スポーツ
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スポーツ 2010年10月06日 17時30分
マッチポンプ・ナベツネの大罪
TBSから住生活グループへの横浜球団身売り事件に関し、巨人・渡辺恒雄球団会長は罪作りなマッチポンプ役を果たしている。その大罪は許されない。 横浜球団の身売り情報を週刊誌がすっぱ抜いた9月30日夜、巨人・渡辺会長はこう語っている。「残念だけど、TBSも事情があるし、こういう不況でしようがないよね。だけど、だいたいわかっている。ハゲタカファンドとか。ああいうのみたいなのが買ったら、えらいことになる。まともな実業家がね…(買ってほしいという意味か)」 厳しい現状では、TBSの横浜球団身売りも仕方なしと言い放ち、過去の自分の手柄を強調して見せた。「かなり無理してベイスターズを大洋からTBSに変えるのに、オレがオーナーの時尽力したんだよ。(預かり保証金など総額)30億円もパーにして。本当は協約違反なんだよ」 TBS側にしたら「ふざけるな」と言いたいだろう。TBSがマルハから横浜球団から買ったのは、買いたいからではなく、巨人・渡辺オーナーから押しつけられたからだ。マルハとニッポン放送が横浜球団の売買に関し合意。都内のホテルで記者会見まで開いたのに、渡辺オーナーが突然横やり。「フジサンケイグループは、ヤクルトの株も持っている。2球団にまたがって株を持つのは、野球協約違反だ」と騒ぎだし、白紙に戻させてしまったのだ。 「一度は了解したはずなのに、ナベツネさんはなんで心変わりしたのか。どうなっているのか」。マルハとニッポン放送は茫然自失。突然はしごを外した渡辺オーナーは、横浜球団の株を持っていたTBSに対し、「同じマスコミだし、TBSが買えばいいんだ」と無茶ぶり。TBSは仕方なく買わされたというのが真相だ。預かり保証金25億円など総額30億円の加盟料をとらなかったのは、さすがの渡辺オーナーにも無理矢理買わせたTBSへの罪の意識が多少なりともあったからだろう。 それなのに、今度はTBSと住生活グループが横浜球団売買の交渉中の最中、新潟への本拠地移転の勧めとは、開いた口がふさがらない。そのマッチポンプぶりはひどすぎる。こう堂々と語っているのだから。 「横浜スタジアムは株主が相当がめついんだよ。使用料も広告も全部もっていかれてしまう。(本拠地球場を)変えれば、今度のオーナー会社もまともな球団運営ができると思う。そういうことをやらないと。考えているだけじゃダメだ」 正義の味方ヅラして横浜スタジアム側を一刀両断。新潟移転を絶賛したのだ。 「球場はいいでしょう。巨人も今年(試合を)やったし。新潟日報が50万(部)ある。50万以上ある県紙はそうたくさんない。47都道府県でも。選択肢としてはいいんじゃないかな。ああいうところを使って。成功した例もある。日本ハムだって北海道に行って成功した。そういうことは、いいですよ」 TBS側も住生活グループ側も本拠地移転など一言も口にしていないのに、大きなお世話の渡辺発言で新潟への本拠地移転話が一人歩きしてしまったのだから、たまらない。渡辺球団会長の許されない大罪。天罰が下ってもおかしくないだろう。
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スポーツ 2010年10月06日 14時00分
楽天イーグルスの新監督レースがもたらす結果は元・阪神の監督対決?
楽天イーグルスの新監督就任レースもいよいよ大詰めだ。 来年の契約更新が既定路線と思われていたブラウン監督はあっさり1年で解任となり、楽天本社に対して批判する声がネット上を中心に大きく上がっている中、次期監督として、阪神タイガースのオーナー付シニア・ディレクターを務める星野仙一氏(63)に正式要請することになった。 星野氏以外に各報道で新監督候補に挙がっていたのが西武の監督を務めたこともある東尾修、桑田真澄といったビッグネームである。そして大穴となる存在となるのは、元オリックスのレオン・リーだった。しかし楽天は星野氏の知名度と人気、カリスマ性、そして実績を評価して今回の決断に至ったのだろう。この報道が出た後、ネット上ではブラウン監督の解任が決まった時以上にコメントが荒れていた。否定的な意見が飛び交っていた理由は、星野氏が采配した日本代表が北京五輪で惨敗したことや、阪神タイガースの監督に就任した時のように「ノムさんが積み上げたチームの基礎」を当てにしているといった姿勢が見られることから来るものだろう。 また、楽天による計画性の無い監督交代劇を何度も見せられてきたことも大きいと思われる。 阪神の監督に就任した時と違って逆風が強い中で、あえて監督を引き受けるとしたらその意気込みに期待しようではないか。過去がどうであろうと思惑がどうであろうとチャレンジすることに意味がある。それから先は1年後の2011年の秋にわかることだ。 オリックス、岡田監督との元阪神の監督対決も非常に楽しみである。さて、結果はどうなるのだろうか。
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スポーツ 2010年10月06日 11時00分
田中正直のウェブランニングクリニック 「第50回 レースの2週間前!(1)」
