社会
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社会 2019年06月10日 06時00分
“暴走する”50代以上の中高年ストーカーが急増 加害者はなぜ凶行に走るのか?
近年、中高年のストーカーが増えている。警察庁の「ストーカー事案の概況」などによると、ストーカー事案で検挙された加害者のうち、2009年度の50〜70代は総計1277人。それが最新の統計に当たる2018年度、50〜70代の加害者数は総計4831人と、約10年前に比べ4倍近くに跳ね上がっていることが分かる。 ストーカー事案自体も増加しており、昨年1年間に全国の警察に寄せられたストーカー被害の相談が2万1556件だったことを報道各社が今年3月に報じている。警察庁の同まとめによると、6年連続で2万件を超え、2000年にストーカー規制法が成立して以来、過去最高を記録したという。 今年に入ってからも中高年による悪質なストーカー事件が続々と起こっている。 5月27日、74歳の男が午前7時40分〜同8時ごろの間、岐阜県揖斐郡在住の20代知人女性の自宅に押し掛け、腰を振るなどして性的な行為を要求。29日午後0時すぎ、再び女性宅に押し掛けるなどストーカー行為をした疑いで30日に逮捕された。 また、5月24日には高松家庭裁判所の50歳の事務官の男が起訴された。男は、昨年6月から今年4月にかけて40代の知人女性の自宅周辺を何度も車でうろついたり、家を見張ったりした罪に問われている。男は、警察から警告を受けた後もストーカー行為を繰り返していたとして、5月8日に逮捕されていた。 さらに、1月には26歳の女性に昨年11月19〜26日、Instagramのダイレクトメッセージを約380回送った疑いで兵庫県警生田署が54歳の会社役員の男を逮捕。男は、女性のInstagramのアカウントを検索し、「付き合って」「デートして」とメッセージを送り、女性が拒否する返事をしても「心が素直でない」と、今年1月までメッセージを送り続けたという。 なぜ近年、中高年によるストーカー事件が急増しているのか。 「少子高齢化が進み、中高年の割合が増えたことが一因ではないかと思います。また、バブル期に社会的地位のあった人がモテた体験を引きずり、『俺の誘いを断るはずがない』と思い込んでストーカー行為に手を染める中高年は少なくありません。また、若い頃に恋愛で成功体験が少ない人は、女性に気を使われたり、優しくされると『自分に好意があるのでは?』と解釈することもあるようです。また、仕事にまい進していた男性は退職後に趣味や地域社会との関わりが持てず、孤立する傾向が見受けられます。そうすると、相談相手がおらず認知のずれに気づきづらく暴走する場合もあります」(性犯罪加害者の治療に当たる心理カウンセラー) 中高年の男性の中は、女性を性的な対象として認識している人がいるのに対し、相手はそう思っていないギャップもあるようだ。 「『男は30代からモテる』などの企画が雑誌で特集されたり、芸能人の年の差婚がTVで報道されたりすると、『俺だってまだまだイケる』と思う中高年がいるようです。雑誌や芸能人は特例です。現実社会では、自分のことを“おじさん”あるいは“おじいさん”であることを認識できず、認知のずれが生じるケースが多いと考えられます。またカウンセリングを通して、自分には非がなく受け入れない相手が悪いと考えがちな人が多い傾向にあると思います」(同) 以前に比べ、今の中高年は活動的で気力・意欲ともに充実している人も多いと言われている。車を運転すれば行動範囲も広がる。SNSを使いこなせば日常生活では出会わないような若い世代との交流も可能だ。こうした行動力も中高年ストーカーの増加の一因だと前述のカウンセラーは指摘する。 被害者は一人で抱え込まず、警察などにまずは相談することが肝要だ。そして「最後に一花咲かせたい」と願う中高年は、まずは冷静になって相手の気持ちを尊重し、嫌がることをしてはいけないと肝に銘じることが大切だろう。