スポーツ
-
スポーツ 2010年10月14日 14時30分
松本都去りて、ハル・ミヤコ来たる 2010.10.03 “革命道化王子”KEITA in THE House*自主興行『阿佐ヶ谷ビー・プロレス』
10月3日、午前4時に差しかかろうとした時の事。格闘探偵団バトラーツの矢野啓太が行った二度目の自主興行である『阿佐ヶ谷ビー・プロレス』も全試合が終了し、締めの言葉を告げた矢野。音響効果の会場敏が終わりの言葉を告げる。−−矢野啓太なら、何をやっても許されるのか−−。 「Just a moment! 許される訳がないじゃない!」突如女性の声が響く。そこに現れたのはIWAジャパンでUMA軍を率いるハル・ミヤコ女史であった。ミヤコは矢野に向かって叫ぶ。「KEITA in THE House*、YOUがやりたかったプロフェッショナル・レスリングはこれなの? 我々UMA軍の試合を見に来なさい!」言葉が終わると同時に後輩である竹嶋健史がスピアーを放つ。館内からの「やめておけよ」の声を無視して、竹嶋は矢野を攻撃。反撃の体勢に入った矢野は啓ちゃんボンバーを放とうとしてダッシュ…次の瞬間、観客席にいた「お客さん」であるはずのばってん多摩川が突っ込んで来る矢野に対してハイキックをぶち込んだのだ! ばってんは矢野が保持する『ワラビーTVチャンピオン』のベルトへの挑戦を表明。竹嶋と一緒に市ケ谷に帰っていった。 「今日はこんくらいで勘弁してやるわ」倒れる矢野が最後に言った。矢野は自分の行動を許せないと表現した竹嶋・ばってんの行動を嬉しく感じているようであった。そして、ハル・ミヤコの出現。矢野啓太は今後何処へ向かうのか。 当初、会場で解説を行うはずであったアイスリボンの松本都。ところが発表された直後にキャンセルが言い渡される。矢野啓太に理由を尋ねると「独裁者の仕業」−−どうやら、さくらえみがキャンセルを言い渡したらしい。 真夜中に行われた矢野啓太自主興行第2弾『阿佐ヶ谷ビー・プロレス』。以前会場となった阿佐ヶ谷ロフトAでは『阿佐ヶ谷プロレス』が開催されていた。リングは無く、ライブハウスに敷かれた4メートル四方のマット上で出場選手は戦いを繰り広げる。観客が至近距離でプロレスの醍醐味を見る事が出来る空間。更に飲食自由という事もあり、リラックスした状態で観戦ができるのも大きな特徴だ。かつて矢野もこの『阿佐ヶ谷プロレス』に参戦している経緯もあり、今回の大会をここで開催する運びになったのであろうか。 開始前には当日出場予定であったバトラーツの澤宗紀が欠場の挨拶を務める。松崎和彦との対戦を楽しみにしていたファンも多かったであろうが、万全なコンディションではない澤は欠場を決意。治るまでにはそう時間はかからないとの事であるので、早く元気な姿を見たいものである。 真夜中0時30分試合開始と謳われていたが、とある選手の入場テーマ曲の到着が遅れてしまった為(主催者側発表)、確か開始されたのは午前1時頃だったはずである。全選手入場式の際には竹嶋健史を引き連れ、「真夜中のライオン」を歌いながらロフトA店長が最後に入場する。店長の入場も恒例となっているらしく、矢野はこの伝統を引き継いだのだろうか。長い、長い、長い店長の挨拶に選手は全員座り込む。眠くなってきたヤス・ウラノに至ってはマットを丸めて枕代わりにし、ごろんと横になってしまう。あまりにも自由な空間が繰り広げられる。 当日の試合は全て欧州キャッチルールで行われた。これも矢野のはからいである。通常のプロレスの試合から打撃を排除し、更にペースの掴みにくいラウンド制を取り入れた際、どう対応するのか? 第1試合では主催者の矢野啓太とウィリアム・餃子マンが対戦。矢野は自分の術中に餃子マンを誘おうとする。ところが餃子マンは百戦錬磨のつわものであり、チェ・餃子マンとして出現してからは自らのフォール負けは一度も無い「無敗を誇るレスラー」だったのだ。 セコンドにはガッツワールドのガッツ石島がぴたりと寄り添い、インターバルではアドバイスを与える。2ラウンド、スライディングレッグシザースからのデスロックをしなやかなブリッジで脱出する矢野に館内からは感嘆のため息が漏れる。矢野はお返しのスリーパーでぐいぐい締め上げれば、餃子マンも首四の字でお返し。この状態でゴング。攻守が目まぐるしく入れ替わる3分間の攻防に館内は興奮する。3ラウンド、勝負を仕掛けた矢野。エルボースマッシュをかち上げ、ネックツイストで餃子マンの首を捻り、ヨーロピアンヘッドロックから卍固め。更に回転エビ固めからゆりかもめ、ギブアップしないと見るやすかさず回転十字固めでフォールを狙う。流れるような連続攻撃、チェーンレスリングの極意を見せ付けたが、餃子マンは脅威の反応能力で返していく。 4ラウンドに入ると餃子マンが逆襲。河津落としからのグラウンド卍固めで矢野を絞り上げ、最後は初公開となるドクターボム一発で矢野からピンフォール勝ち。「ウィリアムス」のリングネームはここから来ていたのかと納得する。 第1試合終了後にはワラビープロレスアワード2010の発表があり、ビッグネームが並ぶ中ワラビー最高顧問の小笠原和彦から告げられた名前は矢野啓太! 矢野はアワードMVPの栄冠とワラビーTVチャンピオン初代王座に輝く。「23歳の昼飯までにベルトを巻く」と公言していた事が現実になったのだ。(アワードの発表後、小笠原は何故かガッツ石島とばってん多摩川を急襲。ばってんは腕を負傷してしまう) 第2試合、澤宗紀の負傷欠場により急遽参戦したカンフー・チャン・リー。