今回は、レースまでの調整法をご紹介します。 夏場にしっかり走った人も、初レースの人も、レース2週間前の過ごし方や練習方法で結果に大きな違いが出てきます。持っている実力を100%発揮するということは、プロであっても難しいことです。ただいくつかのことに気をつけることで、100%の力を発揮できる確率は高まります。個人差がありますので何度も経験し自分なりの調整方法をみつけられると良いと思います。 2週間でパーフォマンスアップすることはないので、レース2週間前に心がけることは、 (1)疲労をしっかり抜く (2)体調を崩さない(風邪など) (3)規則正しい生活をする まず、(1)の疲労をしっかり抜く。 しっかりトレーニングが積めた人は、走る距離を少なくし筋肉の疲労を少なくします。2週間に2〜3回は、呼吸器系や筋肉に刺激を入れるトレーニングはしますので、まったく走らないというのではありません。 (2)の体調を崩さない。極限までトレーニングすると抵抗力が弱くなり、風邪をひきやすくなるので注意して下さい。また、1週間前から生ものはひかえるようにした方がリスクは少なくなるでしょう。 (3)の規則正しい生活。当たり前のことですが、寝不足や偏った食事などは体には良くありませんので、できる限り寝て体調を整えましょう。 また、前日、当日の食事は消化が良く、効率的にエネルギーとなる食事を心がけます。やはり炭水化物を中心とした食事がフルマラソンの場合には良いです。パンやパスタを前日、当日の朝に食べます。 次回はタイムを狙う方向けの具体的なトレーニング方法をご紹介します。【Air Run TOKYO】ランニングクラブの練習会を体験してみたい方は、リアルライブ見たで無料体験できます。参加希望の方は、(airrun@pss1.jp)にメール下さい。 詳細は、【Air Run TOKYO】公式サイト(http://airruntokyo.syncl.jp/)をご覧下さい。写真:レース風景です。
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スポーツ 2010年10月06日 10時00分
スーパーFMW電流爆破記念興行第2弾(2)「デスマッチのカオス」
ダイナマイトバンプ代表・茜ちよみの歌謡ショーを挟み、第4試合はミスター・ポーゴと鮎川れいなの対決である。ゴングが鳴る前から鮎川が攻撃を始めた。鮎川は攻撃を繰り出すものの、あまり効いていない。唯一効いた攻撃は股間への攻撃で、しばらくポーゴは股間を押さえていた。 その後はポーゴの攻撃が続く。鮎川をロープまで追い込み、チェーンを持ち出して鮎川の首を絞める。ここでもレフェリーの静止を無視して凶器攻撃を続け、ポーゴの反則負けで終わった。首を絞められた鮎川はリングから落ち、場外でグッタリしていた。しばらくの間、観客は皆不安になったが、反応を取り戻し、スタッフに抱きかかえられて退場した。ポーゴはマイクを持ち、「世界一強いニューハーフだと認めてやる」と宣言した。 今回の興行では2試合連続で反則勝ちとなった。前回のスーパーFMW興行(8月20日)ではリングアウト裁定が連発された。興行によって勝負の決着に傾向が出るようで興味深い。反則勝ちという結末は観客にとって肩透かしであるが、原則として反則なしのデスマッチの危険性を改めて実感させることになる。メインイベントを盛り上げる材料になる。 第5試合はアメリカスヘビー級王座決定戦で、松本トモノブとジ・ウインガーが対戦した。試合開始に先立ち、スーパーFMWの嶋田俊昭会長によるタイトルマッチ宣言が行われた。会場からは松本コールが起きた。それにジ・ウィンガー選手が反応し、松本コールをした観客に向かって行こうとし、「怖い」との声が出た。 試合冒頭では松本選手がロープまで押す。その後のロックアップでも松本選手が優勢であった。しかし、両者の攻防が続くと、表面的には一進一退であったが、松本のダメージが大きいことは明らかになった。ジ・ウインガーは反則気味の攻撃でレフェリーに何度も止められる。会場からは「チェックを厳しく」との声が飛ぶ。最後はジ・ウインガーがコーナーからダイブし、そのままフォールを決めた。 ベルトを獲得したジ・ウインガーに対し、松本は悔しがりながらも握手を求めた。両選手の握手に会場から拍手が寄せられる。松本コールをしていた観客も「ジ・ウインガーありがとう」と発言し、ジ・ウインガーと握手していた。 第6試合はメインイベントの有刺鉄線ボード画鋲ラダーデスマッチで、ターザン後藤&鶴巻伸洋&ナカタ・ユウタと極悪海坊主&宮本裕向&佐瀬昌宏が対決した。試合開始直後から場外乱闘も勃発するカオス状態になった。大人数のデスマッチでは毎度のことであるが、今回はカオス状態に一層拍車がかかった。 逃げ回る観客も場外乱闘というショーを構成する一要素であるが、今回は右側でも左側でも場外乱闘が勃発し、観客にとって逃げ場に困ることも少なくなかった。リング上の大部分を有刺鉄線ボードや画鋲や梯子が占めており、まともなバトルをするためには場外に行くしかない面があった。場外乱闘するために選手が観客に向かって「おら、どけよ」と叫ぶこともあった。選手にとっても、やり難さがあったかもしれない。 今回のデスマッチの特徴は前回のデスマッチに使われた有刺鉄線ボードと画鋲に加え、新たな凶器としてラダー(梯子)が登場した。リング中央に設置されたラダーは脚立であったが、立てるのではなく、畳んで寝かせていた。それが梯子をめぐる攻防ではなく、凶器としての使用する意図であることを雄弁に示していた。ただし、今回初めて登場したもので、使い慣れていないためか、ラダーは試合後半になってから使われ始めた。 試合中盤になると、リング上ではターザン後藤が佐瀬を攻撃する構図が中心となった。ターザン後藤がフォークで佐瀬の顔面を突き刺し、ラダーを振り回した。反対にターザン後藤が投げられて、有刺鉄線ボードにぶつけられるシーンもあった。これは前回のデスマッチでも見られたが、今回は有刺鉄線に髪の毛が絡まり、それを取るのに四苦八苦していた。凄惨なデスマッチの中で、髪の毛に絡まった有刺鉄線を取っている姿は微笑ましくもあった。 その間、戦線離脱を余儀なくされたターザン後藤であったが、レフェリーの協力もあって有刺鉄線を取り終わり、戦いに復帰する。宮本への攻撃後は、改めて佐瀬を攻撃し、画鋲の海に沈めた。再び宮本を攻撃するが、今度はターザン後藤が画鋲の海に沈められた。その後、ターザン後藤の呼びかけでリングの中に椅子が投げ入れられる。ここでも佐瀬が攻撃対象で、椅子の上に投げつけられた。最後はターザン後藤がフォールを決めて勝利した。 試合終了後、ターザン後藤は「俺達がデスマッチを見せつけてやる」とマイクで叫び、切腹のパフォーマンスを行った。観客からは「もう止めて」の悲鳴が上がった。そして観客がリングサイドを取り囲み、バンバンとリングを叩くFMWのフィナーレで興行は幕を閉じた。(『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』著者 林田力)