記事内の引用について警察庁「ストーカー事案の概況」https://www.keishicho.metro.tokyo.jp/about_mpd/jokyo_tokei/kakushu/stalker.htmlhttps://www.npa.go.jp/safetylife/seianki/stalker/H30taioujoukyou_shousai.pdfhttps://www.npa.go.jp/safetylife/seianki/stalker/7/siryou3.pdf女性宅に押し掛け腰振り性的な要求 74歳男逮捕https://www.gifu-np.co.jp/news/20190531/20190531-143007.htmlインスタでストーカー疑い 富山・射水の54歳男逮捕https://www.sankei.com/west/news/190129/wst1901290028-n1.html警告後も繰り返し…知人女性へのストーカー行為で高松家裁・事務官を起訴 高松市https://ksb.co.jp/newsweb/index/13556
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社会 2019年06月10日 06時00分
田中角栄「怒涛の戦後史」(3)小佐野賢治(中)
田中角栄が明晰な頭脳を駆使、24歳にして年間施工実績で全国50位内にランクされる押しも押されもせぬ「田中土建工業」社長として成功を見たのに対し、一方の小佐野賢治はある意味、田中以上の商才を発揮していた。「戦後最大の錬金術師」と異名を取ったのが、それを明らかにしている。 無資本、徒手空拳でのし上がった小佐野は、どんなボロ会社を買収しても、必ずその後、優良会社に生まれ変わらせる天才であった。また、戦後の日本経済は、あらゆる意味でアメリカ経済に依存していたが、そこに上手に首を突っ込み、ボロ儲けする才は卓越していたのだった。この点では、商才にたけていた田中も、さすがに小佐野には及ばなかったのである。 小佐野はやがて、航空会社の買収で、日航、全日空、東亜国内航空(当時)の各個人大株主として航空業界をにらみ、一方で、さらに買収、投資を繰り返す中で、日本国内はもとより米本土、ハワイにも多くのホテルを所有した。昭和60(1985)年6月には名門中の名門「帝国ホテル」の会長にも就任し、名実ともに“世界のホテル王”の地位を固めたものだった。 危ない橋も渡ったが、昭和61年10月27日に逝去した時点で、個人の総資産はじつに10兆円。生前の小佐野は「(資産を)計算したってしょうがない。大体、計算できないね。1日1000万円使ったとして、一生かかっても使いきれないだろうな」と語っていた。資産が多すぎて、自分でもハッキリとその全容がつかめない。それくらいのカネを残した人物だった。 その小佐野と田中、商才と商才が手を握っての「二人三脚」の疑惑は、田中がやがて首相となり、ロッキード事件で改めて両者の名前が出るまでの間に、少なくとも以下、三つの事件が取り沙汰されている。 振り返ってみると、その「刎頸の友」ぶりがうかがえる。田中が大蔵大臣(当時)として力をつける中で、顕在化した話である。●虎の門事件 昭和38年、国有地であった虎の門公園跡地1100坪(当時の時価で約30億円と言われた)が、小佐野の所有するニュー・エンパイヤー・モーター社に11億円で払い下げられた。小佐野は払い下げからわずか8カ月後、朝日土地にこれを転売、20数億円の巨利を得たとメディアで報じられた。これは、のちの昭和43年に「黒い霧事件」として国会で追及され、小佐野はそれまでの「怪物」に加えて、「政商」の名も頂戴することになった。●日本電建買収事件 先の虎の門事件の“お返し”が、田中の会社であった日本電建の買収ではなかったのかと取り沙汰された。日本電建は、家、建物の月賦販売会社として昭和25年に設立され、のちの昭和36年6月に田中が社長に就任している。この田中の社長就任と同時に、営業目的として、土地、建物の売買が付け加えられている。 しかし、その後の昭和39年、日本電建は労働組合争議の余波も手伝って経営不振に陥った。この田中の窮地を救うため、小佐野が登場したのではないかという疑惑で、なんと、小佐野は額面50円の株を時価160円に評価、18億円で日本電建を買収したのだった。「目から鼻に抜ける商売人の小佐野にしては、“おかしな買い物”ではないか」と虎の門事件と絡めて、二人の関係が改めて取り沙汰されたということだった。●外国為替認可問題 日本人の海外不動産取得のための外貨送金が、一般的にはまだ認められていなかった昭和38年7月、小佐野はハワイ・ホノルルのプリンセス・カイウラニ・ホテルなどを買収した。 