新日本
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スポーツ 2018年12月14日 17時30分
WWEが元世界タッグ王者だったダイナマイト・キッドさんを追悼、殿堂入りの可能性も
日本はもちろん世界的に人気を誇っていた“爆弾小僧”ダイナマイト・キッドさんの死(5日)を惜しむ声が止まらない。 現役時代、日本マット(新日本プロレス、全日本プロレス)とともに主戦場としていた世界最大のプロレス団体WWEは、公式サイトや公式ツイッターなど、公式メディアを通じて追悼のコメントを発表。キッドさんの従兄弟でブリティッシュ・ブルドッグスのパートナーだった故・デイビーボーイ・スミスさんの実の息子であり、現在は新日本・鈴木軍で活躍中のデイビーボーイ・スミスJr.ら、WWEスーパースターの追悼ツイートを紹介している。WWEに所属していた時期もあったが、現在新日本と契約しているスミスJr.のツイートを紹介したのは異例なこと。通常であればOBの訃報の第1報はWWEが発信することが多いのだが、今回は来日中であるスミスJr.のツイートが早かった。つまり日本発信だったのだ。 WWEは訃報を伝えると、「ビリントン(キッドさん)は、イギリスのランカシャー州ゴルボーンに生まれ、炭鉱労働者としての人生を避ける手段として、スポーツ・エンターテインメントを追求しました。小さな体格だった彼に付けられたリングネームは、ダイナマイト・キッド。彼はカナダのアルバータ州カルガリーでWWEの殿堂入りしたスチュー・ハートが主宰していたスタンピード・レスリングで技術や華々しく攻撃的なスタイルを学びました。ダイナマイト・キッドは、タイガーマスクとの伝説的な一連の試合で、プロレス界全体に影響を与え、WWE 205Liveのような軽量級のブランドの確立に影響を与えている」と、デビューから初代タイガーマスクとの名勝負数え唄についても記載。軽量級ブランド205Liveの設立は、キッドさんと初代タイガーの試合がきっかけであることを明らかにしたのには驚いた。 続けて「ダイナマイト・キッドは、1984年にWWEに加わり、従兄弟のデイビーボーイ・スミスとブリティッシュ・ブルドッグスを結成しました。彼らのマスコット、マチルダと呼ばれるブルドッグと一緒に、ブルドッグスはハートファンデーションのブレット"ヒットマン"ハート&ジム "アンビル"ナイドハートとクラシカルな試合を行い、グレッグ "ハンマー"バレンタイン&ブルータース・ビーフケーキから『レッスルマニア2』でWWE世界タッグ王座のタイトルを獲得しました」とWWE時代の活躍を紹介。最後に『WWEは、ビリントンの家族、友人、ファンに哀悼の意を表します」と締めた。 本来であれば存命中に受賞してもらいたかったが、ダイナマイト・キッド&デイビーボーイ・スミス with マチルダのブリティッシュ・ブルドッグスがWWE殿堂入りする可能性が出てきたのかもしれない。また、キラー・カーン、グレート・ムタ、ブル中野とともに、アントニオ猪木氏、藤波辰爾、故・力道山さんに続く殿堂入り候補に挙がっている初代タイガーマスクが再び脚光を浴びる可能性は高い。現在、初代タイガーとともに原点回帰プロレスに携わっている新間寿会長は、WWE元会長であり、マクマホンファミリーとのつながりも深い。期待したい。写真 / 萩原孝弘【どら増田のプロレス・格闘技aID vol.33】
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スポーツ 2018年12月14日 06時00分
新日本1.4ドーム第0試合恒例『ニュージャパンランボー』消滅にファンから「残念」の声
新日本プロレス年間最大のビッグマッチ『レッスルキングダム13』(来年1月4日、東京ドーム)の全カードが決定した。豪華な全9試合が発表されているが、それとは別にファンが「あれ?」と感じたことがある。それは第0試合が、『NEVER無差別級6人タッグ王座 ナンバーワン・コンデンダー・ガントレットマッチ』になったことだ。 参加チームやチーム数は未定だが、通常の6人タッグマッチを行い、勝ったチームが次のチームと対戦していく。試合は各60分1本勝負で行われ、勝ち残ったチームは翌5日の後楽園ホール大会で、NEVER無差別級6人タッグ王者チームのタマ・トンガ&タンガ・ロア&石森太二に挑戦する。 今回の第0試合は16時開始予定とのことだが、新日本は試合前に物販で長蛇の列ができ毎年大混雑する。「第0試合開始までにドーム内に入れない」というファンの意見を取り入れる形で、今年は当初15時30分だった開場時間を15時に繰り上げた。ファンにとっては第0試合からが“イッテンヨンドーム”という認識が浸透しているのだ。 しかし、今回のドーム大会は2015年の『レッスルキングダム9』から4年連続で第0試合としてきた時間差バトルロイヤル『ニュージャパンランボー』が消滅。代わりに『ガントレットマッチ』を第0試合とした。『ニュージャパンランボー』には、ドーム大会の本戦から漏れた選手や、新日本OBや外国人選手がサプライズ参戦するため好評だった。今年は21選手が出場し、OBの垣原賢人が優勝している。過去の大会にはザ・グレート・カブキ、越中詩郎、藤原喜明、スコット・ノートン、ヒロ斎藤らが参戦し、ファンを喜ばせた。 木谷高明オーナーは「個人的な意見」として「第0試合という形ではなく、もっと規模を大きくして、『ニュージャパンランボー』がメインの大会があっても面白い」と話していた。ただ、全カードが発表された際には「え?『ニュージャパンランボー』やらないの?」と残念がる声も上がった。 現在の新日本ならWWEの『ロイヤルランブル』に負けない豪華な時間差バトルロイヤルができるはず。ドーム本戦にも入るような選手を入れて、優勝者にはIWGPヘビー級王座への挑戦権を与えたら、思わぬ選手が挑戦権を獲得する可能性も十分にあるだろう。今後の『ニュージャパンランボー』復活に期待したい。 またその『ニュージャパンランボー』に代わる『ガントレットマッチ』の参加チームがどんな編成になるのかも楽しみである。取材・文 / どら増田写真 / 広瀬ゼンイチ
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スポーツ 2018年12月12日 17時40分
「さっさと俺の前に出てきて」新日本、内藤哲也がクリス・ジェリコへ挑発動画を投稿!