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スポーツ 2010年10月05日 18時00分
楽天・星野政権は岩隈のポスティング落札金で誕生
4日夜、楽天・三木谷浩史球団会長が阪神・坂井信也オーナーとトップ会談。阪神・星野仙一オーナー付きシニアディレクターを来季監督に招請する許可を取ったことで、楽天の星野政権誕生が決定的になった。「あのお金にシビアな楽天がよく大金のかかる星野監督を決断したな」と球界関係者が首をひねるミステリーにも実は裏があったのだ。 星野監督誕生となれば、3年契約、総額6億円程度は最低でもかかるだろうし、コーチ陣招請にもそれなりの経費がかかる。一部では早くも星野チルドレンの関川浩一氏、楽天・仁村徹二軍監督の兄・仁村薫氏、種田仁氏らのコーチ招請情報が流れているが、それだけでは済まないだろう。星野氏の阪神監督、北京五輪日本代表監督時代、それぞれチーフ打撃コーチ、ヘッドコーチを務めている田淵幸一氏(現阪神OB会会長)ら大物の入閣も予想されるからだ。星野政権に大金がかかることは間違いない。 が、楽天には切り札があった。エース・岩隈久志のポスティング(入札制度)でのメジャー入りを認めたことから、まとまった落札金が入ってくるからだ。西武・松坂がレッドソックス入りした際に日米球界を仰天させた「60億円」などという、破格の金額になることはなくても、ある程度の金額にはなるだろう。 実際にどの程度の落札金が見込めるのか。メジャーリーグ関係者は「ダルビッシュが一時期、松坂の60億円を上回るのでは…と言われたが、メジャーも日本人メジャーリーガーのバブルの時代は終わっている。まだ24歳で将来性のあるダルビッシュで松坂の半分の30億円くらいと予想されている。29歳の岩隈の場合は、5億円から10億円の間の落札金に落ち着くだろう」と相場を予想している。 しかし、一部のメジャー球団では「ダルビッシュよりも岩隈の方が実力は上」という評価があるという。ムダなボール球を何よりも嫌うメジャーだけに、ダルビッシュ以上に精密なコントロールを持っている岩隈が高く評価されているというのだ。 となれば、「5億円から10億円の間」と予想される岩隈の落札金がさらに跳ね上がる可能性もある。最低でも5億円なら星野監督1人分。10億円となれば、コーチ陣を含めた星野政権まるごとの経費をカバーした上で、残りを補強費に回せることになる。10億円以上、15億円から20億円にでもなれば、補強費までかなりカバーできる。 「星野監督、桑田監督、東尾監督などといろいろな名前が挙がっているが、また楽天のアドバルーンじゃないか。結局は、佐藤義則投手コーチか仁村徹二軍監督の内部昇格になるのではないか。金のかかる野村監督を無理矢理勇退させ、格安のブラウン監督を招請した球団だからね。球界参入時も、中畑監督、掛布監督などとネームバリューのある候補をスポーツ紙にドンドン書かせておいて、結局は一番地味で金のかからない田尾監督だった。中畑なんか『福島生まれで東北を愛する俺だから、正式な話がきたら引き受けようと思っていたのに、名前を使われただけだった』と怒ったくらいだからね」 球界OBが過去の楽天監督人事を引き合いに出して、今回も「星野監督、桑田監督、東尾監督などはダミーでは…」と疑ったのも無理はない。が、岩隈のポスティングの落札金という隠れ資金があったのだ。 それでも星野氏を良く知る球界関係者は星野政権の前途を危ぶむ。 「阪神監督の時に、『絶対に優勝させてみせます』と確約して、数十億円といわれる巨大な補強費をケチな久万オーナーから引き出し、就任2年目で18年ぶりに優勝させたが、最後は衝突している。『もう1年同じように大金を使った補強をすれば、ずっと勝ち続けられる』と直談判したが、優勝したとたんに久万オーナーはケチに逆戻り。怒った星野が健康問題を表向きの理由にして、あと1年契約が残っていたのに、勇退してしまった。あわてた球団側がオーナー付きシニアディレクターというポストを新設して、阪神からの退団を食い止め、現在に至っている。三木谷球団会長も星野監督の大金のかかる大型補強要求にビックリ仰天するでしょう。岩隈資金の残りでは全然足らないでしょう。2人の蜜月がいつまで続くか保証の限りではない」 確かに説得力を持つ今後の波乱予想だ。星野政権が誕生しても一安心できないどころか、ますます目を離せなくなる。
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スポーツ 2010年10月05日 15時00分
スーパーFMW電流爆破記念興行第2弾(1)「高レベルのお笑いプロレス」「遺恨が続く日米女子プロ対決」
スーパーFMW電流爆破記念興行第2弾が10月2日、新木場1st Ring(東京都江東区)で開催された。場外乱闘あり反則ありデスマッチありの過激な試合が目白押しであった。 第1試合は「西口プロレスVS真・下町プロレス全面抗争」で、よしえつねお&マザーコングと小島イケル&ブルース・レイのタッグマッチである。最初に西口プロレスが入場。よしえはファンにアピールしながら、マザーコングはお馴染みの灯油缶を持って登場した。続いて真・下町プロレスの入場で、小島は競泳水着一丁で登場した。レイは格好良くジャンプしてリングインしようとしたが、着地で足を痛めて笑いをとる。レイの不真面目さと小島の変態的な格好に対して、西口プロレス側は「真面目にやれ」と抗議した。 アントニオ猪木をオマージュする下町ダァー!が特別レフェリーを務め、特別レフェリー紹介時には猪木のテーマ曲である「炎のファイター」が流れた。 試合は、よしえとレイの対決で始まった。レイが手技足技を繰り出して攻撃するが、あまり効いていない。逆に攻撃したレイが足を痛める始末である。