師匠・剛竜馬さんの入場テーマ「アイ・オブ・ザ・タイガー」に乗って入場する松崎和彦との対戦となる。リーのラフ&打撃に苦戦する場面も見られた松崎であったが、ブルドッキング・ヘッドロックやジャンピング・ネックブリーカーが出ると一気にたたみかける。館内のボルテージも上がった次の瞬間、首固めからの逆さ押さえ込みでカンフーの猛者をマットに沈めた。 実質的のメインイベントとなったヤス・ウラノ対小仲=ペールワンは観客の度肝を抜いた。見事にキャッチルールが成立し、両者の攻防は見るもの全てを虜にするような鮮やかな流れ。当日会場に来ていた観客だけがこの試合を見ていた事が悔やまれる程素晴らしい対戦であった。この試合のみ1ラウンド5分のラウンド制だったのだが、3分1ラウンド以上にスリリングな展開が繰り広げられる。ロープやコーナーのない4メートル四方のマットの上を跳ね回ったペールワン、そしてじっくりとしたレスリングで対抗し、ツームストン・パイルドライバー一発でペールワンを沈めたウラノ。 試合は3試合と少なかったのだが、それぞれじっくりとした展開が見られた。観客も試合には満足していただろう。 本部席で軽妙なトークを行っていた実況担当の佐野直、そしてSTYLE-Eの弥部芳郎、ゲスト解説として招かれた女優金澤ゆかりのかみ合わない会話もこの大会のスパイス。欠場した澤宗紀も会場の空気を暖めるトーク。更に観客のはずであるばってん多摩川によるインターミッション中のネタ(パトリオット体操等)も楽しめるという空間が阿佐ヶ谷ロフトAで展開された。今後伝説といえば伝説になるであろうこの大会は、午前4時30分頃幕を閉じることになった。 矢野啓太が見せたかった空間とは一体何だったのか? 全ては今後また開催されるであろう「ワラビー」を見て答えを知るしかない。“革命道化王子”KEITA in THE House*の革命は、尚進化を続けていく。本当に、「矢野啓太なら、何をしても許される」のであろうか…?Office S.A.D. 征木大智(まさき・だいち)◆矢野啓太自主興行『阿佐ヶ谷ビー・プロレス』2010年10月3日(日) 東京『阿佐ヶ谷ロフトA』(観衆60人くらいかな?)<第1試合 欧州キャッチルール3分10ラウンド>○ウィリアム・餃子マン(4R 1分12秒 エビ固め)●矢野啓太 ※ドクターボム<第2試合 欧州キャッチルール3分15ラウンド>○松崎和彦(3R 1分02秒逆さ抑え込み)●カンフー・チャン・リー<第3試合 欧州キャッチルール5分12ラウンド>○ヤス・ウラノ(5R 2分09秒 体固め)●小仲=ペールワン ※ツームストン・パイルドライバー
-
スポーツ 2010年10月14日 13時30分
リクシル新球団の人事白紙発言の波紋
TBSホールディングと横浜球団の買収交渉を煮詰めている住生活グループの潮田洋一郎会長(56)が、尾花高夫監督(53)の去就も含め「人事は白紙」と衝撃発言。さらに幼少のころから大洋ホエールズのファンであることを明かしたことで、生え抜きOBたちが色めき立っている。 これまで横浜・若林貴世志オーナーが「尾花監督の続投ということで理解してもらっている。フロントも1年間はそのままで。1年経てばわからないが」と明言。監督、フロント首脳の人事は来季限定で現状維持を強調していただけに、球団内には衝撃が走っているのは当然だろう。 が、人事は球団を買う側が決めるのは世の中の常識だ。球団を手放す側の若林オーナーの先走った発言に対し、住生活グループ・潮田会長が不快感を持ち、「人事は白紙」と強調したのは筋が通っており、正論だ。 今季は日本ハムからスレッジ、ロッテからは清水直を獲得するなど、それなりの補強をしながら、昨年までの2年間と同じような惨敗、3年連続最下位独走では、尾花監督の手腕に疑問符が付けられるのは仕方ない。横浜球団の親会社のTBS解説者、アナウンサーが尾花サイ配を酷評するほどだった。住生活グループの統一ブランド『リクシル』の知名度アップを図るために、球団を買収する潮田会長とすれば、無条件で尾花監督続投を認めるわけにはいかないだろう。 今季からの3年契約はあくまで横浜球団と尾花監督の間だけのことだ。尾花監督とすれば、ひたすら「続投」か「解任」か、首を洗って潮田会長の決断を待つしかない。が、大洋ホエールズ時代の生え抜きOBたちは小躍りしている。潮田会長が「秋山さん(故・登氏=元大洋のエースで監督)が好きだった」子供時代から大洋ファンだったことを明かしているからだ。 大洋時代のOBたちは、マルハ(旧大洋漁業)からTBSに経営が変わり、冷遇されていると怒っており、こう不満を漏らしていた。「生え抜きのOBに監督の人材がいるのに、なぜヤクルトOBの大矢や中日OBの牛島、巨人の投手コーチだった尾花など他球団のOBを監督にするんだ」と。 中でもONを核にしたV9巨人打線に立ちはだかったカミソリシュートで知られる平松政次氏などは、「横浜には愛着がある。生え抜きOBをもっと大事にして欲しい。一度はぜひ横浜の監督をやってみたい」と周囲に本音を漏らしている。大洋ホエールズ以来の横浜ファンだと公言した住生活グループ・潮田会長の発言を聞いて、さらに監督就任へ意欲を燃やしているだろう。 昨オフに監督候補の1人に名前が挙がり、「ぜひ監督をやってみたい」と公言している、大魔神こと佐々木主浩氏も、潮田会長の言葉には色めきだっている1人だろう。球団買収話が表面化する前に二軍監督を解任された横浜一筋の田代富雄氏は、地団駄を踏んでいるのではないか。中日からの誘いがウワサされているが、もう少し早く球団買収が進んでいれば、評価の高かった、愛着ある古巣での二軍監督続投もあり得たからだ。 TBSが推進してきたマルハ人脈の一掃だが、リクシル・ベイスターズ誕生で生え抜きOBたちが一気に息を吹き返すことになるかもしれない。