小佐野は海外市場での外貨調達に努めたもののそれだけでは間に合わず、外国為替審議会へその認可を申請していた。認可はなかなか下りなかったが、買収契約の期限切れ寸前に認可されたのであった。田中大蔵大臣の「鶴の一声」で認可されたのではと、もっぱらだったのだった。★「小佐野を切ってほしい」 こうした田中と小佐野の黒いウワサが続く中、密かに心を痛めていたのが佐藤栄作だった。 佐藤は政権を取ると、自らの派閥・佐藤派の中で田中を幹部として上手に使った。同時に、都合7年8カ月の長期政権中、田中を大蔵大臣、自民党幹事長として処遇し、実力者としての階段をのぼらせていた。佐藤のこうした処遇は、一方で佐藤派の“台所”を田中が一人で賄っていたことでもあった。しかし、田中はカネを集めて派閥を支えてくれるのはいいが、その陰でどうも黒いウワサが付いて回る。これに、佐藤は次のような思いを抱いていたと、当時の佐藤派担当記者の解説が残っている。 「佐藤は田中が小佐野と仲が良く、その小佐野が児玉誉士夫と交流を持っていたことを危惧していた。大きなつまずきを起こさねばいいが、と見ていたということです。ために、自らの退陣後の『角福戦争』で、首相候補として田中より福田に傾いていたのは、田中のカネにまつわるリスクを嗅ぎとっていたという見方もあった。すでに田中の“危うさ”を見ていたということである」 田中が総裁選に立つことを決めた頃、側近から「小佐野との仲を切ってほしい。カネで足をすくわれることになりかねない」との、強い懇請があったという。 なぜなら、メディアの社会部記者たちの間では、仮に田中が首相の座に就いても「カネでつまずく可能性がある」ことから、早くも“三日天下説”が駆け巡っていたからだった。(文中敬称略/この項つづく)***********************************************【著者】=早大卒。永田町取材49年のベテラン政治評論家。抜群の政局・選挙分析で定評がある。著書に『愛蔵版 角栄一代』(セブン&アイ出版)、『高度経済成長に挑んだ男たち』(ビジネス社)、『21世紀リーダー候補の真贋』(読売新聞社)など多数。
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社会 2019年06月09日 22時30分
【背筋も凍る!女の事件簿】驚きのきっかけで、日本ではじめて銀行強盗を行った赤髪の女
この世に存在する全ての物事には「はじめて」がある。 今回の「女の事件簿」は、「日本ではじめて銀行強盗を実行した女」の逸話をご紹介しよう。1979年(昭和54年)4月19日の午後2時45分ごろ、栃木県小山市の茨城相互銀行(現:筑波銀行)の支店に一人の女が入店してきた。 この女は、見た目は20代前半で、ジーパンにサンダル履き、水色のカーディガンを肩から羽織り、髪は染料で真っ赤に染め上げていた。 「……派手な女だなぁ」 店の支店長が女を見て不審に思ったその時、店内に「キャー!!」という悲鳴が響いた。なんと先ほどの女が別の女性客の首元に刃渡り8cmを突き付け、「金を出せ!」叫び出したのだ。 「あっ!あの女は銀行強盗だったのか!」 支店長は驚き、強盗女を落ち着かせるべく前に乗り出した。強盗女は「こいつがどうなってもいいのか!」とナイフを突き付けたが、囚われていた女性客は一瞬のスキをついて脱出。人質がいなくなった強盗女に対し、今度は銀行の男性従業員が強盗女を捕まえるべく飛び掛かった。 「くそ!」 強盗女は逃げ出そうとし、外に止めてあった車へ乗り込み立ち去ろうとしたが、従業員から後ろからタックルされて御用となり、奇跡的に怪我人ゼロで解決となった。 今回捕まった強盗女であるが、警視庁によると、資料の残っている1940年以降において「女性単独犯で金融機関を狙った強盗」は日本の犯罪史上はじめてのケースであり、当時の新聞でも「女強盗現る!」の見出しで、この事件をセンセーショナルに取り上げている。 さて、犯人の女が銀行強盗に至った経緯であるが、当時の新聞によると、同棲していた恋人の借金を清算させるためだったという。 彼女は栃木県内で恋人男性と同棲生活を行っていたが、お互いに無職であったため生活は困窮。