スポーツ
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スポーツ 2010年10月29日 11時30分
ソフトバンク・王会長が原巨人を後方支援
2011年・原改造内閣がほぼ決定した。キャンプで臨時コーチを務めてきた川口和久氏(51=投手総合コーチ)の初入閣、川相昌弘氏(46=二軍監督)の帰還が目玉だが、新コーチ人事を見て再認識させられたのは「王貞治・ソフトバンク会長との微妙な距離感」である。元ソフトバンクコーチ・森脇浩司氏(50=二軍・内野守備走塁担当)も、巨人のユニフォームを着ることになった。 「森脇氏をコーチ推薦したのは、王会長です。大道(典嘉=40)もホークスを解雇された06年オフに王監督が水面下で巨人に獲得をお願いし、尾花(夫)横浜監督が巨人コーチになるときも、強い推薦がされました」(球界関係者) 王会長がホークス監督だったころ、読売グループは何度も『巨人帰還』を訴えてきたのは有名な話。しかし、王会長は帰還を拒み、巨人OB会会長を引き受けたのが“ギリギリの妥協”だった。 「88年秋、まだ公式戦を残していたのに『解任』となり、そのときの屈辱感がいまだ尾を引いているようです。ホークスの教え子たちもコーチに転身したり、ベテランと呼ばれるようになりました。まさに『自分が育てたチーム』であり、愛着もあって離れられないのでしょう」(前出・同) 王会長は古巣を恨んではいない。読売関係者の1人がこう続ける。 「王会長はコーチのことを思って、ホークス退団後の再就職を斡旋しています。大道のときは『現役を続けたい』という意向を直接聞き、当時、たまたま右の代打を探していた巨人に話を付けました。尾花・横浜監督が巨人コーチになったときは『単身赴任の限界』でした。03年、スコアラーだった金森(栄治=現ロッテコーチ)に対しても、岡田彰布氏が阪神監督に昇格するにあたって、2人の友情を知った王監督(当時)が『(阪神に)行ってやれよ』と背中を押したんです。王氏はそういう人なんです」 去年の今頃、森脇氏は「組織の活性化」という“曖昧な理由”でホークスのコーチ職を外された。突然、かつ一方的な解雇通告にホークスナインも「何故!?」と驚いていたが、後日、王会長の配慮で「編成アドバイザー」の肩書で“チーム復帰”している。しかし、球団業務の重責を担うことはできず、「コーチ復帰」の思いは募るばかりだった。王会長はそれを見兼ねて、「森脇氏に相応しい職場(職種)を」と、巨人に訴えたのである。 「王会長のお願いとなれば、誰も断れないでしょう。もちろん、王会長も無理難題を押し付けることはしません。森脇氏は王会長がガン手術で入院した際、代行指揮官も務めた腹心です。王会長の『何とかしてあげたい』という気持ちも分かっているから、巨人も森脇氏を迎え入れたんでしょう」(前出・球界関係者) これまで、王会長に救われた者たちは「恥をかかせてはいけない」と、必至に働いてきた。彼らの健闘が古巣・巨人を救ってきたのも事実であり、王会長自身が「帰りたい」と思えば、その環境は十分に整ったとも解釈できる。しかし、王会長自身はOB会以外の巨人関連行事には、絶対に顔を出さなかった。この古巣との“微妙な距離感”が崩れたとき、王会長への帰還要請が再燃するだろう。 「コミッショナー事務局のなかには、『近い将来、王会長にコミッショナーを!』の願望もあります。ソフトバンクは王会長に球団そのものを託したいとしていますが」(メディア陣の1人) 孫正義氏は「王コミッショナー」よりも、「ホークス(ソフトバンク)の王会長」であってほしいと思っている。これも、王監督の人徳もあるだろう。王監督の下で戦ったホークススタッフが他球団でも評価されれば、それはある意味で、「ソフトバンクが新・球界の盟主になった」とも解せるのだが…。いずれにせよ、今回の森脇氏の一件で、王会長の巨人における影響力と、その大きさが再認識されたようである。
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スポーツ 2010年10月28日 18時00分
【ドラフト会議速報】 ハンカチ王子は日ハム