-
スポーツ 2010年10月14日 11時00分
田中正直のウェブランニングクリニック 「第52回 レースの2週間前!(3)」
今回は、レースまでの調整法でもフルマラソンで5時間以内切りを狙う方向けのメニューをご紹介します。 前回と同じで、これまでの練習経過や個人差がありますが、参考にしてみて下さい。 まず、5時間という時間は非常に長い時間です。 イーブンペースで走っていくと7分10秒を少し切るくらいのペースです。5時間走り続けるのですから、筋力がないとすぐに膝の痛みになってしまいますので大会の5日間前までは、週3日は自負荷で出来る筋力トレーニングをしましょう。やり方は簡単です。 足を肩幅に開き、スクワットします。30回前後を目安に行います。 もう1種類は、足を大きく開き、同じようにスクワットします。 こうすることで色々な部位の筋肉が鍛えられます。 さて、2週間前のトレーニングですが、14日前…。 25km走(レースペースで)最後の苦しいトレーニングです。 1km7分〜7分10秒で余裕を持って走ります。 ペースを上げられそうでも、無理をしないように走ります。 7日前…10kmビルドアップ。 最初の5kmは35分を目安に走ります。 最後5kmは35分を切るように、ペースを少しアップさせます。 33分台のタイムまでペースを上げることができたらベストでしょう。 その他の日は、なるべくジョギングするようにしますが、疲労を溜めないようにすることが大切です。このレベルの方は、5時間運動し続けるのでエアネルギー補給もしっかりと考えて当日は走りましょう。なるべく歩かず完走するには、日々の筋力トレーニングが確実な成果をもたらすはずです。【Air Run TOKYO】ランニングクラブの練習会を体験してみたい方は、リアルライブ見たで無料体験できます。参加希望の方は、(airrun@pss1.jp)にメール下さい。 詳細は、【Air Run TOKYO】公式サイト(http://airruntokyo.syncl.jp/)をご覧下さい。写真:レース風景です。
-
-
スポーツ 2010年10月13日 17時30分
巨人V逸人事「内野守備コーチ」が決まらない…
原巨人のチーム再建計画が遅れている。クライマックスシリーズが終わらないうちから「V逸の引責人事」が囁かれるのも難だが、アノ人の後任でひと悶着起こりそうである。 アノ人とは、故・木村拓也内野守備走塁コーチ(享年38)のこと。巨人は故人を偲び、今季はその後任を置かなかった。 「球界全体を見渡しても、内野守備を教えられる適任者は多くありません。昨季終盤、巨人が木村氏に『コーチ転向』を打診したのもそういった事情があったからです」(チーム関係者の1人) その後任に噂されていたのは、2人。1人は埼玉西武ライオンズの鈴木康友・内野守備走塁コーチ(51)だが、こちらは「渡辺久信監督(45)の『辞任説』が本当だったら…」という条件付き。渡辺監督の続投表明が正式に出されたことで、鈴木コーチの巨人復帰はなくなった。 また、川相昌弘・中日二軍監督(46)の帰還説も囁かれている。「川相の巨人帰還の可能性はかなり高いですよ」(中京地区メディア陣の1人) 川相・二軍監督の今シーズン限りでの退団はすでに発表されている。しかし、意味シンなのは、そのときの川相本人のコメント。「新聞報道で自らの去就を知った」と言うのである。中日は9月28日に同氏を球団事務所に招き、契約解除の旨を伝えた。中日は筋を通しており、「その前に情報が露呈した」と言った方が的確だが、中日選手内における同氏の評判はむしろ良かった。いまだ、「何故!?」と、報道陣に“逆取材”してくる選手もいるくらいだ。 「川相は今後について質問されると、自分の育てた選手の活躍をテレビ観戦したいと語っていました。つまり、教え子とは中日選手のことで、この時点で他球団との交渉はなかったと見るべき」(前出・同) プロ野球界では、フロントが契約解除の旨を伝える際、その理由を言わないのが慣例となっている。川相氏も球界の仕来りを分かっており、「理由は聞かなかった」(退団会見)と述べている。 「巨人が川相を引き抜こうとしたんじゃないかな? 川相本人にその気があったかどうかは分からないが、それで中日が『来季の契約は結ばない』と言い放ったのでは…」 そんな“憶測”も飛んでいる。その真偽はともかく、堅実なプレーに定評のあった川相氏は、数少ない内野守備コーチの適任者であるが、こんな情報も聞かれた。 「川相サンは読売を捨てた人。帰還はできないと思う…」(関係者) 川相氏が中日に移籍したのは03年オフ。同年での現役引退を東京ドームで発表したものの、原監督も引責辞任することになった。川相氏の引退はコーチ転向を前提としたものだったが、巨人フロントは「後任監督が決まらない以上、コーチスタッフを先に発表できない」とし、川相氏を“放置”してしまった。この事務的な対応にカチンと来たのか、現役続行に一変。落合博満監督に拾われ、今日に至った。 「原監督の後任に決まった堀内(恒夫)氏との不仲も影響したようですね。川相はコーチだったころの堀内氏に理不尽な鉄拳制裁を食らったなんて話も聞いています」(前出・同) その通りだとしても、今の巨人には堀内氏はいない。原監督とは信頼関係も厚いという。『帰還』が難しい理由は分からないが…。 「野球のライバルは阪神、でも営業面(本社)でのライバルは中日です。かつてFA残留したのに、中日に移籍しようとしただけで本社から睨まれ、いまだコーチ就任できない元巨人投手もいますからね。そういうしがらみを原監督が解消できるのかどうか?」(同) 原監督は現役時代をともにし、FA退団した元同僚にキャンプでの臨時コーチ役を要請してきた。彼らの巨人帰還のための下準備だという。しかし、原監督は今季、4連覇を逃し、強い発言力は持てないだろう。このまま、内野守備コーチは川相氏に決まるのか。それとも、適任者を他に探してくるのか…。原監督が乗り越えるべき山は、クライマックスシリーズだけではないようだ。