さらに、2人はお互い20代と若く、社会の厳しさを知らなかったことや、彼氏が数か月前に交通事故を起こし、100万円の補償金を迫られているなど、車検代や生活費にも困っていた。 「もう愛だけでは生きて行けない…」そんな事をふと思った矢先、付けっ放しにしていたテレビから、ドラマの銀行強盗のシーンが流れた。 「この程度なら私にも出来るかもしれない」 女は台所にあったナイフを手にし、銀行へと向かった……という訳だ。 日本ではじめての女性による銀号強盗は、愛する男性のため、そして自分の生活を守るために行われた窮余の一策だったのだ。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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社会 2019年06月09日 20時00分
恋愛相談に見せかけて…姑息な手段で彼氏を略奪しようとした、二枚舌の“モンスター女友達”
通常は、恋愛対象外となるはずの友達の彼氏。ところが、こっそりと友達の彼氏に近づき略奪のチャンスを狙う女もいる。実際に、彼氏と喧嘩をして険悪なムードになっているときに友達に彼氏を奪われそうになったと憤っているのは中島早苗さん(28歳・仮名)だ。 「1歳年上の真紀(仮名)とは、大学時代のクラスメイトでした。社会人になって私に彼氏ができると、真紀は『早苗の彼氏に誰か紹介してって頼んで』としつこく言ってきたんです。でも正直、私は乗り気じゃありませんでした。早苗は自分勝手でわがままなところがあったので、恋人は大変だろうなと思っていたんですよ。でも真紀があまりにしつこくお願いしてくるので、仕方なく彼氏に頼んで彼氏の男友達を含めた4人で遊ぶことになったんです」 4人で遊んでから2カ月ほどたったころ、早苗さんは彼氏とささいなことで喧嘩することになったそうだ。彼氏の仕事が忙しくなり、会う回数が減ったために早苗さんが不満を漏らしたことがきっかけだという。 「喧嘩した勢いで真紀に愚痴の電話をしちゃったんです。真紀はわがままなところはありましたが、今までも仕事や恋愛の相談にいつも親身に乗ってくれていたので信頼していました。話を聞いた真紀が怒って『彼氏がひどいから私がバシッと意見してあげる』と。前に4人で遊んだときに真紀と彼氏も電話番号を交換していたんです。『今から彼氏に電話する』と言うなり真紀は電話をガチャ切り。驚いたけど、いい友達だなってありがたく思っていました」 ところがその後、早苗さんにとって予想外の展開が待っていた。 「次の日、真紀が『あの子って最低だよね! なかなか会えないこともあるよ。理解しろって話だよね。私なら仕事が忙しいって言っているのに会いたいなんて言わない! ずっと好きでした。付き合ってほしいです』と、電話してきたと彼氏から打ち明けられたんです」 彼氏から電話の内容を聞いた早苗さんは混乱したという。彼氏の告白が嘘だとは思えなかったが、まさか真紀さんがそんなことをするとは信じられなかった。 「すぐ真紀に彼氏の話をして、本当かどうか聞きました。すると真紀は『そんなこと言っていないよ』と完全否定。でも、彼氏は、わざわざ電話してきてまでそんな嘘を言う人じゃないし…。悩んだんですけど、結局彼氏を信じて真紀との関わりを切りました。真紀には振り回されることも多かったけど、友達が困っていたらすぐに駆け付けてくれる優しいところもありました。だからずるずると仲良くしてきたけど、今回の裏切り行為で真紀は私にとって必要のない友達だとはっきり思ったんです」 この6月、早苗さんは彼氏と結婚する予定だという。もちろん、真紀さんを結婚式に招待することはないそうだ。
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社会 2019年06月09日 14時00分
「金をよこせ!」上から目線で金を無心 縁が切りたい身内モンスター〜義兄夫婦からの脅し〜