ドラフト会議が本日、17時から都内のホテルで開かれ、注目の早稲田大学の投手・斎藤佑樹は日ハムが交渉権を獲得した。斎藤を1位指名に選んだのはヤクルト、日ハム、ロッテ、ソフトバンクの4球団。日ハムの藤井球団社長はガッツポーズをした。日ハムへの入団となれば、同じパリーグ、楽天の田中将大との投げ合いが実現する可能性も高く、ファンを楽しませてくれるかも。 また、1位指名球団が6球団と斎藤を上回った同じ早大の本格派右腕、大石達也投手は西武が交渉権を獲得。渡辺久信監督は昨年の雄星投手(19)続き、今年も一番人気の選手を引き当てた。そして、巨人は右腕の沢村拓一投手(中大)単独で1位指名。速球派左腕の大野雄大投手(仏教大)は中日が単独指名した。
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スポーツ 2010年10月28日 13時30分
楽天・星野監督1年契約の裏に巨人・渡辺球団会長
ドラフトでデビューを飾った楽天・星野仙一監督(63)だが、予想された3年契約でなく意外にも1年契約だったことで、仰天情報が流れている。「来オフに巨人のゼネラルマネージャーに就任か」と。 「監督というのは、1年、1年が勝負だから」というのは、星野監督の哲学だ。が、実際に中日でも阪神でも1年契約はない。複数年契約をした上で、「でも、監督の勝負は1年、1年。複数年契約は関係ない」というのが、星野流だ。3年契約の2年目の03年に阪神を18年ぶりに優勝させて勇退。04年に阪神のオーナー付きシニアディレクターに就任して、楽天監督に就任するために退任している。 異例の1年契約の楽天・星野監督に対し、地獄耳の球界OBは「これでナベツネさんの発言の本当の意味がわかった」と語る。巨人・渡辺恒雄球団会長の発言とは…。「ああいう存在(ヤンキースのキャッシュマンGM)が巨人にはいない。監督にもオーナーにも代表にも、対等に物が言える人間が必要だ。生え抜きでなくともいい。どこかにそういう人物がいるはずだ」という、ゼネラルマネージャー必要論だ。 ソフトバンク・王貞治球団会長は、監督時代から「日本の野球が一番遅れているのは、フロント。親会社から天下ってくる野球の素人では無理がある。野球を熟知したゼネラルマネージャーが必要だ」と唱えている。今季、ソフトバンクがダイエー時代の03年以来7年ぶりのリーグ優勝を達成したのも、編成委員会副委員長、事実上のGMを務めた王球団会長の存在が大きい。リーグ4連覇に失敗した巨人の渡辺球団会長が初めてGM必要論を口にしたのも、王球団会長の姿があったからだろう。 が、ソフトバンク球団会長という要職にある王氏をゼネラルマネージャーとしてヘッドハンティングするのは、いくら渡辺会長でも無理がある。「生え抜きでなくてもいい。どこかにそういう人物がいるはずだ」という渡辺発言に該当するのは、地獄耳の球界OBが指摘したように、楽天・星野監督しかいない。渡辺球団会長と星野監督の蜜月関係は、広く知られている。当時オーナーだった渡辺球団会長が阪神を18年ぶりに優勝させた星野監督を「星野監督はONの後継者だ。カリスマ監督だ」を絶賛したのが、始まりだ。「星野監督を巨人に招こうとしたが断られた」と、渡辺球団会長が明かしたように、05年のシーズン中にポスト堀内として巨人史上初の外様監督として星野監督招請を試みたが、阪神ファンの実力行使も辞さずのすさまじい反対などで実現しなかった。 だが、以後も渡辺球団会長は星野監督の熱烈な支援者で、08年の北京五輪日本代表監督就任も、渡辺球団会長の強力なプッシュがあったからだ。北京五輪で銅メダルも取れず、4位に終わっても「星野監督以上の監督がいるか」と断言して、09年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表監督に星野監督を続投させようとしている。世論の大反対で実現しなかったが、渡辺球団会長の星野氏への熱い思いは変わっていない。 「楽天・星野監督は話題になっていい。人気が出るぞ」と、楽天・星野監督にエールを送っている。その裏には、中日、阪神で正式な肩書きはなくても、事実上のゼネラルマネージャー兼任監督の手腕を発揮して優勝している星野監督に楽天でも成功して欲しい気持ちが込められているのだろう。そうすれば、誰の反対もなく、巨人史上初のゼネラルマネージャーに招請できるからだ。
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スポーツ 2010年10月28日 08時00分
日本シリーズの全国中継NG?
