GURENTAIは開幕戦で黒星を喫し、スタートダッシュに失敗。それでも、23日の浜松大会で真田聖也&征矢学を下し、星を五分に戻した。
ケアは「今でもオレはチャンピオン。もう負けられない。この試合に負けたら、眉毛を剃る」とのハラをくくっていた。
武藤敬司&浜亮太を迎え撃った3戦目で、現王者の意地とプライドが爆発した。191キロの浜からコーナースプラッシュ、ぶちかましなど巨体を生かした攻撃を受けながらも、みのるが張り手、ひざ蹴り、ローキックなどで反撃。ケアも逆水平チョップ、串刺しラリアートなどでデビュー5戦目の浜の体力を奪うと、最後はみのるが、浜をゴッチ式パイルドライバーで脳天からマットに叩きつけ、2連勝を飾った。
勝ち点を4に伸ばし、首位タイに浮上。試合後にはケアが「一番強いのは俺達。このリーグ戦を勝つのは俺達しかいない」とあらためて優勝を宣言した。さらに「(最強タッグに)優勝したら他団体の誰でもかかってこい。ニュージャパン(新日本プロレス)だろうが、WWEだろうが、どんな奴がきてもやってやる」と国内外から挑戦者を募る防衛プランをぶち上げた。
タッグリーグ戦後の野望を明らかにしたGURENTAI。だが、その前にやっておかなければならないことがある。ヘイトの抹殺だ。
開幕戦に乱入し、みのるがヘイトに場外で捕縛された。その間にケアが3カウントを奪われ、初戦を落とした。その“借り”があるだけに「平井(=ヘイト)の野郎、絶対に許さねえぞ。捕まえてブチ殺す」と宣告した。
そろばかりか「リーグ戦なんて待ってらんねぇよ。夜道歩くときは気をつけろ。ダテにGURENTAIっておどろおどろしい名前つけてるわけじゃねぇんだ」とテロ予告までぶっ放した。
タッグ戦線完全制圧に向け、着々と計画が明らかになってきたGURENTAIに死角は見当たらない。