スポーツ
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スポーツ 2010年10月15日 12時00分
楽天・星野監督で選手取り放題、でも資金は?
オーナー付きシニアディレクターを務める阪神のポストシーズンゲームが終了してから、楽天監督に就任する予定の星野仙一氏。人脈の広さは球界内ナンバーワンで、補強はやりたい放題だろう。問題は楽天にどこまで資金力があるかだ。 来季星野監督の動きが起きる前に、楽天はアストロズ・松井稼頭央獲得に動いている。が、星野監督が誕生すれば、いくらでも大物選手が取れる。松井同様に日本球界復帰がウワサされるカブス・福留孝介、ブレーブス・川上憲伸は、中日監督時代の星野氏の愛弟子コンビ、主砲とエースだ。 「ウチに来い」と、星野氏が一声かければ、喜んで楽天入りするだろう。古巣・中日は4年ぶりのリーグ優勝で、来季まで確約されている落合政権がさらに長期化必至の情勢でアンチ落合監督の福留、川上は戻りたくないという事情もあるから、楽天・星野監督誕生を待ちわびているだろう。 中日監督時代の人脈だけではない。03年に監督としてチームを18年ぶりにリーグ優勝させ、04年からはオーナー付きシニアディレクターとしてチーム運営に係わっている阪神でのネットワークも強大だ。 球界の水面下で「金本、楽天入り」という衝撃情報が流れているのも、星野氏と金本の太い絆があるからだ。18年ぶりの阪神リーグ優勝の立役者は鉄人・金本であり、広島からFA移籍させたのは星野監督だ。 「肩を痛め、守ることが厳しくなっている金本にとって、恩人である楽天・星野監督の所へ行くのは最高の選択になるだろう。パ・リーグにはDHがあるし、金本は東北福祉大出身だから、地元ファンも熱狂的に歓迎するだろう。DHには金本と同じ1968年生まれの山崎がいるが、中日監督時代の星野門下生の1人だし、楽天ではポスト星野の監督候補生でもある。トラブルにはならない。夢のアラフォー左右のDHコンビ誕生となるだろう」 楽天・星野政権が誕生すれば、夢のような大型補強ができることになる。ただし、問題は星野氏と太いパイプがあり、今回の楽天・星野監督の仕掛け人といわれる三木谷浩史球団会長がどこまで補強費を出す決断をするかだ。 「楽天は金銭にシビアな球団だから、阪神のようなわけにはいかん」とは、野村克也前楽天監督の言葉だが、阪神の時の金本をはじめとした大補強も星野監督だからこそできた芸当で、阪神・野村監督には無理だった。現在、阪神OB会の会長を務めており、阪神星野政権下でチーフ打撃コーチだった田淵幸一氏が、こう生々しく星野氏の天才的な口説きぶりを証言している。 「あのケチな久万オーナー(当時)相手に対し、金本はいくらかかるが、取ればこれだけのメリットがあるとか、いちいち具体的な数字まであげて説得していく。最後は久万オーナーが納得して、大補強を認めたのだから、センちゃんの交渉力はすごいの一語だよ。誰にもまねできないよ、あの芸当は」 星野監督が天才的な交渉力で三木谷球団会長からいくら補強費を引き出すか。阪神の時のように何十億円もの金額になるのか。その額次第によって楽天の補強メンバーが決まる。
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スポーツ 2010年10月15日 10時00分
西調布で行われた「秋の婚活大作戦!」10月3日頑固プロレスでは何が起こったのか?
注:あくまでもこの記事は「頑固プロレス」大会の記事であります。 一部の熱狂的ファンの間で盛り上がっている頑固プロレス。9月に行われた大会では国際プロレスの鶴見五郎が参戦し、多くの観客を集めた。今回の題名である「秋の婚活大作戦!」は別にGMの大久保一樹が婚活を始めたという訳ではなく、『婚活』というキーワードを使うと注目度が上がるというデータを取り込んだのであった。だが期待に反して観客動員は通常の頑固プロレスに戻ってしまっていた…。 第1試合、マスクとリングネーム『ポンド』を賭けて対戦したヤマダマンポンドと北原スーパースター。9月大会の試合でいきなりスーパースターが乱入し、試合をぶち壊してしまった所から両者の因縁は始まる。 入場時、何故かさえない表情でリングに向かうヤマダ。スーパースターの入場を待っていると、いきなり背後からヤマダに襲い掛かるスーパースター。場外戦でペースを掴み、リング内にヤマダを戻すと踏みつけてポーズを決める。「立って来い」と挑発するスーパースターだが、その余裕が逆に不幸を招く結果に。得意の標識攻撃でスーパースターの頭部を殴打し、コーナーに詰めたスーパースターの腹部目掛けて低空ドロップキック。勢いのままスーパースターのマスクを剥ぎ取ろうとするが、隙を作ってしまいスーパースターに丸め込まれる。 優勢に立ったスーパースター、ヤマダがロープに手を伸ばすと一人のマスクマンがリングに駆け込んできた。マスクマンはスーパースターにいきなりスピアを叩き込む。そこから怒濤の攻撃を続けたヤマダがデッドスノウからの片エビ固めでフォール勝ち。マッドマンポンドから貰った『ポンド』のリングネームを守り抜いた。 敗れたスーパースターのマスクを剥ぐと、中から現れたのは頑固プロレスのサイクロン北原だった! これには館内も、そしてヤマダも驚きの表情。ヤマダは今後も謎のマスクマン(オクタゴン風)と一緒に『頑固反逆同盟』を組み、頑固プロレスのリングに上がり続ける事を表明した。 第2試合、参戦予定であった澤宗紀が負傷により欠場。レフェリーのアイアンマン西田がtwitter上で参戦希望を呼びかけるという異例の募集に応じた代打選手はドラゴンソルジャーLAW(DSL)であった。そして前・IJ王者であるタイガーシャークが頑固プロレス初参戦という注目度の高いカードとなった。 丁度1年前、師匠である剛竜馬さんが他界され奮起した松崎和彦。シャークのキレの良いキックや入道の引きの強さに苦戦。