「義兄夫婦にお金の無心をされ、できるなら縁を切りたい」と、嘆くのは木村優子さん(55歳・仮名)だ。優子さんの夫は10人兄妹の五男だが長男が亡くなり、本家の跡取りに親から指名されたという。この指名が気に食わなかったのが次男に当たる義兄夫婦だった。 義兄は事業の失敗で人が変わったと、優子さんは話す。子どもの学費資金にも手をつけ、姑に泣きついて金を無心するようになったという。義兄は「弟たちの世話をしてやったのは俺だ。墓代の40万円も出してやっただろう」と詰め寄り、総額500万円超を姑からむしり取ったそうだ。老後資金だった舅(しゅうと)の遺族年金を全て取られた姑は、ストレスからか、胃癌で亡くなったという。 義兄夫婦の次のターゲットは優子さん夫婦だった。優子さん夫婦に生前贈与されていた土地屋敷に、高速道路開通に伴い国から立ち退き料が入ったときのことだった。「明細を見せろ! 自分たちにも相続の権利がある」と、義兄夫婦が怒鳴り込んできたという。 「立ち退くってことは、土地屋敷を手放し、家を建て直さなければならない状況だったんです。義兄さんたちはお金を出せってすごんできましたが、むしろ2000万円は家の建て直し費用で足が出たのに…。相続の権利だって義兄さんたちにはないんですよ。もしあったら、不足分の2000万円分をいくらか都合してほしかったです。義兄さんたちにそのことを説明しても、とにかくお金を出せの一点張り。心底うんざりしましたが、結局ないものはない、とお金は渡しませんでした」 優子さん夫婦がお金を渡さないと分かると、義兄は姑にした恩着せ作戦に出たそうだ。 「また例の『昔、お前(優子さんの夫)の世話をしてやっただろう! 実家のために墓代を出してやったのに…』が始まったんです。その上、義兄嫁まで『優子さんは本家の嫁ですって顔をして、本当にいつも偉そうにしている』と私に文句を言ってきたんです。自分は姑の世話も何も嫁らしいことはしていないくせに、と思うと堪忍袋の緒が切れましたね。 確かに夫が子どもの頃、義兄さんが世話をしてくれたのは間違いないと思います。でも、それを何十年も恩に着せ、上から目線でお金を無心する神経が分かりません。お金に困っているなら私たちに頭を下げて真摯に頼んでくれたら、こっちだって考えたのに」 家が近所なため、完全に縁切りをすることは難しいが、高慢な義兄夫婦に愛想が尽きた優子さん夫婦。これ以上のトラブルを避けるために引っ越しも視野に入れて義兄夫婦から距離を保つことを検討中だという。
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社会 2019年06月09日 08時00分
日本なら即クビ間違いなし? ドイツのサービス業は“店員の立場が客より上”が当たり前
ドイツ人は几帳面で真面目な点が日本人と似ているとよく言われるが、サービス面においては全くの正反対と言えるようだ。日本人がドイツで生活すると、日本ではあり得ないようなサービスを受けることが多いという。 まず、最もサービスの違いを感じるのはレストランで食事をした時だ。日本ではほとんどのレストランで、ベルを鳴らせばすぐに店員が来てくれるだろう。しかしドイツには店員を呼ぶためのベルはなく、だからといって店員が注文をすぐに聞きに来ることもない。注文をするタイミングは、客ではなく店員のタイミング。基本的には、客は店員が来るまでひたすら待つのだ。さらに、店員がオーダーを間違えたとしても、すぐに謝ることはない。間違いを認めないことも多いようだ。 「レストランでオーダーを間違えられた経験は何度かありますが、店員は自分のせいではないという態度で誰にでも接してきます。『あなたの声が聞き取りにくかった』『今から作り直させて時間を取らせるの?』と逆ギレされ、こちらも強く言わなければ、丸め込まれてしまうことも多いですね」(ドイツ在住歴3年の日本人) また、支払いのタイミングもすべて店員次第である。日本では、閉店時間前や時間制限がある場合を除いて、たいていは客側のタイミングで会計をする。対してドイツでは、「今、会計を済ませてください」と店員が言いに来る場合もある。ドイツはテーブルごとに担当の店員が決まっていて、チップもその店員に払うのが一般的なため、店員は自分が上がる時間になると、先に担当テーブル分の会計を済ませ、チップをもらうようにしているのだ。 「日本では長居をしても嫌な顔をしないで応対してくれるお店が多いので、ドイツのお店で先に会計をお願いされた時は驚きました。ただ、会計をしたからといって席をすぐに立つ必要はなく、そのまま居座っても問題はありません」(ドイツ在住歴1年の日本人) さらにスーパーのレジでも違いがある。日本では、一人ひとりの客に対し、レジ係の人がお辞儀をしてていねいに商品をカゴや袋に詰めてくれる。