更にゴリースペシャルの体勢に田村を捕えると、ダイスケに攻撃しろと指令。田村がかわすと梁の後頭部にダイスケのエルボーが…この隙に田村がラ・マヒストラルから腕固めへ。梁が最初の退場となる。
 4対3となるとSTYLE-E勢が俄然有利になる。石島を捕まえたSTYLE-E勢は集中攻撃。特に竹田のロックボトム、柴田のベイダーアタックからのスティンクフェイスは石島の肉体に相当なダメージを与えた事だろう。しかしただやられているだけではない。梁が試合に介入し、怒った柴田の顔面に水を吹きかける。そのままガッツルラリアットを放った石島、強引に片エビ固めで押さえ込んで柴田を退場させる。
 竹田のエクスプロイダーが石島に。勢いに乗ってロープに走ったが、背後から梁が襲う。そのまま退場したはずの梁がスワンダイブ式のチャイニーズ・フットスタンプ。石島はトップロープからの攻撃を狙うがSTYLE-E軍がカット。コーナーに置き去りにされた石島を竹田が襲う。今回のイルミネーションマッチはオーバー・ザ・トップロープ制もあり、落ちたら石島は退場になってしまう。何とか踏ん張ってエプロンに立つ石島。逆に竹田を誘い込むが、那須のドロップキックで落ちてしまう。竹田も吉野のジャンピング・エルボーで転落し両者失格。
 ガッツワールドはダイスケと吉野、STYLE-Eは田村と那須が残っている。キャリアの浅い那須に対して集中攻撃を仕掛けるダイスケ&吉野。だが一瞬の隙が命取りとなり、何と吉野が那須にオーバー・ザ・トップロープで場外に落とされて失格となってしまう。ガッツワールドはダイスケを残すのみとなってしまい排水の陣。
 ダイスケのエルボーを殺す為、田村は左腕にアームブリーカーから腕固め。那須との連携もそつなくこなし、再度田村の腕殺しがダイスケを襲う。退場となったガッツワールド勢に加えてチェ・餃子マンと山本SANもセコンドに就いている。ダイスケに対して檄を飛ばすセコンド陣。その声が届いたのか、ダイスケは那須にミサイルキックからファルコンアローを放ち3カウント。遂に田村とダイスケの一騎打ちに持ち込んでいく。
 エルボーの打ち合いから田村はソバット、コーナーに振られたところをウルトラタイガードロップで反撃する。ランニング・ローキックをダイスケの胸板にぶち込み、再度左腕に攻撃を仕掛けていく田村。途中ダイスケの策略で場外に落とされそうになるが、回転エビ固めからバズソーキックで返す。ミノルスペシャルを切り返したダイスケはロックボトム。更にフロッグ・スプラッシュとたたみ掛けて行くが、待っていたのは田村の両膝。この機を逃さんと田村は腕ひしぎ逆十字から腕固め。ロープに逃れたダイスケはエルボーを連打。田村も倒れこみそうになりながらハイキックを叩き込んでいく。両者ダウンの後、先に立ち上がったのはダイスケ。ブレーンバスターの体勢から放つ変形スタナーを田村に決めると、ダッシュしてスライディングD。渾身の片エビ固めで押さえ込んで3カウントを奪ったのはダイスケだった。何とガッツワールドがSTYLE-Eに勝利したのだった!!

 敗れた田村だったが、10月16日から始まるE-1クライマックスにダイスケを強引にエントリーし、最初の試合で、シングルで決着をつけてやると宣言。しかし「このSTYLE-Eのエースが…」の発言に竹田が「チャンピオンは俺だ」と突っぱね、更に柴田が「俺お前(竹田)に勝ってるだろう!」と詰め寄り言い争いになる。そこを一喝したのが何とまた新人・那須晃太郎! 強烈なインパクトを残した那須の今後に大いに期待したい。
 その那須は吉野の100番勝負の相手に立候補。次回対戦が濃厚となったが、ミスター雁之助相談役に次の対戦相手のオファーを頼んでいた事をすっかり忘れてしまっていたダイスケ。「(吉野)達彦に喝を入れられる相手」として雁之助が選んだ相手は、大阪プロレスの政宗であった。次回Truth#9で吉野は政宗と対戦、その後那須との対戦が行われる運びとなったが、万が一にも負けられない。

