米TNA遠征から一時帰国した際に、同社の菅林直樹社長から王座奪回を託された。TNAから参戦オファーがあり、ちゅうちょしていたが「社長の熱意」に触れ決心。
IWGP挑戦決定で、今月末に予定していたTNA参戦をキャンセル。次期シリーズ(22日、神奈川・藤沢大会で開幕)から新日マットに戻り、12・6愛知大会でジャイアント・バーナード、7日の大阪大会では真壁刀義とシングル2連戦を行い、決戦に向け調整する。
武藤との対戦成績は1敗1分けと決して相性は良くない。同世代の中邑真輔、後藤洋央紀が立て続けに敗れているが、棚橋は「オレなら何とかなる。ハードルは高いほど力が発揮できる」と奪還に自信をみせる。
ベルト奪還後には目標であるTNA世界ヘビー級王座獲りも見据える。「ドームでベルトを取り戻して日米を股にかけたチャンピオンになる」。至宝奪還の先には日米2冠の偉業を狙う。
棚橋はドーム大会のメーンで武藤のV5を食い止められるのか。今年の1・4で王座から陥落した男が、今度はベルトを取り戻す闘いに挑む。