-
スポーツ 2010年10月13日 16時15分
なぜ「萌」? ザックジャパン岡崎のゴールの瞬間、「萌」と書いた大旗が振られたワケ
先日のサッカー日本代表、ザッケローニ新監督、初陣のアルゼンチン戦。日本はFW岡崎のゴールで勝利。世界最強との呼び声が高いアルゼンチンから初勝利をもぎ取った。 客席は大興奮。日本代表を応援する大きな旗がいくつも振られる中、ある旗がひときわ目立っていた。その旗に描かれていたのは、たった一文字。 「萌」 どういうことなのだろうか。 伝えているのは、ブログ記事、「日本 VS アルゼンチンのハイライトを観た外国人の反応【サッカー日本代表】」(http://shirouto.seesaa.net/article/165296740.html)。それによると、 「ゴールの瞬間に掲げ振られてたフラッグがイイね!」 というコメントと共に、TBSのサッカー中継をスクリーンショットしたと思われるTOP画像が掲載されていた。大興奮の客席にひときわ目立つ「萌」の旗に胸が熱くなった人も多いのではないか 実はこの旗、秋葉原のサッカーファンが精魂こめて手作りした旗…ではなく、あるサッカー選手を応援する旗だったのだ。そのサッカー選手は、毎日秋葉原に通うオタク…ではないという。 ブログでは、その理由を次のようにつづっている。 「個人的に気になったのは、得点の後に映った巨大な『萌』フラッグ。げぇ、萌えブームが日本代表サポーターにまで影響を!? なんて一瞬思ったけど、そんな訳ないよね〜とググってみたら、日本代表に浦和レッズの細貝萌(ほそがい はじめ)がいるからだと判明。細貝が日本代表なのは知ってたけど、名前が萌なのは知らなかったよ…」 「はじめ」と読むと知って少し残念ですが(勝手ですいません)、細貝萌選手…なんだか全力で応援したくなりますよね。 ちなみに、浦和レッズの細貝萌選手のプロフィールを見ると…。 「苦手な食べ物 トマト(固体が苦手)・梅干」 とあります…。 「このサラダに入ってるプチトマト…頼むからつぶして…」 と頼みこむ細貝選手を妄想すると萌えてしまうのは筆者だけでしょうか。(めがねおう@非モテタイムズ編集長)【参照】非モテタイムズhttp://himo2.jp/
-
-
スポーツ 2010年10月13日 12時00分
セCSファーストステージの虚しさ
パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージは、敵地・西武ドームで2試合連続延長戦の末、3位・ロッテが2位・西武に大逆転勝ちで最高の盛り上がりを見せた。しかし、16日から始まるセ・リーグのCSファーストステージ、2位・阪神vs3位・巨人(甲子園)の方は、猛虎祭り一色でにぎやかにはなるだろうが、今から祭りの後の虚しさが漂うのはなぜか。 連日の奇跡の大逆転劇を演じたロッテには、15日からのCSファイナルステージ、福岡ヤフードームでの1位・ソフトバンクとの熱戦にも期待がかかる。普通に考えれば、1位の1勝アドバンテージはズシリと重いが、開幕から見せたあの快進撃を再現するかのようなロッテの勢いを見ると、第2ステージでのミラクルも決して可能性ゼロではないだろう。ポストシーズンゲーム史上初の3位からの日本シリーズ出場となれば、「なんで3位が日本シリーズへ」という、論議が改めて起こることになる。 一方、セ・リーグはCSが始まる前から結果が見えている。狭い東京ドームでの本塁打攻勢でしか勝てない3位・巨人が広い甲子園で、しかも虎党の熱烈声援を背にした阪神に2勝するのは至難の業だ。万が一、巨人が奇跡を起こしたとしても、ファイナルステージでナゴヤドームでは無敵の、落合監督率いる中日が待ちかまえているのだから、白旗を揚げるしかないだろう。 東京ドームで7勝5敗と中日に勝ち越している巨人だが、ナゴヤドームでは2勝10敗。しかもなんと9連敗中だ。さらに、中日には1勝のアドバンテージがある。巨人は1勝するのにも奇跡が必要だろう。下手にCSファーストステージに勝ったら、ファイナルステージで恥の上塗りになりかねない。甲子園であっささり負けて帰京。チーム再建へ向け、宮崎秋季キャンプを1日も早く始めた方がいい。 かといって、順当に阪神が勝ち上がっても、ファイナルステージは盛り上がりようがない。中日にあっさり返り討ちにあうのは必至だからだ。 今季、主催ゲームの甲子園では6勝2敗2分、スカイマークでも1勝1敗と、通算7勝3敗2分と中日を圧倒しているのに、ナゴヤドームへ行くと文字通りに借りてきた猫になってしまう。2勝10敗と、巨人と全く同じでお手上げ状態でどうにもならない。まあ、それでも2位の阪神は甲子園でファーストステージを開催できるから、3試合までもつれれば、10億円くらいの臨時収入があるのでまだ救いがある。