パートナーのDSLも翻弄されてしまい苦しい戦いが展開される。DSLはどちらかといえばローカルインディー団体を主戦場としているレスラー。他の三人に比べて格は一枚も二枚も下がってしまう。それでも掴んだチャンスを生かさなければ今後に繋がらない。必死になってシャーク、入道に食らい付いていくDSL。そんなDSLに対して松崎もコーナーから声を飛ばす。噛み合わない展開も見られた松崎&DSL組であったが、奮起した松崎がジャンピング・ネックブリーカーを連発。最後は強烈な一発を入道に叩き込んでピンフォール勝ちをスコア。試合後はDSLと一緒に拳を突き上げて「ショアッ!」天国にいる剛さんに勝利をプレゼントした。 第3試合、これまた出場予定であったキャプチャーインターナショナルのジョータが欠場し、代打として夜桜組のSEIKENが送り込まれた頑固コロシアムルールでの一戦。対戦相手は昨晩の『阿佐ヶ谷ビー・プロレス』、そして当日昼のユニオンに参戦している矢野啓太。“革命道化王子”の異名の如く、ピエロのペイントを施しての入場となった。 この姿にSEIKENは「ふざけているんじゃないのか?」とばかりに詰め寄るシーンも。しかし試合が始まると両者とも本気モードに。ダウンとエスケープが合計で3回までしか許されない頑固コロシアムルール。SEIKENの打撃を掻い潜ってするすると絡みつきサブミッションを極める矢野にSEIKENは苦戦する。しかし先に矢野からエスケープを奪う。 矢野がヨーロピアンヘッドロックからグラウンドに誘えば、SEIKENは低空ブレーンバスターから腕を極めていく。徐々に矢野のペースに慣れたのか、SEIKENは強烈なミドルキックで矢野からダウンを奪う。残りポイントが両者共に1となった終盤戦、矢野は強烈なエルボースマッシュからサイド・スープレックス。すかさずカールシックルに繋いでSEIKENから一本勝ちを取ってみせた。 試合後矢野はマイクを握り、「頑固プロレスってこんなに面白かったんですね」とアピール。まる一日に渡って行われた三連戦、特にSEIKEN戦は「完全燃焼できた戦い」と綴っている。満足のいく戦いができたのであろう。 メインイベントでは大久保一樹とグラップリングマシンが一騎打ち。増殖を続けるグラップリングマシンは6人目であるとか。コールが終わると同時に大久保に襲い掛かるマシン。場外で大久保を引きずりまわし、まずは自分のペースに持ち込む。大型の6号はリングに戻っても大久保に体格を利した攻撃を加えていく。大久保もキックやアキレス腱固めで反撃するが、逆にマシンの足攻撃に苦しむ。ガッチリと極まる足四の字固めに大久保の表情が苦しみに満ちていく。スタンドに戻すと串刺しラリアットからDDT、対角線を走りこんでのニードロップと繋いでいく。 大久保はスリーパーからのチキンウイング・フェースロックで反撃を開始する。ロープに逃げられそうになるとチキンウイング・アームロック。顔面を掻き毟ってからのラリアットで対抗したマシンだったが、倒れても下からグラウンドでマシンを攻める大久保。最後はキックの連打から、鶴見五郎から受け継いだ「ゴロースープレックス」一発でマシンをフォール。試合後は対戦予定であった2号もリングサイドに姿を現し、再戦をアピールして去って行ったマシン軍。 全試合終了後、松崎を呼び込んで天国の剛さんにテンカウントゴングが打ち鳴らされる。ハッピーエンドで終わるかと思われたその矢先、謎の「ジャングル親父」がどこからか乱入し、大久保を急襲。そのまま会場内を暴れ回り、いつの間にか姿を消していた。最後の最後に謎を残し、『秋の婚活大作戦!』はその幕を閉じた。 前半戦の「プロレスチックな戦い」と後半戦の「格闘技系の色が強いプロレス」の融合。頑固プロレスの魅力とはそこにもあると思われる。だがどの試合でも出場する選手は対応できるという特性を持っている。特にどちらのスタイルでも好試合を見せる事が可能と思われるタイガーシャークの出場は、頑固プロレスにとって明るい材料ではないだろうか。参戦しチャンスを掴んだDSLにも期待が込められる。今後も連続参戦する事が可能になれば、自ら道も開けて来るだろう。様々な道を切り開く事が可能であるという希望を持つ事ができる頑固プロレス。謎ばかりではない。 「頑固が元気になる事で、プロレス界全体が元気になればいいんですよ。」試合後アイアンマン西田レフェリーが語っていた一言に、彼らのプロレスに対する情熱が込められていると感じさせるのであった。Office S.A.D. 征木大智(まさき・だいち)◆頑固プロレス『秋の婚活大作戦!』2010年10月3日(日) 東京・調布『西調布格闘技アリーナ(U-FILE調布)』(観衆48名)<メインイベント シングルマッチ60分1本勝負>○大久保一樹(12分31秒 片エビ固め)●グラップリングマシン ※ゴロースープレックス<セミファイナル 頑固コロシアムルール15分1本勝負>○矢野啓太【格闘探偵団バトラーツ】(9分39秒 カールシックル)●SEIKEN【夜桜組】※両者にポイント3を付与するロストポイント制を採用。矢野【D1 E1】 SEIKEN【D0E2】<第2試合 タッグマッチ30分1本勝負>○松崎和彦&ドラゴンソルジャーLAW【「め」組】(15分33秒 体固め)タイガーシャーク【リアルジャパン】&●入道【ピンクタイガーモンスター軍】 ※ジャンピング・ネックブリーカードロップ<第1試合 マスカラ・コントラ・ポンド(マスク剥ぎ及びポンド剥奪マッチ)時間無制限1本勝負>○ヤマダマンポンド(6分05秒 片エビ固め)●北原スーパースター※デッドスノウ 北原スーパースターの正体は頑固プロレスの若手サイクロン北原(本名北原憲昭・神奈川県川崎市出身・28歳)。
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スポーツ 2010年10月15日 09時00分
剛速球よりも安定感 斎藤佑樹がドラフトに主役に返り咲いた!