今年のCSはセ・パ共に盛り上がったが、水を差すような事態が起こった。それは日本シリーズ・中日ドラゴンズVS千葉ロッテマリーンズの地上波、全国中継が第1戦、第2戦、第5戦の計3戦が放送されないのだ。 TV局側としては視聴率が取れないから安易にバラエティを流しとけばいいやという考えがある。昨今の不況でスポンサー離れがある中、視聴率が取れない番組コンテンツは放送したがらない傾向が強い。 当然、野球ファンからはブーイングの嵐だ。景気が良かった時代は巨人を中心に取り上げれば何も問題なかったが、ひとたび時代が変われば同じようにはいかない。 ネット上では、野球放送が本当に魅力を伝える手法を取っていたのか? といった過激な意見も飛び出している。 また以前から言われている放映権の問題も絡んでるため、NPBが放映権を一括管理すべきだと訴えるファンもいる。野球中継は地上波ではなく、CS放送の時代へ変わったという声も否定できないだろう。■ツイッターでの野球ファンの声を紹介する。 「『今年出場する中日の試合は全国的な高視聴率を望めない…』謝れ! 全野球ファンに!! 」 「日本のメジャースポーツって何なの?」 「日本シリーズは最高の酒の肴なの! 巨人頼みの放送局共めっ!」 「野球ファンに対する冒涜だ(♯`∧´)」 「あらま…地味シリーズ認定?」 「視聴率主義の弊害」 「おいおい…マジかよ…! どちくしょう!」 「でも東海地方は見れます 」 「もはやTVは時代遅れ」 「一野球ファンとして悲しい限り! 全国の野球ファンの皆さんはどう思っていますか?」 地上波の日本シリーズ全国中継に未来はあるのだろうか?
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スポーツ 2010年10月27日 16時00分
田中正直のウェブランニングクリニック 「第56回 エアラン東京コーチ陣」
前回は、エアラン東京のクラブの現状でしたが、今回はコーチ陣の紹介です。 このエアラン東京を立ち上げた時は、私と西田隆維コーチだけでしたが、豪華なメンバーが賛同してくれ協力してくれています。 コーチ陣は、実績のある選手だったからコーチに迎えた訳ではありません。会費を頂いたサービス業ですから、会員さんに好かれない人柄は仲間になってもらうつもりがありませんでした。ほとんどのコーチは以前より親交のあった方で信頼のできる方です。 写真一列目の左は平塚潤スペシャルアドバイザーです。 名門日体大で箱根駅伝で活躍し、エスビー食品では、1万m世界陸上代表やアジア大会マラソン代表など素晴らしい実績を持ち、城西大学では監督して箱根駅伝に初出場を果たすなど、指導力にも定評があります。エアラン東京でも的確なアドバイスでメンバーの信頼もあります。 その隣は、鈴木紗穂さんです。 メンバーですがボランティアでチームリーダーをして下さっています。福島県の田村高校時代は、インターハイ800mで優勝するなどスピードランナーとして活躍していました。卒業後は実業団に入り、引退時はあの小出監督のチームで走られていました。引退後スポーツジムで働いていた経験を活かし、色々なアドバイスをして下さっています。 その横でキャップを被っているのが、湯田友美コーチです。 現在は、日清食品グループの陸上部でエースとして活躍する北村選手の奥さんです。高校時代から日本代表経験を持ち、ワコール陸上部時代もゴボウ抜き記録や日本代表で国際駅伝出場など輝かしい実績でした。明るい性格で、メンバーにも好かれています。指導する立場の経験をもっとすることで、今まで以上に素晴らしいコーチになると期待しています。 右端は鈴木さんと同じく、メンバーでボランティアでチームリーダーをして下さっている金子美雪さんです。 実業団などの経験などはありませんが、社会人でありながらフルマラソン3時間を切る国際ランナーです。フルタイム働きながら、競技力を上げることは大変厳しいことです。気配り上手ですし、自分の経験のアドバイスは他のメンバーにも参考になっています。 2列目右端は、武井拓麻コーチです。 駒澤大学で箱根駅伝優勝を経験しています。自身は4年生の時に、8区を走り区観賞という実績も持っています。あの名門駒澤大で4年間やり通した経験は、すごい事です。現在も、箱根選手時代と変わらない体型を維持し、トップグループの先頭を走ることも多いです。 他のコーチ、アドバイザーもいますが、主にこのコーチ陣で練習会を行っています。楽しいランニングを提供していきます。【Air Run TOKYO】ランニングクラブの練習会を体験してみたい方は、リアルライブ見たで無料体験できます。参加希望の方は、(airrun@pss1.jp)にメール下さい。 詳細は、【Air Run TOKYO】公式サイト(http://airruntokyo.syncl.jp/)をご覧下さい。写真:エアラン東京コーチ陣