名より実だという強がりも言える。が、巨人には名も実もない。 「それも自業自得だ。パ・リーグのプレーオフの成功で恥も外聞もなく、巨人が裏で仕切り、追従してCSを始めたセ・リーグだが、巨人の都合で勝手に規定を変えて、パ・リーグまで振り回している。パ・リーグはプレーオフの勝者をリーグ優勝扱いだったが、CS導入当初は『ペナントレース1位はリーグ優勝として表彰する。CSは全く別物で、あくまで日本シリーズ出場権をかけた戦いだ。だから1位にも1勝のアドバンテージは不要だ』。巨人・清武代表はこう強調して、パ・リーグも従った。それなのに、CSスタートの07年に1位・巨人が2位の中日に3連敗して日本シリーズ出場を逃すと、翌08年からは1位に1勝分のアドバンテージをつけるように規定を変更している」 自分勝手に規定を変更している巨人が、CSでも赤っ恥をかくのは、まさに自業自得、墓穴を掘ったと言えるだろう。
-
スポーツ 2010年10月12日 15時30分
松坂の不振でダルビッシュの落札金がガタ落ち?
ダルビッシュと岩隈久志の両投手は考え直した方がいい−−。 松坂大輔(30=レッドソックス)が2年連続で不振に終わったため、日本人投手に対する評価が変わりつつある。ダルビッシュ有(24)、岩隈久志(29)の入札による米挑戦も報じられているが、その通りになったとしても、メジャー各球団は「もう、日本人投手を高額マネーで落札するようなことはしない」という。 米メディアの1人がこう説明する。 「松坂の今季の成績は9勝6敗、防御率は4.69。先発投手としては及第点ですが、レッドソックス首脳陣、地元ファンは厳しい見方をしています。なぜ、松坂ばかりが批判的な見方をされるか…。約1億ドルもの大金を叩いて獲得した投手だからですよ」 要するに、松坂の不振が長引いたことで日本人投手・全体の評価も落ち、「高額な落札金を出すのを辞めよう」との声が、メジャー各球団から聞かれるようになったのだ。 「松坂は先発ローテーション投手5人のなかで、5番目です。ウェイクフィールドが来季での引退を表明したのに、その順番(評価)は変わりません」(現地特派員の1人) 松坂の低評価を象徴する報道も見られた。 7日(現地時間)、ボストンのスポーツラジオ局WEEI電子版が「松坂は来季の構想に入っている。放出する予定はない」と伝えた。また、エプスタイン・レ軍GMは同局の単独取材にも応じ、「今季の彼は安定して球速を出しており、過去2年間より良くなっている。今季最後の2試合は今後に期待できる内容だった」ともコメントしている。『松坂擁護』ではあるが、同局は「他球団からトレードの打診があれば聞くが、レ軍から積極的に動くことはない」と“含み”のある言い方で、記事を締めていた。 その3日後、今度はボストン・グローブ電子版(10日)が松坂の去就問題を報じた。 <レ軍は受け身の立場 松坂放出>なるタイトルを付け、「松坂を欲しがる球団が多数あった。移籍先としては、メッツ、マリナーズ、レンジャーズ、ドジャースなど。仮に松坂を放出した場合、日本ハムのダルビッシュがポスティング制度でメジャー移籍を決断すれば、入札するのではないかという憶測も聞かれた」とまとめている。 しかし、同地元紙は「この記事は、スカウトと球団関係者10人以上を調査した結果」と“信憑性”も訴えており、松坂の放出は時間の問題のような書き方をしていた。 「レ軍は松坂のトレードを申し込まれたら、『話し合いに応じる準備ができている』ということでしょう。その点では、両地元メディアの取材内容は一致しています。レ軍は自分たちから『松坂放出』には動き出せないが、『放出したい』というのがホンネではないでしょうか」(前出・米メディアの1人) 松坂はレ軍と契約した06年オフ、『トレード拒否権』も勝ち取っている。移籍先が気に入らなければ、レ軍残留を主張できるが、「相手球団次第ではレ軍退団に応じる」とも解釈できる。 経済アナリストなどによれば、レ軍は松坂獲得に投じた『1億ドル』は、完全に回収しているという。しかし、「1年で2ケタ勝利をコンスタントに稼げない投手に、800万ドル(約7億2000万円)を払い続ける価値はない」と判断したのかもしれない。 ダルビッシュが入札制度に掛かれば、それに参画するとの情報も気になる。とはいえ、「高額な落札金を出したくない」とするメジャー全体の傾向からして、松坂を上回る大型契約は交わされないのではないだろうか。 「1000万ドル(約10億円)から、2000万ドルの間で落札し、契約期間も2、3年というごく普通なものになると思われます」(前出・同) これには、アメリカ全体の不況も影響している。 しかし、小さな契約でスタートし、実績に応じて年俸額を高めていくやり方の方が当人のためではないだろうか。高額な契約を勝ち取れば、松坂のように、常に地元ファンから厳しい見方をされないで済む。 日本球界の関係者が「ダルビッシュ、岩隈が本当に入札に掛けられたら」と前置きした上で、こんな話もしてくれた。 「エースを手放すわけですから、球団もそれなりの見返りを期待しています。どちらとはいえませんが、15億円強を予定しているそうですよ(笑)。1000万ドルが関の山なら、今オフの米挑戦は辞めた方がいい」 松坂の不振は、これからメジャー挑戦しようという後輩にも多大な影響をもたらたようである。
-
スポーツ 2010年10月12日 12時30分
ザック・JAPANの歴史的勝利の裏で…TBSらしさを発揮?