「やっぱり、斉藤にしよう」−−。 10月の3連休明け、プロ野球各球団からそんな声が聞こえてきた。ドラフト1位指名は当日(同28日)に決まるのが球界の慣例である。この先も二転三転するだろうが、斎藤佑樹(早大)の素質が再評価されている。 「もう1度、斉藤クンの4年間を整理してみたんです」(某球団スカウトマン) 斉藤の1位指名を公言しているのは、ロッテとヤクルト。それと同時に、「巨人が中央大学の沢村拓一投手に乗り換えた」との情報も交錯しており、ソフトバンクは地元・福岡出身の好投手、大石達也(早大)を指名するという。今秋のドラフト会議は大学生・社会人投手の当たり年であり、即戦力投手と評される逸材もかなり多い。そのなかにおいて、斉藤は“話題の中心”ではあったが、大学3年生のシーズンから調子を落とし、「実力、将来性では沢村、大石の方が上」との見方が支配的になってきた。 「斉藤の不振は(大学3年生以降)、投球フォームを崩したためです。投球フォームを崩した原因は分かっていました。何よりも、斉藤本人がそれを克服できたのが大きい。プロでも十分やって行ける」(前出・同) 同スカウトの「プロでやって行ける」発言は、「2ケタ勝利は必至」という意味である。 そもそも、斉藤が投球フォームを崩したのは『精神的理由』だった。 斉藤は150キロにこだわってきた。自己最速149キロは高校3年生の夏の甲子園でマークしたもの。つまり、『150キロ到達』は、高校時代の自分を超える“精神的葛藤”でもあったわけだ。 「大学3年生から150キロ越えの意識が強くなりすぎ、不振に陥ったんです。4年生最後の秋季リーグ戦で150キロ越えを果たし(開幕戦)、その後の登板では余計な力が抜けたというか、投球フォームが2年生当時に戻ったように見えました。『150キロの呪縛』から解放された」(同) 複数(複数球団)のスカウトも、同じようなことを話していた。 しかし、斉藤はプロ入り後、『技巧派投手』としての道を歩むことになりそうだ。150キロ越えを果たした秋季リーグ戦を見ても、直球の平均速度は140キロ台前半。相手打者の狙いをボール1つか、2つ分だけ外し、打ち損じを誘っていた。 「真っ直ぐでも(相手打者に)力負けしなくなりました。ただし、プロでは『投球フォーム』を少し改造することになるでしょう。スカウトが持ち帰った資料、映像を見た投手コーチも『短期間での改造可能』と判断しています」(球界関係者) 現在、日本のプロ野球を代表する好投手は、重量感のある速球を投げてくる。ダルビッシュ、涌井、田中、藤川、由規、前田、東野…。彼らの重量感のあるストレートは天性の素質であり、各スカウトは「コントロールと多彩な変化球を持つ」投手として、斉藤を育てようとしている。 「変化球投手は好不調に左右されることが少ないんです。調子が悪いなりに責任イニングを投げきれるタイプになるはずです。長いシーズンを戦うにあたって、そういう投手がいると大きな戦力になる。大学4年間で、1度も大きな怪我も故障もありませんでした。斉藤の安定感は凄い」(前出・スカウトマン) 繰り返しになるが、ドラフトの情報は当日まで、二転三転する。他投手がそれ以上の評価を得る可能性も捨てきれないが、ドラフトの主役はやはり斉藤で間違いなさそうだ。
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スポーツ 2010年10月15日 08時00分
巨人の4連覇を阻んだ、抜け出せぬジンクス
久しぶりにプロ野球関係の記事を書かせていただく。巨人ファンの筆者は、4連覇の夢を中日に阻まれ、さらに最終戦でまさかの逆転負けによって、クライマックスシリーズ(以下CS)の本拠地開催もできなくなり、とても悔しい思いをしているところだが、球界の盟主といわれ、数々の栄光の歴史を歩んだ巨人軍にも、いくつか縁起の悪いジンクスがあるのをご存知だろうか? 例えば、かつて巨人は西暦年の1の桁が「4」の年には優勝できないというジンクスもあった。あの65〜73年までの栄光のV9が終わりを告げた年は74年だし、それより以前、2リーグ分割直後の50年代には各球団の戦力が非常に偏っていたこともあって、51〜53年に巨人が3連覇を果たしたが、翌54年にはフォークボールの神様・杉下茂投手がエースを務めた中日に優勝を阻まれている。ちなみに、その翌55〜59年には巨人の5連覇となっている。 他に64年と84年にも優勝を果たせなかった巨人がようやく“初優勝”を果たし、西暦1桁が4の年に優勝できないジンクスを抜け出したのが94年だが、この時も中日と最終戦時点で同率首位で、勝った方の優勝が決まる、あの伝説の10・8決戦の時という、ギリギリの状況であった。 その10年後の04年は、清原、ペタジーニ、小久保、ローズといった強打者を揃えた史上最強打線を抱えながら投手陣の炎上が原因で優勝できなかったので、まだまだこのジンクスを完全に打ち破ったとはいえないのかもしれないが、ともかく一応は94年に優勝できたという事実は残すことができている。 だが実はそれ以上に、未だに打ち破ることが出来ぬ根強いジンクスが存在する。