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スポーツ 2010年10月27日 12時00分
横浜売却破談…そして球団に誰もいなくなる
プロ野球「横浜ベイスターズ」の買収に向けて、在京テレビ局「TBSグループ」と交渉を行ってきた住宅設備最大手の「住生活グループ」は、 条件をめぐり調整が難航したことから、買収交渉を打ち切る方針を固めたとNHKが報道した。今後は、TBSが、赤字たれ流しの球団経営をどんな形で存続するのか、もしくは新たに売却先を探すのかが焦点となってくる。 27日にも「破談」の経緯について発表するようだが、横浜は球団存亡の危機に立たされた。 現場では、主砲・村田修一内野手(29)が今季取得したFA権の行使を視野に入れていることを明かした。すでに権利行使を明言しているベテラン・内川聖一内野手(29)に続き、有力選手の離脱で、来季の戦力ダウンは必至。補強も金銭的にままならない状況となれば、球団の「負の連鎖」は広がる一方だ。 「あとは、住生活グループが名乗りを上げたときに、企業の名前ばかりが宣伝されるのはいかがなものかと不快感を示した松沢成文・神奈川県知事にナントカしてもらうしかありませんね。交渉のケチのつき始めはあの発言だったんですから。住生活グループの不快感はハンパなものじゃなかった。まあ、欧州サッカー球団の『ソシオ制度』みたいに、市民や自治体がバックアップする体制まで神奈川県がベイスターズを応援できるとは考えられませんが」(プロ野球関係者)。 くしくも26日、松沢知事は定例会見で「プロ野球チームも『ぜひ横浜でやりたい』という思いが強くなるようなドーム球場を造るのが大きな望み」と壮大な地元支援策のアイデアを披露していたが、結果としてその発言が「本拠地新潟移転」を目指していた住生活グループの反感を買ったとしたならば、目も当てられない。 TBSもこのままの状態で球団を存続は到底不可能だ。28日のドラフト会議で指名される選手も、将来に不安いっぱいの球団とどう交渉すればいいのか。横浜に誰もいなくなってしまわないことを祈るばかりだ。
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スポーツ 2010年10月27日 12時00分
阪神・坂井オーナー爆弾発言
あと一歩までいきながら5年ぶりのリーグ優勝を逃した阪神・坂井信也オーナー(62)が、来季V奪回へ爆弾発言をしている。異例の巨人超え大補強宣言だ。 「巨人が獲得に動く選手は全部取りに行く。そう書いておいてください。資金が有り余っているわけではないけど、必要なお金は出すことになる」。坂井オーナーは阪神担当記者にこう明言。巨人が獲得に動く選手を総横取りするという、アッと驚く大補強作戦を展開すると予告したのだ。 現在、巨人が食指を動かしているのが、FA戦線で横浜・村田修一、日本ハム・田中賢介。「ウチはさすがに外野手はもういらないよ。内野手が欲しい。三塁手の村田と二塁手の田中なら」と原監督が周囲に漏らしているという。三塁手・村田を獲得できれば、小笠原を守りの負担が少なくなる一塁に回せ、ウイークポイントの二塁手に田中が入れば、内外野は穴がなくなる。が、阪神は二塁に平野、三塁には新井がいるので、この2人に関しては無視だろう。 坂井オーナーの巨人からの横取り発言は、互いの最大のウイークポイントの投手陣補強に限ってのことになるだろう。実際に今年で契約切れのヤクルトの守護神・林昌勇を巡っての水面下での阪神vs巨人の大争奪戦はすさまじい。危機感をあらわにしたヤクルトが3年12億円とも言われる、球団史上破格の条件を提示して、引き留めに躍起になっている。 今後は、日本人メジャーリーガーたちの奪い合いになってくる。