キリンチャレンジカップ2010、日本×アルゼンチンのTV中継はいつもと違う趣向で始まった。ザッケローニ監督と中田ヒデのイタリア語での対談からスタートしたのは非常に興味深い。中田ヒデの流暢なイタリア語には驚かされた人も多いことだろう。 さて肝心の試合だが、ザック・ジャパンが歴史的快挙をやってのけた。FIFAランキング5位のアルゼンチンに対し、同30位の日本が、しっかりとしたチーム力を見せ、前半19分の岡崎のゴールを決めた。虎の子の1点を守りきり、1-0のスコアで見事に勝利した。もちろんホームであるという日本側の利点を差し引いても、南アフリカW杯時のチームから引き継いだ強い意識を共有し、ザックジャパンで更にレベルアップしたのは間違いない。 特に目を見張るのはW杯のメンバーからは惜しくも外れた香川のチカラが大きい。これからの日本を引っ張っていく中心の1人として、おおいに期待が持てる内容であった。試合終了の笛が鳴った瞬間、埼玉スタジアムに歓声が響き渡り、ザック・ジャパンを祝福していた。 通常のサッカー中継は試合終了後にハイライトを流したり、選手や監督のインタビューを放送するのだが、今回のTBSはズバッとカットした。 ザックこと、ザッケローニ監督のインタビュー途中にも関わらず即CMへと切り替わってしまったのである。編成やスポンサーとの兼ね合い上、仕方がない部分はあるが、勝利の余韻に浸りたい視聴者から非難が上がり、ネット上で数多くの書き込みがあった。また、放送時間内に収めるために後半ロスタイムを1分に短縮させたのでは? という声も上がっている。今後、中継する場合にはロスタイムの枠もしっかり取るべきである。 ファンとスポンサー両者の声を聞かなければならないテレビ局もなかなか大変だ。
-
スポーツ 2010年10月11日 15時30分
星野新監督が狙う「マー君のON化計画」
“楽天新監督”星野仙一氏(63)の初仕事は、ドラフト会議になりそうだ。10月12日、星野氏は阪神・坂井信也オーナーと会談する予定になっており、同日での阪神退団が正式に決まれば、20日のセ・リーグ『クライマックスシリーズ』最終予定日を待たずに、監督就任が発表されるかもしれない。 コーチ人事など具体的な組閣はこれからだが、星野流の新しいチーム像が見えてきた。 「チーム編成権の全てを星野サンに託すことになります。楽天は、野村克也サンにさえ選手編成権を完全に委ねたことがありませんでした」(チーム関係者) しかも、『編成権の完全委託』は楽天側から申し入れたものだという。 今後、楽天のトレード、外国人選手獲得、ドラフト指名候補のリストアップなど、『チーム人事権』は星野氏が握る。極端な言い方をすれば、星野氏は楽天球団で“絶対君主”となるわけだ。 「星野サンの球界におけるネットワークの広さは有名です。外国人投手を見る眼も確かですし、中日、阪神時代も同じような権限を持って指揮を取ってきたので、決して異例なことではありません」(球界関係者) 大多数の野球ファンも同じことを思っているだろう。しかし、プロ野球解説者の1人はこう反論する。 「星野氏のネットワークは認めますが、勝敗の責任を全て負う立場になります。ゼネラルマネージャー、あるいはその職務を担当するフロント役員を置く組織作りが、球界の主流になりつつある」 星野氏に強い権限を与えられ、楽天入りする。その手腕の最初の見せどころが10月28日のドラフト会議である。 「楽天内でも、星野サンの強運に賭けてみようという機運が高まっています」(前出・チーム関係者) 楽天には『神の手』と称された島田亨オーナー兼球団社長がいる。05年は片山博視、06年は田中将大、07年は長谷部康平と3年連続で『当たりクジ』をひいてきた。しかし、その島田オーナーは本社業務で長期出張となり、ドラフト会議は出席できない。そこで、「星野氏に1位指名の抽選クジをひいてもらおう」との声が出始めたのだが、球団が期待しているのはそれだけではなかった。 「どうも、楽天はまだ1位指名候補を絞りきれていないようですね。星野さんに決めてもらうことになるのでは…」(ライバル球団スカウトマン) 同スカウトが予想する『楽天の1位・入札候補』は、斎藤佑樹(早大)、大石達也(同)の2人。ドラフト情報は急転することが多く、他選手が急浮上してくる可能性も捨てきれないが、仮に星野氏が斎藤の1位入札を決断したらどうなるか…。甲子園時代のライバル・田中は絶対に面白くないだろう。 両雄並び立たず−−。 「ONに代表されるように、強いチームには必ずライバルがいるんです。秋山と清原、池山と広澤、江川と西本…。星野サンは斎藤を選択する可能性も高い」(前出・同) 東京六大学・秋季リーグ戦時点での各スカウトの『斉藤評』は、あまり高くない。どちらかといえば、大石や中央大・沢村を高く評価する声の方が多く聞かれた。 甲子園で投げ合った田中と斉藤はともに実力を認め合っているが、それ以上の関係は全くない。とくに田中がそうだが、「プロで先に実績を作ったオレたちが、ハンカチ世代(=斉藤)と呼ばれなければならないんだ!?」と憤りすら感じているという。 おそらく、『監督・星野』はそこまで計算したうえで、「斉藤を獲ろう!」と言い出すかもしれない。田中は相当、燃えるだろう…。いずれにせよ、星野氏の初仕事となるドラフト会議は見物である。
-
-
スポーツ 2010年10月09日 15時30分
「毎週火曜日はTruthの日」。ダイスケ、GWCシングル王座に照準を絞る勝利!