新日本プロレス年間最大のビッグマッチ、『レッスルキングダム13』(来年1月4日)で、クリス・ジェリコへのタイトル挑戦が決定しているロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの内藤哲也が11日、自身のツイッターを更新。自撮り好きのIWGPインターコンチネンタル王者・ジェリコのお株を奪い合うかのように、『“自称”世界のスーパースター、クリス・ジェリコさんへ。』のタイトルで、自撮りのメッセージ動画を投稿した。 ジェリコと同じピエロのようなメイクで、ロスインゴグッズを見にまとった内藤は「ホラッ!ジェリコさ〜ん!ご機嫌いかがですか〜?世界のスーパースターは、やはり、ムイ、オクパード(かなり忙しい)なんでしょう。今どちらにいらっしゃるんですか?ま〜さか!自宅にいるなんてことはないですよね?きっと今ごろ、世界中を飛び回っていることでしょう。何せ、世界のスーパースターですから」と皮肉交じりだ。 続けて「ところで!このペイント見てくださいよ〜。どうですか?…世界のスーパースターは、こんなマヌケなメイクをするはずがない。もしするなら、もっとクールで、もっとカッコいいメイクをするはずですよ。そして!他人のTシャツのデザインをコピーして金儲けしようなんて、そんなセコイ真似するはずないでしょう!何せ世界のスーパースターですから!」とジェリコを「世界のスーパースター」とほめ殺し。 さらに「あなたと絡むと世界的な知名度が一気に上がる。きっとあなたと対戦したいというレスラーが世界中にたくさんいることでしょう。この新日本プロレスのリングにもあなたと対戦したい選手が、たくさんいる…はず…なん…です…が…。誰もあなたの名前を出しませんよ?もしかして、誰もあなたに興味がないんじゃないですか?ねぇ。“自称”世界のスーパースター、クリス・ジェリコさん。俺が言ってることは、間違ってますか?」と挑発を続けた。 「何でもいいけどさ、さっさと、俺の前に出て来てくださいよ。どーせ!暇人なんでしょ?ねぇ?“自称”世界のスーパースター、クリス・ジェリコさん。でも間違っても…こんなマヌケなメイクをして出てくるのだけは、勘弁してくださいよ。あなたとお会いできる日を楽しみに待ってますよ!カブロン!(バカ野郎)」と挑発し、2分を超える自撮り動画メッセージは終わった。 2人が最後に絡んだのは、11月3日のエディオンアリーナ大阪大会。ジェリコがEVILを相手に防衛を決めた後も攻撃を続けていたところを、内藤が救出に入ったのが最後だ。カード決定会見にもジェリコは姿を見せなかった。内藤はジェリコと、ジェリコのスケジュールを空けておかなかった新日本に対して苦言を呈している。今年1月5日の後楽園ホール大会、5月4日福岡国際センター大会で、ジェリコが内藤を急襲したことから、2人の因縁が勃発。6月9日の大阪城ホール大会では、内藤のIWGPインターコンチ王座にジェリコが挑戦し、ジェリコが王座を奪取している。インターコンチというタイトルに興味がない内藤も、さすがにこの敗戦は悔しかったようで、「自分の貸しは自分で返す」と意気込み、来年1.4東京ドーム大会での王座挑戦実現に至っている。 今回、内藤が発信したメッセージをジェリコがチェックするのは間違いない。14、15の両日の前哨戦『Road to TOKYO DOME』(後楽園ホール)にジェリコが現れるのか注目されるところ。ジェリコは新日本では突然現れるイメージが強く、意外なところから内藤を襲ってくる可能性は高い。内藤はそこを逆手にとろうと今回メッセージを投稿したと思われるが、さらに裏をかくのが世界のスーパースター。今年も後楽園2連戦は一瞬たりとも見逃せない大会になりそうだ。文・写真 / どら増田
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スポーツ 2018年12月11日 22時00分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「藤田和之」プロレス冬の時代に気を吐いた“野獣”