しかし、ドイツではレジ係の人は挨拶もほどほどに、そそくさとレジを打ち、レジを通った商品を無造作に置いていくのだ。ドイツのほとんどのスーパーでは食品を詰めるスペースがなく、レジを通った商品をその場ですぐに客がカゴや袋に詰めるシステムだ。そのため、客もゆっくりとしていられない。 「レジを通った商品を袋に詰めるのが遅く、レジ係の人に『他にも人が並んでて、忙しいから早くして』と、怒られた経験が何度もあります。支払いが遅くてもレジ係の人に注意されるので、できるだけカードで支払うようにしています。ドイツ人もそれを分かってか、カードで支払う人が多いですね。カードだと、レジ係の人にとってもお釣りを渡す手間がないので、楽なようです」(ドイツ在住11年の日本人) 日本の接客が過剰すぎるとの批判もあるが、その接客に感動する訪日外国人も多いという。対して、労働者側から考えれば自由度の高い接客ができるドイツのほうがストレスがたまらないだろう。どちらの国もそれぞれ、一長一短だと言えそうだ。
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社会 2019年06月09日 06時00分
“耳かき”が原因で意識不明の重体に! 他人事じゃない、驚愕の理由は…
いつもと変わらぬ生活をしていても、命を危険にさらす落とし穴は身近なところにあるかもしれない。世界には、誰もが一度はしたことのあるかもしれない行動によって危険な状況に陥った例がいくつかある。 海外ニュースサイト『THE Sun』は2019年3月13日、イギリス・ウェストミッドランズ州に住む31歳の男性が、耳掃除が原因で意識不明の重体になり、病院へ搬送されたと報じた。同記事によると、男性は搬送される数日前から左側の頭部に痛みを感じており、激しい吐き気をもよおしていたそうだ。搬送後、男性が病院で検査を受けると、左側の耳の近くから左側の頭蓋骨の近くにかけて、膿がたまっていることが判明。男性はすぐに左耳の膿を取り除く手術を受けたが、耳の奥から膿と同時にコットンの塊が出てきたという。 手術を担当した医師によると、男性が突然倒れた原因は、耳掃除のために使用していた綿棒のコットンが耳の中にたまっていたことで、そこから細菌が増殖。細菌が脳にまで感染していたからだという。同記事によると、男性も長年綿棒で耳掃除をしていたことを認め、5年ほど前から左耳が聴こえづらくなったと伝えている。 匂いフェチが原因で、自身の体をむしばむこともあるようだ。 自分の靴下の匂いを嗅いだことで、体に異常を来したのは中国・福建(ふっけん)省に住む当時37歳の男性だ。海外ニュースサイト『Fox News』が2018年12月に報じた内容によると、男性は自分が履いた靴下の匂いが好きで、毎日、1日の終わりにその日履いていた靴下の匂いを嗅ぐ習慣があったという。ある日、男性はいつものように自身の靴下の匂いを嗅いだのだが、突然、息苦しさに襲われ病院に駆け込んだ。医師がレントゲンを撮ると、男性の肺は真っ白になっており、カビが原因となって引き起こされる「真菌感染症」と判断されたそうだ。水虫も真菌感染症の一種とされ、足には多くの真菌が存在しているが、男性は足の真菌を吸い続けたことで肺が真菌感染症になってしまったという。2019年現在、男性は回復に向かっている。 日本の食卓にもよく並ぶ食材を食べて、手術に至った例もある。 海外ニュースサイト『Daily Star』は2017年3月26日、中国・浙江(せっこう)省に住む当時50歳の女性が、乾燥キノコを飲み込んだことで腹痛を訴えたと報じた。同記事によると、腹痛の原因は、女性が乾燥キノコを十分に調理しないまま飲み込んでしまったこと。胃の中で食べたときは1センチほどだったキノコが7センチほどにまで成長 し、胃を圧迫していたという。キノコは手術によって無事取り出された。同記事の取材に対し、手術を担当した医師は、「十分に咀嚼しなければキノコが胃の中で成長するのはあり得ること」と述べたそうだ。 確率は高くないものの、ちょっとした習慣や行動が予想外の事態を巻き起こすこともあるようだ。思い当たる節がある人は、注意したほうがいいだろう。
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社会 2019年06月08日 22時30分
草むらに遺棄された16歳女子高生、ナイフを準備して待ち合わせた謎の人物とは?【未解決事件ファイル】