よしえがラリアットで反撃し、レイをリングに沈める。「メガネを取りなさい」と宣言して、レイのサングラスをむしり取り、リングの外に投げる。レイは体勢を立て直し、ロックアップになる。そのまま両選手はどんどん接近し、密着して「Yes, Fall in Love.」というお笑いのオチで終わった。 両陣営とも選手を交代する。マザーコングが攻撃するが、小島はオマージュする芸人・小島よしおのネタ「大丈夫、大丈夫」や「そんなの関係ねぇ」で返す。再び選手交代した辺りから混戦模様で、二人がかりで攻撃するシーンも見られた。 西口プロレス優勢の展開であったが、連携ミスが命取りになった。マザーコングが十八番の灯油缶攻撃を始めるが、よしえにぶつけてしまう。灯油缶の打撃ダメージで弱っているところをレイがフォールし、真・下町プロレスが勝利した。 「西口プロレスVS真・下町プロレス全面抗争」はスーパーFWMで定番の前座試合であるが、今回はタッグマッチとして出場選手を絞った点が特徴である。出場選手が多いと、持ちネタを順番に披露するだけで終わる危険がある。その点、今回はレスリングと笑いの両方が楽しめる試合であった。 第2試合は雫あき&猪熊ユカとウルフ・スター☆&ブラックドッグの男女タッグマッチである。試合は雫とウルフのつかみ合いで始まった。最初は雫がロープに押し出されるも、体勢を立て直してタックルする。寝技に持ち込むが、ウルフに返され、さらに逆転するという攻防を繰り返す。最後は雫がロープをつかむ。レベルの高い攻防に観客から拍手が寄せられた。 ここで雫は猪熊に交代する。ウルフの蹴りで猪熊は倒れる。ウルフと交代したブラックドッグも攻撃を続けるが、猪熊の反撃に遭う。交代した雫が「この野郎」と叫び、豪快な投げ技でブラックドッグをリングに沈める。男性部員しかいない学生プロレス出身の雫は、男性選手相手に豪快な攻撃を繰り出すところが魅力である。 ウルフは猪熊の妨害に遭いながらも、それを振り切って、ブラックドッグを救援するために乱入する。ここで雫は猪熊とタッチし、リング上では猪熊とブラックドッグの対決になる。一方で雫はウルフに椅子を投げつけるなど場外乱闘を始めた。最後に猪熊がブラックドッグにフォールを決めて、雫あき&猪熊ユカ組が勝利した。 第3試合は羽沙羅&ヘイリー・ヘイトレッドと米山香織&チェリーボムの日米混合女子プロレスラーのタッグマッチである。これまでのタッグマッチでは選手の入場曲はタッグ毎であったが、この試合では一人ずつ紹介され、入場曲がかかった。羽沙羅、チェリーボム、ヘイリー、米山の順で入場した。 羽沙羅の入場時は赤のテープが舞った。会場には「恐竜プリンセス」「小悪魔ヒロイン」と書かれた羽沙羅の垂れ幕が掲げられており、羽沙羅の人気を感じさせる。北米でアイドル的人気を誇るチェリーボム入場時には会場から「セクシー」の掛け声がかかった。 リングインした両チームの選手が向き合うが、中でもヘイリーと米山が睨み合う。何しろ両選手は10月10日に『JWP Revolution』で対決する予定である。この試合は両選手にとって前哨戦になった。 試合はヘイリーとチェリーボムの対戦で始まった。ヘイリー優勢のまま、羽沙羅の交代。羽沙羅もキャメルクラッチを決めるなど、攻撃を続ける。チェリーボムのパンチが炸裂するなど反撃もあったものの、羽沙羅優勢のまま米山に交代。ここで形勢が逆転し、米山が攻撃する。羽沙羅はヘイリーと交代し、ヘイリーと米山の間で激しい戦いになる。 その後は選手の乱入や場外乱闘で混戦模様となる。基本的にリング上は羽沙羅対チェリーボム、場外はヘイリー対米山の構図となった。リング上の戦いは羽沙羅が優勢だったものの、反則気味の攻撃にレフェリーからの静止もしばしばであった。遂に羽沙羅は鞭を持ち出し、チェリーボムの首を絞めて反則負けになった。収まらない羽沙羅はレフェリーにも攻撃した。 羽沙羅とチェリーボムの退場後、リングに上がったヘイリーは米山を挑発する。米山もリングに上がって乱闘を行い、両選手ともスタッフに羽交い絞めされて強制退場となった。不完全燃焼に終わった闘志は『JWP Revolution』で爆発するだろう。(『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』著者 林田力)
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スポーツ 2010年10月05日 10時00分
「毎週火曜はTruthの日」。ガッツワールド、STYLE-Eとの対抗戦を制す!
前回のTruth#7に事を発したガッツワールドvs.STYLE-Eの全面対抗戦。STYLE-E側は田村和宏、竹田誠志、柴田正人というトップ3に加えて新人の那須晃太郎というメンバー。対するガッツワールドはダイスケ、吉野達彦の正規軍に加えてデビルワールドの梁和平社長&ガッツ石島代表。双方ともに負けられない一戦は、4対4のイリミネーションマッチという形で行われた。 GWCシングルのベルトを掲げ、コールを受けた石島。次の瞬間、STYLE-E勢が奇襲攻撃を仕掛けた! 四方に戦場を移し暴れまわる。リング内では吉野と那須が激しくやりあっている。吉野がカウンターのドロップキックを放つと、リング内にはダイスケと竹田が上がる。GWC認定6人タッグ王者の盟友であり、ダイスケ復帰戦のパートナーも務めた竹田だが、対抗戦となると話は別。団体のエース同士の戦いは、まずドロップキックの相打ちで引き分けに終わる。 続いてはガッツ石島と柴田正人。何度もこのフレーズを使って申し訳ないが、在京インディー界屈指のヘビー級レスラーによるぶつかり合いはド迫力。ラリアットで先制した石島だったが、ブレーンバスターであっさりと逆に投げられてしまう。心理的に柴田が少し優位に立ったか。 しんがりを務めるは梁和平と田村和宏。気のせいか、田村が梁に攻撃する際、「まさし!」「ちょううん!」「ほね!」という意味不明なキーワードが聞こえてきたような。一瞬の隙を突いた前方回転からの膝十字固めを田村が極めた瞬間、ガッツワールド勢が一斉にカットに入る。