“猪木イズム最後の闘魂継承者”のキャッチフレーズで総合格闘技に進出。プロレスでもIWGP王座を3度獲得した藤田和之。 アマレス仕込みの技術や持ち前の体力は周囲の誰もが認めるところで、トップクラスの名選手には違いないのだが…。※ ※ ※ 時代が21世紀へと移る2000年を前後して、日本のプロレス界は二つの激震に見舞われた。 一つは総合格闘技の本格的な市場参入で、髙田延彦(’97、’98年)や船木誠勝(’00年)がヒクソン・グレイシーに敗れたことにより、それまでの“UWF=強さの象徴”“プロレスは最強の格闘技”という信仰が崩れていった。 そして、もう一つの衝撃がミスター高橋の『流血の魔術 最強の演技』(’01年刊)である。新日本プロレスでメインレフェリーまで務めた内部の人間が、プロレスにおける演出手法を赤裸々に暴露し、「ショーである」と明言したことで、業界全体が大きな痛手を被ることになった。「この二つが同時期に重なったことにより、プロレスはインチキで総合格闘技こそ本物というパラダイムシフトが起きて、PRIDEやK−1などへファンは移っていきました」(プロレスライター) いわゆる“プロレス冬の時代”の到来である。 そんな中で、旧来のプロレスファンの心のよりどころとなったのが、’00年5月に東京ドームでホイス・グレイシーを破った桜庭和志であった。「PRIDEの会場にプロレスファンが目立ち始めてはいましたが、この勝利によって一気にブームが過熱しました」(同) そして、桜庭が歴史的大勝利を上げた同じリングで、これに引けを取らない快挙を成し遂げたのが藤田和之である。 総合格闘技進出から2戦目となる藤田の対戦相手は、当時“霊長類最強”といわれたマーク・ケアー(総合格闘技12戦無敗、無効試合1)。1年前には髙田延彦を一蹴していた。そんなケアーを相手に、藤田は終始攻勢をもって3R判定勝ちを収めたのだ。 桜庭の勝利があまりにも劇的であり、また、ケアーがこの試合の前後からステロイド剤の使用過多によりコンディションを崩していたこと、藤田自身もケアー戦での負傷により次戦で敗退したことで、ファンからの印象はやや薄れた感もあったが、関係者に与えたインパクトは絶大だった。 藤田がいたからこそ、K−1は総合格闘技路線を始めたとの声も聞かれる。「当時、桜庭の所属していた髙田道場はPRIDEとべったり。その点、猪木事務所所属だった藤田なら、猪木さえ口説けばなんとでもなる。総合格闘技の日本人スターとして、藤田に白羽の矢を立てたというわけです」(スポーツ紙記者) つまり、もし藤田の存在がなければ、’01年の猪木祭りから’03年以降の『K−1 Dynamite!!』へと続く大みそかの格闘技戦はなかったかもしれなかったのだ。★頭ひとつ抜けた驚異の格闘能力 しかしながら、そうした中で主役となるべき藤田は連続して不運に見舞われる。 最初は’01年8月に行われたミルコ・クロコップ戦。「当時の総合においてはレスリングや柔術のグラウンド技術こそが重要と見なされていて、総合初挑戦のキックボクサーであるミルコは単なる当て馬と見なされていた。K−1においても同年のGPでは1回戦敗退の中堅にすぎず、まさかミルコが勝つなどとはK−1側からして思ってもいませんでした」(同) だが、藤田を“看板”にしてK−1の総合路線をスタートさせようとの思惑は、あっさりと崩れ去る。「どこか相手を舐めていたところはあったのでしょう。藤田が単調なタックルを繰り返すうちに、タイミングが合ってしまった」(同) 終始優勢でいながらミルコの膝一撃で額を割かれた藤田は、TKO負けを宣せられる。 さらに、同年の大みそか猪木祭りの直前には、練習でアキレス腱を断絶。大みそかと翌年1・4東京ドームのメインの座を棒に振ってしまう。 ’03年には当時、絶頂期にあったエメリヤーエンコ・ヒョードルに敗戦。ただし、この試合ではパンチでぐらつかせる見せ場をつくっている。そんな日本人選手は藤田以外にはおらず、格闘能力の高さで頭ひとつ抜けていたことは間違いない。 48歳となった今もなお総合格闘技のリングに上り、’18年度は2戦2勝の成績を残している。「しかし、総合では絶対的な主役にはなれず、プロレスにおいてもそれは同様。IWGP王座3度戴冠は周囲の期待もあってのことでしょうが、プロレス的な振る舞いは若手時代から上達することなく、トップに定着できなかった」(同) 単に強いだけではスターになれないのは、プロレスも総合格闘技も同じで、これこそが興行スポーツの奥深さとも言えるだろう。藤田和之***************************************PROFILE●1970年10月16日生まれ。千葉県船橋市出身。身長182㎝、体重120㎏。得意技/肩固め、サッカーボールキック。文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
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スポーツ 2018年12月11日 17時40分
新日本オカダ・カズチカが“生みの親”外道と12.14後楽園で因縁のシングル対決!