それが今年も該当する年になるのだが、干支が寅の年に巨人は優勝できないというジンクスである。 これは本当に未だかつて一度も抜け出したことがない。ちなみに他の11の干支の年ではすべて優勝経験があり、しかもほとんどの干支は2リーグ分裂後からカウントしても3度は優勝している。比較的苦手といえる未年と申年すら2度ずつは優勝している。 しかし何故寅年に限っては、たった一度ですら優勝ができないのであろうか? これは本当に巨人軍の七不思議といってもよいのかもしれない。 思えば前述したように、巨人の長期連覇を阻んできたのは、ほとんどの場合が中日であった。そして巨人が唯一、一度も優勝できない干支が、伝統の一戦の相手である、宿敵阪神のシンボルのトラである。思うに、つくづく巨人を苦しめるのは、やはりこの竜虎二球団であり、これらの要素が今回のCSが巨人にとって非常に苦しい戦いとなることを予言しているような気がしてしまうが、リーグ優勝は果たせなくとも、なんとか初の3位からの日本一を目指して、筆者の応援もますます熱の入る今日この頃である。(「野球狂のアキバ系」伊藤博樹 山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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スポーツ 2010年10月14日 18時30分
『原監督の後輩』がプロ入りに一変した本当のワケ
巨人は『ドラフト指名リスト』を作り替えることになりそうだ。10月12日、今夏の甲子園大会準優勝投手・一二三慎太(18=東海大相模高)が『進学』を取り止め、プロ志願届を提出した。 一部報道によれば、本人のプロ志望の思いが抑えられなくなったという。一二三は原辰徳監督(52)の後輩に当たる。08年、やはりドラフト会議直前で同校の大田泰示内野手(20)がプロ志望届を提出し、1位指名を長野久義外野手(25)から切り換えた経緯もあるだけに、巨人の動向が注目される。 「大田を高く評価しているのは巨人、中日、広島です。広島は高校生を大量に指名し、育成する基本方針があるので、上位で一二三クンを獲得してくるかもしれない」(在阪球団スカウト) 推測の域を出ないが、先輩・大田のように、「巨人が指名に参画する確証があって、進学を取りやめたのではないか?」と穿った見方をする関係者もいた。 一二三はもとより、学校関係者から「巨人」の名前は一言も出ていない。一二三が夏の甲子園大会前、「原辰徳さん以来となる夏の甲子園出場を」と話していた。同校は原監督が主将を務めた1977年以後、夏の甲子園大会には出場していない。一二三は2010年度の主将として、33年ぶりの夏の甲子園進出を意識した発言をしており、そこから「巨人ファン」なる“誤解”も生んでしまったようだ。また、巨人が一二三を高く評価しているのも本当だが、両者の間に怪しいやり取りは全くなかった。 しかし、一二三は指名された球団如何では、プロ入りを拒否する可能性もある。 「一二三クンはピッチャーで勝負したいんじゃないかな?」(前出・同) 一二三投手はセンバツ大会後、サイドスローに転向したが、7月の神奈川県大会では150キロをマークしている。サイドスローで150キロとは圧巻だが、『打者・一二三』の方を高く評価するスカウトも少なくない。漏れ伝わってくる限りでは、前述の巨人、中日、広島も「将来のクリーンアップ候補」と判断しているようである。 「阪神の秋山(拓巳)が1年目から一軍登板したことも影響しているのではないか? 秋山は昨夏の甲子園で好投したものの、バッターとして評価するスカウトの方が多かったんです。阪神も打者転向の含みを持っていたようだけど、本人の強い希望もあって投手一本で勝負し、結果を出したんです。一二三は秋山に自分を重ねているのでは…」(球界関係者) 一部報道によれば、一二三は甲子園大会後、野手転向を受け入れる発言もしていたとあった。しかし、東都リーグの関係者に聞くと、「投手でやりたい意志を、学校を介して伝えてきた」と言う。おそらく、一二三は投手をやりたいのではないだろうか。東都リーグ関係者はこう続ける。 「一二三はオーバースローの練習を再開しています。サイドスローに転向した理由は制球難を克服するためで、『高校から上のレベルでやるには、オーバースローで強いボールを投げなければならない』と悟ったようです」 甲子園大会直後のアメリカ遠征では、サイドスローで投げていた。1年間で2度も投球フォームを変更するのは『勇気』だが、「迷っている」とも考えられるが…。 前出の在京球団スカウトがこう言う。 「投手で勝負させてくれない球団に指名されたら、交渉決裂ということになるかもしれない。現行のドラフトルールだったら、何の障害もなく、プロ球団との交渉後の大学を受験できるからね」 周囲は「打者に専念すべき」と見ているが、本人の決意は固そうだ。慢性的な投手不足にあるチームに指名されればともかく、打者転向を前提とした球団なら、指名後の交渉は難行しそうだ。巨人・原監督はカワイイ後輩を他球団に奪われたくないだろう。即戦力投手の補強は必須だが、『外れ1位』に一二三を指名して来るかもしれない…。