STYLE-E勢が梁一人をリングに残して場外にたたき出すと、連係プレーで梁を攻め込む。串刺し4連発から田村・竹田・那須による低空ドロップキックの編隊飛行から柴田のランニング・ボディープレス。さすがにダメージを受けた梁だが、竹田のボディーへのソバットで形勢逆転。 今度はダイスケ&吉野による連携。ダイスケのジャンピング・エルボードロップと吉野のジャンピング・ダブルニードロップが同時に竹田に襲い掛かる。更に吉野の延髄斬りからダイスケがブレーンバスターで繋ぐ。 竹田をバックハンドエルボーでぶっ倒した石島だが、その竹田を敢えて相手側コーナーに投げ「ちっこいの(田村)出て来い!」と挑発するが、出てきたのは柴田。そんな柴田に石島はジャンピング・アームブリーカー。梁に交代し、ニードロップを右腕に落としていく。パワーで復活した柴田は梁を自軍コーナーへ。四人がかりで梁を袋叩きにする。 梁に対して妙に執着心を燃やす那須、ボディースラムからミドルキックを叩き込むが、梁がキャッチ。そこからガッツワールドは那須の左足に集中攻撃。柴田がカットに入ると、那須に対してダイスケのバックドロップ。すると石島が「血を吐き出すかと思った」と試合後に那須が言っていた程のサッカーボールキック。那須もエルボーで対抗するが、珍しい石島のローキック連打で大きく吹っ飛ぶ。 ロープに飛ばした那須に梁と吉野がダブルショルダータックル。更にガッチリと手を握ってダブルのエルボードロップ。しかし那須が踏ん張って自軍コーナーに梁を引きずり込む。両足をコーナーに固定して田村が梁のどてっ腹にドロップキック。ダブルニードロップを叩き込んだ竹田だが、梁のガウディングに後退。ダイスケとのエルボー合戦を制した竹田は柴田にタッチ。逆水平から軽々とブレーンバスターで叩き付ける柴田。田村に交代するとダイスケとのチョップとエルボーのラリー。これを制したダイスケは梁に交代、田村の背中に思いっきり平手を叩き込む。田村がランニング・ローキックを梁の足に叩き込むと、回転して吹っ飛ぶ梁。バックを取る田村、梁はレフェリーにしがみついて急所に一撃。石島のボディースラムからチャイニーズ・フットスタンプ。更にゴリースペシャルの体勢に田村を捕えると、ダイスケに攻撃しろと指令。田村がかわすと梁の後頭部にダイスケのエルボーが…この隙に田村がラ・マヒストラルから腕固めへ。梁が最初の退場となる。 4対3となるとSTYLE-E勢が俄然有利になる。石島を捕まえたSTYLE-E勢は集中攻撃。特に竹田のロックボトム、柴田のベイダーアタックからのスティンクフェイスは石島の肉体に相当なダメージを与えた事だろう。しかしただやられているだけではない。梁が試合に介入し、怒った柴田の顔面に水を吹きかける。そのままガッツルラリアットを放った石島、強引に片エビ固めで押さえ込んで柴田を退場させる。 竹田のエクスプロイダーが石島に。勢いに乗ってロープに走ったが、背後から梁が襲う。そのまま退場したはずの梁がスワンダイブ式のチャイニーズ・フットスタンプ。石島はトップロープからの攻撃を狙うがSTYLE-E軍がカット。コーナーに置き去りにされた石島を竹田が襲う。今回のイルミネーションマッチはオーバー・ザ・トップロープ制もあり、落ちたら石島は退場になってしまう。何とか踏ん張ってエプロンに立つ石島。逆に竹田を誘い込むが、那須のドロップキックで落ちてしまう。竹田も吉野のジャンピング・エルボーで転落し両者失格。 ガッツワールドはダイスケと吉野、STYLE-Eは田村と那須が残っている。キャリアの浅い那須に対して集中攻撃を仕掛けるダイスケ&吉野。だが一瞬の隙が命取りとなり、何と吉野が那須にオーバー・ザ・トップロープで場外に落とされて失格となってしまう。ガッツワールドはダイスケを残すのみとなってしまい排水の陣。 ダイスケのエルボーを殺す為、田村は左腕にアームブリーカーから腕固め。那須との連携もそつなくこなし、再度田村の腕殺しがダイスケを襲う。退場となったガッツワールド勢に加えてチェ・餃子マンと山本SANもセコンドに就いている。ダイスケに対して檄を飛ばすセコンド陣。その声が届いたのか、ダイスケは那須にミサイルキックからファルコンアローを放ち3カウント。遂に田村とダイスケの一騎打ちに持ち込んでいく。 エルボーの打ち合いから田村はソバット、コーナーに振られたところをウルトラタイガードロップで反撃する。ランニング・ローキックをダイスケの胸板にぶち込み、再度左腕に攻撃を仕掛けていく田村。途中ダイスケの策略で場外に落とされそうになるが、回転エビ固めからバズソーキックで返す。ミノルスペシャルを切り返したダイスケはロックボトム。更にフロッグ・スプラッシュとたたみ掛けて行くが、待っていたのは田村の両膝。この機を逃さんと田村は腕ひしぎ逆十字から腕固め。ロープに逃れたダイスケはエルボーを連打。田村も倒れこみそうになりながらハイキックを叩き込んでいく。両者ダウンの後、先に立ち上がったのはダイスケ。ブレーンバスターの体勢から放つ変形スタナーを田村に決めると、ダッシュしてスライディングD。渾身の片エビ固めで押さえ込んで3カウントを奪ったのはダイスケだった。何とガッツワールドがSTYLE-Eに勝利したのだった!! 敗れた田村だったが、10月16日から始まるE-1クライマックスにダイスケを強引にエントリーし、最初の試合で、シングルで決着をつけてやると宣言。しかし「このSTYLE-Eのエースが…」の発言に竹田が「チャンピオンは俺だ」と突っぱね、更に柴田が「俺お前(竹田)に勝ってるだろう!」と詰め寄り言い争いになる。そこを一喝したのが何とまた新人・那須晃太郎! 強烈なインパクトを残した那須の今後に大いに期待したい。 その那須は吉野の100番勝負の相手に立候補。次回対戦が濃厚となったが、ミスター雁之助相談役に次の対戦相手のオファーを頼んでいた事をすっかり忘れてしまっていたダイスケ。「(吉野)達彦に喝を入れられる相手」として雁之助が選んだ相手は、大阪プロレスの政宗であった。