ドジャース・黒田博樹、オリオールズ・上原浩治、ブレーブス・川上憲伸といった35歳トリオの争奪戦が注目される。かつての中日、巨人、広島の元エースで、日本に帰ってくれば、まだまだバリバリ働ける。 坂井オーナーの「巨人が獲得に動く選手は全部取りに行く」という大号令の今後の成り行きから目を離せないが、実はこの前代未聞と思われる補強方法には先人がいる。27日に仙台で大々的にお披露目の楽天・星野仙一監督の独自な戦術だった。 「巨人に勝つには、巨人が取ろうとする選手を取らせないというのも、重要な戦略、戦術になる。中日監督時代に巨人が取ろうとした落合を取って優勝したようにね」。かつて星野監督はこう明言、胸を張ったことがある。 確かに、星野流巨人からの横取り作戦は、中日監督時代の三冠王男・落合争奪戦勝利に代表されており、阪神監督になってもスタンスは変わっていなかった。「阪神がダメなのは、巨人をはじめ他球団が欲しがるような選手をドラフトで指名しないからだ。必要な選手は競合しようと、取りに行かなければ、話にならない」。自由枠があった時代だが、巨人、中日などと争って早大の遊撃手・鳥谷敬を獲得、現在3番を打つまでに成長したのも、星野流成功例の一つだ。 監督として02年から2年間、オーナー付きシニアディレクターとしては04年から8年間在籍した星野氏は、楽天監督に就任、阪神を退団するにあたってしっかりと「巨人からの選手横取り補強法」を坂井オーナーに伝授したことになる。後は受け継いだ坂井オーナーの力量次第だ。
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スポーツ 2010年10月27日 10時00分
横浜買収問題が外部OBにも飛び火…
去る10月21日、買収問題で揺れる横浜ベイスターズに“動き”があった。現球団取締役である笹川博史氏(業務部長兼連盟担当=57)が住生活グループを訪問し、『球団経営』に関する“講師役”を務めた。何故、『講師』なのか−−。一部では「住生活グループによる資産査定が行われた」とあったが、実際はそれだけではなかった。もちろん、資産に関するヒアリングも行われたが、思わず、「大丈夫かよ!?」と、突っ込みたくなるような質問も飛び出したそうだ。 「笹川取締役はかなり疲れたのでは…」 報告を受けた関係者の1人がそう言う。 笹川氏は球団運営に関する説明もしてきたが、その内容はちょっと驚きである。 まず、「プロ野球は144試合の公式戦が行われ、うち半分を主催しなければならない」という、初歩的な説明から始めなければならなかったそうだ。さらに、同じ関東地区の巨人、ヤクルト戦なら監督以下選手は自宅から通えること、中日、阪神、広島が主催する試合では宿泊ホテルを押さえなければならないこと、それに関連し、交通手段の予約や道具運搬、ユニフォームのクリーニング手配はどうすればいいのかも説明しなければならなかった。 「質問された以上、笹川取締役も回答しなければなりません」(前出・同) 独学でも勉強できそうな範疇だが…。 同グループが「買収準備プロジェクト」を設立したことはすでに報じられている。球団経営に関しては「初めて」とはいえ、球団経営策はかなり遅れていると見ていい。 もっとも、この段階で全てを判断するのは早合点であり、大手企業の人材と組織力を持ってすれば、精鋭集団と化す日はそう遠くないだろうが…。 「近年、買収されたプロ野球球団を見れば分かる通り、球団職員は残留しています。TBSからの出向役員は帰還するでしょうが、大きな混乱はないと思う」(球界関係者) また、住生活グループ側は人事権を握りたいとし、監督人事にも着手する可能性も示唆している。 「住生活グループ側は『年末までに(決める)』という言い方をしています。年末といえば、新人選手、トレード、外国人選手などチーム編成権もほぼ終わっていなければなりません。選手の契約更新はどうなるのか…。時間がないのは分かりますが、監督を交代させる意志があるのなら、早めに動かないといけません」(前出・同) 過去、プロ野球球団を買収した企業は、2年目に監督人事に着手することが多かった。野球協約上、新規参入企業は11月のプロ野球実行委員会とその後のオーナー会議で承諾を得なければならず、12月の人事刷新は事実上不可能だからである。住生活グループが「年末」と言っていることからも“出遅れ”は否めないが、本当に監督人事にも着手するとしたら、外部OBの力を借りなければならない。 「そのときは、横浜OBだけではなく、TBS系列のプロ野球解説者も候補に入ってくるでしょう」(同) 密かに佐々木主浩氏の動向もマークするメディアも出始めた。尾花監督も歯がゆい限りだが、佐々木氏も混乱時に担ぎ出されるのは、本意ではないだろう。買収問題の佳境はこれからが本番である。