新日本プロレス年間最大のビッグマッチ『レッスルキングダム13』(来年1月4日、東京ドーム)で、CHAOSからバレットクラブに寝返ったジェイ・ホワイトとのシングル制裁マッチが決定しているオカダ・カズチカ。次の試合は『Road to TOKYO DOME』(14、15日)だ。 先シリーズでは、CHAOS勢とともに棚橋弘至ら新日本本隊と“歴史的な”合体をし、ジェイ率いる新生バレットクラブとタッグで連日対決したが全敗。シリーズ最終戦だった9日(岩手産業文化センターアピオ)では、ジェイが試合後にハーフネルソンスープレックスをオカダに放ち、新たなる引き出しを見せつけてシリーズを終えている。オカダは「あの技、効いたよ」としながらも「早く出してくれてありがとう」と最後は強がってみせた。 年内最後の恒例イベント『Road to TOKYO DOME』後楽園ホール2連戦は14、15の2日間に組まれた。オカダとしてはここで巻き返しを図りたいところだったが、ジェイは参戦せず。しかし、14日には2012年1月から今年の8月までオカダのマネージャーを務め、9月23日の神戸ワールド記念ホール大会でオカダを裏切り、ジェイのマネージャーとしてまさかのバレットクラブ入りを果たした外道とのシングル対決がある。また15日には、CHAOSの矢野通、岩手大会(9日)で放送席から救出に入った新日本本隊のG.B.H、真壁刀義&本間朋晃とIWGPジュニアヘビー級王者のKUSHIDAとタッグを結成。バレットクラブ勢と10人タッグマッチを行う。 外道は、2012年の1.4東京ドーム大会で凱旋したオカダを見て試合後に「この男はCHAOSがもらった」とCHAOSにスカウト。翌月、オカダは棚橋からIWGPヘビー級王座を一発獲りした。新日本マットには“レインメーカーショック”が起こり、オカダは外道に支えられながら、スター街道を駆け上がっていった。 気がつけば連続防衛記録を塗り替える絶対王者に。オカダをスカウトした時のCHAOSはヒールユニットだったが、オカダが新日本の顔になるにつれヒール色は薄れていった。今年8月、オカダと外道は突然「マネージャー関係を解消する」と2人そろって笑顔で発表。オカダは「と言っても同じCHAOSですから、今後もタッグは組みます」と言うと、外道は「レインメーカーはもう俺がいなくても大丈夫だ」と“ひと仕事終えた”ようなコメントを残している。 外道は、9月の神戸大会でオカダを急襲したジェイから椅子を奪うと、その椅子をオカダの背中に放った。決別のフルスイングの真意は定かではないが、外道にとってオカダというレスラーは最高傑作だったのは言うまでもない。“レインメーカー”というキャラクターの生みの親である“レインテイカー”として紹介されたこともあったし、実際に2人の絆は強かった。今回のシングルでは外道とともにバレットクラブに移った邪道が竹刀を片手にセコンドとして介入する可能性が高い。オカダが外道を簡単に“制裁”できるとは思えないが、2人のシングル戦で外道の本心が少しは分かるかもしれない。 また15日にはCHAOSの前身ユニットとも言えるG.B.Hの真壁&本間とタッグを結成するのも興味深い。かつて真壁&矢野はIWGPタッグ王座を奪取するなど、G.B.Hの最強タッグだった。しかし2009年4月に中邑真輔が矢野と電撃合体。矢野が真壁を裏切ったことにより、真壁&本間以外の選手がG.B.Hを脱退。G.B.Hは新日本本隊に合流し、中邑と矢野らG.B.Hの他のメンバーが新ユニットCHAOSを結成したという歴史がある。真壁と矢野が9年8ヶ月ぶりに同じコーナーに立つというのは、ある意味、棚橋とオカダの合体よりも感慨深いものがある。やはりプロレスは“つながって”いるのだ。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2018年12月09日 15時00分
“ド演歌ファイター”越中詩郎デビュー40周年興行のメインは平成維震軍対平成世代軍!