次回Truth#9で吉野は政宗と対戦、その後那須との対戦が行われる運びとなったが、万が一にも負けられない。 今回の前面対抗戦について少々言いたいことがある。何故ガッツワールド側からSTYLE-Eに乗り込まなかったのか? STYLE-Eは新木場大会を成功させ勢いに乗る団体。そのSTYLE-Eに対抗意識を燃やすのはガッツワールドではないのか。確かにSTYLE-Eの興行にダイスケや吉野がゲストとして最近よく出場しているが、前半戦に組み込まれている為、メインストーリーからは外れている存在。吉野が頭角を現し、ダイスケも久保田ブラザーズとの対戦で名を上げてはいるものの、STYLE-Eのファンにその存在を印象付けているのだろうか。 今回の勝利でダイスケは「STYLE-Eさんとの対抗戦は今回でひとまず終了」とブログで告げている。勿論これはE-1クライマックス出場のためであろうが、もう一度この対抗戦を再燃させなければならないと感じる。ガッツワールドのファンも「今回の試合が一番面白かった」と言っているほど、このイリミネーションマッチは相当なインパクトを残した。「継続は力なり」とよく言う。Truthに関してもそうだが、せっかく盛り上がったこの対抗戦、水を差す必要はない。今度はガッツワールドのエースであるダイスケがSTYLE-Eのメインストーリーの輪の中に入っていく。田村も負けられないところであるが、ダイスケはその存在をSTYLE-Eのファンに見せ付けなければならない、正念場であろう。 田村和宏に勝った実績を引っさげて、ダイスケは敵の総本山に乗り込んでいく−−。(Office S.A.D. 征木大智(まさき・だいち))−ガッツワールド事務局より DVDご購入の方、ダイスケの一発芸は正直申し訳ありませんでした。今後はダイスケ・吉野両名にマイクアピールと一発芸も伝授して参りますので宜しくお願い致します。−◆『Truth#8』2010年9月28日(火)会場:埼玉・蕨『イサミレッスル武闘館』(観客60人)<メインイベント ガッツワールドvs. STYLE-E全面対抗戦!〜イリミネーション8人タッグマッチ(時間無制限)>ガッツ石島&梁和平&ダイスケ&吉野達彦(4-3)田村和宏&竹田誠志&柴田正人&那須晃太郎【STYLE-E】※1人残りでガッツワールド軍の勝利。(1)○田村(15分6秒 腕固め)梁●(2)○石島(17分24秒 片エビ固め)柴田● ※ガッツルラリアット(3)○吉野(19分2秒 オーバー・ザ・トップロープ)●竹田○那須(19分2秒 オーバー・ザ・トップロープ)●石島 ※竹田と石島が同時に転落 (4)○那須(21分33秒 オーバー・ザ・トップロープ)吉野●(5)○ダイスケ(26分53秒 片エビ固め)那須● ※ファルコンアロー(6)○ダイスケ(31分32秒 片エビ固め)田村● ※スライディングD<第1試合 シングルマッチ 20分1本勝負>○チェ・餃子マン(8分24秒 逆さ押さえ込み)●山本SAN◆『Truth#9』2010年10月5日(火)開場:19:00/開始:19:30会場:埼玉・蕨『イサミレッスル武闘館』 <メインイベント 吉野達彦〜エースへの道100番勝負〜第8戦 20分一本勝負>政宗【大阪プロレス】 vs. 吉野達彦<セミファイナル タッグマッチ 30分一本勝負>ダイスケ&翔太 vs. ガッツ石島&チェ・餃子マン <第一試合 シングルマッチ 20分一本勝負>山本SAN vs. 梁和平 【チケット情報】◆自由席…2,000円(当日券は500円UP)◆月間パスポート(10月、4大会有効) 自由席…6,000円 指定席…7,000円【Truth 10月の開催予定】『Truth#9』10月5日(火)蕨・レッスル武闘館(19:00開場、19:30試合開始)『Truth#10』10月12日(火)蕨・レッスル武闘館(19:00開場、19:30試合開始)『Truth#11』10月19日(火)蕨・レッスル武闘館(19:00開場、19:30試合開始)『Truth#12』10月26日(火)蕨・レッスル武闘館(19:00開場、19:30試合開始)お問い合わせ:ガッツワールドプロレスリング事務局 info@guts-world.com※前売り券のお問い合わせは、大会前日の23時までにお願いいたします。
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スポーツ 2010年10月05日 08時30分
阪神・藤川もポスティングの仰天情報
日本ハム・ダルビッシュ有、楽天・岩隈久志がポスティング(入札制度)でどのメジャー球団に落札されるか。今オフのストーブリーグ最大の焦点になるが、ここへきて仰天情報がささやかれている。阪神・藤川球児のポスティングだ。 「藤川のポスティングが決まったようだ。ペナントレースが本当の大詰めになる前の早い時期から藤川を2イニング使うなど酷使。最後はその藤川が横浜・村田に逆転3ランを打たれ、5年ぶりの優勝を逃したために、真弓監督に対するサイ配批判が噴出したが、実際のところは違うらしい。ポスティングを認めてもらうために、藤川本人が最後のご奉公ということで、自ら2イニング登板を志願したと聞いているよ」 阪神OBがこう驚きの情報を明かす。藤川のメジャー志向が強く、これまでも球団側に対し、ポスティングでのメジャー入りを要求していた事実は、公然の秘密だ。が、「絶対に出せない」という球団側の拒否でポスティングでのメジャー入りは不可能と思われていた。ところが、今回の仰天情報には、一笑にふせない具体的なプランまである。前出の阪神OBがこう漏らす。 「藤川のポスティングを認めれば、当然のことながらポスト藤川が必要になる。そのために、水面下でヤクルトと契約が切れる林昌勇獲得に動いている。林は藤川に勝るとも劣らない強力なストッパーだからね。林が獲得できれば、藤川の穴は十分に埋まる」 なんとすでにポスト藤川の候補として、ヤクルトの守護神・林獲りに動き出しているというのだ。これだけ具体性のある対案まであるのだから、怪情報として聞き流すわけにはいかないだろう。 