 今回の前面対抗戦について少々言いたいことがある。何故ガッツワールド側からSTYLE-Eに乗り込まなかったのか? STYLE-Eは新木場大会を成功させ勢いに乗る団体。そのSTYLE-Eに対抗意識を燃やすのはガッツワールドではないのか。確かにSTYLE-Eの興行にダイスケや吉野がゲストとして最近よく出場しているが、前半戦に組み込まれている為、メインストーリーからは外れている存在。吉野が頭角を現し、ダイスケも久保田ブラザーズとの対戦で名を上げてはいるものの、STYLE-Eのファンにその存在を印象付けているのだろうか。
 今回の勝利でダイスケは「STYLE-Eさんとの対抗戦は今回でひとまず終了」とブログで告げている。勿論これはE-1クライマックス出場のためであろうが、もう一度この対抗戦を再燃させなければならないと感じる。ガッツワールドのファンも「今回の試合が一番面白かった」と言っているほど、このイリミネーションマッチは相当なインパクトを残した。「継続は力なり」とよく言う。Truthに関してもそうだが、せっかく盛り上がったこの対抗戦、水を差す必要はない。今度はガッツワールドのエースであるダイスケがSTYLE-Eのメインストーリーの輪の中に入っていく。田村も負けられないところであるが、ダイスケはその存在をSTYLE-Eのファンに見せ付けなければならない、正念場であろう。
 田村和宏に勝った実績を引っさげて、ダイスケは敵の総本山に乗り込んでいく−−。
(Office S.A.D. 征木大智(まさき・だいち))

−ガッツワールド事務局より DVDご購入の方、ダイスケの一発芸は正直申し訳ありませんでした。今後はダイスケ・吉野両名にマイクアピールと一発芸も伝授して参りますので宜しくお願い致します。−

◆『Truth#8』
2010年9月28日(火)
会場:埼玉・蕨『イサミレッスル武闘館』(観客60人)

<メインイベント ガッツワールドvs. STYLE-E全面対抗戦!〜イリミネーション8人タッグマッチ(時間無制限)>
ガッツ石島&梁和平&ダイスケ&吉野達彦(4-3)田村和宏&竹田誠志&柴田正人&那須晃太郎【STYLE-E】※1人残りでガッツワールド軍の勝利。(1)○田村(15分6秒 腕固め)梁●(2)○石島(17分24秒 片エビ固め)柴田● ※ガッツルラリアット(3)○吉野(19分2秒 オーバー・ザ・トップロープ)●竹田
○那須(19分2秒 オーバー・ザ・トップロープ)●石島 ※竹田と石島が同時に転落 
(4)○那須(21分33秒 オーバー・ザ・トップロープ)吉野●
(5)○ダイスケ(26分53秒 片エビ固め)那須● ※ファルコンアロー(6)○ダイスケ(31分32秒 片エビ固め)田村● ※スライディングD

<第1試合 シングルマッチ 20分1本勝負>
○チェ・餃子マン(8分24秒 逆さ押さえ込み)●山本SAN

◆『Truth#9』
2010年10月5日(火)開場:19:00/開始:19:30
会場:埼玉・蕨『イサミレッスル武闘館』

<メインイベント 吉野達彦〜エースへの道100番勝負〜第8戦 20分一本勝負>
政宗【大阪プロレス】 vs. 吉野達彦

<セミファイナル タッグマッチ 30分一本勝負>
ダイスケ&翔太 vs. ガッツ石島&チェ・餃子マン

<第一試合 シングルマッチ 20分一本勝負>
山本SAN vs. 梁和平

【チケット情報】
◆自由席…2,000円(当日券は500円UP)
◆月間パスポート(10月、4大会有効) 自由席…6,000円 指定席…7,000円

【Truth 10月の開催予定】
『Truth#9』10月5日(火)蕨・レッスル武闘館(19:00開場、19:30試合開始)
『Truth#10』10月12日(火)蕨・レッスル武闘館(19:00開場、19:30試合開始)
『Truth#11』10月19日(火)蕨・レッスル武闘館(19:00開場、19:30試合開始)
『Truth#12』10月26日(火)蕨・レッスル武闘館(19:00開場、19:30試合開始)

お問い合わせ:ガッツワールドプロレスリング事務局 info@guts-world.com
※前売り券のお問い合わせは、大会前日の23時までにお願いいたします。

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