“ド演歌ファイター”越中詩郎が、デビュー40周年を記念して来年の1月30日に『侍祭り〜平成最後の平成維震軍〜』を後楽園ホールで開催する。同大会の実行委は全対戦カードを発表した。全日本プロレス、大日本プロレス、DDT、プロレスリング・ノア、ZERO1、W-1、K-DOJO、ドラディション、東京愚連隊、浅草プロレスなどが協力、参加する。 越中は全日本プロレス出身。新日本プロレスでジュニアヘビー級の時代を築き、平成維震軍として活躍。お笑い芸人のケンドーコバヤシがモノマネしたことでも脚光を浴びた。メインでは越中が、AKIRA&青柳政司&齋藤彰俊&X with ザ・グレート・カブキの平成維震軍で出陣する。対戦相手は全員平成生まれの橋本大地&遠藤哲哉&芦野祥太郎&最上九&清宮海斗。団体の枠を超えたHEISEI GENERATIONSだ。 越中は「Xは平成維震軍の新メンバー。平成生まれの選手を選んだ」と話す。平成が終わってもプロレスリング・マスターズなどで平成維震軍としての活動は継続していく考えだ。越中はコンディションをキープしており、動きやキレも変わっていない。必殺のヒップアタックはもちろん、侍パワーボムなどの力技も健在。まだまだ元気なところを見せてもらいたい。 セミファイナルでは藤波辰爾が参戦。藤波はかつて越中とドラゴンボンバーズを結成。古くは2人のタッグで、前田日明&高田延彦と名勝負を繰り広げた。今回は佐藤耕平、現在調整中のXとトリオを結成し、NOSAWA論外&MAZADA&KAZMA SAKAMOTOと6人タッグで激突する。藤浪と越中は最近でもタッグを組むなど切っても切れない仲。藤波が越中の記念大会に出場することには運命を感じる。 第3試合では、長井満也が雷神矢口と異色タッグを結成し、TAJIRI&関本大介の新旧大日本タッグと対戦する。このカードは試合内容が全く予想できないところが非常に面白い。それぞれの絡みに注目したいところだ。その他、第2試合ではカズ・ハヤシがアレハンドロとの「W-1提供マッチ」に臨む。オープニングマッチでは「カーベルプレゼンツ」として、越中とつながりがある大森隆男がカーベル伊藤とタッグを組み、青柳優馬&岡田祐介の全日本新鋭タッグと激突する。 ベテラン選手による周年興行は、かつてのライバルやレジェンドを呼ぶ傾向が強いが、越中は敢えて新世代を中心にマッチメイク。この大会は単なる記念興行ではなく、プロレス界の歴史を新しい世代に伝承していく大会になりそうだ。越中詩郎の侍魂を受け継ぐ平成世代は現れるのか?注目だ。取材・文 / どら増田写真 / ©︎リデットエンターテイメント
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社会 2018年12月08日 18時10分
驚天動地!新日鐵住金の「徴用工判決」は“盗人に追い銭”だった
韓国最大の鉄鋼メーカーに『ポスコ』という企業がある。1973年、日韓基本条約に伴う対日請求権資金などによる資本導入で、朴正煕大統領(当時)の肝いりで、八幡製鐵と富士製鐵(後に新日本製鐵、現:新日鉄住金)、日本鋼管(現:JFEエンジニアリング)の技術供与で急速に発展した企業だ。 新日鉄とポスコとの間には、「方向性電磁鋼板」と呼ばれる高機能鋼板の製造技術をポスコが不正取得し、自社製品に使用していたという技術情報漏洩事件に関する民事訴訟問題が横たわっていた。新日鉄からの請求総額が1105億4120万円、印紙代だけでも1億1657万円という、とてつもない規模の民事訴訟だったから日本では大きく報道された。 第1回口頭弁論が始まったのは13年のこと。ポスコとは、15年9月に300億円の支払いを受け取ることで和解し、漏洩した元社員に損害賠償を求めた不正競争防止法を巡る訴訟でも、元社員を含む約10人が、新日鉄に謝罪した上で解決金を支払った。解決金の額は公表されなかったが、1人あたり1億円を超えたケースもあったという。 結局請求金額の3分の1で済んだわけだから新日鉄側は相当譲歩させられたように見えるが、実際は、ポスコは、①今後技術使用料を支払い続ける。②地域別輸出物量も協議して決めることが決まった。つまり、ポスコは、新日鉄に隷属し、未来を拘束されることになったわけで、パクリと裏切りの代償は高く付いた。 電気を家庭に送る変圧器などに使われる「方向性電磁鋼板」は、旧新日鉄が独自に開発し、変圧器に広く利用される特殊な鋼板で、当時、新興国を中心に需要の伸びが見込まれる有力商品だった。 旧新日鉄は世界シェアのおよそ3割を占めるトップメーカーだったが、ポスコも04年ごろから劇的に品質を向上させて急追していた。 「13年5月、提訴にあたって会見に応じた新日鉄の宗岡正二社長(当時)は、こう言い切りました。『何十年もかけ、数百億円の研究費を投じて開発した技術を不正に入手しない限り、他社がそう簡単に同等の製品をつくれるはずがない』という強気の発言です。