が、阪神の林獲りには最大、最強のライバルが立ちはだかる。巨人だ。リーグ4連覇に失敗したのは、投手陣の崩壊が元凶だ。「フロントが投手を十分に補強しなかったからだ」と渡辺球団会長がV逸の原因を明言しており、巨人フロントは血眼になって投手の補強に奔走するだろう。先発不足を補うために、ブレーブス・川上、ドジャース・黒田ら日本人メジャーリーガーの獲得に動こうとしているが、同時にクルーンに代わる新しい抑え補強が急務になっている。そのために、ヤクルト・林獲りに躍起になっているのだ。 そんな巨人と真っ向から争奪戦を展開することになる阪神。西武からFAした清原獲り以来の激烈な獲得合戦が予想される。最後はマネーゲームになるだろうが、果たして勝てるかどうか。 藤川のポスティングが実現するには、巨人を抑えて、林獲りに成功するのが大前提になるだろう。そうしなければ、5年ぶりのリーグ優勝へ大きな期待を抱かせながら最後に失敗して失望させた猛虎ファンが納得しない。藤川がメジャーへ行き、新しい守護神に予定していた林も巨人に取られましたでは、ファンは許さないだろう。 ポスティング期間は11月1日から翌年の3月1日まである。「藤川ポスティングでメジャー入り」という仰天情報が、現実のものとなるかどうか。長期戦になる可能性もある。
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スポーツ 2010年10月05日 06時00分
降ってわいて出た横浜ベイスターズ売却話
プロ野球のシーズンが終盤に入り、一年間の盛り上がりがクライマックスに達しようかという時に残念な話題が出てきた。既に報道されている横浜ベイスターズの売却話だ。 ここ数年は最下位が定位置となり、テコ入れしても まったく効果が無くベイスターズのファンを悲しませる結果しか生まなかった。 以前から売却の噂は出ていたが、具体的な話にはならず噂の域は出なかったのに何故、今のタイミング? と首をかしげるファン、関係者も多いことだろう。赤字を抜きにしてもTBSのヤル気のなさは毎年、批判の的になっていた。 セ・リーグ最下位とはいえ、1プロ野球の球団を抱える以上は、シーズン終盤の盛り上がりをサポートする義務があるはずだ 広告不況によりTV本体が厳しい状況は理解できるが、せめて日本一が決まるまでは待てなかったのだろうか。 TBSは元々、球団経営に携わる予定ではなかったが、あの名物オーナーがしゃしゃり出てきた為に最初から不本意な流れではあった。 約10年間でTBSは巨額の赤字を抱え、手放さざるを得なくなった。この話が持ち上がったことで他11球団にも影響を与えてしまうのは想像に難くない。現に横浜の選手にも動揺が走ってるという話もある。 仮にベイスターズの売却がまとまり、新オーナーに代わった場合に望むことは、長期プランでチーム作りに取り組むことだ。 最下位だろうが何だろうが、何人若手を育てたら来期の監督契約を更新する、といった具体的な数値目標を設定して先を見据えたプランを立てるべきだろう。某チームのように目先の人気取りに惑わされず 確固たるビジョンをファンへ示す義務がある。 本拠地移転の噂も出ているため、まだ状況は不安定きわまりない。 そんな状態のチームから、ドラフトで指名されるかもしれない選手は不安でいっぱいになることだろう。 それ以上に不安になっているのは、どんな状況でも応援し続けてきたファンなのだ。
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スポーツ 2010年10月02日 14時00分
9・26バトラーツ北千住大会、石川雄規とIGF・鈴木秀樹が『刺激的な』初遭遇!!
あいにくの空模様となってしまった9月26日ではあったが、北千住にある「1010ミニシアター」には180人のバトラーツファンが集まり、会場内は熱気が漂っていた。それもそのはず、8月8日の蕨大会で発表された通り、IGFの鈴木秀樹がバトラーツに初見参。今大会のメインで石川雄規とのタッグ対決が決定しているからである。 鈴木秀樹といえばビル・ロビンソン主宰のスネーク・ピット出身。カール・ゴッチの弟子である石川との対戦はいわば「時を越えた『神様』と『人間風車』の戦い」。加えてパートナーも豪華であったこのタッグマッチ、石川にはスーパータイガー、鈴木には矢野啓太が就く。期待に胸を膨らませながら観客は北千住に集まった。 先発は石川と矢野。鈴木のはやる気持ちを制して先に出た矢野だったが、待ちきれない鈴木はカット時ロープ越しのキックを石川に放っていく。更に次のカットに入った時は必要以上に強烈なストンピング。思わず怒ったタイガーがロープ際まで鈴木を追いかけていく程。 ヨーロピアンヘッドロックの体勢のまま矢野は鈴木にタッチ。いよいよ石川と鈴木が対峙する。足首の取り合いから鈴木はスタンドでヘッドロック。コーナーに押し込んだ石川がいきなりエルボーを鈴木の首筋に何発も叩き込む! お返しのかち上げるエルボースマッシュによろめく石川、タイガーとタッチを交わす。 タイガーも容赦なく鈴木にキックをぶち込んでいく。お返しとばかりに鈴木はタイガーの手に噛み付く。鈴木は矢野にスイッチ、打撃で優位に立ったタイガーがランニング・ローキックを矢野の胸板にぶち込んでいく。関節の取り合いからタイガーが石川にタッチ、コーナー際で矢野の顔面を踏みつける石川だったが、その足首を掴んで逆襲に転じる矢野。一瞬の隙を見逃さない矢野のテクニックは恐ろしいものである。 エルボースマッシュで倒れた石川の顔面を踏みつけ、喉笛に地獄突きを放つ矢野。苦しんだ石川だったが、鈴木にチェンジされた瞬間目の色が変わる。胴タックルからテークダウンさせ、バックに回ってフェースロック。レフェリーの注意を逸らし、ロープ越しにカットをしようとした矢野だったが、この日は松井幸則レフェリーであったために未然に防がれてしまう。スタンドに戻った石川と鈴木、至近距離での張り手・頭突き・エルボー・ナックルが乱れ飛ぶ。石川の気持ちを逆なでするかのように張り手をひょいとかわしていく鈴木、「舐めんじゃねえぞ」とコーナーに押し込んだ石川は膝を叩き込む。