今年は「2004年の北海道日本ハムファイターズ誕生後、初めて2年連続のBクラスを経験した昨シーズン。悔しさを晴らすべく、1プレーに全身全霊をかけて挑む真のファイターズを再び一から作り上げる。1カラットは0.2グラムと微量だが、これから磨かれる原石も含め、きらめきを放つ一つひとつの宝石が合わさってリングを形成し、どこよりも強く光り輝くチームとなる」というコンセプトのもと、優勝に向けた強い思いを込めて付けられたという。
日本ハムでは2月1日からスタートする沖縄県名護市での一軍春季キャンプに、育成選手として球団初の一軍キャンプスタートを決めた長谷川凌汰投手が、3ケタの背番号からの一軍スタートとして注目を集めている。エースだった有原航平投手はポスティングシステムにより、メジャーに流出してしまったが、キャプテン西川遥輝外野手は残留となり、名護でのキャンプにも気持ちをリセットして参加する。
栗山英樹監督は「全員がまぶしいくらい輝いて初めて本当の勝負を挑めると思います。4年間優勝から遠ざかってしまい、一から挑戦者の気持ちでぶつかっていきます。まだまだ力を発揮しきれていない選手がいれば、監督・コーチと一緒にファンの皆様の叱咤激励で磨き上げ、輝かせてください。もう一度最高の瞬間を北海道で迎えられるよう、チャンピオンリングを取りに行くんだという覚悟のもと、新たなシーズンに臨みます」と10年目の節目を迎える今シーズンは不退転の覚悟でシーズンに臨む考えを明らかにした。
栗山監督就任時からのチームスローガンは次の通り。
2012年:「9+ NinePlus」
2013年:「純―ひたむきに―」
2014年:「前進せよ〜トゥミコロクル〜」
2015年:「EZOlution」
2016年:「爆ぜる」
2017年:「F-AMBITIOUS」
2018年:「道 -FIGHTERS XV-」
2019年:「驀進」
2020年:「羽撃く」
2021年:「01karat~イチカラ~」
2023年には北海道北広島市内で建築中の「北海道ボールパーク」を新たな本拠地にすることが決まっており、新球場に強いチームで乗り込みたい球団にとって、今年は大切な一年になる。イチカラのスタートを切ることにより、再び優勝争いが出来るチームを構築していく。
(どら増田 / 写真(C)北海道日本ハムファイターズ)