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スポーツ 2010年10月14日 14時30分
松本都去りて、ハル・ミヤコ来たる 2010.10.03 “革命道化王子”KEITA in THE House*自主興行『阿佐ヶ谷ビー・プロレス』
10月3日、午前4時に差しかかろうとした時の事。格闘探偵団バトラーツの矢野啓太が行った二度目の自主興行である『阿佐ヶ谷ビー・プロレス』も全試合が終了し、締めの言葉を告げた矢野。音響効果の会場敏が終わりの言葉を告げる。−−矢野啓太なら、何をやっても許されるのか−−。 「Just a moment! 許される訳がないじゃない!」突如女性の声が響く。そこに現れたのはIWAジャパンでUMA軍を率いるハル・ミヤコ女史であった。ミヤコは矢野に向かって叫ぶ。「KEITA in THE House*、YOUがやりたかったプロフェッショナル・レスリングはこれなの? 我々UMA軍の試合を見に来なさい!」言葉が終わると同時に後輩である竹嶋健史がスピアーを放つ。館内からの「やめておけよ」の声を無視して、竹嶋は矢野を攻撃。反撃の体勢に入った矢野は啓ちゃんボンバーを放とうとしてダッシュ…次の瞬間、観客席にいた「お客さん」であるはずのばってん多摩川が突っ込んで来る矢野に対してハイキックをぶち込んだのだ! ばってんは矢野が保持する『ワラビーTVチャンピオン』のベルトへの挑戦を表明。竹嶋と一緒に市ケ谷に帰っていった。 「今日はこんくらいで勘弁してやるわ」倒れる矢野が最後に言った。矢野は自分の行動を許せないと表現した竹嶋・ばってんの行動を嬉しく感じているようであった。そして、ハル・ミヤコの出現。矢野啓太は今後何処へ向かうのか。 当初、会場で解説を行うはずであったアイスリボンの松本都。ところが発表された直後にキャンセルが言い渡される。矢野啓太に理由を尋ねると「独裁者の仕業」−−どうやら、さくらえみがキャンセルを言い渡したらしい。 真夜中に行われた矢野啓太自主興行第2弾『阿佐ヶ谷ビー・プロレス』。以前会場となった阿佐ヶ谷ロフトAでは『阿佐ヶ谷プロレス』が開催されていた。リングは無く、ライブハウスに敷かれた4メートル四方のマット上で出場選手は戦いを繰り広げる。観客が至近距離でプロレスの醍醐味を見る事が出来る空間。更に飲食自由という事もあり、リラックスした状態で観戦ができるのも大きな特徴だ。かつて矢野もこの『阿佐ヶ谷プロレス』に参戦している経緯もあり、今回の大会をここで開催する運びになったのであろうか。 開始前には当日出場予定であったバトラーツの澤宗紀が欠場の挨拶を務める。松崎和彦との対戦を楽しみにしていたファンも多かったであろうが、万全なコンディションではない澤は欠場を決意。治るまでにはそう時間はかからないとの事であるので、早く元気な姿を見たいものである。 真夜中0時30分試合開始と謳われていたが、とある選手の入場テーマ曲の到着が遅れてしまった為(主催者側発表)、確か開始されたのは午前1時頃だったはずである。全選手入場式の際には竹嶋健史を引き連れ、「真夜中のライオン」を歌いながらロフトA店長が最後に入場する。店長の入場も恒例となっているらしく、矢野はこの伝統を引き継いだのだろうか。長い、長い、長い店長の挨拶に選手は全員座り込む。眠くなってきたヤス・ウラノに至ってはマットを丸めて枕代わりにし、ごろんと横になってしまう。あまりにも自由な空間が繰り広げられる。 当日の試合は全て欧州キャッチルールで行われた。これも矢野のはからいである。通常のプロレスの試合から打撃を排除し、更にペースの掴みにくいラウンド制を取り入れた際、どう対応するのか? 第1試合では主催者の矢野啓太とウィリアム・餃子マンが対戦。矢野は自分の術中に餃子マンを誘おうとする。ところが餃子マンは百戦錬磨のつわものであり、チェ・餃子マンとして出現してからは自らのフォール負けは一度も無い「無敗を誇るレスラー」だったのだ。 セコンドにはガッツワールドのガッツ石島がぴたりと寄り添い、インターバルではアドバイスを与える。2ラウンド、スライディングレッグシザースからのデスロックをしなやかなブリッジで脱出する矢野に館内からは感嘆のため息が漏れる。矢野はお返しのスリーパーでぐいぐい締め上げれば、餃子マンも首四の字でお返し。この状態でゴング。攻守が目まぐるしく入れ替わる3分間の攻防に館内は興奮する。3ラウンド、勝負を仕掛けた矢野。エルボースマッシュをかち上げ、ネックツイストで餃子マンの首を捻り、ヨーロピアンヘッドロックから卍固め。更に回転エビ固めからゆりかもめ、ギブアップしないと見るやすかさず回転十字固めでフォールを狙う。流れるような連続攻撃、チェーンレスリングの極意を見せ付けたが、餃子マンは脅威の反応能力で返していく。 4ラウンドに入ると餃子マンが逆襲。河津落としからのグラウンド卍固めで矢野を絞り上げ、最後は初公開となるドクターボム一発で矢野からピンフォール勝ち。