新日鉄では07年ごろからこの特殊鋼の技術情報漏洩に関する内偵を始めており、相当の確証をつかんでいたのです」(経済ジャーナリスト) 韓国企業によるパクリ被害に遭っているのは日本企業ばかりではないが、高額の報酬を提示するなどして先進国のメーカーに勤める技術者を引き抜き、あるいは提携を持ち掛けて、研究開発費をかけずに機密情報を持ち出させるのは、サムスンを筆頭とする韓国企業の“お家芸”だ。 「彼らには“損して得取れ”とか“安物買いの銭失い”とか“急がば回れ”というような日本的な発想は全くと言っていいほど通じません。日本から引き抜いた技術者に韓国企業が求めるのは、とにかく1日でも早く日本と同等の製品をつくれるようにすること、それだけなのです。ベンチマークと称し、ドロボーしている自覚などありません。パクリの代償から欧米、ロシアから警戒されて、先進技術の現場に入り込めなくなっています。しかし、そのために必要な基礎理論を学ぼうなんてつもりもさらさらありません」(大手紙元ソウル特派員) 韓国内の特許裁判では、外国勢に不利な判決が常態化しているので、日本をはじめ欧米の企業は、それに気付いてからというもの、海外の裁判所に提訴するようになっていた。 「訴訟はポスコ有利に運ぶかに見えました。実はポスコの社員は、ポスコの持つ機密情報を中国メーカーに流したとして、ポスコから訴えられるという一件が持ち上がっていました。ところが、この社員は韓国・大邱での刑事訴訟で、『技術は、ポスコの物ではなく、もともとは新日鉄のものだ』と衝撃的な証言を行ったのです。新日鉄は、製造技術を持ち出したとされる元部長級社員の自宅から、ポスコとの通信履歴などの証拠を裁判所を通じて確保したことで、この“動かぬ証拠”が法廷でも大きな武器になったのです」(前出のジャーナリスト) この屈辱を今回の「徴用工判決」で晴らしたとすれば、まさに新日鉄にとって「泥棒に追い銭」「江戸の敵を長崎で討たれる」という心境だろう。
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スポーツ 2018年12月07日 17時20分
「黄金のタイガーマスクで戦いたい」“世界マスクマン・トーナメント”は船木ブラック・タイガーJrが優勝!
<12月6日 後楽園ホール> “過激な仕掛け人”新間寿がプロデュースし、初代タイガーマスク・佐山サトルが認定する「原点回帰プロレス」の第5回大会が行われた。今年の最後の興行は、世界マスクマン・トーナメントの優勝者を決める2018年の締めにふさわしい大会となった。 前大会で決勝進出を決めていたブラック・タイガーJr.は、10月24日の会見で自らマスクを脱ぎ、正体は船木誠勝であることを明かした。「ジャパニーズスタイル、日本式の試合でルチャと闘いたいと思います」とコメント。決勝はあくまでもブラック・タイガーJrとしてマスクを被るが、日本式とミックスしたファイトスタイルになりそうだ。 その相手を決めるドス・カラスJr.対イホ・デ・ブラック・タイガーは2試合目に組まれた。大型マスクマン同士の対戦は序盤、お互いの力量を図るかのようなグラウンドの攻防が続く。試合開始5分、ドスカラスが場外にトペ・スイシーダを放ち試合が動き始めた。対するタイガーもセカンドロープからの雪崩式ブレーンバスターで反撃。さらにマスク剥ぎを繰り返す暴挙に出た。 その後もお互い丸め込みを試みるなど、一進一退の攻防を繰り広げたが、ドスカラスを持ち上げたタイガーの足がレフェリーに当たってしまうアクシデント。レフェリーが悶絶している間にドスカラスは自らマスクを脱ぎ、顔を覆いながらタイガーを指さし"マスクを剥がされた”とレフェリーに猛アピール。それを信じたレフェリーは、タイガーの反則負けを裁定。意外な形でドスカラスが決勝進出を果たした。 ブラック・タイガーJr.とドスカラスJr.の組み合わせとなった決勝戦。今日2試合目のドスカラスに対し、ブラックタイガーは序盤、スタミナを奪うかのようにじっくりグラウンドで攻める。対するドスカラスも本場メキシコのジャベで対抗。タイガーのキックを腕で振り払うなど、持ち前のパワーを発揮。さらに走り込んでのニーやスピアーなどで軽量なブラックタイガーを攻め込んでいく。しかし地力で勝るブラックタイガーは、切れ味鋭い浴びせ蹴りやハイブリットクラスターを狙った。「日本式で戦う」との宣言通りのファイトを展開し、最後は胴締め式肌締めでフィニッシュ。見事優勝を果たした。 リング上でトロフィーと"黄金のタイガーマスク"を佐山サトルから贈られた船木ブラック・タイガーJrは「半年かけてブラック・タイガーJr.としてやってきたが、いろんな意味でプレッシャーだった」と語ると、いきなりマスクを脱ぎ「すごくさっぱりしました」と心境を口にした。「33年前、15歳の時、新日本プロレスに入門したときには、初代タイガーマスクが引退した後だったので、2代目タイガーになりたいと思ったが、スパーリングで夢は一瞬でなくなった」と、タイガーマスクに憧れていた過去を明かした。 会見場に場所を移し、黄金のマスクを見つめ「本当のタイガーマスク。本当にうれしい。入門したときの船木優治に言ってやりたい。『おまえいつかタイガーマスクになれるぞ』って」と喜びを語ると「これ、被れますね」と口にし、黄金のタイガーマスクに変身。「次はこのマスクで防衛したい。一回だけ黄金のタイガーマスクで試合してみたい」と、まるで少年に戻ったような表情で夢を語り、会場を後にした。取材・文・写真/萩原孝弘
