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東京電力の清水社長が職場復帰するも会見の予定は未定

 高血圧と目まいにより、先月29日から入院していた東京電力の清水正孝社長が6日に退院、7日に職場復帰していたことが報じられた。入院中は勝俣恒久会長が社長業務を代行、会見にも一度応じたていた。職場復帰したことで、ただ、社長の会見が開かれると思いきや、その予定は未定だという。

 「そもそも、これだけの事態になってトップの会見が毎日開かれないのはおかしい。職場復帰したならば即刻、国民の前へ出て事態の説明を自ら行うべき。一部では“状況を見て”なんて話もあるようだが、今でも緊急事態であることに変わりはない」(経済部記者)

 原発問題、農業や漁業へ補償問題、さらに計画停電など、東京電力のトップとして、自らが説明しなければいけない問題はありあまるほど。“状況を見て”などとのんきな事を言っている間に避難指示を受けて避難している住民や、計画停電の影響から経営難に陥っている企業など苦しい状況に追い込まれている方も少なくないはずだ。

 「体調が不安ならば、そもそも今回の事態の陣頭指揮は無理。辞めるべきでは」(経済部記者)

 ネット上では、「トップの顔が見えない」と批判され、「計画入院ではないか」との憶測も飛んだ。海外メディアからは、「問題が起きた際に連絡が取れなくなるのは、日本の経営者や政治家によくあること」と呆れられた清水社長。今後の舵取りを日本国民だけでなく海外からも注目されていることだけは間違いない。

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