「ウィリアムス」のリングネームはここから来ていたのかと納得する。 第1試合終了後にはワラビープロレスアワード2010の発表があり、ビッグネームが並ぶ中ワラビー最高顧問の小笠原和彦から告げられた名前は矢野啓太! 矢野はアワードMVPの栄冠とワラビーTVチャンピオン初代王座に輝く。「23歳の昼飯までにベルトを巻く」と公言していた事が現実になったのだ。(アワードの発表後、小笠原は何故かガッツ石島とばってん多摩川を急襲。ばってんは腕を負傷してしまう) 第2試合、澤宗紀の負傷欠場により急遽参戦したカンフー・チャン・リー。師匠・剛竜馬さんの入場テーマ「アイ・オブ・ザ・タイガー」に乗って入場する松崎和彦との対戦となる。リーのラフ&打撃に苦戦する場面も見られた松崎であったが、ブルドッキング・ヘッドロックやジャンピング・ネックブリーカーが出ると一気にたたみかける。館内のボルテージも上がった次の瞬間、首固めからの逆さ押さえ込みでカンフーの猛者をマットに沈めた。 実質的のメインイベントとなったヤス・ウラノ対小仲=ペールワンは観客の度肝を抜いた。見事にキャッチルールが成立し、両者の攻防は見るもの全てを虜にするような鮮やかな流れ。当日会場に来ていた観客だけがこの試合を見ていた事が悔やまれる程素晴らしい対戦であった。この試合のみ1ラウンド5分のラウンド制だったのだが、3分1ラウンド以上にスリリングな展開が繰り広げられる。ロープやコーナーのない4メートル四方のマットの上を跳ね回ったペールワン、そしてじっくりとしたレスリングで対抗し、ツームストン・パイルドライバー一発でペールワンを沈めたウラノ。 試合は3試合と少なかったのだが、それぞれじっくりとした展開が見られた。観客も試合には満足していただろう。 本部席で軽妙なトークを行っていた実況担当の佐野直、そしてSTYLE-Eの弥部芳郎、ゲスト解説として招かれた女優金澤ゆかりのかみ合わない会話もこの大会のスパイス。欠場した澤宗紀も会場の空気を暖めるトーク。更に観客のはずであるばってん多摩川によるインターミッション中のネタ(パトリオット体操等)も楽しめるという空間が阿佐ヶ谷ロフトAで展開された。今後伝説といえば伝説になるであろうこの大会は、午前4時30分頃幕を閉じることになった。 矢野啓太が見せたかった空間とは一体何だったのか? 全ては今後また開催されるであろう「ワラビー」を見て答えを知るしかない。“革命道化王子”KEITA in THE House*の革命は、尚進化を続けていく。本当に、「矢野啓太なら、何をしても許される」のであろうか…?Office S.A.D. 征木大智(まさき・だいち)◆矢野啓太自主興行『阿佐ヶ谷ビー・プロレス』2010年10月3日(日) 東京『阿佐ヶ谷ロフトA』(観衆60人くらいかな?)<第1試合 欧州キャッチルール3分10ラウンド>○ウィリアム・餃子マン(4R 1分12秒 エビ固め)●矢野啓太 ※ドクターボム<第2試合 欧州キャッチルール3分15ラウンド>○松崎和彦(3R 1分02秒逆さ抑え込み)●カンフー・チャン・リー<第3試合 欧州キャッチルール5分12ラウンド>○ヤス・ウラノ(5R 2分09秒 体固め)●小仲=ペールワン ※ツームストン・パイルドライバー
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スポーツ 2010年10月14日 13時30分
リクシル新球団の人事白紙発言の波紋
TBSホールディングと横浜球団の買収交渉を煮詰めている住生活グループの潮田洋一郎会長(56)が、尾花高夫監督(53)の去就も含め「人事は白紙」と衝撃発言。さらに幼少のころから大洋ホエールズのファンであることを明かしたことで、生え抜きOBたちが色めき立っている。 これまで横浜・若林貴世志オーナーが「尾花監督の続投ということで理解してもらっている。フロントも1年間はそのままで。1年経てばわからないが」と明言。監督、フロント首脳の人事は来季限定で現状維持を強調していただけに、球団内には衝撃が走っているのは当然だろう。 が、人事は球団を買う側が決めるのは世の中の常識だ。球団を手放す側の若林オーナーの先走った発言に対し、住生活グループ・潮田会長が不快感を持ち、「人事は白紙」と強調したのは筋が通っており、正論だ。 今季は日本ハムからスレッジ、ロッテからは清水直を獲得するなど、それなりの補強をしながら、昨年までの2年間と同じような惨敗、3年連続最下位独走では、尾花監督の手腕に疑問符が付けられるのは仕方ない。横浜球団の親会社のTBS解説者、アナウンサーが尾花サイ配を酷評するほどだった。住生活グループの統一ブランド『リクシル』の知名度アップを図るために、球団を買収する潮田会長とすれば、無条件で尾花監督続投を認めるわけにはいかないだろう。 今季からの3年契約はあくまで横浜球団と尾花監督の間だけのことだ。尾花監督とすれば、ひたすら「続投」か「解任」か、首を洗って潮田会長の決断を待つしかない。が、大洋ホエールズ時代の生え抜きOBたちは小躍りしている。