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スポーツ 2018年12月07日 06時00分
藤波辰爾、初代タイガーマスクがダイナマイト・キッドさん死去を悼む声【追悼コラム】
1980年代から90年代にかけて新日本プロレス、全日本プロレス、米WWE、カナダやヨーロッパのマットで活躍した“爆弾小僧”ダイナマイト・キッドさんが5日に死去したことが関係者の話で分かった。60歳という若さだった。 キッドさんは1979年、国際プロレス(81年に解散)に初来日。ジュニアヘビー級戦線で活躍すると、同年8月に行われた新日本プロレスのカナダ・カルガリー遠征で、藤波辰巳(現・辰爾)が保持していたWWF(現・WWE)ジュニアヘビー級王座に挑戦。そのまま日本での活動拠点を新日本に移籍し、藤波の好敵手として台頭。1981年4月23日には蔵前国技館で、初代タイガーマスク(佐山サトル)のデビュー戦の相手を務め、この試合がキッカケになり、全国でタイガーマスクブームが巻き起こった。 その後、藤波のヘビー級転向もあり、タイガー対キッドは新日本ジュニアの黄金カードに。キッドのツームストンパイルドライバーや、ダイビングヘッドバットはタイガーを大いに苦しめた。フェンスアウトによる反則裁定ながらも、タイガーから唯一シングルで勝利を収めている。このカードはWWEのMSG大会にも直輸入されアメリカのファンを虜にした。 タイガー引退後は、従兄弟のデイビーボーイ・スミスさん(故人)とタッグを結成。ザ・コブラとWWFジュニア王座を争っていたが、1984年11月にスミスさんとともに全日本プロレスに電撃移籍。新日本のシリーズ参戦が発表されていた中での「事件」に激震が走った。この緊急事態に、来日していたWWEのビンス・マクマホンと、全日本のジャイアント馬場社長(故人)は会談を持っている。 キッドさんは全日本マットでも2代目タイガーマスク(故・三沢光晴氏)や小林邦昭、マイティ井上らを相手にしジュニア戦線を活性化させ、NWAインターナショナルジュニア王座を獲得。85年にはスミスさんと「ブリティッシュ・ブルドッグス」としてWWEに本格参戦。WWEは新日本と業務提携していたが、ブルドッグスの全日本参戦は黙認していた。86年4月の『レッスルマニア2』ではWWE世界タッグ王座を獲得するなど、ヘビー級の選手として活躍。しかし、このころ体を大きくするためにステロイドを使用したことが、晩年キッドさんを苦しめたようだ。 88年にWWEを離脱し、全日本マットに本格復帰。90年にはブルドッグスも解散。ジョニー・スミスとのタッグでアジアタッグを獲得するなど、再びタッグ屋として活躍。しかし、88年にカナダで椎間板を損傷した後遺症が年々響いて、カミソリファイターと言われていた技のキレに衰えが見えはじめ、肉体も小さくなってしまった。 91年12月に突然引退表明。「俺はテリー・ファンクにならない」と言っていたが93年に復帰。96年にはみちのくプロレスの両国国技館大会で初代タイガーと、6人タッグながら13年ぶりにリング上で再会した。高速ブレーンバスターなどを披露したが、タイツのサイズが明らかに大きく見え、ファンやマスコミからは心配の声が聞こえていた。 2001年には自伝を発表。ステロイドの使用や椎間板損傷の大怪我、デイビーボーイ・スミスさんとの不仲などを赤裸々に告白する衝撃的な内容だった。その後、新日本時代の名勝負を集めたDVD-BOXの特典映像でインタビュー出演、2016年にはNHK BSプレミアムの『アナザーストーリーズ 運命の分岐点』では介護施設から車椅子姿で出演し、初代タイガーについて語った。これが日本のファンに見せた最後の姿になってしまった。 リアルライブの取材に対して、かつてのライバルである藤波辰爾と初代タイガーマスクからコメントが寄せられたので記載しておきたい。 「突然の訃報に接し深い悲しみでいっぱいです。同じ時代に全力を尽くしたキッド選手との試合は私にとって誇りです。キッド選手の人生とファイトに敬意を表します。心からご冥福をお祈りいたします。2018年12月6日 藤波辰爾」 「私にとって偉大なライバルであります、トミーが亡くなって、悲しみに暮れています。現状は知っていたので、覚悟はしておりましたが、今はただやすらかに眠っていただきたい。 2018年12月5日 初代タイガーマスク」 きょう6日に後楽園ホールで開催する初代タイガーマスクプロデュース『原点回帰プロレス』では、休憩明けに追悼のテンカウントゴングを含めたセレモニーを行うという。 