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スポーツ 2010年10月26日 15時30分
ビックネームを獲れ! オリックス1位指名に注目が…
10月28日のドラフト会議で、オリックスが指名する選手は、「最後のバファローズ戦士」になってしまう…。 オリックスが公募により、新名称を変更すると発表したのは今年3月。「公募、選考の進捗具合が芳しくないらしく、1年延期になる」との情報も交錯していたが、オリックスは「来季から変更する方向」なる3月の発表を訂正していない。従って、今秋のドラフト会議で、「最後のバファローズ1位指名」が選ばれる。 「現オリックスフロントには近鉄から異動してきた職員はほとんどいません。もともと、合併が決まったときから、近鉄グループは出資額を毎年減らして行き、最終的にゼロにする予定でした。そのことは、オリックス側も了承しています」(球界関係者) 『バファローズ』の名称に対する愛着が薄いからではないだろうが、今回の新名称公募に大きな混乱も起きていないそうだ。 「バファローズとして最後のドラフトなんだから、『ビッグ3』(斎藤佑樹、大石達也、沢村拓一)を狙うべきとの進言も外部からありました。でも、オリックスのスカウトは堅実路線というか、他球団が『外れ1位』にリストアップした即戦力投手の一本釣りを狙っているらしい」(ライバル球団職員) 漏れ伝わってくる限りでは、オリックスは早稲田大学の大石達也投手を1位入札するという。しかし、フェニックスリーグ視察中の岡田彰布監督(52)は「競合する球団が多そうなら、考え直す」(20日)と“弱気な発言”もしていた。 「岡田監督の発言の真意は分かりません。星野楽天に関する質疑のなかで出た発言で、『楽天も大石を狙っているが?』と聞かれたときに出たものなんです。岡田監督なりの陽動作戦かもしれませんし…」(メディア陣の1人) 1位指名選手が重複した場合、抽選となる現行ルールは説明するまでもないだろう。岡田監督は早大OBであり、阪神監督だった03年秋のドラフトでは鳥谷敬内野手の一本釣りに成功している。そのネットワークをフルに発揮できないジレンマもあるのだろう。 オリックスが阪急ブレーブスを正式買収したのは、1988年オフ。「オリックスブレーブス」としてスタートし、3年後の91年に、やはり公募で名称をブルーウェーブに変更した。前出の関係者がこう言う。 「オリックスも迷っているんだと思います」 「迷い」とは、球団経営の指針だ。阪神という一大勢力と同じ大阪圏で興行戦争をしなければならない辛さもある。08年、オリックスは大石大二郎ヘッドコーチをシーズン途中に監督に昇格させた。その際、近鉄OBでもある大石氏が指揮官となったことで、球団は「少しずつだが、旧近鉄ファンが戻ってきた」と語っていたが、翌09年はチームの低迷も重なり、観客増には繋がらなかった。岡田彰布・現監督の招聘に動いたのも「近鉄ファンを呼び戻すこと以上に、阪神との共存を考えた」とされ、今回の名称変更に至った。 「阪急時代を知るブレーブスOBは『野球教室』などでユニフォームを着る際、オリックスではなく、阪急のユニフォームを発注します。ブレーブスへの愛着からでしょう」(メディア陣の1人) バファローズOBも気持ちは同じはずだ。チーム名変更の動きは止められないが、「最後の1位選手」にはそれ相応のビッグネームを選出してもらいたい。近鉄を経験したプロ野球OBはそう願っている…。最後のブレーブス1位指名選手は、現タレントのパンチ佐藤だった。リスク回避して、安易な1位候補を選出した場合、新名称への反感にも発展しかねない。
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スポーツ 2010年10月26日 13時30分
「毎週火曜日はTruthの日」。明と暗、くっきり分かれた吉野とダイスケ!