潮田会長が「秋山さん(故・登氏=元大洋のエースで監督)が好きだった」子供時代から大洋ファンだったことを明かしているからだ。 大洋時代のOBたちは、マルハ(旧大洋漁業)からTBSに経営が変わり、冷遇されていると怒っており、こう不満を漏らしていた。「生え抜きのOBに監督の人材がいるのに、なぜヤクルトOBの大矢や中日OBの牛島、巨人の投手コーチだった尾花など他球団のOBを監督にするんだ」と。 中でもONを核にしたV9巨人打線に立ちはだかったカミソリシュートで知られる平松政次氏などは、「横浜には愛着がある。生え抜きOBをもっと大事にして欲しい。一度はぜひ横浜の監督をやってみたい」と周囲に本音を漏らしている。大洋ホエールズ以来の横浜ファンだと公言した住生活グループ・潮田会長の発言を聞いて、さらに監督就任へ意欲を燃やしているだろう。 昨オフに監督候補の1人に名前が挙がり、「ぜひ監督をやってみたい」と公言している、大魔神こと佐々木主浩氏も、潮田会長の言葉には色めきだっている1人だろう。球団買収話が表面化する前に二軍監督を解任された横浜一筋の田代富雄氏は、地団駄を踏んでいるのではないか。中日からの誘いがウワサされているが、もう少し早く球団買収が進んでいれば、評価の高かった、愛着ある古巣での二軍監督続投もあり得たからだ。 TBSが推進してきたマルハ人脈の一掃だが、リクシル・ベイスターズ誕生で生え抜きOBたちが一気に息を吹き返すことになるかもしれない。
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スポーツ 2010年10月14日 11時00分
田中正直のウェブランニングクリニック 「第52回 レースの2週間前!(3)」
今回は、レースまでの調整法でもフルマラソンで5時間以内切りを狙う方向けのメニューをご紹介します。 前回と同じで、これまでの練習経過や個人差がありますが、参考にしてみて下さい。 まず、5時間という時間は非常に長い時間です。 イーブンペースで走っていくと7分10秒を少し切るくらいのペースです。5時間走り続けるのですから、筋力がないとすぐに膝の痛みになってしまいますので大会の5日間前までは、週3日は自負荷で出来る筋力トレーニングをしましょう。やり方は簡単です。 足を肩幅に開き、スクワットします。30回前後を目安に行います。 もう1種類は、足を大きく開き、同じようにスクワットします。 こうすることで色々な部位の筋肉が鍛えられます。 さて、2週間前のトレーニングですが、14日前…。 25km走(レースペースで)最後の苦しいトレーニングです。 1km7分〜7分10秒で余裕を持って走ります。 ペースを上げられそうでも、無理をしないように走ります。 7日前…10kmビルドアップ。 最初の5kmは35分を目安に走ります。 最後5kmは35分を切るように、ペースを少しアップさせます。 33分台のタイムまでペースを上げることができたらベストでしょう。 その他の日は、なるべくジョギングするようにしますが、疲労を溜めないようにすることが大切です。このレベルの方は、5時間運動し続けるのでエアネルギー補給もしっかりと考えて当日は走りましょう。なるべく歩かず完走するには、日々の筋力トレーニングが確実な成果をもたらすはずです。【Air Run TOKYO】ランニングクラブの練習会を体験してみたい方は、リアルライブ見たで無料体験できます。参加希望の方は、(airrun@pss1.jp)にメール下さい。 詳細は、【Air Run TOKYO】公式サイト(http://airruntokyo.syncl.jp/)をご覧下さい。写真:レース風景です。
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スポーツ 2010年10月13日 17時30分
巨人V逸人事「内野守備コーチ」が決まらない…
原巨人のチーム再建計画が遅れている。クライマックスシリーズが終わらないうちから「V逸の引責人事」が囁かれるのも難だが、アノ人の後任でひと悶着起こりそうである。 アノ人とは、故・木村拓也内野守備走塁コーチ(享年38)のこと。巨人は故人を偲び、今季はその後任を置かなかった。 「球界全体を見渡しても、内野守備を教えられる適任者は多くありません。昨季終盤、巨人が木村氏に『コーチ転向』を打診したのもそういった事情があったからです」(チーム関係者の1人) その後任に噂されていたのは、2人。1人は埼玉西武ライオンズの鈴木康友・内野守備走塁コーチ(51)だが、こちらは「渡辺久信監督(45)の『辞任説』が本当だったら…」という条件付き。渡辺監督の続投表明が正式に出されたことで、鈴木コーチの巨人復帰はなくなった。 また、川相昌弘・中日二軍監督(46)の帰還説も囁かれている。「川相の巨人帰還の可能性はかなり高いですよ」(中京地区メディア陣の1人) 川相・二軍監督の今シーズン限りでの退団はすでに発表されている。しかし、意味シンなのは、そのときの川相本人のコメント。「新聞報道で自らの去就を知った」と言うのである。