2004年6月20日、茨城県岩井市(現・坂東市)で警察に「財布をすられた」と2度電話をかけていた女子高生が何者かに絞殺される事件が発生した。警察に電話をかけてからわずか1時間、彼女の身に一体何があったのか。スリランカ人の彼氏、直前に購入したナイフ、事件はいくつかの手掛かりを残したまま現在も未解決のままだ。 この日、当時16歳の女子高生Aさんは午前0時頃から外で1人の女友達と遊んでいた。ファミリーレストランで食事をして、公園やコンビニで話しながら時間をつぶしていたという。午前4時頃に友達と別れ、Aさんは一人でコンビニに入っていった。 コンビニでは、おにぎりと缶コーヒーの他に、ナイフ付き工具を購入。午前5時頃、コンビニ店内にある棚の前で座り込んでいたAさんは店員に注意されて退店した。 それから45分後の午前5時45分頃、Aさんのプリペイド携帯電話から警察に通報が入った。声の主はAさんで、財布をすられたので最寄りの警察署の電話番号を教えて欲しいという内容だったため、警察は最寄りの警察署の電話番号を教えて通話を切った。その1時間後に茨城県の利根川近くにある排水路脇の草むらで倒れているAさんを通行人が発見した。発見された時点では息はあったものの、その後搬送された病院で死亡が確認。死因は首を絞められたことによる窒息死であった。 警察への通報からわずか1時間に何が起きたのか? Aさんは午前5時頃にコンビニを退店した後、1キロ離れた別のコンビニに向かったのではないかと当時のニュース記事で報じられていた。理由として2つ。1つは1キロ離れたコンビニでAさんの自転車が発見された事。2つ目はこのコンビニで寝そべっているAさんらしき姿が目撃された事。また、このコンビニは午後11時で閉店するため、Aさんは誰かと待ち合わせをしていたのではないかと当時のニュースでは報じられた。事前にナイフ付き工具を購入していた事から、待ち合わせをしていた人物に会う前にトラブルを予想し、護身用に持っていたものではないかという可能性も考えられている。 待ち合わせ相手は一体誰なのか? 当時、容疑者として浮かび上がった人物が2人いた。一人目はAさんの交際相手であった当時36歳のスリランカ人男性。この男性は、Aさんが発見された2日後の22日、「Aさんに携帯電話を買ってあげたのは自分だ」と警察に出頭している。この男性が不法残留だったため、その場で逮捕。殺害への関与も疑われたが男性は否定し、後に犯人でないことが警察の捜査で判明した。 二人目はAさんの当時18歳の元カレと言われていた男だ。事件当日職場を無断欠勤しており、事件から2日後以降行方をくらませていた。しかし、その後男性は取材に訪れた記者達からの質問に答え、Aさんとは面識がないこと、失踪は偶然と事件への関与を否定。 結局、現在に至っても犯人は見つかっていない。 Aさんは何を考えてナイフを用意したのか。無人のコンビニで待ち合わせた人物は犯人なのだろうか。
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社会 2019年06月08日 22時00分
モザイクだらけの令和「新AV」
また、モザイクの範囲についても新ルールは厳しい。 「単純に性器にかける“範囲”も広がりました。モザイクの薄さをウリにしていたメーカーもありましたが、新ルールに沿った結果、売り上げ激減で、倒産危機にあるとも言われています。また、マニアも多い女性の肛門、アナルも、普通に映すにはセーフですが、拡げたり挿入したり、性器のような扱いをするとモザイクが必要です。アナルセックス作品では女性器とアナルの両方にモザイクが必要なため、もはや下半身が全く見えない状態に…。これでは売れませんよ(苦笑)」(某AVメーカー幹部) さらに、作品の中身だけでなく、タイトルやパッケージの文言にも制約が増えているという。 「レイプ・陵辱モノは『犯す』などの言葉に言い換え、なおかつパッケージに『本人の承諾を得ています』と書かなければ審査が通りません。『女子校生』や『JK』も、伏せ字にしていることが多いですね。こちらとしては、パッケージを作る前にNGワードを教えてほしいのですが、写真や作品内容とセットで審査されるので仕方ありません。何度もやり直しを食らっています」(同) ルールをしっかり守り、審査が通れば“適正AV”として世に流通できるようになるのだ。 