10月16日、STYLE-EでのE-1クライマックス公式戦で田村和宏と対戦したダイスケ。この試合に勝利する事がGWCシングル現王者ガッツ石島への挑戦に近づく第一歩だったはずなのだが、結果はミノルスペシャルにより田村の勝利。王座挑戦への道はこれで閉ざされてしまったのか? もう一つの条件として残されていたのは、10月19日のTruth#11にてSECRET BASEの清水基嗣&小川内潤のタッグに勝利する事。もう一度扉をこじ開けんとして、ダイスケは盟友・星野勘九郎との強力タッグで壁に挑んだ。 先発はダイスケと小川内、まずは小手調べとばかりに素早いグラウンドの攻防を見せる両者。両陣営ともに交代し、リング上には星野と清水が登場。「デスマッチ・ヤングブラッズ」同士の対戦ということでお互いに意識し合っている。清水のスピードに星野はパワーで対抗。カウンターのドロップキックを食らうも、その反動でショルダータックルをぶちかまして清水をダウンさせる星野。続いてフライングメイヤーからサッカーボールキック。背後と正面からの一撃ずつを食らい清水の表情が歪む。ここからダイスケ組は清水を捕まえてローンバトルに追い込む。 体は決して大きくないのだが、何気に打たれ強いのが清水基嗣という男。ダイスケのエルボー、最近よく見せる弓矢固め。星野のミドルからローへのコンビネーションからのブレーンバスター、清水の逆水平に対する顔面への張り手等、猛攻を受けても全くその目は死んでいない。ロープの反動を利した攻撃を仕掛けようとした星野をかいくぐり、素早く背後に回った清水。背中に両膝を突きつけリバースの山折りを決め形勢を逆転させる。劣勢から攻勢に移る時の清水&小川内はとにかく素早い。交代した小川内は星野の巨体を担ぎ上げて水車落とし。カットに入ったダイスケに対しても串刺しエルボーから胸板への低空ドロップキックを放ち場外へ叩き落す。体格差のある星野のパワーに手こずる場面はあったものの、ジャンピング・エルボーパッドから片膝を付いた星野の胸板に一回転してキックを浴びせる小川内。瞬発力とパワーを兼ね揃えている小川内潤、昨年10月に復帰して1年の間にはタッグマッチながらGENTAROからピンフォールを奪う等実績も積み重ねてきた。元英連邦ジュニアヘビー級王者の肩書きは伊達ではない。 SECRET BASE勢の攻勢を打ち切ったのはやはり星野のパワー。高角度のチョークスラムや勘九郎カッターで小川内の勢いを止める。ところが交代したダイスケのミサイルキックは小川内を敵側のコーナーに押し込んでしまう結果に。確かにGWC認定6人タッグ王者として君臨しているダイスケ&星野ではあるが、どうも連携がちぐはぐしてしまう箇所も見受けられてしまう。小川内と交代した清水はダイスケのエルボーを食らうが、逆襲の低空ドロップキックを膝に向けて発射。更にフィッシャーマンズ・バスターの体勢で前方に叩きつけていく。ダイスケのコーナー串刺し攻撃をかわすと両膝を立ててのフェースクラッシャーからリバース・カーフブランディング。小川内との連携でもダブルのフェースバスターを華麗に決める。その後も小川内のジャンピング・ハイ→清水のチンクラッシャー→小川内の鬼風車→清水のトップロープからのダブルフットスタンプと流れるような連携攻撃を次々とダイスケに決める。 連携では負けられないと一瞬の隙を突いたダイスケ&星野、コーナー串刺し攻撃をかわした次の瞬間、星野のぬりかべが清水&小川内をまとめて押し潰す。更に星野が串刺しラリアット→チョークスラム→ランニング・セントーンを続けて清水に見舞う。更に試合権利のあるダイスケがコーナーからフロッグ・スプラッシュ。完全に清水を捕える事に成功したかに思われたが、そこは打たれ強さに定評のある清水。ダイスケのスライディングDをかわして横回転十字固め、首固めでフォールを狙っていく。逆さ押さえ込みをダイスケに踏ん張られるが、ロープに走ったダイスケを抱え上げてスパインバスター! そのままジャックナイフ式エビ固めで押さえ込むとカウント3が数えられた。9月20日の北千住大会でピンフォールを奪われた借りを返した清水。逆にダイスケはシングル王座挑戦への道程が完全に閉ざされてしまった結果となった…。 そのGWCシングル王座を保持するガッツ石島は、当日のメインイベントで吉野達彦の100番勝負の相手として名乗りを上げた。5月2日、横浜・赤レンガ倉庫ホールで行われた初代GWCシングル王座決定トーナメント決勝戦の再戦となったこの試合、会場内から「厳しい攻めを期待している」と言われていた石島は入場するや否や先制攻撃を仕掛けていく。その後もシングル王者としての余裕なのか、貫禄なのか、吉野の攻撃を許さない石島。一発一発の攻撃が重く、激しく吉野に襲い掛かる。 