中日は9月28日に同氏を球団事務所に招き、契約解除の旨を伝えた。中日は筋を通しており、「その前に情報が露呈した」と言った方が的確だが、中日選手内における同氏の評判はむしろ良かった。いまだ、「何故!?」と、報道陣に“逆取材”してくる選手もいるくらいだ。 「川相は今後について質問されると、自分の育てた選手の活躍をテレビ観戦したいと語っていました。つまり、教え子とは中日選手のことで、この時点で他球団との交渉はなかったと見るべき」(前出・同) プロ野球界では、フロントが契約解除の旨を伝える際、その理由を言わないのが慣例となっている。川相氏も球界の仕来りを分かっており、「理由は聞かなかった」(退団会見)と述べている。 「巨人が川相を引き抜こうとしたんじゃないかな? 川相本人にその気があったかどうかは分からないが、それで中日が『来季の契約は結ばない』と言い放ったのでは…」 そんな“憶測”も飛んでいる。その真偽はともかく、堅実なプレーに定評のあった川相氏は、数少ない内野守備コーチの適任者であるが、こんな情報も聞かれた。 「川相サンは読売を捨てた人。帰還はできないと思う…」(関係者) 川相氏が中日に移籍したのは03年オフ。同年での現役引退を東京ドームで発表したものの、原監督も引責辞任することになった。川相氏の引退はコーチ転向を前提としたものだったが、巨人フロントは「後任監督が決まらない以上、コーチスタッフを先に発表できない」とし、川相氏を“放置”してしまった。この事務的な対応にカチンと来たのか、現役続行に一変。落合博満監督に拾われ、今日に至った。 「原監督の後任に決まった堀内(恒夫)氏との不仲も影響したようですね。川相はコーチだったころの堀内氏に理不尽な鉄拳制裁を食らったなんて話も聞いています」(前出・同) その通りだとしても、今の巨人には堀内氏はいない。原監督とは信頼関係も厚いという。『帰還』が難しい理由は分からないが…。 「野球のライバルは阪神、でも営業面(本社)でのライバルは中日です。かつてFA残留したのに、中日に移籍しようとしただけで本社から睨まれ、いまだコーチ就任できない元巨人投手もいますからね。そういうしがらみを原監督が解消できるのかどうか?」(同) 原監督は現役時代をともにし、FA退団した元同僚にキャンプでの臨時コーチ役を要請してきた。彼らの巨人帰還のための下準備だという。しかし、原監督は今季、4連覇を逃し、強い発言力は持てないだろう。このまま、内野守備コーチは川相氏に決まるのか。それとも、適任者を他に探してくるのか…。原監督が乗り越えるべき山は、クライマックスシリーズだけではないようだ。
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スポーツ 2010年10月13日 16時15分
なぜ「萌」? ザックジャパン岡崎のゴールの瞬間、「萌」と書いた大旗が振られたワケ
先日のサッカー日本代表、ザッケローニ新監督、初陣のアルゼンチン戦。日本はFW岡崎のゴールで勝利。世界最強との呼び声が高いアルゼンチンから初勝利をもぎ取った。 客席は大興奮。日本代表を応援する大きな旗がいくつも振られる中、ある旗がひときわ目立っていた。その旗に描かれていたのは、たった一文字。 「萌」 どういうことなのだろうか。 伝えているのは、ブログ記事、「日本 VS アルゼンチンのハイライトを観た外国人の反応【サッカー日本代表】」(http://shirouto.seesaa.net/article/165296740.html)。それによると、 「ゴールの瞬間に掲げ振られてたフラッグがイイね!」 というコメントと共に、TBSのサッカー中継をスクリーンショットしたと思われるTOP画像が掲載されていた。大興奮の客席にひときわ目立つ「萌」の旗に胸が熱くなった人も多いのではないか 実はこの旗、秋葉原のサッカーファンが精魂こめて手作りした旗…ではなく、あるサッカー選手を応援する旗だったのだ。そのサッカー選手は、毎日秋葉原に通うオタク…ではないという。 ブログでは、その理由を次のようにつづっている。 「個人的に気になったのは、得点の後に映った巨大な『萌』フラッグ。げぇ、萌えブームが日本代表サポーターにまで影響を!? なんて一瞬思ったけど、そんな訳ないよね〜とググってみたら、日本代表に浦和レッズの細貝萌(ほそがい はじめ)がいるからだと判明。細貝が日本代表なのは知ってたけど、名前が萌なのは知らなかったよ…」 「はじめ」と読むと知って少し残念ですが(勝手ですいません)、細貝萌選手…なんだか全力で応援したくなりますよね。 ちなみに、浦和レッズの細貝萌選手のプロフィールを見ると…。 「苦手な食べ物 トマト(固体が苦手)・梅干」 とあります…。 「このサラダに入ってるプチトマト…頼むからつぶして…」 と頼みこむ細貝選手を妄想すると萌えてしまうのは筆者だけでしょうか。(めがねおう@非モテタイムズ編集長)【参照】非モテタイムズhttp://himo2.jp/
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