鈴木もエルボーからフライングメイヤー、そしてジャンピング・ダブルニードロップ。転んでもただでは起きない石川は鈴木の足首を捻っていく。替わったタイガーも鈴木の足を攻め込んでいく。 ピンチを脱した鈴木は矢野にタッチ。突進してタイガーのボディーにヘッドバットを叩き込む。控えの石川を場外に蹴散らしておいてエルボースマッシュを連打する。ロープに飛んでフライングフォーアームズ。啓ちゃんボンバーを狙った矢野だったが、かわしたタイガーは逆回し蹴り。 石川が出てくると、矢野の首と腕を同時に極めるテレホン・アームロック。鈴木がカットに入ると矢野はお返しのクロック・ヘッドシザース。ロープに逃れた石川はフロント・スリーパーからアンクルホールド。立ち上がろうとする矢野のバックを取るが、逆にバックを取り返した矢野がワンハンド・バックブリーカー。至近距離からのドロップキックを石川に叩き込む。飛ばされた勢いで石川はコーナーに。タイガーとタッチ。矢野も鈴木と交代する。 タイガーは鈴木をコーナーに追いやると右ハイキック! たまらずダウンする鈴木。その後もロープ際での逆回し蹴りを食らいもう一度ダウンする。立ち上がってきた鈴木にタイガーは打撃のコンビネーションからタイガーネックチャンスリー! アームロックからチキンウイング・フェースロックに移行する。これには矢野がニードロップをタイガーの額に叩き込んでカットに入る。息を吹き返した鈴木は人間風車を炸裂させた!! そこから腕ひしぎ逆十字に持ち込もうとするが、石川がカットに入った矢野ごと倒れ込んで未然に防がせる。 コーナーに追い込んだ鈴木にローリングソバット、膝蹴りをぶち込むタイガー。石川に替わると膝蹴りからピロー・アームロック。そこからグラウンドで鈴木を翻弄した石川。試合終盤というのに鈴木の大きな体をコントロールする姿に観客も感嘆の声を上げる。ロープ越しのアームブリーカーで鈴木の腕に決定的ダメージを与えた石川は延髄斬り一閃! 腕固めから腕ひしぎ逆十字固めに入る。両手をクラッチして防いでいた鈴木だったが、タイガーがそのクラッチした部分に蹴りを入れると、そのまま石川が絞り上げる。たまらずギブアップの意思表示をする鈴木。 初対決は石川に軍配があがったものの、石川も鈴木もまだやり足りないとばかりにお互いアピールする。 「鈴木君! 元気だなぁ、デカブツ! てめぇみたいのを待ってたんだよ!! だが! まだまだお遊びだ。お・あ・そ・び、It's Play。まだ俺の氷山の一角だ、今日なんて。全部知りたければ、来月またおいで。鈴木君よぉ。シングルでやってやろうじゃねぇか!!」 遂に石川が叫ぶ。歓喜する観客。次回10月24日、場所は同じ北千住で両者のシングル対決が実現する可能性が濃厚になってきた(石川雄規ブログ『情念の部屋』にて決定が伝えられた)。 対して鈴木は「おじさんレスリングできるか? とりあえずヘッドバットとエルボーだったね。藤原さんとこで練習しといで」と挑発する。鈴木もシングルマッチを受ける気満々だろう。 挑発を受けた石川は「ハイ! 出直して参ります!!」とお返し。両者の気持ちは同じ方向に向いている。 試合後石川は「若い世代で、でかくてちゃんと練習して、動ける。面白かった! で、正直、辛い!!」と鈴木を評価する。対する鈴木は「物足りなかったですね。もう少しやりたかったです、石川雄規と。こっちは体力有り余ってるんで、今度は体力つぶししてやろうかと」静かに語ったが、その内に秘められた闘志を隠すかのようであった。 バトラーツを牽引する石川と、IGFの若い力鈴木の遭遇は鮮烈であり、また見るものを引き寄せる力を持っている。互いを認め合い、次回行われるシングル対決が俄然楽しみになってきた。果たして両者によるタイマン対決では何を魅せてくれるのか。燃える情念が勝るか、蛇が情念を食い破るのか。 それにしても大勢の観客で賑わった当大会。やはりバトラーツを観戦するファンの方々は一味違う感じがする。長い間バトラーツを応援するファンの気持ちが改めてわかり始めた気がするのだ。(Office S.A.D. 征木大智(まさき・だいち))◆『格闘探偵団バトラーツ 9月大会』2010年9月26日(日)会場:東京・北千住『シアター1010ミニシアター』(観客180人=超満員)<メインイベント バトラーツルールタッグマッチ 30分1本勝負>○石川雄規&スーパータイガー【リアルジャパン】(21分29秒 腕ひしぎ逆十字固め)●鈴木秀樹【IGF】&矢野啓太<セミファイナル バトラーツルールシングルマッチ 30分1本勝負>○澤宗紀(17分40秒 TKO勝ち)●佐々木恭介 ※お卍固め→レフェリーストップ<第3試合 バトラーツルールタッグマッチ 30分1本勝負>○タイガーシャーク【リアルジャパン】&三州ツバ吉【BUMPMAN】(17分36秒 TKO勝ち)臼田勝美&●焙煎TAGAI【西口プロレス】 ※右ハイキック→レフェリーストップ<第2試合 バトラーツルールシングルマッチ 30分1本勝負>○山本裕二郎【チーム太田光】(9分50秒 ピロー・アームロック)●佐藤智也【レスリング・ドリーマーズ】<第1試合 Bルールシングルマッチ 15分1本勝負>○NARITA【成田吉駿=チーム竜司】(11分07秒 アームロック)●竹嶋健史※バトラーツルール=勝敗はKO・TKO・ギブアップのみで決する。フリーダウン・フリーエスケープ制。※Bルール=打撃無しのグラップリングルール。両者の合計エスケープ数が5になるとエスケープ不可能となる。◆『格闘探偵団バトラーツ 10月大会』2010年10月24日(日)開場:12:30/開始:13:00会場:東京・北千住『シアター1010ミニシアター』【決定カード】石川雄規 vs. 鈴木秀樹【IGF】(石川雄規ブログ『情念の部屋』に掲載)詳細は格闘探偵団バトラーツオフィシャルサイト http://www.battlarts.asia/ まで。
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