またツイッターでは、遠縁にあたるデイビーボーイ・スミスJr.が「“ダイナマイト・キッド”ことトム・ビリントンが亡くなったという知らせに深い悲しみを感じている」と追悼した。 スミスJr.は「去年の6月イギリスで、最後にダイナマイトな一枚が撮れて本当に良かった。ダイナマイト・キッドは俺や多くのレスラーにインスピレーションを与え、変化をもたらしてくれたんだ」と感謝。「我々は今日もプロレスをしている。この舞台で彼は高く飛び、そしてどんな試合でも用いる全てを見せてくれた。全てに感謝します。そしてまた1人家族を失ったことが悲しいです。ゆっくり休んでくださいDyno」とキッドさんとのツーショット写真を投稿した。 新日本、全日本でともにジュニアヘビー級戦線を盛り上げた小林邦昭さんも「タイガー ダイナマイト 良きライバルに巡り会えた私は幸せでした。ダイナマイト キッド永遠なれ」と投稿した。 クリス・ベノワ(ベンワー・故人)をはじめ、キッドさんの影響を受けたプロレスラーは多い。きっとこれからも“あのころ”のキッドさんを目指すレスラーが続々と現れるはずだ。そんな選手を見るたびに私たちは、ダイナマイト・キッドという小さく偉大なプロレスラーを思い出すだろう。キッドさんがプロレス界に残した功績は大きい。合掌取材・文 / どら増田写真 / ©︎リアルジャパンプロレス 、どら増田
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スポーツ 2018年12月06日 21時30分
TLCルールでスマックダウン王座挑戦のアスカ、アメリカンドリームを掴み取れ!
世界最大のプロレス団体WWEは日本時間5日、テキサス州オースティンのフランク・アーウィン・センターで、主力ブランドのスマックダウンを開催した。ロウとのブランド対抗戦が行われた先月のPPV『サバイバーシリーズ』でスマックダウン勢は全敗という結果に終わったが、闘いは再びブランド内の抗争に戻っている。 オープニングでは、次回PPV『TLC』(日本時間の17日)で行われるスマックダウン女子選手権試合(TLCトリプルスレットマッチ)の調印式が行われた。ここで挑戦者のアスカとシャーロット・フレアー、そしてチャンピオンのベッキー・リンチが大舌戦を展開した。 シャーロットは「私は竹刀一本でロンダをやっつけた。でもベッキーはナイアのパンチ一発で怪我。TLCではどうなるのかしら?」と王者を挑発。アスカも「ベッキーはシャーロットを倒してるけど、私を倒したことはない。私だったらロンダに勝てたのに」と続けて挑発した。しかし、ベッキーは「2人ともロンダにも、私にも勝てない」と返しサインをすると、先にリングを降りた。2人の挑発には乗らないということなのだろうか。 そこにマンディ・ローズ&ソーニャ・デビルが登場し、アスカとシャーロットを罵倒。すると、ペイジGMは敵対しているアスカとシャーロットに「2人がタッグを組んでマンディ&ソーニャと闘うように」と強引にカードを決めてしまう。最初は困惑していた2人だが、試合が始まればプロとしての務めを果たすべく、中盤までは挑戦者タッグが優位に試合を進めていた。 それもそのはず。2人は今年4月の年間最大のPPV『レッスルマニア』でタイトルを懸けて闘っているのだ。新日本プロレスで例えるなら、棚橋弘至とオカダ・カズチカの合体に近いかもしれない。普通に試合をすれば勝てるチームはいないだろう。しかし…試合終盤、シャーロットが場外のマンディに放ったつもりのビックブーツがアスカに誤爆。これに対してアスカもスライディングキックをシャーロットに放ってしまいドリームチームは空中分解。最後はソーニャがシャーロットからフォール勝ちを奪った。 リングサイドからアスカ&シャーロットの敗戦を見守ったベッキーはベルトを掲げ、2人を見下ろした。敗れはしたもののタイトルマッチは、テーブル、ラダー、チェアーの3アイテムが使える上、3人が同時に闘うトリプルスレットルール。今回の試合で2人はイヤイヤながらタッグを結成し、最後は誤爆から空中分解してしまったが、お互いに認めているだけのことはあり、試合の中盤まではタッグチームとして成立していた。今回この2人がタッグを組んで感覚を掴むことができたことだろう。 日本人女子選手として2人目の快挙を目指すアスカとしては、王者の立場でシャーロットと再戦したい。シャーロットを利用しつつ王者のベッキーから直接勝利を収め、シャーロットの挑戦を受け、さらにはロウ女子王者のロンダ・ラウジーとのドリームマッチを行いたいところだろう。 今年最後に日本人がアメリカンドリームを掴み取る瞬間が見られることを期待したい。文 / どら増田写真 / ©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.
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