今回で9回目となるガッツワールドのTruth。他団体の興行が都内で行われていないこともあり、通常よりも大勢の観客で賑わった。同時にTruthへの初参加となる政宗の影響も大きい所であろう。 選手入場式の挨拶は翔太。6月13日、ダイスケ復帰戦以来の参戦となる。この日はダイスケとのタッグでガッツ石島&チェ・餃子マンの巨漢コンビが相手となる。久々となるダイスケと石島の対戦、初出場以来現在まで無敗を誇るチェ・餃子マンの存在、そしてガッツワールド主力メンバーに加わる翔太と、この日のセミファイナルは見所がいくつも存在していた。 先発は翔太とチェ・餃子マン。大柄ながら動ける餃子マンに手こずる翔太、更に石島のキックが容赦なく襲い掛かる。体重差のある翔太にとっては一発が異様に重く感じたであろう。ダイスケと交代し、リング上には久々の対戦(7月25日ガッツルハウス以来)となるダイスケとガッツ石島が相まみえる。お互いの手の内を探るようなグラウンドの展開を見せた両雄。スタンドの状態で再び重いキックを石島が放っていけば、ダイスケもドロップキックでお返しする。 タッチを受けた翔太だが、デビルワールドに捕まってしまう展開に。この日の石島&餃子マンのコンセプトは超獣コンビか、はたまた殺人魚雷コンビか。翔太に決めたダブルのショルダータックルがそれを物語っている。流れを受けた餃子マンがX固めから河津落とし、そこからグラウンド卍固めと繋ぐ。慌ててカットに入るダイスケ。石島はスインギング・ネックブリーカーと繋ぎ翔太をコーナーに振る。串刺し攻撃を狙った石島を両足キックで迎撃した翔太はミサイルキックで石島を吹っ飛ばす。交代したダイスケは石島にエルボーの連打。変則的なロープワークからのフライング・エルボーパッド、串刺し式のジャンピング・エルボーからロックボトム。 一気に攻め込みたいダイスケだが、再びロープに走ったところで待っていたのは餃子マンの足。反撃のジャンピング・ハイキックを石島が叩き込む。龍原砲を髣髴させるサンドイッチ・ラリアットからダブルDDT。そして餃子マンがフェースバスターで繋ぐ…どこかで見たような光景が繰り広げられる。フェースバスターをカウント2で返された餃子マンはチョークスラムを予告。しかしダイスケは持ち上げられた瞬間体重を移動させてアームホイップで餃子マンを投げ飛ばす。バックの取り合いから翔太を呼び込むダイスケ、スワンダイブ式のミサイルキックを鮮やかに決めた翔太。石島を場外に落とすと、ダイスケ&翔太の連携が光る。中でも時間差で決めたフロッグ・スプラッシュは餃子マンの体に大きなダメージを与える。 再びコーナーからのダイブを狙ったダイスケを石島が捕まえる。息を吹き返した餃子マンの雪崩式ダブルアーム・スープレックスが火を噴く。そしてダイスケを抱え込んだ餃子マンはドクターボム! 何とかカウント2で肩を上げるダイスケ。雄叫びを上げてサンダーファイヤー・パワーボムを予告した餃子マンだが、ダイスケはリバース・スープレックスで返す。餃子マンは尚も回転エビ固めの要領で丸め込もうとするが、先に立ち上がったダイスケが居合抜き式のスライディングDを炸裂させ、難攻不落のチェ・餃子マンから初ピンフォール勝ちを収めたのであった。 「俺の『ペット』に何てことしやがるんだ!」と怒る石島。ダイスケは改めて石島にシングルベルトへの挑戦をアピール。「次回もお前と対戦するが、今度は直接勝ってやる!」。10月12日のTruth#10では6人タッグで対戦する両者、ダイスケは石島から直接勝利を挙げてGWCシングル挑戦に大きく前進したい所。だがそんなダイスケに対して石島は何処吹く風といった様子。9月20日、北千住大会のDVD(レーベルは初となる石島のソロ)が当日から発売された為、試合後即売会を開くから買えとの事。はぐらかされたダイスケだったが、シングル王座挑戦に一歩前進した試合だった。 吉野達彦エースへの道100番勝負第8戦がこの日のメイン。対戦相手は大阪プロレスの政宗。 奇しくも最近の対戦相手が「かつて某会場で若手中心の大会でしのぎを削っていたレスラー」になっている吉野。6戦目の木高イサミ、7戦目の宮本裕向、そして今回の政宗。ガッツワールドは現在の吉野に当時の彼らの姿を描いているのだろうか。 とにかく隙のなかった政宗の攻撃が目に付いたこの試合。そつなく極めた逆十字やアンクルホールドが吉野の体にダメージを積み重ねる。そしてしつこいくらいにフォールの体勢に入った政宗。じわじわと吉野のスタミナを奪うには絶好の攻撃なのだ。吉野の技は一発一発破壊力があるのだが、繋ぎの技を積み重ねていない為に決定的ダメージに結びつかないという欠点がある。政宗は吉野にこれを教え込んでいたのであろう。ミスター雁之助相談役の「達彦に喝を入れられる相手」と言った意味がここでわかった。 