デーモンボムをウラカン・ラナで切り返してようやく反撃の糸口を掴んだ吉野。コーナーに振られてもめげずに石島の顎を直撃するドロップキック。ランニング・ダブルニードロップからノーザンライト・スープレックス。そして首を左足で極めながらアームロックで絞り込んでいく。ロープに逃げられると必殺のアスリートジャーマンの体勢に。ところが石島はバックを取り返すと滅多に見せる事のない低空ジャーマン・スープレックス! 更にバックドロップで吉野の勢いを止めてしまう。王者として吉野達彦に現在の立場をわからせるような戦いを見せ付けるような石島の攻撃。 しかしとどめのフィッシャーマンズ・バスターを切り返されてしまい、逆に旋回式のDDTを食らってしまう石島。この一撃で石島は歯が欠けてしまったと試合後に語る。もう一度アスリートジャーマンの体勢に入るがレフェリーを掴んで急所攻撃、続いてガッツルラリアットを豪快に叩き込んだ石島はカウント2で吉野の体を引きずり起こす。 諸手を大きく広げてデーモンボムの体勢に入る石島。これで終わりだと思われたその瞬間、信じられない出来事がリング内で起こった。何とSTYLE-Eの新人、那須晃太郎が花道をダッシュで駆け込み吉野達彦のピンチを救ったのだった!! よろよろと立ち上がる石島のバックを取った吉野はアスリートジャーマン、何とこの一撃で現GWCシングル王者からピンフォール勝ちをスコアしたのであった! だが、那須のフォローによって転がり込んできた勝利、さすがに納得がいかない吉野、そして石島。石島は吉野&那須のタッグと石島&チェ・餃子マンの対戦を要求する。嫌がる吉野と那須だったが、仲介役に入ったダイスケの説得でしぶしぶタッグを結成する事になった。 明暗がはっきりと分かれてしまったこの日の吉野達彦とダイスケ。特に仲が悪いながらも次回Truth#12でタッグを結成する吉野達彦&那須晃太郎の越境タッグは、現在のインディープロレス界にとって明るい話題になるだろう。トーナメントでの借りを返した吉野は一気にTruthの主役に躍り出る結果になった。逆に一敗地にまみれてしまったのはダイスケ。一時はSTYLE-Eとの団体対抗戦で田村和宏から直接フォール勝ちを奪い勢いに乗ったものの、10月中旬に入ってからはその勢いが静まってしまったかのように連敗している。どうなる!? 吉野とダイスケの今後! そして12月4日、旗揚げ6周年記念大会でガッツ石島に挑戦するのは一体誰になるのか?(Office S.A.D. 征木大智(まさき・だいち))◆『Truth#11』2010年10月19日(火) 開場:埼玉・蕨『イサミレッスル武闘館』(観客52人)<メインイベント 吉野達彦エースへの道100番勝負第10戦 20分1本勝負>○吉野達彦(8分51秒 アスリートジャーマン)●ガッツ石島 ※吉野通算3勝7敗<セミファイナル タッグマッチ 30分1本勝負>○清水基嗣&小川内潤【SECRET BASE】(12分02秒 ジャックナイフ式エビ固め)●ダイスケ&星野勘九郎【大日本プロレス】<第1試合 タッグマッチ 30分1本勝負>梁和平&○チェ・餃子マン(10分08秒 エビ固め)山本SAN&●ブルー・バイセクル ※ドクターボム◆『Truth#12』2010年10月26日(火)開場:19:00/開始:19:30会場:埼玉・蕨『イサミレッスル武闘館』<メインイベント 吉野達彦エースへの道100番勝負第11戦 タッグマッチ30分1本勝負>吉野達彦&那須晃太郎【STYLE-E】 vs. ガッツ石島&チェ・餃子マン<セミファイナル タッグマッチ 30分1本勝負>ダイスケ&山本SAN vs. 田村和宏【STYLE-E】&マスクドミステリー<第1試合 シングルマッチ 20分1本勝負>梁和平 vs. CHANGO【チケット料金】前売り2000円/当日2500円◆『ガッツワールドvol.44 〜旗揚げ6周年記念興行〜』2010年12月4日(土)開場:18:00/開始:19:00会場:東京・新木場『新木場1stRING』<メインイベント GWC認定シングル選手権試合 60分1本勝負>(王者)ガッツ石島 vs.(挑戦者)ガッツ石島指定選手他、全6〜7試合を予定※特別参戦選手 中野巽耀(元UWFインターナショナル)【チケット料金】スーパーシート4000円/指定席3000円/北ステージ自由席3000円(全て当日500円UP)前売りチケットお問い合わせはガッツワールドプロレスリング事務局 info@guts-world.com まで。(チケットのお問い合わせは前日の夜23時までにお願い致します)
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