こうした表現が制限されることを嫌い、「適正AV」の認証をあえて受けないメーカーもあるという。 「“不適正”なだけで、違法ではありません。うちはSMなどの過激さをウリにしているので、新ルールで撮っていたらファンは満足できません。しっかりモザイクをかけていれば、これまで通りの表現でも通してくれる審査団体はあります。ただし、適正AVの認証を受けなければFANZA、TSUTAYAなど、大手流通は取り扱いが難しくなってしまいます。明らかに売り上げは激減しましたが、どうにか戦っていくしかないのです」(老舗AVメーカー代表) この適性AVが普及されるのと同じように、フリーのAV監督や男優、ナンパ師等が“個人撮影”した作品を販売する流れも始まっている。 「映像配信サイト『FC2』では、過激な作品や、無修正の作品を販売しています。建前上は“アメリカに本部がある”というサイトなので、ほぼ無法地帯と言えますね(苦笑)。末端のAV女優は仕事が欲しいために受け入れてくれるし、問題になっても『海外サイトだしなぁ』と逃げられるんですよ。プロダクション側もまだまだ女優を派遣してくれるので安泰ですね」(前出・AVライター) 他にも、IPPAに入らなかったメーカーが集まり、新たな団体や流通網を作るという動きもあるという。 AV創成期の頃、AVはレンタルだけだったが、後に過激路線のセルビデオが誕生した。この時と同じように、また業界が二分されることは間違いなさそうだ。 今後、質の高いAVが供給される事はあるのか。ユーザーはただただ祈ることしかできないようである。
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社会 2019年06月08日 20時00分
人の育児にダメ出し連発! 自分は4歳児を置いて毎日夜遊び三昧、“モンスター女友達”の最悪アドバイス
シングルマザーが増加傾向にある近年。子育てに対する認識が変わりつつあるようだ。それが原因で、女の友情に亀裂が入ってしまうケースも珍しくはない。「ずっと仲良くしていたのに、子育てに対する価値観の違いで疎遠になるなんて、正直びっくりです」とショックを隠しきれないのは、友人に驚愕の言葉を浴びせられた磯崎美幸さん(31歳・仮名)だ。 美幸さんの中学時代の同級生である向井はるかさん(31歳・仮名)は、30歳の頃に離婚を経験し、4歳になる娘がいるという。美幸さんにも6歳になる息子がいて、子育てに没頭する生活を送っているそうだ。 子供の年齢が近いこともあり、はるかさんとよく連絡を取り合っていた美幸さん。美幸さんは夫と共働きで子供と3人暮らし、はるかさんは実家住まいで子供を預けて飲みに行くこともあるほど周りに協力者が多く、2人の子育て環境は大きく違っていたという。 「あるとき、旦那に子供を預けて2人で飲みに行く約束をしたんです。でも、息子の突然の高熱で、飲みに行く約束をドタキャンすることになってしまって…」 子育て中の人ならよくある話だろうが、それを聞いたはるかさんは信じられないことを言い出したという。 「事情を伝えたら、『熱ぐらい子供なんだからよくあることだし、大丈夫でしょ』と言われたんです。子供が心配だからと断ったのですが、さらに『うちの子は私が毎日夜に出かけても、少しも寂しいなんて言わない。子供って親が愛情をたっぷり注いでいると、離れることを不安に感じないんだって。美幸、子供にちゃんと愛情注いでる? 愛情が足りてないんじゃない? 私の経験からして、美幸の育児はダメだと思う』とまで言われたんです」 その言葉を聞いた瞬間、はるかさんとは子育ての価値観が全く合わないことに気づいたという美幸さん。 「自分では普段から割と子供のケアに努めて愛情を注いでいる方だと思います。子供を実家に預けて頻繁に夜出歩いているはるかにだけは言われたくありません。はるかの育児方針に口を挟むつもりはないけど、私は、子供が熱を出しているときに飲みに行くなんて子供が心配で考えられません」 お互い母親となり、中学生の頃と同じ付き合いはできないと思い知った美幸さん。その一件以降、はるかさんからの連絡をあえてスルーするようになったという。子育ての悩みは、別のママ友に相談するようになったそうだ。
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