吉野もアスリートジャーマンで追い込む場面も見られたが、最後はアンクルホールドのダメージを引きずったまま政宗の希首座(きしゅざ=細川忠興の名刀から由来)の前にフォール負け。対戦成績を1勝7敗と大きく負け越してしまっている吉野。試合後ダイスケが「勝ちたいという気持ちをもっと前面に出せ」と言っていたが、それだけではないであろう。この日見せ付けられた一発の技の重み、そしてそこまでに繋ぐ積み重ねを考えなければならない。 今回のTruthで気になった点は、特設売店。当日から北千住大会のDVDが発売され、購入を希望するファンも見られたが…前回Truth#8のような盛り上がりに欠けた気がしてならない。確かに毎週火曜日に大会が行われ、皆勤しているファンの姿も多く見られる。だが、初めての観客もいる中で「初観戦の記念」的要素のグッズがあってもいいのではないだろうか。盛り上がりを見せる団体の売店はいつも賑わっている。Truthでもそれが行われたらどうか? 次回大会では再びSTYLE-Eの田村和宏、那須晃太郎が参戦する。団体同士の対抗戦もまだ続く中、試合後の売店での争いも見逃せないところ。特に那須の「一発芸」に対抗するガッツワールドの手はあるのか…?(Office S.A.D. 征木大智)−ダイスケから一言−「Truth#1〜4までを凝縮したDVD、また、9月20日に行われた北千住大会のDVDが絶賛発売中です! この機会に是非お買い求めください。会場でお買い上げの方には…い…一発芸?? オイ! 達彦!!」◆『Truth#9』2010年10月5日(火)会場:埼玉・蕨『イサミレッスル武闘館』(観客67人)<メインイベント「吉野達彦エースへの道100番勝負第8戦」20分1本勝負>○政宗【大阪プロレス】(12分04秒 片エビ固め)●吉野達彦 ※希首座 吉野通算1勝7敗<セミファイナル タッグマッチ 30分1本勝負>○ダイスケ&翔太(10分24秒 片エビ固め)ガッツ石島&●チェ・餃子マン ※居合抜き式スライディングD<第1試合 シングルマッチ 20分1本勝負>○梁和平(9分18秒 変形エビ固め)●山本SAN◆『Truth#10』2010年10月12日(火)開場:19:00/開始:19:30会場:埼玉・蕨『イサミレッスル武闘館』<メインイベント「吉野達彦エースへの道100番勝負第9戦」20分1本勝負>吉野達彦 vs. 那須晃太郎【STYLE-E】<セミファイナル 6人タッグマッチ 30分1本勝負>ダイスケ&マスクドミステリー&山田太郎【666】 vs. ガッツ石島&梁和平&チェ・餃子マン<第1試合 シングルマッチ 20分1本勝負>山本SAN vs. 田村和宏【STYLE-E】【チケット情報】前売り2000円/当日2500円月間パスポート:自由席6000円/指定席7000円(10月全ての大会が観戦可能)前売りチケット・グッズ関連全てのお問い合わせはガッツワールドプロレスリング事務局 info@guts-world.com まで。(前売りチケットのお問い合わせは前日の23時迄にお願い致します)
-
スポーツ
ハッスル消滅!? 小川H軍休止宣言
2006年12月27日 15時00分
-
スポーツ
大みそかボビー弟と対戦 金子賢 前田道場入り
2006年12月14日 15時00分
-
スポーツ
珍指令 KID 秒殺禁止
2006年12月12日 15時00分
-
スポーツ
生還小橋に捧ぐ 三沢 GHC奪還
2006年12月11日 15時00分
-
スポーツ
猪木 緊急提言 想定外プロレスをやれ!
2006年12月05日 15時00分
-
スポーツ
1・4東京D「レッスルキングダム」 新日本 全日本“乗っ取り”へ秘策 長州3冠戦出撃
2006年11月16日 15時00分
-
スポーツ
復活1・4東京D大会へ秘策 新日本最終兵器サイモン猪木 IWGP挑戦!?
2006年11月07日 15時00分
-
スポーツ
来春ビッグマッチ パンクラス芸能人最強決定戦 坂口憲二 今田耕司 押尾学
2006年10月31日 15時00分
-
スポーツ
大みそか参戦ほぼ決定 芸能人対決 金子賢vs押尾学
2006年10月10日 15時00分
特集
-
岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
芸能
2025年08月05日 23時00分
-
野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
スポーツ
2025年07月25日 23時30分
-
-
豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
-
宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
-
元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分